JPH04217838A - 電動機の含油軸受装置 - Google Patents

電動機の含油軸受装置

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Publication number
JPH04217838A
JPH04217838A JP2411739A JP41173990A JPH04217838A JP H04217838 A JPH04217838 A JP H04217838A JP 2411739 A JP2411739 A JP 2411739A JP 41173990 A JP41173990 A JP 41173990A JP H04217838 A JPH04217838 A JP H04217838A
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JP
Japan
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oil
bearing
impregnated bearing
oil retaining
impregnated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2411739A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Takahashi
高橋 基裕
Ryosuke Shinohara
良介 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH04217838A publication Critical patent/JPH04217838A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固定子のフレームに取
付けた軸受ホルダに嵌挿された含油軸受を用いてモータ
回転軸を支承する例えば軸流ファン用電動機の含油軸受
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は実開昭55−117160号公
報に示された従来の電動機を示す断面図であり、図にお
いて(1)は固定子(3)のフレーム、(2)はこのフ
レームに設けた軸受ホルダ、(4)は固定子鉄心、(5
)はこれに巻装された巻線、(6)は上記軸受ホルダ内
に嵌挿された含油軸受、(7)はこの含油軸受に支承さ
れたモータ回転軸、(8)はモータ回転軸の上記含油軸
受(6)からの突出端部に取付けられたその抜け止め部
材、(9)はこの抜け止め部材に重合されたすべりワッ
シャ、(10)は上記モータ回転軸の他端に固着されマ
グネット(11)を有する回転子、(12)は軸受ホル
ダ(2)の固定端側の封止板である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来の電動
機では、運転時の荷重により含油軸受(6)の内圧が上
昇し含浸されている潤滑油(以下油と称す)が表面に滲
み出す。また固定子鉄心(4)の発熱により含油軸受(
6)の温度が上昇することによっても内圧上昇を引き起
こし油の滲み出しを助長する。そして含油軸受の摺動面
から流れ出た油が、モータ回転軸(7)を伝わり軸受ホ
ルダ(2)の内側壁面を伝わって、軸受ホルダ(2)の
外表面あるいは回転子(10)まで伝わる。そして一旦
そこまで流出した油は再び含油軸受(6)に戻ることは
できない。したがって含油軸受(6)内の油が減少し回
転数の低下あるいは起動不良を起こすという問題点があ
った。
【0004】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、運転時における含油軸受の上記理由に
よる内圧の上昇による含浸油の軸受ホルダ外への逸出を
防止してその長寿命化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の含油軸受装置
では、軸受ホルダ(2)のフレーム(1)側開口を、通
気穴(16)を有するモータ回転軸(7)のスラスト封
止板(12)により、これと含油軸受(6)との間に放
圧空間(15)を形成するように封塞すると共に、反対
側開口を上記モータ回転軸(7)を気密に貫通させた蓋
(14)で気密に封塞しており、そして軸受ホルダ(2
)と含油軸受(6)との嵌合面またはそのいずれか一方
には、上記含油軸受の全長の少なくとも半分以上にわた
り、かつスラスト封止板(12)と含油軸受(6)との
間に形成された上記の放圧空間(15)に連通する内部
圧力開放溝Sを形成させている。
【0006】
【作用】この発明のものでは含油軸受の一方の端面に密
着させた気密蓋により、含油軸受内の油が滲み出すのを
直接的に防止する。また含油軸受とスラスト封止板との
間に形成させた放圧空間に対しては、軸受ホルダと含油
軸受との嵌合面に形成させた内部圧力開放溝を連通させ
ることにより、含油軸受とモータ回転軸との摺動面にあ
る油を外部に押し出そうとする力が弱められ、軸受ホル
ダ外への油の逸出が防止される。
【0007】
【実施例】図1(A)はこの発明に成る軸受装置の全体
を示す図であり、軸受ホルダ(2)の内周面には円筒形
の含油軸受(6)が圧入されている。そして軸受ホルダ
(2)の回転子側の開口には含油軸受(6)の端面に密
着するように蓋(14)が気密に嵌着され、その中央部
にはモータ回転軸(7)を気密に貫通させるための穴が
設けられている。そして軸受ホルダ(2)が含油軸受(
6)を保持する部分は、蓋(14)に密着した面からほ
ぼ3mmまでの範囲では含油軸受(6)の外周を全周に
わたって圧入寸法で保持し、残る部分は含油軸受(6)
の全長の半分以上を越える長であるが、ここには複数の
内部圧力開放溝Sが設けられ、これが含油軸受(6)の
反対側の端面に隣接された後記スラスト封止板(12)
による放圧空間(15)に連通している。軸受ホルダ(
2)のフレーム(1)に取付けられている開口部は、モ
ータ回転軸(7)に対するスラスト封止板(12)で封
塞されており、その中央部にはモータ回転軸(7)の端
面に当接されるスラスト受板(13)が取付けられてお
り、そしてこのスラスト封止板には上記放圧空間(15
)を外気に連通させる通気穴(16)が設けられている
【0008】図1(B)は軸受ホルダ(2)に形成した
上記内部圧力開放溝Sの断面を示し、図中の(イ)及び
(ロ)はその溝巾及び深さを示し、いずれもほぼ0.6
mm以上の寸法となっている。
【0009】図2は上記蓋(14)の代案であり、この
場合は軸受ホルダ(2)に蓋部(2c)を一体に形成さ
せている。
【0010】図3は上記スラスト封止板(12)の他の
実施例で、この場合は通気穴(16)の長さを一体成形
の筒状突起部(12a)により長くして、その開口をス
ラスト封止板(12)の内面から離反させている。
【0011】図4は図3の他の実施例であり、この場合
は通気穴(16)の上部に筒状突堤(12b)を付設す
ることにより、穴の長さを長くしてその開口をスラスト
封止板(12)の内面から離反させている。
【0012】図5のものでは含油軸受(6)の外周には
、複数の内部圧力開放溝Sを含油軸受の全長の少なくと
も半分以上にわたって凹設させており、図中の溝巾(イ
)及び深さ(ロ)はともにほぼ0.6mm以上の寸法に
設定している。
【0013】図6のものでは軸受ホルダ(2)の内周面
には含油軸受(6)の全長にわたる内部圧力開放溝Sを
設けており、その溝巾及び深さは図5のものと同一に設
定している。
【0014】図7のものでは含油軸受(6)の全長にわ
たって内部圧力開放溝Sを設けており、その溝巾及び深
さは図中の(イ)及び(ロ)で示すように図6のものと
同一に設定している。
【0015】上記構成においてモータの回転が開始され
るとともに含油軸受(6)の内圧が上昇する。この内圧
は含油軸受(6)の開放面の方向に内部の油を押し出す
。すなわち油はすべりワッシャ(9)の当接する端面、
外周の内部圧力開放溝Sに面した部分及び摺動面等に向
かって流れる。この場合この発明による蓋(14)で封
止された面は油が遮断されるのでここからの流出はない
。なお蓋(14)と軸受ホルダ(2)の嵌合部分は油が
滲み出ないようにシールする必要があり、この要求に対
しては図2の構成が有効である。また油の滲み出し防止
には含油軸受の内圧を低下させることも有効であり、上
記各図に示したそれぞれの内部圧力開放溝Sとこれに連
通させた放圧空間(15)の存在はこの意味において有
効である。すなわち含油軸受(6)の内圧は上記の内部
圧力開放溝Sの中へ含油軸受内の油を空気の混じった泡
状の状態で流入させる。 この泡は内部圧力開放溝Sの中を通って放圧空間(15
)に流入し、ここで油と空気に分離する。このようにし
て含油軸受(6)の内圧は上記放圧空間(15)の中に
分散され低下する。
【0016】なお図5ないし図7のものはそれぞれ内部
圧力開放溝Sを設ける場所及び形状は異なるが同一作用
をする。また内部圧力開放溝Sの長手方向の寸法は含油
軸受(6)の内圧を低下させるために所定長さに設定さ
れるものであり、理想的には含油軸受の全長にわたって
設けた方が良いが、少なくとも含油軸受(6)の全長の
半分以上にわたって設けるのが望ましい。
【0017】さらに含油軸受(6)から滲み出た油が通
気穴(16)まで達することが有り得るので、この通気
穴からの流出を防止する必要があり、図3の筒状突起部
(12a)及び図4の筒状突堤(12b)の付設はこの
意味において有効である。
【0018】その他上記突起部(12a)及び突堤(1
2b)の代りに図8で示すようにスラスト封止板(12
)にチューブ(17)を、その先端が放圧空間(15)
内に突出するように挿入してもよい。また含油軸受(6
)と軸受ホルダ(2)との嵌合面に設けた内部圧力開放
溝Sは、そのいずれか一方の例えば含油軸受(6)の肉
厚部に図9で示すように設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明の電動機の含油軸受装置は以上
のように構成しているので、運転時における含油軸受の
内部応力の上昇及び温度上昇による含浸油の軸受ホルダ
外への逸出が一方の気密蓋及び軸受ホルダと含油軸受と
の嵌合面あるいはそのいずれか一方に設けた内部圧力開
放溝に連通された反対側の放圧空間によって防止され、
長期にわたって潤滑油の不足による事故を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電動機の含油軸受装置の一実施例を
示すもので、(A)はその垂直断面図、(B)は(A)
のB−B断面図。
【図2】図1における軸受ホルダの他の実施例を示す部
分拡大垂直断面図。
【図3】図1におけるスラスト封止板の他の実施例を示
す部分拡大垂直断面図。
【図4】図3の他の実施例を示す同様の断面図。
【図5】図1における軸受ホルダと含油軸受の他の実施
例を示すもので(A)はその拡大垂直断面図、(B)は
(A)のB−B断面図。
【図6】図5の他の実施例を示す同様の図。
【図7】図5のさらに他の実施例を示す同様の図。
【図8】図3のさらに他の実施例を示す同様の図。
【図9】図5のさらに他の実施例を示す同様の図。
【図10】従来の電動機の軸受装置を示す垂直断面図。
【符号の説明】
1      フレーム 2      軸受ホルダ 3      固定子 6      含油軸受 7      モータ回転軸 12    スラスト封止板 12a   筒状突起部 12b   筒状突堤 14    蓋 15    放圧空間 16    通気穴 17    パイプ S      内部圧力開放溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定子のフレームに一端が固定された
    筒状の軸受ホルダ内に嵌挿された含油軸受にモータ回転
    軸を支承させた電動機の軸受装置において、上記軸受ホ
    ルダのフレーム側開口を、通気穴を有する上記モータ回
    転軸のスラスト封止板で上記含油軸受との間に放圧空間
    を形成するように封塞すると共に、反対側開口を上記モ
    ータ回転軸を気密に貫通させた蓋で気密に封塞したこと
    を特徴とする電動機の含油軸受装置。
  2. 【請求項2】  軸受ホルダと含油軸受との嵌合面また
    はこれらのいずれか一方に、上記含油軸受の全長の少な
    くとも半分以上にわたり、かつこの含油軸受とスラスト
    封止板との間に形成させた放圧空間に連通する内部圧力
    開放溝を形成させた請求項1記載の電動機の含油軸受装
    置。
  3. 【請求項3】  スラスト封止板に設けた通気穴の内側
    端開口を、該部に付設した筒状突起部あるいは筒状突堤
    または挿入パイプによって、上記スラスト封止板の内面
    から離反させた請求項1および請求項2のいずれかに記
    載された電動機の含油軸受装置。
JP2411739A 1990-12-19 1990-12-19 電動機の含油軸受装置 Pending JPH04217838A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0880006A (ja) * 1993-03-12 1996-03-22 Sanyo Denki Co Ltd ブラシレス直流モータ並びに軸受ホルダ及びその製造方法
CN110352546A (zh) * 2017-03-09 2019-10-18 罗伯特·博世有限公司 尤其用于机动车中的舒适驱动器的电动马达以及传动机构驱动装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0880006A (ja) * 1993-03-12 1996-03-22 Sanyo Denki Co Ltd ブラシレス直流モータ並びに軸受ホルダ及びその製造方法
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