JPH04214411A - ポリオレフィン系親水性不織布 - Google Patents

ポリオレフィン系親水性不織布

Info

Publication number
JPH04214411A
JPH04214411A JP3013740A JP1374091A JPH04214411A JP H04214411 A JPH04214411 A JP H04214411A JP 3013740 A JP3013740 A JP 3013740A JP 1374091 A JP1374091 A JP 1374091A JP H04214411 A JPH04214411 A JP H04214411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
fibers
melting point
nonwoven fabric
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3013740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2662466B2 (ja
Inventor
Yosuke Takai
庸輔 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwabo Create Co Ltd
Original Assignee
Daiwabo Create Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwabo Create Co Ltd filed Critical Daiwabo Create Co Ltd
Priority to JP3013740A priority Critical patent/JP2662466B2/ja
Publication of JPH04214411A publication Critical patent/JPH04214411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2662466B2 publication Critical patent/JP2662466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のエチレン共重合
体を複合繊維の表層に用い、芯成分としてポリプロピレ
ンを用いた熱接着性複合繊維、及びこれを少なくとも一
部用いた不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン繊維は化学的に安定な繊
維であり、その用途も不織布などとして広く一般的に用
いられているものである。また不織布に形成する際に、
繊維の一体性を向上するために熱接着性に優れた低融点
成分を用いることも一般的である。すなわち、芯成分に
ポリプロピレンを用い、鞘成分にポリエチレンなどの低
融点成分を用いた芯鞘複合繊維(コンジュゲート繊維)
として用いるのである。しかしながら、このような複合
繊維は一般的に親水性に乏しいという欠点があった。す
なわち、親水性を有する不織布は紙オムツ、除湿、消臭
用のエアフィルタ等に用いることができるが、現行のポ
リオレフィン繊維は官能基が無く、親水性を付与するこ
とは困難である。
【0003】また親水性が要求される電池セパレータ用
不織布を代表例として挙げると、特開昭63−3484
9号公報に記されたエチレン−ビニルアルコール共重合
体繊維を用いたものや特開昭58−175256号、特
開昭64−57568号、特開平1−132043号及
び特開平1−132044号公報、EPC公開第031
6916A2号(1989年5月24日)などにみられ
るポリエチレン繊維或いはポリプロピレン繊維をスルホ
ン化処理したもの等を使用する例がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
知例は熱接着性が好ましいものではなく、また親水性付
与という面においても好ましいものではなかったという
課題があった。
【0005】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、熱接着性に優れ、また必要により効率よく所望の
スルホン基を導入でき親水性化できる特定構造のエチレ
ン共重合体を複合繊維(コンジュゲート繊維)の表層に
用い、芯成分としてポリオレフィンを用いた熱接着性複
合繊維及び不織布を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明の熱接着性複合繊維は、表層に位置しかつ相対
的に低融点である第1成分と、芯部に位置しかつ相対的
に高融点である第2成分とから少なくとも構成される熱
接着性複合繊維であって、前記第1成分は少なくとも−
[CH2 −CH(COOR)]−(ただしCOORは
カルボキシル基またはエステルを示す。)で示されるユ
ニットを含むエチレン共重合体で形成され、第2成分は
融点が250℃未満のポリオレフィンで形成されてなる
ことを特徴とする。
【0007】前記構成においては、第1成分の融点(T
m1 、単位:℃)が、70<Tm1 <130のアク
リル酸及び/又はマレイン酸のエチレンカルボン酸0.
5〜25重量%、アクリル酸エステル0〜24.5重量
%で、これらの合計が0.5〜25重量%であるエチレ
ンカルボン酸系モノマーと、エチレン99.5〜75重
量%とからなるエチレン共重合体であり、第2成分の融
点(Tm2 、単位:℃)が、Tm1 +20<Tm2
 <250のポリオレフィンであり、かつ第1成分が繊
維表面の30%以上を占めてなることが好ましい。
【0008】また本発明の不織布は、前記した複合繊維
、または前記複合繊維を30重量%以上とその他の繊維
が混合されてなり、前記複合繊維の第1成分が熱接着成
分であることを特徴とする。
【0009】
【作用】前記本発明の複合繊維の構成によれば、表層に
位置しかつ相対的に低融点である第1成分と、芯部に位
置しかつ相対的に高融点である第2成分とから少なくと
も構成される熱接着性複合繊維であって、前記第1成分
は少なくとも−[CH2 −CH(COOR)]−(た
だしCOORはカルボキシル基またはエステルを示す。 )で示されるユニットを含むエチレン共重合体で形成さ
れ、第2成分は融点が250℃未満のポリオレフィンで
形成されてなるので、熱接着性に優れる。また必要な場
合は、スルホン基を導入し繊維表面に親水性を付与でき
る。
【0010】次に、第1成分の融点(Tm1 、単位:
℃)が、70<Tm1 <130のアクリル酸及び/又
はマレイン酸のエチレンカルボン酸0.5〜25重量%
、アクリル酸エステル0〜24.5重量%で、これらの
合計が0.5〜25重量%であるエチレンカルボン酸系
モノマーと、エチレン99.5〜75重量%とからなる
エチレン共重合体であり、第2成分の融点(Tm2 、
単位:℃)が、Tm1 +20<Tm2 <250のポ
リオレフィンであり、かつ第1成分が繊維表面の30%
以上を占めてなるという本発明の好ましい構成によれば
、接着性とスルホン基を導入し繊維表面の親水性付与に
とって好ましい。
【0011】次に、前記した複合繊維、または前記複合
繊維を30重量%以上とその他の繊維が混合されてなり
、前記複合繊維の第1成分が熱接着成分であるという本
発明の不織布の構成によれば、熱接着性に優れかつ必要
な場合スルホン基を導入して親水性を付与し得る不織布
とすることができる。
【0012】
【実施例】本発明は、−[CH2 −CH(COOR)
]−(ただしRはH,アルキル基、シクロアルキル基、
アリル基、などの有機基を示す)で示されるユニットを
エチレンと共重合すると、熱接着性に優れること、及び
カルボン酸と結合している第3級炭素がスルホン化する
のに容易なことを見いだしたものである。そしてスルホ
ン化されたポリエチレン共重合体繊維は耐酸性、耐アル
カリ性と親水性を合わせ持っていることを見い出した。
【0013】本発明の複合繊維の第1成分の一例である
ビニル或いはビニレンのカルボン酸及びカルボン酸エス
テルからなるエチレンカルボン酸モノマーとエチレンと
の共重合体は融点が130℃未満と低く、自己接着性が
強い。この第1成分を表面に30%以上持つ本発明の複
合繊維は不織布用の熱接着性繊維として有利である。エ
チレンカルボン酸モノマーの含有量が第1成分中に25
重量%以上添加されるとポリマーのペレットの圧着と繊
維間の融着が著しく紡糸工程でトラブルの原因になる。 また、1重量%未満の場合は後に目的とする不織布の接
着性が不充分になる。エチレンカルボン酸モノマーがこ
の範囲内にある第1成分は融点(Tm1 ℃)が70<
Tm1 <130の範囲内にあって、260℃以上の温
度下では分解反応を生じやすい。従って、複合繊維の支
持体成分である第2成分は260℃以下好ましくは25
0℃未満で紡糸可能でなければならない。
【0014】また、第1成分を溶融させて熱接着成分と
するとき、第2成分は熱的に安定でなければならないが
、そのため第2成分の融点(Tm2 ℃)は第1成分の
融点(Tm1 ℃)より20℃以上高いことを要する。
【0015】第2成分のポリオレフィンとしてはポリプ
ロピレンのホモポリマー、コポリマー、ポリメチルペン
テン−1のコポリマーが好ましい。また、第1成分の融
点より20℃以上高い融点を示す高密度ポリエチレンや
ポリブテン−1のコポリマーも用いることができる。
【0016】複合繊維は熱接着性繊維として用いるため
、第1成分が繊維表面の30%以上を占めている必要が
あり、好ましくは70%以上を占める並列型か、第1成
分が全繊維表面を占める鞘芯型が良い。
【0017】このような本発明の複合繊維は単独で、あ
るいは他の繊維(パルプ、レーヨンなどのセルロース系
繊維、ポリエステル繊維など)と混綿して熱処理をする
ことにより熱接着不織布にすることができる。そしてこ
の不織布は、必要な場合、複合繊維の第1成分によって
容易にスルホン化でき、これによって親水性化できる。
【0018】即ち、第1成分に含まれているカルボキシ
ル基を側鎖にもつエチレン共重合体は、カルボキシル基
が結合している主鎖の第3級炭素の部分にスルホン基が
導入できる。スルホン化反応は不織布を発煙硫酸、濃硫
酸、硫酸、三酸化硫黄ガスまたはクロルスルホン酸等で
処理する。
【0019】このようにして得られる本発明の不織布の
発明は、前記の複合繊維を30重量%以上含むポリオレ
フィン系繊維で構成され、前記複合繊維の第1成分を熱
接着成分とする不織布である。
【0020】複合繊維は少なくとも30重量%あれば不
織布の形状を保つだけの接着強力が得られる。他の混綿
するポリオレフィン系繊維は、複合繊維の第2成分の融
点と同等以上の融点を持っているもので、例えばポリプ
ロピレン、ポリメチルペンテン−1、高密度ポリエチレ
ンのホモポリマー或いはコポリマーである。不織布形成
は、これらのステープルファイバーを常法によりカード
やランダムウェバーでウェブとし、これを押圧しつつロ
ール加熱する方法や、短カット繊維を抄造法により抄紙
して熱処理する。熱接着加工温度は複合繊維の第1成分
の軟化点より高くかつ第2成分及び混綿する他のポリオ
レフィン系繊維の融点より低い温度である。
【0021】本発明の不織布はこのような方法で作られ
る不織布、紙、フェルトなどであって、更にこれらをス
ルホン化処理して親水性を付与することも可能である。 これにより、優れた吸水性、吸湿性、保水能力、耐久性
を有している。
【0022】不織布中の複合繊維の鞘成分中に含まれる
カルボキシル基が付加したエチレンカルボン酸は、0.
4〜20モル%の範囲が好ましい。また上記不織布のス
ルホン化処理は複合繊維の第1成分に於けるカルボキシ
ル基が結合する主鎖の第3級炭素原子(不斉炭素)が電
子吸引性を有するカルボキシル基の感応効果(I効果)
により電子密度は減少状態にあり、スルホン基の置換反
応性は単なるポリエチレンやポリプロピレンに比較して
増大するものと推測される。
【0023】また低温度域での反応が可能であるため、
作業性もよく、加工装置の損傷及び繊維強度の劣化等を
きたすことなく、効率よく極めて再現性に優れた処理方
法を見出したものである。スルホン化処理後の水洗液は
アルカリ金属等の陽イオンを含まないもので行う。特に
スルホン化度の高いものの水洗は注意を要する。
【0024】以下具体的実施例を用いて説明する。なお
本発明は下記の実施例に限定して解釈されるものではな
い。
【0025】実施例1〜5 鞘成分として表1に示すエチレン共重合体を、芯成分と
してMFR(メルトフロー値)が30g/10分(温度
230℃)のポリプロピレンを用いて、鞘成分と芯成分
の複合比を40:60とした複合繊維を、紡糸温度26
0℃で溶融紡糸した。紡糸後、60℃の温水中で2.3
倍に延伸した。これらの繊維に機械捲縮を付与し51m
m長に切断した。また機械捲縮を付与せず5mm長に切
断し、抄紙用短カット繊維とした。鞘成分の組成と得ら
れた繊維の強伸度を表1に示す。
【0026】比較例1〜3 比較例1において鞘成分にエチレン比の少ないエチレン
共重合体、ポリエチレン及びポリプロピレンを各々用い
たほかは実施例1と同様にして複合繊維を紡糸した。鞘
成分の組成と得られた繊維の強伸度を表1に示す。
【0027】                          
         表1              
                実      施 
     例          比較実施例    
                      1  
  2    3    4    5    1  
  2    3鞘成分     共重合成分濃度(重量%)     アクリル酸            4   
 4    7  22    5  30    −
  (*1)    メチルアクリレート    − 
   −    −    −  15    −  
  −    エチレン            96
  96  93  78  80  70   10
0  Vicat 軟化点(℃)     85  8
5  84  50  56  45   120  
  −  融点(℃)             99
  99  97  85  86  75   13
0   163  Ml(190℃2169g          加重)g/10 分    14  
14  14   300  10   300  1
5    −繊維特性   繊  度  (D)         2.0  
 3.0   3.1   3.2   3.2  (
*2)   2.0   2.0  破断強度(g/D
)          3.1   3.2   2.
8   2.5   3.0         2.5
   6.5  破断伸度(%)        40
  45  50  60  50        7
0  40(備考)表1中  *1:ポリプロピレンを
使用。*2:融着して繊維化できず。
【0028】表1から明らかな通り、本発明の実施例の
ものは紡糸性がよくまた低融点で、熱接着性に優れてい
ることがわかる。
【0029】実施例6〜11 実施例1、4で得られた繊維をローラーカードでウェブ
として120℃の熱風貫通型加工機で鞘成分を溶融し、
繊維間を熱接着させて目付40g/m2 の不織布を得
た。また短カット繊維を抄紙し、温度110℃で乾燥し
て、坪量20g/m2 の紙を得た。不織布、紙の混綿
の割合及び強度を表2に示す。
【0030】比較例4、5繊維製造例4の繊維を20%
、比較例3の繊維を80%からなる不織布を実施例1と
同様にして製造した。また、比較例2の繊維100%の
不織布と紙を各々製造した。得られた不織布、紙の強度
を表2に示す。
【0031】                          
         表2              
                  実      
施      例            比  較 
 例                       
   6    7    8    9    10
    11    4    5混綿混抄率(重量%
)       実施例1の繊維     100    
50      実施例4の繊維          
       100    50    50   
 30    20      比較例2の繊維   
                         
  50               100   
   比較例3の繊維            50 
         50          70  
  80熱接着加工温度(℃)     120   
120   120   120   120   1
20   120   120不織布性能       裂断長(縦)Km     2.1   
1.5   2.6   1.8   1.9   1
.3   1.2  接着             
                         
                         
   せず      裂断長(横)Km     0
.8   0.6   1.1   0.7   0.
7   0.5   0.3  同上紙性能       裂断長(縦)Km     1.9   
 −   2.1    −    −    −  
  −  同上      裂断長(横)Km    
 1.2    −   1.5    −    −
    −    −  同上なお、上記実施例6〜1
1、比較例4〜5の不織布の強力は次のようにして測定
した。巾50mm、つかみ長100mm試料を引っ張り
、速度300mm/分で破断強力(g)を測定し、下記
の式より算出される裂断長で表す。裂断長(Km)=引
っ張り破断強力(g)/{50×目付(g/m2)}以
上、表2から明らかな通り、本発明の実施例のものは熱
接着性に優れ、不織布性能(裂断長)に優れていること
が確認できた。
【0032】以上説明した通り本発明の実施例によれば
、−[CH2 −CH(COOR)]−で示されるユニ
ットを含むエチレン共重合体を複合繊維の表層に用い、
芯成分としてポリプロピレンなどのポリオレフィン繊維
を芯成分に用いることにより、熱接着性に優れた複合繊
維及び不織布とすることができる。更に、必要により、
発煙硫酸や濃硫酸などで処理すれば容易にスルホン基を
導入でき、−[CH2 −C(SO3 H)(COOH
)]−で示されるユニットを含むコポリマーとすること
ができ、これにより優れた親水性を付与できる。たとえ
ば、実施例6の不織布を温度25℃の発煙硫酸に10分
間浸潰した後水洗し、60℃の乾燥機中で1時間乾燥し
、スルホン化処理した。この不織布を水面に落としたと
ころ全く撥水性を示さず、たちまち全体が浸潤した。な
お、同時にスルホン化処理前の不織布を水面に落とした
が、こちらは全面に著しい撥水性を示し、10分後も不
織布表面は湿らなかった。また、前記実施例1〜11の
複合繊維及び不織布を用いて、実施例12と同様のスル
ホン化処理したところ、鞘成分に容易にスルホン基を導
入することができた。また濃硫酸によってもスルホン基
を導入できた。
【0033】なお本発明の複合繊維は前記した不織布以
外に、織物、編み物、フィラメント繊維、紡績糸、メル
トブロー不織布等にも広く応用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の複合繊維は不織布用の熱接着繊
維として使用すれば、ポリオレフィン系繊維のみでなく
他の繊維に対しても充分な強力を発揮することができる
。特に、パルプやレーヨンの様なセルロース系繊維及び
ポリエステル繊維などにもよく接着する。
【0035】さらに金属(鉄、クロム、アルミ等)とも
接着するので金属と繊維の接着に利用できる。また比較
的低融点でポリエチレンの融点より低い温度で熱接着で
きるので不織布製造上の熱処理が容易であるという特徴
がある。更にこの複合繊維はスルホン基を導入できるの
で、親水性やアンモニア及びアミン等アルカリ性ガス化
学的に除去する機能を持たせることができる。その不織
布は紙オムツ、除湿、消臭用のエアフィルタ等に用いる
ことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表層に位置しかつ相対的に低融点であ
    る第1成分と、芯部に位置しかつ相対的に高融点である
    第2成分とから少なくとも構成される熱接着性複合繊維
    であって、前記第1成分は少なくとも−[CH2 −C
    H(COOR)]−(ただしCOORはカルボキシル基
    またはエステルを示す。)で示されるユニットを含むエ
    チレン共重合体で形成され、第2成分は融点が250℃
    未満のポリオレフィンで形成されてなることを特徴とす
    る熱接着性複合繊維。
  2. 【請求項2】  第1成分の融点(Tm1 、単位:℃
    )が、70<Tm1 <130のアクリル酸及び/又は
    マレイン酸のエチレンカルボン酸0.5〜25重量%、
    アクリル酸エステル0〜24.5重量%で、これらの合
    計が0.5〜25重量%であるエチレンカルボン酸系モ
    ノマーと、エチレン99.5〜75重量%とからなるエ
    チレン共重合体であり、第2成分の融点(Tm2 、単
    位:℃)が、Tm1 +20<Tm2 <250のポリ
    オレフィンであり、かつ第1成分が繊維表面の30%以
    上を占めてなる請求項1記載の熱接着性複合繊維。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の複合繊維、ま
    たは前記複合繊維を30重量%以上とその他の繊維が混
    合されてなり、前記複合繊維の第1成分が熱接着成分で
    ある不織布。
JP3013740A 1990-03-26 1991-01-12 ポリオレフィン系親水性不織布 Expired - Fee Related JP2662466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3013740A JP2662466B2 (ja) 1990-03-26 1991-01-12 ポリオレフィン系親水性不織布

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7827490 1990-03-26
JP2-78274 1990-03-26
JP3013740A JP2662466B2 (ja) 1990-03-26 1991-01-12 ポリオレフィン系親水性不織布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04214411A true JPH04214411A (ja) 1992-08-05
JP2662466B2 JP2662466B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=26349571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3013740A Expired - Fee Related JP2662466B2 (ja) 1990-03-26 1991-01-12 ポリオレフィン系親水性不織布

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2662466B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04241159A (ja) * 1990-12-27 1992-08-28 Daiwabo Create Kk 熱接着不織布
JP2014009421A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Daiwabo Holdings Co Ltd 酸変性ポリオレフィン繊維、それを用いた繊維構造物及び繊維強化複合材
JP2016065357A (ja) * 2015-12-25 2016-04-28 ダイワボウホールディングス株式会社 酸変性ポリオレフィン繊維、それを用いた繊維構造物及び繊維強化複合材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0192415A (ja) * 1987-10-02 1989-04-11 Unitika Ltd 熱接着繊維及びその不織布

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0192415A (ja) * 1987-10-02 1989-04-11 Unitika Ltd 熱接着繊維及びその不織布

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04241159A (ja) * 1990-12-27 1992-08-28 Daiwabo Create Kk 熱接着不織布
JP2014009421A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Daiwabo Holdings Co Ltd 酸変性ポリオレフィン繊維、それを用いた繊維構造物及び繊維強化複合材
JP2016065357A (ja) * 2015-12-25 2016-04-28 ダイワボウホールディングス株式会社 酸変性ポリオレフィン繊維、それを用いた繊維構造物及び繊維強化複合材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2662466B2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0117937B1 (en) Polyester binder fibers
JPS58191215A (ja) ポリエチレン系熱接着性繊維
JPH07122164B2 (ja) 電池セパレータ及びその製造方法
JP6548634B2 (ja) ポリエステルバインダー繊維
EP0311860B1 (en) Nonwoven fabric made of heat bondable fibers
JPH05307947A (ja) 電池用不織布セパレータ及びその製造方法
JPH04214411A (ja) ポリオレフィン系親水性不織布
JP2001329432A (ja) 熱接着性複合繊維、繊維集合体およびそれを用いた不織布
JPS63243324A (ja) 熱接着繊維及びその不織布
JP2001064867A (ja) 親水性ポリオレフィン系繊維、その製造方法およびこれを用いた不織布
JPS6392723A (ja) 湿潤性複合繊維およびその不織布
JP2003138424A (ja) ポリエステル系バインダー繊維
JPS6139409B2 (ja)
JP2003049360A (ja) 熱接着性複合繊維及びそれを用いた繊維製品
JP2835457B2 (ja) 熱接着性複合繊維
JP3790459B2 (ja) 熱接着性複合繊維とその製造方法、及びこれを用いた不織布および合繊紙
JP2805972B2 (ja) 親水性ポリオレフィン系不織布
JPH059809A (ja) 熱接着性複合繊維およびその繊維集合体
JP2003342831A (ja) 吸水性アクリル繊維及びその製造方法並びに該繊維を含有する繊維構造物
JPH0418121A (ja) 熱融着性繊維
JP2577153B2 (ja) スルホン化ポリオレフィン繊維及びその繊維集合体
JP2587706B2 (ja) 複合繊維及びその不織布
JP4366555B2 (ja) 熱接着性バインダー繊維
JP3161018B2 (ja) 熱接着性繊維シート及びその製造方法
JP2852551B2 (ja) 熱融着性複合繊維

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees