JPH04213449A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04213449A
JPH04213449A JP40622190A JP40622190A JPH04213449A JP H04213449 A JPH04213449 A JP H04213449A JP 40622190 A JP40622190 A JP 40622190A JP 40622190 A JP40622190 A JP 40622190A JP H04213449 A JPH04213449 A JP H04213449A
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JP
Japan
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silver halide
silver
sensitive material
present
acid
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JP40622190A
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English (en)
Inventor
Takahiro Goto
孝浩 後藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関するものであり、さらに詳しくは実質的に明室と
呼び得る環境下で取扱うことが可能なハロゲン化銀写真
感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷複製の分野においては、印刷物の多
様性、複雑性に対処するために、写真製版工程の作業能
率の向上が要望されている。特に集版、かえし工程の作
業においては、より明るい環境下で作業を行なうことで
作業能率の向上がはかられてきており、このために実質
的に明室と呼びうる環境下で取り扱うことのできる製版
用ハロゲン化銀写真感光材料の開発および露光プリンタ
ーの開発がすすめられてきた。本特許で述べる明室用ハ
ロゲン化銀写真感光材料とは、紫外光成分を含まない4
00nm以上の波長の光をセーフライト光として用いる
ことのできる写真感光材料のことである。集版、かえし
工程に用いられる明室用ハロゲン化銀写真感光材料は、
文字あるいは網点画像の形成された現像処理ずみフィル
ムを原稿としてこれらの原稿と、かえし用ハロゲン化銀
写真感光材料とを密着露光して、ネガ像/ポジ像変換あ
るいは、ポジ像/ネガ像変換を行なうのに利用される感
光材料であるが、■網点画像および線画、文字画像がお
のおのその網点面積および線巾、文字画像巾に従ってネ
ガ像/ポジ像変換される性能を有すること■網点画像の
トーン調節、文字、線画像の線巾調節が可能である性能
を有することが要望され、それに応える明室かえし用ハ
ロゲン化銀写真感光材料が提供されてきた。しかるに明
室用ハロゲン化銀写真感光材料を用いた明室かえし工程
での網点画像のトーン調節において、アンダー露光にな
った場合本来全面に現像され、黒化すべき部分の濃度が
著しく低下し易いという欠点を持っていた。
【0003】硬調化、Dm 上昇を得ている方法として
は現像主薬をハロゲン化銀写真感光材料中に含有せしめ
るものが、米国特許第4617258号、特開昭59−
171947号、同59−206828号、特開平1−
262533号等に開示されているが、セーフライト、
経時保存性、Dm の性能をすべて満足するものではな
い。 又、ハロゲン化銀結晶内部に不純物(重金属)を含有せ
しめるものが、ヨーロッパ特許第336427号、同3
36689号に開示されているが、不純物の添加位置に
ついてはふれておらず、我々は添加位置で硬調化Dm 
上昇の特異性を見い出した。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】したがって本発明の
目的は明室環境下で取り扱うことが可能な明室用ハロゲ
ン化銀写真感光材料を用いて、アンダー露光時に安定し
て濃度低下の小さい優れたかえし性能を与えるハロゲン
化銀写真感光材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、支
持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有する
ハロゲン化銀写真感光材料において、各乳剤層が、銀1
モルあたり少なくとも1×10−6モルのニトロシル又
はチオニトロシル配位子及び周期律表の第5〜10族の
元素から選択される遷移金属を含有する化合物を含有す
るハロゲン化銀乳剤からなり、各ハロゲン化銀乳剤のハ
ロゲン化銀粒子の外殻部の金属含有率が内芯部のそれよ
り大であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
によって達成された。
【0006】本発明の目的を達成する遷移金属配位錯体
の好ましいものとしては、下の一般式で表される六配位
錯体である。 〔M(NY)L5 〕m  (式中、M1は元素の周期律表の第5〜10族の元素か
ら選ばれる遷移金属であり、Lは架橋配位子であり1つ
(NY)で置換していても良い。Yは酸素又は硫黄であ
る。m=0、−1、−2、−3である。)ニトロシル及
びチオニトロシル架橋配位子以外のLの好ましい具体例
としては、ハロゲン化物配位子(フッ化物、塩化物、臭
化物及びヨウ化物)、シアン化物配位子、シアネート配
位子、チオシアネート配位子、セレノシアネート配位子
、テルロシアネート配位子、アジド配位子及びアコ配位
子が挙げられる。コア配位子が存在する場合には、配位
子の1つ又は2つを占めることが好ましい。Mの特に好
ましい具体例は、ロジウム、ルテニウム、レニウム、オ
スミウムイリジウムである。
【0007】以下に遷移金属配位錯体の具体例を示す。 1  〔Ru(NO)Cl5 〕−2 2  〔Ru(NO)2 Cl4 〕−13  〔Ru
(NO)(H2 O)Cl4 〕−14  〔Rh(N
O)Cl5 〕−2 5  〔Re(NO)Cl5 〕−2 6  〔Re(NO)CN5 〕−2 7  〔Re(NO)ClCN4 〕−28  〔Rh
(NO)2 Cl4 〕−19  〔Rh(NO)(H
2 O)Cl4 〕−110  〔Ru(NO)CN5
 〕−211  〔Ru(NO)Br5 〕−212 
 〔Rh(NS)Cl5 〕−213  〔OS(NO
)Cl5 〕−214  〔Cr(NO)Cl5 〕−
315  〔Re(NO)Cl5 〕−116  〔O
s(NS)Cl4 (TeCN)〕−217  〔Ru
(NS)I5 〕−2 18  〔Re(NS)Cl4 (SeCN)〕−21
9  〔Os(NS)Cl(SCN)4 〕−220 
 〔Ir(NO)Cl5 〕−2
【0008】添加量は
、5×10−6〜1×10−4モル/銀モルが好ましい
。上記金属錯体をハロゲン化銀に含有せしめるには、粒
子調製時に添加することができる。本発明のハロゲン化
銀粒子中の遷移金属の分布は、内芯部の遷移金属含有率
が、外殻部のそれに対して少ない。内芯部の遷移金属含
有率としては1.0×10−6〜5×10−5モル/モ
ル銀、外殻部の遷移金属含有率は1.0×10−5〜5
×10−4モル/モル銀であることが好ましい。遷移金
属含有率の少い芯部と多い殻部の構成は容積比で1:1
00〜100:1の間で任意に選択できるが1:10〜
10:1の範囲であることが好ましい。ハロゲン化銀内
の遷移金属分布は、適当な濃度、量の(NH4 )2 
S2 O3 溶液を数回に分けて逐次エツチングを行な
い各液中の銀量、遷移金属量の定量を行ない粒子体積に
換算することによって求めることができる。定量は原子
吸光法等によって行なうことができる。
【0009】本発明に用いられるハロゲン化銀写真感光
材料のハロゲン化銀乳剤は90モル%以上が塩化銀から
なるハロゲン化銀が好ましく、臭化銀を0〜5モル%含
む塩臭化銀もしくは塩沃臭化銀である。臭化銀あるいは
沃化銀の比率が増加すると明室下でのセーフライト安全
性の悪化、あるいはγが低下して好ましくない。上記水
溶性金属錯塩を用いてハロゲン化銀粒子中に存在させる
には水溶性銀塩と水溶性ハライド溶液を同時混合すると
き、水溶性銀塩中にまたはハライド溶液中に添加してお
く方法が好ましい。あるいは銀塩とハライド溶液が同時
に混合されるとき第3の溶液として、3液同時混合の方
法でハロゲン化銀粒子を調製してもよい。本発明のハロ
ゲン化銀乳剤の粒子サイズは0.20μ以下が好ましい
。本発明においてハロゲン化銀粒子を調製するには混合
条件として反応温度は50℃以下、好ましくは40℃以
下、より好ましくは30℃以下で、均一混合するように
充分攪拌速度の高い条件下で銀電位70mV以上、好ま
しくは80mV〜120mVで調整すると良好な結果を
得ることができる。粒子サイズ分布は基本的には制限な
いが単分散である方が好ましい。ここでいう単分散とは
重量もしくは粒子数で少なくともその95%が平均粒子
サイズの±40%以内の大きさを持つ粒子群から構成さ
れ、より好ましくは±20%以内である。本発明のハロ
ゲン化銀粒子は立方体、八面体のような規則的な結晶体
を有するものが好ましく、特に立方体が好ましい。
【0010】本発明の方法で用いるハロゲン化銀乳剤は
化学増感されていなくてもよいが、化学増感されていて
もよい。ハロゲン化銀乳剤の化学増感の方法として、硫
黄増感、還元増感及び貴金属増感法が知られており、こ
れらのいずれをも単独で用いても、又併用して化学増感
してもよい。貴金属増感法のうち金増感法はその代表的
なもので金化合物、主として金錯塩を用いる。金以外の
貴金属、たとえば白金、パラジウム、イリジウム等の錯
塩を含有しても差支えない。具体例は米国特許2,44
8,060号、英国特許618,061号などに記載さ
れている。硫黄増感剤としては、ゼラチン中に含まれる
硫黄化合物のほか、種々の硫黄化合物、たとえばチオ硫
酸塩、チオ尿素類、チアゾール類、ローダニン類等を用
いることができる。還元増感剤としては第1すず塩、ア
ミン類、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物な
どを用いることができる。
【0011】本発明を用いて作られた感光材料には、親
水性コロイド層にフィルター染料として、あるいはイラ
ジェーション防止その他種々の目的で水溶性染料を含有
していてもよい。このような染料には、オキソノール染
料、ヘミオキソノール染料、スチリル染料、メロシアニ
ン染料、シアニン染料及びアゾ染料が包含される。なか
でもオキソノール染料;ヘミオキソノール染料及びメロ
シアニン染料が有用である。
【0012】本発明の写真乳剤及び非感光性の親水性コ
ロイドには無機または有機の硬膜剤を含有してよい。例
えば活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロイル
−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニルスルホ
ニル)メチルエーテル、N,N−メチレンビス−〔β−
(ビニルスルホニル)プロピオンアミド〕など)、活性
ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒドロキシ−
s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル
酸など)、N−カルバモイルピリジニウム塩類((1−
モルホリ)カルボニル−3−ピリジニオ)メタンスルホ
ナートなど)、ハロアミジニウム塩類(1−(1−クロ
ロ−1−ピリジノメチレン)ピロリジニウム、2−ナフ
タレンスルホナートなど)を単独または組合せて用いる
ことができる。なかでも、特開昭53−41220、同
53−57257、同59−162546、同60−8
0846に記載の活性ビニル化合物および米国特許3,
325,287号に記載の活性ハロゲン化物が好ましい
【0013】本発明を用いて作られる感光材料の写真乳
剤層または他の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電防
止、スベリ性改良、乳化分散、接着防止及び写真特性改
良(例えば、現像促進、硬調化、増感)等種々の目的で
、種々の界面活性剤を含んでもよい。例えばサポニン(
ステロイド系)、アルキレンオキサイド誘導体(例えば
ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール/ポ
リプロピレングリコール縮合物、ポリエチレングリコー
ルアルキルエーテル類又はポリエチレングリコールアル
キルアリールエーテル類、ポリエチレングリコールエス
テル類、ポリエチレングリコールソルビタンエステル類
、ポリアルキレングリコールアルキルアミン又はアミド
類、シリコーンのポリエチレンオキサイド付加物類、、
グリシドール誘導体(例えばアルケニルコハク酸ポリグ
リセリド、アルキルフェノールポリグリセリド)、多価
アルコールの脂肪酸エステル類、糖のアルキルエステル
類などの非イオン性界面活性剤;アルキルカルボン酸塩
、アルキルスルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキル
硫酸エステル類、アルキルリン酸エステル類、N−アシ
ル−N−アルキルタウリン類、スルホコハク酸エステル
類、スルホアルキルポリトキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エス
テル類などのような、カルボキシ基、スルホ基、ホスホ
基、硫酸エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含
むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノアルキルス
ルホン酸類、アミノアルキル硫酸又はリン酸エステル類
、アルキルベタイン類、アミンオキシド類などの両性界
面活性剤;アルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族
第4級アンモニウム塩類、ピリジニウム、イミダゾリウ
ムなどの複素環第4級アンモニウム塩類、及び脂肪族又
は複素環を含むホスホニウム又はスルホニウム塩類など
のカチオン界面活性剤を用いることができる。また、帯
電防止のためには特開昭60−80849号などに記載
された含フッ素系界面活性剤を用いることができる。
【0014】本発明の写真感光材料には写真乳剤層その
他の親水性コロイド層に接着防止の目的でシリカ、酸化
マグネシウム、ポリメチルメタクリレート等のマット剤
を含むことができる。本発明で用いられる感光材料には
寸度安定性の目的で水不溶または難溶性合成ポリマーの
分散物を含むことができる。たとえばアルキル(メタ)
アクリレート、アルコキシアクリル(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレート、などの単独もし
くは組合わせ、またはこれらとアクリル酸、メタアクリ
ル酸、などの組合せを単量体成分とするポリマーを用い
ることができる。
【0015】写真乳剤の縮合剤または保護コロイドとし
ては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外の
親水性コロイドも用いることができる。たとえばゼラチ
ン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマー
、アルブミン、カゼイン等の蛋白質;ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、セルロース
硫酸エステル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸
ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルアルコール部分アセタール、ポリ−N
−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポ
リビニルピラゾール等の単一あるいは共重合体の如き多
種の合成親水性高分子物質を用いることができる。ゼラ
チンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラチン
を用いてもよく、ゼラチン加水分解物、ゼラチン酵素分
解物も用いることができる。本発明で用いられるハロゲ
ン化銀乳剤層には、アルキルアクリレートの如きポリマ
ーラテックスを含有せしめることができる。本発明の感
光材料の支持体としてはセルローストリアセテート、セ
ルロースジアセテート、ニトロセルロース、ポリスチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート紙、バライタ塗覆紙、
ポリオレフィン被覆紙などを用いることができる。
【0016】本発明に使用する現像液に用いる現像主薬
には、特別な制限はないが、良好な網点品質を得やすい
点で、ジヒドロキシベンゼン類を含むことが好ましいく
ジヒドロキシベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン類の組合せまたはジヒドロキシベンゼン類とp−ア
ミノフェノ−ル類の組合せを用いる場合もある。本発明
に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としてはハイド
ロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイドロキノ
ン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイドロキノ
ン、2,3−ジクロロハイドロキノン、2,5−ジクロ
ロハイドロキノン、2,3−ジブロムハイドロキノン、
2,5−ジメチルハイドロキノンなどがあるが特にハイ
ドロキノンが好ましい。本発明に用いる1−フェニル−
3−ピラゾリドン又はその誘導体の現像主薬としては1
−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,4
−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メ
チル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−
フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリ
ドン、1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、
1−p−アミノフェニル−4,4−ジメチル−3−ピラ
ゾリドン、1−p−トリル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、1−p−トリル−4−メチル−4−ヒドロ
キシメチル−3−ピラゾリドンなどがある。本発明に用
いるp−アミノフェノール系現像主薬としてはN−メチ
ル−p−アミノフェノール、p−アミノフェノール、N
−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノフェノール、
N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシン、2−メチル
−p−アミノフェノール、p−ベンジルアミノフェノー
ル等があるが、なかでもN−メチル−p−アミノフェノ
ールが好ましい。現像主薬は通常0.05モル/l〜0
.8モル/lの量で用いられるのが好ましい。またジヒ
ドロキシベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン
類又はp・アミノ・フェノール類との組合せを用いる場
合には前者を0.05モル/l−0.5モル/l、後者
を0.06モル/l以下の量で用いるのが好ましい。
【0017】本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなど
がある。亜硫酸塩は0.3モル/l 以上、特に0.4
モル/l 以上が好ましい。また上限は2.5モル/l
 まで、特に、1.2までとするのが好ましい。pHの
設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、第三
リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム、ケイ酸ナトリ
ウム、ケイ酸カリウムの如きpH調節剤や緩衝剤を含む
。上記成分以外に用いられる添加剤としてはホウ酸、ホ
ウ砂などの化合物、臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃
化カリウムの如き現像抑制剤:エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ジメチ
ルホルムアミド、メチルセロソルブ、ヘキシレングリコ
ール、エタノール、メタノールの如き有機溶剤:1−フ
ェニル−5−メルカプトテトラゾール、2−メルカプト
ベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩等の
メルカプト系化合物、5−ニトロインダゾール等のイン
ダゾール系化合物、5−メチルベンツトリアゾール等の
ベンツトリアゾール系化合物などのカブリ防止剤を含ん
でもよく、更に必要に応じて色調剤、界面活性剤、消泡
剤、硬水軟化剤、硬膜剤、などを含んでもよい。特に特
開昭56−106244号に記載のアミノ化合物、特公
昭48−35493号に記載のイミダゾール化合物が現
像促進あるいは感度上昇という点で好ましい。本発明に
用いられる現像液には、銀汚れ防止剤として特開昭56
−24347号に記載の化合物、現像ムラ防止剤として
(特開昭62−212,651号)に記載の化合物、溶
解助剤として特開昭61−267759号に記載の化合
物を用いることができる。本発明に用いられる現像液に
は、緩衝剤として特開昭62−186259号に記載の
ホウ酸、特開昭60−93433に記載の糖類(例えば
サッサロース)、オキシム類(例えば、アセトオキシム
)、フェノール類(例えば、5−スルホサルチル酸)、
第3リン酸(例えばナトリウム塩、カリウム塩)などが
用いられ、好ましくはホウ酸が用いられる。
【0018】定着液は定着剤の他に必要に応じて硬膜剤
(例えば水溶性アルミニウム化合物)、酢酸及び二塩基
酸(例えば酒石酸、クエン酸又はこれらの塩)を含む水
溶液であり、好ましくは、pH3.8以上、より好まし
くは4.0〜5.5を有する。定着剤としてはチオ硫酸
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムなどであり、定着速
度の点からチオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着
剤の使用量は適宜変えることができ、一般には約0.1
〜約5モル/l である。定着液中で主として硬膜剤と
して作用する水溶性アルミニウム塩は一般に酸性硬膜定
着液の硬膜剤として知られている化合物であり、例えば
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなど
がある。前述の二塩基酸として、酒石酸あるいはその誘
導体、クエン酸あるいはその誘導体が単独で、あるいは
二種以上を併用することができる。これらの化合物は定
着液1リットルにつき0.005モル以上含むものが有
効で、特に0.01モル/l 〜0.03モル/l が
特に有効である。具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム
、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、酒石
酸アンモニウム、酒石酸アンモニウムカリウム、などが
ある。 本発明において有効なクエン酸あるいはその誘導体の例
としてクエン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウ
ム、などがある。定着液にはさらに所望により保恒剤(
例えば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば
、酢酸、硼酸)、pH調整剤(例えば、アンモニア、硫
酸)、画像保存良化剤(例えば沃化カリ)、キレート剤
を含むことができる。ここでpH緩衝剤は、現像液のp
Hが高いので10〜40g/l、より好ましくは18〜
25g/l程度用いる。定着温度及び時間は現像の場合
と同様であり、約20℃〜約50℃で10秒〜1分が好
ましい。
【0019】また、水洗水には、カビ防止剤(例えば堀
口著「防菌防ばいの化学」、特開昭62−115154
号に記載の化合物)、水洗促進剤(亜硫酸塩など)、キ
レート剤などを含有していてもよい。上記の方法によれ
ば、現像、定着された写真材料は水洗及び乾燥される。 水洗は定着によって溶解した銀塩をほぼ完全に除くため
に行なわれ、約20℃〜約50℃で10秒〜3分が好ま
しい。乾燥は約40℃〜約100℃で行なわれ、乾燥時
間は周囲の状態によって適宜変えられるが、通常は約5
秒〜3分30秒でよい。ローラー搬送型の自動現像機に
ついては米国特許第3025779号明細書、同第35
45971号明細書などに記載されており、本明細書に
おいては単にローラー搬送型プロセッサーとして言及す
る。ローラー搬送型プロセッサーは現像、定着、水洗及
び乾燥の四工程からなっており、本発明の方法も、他の
工程(例えば、停止工程)を除外しないが、この四工程
を踏襲するのが最も好ましい。ここで、水洗工程は2〜
3段の向流水洗方式を用いることによって節水処理する
ことができる。本発明に用いられる現像液は特開昭61
−73147号に記載された酸素透過性の低い包材で保
管することが好ましい。また本発明に用いられる現像液
は特開昭62−91939号に記載された補充システム
を好ましく用いることができる。
【0020】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は高い
Dmaxを与えるが故に、画像形成後に減力処理を受け
た場合、網点面積が減少しても高い濃度を維持している
。本発明に用いられる減力液に関しては特に制限はなく
、例えば、ミーズ著「The Theory of t
he Photographic Process」7
38〜744ページ(1954年、Macmillan
)、矢野哲夫著「写真処理その理論と実際」166〜1
69頁(1978年、共立出版)などの成著のほか特開
昭50−27543号、同52−68429号、同55
−17123号、同55−79444号、同57−10
140号、同57−142639号、同61−6115
5号などに記載されたものが使用できる。即ち、酸化剤
として、過マンガン酸塩、過硫酸塩、第二鉄塩、第二銅
塩、第二セリウム塩、赤血塩、重クロム酸塩などを単独
或いは併用し、更に必要に応じて硫酸などの無機酸、ア
ルコール類を含有せしめた減力液、或いは赤血塩やエチ
レンジアミン四酢酸第二鉄塩などの酸化剤と、チオ硫酸
塩、ロダン塩、チオ尿素或いはこれらの誘導体などのハ
ロゲン化銀溶剤および必要に応じて硫酸などの無機酸を
含有せしめた減力液などが用いられる。本発明において
使用される減力液の代表的な例としては所謂ファーマー
減力液、エチレンジアミン四酢酸第二鉄塩、過マンガン
酸カリ、過硫酸アンモニウム減力液(コダックR−5)
、第二セリウム塩減力液が挙げられる。減力処理の条件
は一般には10℃〜40℃、特に15℃〜30℃の温度
で、数秒ないし数10分特に数分内の時間で終了できる
ことが好ましい。本発明の製版用感材を用いればこの条
件の範囲内で十分に広い減力巾を得ることができる。減
力液は本発明の化合物を含む非感光性上部層を介して乳
剤層中に形成されている銀画像に作用させる。具体的に
は種々のやり方があり、例えば減力液中に製版用感剤を
浸たして液を攪拌したり、減力液を筆、ローラーなどに
よって製版用感剤の表面に付与するなどの方法が利用で
きる。
【0021】以下、本発明を実施例によって具体的に説
明するが、本発明がこれらによって限定されるものでは
ない。尚、実施例においては下記処方の現像液を用いた
。 ・亜硫酸カリウム                 
                         
        67g・エチレンジアミン−4−酢酸
−2−ナトリウム                 
   3.0g・ハイドロキノン          
                         
               23g・4−ヒドロキ
シメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリド
ン                        
                         
               0.4g・2−メルカ
プトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ソーダ   
     0.3g・水酸化カリウム        
                         
                 11g・5−メチ
ルベンゾトリアゾール               
                   0.1g・炭
酸ナトリウム                   
                         
      11g・臭化カリウム         
                         
                3.0g  水を加
えて1リットルとする。(pH10.7に調整)
【00
22】
〔乳剤B、E〕
上記と同様の調製方法で粒子を調製した。但し仕込電位
は、100mVにコントロールし、平均粒子サイズは0
.10μmであった。
【0023】
【表1】
【0024】塗布試料の作成 乳剤A、Bに1−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ルを2.5mg/m2、エチルアクリレートラテックス
(平均粒径0.05μm)を770mg/m2、表2に
示した様に比較化合物あるいは本発明の化合物を添加し
、硬膜剤として2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミ
ド)エタンを126mg/m2加え、ポリエステル支持
体上に銀3.0g/m2になる様に塗布した。ゼラチン
は1.5g/m2であった。この上に保護層下層として
、ゼラチン0.8g/m2、リポ酸8mg/m2、エチ
ルアクリレートラテックス(平均粒径0.05μm)2
30mg/m2を塗布し、更に、この上に保護層上層と
して、ゼラチン0.7g/m2、下記染料(I)を固体
分散の状態で塗布した。この時、マット剤(二酸化ケイ
素、平均粒径3.5μm)55mg/m2、メタノール
シリカ(平均粒径0.02μm)135mg/m2、塗
布助剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2
5mg/m2、ポリ(重合度5)オキシエチレンノニル
フェニルエーテルの硫酸エステルナトリウム塩20mg
/m2、N−パーフルオロオクタンスルホニル−N−プ
ロピルグリシンポタジウム塩3mg/m2を同時に塗布
し、試料を作製した。染料(I)
【0025】
【化1】
【0026】なお本実施例で使用したベースは下記組成
のバック層及びバック保護層を有する。(バック側の膨
潤率は110%である。) (バック層)   ゼラチン                   
                         
      170mg/m2  ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム                
        32mg/m2  ジヘキシル−α−
スルホサクナ−トナトリウム            
      35mg/m2  SnO2/Sb (9
/1重量比、平均粒径0.25μm)        
    318mg/m2(バック保護層)   ゼラチン                   
                         
          2.7g  二酸化ケイ素マット
剤(平均粒径3.5μm)             
     26mg/m2  ジヘキシル−α−スルホ
サクナートナトリウム               
   20mg/m2  ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム                    
    67mg/m2
【0027】
【化2】
【0028】
【化3】
【0029】
【化4】
【0030】   エチルアクリレートラテックス(平均粒径0.05
μm)      260mg/m2  1,3−ジビ
ニル−スルホニル−2−プロパノール        
    149mg/m2
【0031】写真性能 この様にして得られた試料を光楔を通して大日本スクリ
ーン社製P−627FMプリンター(水銀)で露光し、
富士写真フイルム(株)製現像液LD−835、自現機
FG800RAを用いて38℃で20秒間現像処理し、
定着、水洗、乾燥した。これらの試料に対し、以下の項
目を評価した。 1)γ;(1.5−0.1)/−{log (濃度0.
1を与える露光量)−log (濃度1.5を与える露
光量)}2)Dmax,Dmax(−1%);貼り込み
ベースの上に網点画像が形成されたフィルム(網点原稿
)を接着テープで固定したものを各フィルム試料の保護
層と前記網点原稿が面体面で重なる様に密着させ、50
%の網点面積がフィルム試料上に50%、49%の網点
面積となる様に露光を与えた時の最大黒化濃度を各々D
max、Dmax(−1%)とする。 表2から明らかな様に、本発明の試料は、外殻に内芯部
より、多く金属を含有させることにより硬調でDmax
の高い画像が得られ、返し感材としての優れた性能を示
すことがわかる。又、硬調化、Dmaxの観点で見ると
配位子にNOを持っている方が、より優れた性能を示す
こともわかる。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明はニトロシル又はチオニトロシル
配位子及び遷移金属原子を含有する錯体をハロゲン化銀
粒子の外殻部により多く含有せしめることにより明室下
で取り扱う感光材料のアンダー露光時の最高黒化濃度の
低下を防止することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に少なくとも1層のハロゲン
    化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料において
    、各乳剤層が、銀1モルあたり少なくとも1×10−6
    モルのニトロシル又はチオニトロシル配位子及び周期律
    表の第5〜10族の元素から選択される遷移金属を含有
    する化合物を含有するハロゲン化銀乳剤からなり、各ハ
    ロゲン化銀乳剤のハロゲン化銀粒子の外殻部の金属含有
    率が内芯部のそれより大であることを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0682947A (ja) * 1992-09-04 1994-03-25 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料
EP0606893A1 (en) * 1993-01-12 1994-07-20 Eastman Kodak Company Photographic silver halide emulsion containing contrast improving grain surface modifiers
EP0606894A1 (en) * 1993-01-12 1994-07-20 Eastman Kodak Company Photographic emulsions containing internally and externally modified silver halide grains

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