JPH04212002A - 測定方法及び装置 - Google Patents

測定方法及び装置

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JPH04212002A
JPH04212002A JP3060249A JP6024991A JPH04212002A JP H04212002 A JPH04212002 A JP H04212002A JP 3060249 A JP3060249 A JP 3060249A JP 6024991 A JP6024991 A JP 6024991A JP H04212002 A JPH04212002 A JP H04212002A
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JP
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light
grating
grating pattern
pattern
diffracted
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哲志 野瀬
Kenji Saito
謙治 斉藤
Koichi Chitoku
孝一 千徳
Minoru Yoshii
実 吉井
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば半導体素子製造用
の露光装置によって、複数のマスクやレチクル等の物体
(以下レチクルで総称する)上に形成されている、ある
いは描画データとして記憶されている微細な複数の電子
回路パターンを逐次感光体を有する同一ウエハ等の上に
位置合わせて重ねて焼き付けした時に、各焼付け時のパ
ターン同士が感光体上で正確に重ね合わされているか、
即ち露光装置による位置合わせの正確さを測定する方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紫外光、X線等を用いてレチクルの回路
パターンをウエハの感光体上に露光転写するいわゆる半
導体製造用の露光転写装置においては、レチクルとウエ
ハの相対的な位置合わせ性能向上を図るための重要な一
要素となっている。特に最近の露光装置における位置合
わせにおいては、半導体素子の高集積化のために例えば
サブミクロン以下の位置合わせ精度を有するものが要求
されている。
【0003】多くの位置合わせ装置においては、レチク
ル及びウエハ面上に、位置合わせ用の所謂アライメント
パターンを設け、それらより得られる位置情報を利用し
て双方のアライメントを行なっている。露光装置として
組上げられた装置の位置合わせ性能を実際に計測、評価
するには、従来レチクル上に形成された微細なパターン
をウエハ上に重ね合わせ焼き付けして、ウエハ上のパタ
ーンとのずれ量の測定を目視あるいは画像処理する等し
て行なうことによってなされている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、この様
な計測方法のうち、目視による測定では、■読みとる人
の経験や熟練度に依存する点が多く計測精度が安定して
いない。
【0005】■自動計測でないので時間と手間がかかる
【0006】■高い計測精度が得られない。等の問題が
あった。
【0007】又、画像処理による測定においても、手法
が複雑で時間がかかる、高い計測精度が得られない、等
の問題があった。
【0008】本発明は上述従来例の欠点に鑑み、自動化
が可能で計測時間が短縮でき、かつ安定した高い計測精
度が得られる、重ね合わせ精度あるいは装置の位置合わ
せ精度の測定方法及び装置を提供することを目的とする
【0009】更に、本発明は半導体露光装置上で焼付け
を行なった後、同じ露光装置上でlayer間の焼付け
のずれ計測が可能な露光装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は同一面上の第一格子パターンと第二格子パ
ターンに可干渉光を照射し該第一及び/又は第二格子パ
ターンから出射される回折光を干渉させて前記第一及び
第二格子パターン間の相対位置ずれを検出する様にして
いる。
【0011】
【実施例】以下に具体的な図面を参照しながら本発明の
第1実施例の原理について説明していく。
【0012】図1は基板3の上に設けられた等間隔直線
回折格子4(紙面に垂直な方向に直線状格子のパターン
が伸びている)にレーザー光5が平面波として入ったと
きの1次回折光が基板3の面に垂直に回折されている様
子を示している。
【0013】この時ピッチPの回折格子4に光5が入射
して発生する回折光6の波面は、回折格子4が1ピッチ
分x方向に移動すると位相が2π(即ち、1波長分だけ
)変化することがよく知られている。即ち、x方向にx
0だけ移動するとすると、回折光には2mπx0/Pの
位相変化が付加される。ここでmは回折光の次数である
【0014】図2に示すように、同一平面上にあって隣
接する2つの等間隔直線回折格子(グレーティング)を
考える。ここで2つのグレーティングのピッチは等しく
、相互のグレーティングの隣り合う線状パターン間には
x方向にずれが生じている。グレーティングの片方をA
、もう片方をBとする。これらのグレーティングに対し
振動数が僅かに違い、初期位相がそれぞれφ0A、φ0
Bの光7、8をそれぞれA、Bに照射すると双方の複素
振幅は以下の式で表わされる。
【0015】 UA=A0exp{i(ωAt+φ0A)}…(1)U
B=B0exp{i(ωBt+φ0B)}…(2)
【0
016】このとき、それぞれのグレーティングからの1
次回折光9、10は UA′=Aexp{i(ωAt+φ0A+φA)}…(
3)UB′=Bexp{i(ωBt+φ0B+φB)}
…(4)となる。ここで、
【0017】
【外1】 xA、xBはそれぞれグレーティングA、Bの同一基準
位置からのx方向ずれである。
【0018】そこで(3)と(4)であらわされる光を
干渉させ(重ね合わせ)るとこの干渉光の強度変化は|
UA′+UB′|2=A2+B2+2ABcos{2π
(fB−fA)t+(φB−φA)+(φ0B−φ0A
)}…(5) となる。ここで、
【0019】
【外2】
【0020】(5)式において、A2+B2は直流成分
、2ABは振幅で、2光波の周波数差である。fB−f
Aのビート周波数成分をもつ信号が、初期位相ずれφ0
B−φ0A及びグレーティング相互間のずれ量を表わし
ている位相φB−φAだけ時間的に位相変調をうけた形
となっている。
【0021】従って、グレーティングに照射される前に
ハーフミラー等で光をわけて、UA、UBの光を重ね合
わせて光電変換すると、この干渉光の強度変化信号は、
|UA+UB|2=A 20+B 20+2A0B0c
os{2π(fB−fA)t+(φ0B−φ0A)}…
(6)となり、これを参照信号として信号(5)、(6
)の位相差をとる様にすれば光の初期信号位相ずれの消
去ができ、所謂ヘテロダイン干渉計測として高精度な位
相差検出が可能となる。
【0022】よく知られている様にヘテロダイン法は、
2つの信号間の位相ずれを時間として検出するので、信
号間に直流成分の違いや振幅の変化があっても測定に影
響はない。
【0023】図3に示す様に、被測定信号11と参照信
号12の位相差△Tを例えばロックインアンプなどを用
いて高精度検出することによって位相差の高精度測定が
できる。例えばロックインアンプの能力からいうとλ/
1000〜λ/2000(0.4°〜0.2°の位相)
の位相差検出が現実に可能である。
【0024】上述の様にして検出された位相差はグレー
ティング相互間のずれ量を示す位相差φB−φAに一致
するのでグレーティングのピッチをPとするとP(φB
−φA)/2πよりグレーティング間のずれ量が求まる
。 例えば、2μmピッチのグレーティングを用いた場合、
0.01μmのグレーティング間ずれ量検出を行なうた
めには、
【0025】
【外3】 従って、λ/200(λ:ヘテロダイン検出に用いてい
る光の波長)の位相差検出が必要となる。
【0026】本実施例では上述の原理に基づいて求めた
グレーティング間ずれ量を第1回目に焼き付けられたパ
ターンと第2回目に焼き付けられたパターンとの重ね合
わせずれ量として用いる。以下にこれを説明する。
【0027】ウエハの感光体、ここではレジスト上にま
ず第1のレチクルのパターンを焼付ける。第1レチクル
上には第1の実素子パターンと周知の形の第1のアライ
メントマークと上述の等間隔直線回折格子である第1の
格子パターンとが形成されており、これらをすべて周知
の半導体露光装置でレジスト上に同時に焼付ける。焼付
け後レジストを現像処理する等し、その上に新しいレジ
ストを塗布する。この新レジスト上に第2のレチクルの
パターンを焼き付ける。第2のレチクル上には第2の実
素子パターンと、周知の形の第2のアライメントマーク
と、第1の格子パターンと同じピッチの等間隔直線回折
格子よりなる第2の格子パターンとが形成されている。 焼付けは周知の半導体露光装置で、ウエハ上に転写され
た第1のアライメントマークと第2のレチクルの第2の
アライメントマークとを用いて周知の方法により第2の
レチクル、ウエハ間の相対位置検出し、この結果に基づ
いて第2レチクル、ウエハ間位置合わせを行なった後に
行なう。第2の格子パターンは、第2の実素子パターン
がウエハ上の第1の実素子パターンとずれなく位置合わ
せされている時には、ウエハ上の第1の格子パターンと
、図2に示す様に隣り合う位置にかつ互いのグレーティ
ングの隣り合う線状パターンが図2のx方向にずれのな
い状態で、転写される様に配置されている。第2のレチ
クルが焼き付けられたレジストを現像するとウエハ上に
は第1、第2の両格子パターンが形成されることになる
。この両格子パターン相互の互いに隣り合う線状パター
ン間の、図2で示すx方向のずれ量を、前述した原理に
基づいて検出する。このずれ量は第1及び第2実素子パ
ターンの重ね合わせずれ量と等しく、半導体露光装置で
の第1及び第2アライメントマークによる位置合わせの
誤差量を示すことになる。
【0028】形成する格子パターンはレジストを現像し
たものでなくともよく、例えばレジストにパターンを転
写し、現像をしない状態でレジスト上に見られるパター
ン像、即ち潜像で第1及び第2格子パターンのいずれか
一方、あるいは両方を形成してもよい。又第1レチクル
、第2レチクルの一方あるいは両方に実素子パターンは
必ずしもなくてもよい。例えば半導体露光装置の位置合
わせ誤差量のみを測定する場合には、実素子パターンの
ないテスト用のレチクルを第1レチクルまたは第2レチ
クルに使用することが可能である。又、例えばこの場合
第1の格子パターンと第1のアライメントパターンは第
1のレチクルから転写するだけではなく、周知のEB(
エレクトロンビーム)描画装置によって描画して形成し
ても良い。第2の格子パターンと第2のアライメントパ
ターンも同様に第2レチクルからでなくても良い。又感
光体を用いずイオンビーム等で材質を直接加工して形成
する様なものでも良い。又第2レチクルとウエハとの位
置合わせはアライメントマークによって行なうだけでは
なく、所定位置に設定された第2レチクルに対し、位置
決めステージ上のウエハをステージを所定量動かすこと
によって位置合わせする場合も含む。
【0029】次に具体的なグレーティング回折光検出系
の構成と共に本発明の第1実施例について図4を基に説
明する。図中の符番に下付文字1がついたものはS波、
下付文字2がついたものはP波の光を示す。P波、S波
はそれぞれ紙面に平行垂直な方向に電場が振動している
【0030】図4で、2周波(それぞれfA、fB)の
光fA1、fB2を含む光13を計測したいウエハ14
上に、前述の様にして焼き付けられたグレーティングU
.Lに照射し、各周波数光がグレーティングUでそれぞ
れ回折されて出射した回折光fA1U、fB2Uとグレ
ーティングLでそれぞれ回折されて出射した回折光fA
1L、fB2Lをリレーレンズ15、16によってリレ
ーした後、サバール板17によって光fA1Uと光fB
2Lの光路を一致させ(光束22)、かつ光fA1Lと
fB2Uの光路をこの共通光路から遠ざけ、偏光面を紙
面に対して45°傾けた状態にした偏光板18を通した
後にレンズ19で光束22のみを集光させてセンサー2
0で検出する。センサー20としてはビート周波数|f
A−fB|の応答性を考慮して選べばよい。従って、例
えば1MHzのビート周波数だと応答性にすぐれたAP
D(アバランシェ・フォト・ダイオード)などがよい。
【0031】尚、17のサバール板について更に詳しく
説明する。前述した様に、ウエハで回折した光fA1L
とfB2Lを重ね合わせるためにサバール板を使う。図
5に示すように厚さがd、境界面の法線が光学軸とθ(
水晶の場合θ=45°、方解石の場合θ=44.6°)
を成す同種の平行平面板2枚を、垂直入射光に対する主
断面(光軸と伝播方向を含む面)が直交するように貼り
合わせたものをサバール板という。サバール板では常光
線(以下S波)、異常光線(以下P波)の進行方向が違
い、第1板でのS波は第2板ではP波になり、第1板出
のP波は第2板ではS波になる。よってそれぞれの光は
第1板、第2板のどちらか一方で1回の方向変位が与え
られる。変位する量をL0とすると、
【0032】
【外4】 という式で表わされる。ここで、a=1/ne(neは
異常光の屈折率)、b=1/n0、c=a2sin2θ
+b2cosθである。出射面上でのS波とP波の距離
は√2・L0となり、サバール板から出た2つの光は√
2・L0の距離を保った互いに平行な光となる。図5に
示す座標系にサバール板が配置されているとし、x軸に
平行な光がサバール板面上(0、y0、z0)に入射し
たとする。 出射面でのS波、P波の位置は、それぞれ(2d、y0
、z0+L0)、(2d、y0+L0、z0)となる。 図6に出射面を正面に見た図を示す。点aに光Aが(紙
面の裏側から)垂直入射したとき、S波とP波の位置関
係はy軸、z軸方向にそれぞれL0だけ変位している。 ここに、点aから√2・L0離れていて、y軸から下方
に45°傾いた点bに光Bが入射したとすると出射面で
光AのP波と光BのS波が重なり合う。このようなサバ
ール板の特性を利用してウエハからの回折光を重ね合わ
せる。即ち、図5では左側から入射した光が右側に抜け
る場合の光路の状況について示したが、同様に右側から
入った光についても逆進が成り立ち、本実施例の光学系
の構成では右側から入り、出射側で光が一致して重なり
あうことになる。
【0033】図4にもどって、サバール板付近の光の進
み方を示す。
【0034】ウエハ上の2つのグレーティング全面(上
側をU、下側をL)に2つの光fA1とfB2を照射す
る。 このときグレーティングからの回折光は4つの成分をも
っていて、それぞれをfA1U、fB2U、fA1L、
fB2Lと表す。(下付文字Uとは、上側のグレーティ
ングUの位相情報を有していることを意味する。同様に
下付文字Lは下側のグレーティングLの位相情報を有し
ていることを意味する。)この時点で、fA1UとfB
2U、fA1LとfB2Lは同じ光軸上にある。これら
4つの成分の光はリレーレンズを経てサバール板に入り
、前述したサバール板の特性によりfA1UとfB2L
が重なり合わされる。
【0035】図7に本発明の第1実施例の測定装置の照
明系を含む全系を示す。図4と同じ部材には同じ符番を
冠してある。
【0036】図7において、40はレーザーなどの光源
、41は周波数シフター。光源40が例えば軸ゼーマン
レーザーのような2周波発生光源であれば周波数シフタ
ー41は不要となる。この場合には、変わって周波数シ
フター41の位置にλ/4板などの位相板が置かれる。 42はビーム径変換用の光学系、43はハーフミラーで
ある。光源40からの光束は周波数シフター41、光学
系42、ハーフミラー43を経て図4に示した様にウエ
ハ14を照明する。なお44は偏光板、45は集光光学
系、46は光センサー、47はロックインアンプ、55
、56は光ファイバー(例えばシングルモードファイバ
ー)である。
【0037】同図において2つのグレーティングU、L
からの回折光は図4で説明した様にしてセンサー20で
検出され、(5)式で示す信号が得られる。
【0038】又ハーフミラー43で分岐された光束はP
波、S波の振動面に対し45°傾いた偏光板を持つ偏光
板44に入射し、出射した2周波光は互いに干渉して、
集光光学系45、光ファイバー55を経てセンサー46
に入射する。センサー46はこの干渉光を検出し、(6
)式で示される信号が得られる。センサー20、46の
それぞれの出力S、Rはロックインアンプ47に入力さ
れ、前述した様にグレーティング同士の位置ずれ量に対
応した位相ずれ量信号が得られる。この信号から不図示
の計算器によってグレーティング相対位置ずれ量、すな
わちパターン重ね合わせ誤差量、あるいは位置合わせ誤
差量が得られる。
【0039】もし、グレーティングパターンUとLの位
相ずれがない場合には、fB2LとfA1Uの各波面は
グレーティングの回折による相互の位相シフトはなく、
参照信号Rと信号Sの間の位相ずれは発生しない。グレ
ーティングパターンUとLの間で位相ずれがある場合に
はロックインアンプ47の出力の位相ずれ量は図3で示
す様に、位相角度として(実際には△Tとして)得られ
る。 尚、図7において、グレーティングL、Uの並んだ方向
(直線グレーティングの直線方向)に回折光がシフトす
る様にサバール板17の配置がなされている。尚、周波
数シフター41の具体例を図8に示す。図8において、
60は偏光ビームスプリツター、61、62は音響光学
変調器、63、64はミラー、65は偏光ビームスプリ
ツターである。ここで例えば音響光学変調器61を80
MHz、音響光学変調器62を81MHzの音響光学変
調とすれば、2つの光の間では1MHzの周波数差が与
えられる。
【0040】以上述べた様に、本実施例によればヘテロ
ダイン干渉計測技術の応用でウエハ上に焼き付けられた
重ね合わせ量の評価を高精度、かつ自動計測することが
出来、今後増々微細化の一途をたどる半導体の高集積化
に対応した焼き付け評価装置を提供することが出来る。
【0041】次に本願発明の第2実施例以降の原理につ
いて説明する。
【0042】図9はウエハ103の上に設けられた等間
隔直線回折格子104(紙面に垂直な方向に直線状格子
パターンが伸びている)に絶対値が同じ入射角で周波数
がわずかに違うレーザー光105−1、105−2が平
面波として入射したことを示している。ここで0次の回
折光の進行方向に向って左側の回折光を+m次回折光、
右側を−m次回折光とする(mは整数)。105−1の
格子パターン104に対する+1次回折光、105−2
の104に対する−1次回折がウエハ103の面に垂直
に回折されている様子を示している。このとき、ピッチ
Pの回折格子104に光105−1、105−2が入射
して、そこから発生する回折光106−1、106−2
の波面は、グレーティング104が1ピッチx方向に移
動すると位相が2π(即ち1波長分だけ)変化すること
がよく知られている。よってx方向にx0だけ回折格子
104が移動すると、回折光には±2mπx0/Pの位
相変化が付加される。ここでmは回折光の次数である。 これは第1実施例で説明したものと同じである。以下の
実施例はこの原理を用いた第1実施例とは別のパターン
焼き付けずれ検出方法及び装置を検出する。
【0043】図10に示すように、同一平面上にあって
隣接する2つの等間隔直線格子(グレーティング)を考
える。ここで2つのグレーティングのピッチは共にP′
で等しく、グレーティングの相互間には矢印方向(x方
向)にずれ(△x=xB′−xA′)が生じている。仮
に片方のグレーティングをA′、もう片方をB′とする
(xA′、xB′はそれぞれグレーティングA′、B′
の同一基準位置からのx方向ずれ)。
【0044】ここで、振動数がわずかに違い(ωf1、
ωf2)、初期位相がそれぞれφ0f1、φ0f2であ
る。2つの光109、110のそれぞれの複素振幅Uf
1、Uf2はUf1=A0exp{i(ωf1t+φ0
f1)}…(8)Uf2=B0exp{i(ωf2t+
φ0f2)}…(9)で示される。この2つの光109
、110を2つのグレーティング全面に照射する。例え
ば光109を左から、光110を右からそれぞれ同じ絶
対値の入射角で照射する。このとき、光109のグレー
ティングA′、B′に対しての+1次回折光を111、
112とし、光110のグレーティングA、Bに対して
の−1次回折光を113、114とするそれぞれの光を
複素振幅表示すると、光111、113、112、11
4の複素振幅をそれぞれU′AF1(+1)、U′AF
2(−1)、U′Bf1(+1)、U′Bf2(−1)
として
【0045】
【外5】 となる。
【0046】ここで、φA′=2πxA′/P、φB′
=2πxB′/Pであり、それぞれグレーティングA′
、B′のx方向のずれ量が位相量として表されたもので
ある。そしてグレーティングA′からの回折光111と
113、そしてグレーティングB′からの回折光112
、と114を干渉させると、それぞれの干渉光強度変化
UA、UBは以下の様になる。
【0047】 UA=|U′Af1(+1)+U′Af2(−1)|2
=A2f1+A2f2+2Af1Af2cos{2π(
f2−f1)t+(φ0f2−φ0f1)−2φA′}
  …(14)UB=|U′Bf1(+1)+U′Bf
2(−1)|2=B2f1+B2f2+2Bf1Bf2
cos{2π(f2−f1)t+(φ0f2−φ0f1
)−2φB′}  …(15)
【0048】ここでf1
=ωf1/2π、f2=ωf2/2π、A2f1+A2
f2、B2f1+B2f2は直流成分、2Af1Af2
、2Bf1Bf2は振幅である。(14)式、(15)
式は、f2−f1のビート周波数成分をもつ信号が、初
期位相ずれφ0f2−φ0f1及びグレーティングA′
、B′の個々のずれ量φA′、φB′だけ時間的に位相
変調を受けた形となっている。よって、(14)式及び
(15)式で示される信号のどちらか一方を参照信号、
もう一方を被測定信号として2つの時間的ずれを検出す
れば光の初期位相が消去でき、所謂ヘテロダイン干渉計
測として高精度な位相検出
【0049】
【外6】 が可能となる。ヘテロダイン干渉法は、前述した様に、
2つの信号間の位相ずれを時間として検出するので、信
号間に直流成分の違いや、振幅の変化があっても測定に
影響はない。ここで図11に示すように参照信号115
、被測定信号116の時間的ずれを△Tとすると、△T
を例えばロックインアンプなどを用いて高精度検出する
ことによって位相差の高精度測定ができる。
【0050】上述の様にして検出された位相差はグレー
ティング相互間のずれ量を示す位相差△φに一致するの
でP′△φ/2πよりグレーティング間のずれ量が求ま
る。
【0051】従って上述の原理に基き、第1の実施例と
同様に第1回目に焼付けられた格子パターンと第2回目
に焼付けられた格子パターンとのずれ量を求めることに
より、第1の実施例同様に半導体露光装置の位置合わせ
精度、第1回と第2回の焼き付けにより形成された実素
子パターン間のずれ量を検出することができる。
【0052】図12に本発明の第2実施例の測定装置全
系を示す。レーザーなどの光源117から発せられた光
は、周波数シフター118により、偏光面が互いに直交
し、周波数がわずかに異なる2つの光fA1、fB2と
なる(ここで符号中の下付文字1はP偏光を表し、下付
文字2はS偏光を表す)。共通光路上にある2つの光f
A1、fB2はビームエクスパンダー119によりビー
ム径が絞られ、ミラー120によりその進行方向が変え
られる。 偏光ビームスプリッター121に入射した光fA1、f
B2は偏光面の違いにより2方向に分けられる。ここで
光fA1が光122、光fB2が光123とする。2方
向に分離された光は、それぞれミラー124、125に
より反射され、2つの光は絶対値が等しい入射角でウエ
ハ103上のグレーティング107、108を全面照射
する。ここで図12におけるグレーティング107、1
08をz軸方向から見た図を図13に示す。
【0053】図14に入射光が回折し、干渉する部分の
光学系の拡大図を示す。ウエハ103の面の法線に対し
、左右方向から同じ角度光122、123を入射し、グ
レーティング107、108を照射する。ここで光12
2、123は周波数がわずかに異なり、偏光面が互いに
直交している。図14において、左から入射した光12
2のグレーティングに対する+1次回折光126−1と
右から入射した光123のグレーティング107に対す
る−1次回折光126−2がグラントムソンプリズム1
28を通過することにより重ね合わされ波面は偏光面が
揃えられて干渉する。同様にグレーティング108に対
する光122の+1次回折光127−1、123の−1
次回折光127−2が干渉する。それぞれの干渉光S1
、S2にはグレーティング107または108の初期位
相に対するずれ量を表す位相項が含まれ、干渉信号を式
で表すと、それぞれ(14)式、(15)式で示した様
になる。
【0054】即ち(14)式は、光126−1、126
−2が、(15)式は光127−1、127−2が干渉
した信号を表す式であり、2φA′、2φB′がずれ量
を表す位相項である。グラントムソンプリズム128を
通過した各グレーティング107、108に対応する干
渉光S1、S2はグレーティングの配置に従ってずれて
おりそれらを空間的にエッジミラー129により2方向
に分けたのち、それぞれの干渉光は光電変換器(例えば
アバランシェフォトダイオード)等の光センサー130
、131で電気信号に変換されて、ロックインアンプ1
32へと導かれる。
【0055】図15は、図14に示す光学系をx軸方向
から見た図である。入射光と回折光は、一直線上に重な
っている。
【0056】ここで、グレーティング107、108の
ピッチを2μm、光源117から発せられる光の波長λ
=0.6328μmとすると、±1次回折光126−1
、126−2、127−1、127−2をウエハ103
に対して垂直上方に回折させるためには、光122、1
23のグレーティング107、108に対する入射角を
θ±1とする、 θ±1=sin(mλ/P)…(16)(mは回折光の
次数) の関係式よりθ±1=sin−1(0.6328/2)
=18.4°となる。
【0057】本測定において位相差をλ/1000で検
知するとすれば、グレーティングパターンの位置ずれ量
は0.0002μmに相当する。
【0058】周波数シフタ118は例えば図8に示した
ものを使用すればよい。
【0059】第2実施例はグレーティング107、10
8からの±1次の回折光を利用して、ずれ量検出の例を
示したが、図12におけるミラー124、125の位置
を動かし、高次の回折光(±m次;m=2、3、4、…
)がウエハ103に対して垂直上方に回折するように調
整し、その回折光を測定に利用する様にしても良い。
【0060】高次の回折光を測定に利用すれば、グレー
ティングのx方向へのずれ量を表す位相量が高感度で求
めることができる。例えば±m次回折光を測定に利用す
れば、±1次回折光の時に比べm倍感度良く測定できる
【0061】ここで第2実施例のときと同じようにグレ
ーティング107、108のピッチP=2μm、光源1
7の波長をλ=0.6328μmとすると、±2次回折
光をウエハ103の垂直上方に回折させるには、(16
)式より入射角θ±2を   θ±2=sin(2×0.6388/2)=39.
3°…(17)同様に±3次回折光の場合   θ±3=sin(2×0.6328/2)=71.
7°…(18)と入射角の設定を行えばよい。
【0062】また±m次回折光を利用して、測定を行っ
た場合、式(10)〜(13)におけるφA′、φBに
相当する位相項φ′Am、φ′Bmは φ′Am=2mπxA′/P…(19)φ′Bm=2m
πxB′/P…(20)となる。よってグレーティング
107、108のずれ量を位相量で表すと
【0063】
【外7】 となる。
【0064】図16は本発明による第3の実施例を示す
図である。以下、前述のものと同様の部材には同じ符番
を冠する。
【0065】図16において、第2実施例では光122
を左から、光123を右から同じ入射角(第15図にお
けるθ1とθ2がθ1=θ2)で、グレーティング10
7、108に全面照射し、次数の絶対値が等しい回折光
(例えば+m次と−m次、m=1、2、3…)どうしを
干渉させ測定に利用していた。本実施例では光122、
光123のグレーティング107、108に対する入射
角をミラー124、125の位置を変えて調節可能とし
、次数の絶対値が異なる回折光(例えば+m次と−n次
、m=1、2、3、…、n=1、2、3…/m/≒/n
/)どうしを干渉させて移動量を検出する事もできる様
にしている。その他の構成、方法は第2実施例と同様な
ので省略する。図16に122と123の光が入射角が
それぞれθ1、θ2(/θ1/≒/θ2/)としてグレ
ーティング107、108に入射した時の例を示す。こ
こで光122のグレーティング107、108に対する
+m次の回折光を133−1、134−1とし、光12
3のグレーティング107、108に対する−n次の回
折光を133−2、134−2とする。このとき、式(
10)、(11)または式(12)、(13)における
φA、φBに相当する位相項をここでφAmn、φBn
mとすると
【0066】
【外8】 として求めることができる。
【0067】次に本発明の第4実施例について説明する
。第2実施例では、入射光122、123の光路とグレ
ーティング107、108のグレーティングのラインが
描かれている方向とが成す角度は90°であった(図1
4、図15参照)。本実施例では、入射光とグレーティ
ングの成す角度が90°以外の角度で入射させる例であ
る。他の構成、方法は第2実施例と同様である。なお、
入射光122、123と回折光126−1、126−2
、127−1、127−2の関係を各方向から見た図を
図17、図18、図19に示す。ここで、図18のウエ
ハ103の面の法線を含み、グレーティングのライン方
向と直交する断面x−z面への射影面上の光路をみると
、法線を含み、グレーティングのラインと平行な面、(
この図ではZ軸と重なっている)の両側から入射光12
2、123が入射するようになっている。
【0068】図20、図21は本発明による第5の実施
例のグレーティング部を示す図である。第1実施例〜第
4実施例での測定に使用するグレーティングU、Lある
いは107、108の相互間には、重ねて焼付けた実素
子パターン間に重ね合わせ誤差のない場合位置ずれ検出
方向(ここではx方向)のパターン位置ずれ(オフセッ
ト)はない様に設定されていたが、本実施例では予め、
グレーティング107、108間に既知のオフセットX
を与えて配置している。検出の結果得られた測定値より
このオフセット量を差し引く形にすれば後は第1〜第4
実施例のいずれかの構成及び方法で同様にずれ量△xの
測定が行える。
【0069】ここで図20は位置ずれ検出方向にオフセ
ットを設定しかつそれと垂直な方向に間隔をあけたもの
、図21は位置ずれ検出方向のみにオフセットを設定し
かつそれと垂直な方向に間隔をあけなかったものである
【0070】次に図22、図23は本発明による第6の
実施例のグレーティング部を示す図である。本実施例で
は前述実施例の2つのグレーティングの少なくとも1つ
を分割した形で形成している。図22において、107
−1、107−2は元々は連続する1つのグレーティン
グであったものを、間の部分を抜いて描画したものであ
り、その間の部分にグレーティング108を挿入したも
のである。107−1、107−2で一つのグレーティ
ング群を構成し、このグレーティング群と108のグレ
ーティングの位置ずれを検出する。測定方法としてはグ
レーティング郡全体に第1実施例〜第4実施例のいずれ
かの1つのグレーティングと同様に光を照射し、グレー
ティング群全体からの光を、前述実施例のいずれかの1
つのグレーティングからの光と同じ様にして1つ又はそ
れぞれのグレーティング用の受光器に受光させる。得ら
れた信号は前述実施例の1つのグレーティングの回折光
による信号と同様に扱う。他の測定方法及び装置構成は
前述実施例のいずれかと同様である。
【0071】図23では第1〜第4実施例の2つのグレ
ーティングの両方を分割して形成している。
【0072】図23においては、107−1、107−
2、108−1、108−2はそれぞれ同じグレーティ
ングの一部を分割したもので、107−1、107−2
で構成される第1のグレーレィング群と108−1、1
08−2で構成される第2のグレーティング群の位置ず
れを検出するものである。それぞれのグレーティング群
には前述したいずれかの実施例の対応する1つのグレー
ティングと同様に光を照射し、前述いずれかの実施例の
対応する1つのグレーティングからの回折光を受光する
のを同様に各グレーティング群からの光を1つ又は複数
の受光器で受光し、各グレーティング群からの信号を前
述いずれかの実施例の対応する1つのグレーティングの
回折光による信号と同様に処理する事によって前述いず
れかの実施例と同様にずれ量測定ができる。
【0073】図24は本発明による第7の実施例の測定
装置を示す図である。本実施例は第2の実施例に対し光
学系を変形させている。光源117から出た光は、周波
数シフタ118を通過することにより、周波数が僅かに
異なり、偏光面が互いに直交する2つの光になる。それ
らの光はビームエクスパンダ119により、ビーム径を
指定した大きさに変換させられる。その後、偏光ビーム
スプリッタ140で、2つの光束は、偏光面の違いによ
り2方向に分けられる。ここで、P偏光で角周波数ω1
の光を光146、S偏光で角周波数ω2の光を光147
とする。偏光ビームスプリッタ140の境界面を透過し
た光146はミラー141により方向を変えられ、対物
レンズ142により、ウエハ103上のグレーティング
107、108に決められた入射角度を保って照射させ
られる。この時の各グレーティングへの各光の入射形態
は第2実施例と同様である。ただしこのとき、光源11
7から出た光のビームウエスト部分がウエハ103上に
グレーティング107、108にくるように対物レンズ
142は設計されている。同様に、偏光ビームスプリッ
タ140の境界面で反射した光147も対物レンズ14
2によりウエハ103上のグレーティング107、10
8に照射される。光146と光147がグレーティング
107、108に照射され、光146のグレーティング
107からの−1次回折光を光146−1、グレーティ
ング108からの−1次回折光を光146−2とし、同
様に光147のグレーティング107からの+1次回折
光を光147−1、グレーティング108からの+1次
回折光を光147−2とする。これら4つの光をミラー
143によって進む方向を変え、ポラライザ144によ
って、光146−1と光147−1、光146−2と光
147−2を干渉させる。そして、光146−1と光1
47−1が干渉してできた光を光148、光146−2
と光147−2が干渉してできた光を光149とし、こ
れら2つの光はリレーレンズ145を通過し、エッジミ
ラー129によって光148を光電変換器130へ、光
149を光電変換器131へと入射するように分割する
。このとき、各光電変換器の受光面での光の波面は、ウ
エハ103上でのビームウエスト部分がリレーレンズ1
45により結像されている。そして、光電変換器130
、131からの信号はロックインアンプ132に入力さ
れて、第2の実施例と同様にして光148と光149の
位相差が求められる。
【0074】図25〜図27は本発明の第8実施例を説
明する為のグレーティング部の図である。図25はウエ
ハ上のレジスト(第1レイヤー)に第1回目に焼付ける
為の第1レジスト上の格子パターン148を示し、図2
6はウエハ上の第1レイヤーを現像した後、その上に塗
布したレジスト(第2レイヤー)に第2回目に焼付ける
為の第2レジスト上の格子パターン149を示し、図2
7は両格子パターン148、149をウエハ上に焼付け
た時のウエハ上の状態を示す。格子パターン148を第
1レイヤーとしてウエハ上に焼付け、このパターンをa
とする。パターンaはパターンa1とパターンa2とか
ら成っている。次に格子パターン149を第2レイヤー
としてウエハ上に焼付け、このパターンをbとする。こ
れら2つの格子パターンa、bを組み合わせ、図27の
ような格子パターン群をウエハ上に形成する。ここで、
格子パターン群の上半分を領域154、下半分を領域1
55とする。更に領域154内を2つに分け左側を領域
150(パターンa2部)、右側を領域152(パター
ンb部)、同様に領域155内も2つに分け、左側を領
域151(パターンa2部)、右側を領域153(パタ
ーンa1部)とする。そしてこの格子パターン群にウエ
ハ面に対する法線を含み、且つ格子ラインが描かれてい
る方向に対し90°の角度を為す面内の所定方向から、
角周波数ω1、初期位相φ01の光を領域154に、角
周波数ω2、初期位相φ02の光を領域155に照射す
る。そして、各領域から得られる1次回折光の複素振幅
を式で表すと次式のようになる。
【0075】   領域150  u1=A・exp(ω1t+φ01
+φa)…(24)  領域151  u2=B・ex
p(ω2t+φ02+φa)…(25)  領域152
  u3=C・exp(ω1t+φ01+φb)…(2
6)  領域153  u4=D・exp(ω2t+φ
02+φa)…(27)ここで、φa=2πxa/P、
φb=2πxb/Pであり、xa、xbはそれぞれ格子
パターンa、bの同一基準位置からのx方向ずれ量であ
る。これら4つの回折光のうち、(24)式と(25)
式で示される光を重ね合わせて干渉させると次式となり
、この信号が本測定における参照信号となる。
【0076】 |u1+u2|2=A2+B2+2AB  cos{(
ω2−ω1)t+(φ02−φ01)}…(28)そし
て、(26)式と(27)式で示される光を重ね合わせ
て干渉させると次式のようになり、この信号は領域15
2内の格子パターンと領域153内の格子パターンの相
対変位量を表す位相項を含む物体信号となる。
【0077】 |u3+u4|2=C2+D2+2CD  cos{(
ω2−ω1)t+(φ02−φ01)+(φa−φb)
}…(29)(28)式、(29)式で表せられる信号
をロックインアンプに入力すれば2つの信号間の位相差
つまりグレーティングのずれ量φa−φbを前述の実施
例と同様に測定できる。装置の構成としては図12に示
した第2の実施例の装置において偏光ビームスプリッタ
121より出射する2光束をそれぞれ領域154、15
5に同角度で入射させ、領域150、151より出射す
る1次回折光を重ね合わせ、干渉させて検出器130に
入射させ、又領域152、153より出射する1次回折
光を重ね合わせ、干渉させて検出器131に入射させる
様に光学系を設定すればよい。
【0078】上記の測定方法は、入射光をウエハに対し
片側から入射させていたが、第2実施例で示したように
、入射光をウエハに対し両側から入射させても測定が行
える。今ここで、角周波数ω1、初期位相φ01の光を
左側から領域154に、角周波数ω2、初期位相φ02
の光を右側から領域155に入射させたとする。このと
き、各領域から得られる回折光を式で表すと次のように
なる。
【0079】領域150からの+1次回折光u1′=A
・exp(ω1t+φ01+φa)…(30)領域15
1からの−1次回折光 u2′=B・exp(ω2t+φ02+φa)…(31
)領域152からの+1次回折光 u3′=C・exp(ω1t+φ01+φb)…(32
)領域153からの−1次回折光 u4′=D・exp(ω2t+φ02−φa)…(33
)ここで(30)式と(31)式で表される光を、重ね
合わせて干渉させると次式のようになり、これが参照信
号となる。
【0080】 |u1′+u2′|2=A2+B2+2AB  cos
{(ω2−ω1)t+(φ02−φ01)−2φa}…
(34)次に、(32)式と(33)式で表される光を
、重ね合わせて干渉させると次式のようになり、物体信
号となる。
【0081】 |u3′+u4′|2=C2+D2+2CD  cos
{(ω2−ω1)t+(φ02−φ01)+(φa−φ
b)}…(35) そして、(34)式、(35)式の信号をロックインア
ンプに入力すれば、2つの信号間の位相差つまりグレー
ティングのずれ量−(φa−φb)を測定できる。
【0082】さて図28は本発明第9の実施例を示す。 図28において、311はレーザーのような干渉性の高
い光源、312はビームエキスパンダ、313はハーフ
ミラー、314はハーフミラー313をZ軸方向に移動
するための移動機構で、例えばピエゾなどから成る。3
15はウェハーのような焼付けパターンが設けられてい
る被検体で、LとUはウェハー上に焼付けられたパター
ンである。316はレンズ317はハーフミラー、31
8はCCDのような光センサー。319は314の移動
機構のドライブ回路系、320はCCD318および移
動機構314にかけたドライブ量をドライブ回路系31
9の信号より得て、パターンUとLのずれ検出を算出す
る演算処理系(例、コンピュータなど)を意味する。レ
ーザー311より出射された光はレンズ312で所定の
大きさの平面波光束にされたあと、ハーフミラー313
で参照波321とウェハー15に投射する波面322と
に分離される。平面波の投射波面322がウェハー31
5上のずれ検出パターンLとUに入ると、LとUは直線
回折格子パターンであるため1次の回折光が平面波とし
て発生し、レンズ316を介してハーフミラー317を
通過したあと参照波321と重ね合せられて干渉する。 干渉した波はCCDの様な2次元エリアセンサーにより
光電変換される。尚、レンズ316はパターンLとUを
センサー318と共役な関係とする。
【0083】ここで光センサー318上に得られる干渉
縞の様子を図29〜図34について説明する。図29、
図30はウェハー上の凹凸状のパターンが直線格子状に
設けられている状態を示す。図29、図30で斜線を施
している領域と、そうでない領域はウェハー上に設けら
れたレジストや半導体プロセス材料による凹凸の高さが
異なるエリアを模式的に示す。格子のピッチをPとする
とき、図28に示す様にウェハー315に斜めから平面
波を入射し、その1次回折光がウェハー面に垂直な方向
で回折される場合、光の波長をλ、斜めからの入射角を
θとすると、 Psinθ=λ…(36) なる関係が成立する。
【0084】又、図31〜図34はいずれも光センサー
318上に得られる干渉縞の状態を模式的に示したもの
であり、図31、図32は参照光321と回折光323
の成す角が0となる様に重ね合せたときのセンサー上の
強度分布を示す。完全な平面波(波面収差=0)322
を投射し、レンズ系316に収差がないものとすれば、
図31、図32ともセンサー318上の全画素(CCD
のような場合)の強度が一定の所謂ワンカラーの画像が
得られる。但し、図31では元のパターンU、Lが位相
ずれなしの場合であるためUの像とLの像とも同じ明る
さの像であるのに対し、図32では元のパターンUとL
に位相ずれδがあるためUの像に対しLの像は全面の明
るさが少し異なる信号が得られる。
【0085】図33、図34は参照光321と回折光3
23の重ね合せ時にハーフミラー313にティルト(傾
き)を与えてわずかに角度をもたせ干渉した場合のセン
サー318上の干渉縞の状態を示す。図33は元のパタ
ーンUとLの位相ずれ0であるためUの像、Lの像とも
干渉縞の位相ずれもなく、連続した画像であるのかのよ
うに明るさ分布が得られる。図34は元のパターンUと
Lが位相ずれδであるため、図に示すように、Uの像と
Lの像の干渉縞に位相ずれφが発生する。この様に、元
のパターンUとLに位相ずれδが存在すると、所謂ワン
カラーの場合でもセンサー上の画像として強度が変化し
たり、ティルトを与えて縞のピッチを発生させても干渉
縞のずれが発生するため、これらセンサー上の強度ある
いは強度分布としてもとめられる干渉縞の位相ずれを高
精度に求めてやれば逆に元のパターンUとLの位相ずれ
量δが高精度に得られる。干渉縞の位相ずれを高精度に
求める方法の1例として所謂フリンジ走査法といわれる
方法がある。フリンジスキャニング法とは、干渉時にお
いて参照光の光路長を段階的に変化させ、各々の干渉パ
ターンを用いてフーリエ級数合成の方法により干渉縞の
位相(ずれ)を求める方法である。図28において、参
照光の位相をピエゾ等の移動機構314により変化させ
るとき、位相変化量は2π(1波長)のn倍にわたって
、N回変化させるとすると、n番目の走査時には(この
時の位相変化量を△nとすると)
【0086】
【外9】 △nでの干渉パターン強度分布をI(x′、y′、△n
)とし、(ここにx′、y′はセンサー18面上の座標
系で図29〜図34に示す様な方向軸を意味している。 )サンプリングされたm番目の信号、即ち干渉縞の強度
分布を
【0087】
【外10】 とすると(x′、y′)点の位相φ(x′、y′)は

0088】
【外11】 として求められる事が良く知られている。
【0089】以上述べた所謂フリンジスキャニングによ
ると光学系の波面収差を固有のものとして差し引くこと
などを行なうことにより、
【0090】
【外12】 以下の波面ずれの(即ち、干渉縞のずれの)計測精度を
得ることができる。この時、元のパターンの位相ずれδ
は、パターン(直線格子)のL/Sが1μmとすれば

0091】
【外13】 以下のパターン位相ずれが計測される。
【0092】尚、光学系313、316、317にとも
なう固有の収差は、パターンUとLがずれ0のものを被
検物として設定したときに得られる干渉縞の位相ずれと
して計測でき、以後未知のパターン位相ずれのサンプル
に対してこの固有の収差を補正して計測値を算出すれば
よい。
【0093】尚、もっと他に簡便な方法としては図34
に示すような干渉縞パターン画像信号について、Uパタ
ーンの回折光からの画像エリアとLパターンの回折光の
画像エリアをそれぞれ走査線の輝度信号としてとり出し
、ずれ量φを算出するというやり方も考えられる。
【0094】いずれにしても、本実施例によると、ウェ
ハー上に直線状の回折格子パターンを焼付けこれに可干
渉性の光を投射し、それからの回折光と、別途導かれた
参照光とが重ね合わされて干渉縞を形成する様に系を構
成する。この干渉縞を所謂フリンジスキャニングや、画
像の輝度信号の処理演算により位相ずれとして求め、元
の焼付けパターンの位相ずれを求める。これにより、自
動計測、高精度計測が可能になり、半導体露光装置の高
精度のアライメントずれ検定や、ステージの性能検定技
術が実現する。
【0095】図35は本発明の第10の実施例を示す。
【0096】図35において、413はレーザー、41
4は周波数シフター、415は光束径を変えるためのレ
ンズ、416はPBS(偏光ビームスプリッター)。レ
ーザー413から出た光は周波数シフター414により
2つの周波数が僅かに異なる波を発生する。
【0097】尚、周波数シフター414の具体例を図3
6に示す。図36において430は偏光ビームスプリッ
ター、431、433は音響光学変調器、432、43
5、436はミラー、434は偏光ビームスプリッター
である。ここで例えば、431を80MHz、433を
81MHzの音響光学変調とすれば、2つの光の間では
1MHzの周波数差が生じ、2つの波長の光としてS偏
光、P偏光という偏光面が直交している波が得られる。
【0098】従って、図35において、レンズ415を
通過した光は、周波数が僅かに異なる偏光面が直交する
波であり、偏光ビームスプリッター416を通過後、透
過光420は、P偏光(屈折、反射面に平行な方向に電
気ベクトルが振動している)で周波数がf2の光、(以
後f2(p)と表現する)、反射光421はS偏光で周
波数がf1の光(以後f1(s)と表現する)である。
【0099】f2(p)の光はウェハー417上に焼付
けられたグレーティングパターンLとUに投射され、回
折されレンズ418を経て偏光ビームスプリッター41
9を通る。
【0100】偏光ビームスプリッター419を通過した
後、f1(s)とグレーティングによる回折光は重ね合
わされるが、互いに偏光面が直交しているため、偏光板
404、425を用いてこれをP、S偏光の方向に対し
45°傾けた偏光設定にしてやり干渉信号を得ることが
できる。426、427は応答性の速いAPD(アバラ
ンシェフォト・ダイオード)などから成る光センサーで
あり、428はセンサー426、427から得られる時
間的にビート周波数で変動する2つの信号の相互の位相
差を検出する手段、例えばロックインアンプである。 尚、422はクロムCrなどの金属膜蒸着により得られ
たパターンエッジミラーであり、レンズ418によりウ
ェハー417上のパターンUとLを投影した位置におか
れ、パターンLからの回折光がパターンミラー422を
透過し、パターンUからの回折光はパターンミラー42
2を反射(Cr膜423で反射)される関係に設定され
ている。これにより、パターンLの回折光の信号とパタ
ーンUの回折光の信号とを分離して各々センサー427
、426に導く。
【0101】以上の構成により、ロックインアンプ42
8を用いて位相ずれが検出される。
【0102】又、図35において光学系の固有波面収差
、例えば、レンズ415、418、偏光ビームスプリッ
ター416、419により発生する収差をあらかじめ検
出してとり除くためには、ウェハー上の焼付けグレーテ
ィングパターンの位相ずれ0の状態を測定し、この時得
られるロックインアンプ428の位相出力を光学系の固
有収差として処理すればよい。
【0103】尚、レンズ413と周波数シフター414
とで直交する偏光面を持った、僅かに周波数差のある2
波長を発生したが、この代わりに所謂ゼーマンレーザー
(光軸に垂直に磁場をかけた横ゼーマンレーザーや、光
軸に平行方向に磁場をかけた横ゼーマンレーザーなど)
を用いてもよい。
【0104】次に、図37に本発明の第11の実施例に
ついて示す。図37において、441は光源、442は
周波数シフター、443はビームエキスパンダー、44
4はハーフミラー、445、451はミラー、446と
450は偏光ビームスプリッターである。図37に示す
ように、ビームエキスパンダー443とハーフミラー4
44を通過した光はf1の周波数を持ったS偏光の波と
、f2の周波数をもったP偏光の光から成る。ハーフミ
ラー444を透過した光は偏光ビームスプリッター44
6とミラー451によってレンズ447に導かれ、ウェ
ハー448上のグレーティングパターン449に入射す
る。ここでf1(S)はS偏光のf1周波数の光を意味
し、f2(P)はP偏光のf2周波数の光を意味する。 グレーティング449のピッチをPとするときPsin
θ=λ…(40) (λは波長)を満たす関係で入射させてやると、パター
ン449による回折光はウェハー448に垂直に進む。 f1(S)の光が回折されて生ずる回折光をf1(S)
、f2(P)の光が回折されて生ずる回折光をf2′(
P)と表現する。これらの光は偏光ビームスプリッター
450を通るとf1′(S)はセンサー454に、f2
′(P)はセンサー457に至る。一方、ハーフミラー
444を反射した光f1(S)、f2(P)はミラー4
45を通り偏光ビームスプリッター450を通過したの
ち、f2(P)はセンサー454に、f1(S)はセン
サー457に至る。センサー454に至る光はf1′(
S)とf2(P)でありそのままでは互いに直交する偏
光面を持つため、各々の偏光方向と45°の角度に設定
された偏光板452をセンサーの直前に置く。
【0105】ところで、レンズ447を通ってウェハー
448上にあるパターン449(これは図2のAとBの
如きパターン)全面に光が照射する様にビームを投射す
ると、回折光は図2におけるパターンAとB双方から回
折されてくる。ここで光センサー454にはAパターン
からの回折光のみが入り、センサー457にはBパター
ンからの回折光のみが至るようにするため、他のグレー
ティングからの回折光がセンサーに入らないようにレン
ズ447、453、456に関してパターン449と共
役位置にアパチャーを置いて余分な回折光をカットする
。センサー454の近辺を拡大した図を図38に示す。 460がアパチャーである。なお、センサー457の直
前にも同様にアパチャー461を置く。
【0106】さて、図37でセンサー457に至る光は
f2′(P)とf1(S)であり、この場合も偏光板4
55をセンサー457の直前に配置する。これによって
、ロックインアンプに信号が与えられ、ウェハー448
上のパターン449(実際には図2に示すA、Bの如く
に設定されている)の位相ずれ検出が高精度に実現でき
る。
【0107】次に図39は本発明の第12実施例の図で
ウェハーに焼きつけられたパターンの焼きつけずれ計測
のできる露光装置に関する。201はずれ検出測定ユニ
ット、202はコントロールユニットでずれ検出系とス
テージ205の移動量を計測する測長器207の測長出
力を得てコントロールするユニット、210はic回路
パターンエリア、211は所謂スクライブライン上に焼
きつけられたx軸方向のずれ検出用パターンで、各々図
13に示す如きパターンである。ずれ検出測定ユニット
は例えば前述実施例のいずれかと同様の構成である。2
08は測長用のレーザー光源、206は干渉系のユニッ
ト、214はステージ205上にとりつけられたステー
ジ移動量測長用ミラーである。図39はステージ205
が1軸の場合のみ示しているが、実際には不図示の直交
するもう1軸が存在する。ずれ検出系測定ユニット20
1は不図示の露光用結像レンズと空間的には別の位置に
あり、ステージ205を移動してウェハーをずれ検出系
測定ユニット201の下に移して計測をする。
【0108】これにより、露光装置で焼付けと、焼付け
によるずれ量計測ができるという長所を有する。
【0109】なお、図39で203はウェハー、204
はウェハーチャック、209はバキューム用チューブ、
212は移動用ガイドである。
【0110】ここで、図40にウェハー203上に焼付
けられたicパターンエリア210と、x軸方向の焼付
けずれ検出用パターンこと211の相対配置について示
す。スクライブライン214の中に焼付けずれ検出パタ
ーン211が納められた例を示してある。尚、焼付けず
れ検出パターン211はスクライブライン214の中で
なくicパターンエリア210の中に焼付けられていて
もよい。
【0111】図41に、焼付けずれ検出パターンの例を
示す。211−1がN番目のレイヤー、211−2がN
+1番目のレイヤーに相当する焼付けパターンで△xの
焼付けずれを示している。ところで図42に焼付けずれ
検出用パターンの別の例を示す。
【0112】図42はx軸及びy軸の両方のずれ検出が
可能なパターンを示す。215−1と215−2のパタ
ーンでy軸方向のずれ検出を、216−1と216−2
のパターンでx軸方向のずれ検出を行なう。
【0113】更に本発明は、図43に示すような所謂光
ステッパーといわれる縮小投影露光装置に適用可能であ
る。図43は本発明の第13実施例を示す。光源511
から出た光(例えば2周波発振の所謂ゼーマンレーザー
)を第1のレンズ系515に入射する。格子510のパ
ターンを2次光源として出た像を第1のフーリエ変換レ
ンズ515によって一旦集光し、更に第2のフーリエ変
換レンズ517を通して第1の格子510の像をウェハ
ー518に縮小投影光学系519を通して投影する。 第1のフーリエ変換レンズ515の後側焦点面には第1
の格子510の回折光が空間的に分布している。本実施
例ではこのフーリエ変換面に空間フィルター516(図
45参照)を配置してスペクトル面でフィルタリングし
、格子510のパターンをスペクトル面でフィルタリン
グする事によってウェハー518面上に干渉縞520を
生成する。尚、566、567は偏光板で、各々P偏光
(紙面に平行な電場面)とS偏光(紙面に垂直な電場面
)の光を通過させる。半導体ウェハー518上に形成し
た第2の格子521(即ち図50に示されるようなウェ
ハー上に焼付けられた第1、第2layerのグレーテ
ィング591、592)からは回折光522が回折され
、縮小投影光学系519及び第2のレンズ517を逆方
向に戻り空間フィルター516の位置に配置された小ミ
ラーによって光検出器に導かれる。以上がウェハー51
8上に焼付けられた、半導体プロセスパターンの焼き付
けずれ検出光学系である。なお図43で512は投影用
光源、513は照明光学系、514はレチクルである。
【0114】さて図44は図43の第1の格子510に
光が入ったときの回折の状況を示す断面図である。格子
パターン541によって0次、±1次、±2次…のよう
に複数の回折光が回折される。格子パターン541を取
り巻く光遮断部543はクロムや酸化クロム等の膜で形
成されており、入射光544をパターン541の内部の
み通過させている。図44の例においては、回折光を得
るためには振幅格子パターン541を用いているが、こ
の格子は位相格子でもよく、入射光が斜めから入射する
場合にはエシェレット格子でもよい。
【0115】ここで、図45に本実施例の原理説明を行
なう。光源511から出た波長λの光は第1の格子51
0の位相格子パターン541を照明する。なお位相格子
パターン541は第1フーリエ変換レンズ515の前後
焦点f1の位置に配置する。格子パターン541のピッ
チP1と回折光の回折角θ1はP1  sinθn=n
・λ(n=0、±1、±2…)…(41)の関係がある
。回折光はフーリエ変換レンズ515に入射し、更に後
側焦点面に図46に示すように各々の回折光に相当する
フーリエスペクトル像を結ぶ。1次の回折光のフーリエ
スペクトルに対応する光は0次の回折光のフーリエスペ
クトルとは完全に分離された状態でフーリエ変換面に像
を結ぶ。このフーリエ変換面上に空間フィルター516
を配置し、格子パターン541の0次および±2次以上
の回折光を遮断し、±1次回折光を通過させる。光源5
11はこの場合、ゼーマンレーザーのようにわずかに周
波数が異なる光を発振する。前記フーリエ変換面を通過
する回折光は第2フーリエ変換レンズ517を通過し、
さらにウェハー518上に投影される。なお566と6
7は偏光板で、各々を通過後の光はP偏光とS偏光に偏
光状態が揃えられる。
【0116】ウェハー518上で±1次光成分同士が干
渉して新たなピッチの干渉縞が形成される。この干渉縞
のピッチP2は
【0117】
【外14】 で与えられる。この時、第2フーリエ変換レンズ517
の前側焦点面に第1フーリエ変換レンズ515フーリエ
変換面を設定するので f1sinθ1=f2sinθ2  …(43)の関係
がある。第1及び第2フーリエ変換レンズ515、51
7さらに図43に示した縮小投影光学系519の縮小率
mの縮小投影系を通した像の間には
【0118】
【外15】 の関係がある。よってウェハーW上につくられる干渉縞
のピッチP3はf1=f2の時は、格子パターン541
の投影時のピッチの半分の値となる。格子541の投影
像によってウェハーW518上に第2の格子Gがつくら
れ、この格子Gに対して図47に示す如く光束611と
612の光をそれぞれ照射すると波面分割する格子Gに
よって、それぞれ回折された光が得られる。また2光束
611、612をウェハーW518上に同時に照射する
と、干渉縞を生成し、さらに、この場合ウェハーW51
8上の格子Gによって回折される光が各々干渉し、この
干渉した光を光検出器で検出し、干渉縞と格子Gとの間
の位置関係を示す光強度情報が得られる。
【0119】図48にレンズ517と小ミラーM、レン
ズ589に関するウェハーWとエッジミラー584(図
51参照)の関係と、ウェハーW上の格子Gで回折され
た光の進路の関係を示してある。ウェハーWで回折され
た光はレンズ517を通り、小ミラーMの位置で集光し
たのち、レンズ589を通ってエッジミラー584に至
る。この時、レンズ589の焦点距離をf3とすると、
図48のような配置となり、エッジミラー584の位置
と、ウェハーWの位置はレンズ517、589に関して
共役な位置関係にある。ウェハーW上に焼付けられてい
る格子のパターンは図50に示すパターンであるが、エ
ッジミラー584上ではこの格子パターンの位置とエッ
ジの関係は図49の様になっている。すなわち、図49
に示す様にエッジミラー584で反射される光は592
′で示されるような2ndlayerのパターンの共役
像の光で、一方透過光は591′で示されるような1s
tlayerのパターンの共役像の光である。これをA
PDやSiセンサーのような光応答性の速いセンサー5
83で検出し、ロックインアンプ587で位相検出すれ
ば所謂光ヘテロンダインでの高精度な位相検出が行なえ
、これによりウェハーW上に焼付けられた格子の位相ず
れ即ち、焼付けずれの検定ができる。尚、580、58
1の偏光板は直交した2偏光波面を干渉させるために置
かれており、光源511は所謂ゼーマンレーザーのよう
な2周波発振レーザーを用いたり、或は通常の1波長レ
ーザーにAO(Aucosto−Optical;音響
光学)変調器を用いたビート周波数発振光を設定する。 光センサー582からの信号と光センサー583からの
信号の時間的な位相ずれの模様を図52に示す。
【0120】又、光ヘテロダイン法を採用せず、例えば
図28に関して説明したフリンジスキャニング法を用い
る場合光源511が通常の1波長発振レーザーであって
、本発明の第14実施例として図53に示すように光セ
ンサー591、592の前の偏光板580、581は不
要となる。
【0121】以上示した様に、図43以降の実施例によ
ればウェハー基板上の焼付けずれ検出が高精度に可能な
露光装置とすることができる。
【0122】尚、本実施例はグレーティング541によ
りその回折光をウェハー上に投射して回折光を発生させ
たが、グレーティング541を用いずにビームスプリッ
ター、ミラーを組合わせてウェハー上に光を投射する事
もできる。
【0123】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば例えば
半導体露光装置上で焼付けを行なったあと焼付けによる
ずれ量計測ができる。
【0124】即ち例えば第1の回路パターンと共に、例
えばスクライブライン上に第1の格子パターンを形成し
た後、同一のウェハーを位置合せして第2の回路パター
ンと共にスクライブライン上に第2の格子パターンを形
成したときの2つの格子パターンの相対位置ずれを2つ
のパターンより出射される回折光の干渉光を検出する事
により検出しているので、2つのパターンの相対位置ず
れを高精度に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回折格子による回折光の説明図である。
【図2】同一平面上にある隣接する2つの回折格子によ
る回折光の説明図である。
【図3】被測定信号と参照信号の位相差の説明図である
【図4】本発明の第1実施例の図である。
【図5】本発明の第1実施例の図である。
【図6】本発明の第1実施例の図である。
【図7】本発明の第1実施例の図である。
【図8】本発明の第1実施例の図である。
【図9】本発明の第2実施例の図である。
【図10】本発明の第2実施例の図である。
【図11】本発明の第2実施例の図である。
【図12】本発明の第2実施例の図である。
【図13】本発明の第2実施例の図である。
【図14】本発明の第2実施例の図である。
【図15】本発明の第2実施例の図である。
【図16】本発明の第3実施例の図である。
【図17】本発明の第4実施例の図である。
【図18】本発明の第4実施例の図である。
【図19】本発明の第4実施例の図である。
【図20】本発明の第5実施例の図である。
【図21】本発明の第5実施例の図である。
【図22】本発明の第6実施例の図である。
【図23】本発明の第6実施例の図である。
【図24】本発明の第7実施例の図である。
【図25】本発明の第8実施例の図である。
【図26】本発明の第8実施例の図である。
【図27】本発明の第8実施例の図である。
【図28】本発明の第9実施例の図である。
【図29】本発明の第9実施例の図である。
【図30】本発明の第9実施例の図である。
【図31】本発明の第9実施例の図である。
【図32】本発明の第9実施例の図である。
【図33】本発明の第9実施例の図である。
【図34】本発明の第9実施例の図である。
【図35】本発明の第10実施例の図である。
【図36】本発明の第10実施例の図である。
【図37】本発明の第11実施例の図である。
【図38】本発明の第11実施例の図である。
【図39】本発明の第12実施例の図である。
【図40】本発明の第12実施例の図である。
【図41】本発明の第12実施例の図である。
【図42】本発明の第12実施例の図である。
【図43】本発明の第13実施例の図である。
【図44】本発明の第13実施例の図である。
【図45】本発明の第13実施例の図である。
【図46】本発明の第13実施例の図である。
【図47】本発明の第13実施例の図である。
【図48】本発明の第13実施例の図である。
【図49】本発明の第13実施例の図である。
【図50】本発明の第13実施例の図である。
【図51】本発明の第13実施例の図である。
【図52】本発明の第13実施例の図である。
【図53】本発明の第14実施例の図である。
【符号の説明】
40  光源 41  周波数シフタ 46  光センサー 47  ロックインアンプ U  格子パターン L  格子パターン

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも第一格子パターンを物体上
    に形成する第一工程と、少なくとも第二格子パターンを
    前記物体上に形成する第二工程と、前記物体上の第一格
    子パターンと第二格子パターンに可干渉光を照射し該第
    一及び第二格子パターンから出射される回折光を干渉さ
    せて前記物体上の第一及び第二格子パターン間の相対位
    置ずれを検出する第三工程とを有することを特徴とする
    測定方法。
  2. 【請求項2】  前記第一及び第二格子パターンは互い
    にピッチの等しい等間隔格子パターンであることを特徴
    とする請求項1の測定方法。
  3. 【請求項3】  前記相対位置ずれ検出はヘテロダイン
    法による位相差検出によって行なうことを特徴とする請
    求項1の測定方法。
  4. 【請求項4】  前記第三工程において前記第一格子パ
    ターンに第一周波数の可干渉光を、第二格子パターンに
    第二周波数の可干渉光を入射させそれぞれから出射した
    回折光を互いに干渉させた第一干渉光を検出し、前記第
    一干渉光と、前記第一及び第二周波数の可干渉光を格子
    パターンに入射させずに互いに干渉させた第二干渉光と
    の位相差を検出することにより前記相対位置ずれ検出を
    行なうことを特徴とする請求項3の測定方法。
  5. 【請求項5】  前記第三工程において前記第一及び第
    二格子パターンそれぞれに第一及び/又は第二周波数の
    可干渉光を入射させ、該可干渉光が第一格子パターンか
    ら回折して出射した後に第一及び第二周波数の可干渉光
    を互いに干渉させた第一干渉光と前記可干渉光が第二格
    子パターンから回折して出射した後に第一及び第二周波
    数の可干渉光を互いに干渉させた第二干渉光とを検出し
    、前記第一干渉光と第二干渉光との位相差を検出するこ
    とにより前記相対位置ずれ検出を行なうことを特徴とす
    る請求項3の測定方法。
  6. 【請求項6】  前記第一あるいは第二工程において前
    記第一あるいは第二格子パターンと同時に第三の格子パ
    ターンを前記物体上に形成し、前記第三工程において前
    記第一格子パターンに第一周波数の可干渉光、第二格子
    パターンに第二周波数の可干渉光を入射させそれぞれか
    ら出射した回折光を互いに干渉させた第一干渉光を検出
    し、且つ前記第三格子パターンに第一及び第二周波数の
    可干渉光を入射させ該第三格子パターンから出射した第
    一及び第二周波数の回折光を互いに干渉させた第二干渉
    光を検出し、前記第一干渉光と第二干渉光との位相差を
    検出することにより前記相対位置ずれ検出を行なうこと
    を特徴とする請求項3の測定方法。
  7. 【請求項7】  前記物体は感光体を有し前記物体上の
    第一及び第二格子パターンは前記感光体の潜像により形
    成されることを特徴とする請求項1の測定法法。
  8. 【請求項8】  前記物体は感光体を有し前記第一工程
    は第一格子パターンを有する第一レチクルのパターンを
    前記感光体上に焼き付けることにより行なわれ、前記第
    二工程は第二格子パターンを有する第二レチクルを前記
    感光体上に焼き付けることにより行なわれることを特徴
    とする請求項1の測定方法。
  9. 【請求項9】  前記第二工程では前記第二格子パター
    ンを形成する前に前記第一格子パターンが形成された物
    体を位置合わせすることを特徴とする特許請求項1の測
    定方法。
  10. 【請求項10】  同一面上の第一格子パターンと第二
    格子パターンに可干渉光を照射する手段と該第一及び/
    又は第二格子パターンから出射される回折光同士を干渉
    させて前記第一及び第二格子パターン間の相対位置ずれ
    を検出する手段を有することを特徴とする測定装置。
  11. 【請求項11】  前記相対位置ずれ検出はヘテロダイ
    ン法による位相差検出によって行なうことを特徴とする
    請求項10の測定装置。
  12. 【請求項12】  前記第一格子パターンに第一周波数
    の可干渉光を、第二格子パターンに第二周波数の可干渉
    光を入射させそれぞれから出射した回折光を互いに干渉
    させた第一干渉光を検出し、前記第一干渉光と、前記第
    一及び第二周波数の可干渉光を格子パターンに入射させ
    ずに互いに干渉させた第二干渉光との位相差を検出する
    ことにより前記相対位置ずれ検出を行なうことを特徴と
    する請求項10の測定装置。
  13. 【請求項13】  前記第一及び第二格子パターンそれ
    ぞれに第一及び第二周波数の可干渉光を入射させ、第一
    格子パターンから出射した第一及び第二周波数の回折光
    を互いに干渉させた第一干渉光と第二格子パターンから
    出射した第一及び第二周波数の回折光を互いに干渉させ
    た第二干渉光との位相差を検出することにより前記相対
    位置ずれ検出を行なうことを特徴とする請求項10の測
    定装置。
  14. 【請求項14】  前記第一格子パターンに第一周波数
    の可干渉光を、第二格子パターンに第二周波数の可干渉
    光を入射させそれぞれから出射した回折光を互いに干渉
    させた第一干渉光を検出し、且つ前記第一あるいは第二
    格子パターンと同時に前記同一面上に形成された第三格
    子パターンに第一及び第二周波数の可干渉光を入射させ
    該第三格子パターンから出射した第一及び第二周波数の
    回折光を互いに干渉させた第二干渉光を検出し、前記第
    一干渉光と第二干渉光との位相差を検出することにより
    前記相対位置ずれ検出を行なうことを特徴とする請求項
    10の測定装置。
  15. 【請求項15】  少なくとも第一格子パターンを物体
    上に形成する第一工程と、少なくとも第二格子パターン
    を前記物体上に形成する第二工程と、前記物体上の第一
    格子パターンに少なくとも第一の光と照射し、第二格子
    パターンに少なくとも第二の光を照射する第三工程と前
    記第一、第二の光、前記第一の光と同じ光源から出た第
    三の光、前記第二の光と同じ光源から出た第四の光の内
    、2つの光を干渉させて受光する第四工程と、残りの2
    つの光を干渉させて受光する第五工程と、2つの受光出
    力を比較して相対位置ずれを検出する第六工程とを有す
    ることを特徴とする測定方法。
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