JPH04211066A - イミダゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫剤 - Google Patents

イミダゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫剤

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JPH04211066A
JPH04211066A JP3045956A JP4595691A JPH04211066A JP H04211066 A JPH04211066 A JP H04211066A JP 3045956 A JP3045956 A JP 3045956A JP 4595691 A JP4595691 A JP 4595691A JP H04211066 A JPH04211066 A JP H04211066A
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group
formula
carbon atoms
insect pests
compound
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JP3045956A
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Hiroki Tomioka
広樹 富岡
Noriyasu Sakamoto
坂本 典保
Kimitoshi Umeda
梅田 公利
Hiroaki Fujimoto
藤本 博明
Takao Ishiwatari
石渡 多賀男
Hiroshi Kishida
博 岸田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は、新規なイミダゾール誘
導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫剤に
関する。 [0002]
【従来の技術】これまである種のイミダゾール誘導体、
たとえば1−ジメチルカルバモイル−2−メチル−te
rt−ブチルイミダゾールが米国特許第3.868.4
58号および米国特許第3.940.484号に、1−
ジメチルカルバモイル−2−メチルチオ−4−tert
−ブチルイミダゾールが米国特許第3.996.366
号に、殺虫剤の有効成分として用いられ得ることがそれ
ぞれ記載されている。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化合物は、殺虫剤の有効成分として必ずしも常に充分
なものであるとはいえない。 [0004]
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、よりすぐれた殺虫効力を有する化合物を見出
すべく鋭意検討を重ねた結果、下記の一般式 化4で示
されるイミダゾール誘導体が、きわめて高い殺虫効力を
有することを見出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、一般式 化4 [0005]
【化4】 [0006]  (式中、R1は水素原子、炭素原子1
〜3個のアルキル基、炭素原子1〜3個のアルキルチオ
基または炭素原子2〜3個のアルコキシアルキル基、R
2はハロゲン原子、ニトロ基またはトリフルオロメチル
基、R3は炭素原子1〜3個のハロアルキル基、炭素原
子1〜3個のハロアルコキシ基、Xは窒素原子または式
CYで示される基である。ここでYはハロゲン原子また
はニトロ基を表す。〕で示されるイミダゾール誘導体、
その製造法およびそれを有効成分とする殺虫剤を提供す
るものである。 [0007]一般式 化4で示される本発明化合物のう
ちで好ましい化合物としては、R1は水素原子、メチル
基、メチルチオ基またはメトキシメチル基、R2はフッ
素原子、塩素原子または臭素原子であるハロゲン原子、
ニトロ基またはトリフルオロメチル基、R3はトリフル
オロメチル基、Xは窒素原子または式C−Yで示される
基、ここでYはフッ素原子または塩素原子を表す、が挙
げられる。より好ましい化合物としては、R1は水素原
子またはメチル基、R2はフッ素原子、塩素原子または
ニトロ基、R3はトリフルオロメチル基、Xは式C−Y
で示される基、ここでYはフッ素原子または塩素原子を
表す、を挙げることができる。一般式 化4で示される
本発明化合物は、一般式 化5 [0008]
【化5】 [0009]  C式中、R2、R3、Xは前記と同じ
意味を表し、Aはハロゲン原子を表す。〕で示されるハ
ライド化合物と一般式 化6
【0010】
【化6】 [00111(式中、R1は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるイミダゾールとを反応させることによって製
造することができる。 [0012] この反応では、溶媒中、脱ハロゲン化水
素剤の存在下、約−5℃から150℃で、1時間から2
4時間程度反応させることによって製造できる。 [0013]反応に供する試剤の量は、一般式 化6で
示されるイミダゾール1当量に対し、一般式 化5で示
されるハライド化合物は1〜2当量であり、脱ハロゲン
化水素剤は1〜4当量である。 [0014]上記の本反応に用いられる溶媒としては、
たとえばヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテ
ル等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素、クロロホルム、四塩化炭素、ジク
ロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハ
ロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホ
ロン、シクロヘキサノン等のケトン、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル、ニトロエタン、ニトロベンゼン等
のニトロ化物、アセトニトリル、イソブチロニトリル等
のニトリル、ピリジン、トリエチルアミン、N、 N−
ジエチルアニリン、トリブチルアミン、N−メチルモル
ホリン等の第三級アミン、ホルムアミド、N、 N−ジ
メチルホルムアミド、N、 N−ジメチルアセトアミド
等の酸アミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の
硫黄化合物等あるいはそれらの混合物があげられる。 [0015]脱ハロゲン化水素剤としては、たとえばピ
リジン、トリエチルアミン、N、 N−ジエチルアニリ
ン等の有機塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸カルシウム、水素化ナトリウム等の無機塩基、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ
金属アルコキシド等があげられる。 [0016]反応終了後は、通常の後処理を行ない、必
要ならばクロマトグラフィー、蒸留、再結晶等によって
精製することができる。 [00171本発明の原料となる一般式 化6で示され
るイミダゾールは、米国特許箱3.868.458号明
細書、米国特許箱3.940.484号明細書および米
国特許箱3.996.366号明細書に、一般式 化5
で示されるハライド化合物は、米国特許箱3.888.
932号明細書、米国特許箱3,928、416号明細
書、ヨーロッパ特許第23.100号明細書、ヨーロッ
パ特許第34.402号明細書、西独特許第2.606
.393号明細書、西独特許第3.545.570号明
細書、米国特許箱4、181.041号明細書、J、 
Org、 Chem、、25.1710 (1960)
、英国特許第2.002.368号明細書、英国特許第
1.121゜211号明細書および特開昭59−20.
269号公報にそれぞれ記載あるいはそれに準じた方法
により製造することができる。 [0018]本発明化合物としては、たとえば下記の表
1〜45に記載のものをあげることができる。 [0019]
【表1】
【0020】
【表2】 [00211
【表3】 [0022]
【表4】 [0023]
【表5】 [0024]
【表6】 [0025]
【表7】 [0026]
【表8】 [0027]
【表9】 [0028]
【表10】 [0029]
【表11】
【0030】
【表12】 [00311
【表13】 [0032)
【表14】 [0033]
【表15】 [0034]
【表16】 [0035]
【表17】 [0036)
【表18】 [0037]
【表19】 [0038]
【表20】 [0039]
【表21】 [00401
【表22】 [00411
【表23】 [0042]
【表24】 [0043]
【表25】 [0044]
【表26】 [0045]
【表27】 [0046]
【表28】 [0047]
【表29】 [0048]
【表30】 [0049]
【表31】 [00501
【表32】 [00511
【表33】 [0052]
【表34】 [0053]
【表35】 [0054]
【表36】 [0055]
【表37】 [0056]
【表38】 [0057]
【表39】 [0058]
【表40】 [0059]
【表41】 [00601
【表42】 [00611
【表43】 [0062]
【表44】 [0063]
【表45】 [0064]本発明化合物が卓効を発揮する害虫類とし
ては、たとえば下記のものがあげられる。 [0065] 半翅目害虫 ヒメトビウンカ、トビイロウンカ、セジロウンカ等のウ
ンカ類、ツマグロヨコバイ、タイワンツマグロヨコバイ
等のヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ類、コナララ
ミ類、カイガラムシ類、ダンバイムシ類、キジラミ類等
[0066] 鱗翅目害虫 ニカメイガにカメイチュウ)、コブノメイガ、ノシメコ
クガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨト
ウガ等のヨトウ類、モジシロチョウ等のシロチョウ類、
コカクモジハマキ等のハフキガ類、シンクイガ類、ハモ
グリガ類、ドクガ類、ウワバ類、カブラヤガ、タマナヤ
ガ等のアゲロチイス属害虫(Agrothisspp、
 )、へりオティス属害虫(Heliothis sp
p、) 、コナガ、イガ、コイガ等 [0067] 双翅目害虫 アカイエカ、コガタアカイエ力等のイエカ類、ネッタイ
シマカ、ヒトスジシマ力等のヤブカ類、シナハマダラ力
等のハマダラ力類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバ
エ等のイエバエ類、クロバエ類、ニラバエ類、ヒメイエ
バエ、タネバエ、タマネギバエ等のハチバエ類、ミバエ
類、ショウジヨウバエ類、チョウバエ類、アブ類、ツユ
類、サシバエ類等 [0068] 鞘翅目害虫 ウェスタンコーンルートワーム、サザンコーンルートワ
ーム等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ、ヒ
メコガネ等のコガネムシ類、コクゾウムシ、イネミゾウ
ムシ、アズキゾウムシ等のツウムシ類、チャイロコメノ
ゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマシ
類、キスジノミハムシ、ウリハムシ等のハムシ類、シバ
ンムシ類、ニジュウヤホシテントウ等のエピラクナ属(
Epilach−na  spp、) 、ヒラタキイム
シ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、アオバア
リガタハネ力クシ等 [0069] 網翅目害虫 チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、ト
ビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等 [00701 膜翅目害虫 ミナミキイロアザミウマ、ハナアザミウマ等[0071
1 膜翅目害虫 アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラババチ
等のハバナ類等 [0072] 直翅目害虫 ケラ、バッタ等 [0073] 膜翅目害虫 ヒトノミ等 [0074] シラミ目害虫 ヒトジラミ、ケシラミ等 [0075] 等翅目害虫 ヤマトシロアリ、イエシロアリ等 [00761等に卓効を発揮する。 [0077]さらに既存の殺虫剤に対し、抵抗性の発達
した害虫にもきわめて有効である。 [0078]本発明化合物を殺虫剤の有効成分として用
いる場合は、他の何らの成分も加えず、そのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担体
、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製剤
用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブル
剤、粒剤、粉剤、エアゾール、煙霧剤(フォッギング等
)、毒餌等に製剤して使用する。 [0079] これらの製剤には、有効成分として本発
明化合物を、通常、重量比で0.01%〜95%含有す
る。 [00801製剤化の際に用いられる固体担体としては
、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水
酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等
)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物(セリサ
イト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリ
カ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)
等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体担体とし
ては、たとえば水、アルコール類(メタノール、エタノ
ール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等
)、芳香属炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン
、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪属炭化
水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、
エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類
(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル
類(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミ
ド類(N、 N−ジメチルホルムアミド、N、 Nジメ
チルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロ
ロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチ
ルスルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等があげら
れ、ガス状担体、すなわち噴射剤としては、たとえばフ
ロンガス、ブタンガス、LPG (液化石油ガス)、ジ
メチルエーテル、炭酸ガス等があげられる。 [0081]界面活性剤としては、たとえばアルキル硫
酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそ
のポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエ
ーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘
導体等があげられる。 [0082]固着剤や分散剤等の製剤用補助剤としては
、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん粉、
アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リ
グニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子
(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸類等)等があげられ、安定剤としては、たと
えばPAP (酸性リン酸イソプロピル)、BHT (
2,6−シーtert−ブチル−4−メチルフェノール
) 、BHA (2−tert−ブチル−4−メトキシ
フェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂
肪酸またはそのエステル等があげられる。 [0083]毒餌の基材としては、たとえば穀物粉、植
物精油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒド
ロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸
化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の
誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料等の誘引性香料
等があげられる。 [0084] このようにして得られる製剤は、そのま
まであるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤
、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混合し
て、または混合せずに同時に用いることもできる。 [0085]本発明化合物を農業用殺虫剤として用いる
場合、その施用量は、通常、10アールあたり、0.1
g〜100gであり、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を
水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常、0.
lppm〜500ppmであり、粒剤、粉剤等は何ら希
釈することなく製剤のままで施用する。また、防疫用殺
虫剤として用いる場合には、乳剤、水和剤、フロアブル
剤等は、通常、水で0.lppm〜500ppmに希釈
して施用し、油剤、エアゾール、煙霧剤、毒餌等につい
てはそのまま施用する。 [0086] これらの施用量、施用濃度は、いずれも
製剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種
類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にか
かわることなく増加させたり、減少させたりすることが
できる。 [0087]
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。まず、本発明化合物の
製造例を示す。 [0088] 製造例1(本発明化合物(5)の製造)2−メチル−4
(5)−tert−ブチルイミダゾール(0゜13g、
1ミリモル)のN、 N−ジメチルホルムアミド(5m
l)溶液に、60%油性水素化ナトリウム(40mg、
1ミリモル)を少景ずつ水冷下に加えた。同温度で15
分間攪拌後、温度を室温とし、3−クロロ−4,5ジフ
ルオロペンゾトリフルオリド(0,22g、1ミリモル
)を滴下して加えた。添加終了後、温度を80〜90℃
に保ち、4時間攪拌した。冷却した後、反応混合物を水
にあけ、酢酸エチルで抽出した。さらに飽和食塩水で洗
い、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に濃縮して得
られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、1−(2−クロロ−6−フルオロ−4−トリフル
オロメチルフェニル)−2−メチル−4−tert−ブ
チルイミダゾール0.17 gを得た。 m、p、   60−63℃ [0089] 製造例2(本発明化合物(10)の製造)2−メチル−
4(5)−tert−ブチルイミダゾール(0゜26g
、2ミリモル)のN、 N−ジメチルホルムアミド(5
ml)溶液に、無水炭酸カリウム(0,41g、  3
ミリモル)および3−クロロ−4−フルオロ−5−ニト
ロペンゾトリフルオリド(0,49g、2ミリモル)を
加え、80〜100℃で6時間攪拌した。冷却した後、
反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。さらに
飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下に濃縮して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、1−(2−クロロ−6−ニトロ−
4−トリフルオロメチルフェニル)−2−メチル−4−
tert−ブチルイミダゾール0.3gを得た。 m、  p、   115.7℃ 製造例で示された方法に準じて製造した化合物を表46
および表47に示す。 [00901
【表46] [0091] 【表47】 [0092]次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
し、本発明化合物は、表46および表47に記載の化合
物番号で表す。 [0093] 製剤例1 乳剤 本発明化合物(1)〜(22)の各々10部を、キシレ
ン35部およびジメチルホルムアミド35部に溶解し、
これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル1
4部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部
を加え、よく攪拌混合して各々の10%乳剤を得る。 [0094] 製剤例2 水和剤 本発明化合物(1)〜(22)20部を、ラウリル硫酸
ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、
合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土54部を混
合した中に加え、ジュースミキサーで攪拌混合して20
%永和剤を得る。 [0095] 製剤例3 粒剤 本発明化合物(1)〜(22) 5部に、合成含水酸化
珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム5部、ベントナイト30部およびクレー55部を加え
充分攪拌混合する。ついで、これらの混合物に適当量の
水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥し
て5%粒剤を得る。 [0096] 製剤例4 粉剤 本発明化合物(16)  1部を適当量のアセトンに溶
解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAPo、
3部およびクレー93.7部を加え、ジュースミキサー
で攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して1%粉剤を得る
。 [0097] 製剤例5 フロアブル剤 本発明化合物(4)20部とソルビタントリオレエート
1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液
28.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒
径3μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.0
5部およびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1
部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコ
ール10部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁剤を得
る。 [0098] 製剤例6 油剤 本発明化合物(1)〜(22) 0.1部をキシレン5
部およびトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯
油89゜9部に混合して0.1%油剤を得る。 [0099] 製剤例7 油性エアゾール 本発明化合物(1)〜(22) 0.1部、テトラメス
リン0゜2部、d−フェノスリン0.1部、トリクロロ
エタン10部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、
エアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、
該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を
加圧充填して油性エアゾールを得る。
【0100】 製剤例8 水性エアゾール 本発明化合物(5) 0.2部、d−アレスリン0.2
部、dフェノスリン0.2部、キシレン5部、脱臭灯油
3.4部および乳化剤(アトモス300(アトラスケミ
カル社登録商標名))1部を混合溶解したものと、純水
50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り
付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)4
0部を加圧充填して水性エアゾールを得る。 [01011 製剤例9 蚊取線香 本発明化合物(5)0.3gにd−アレスリン0.3g
を加え、アセトン20m1に溶解し、蚊取線香用担体(
タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の割合で混合)99.
4gと均一に攪拌混合した後、水120m1を加え、充
分練り合わせたものを成型乾燥して蚊取線香を得る。 [0102] 製剤例10 電気蚊取マット 本発明化合物(5) 0.4g、 d−アレスリン0.
4gおよびピペニルブトキサイド0.4gにアセトンを
加えて溶解し、トータルで10m1とする。この溶液0
.5mlを、2.5cmX1.5cm、厚さ0.3cm
の電気マット用基剤(コツトンリンターとパルプとの混
合物のフィブリルを板状に固め;たもの)に均一に含浸
させて、電気蚊取マットを得る。 [0103] 製剤例11 加熱燻煙剤 本発明化合物(16)  100mgを適量のアセトン
に溶解し、4.0cmX4. Ocm、厚さ1.2cm
の多孔セラミック板に含浸させて加熱燻煙剤を得る。 [0104] 製剤例12 毒餌 本発明化合物(1)〜(22)10■をアセトン0.5
mlに溶解し、この溶液を、動物用固型飼料粉末(飼育
繁殖用固型飼料粉末CE−2、日本夕レア株式会社商品
名)5gに処理し、均一に混合する。ついでアセトンを
風乾し、0.5%毒餌を得る。 [01051次に本発明化合物が、殺虫剤の有効成分と
して有用であることを試験例により示す。なお、本発明
化合物は表46および表47に記載の化合物番号で示し
、比較対照に用いた化合物は表48に記載の化合物記号
で示す。 [0106]
【表48】 [0107] 試験例1 トビイロウンカ幼虫に対する殺虫試験製剤例
1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水による希釈
液(500または5ppm )に、イネ茎(長さ約12
cm)を1分間浸漬した。風乾後、試験管にイネ茎を入
れ、その中に、トビイロウンカ幼虫を約30頭放ち、6
日後にその生死を調査した。その判定基準はa:生存虫
が認められない。 b=生存虫が5頭以下認められる。 C:生存虫が6頭以上認められる。 その結果を表49および表50に示す。 [0108]
【表49】 [0109]
【表50】 [01101 試験例2 サザンコーンルートワームに対する殺虫試験
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙
を敷き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の
、水による希釈液(500または50ppm )  1
mlを濾紙上に滴下し、餌としてコーンの芽出しを1個
人れた。その中に、サザンコーンルートワームの卵を約
30個入れ、蓋をして8日後にふ化した幼虫の生死を調
査した。効果判定基準は a:生存虫が認められない。 b:生存虫が5頭以下認められる。 c: 〃  6頭以下認められる。 その結果を表51〜53に示す。 [01111
【表51] [0112] 【表52】 [0113]
【表53】 [0014] 試験例4 アカイエカに対する殺虫試験製剤例1に準じ
て供試化合物を乳剤にし、それを水で希釈し、その液0
.7mlを100m1のイオン交換水に加えた(有効成
分濃度3.5ppm)。その中にアカイエカ終令幼虫2
0頭を放ち、1日後の死出率を調査した。 効果判定基準は A:死出率90%以上 B:死出率10%以上90%未満 C:死出率10%未満 とした。その結果を表54および表55に示す。 [0115]
【表54】 [0116]
【表55】 [0117] 試験例5 チャバネゴキブリに対する殺虫試験直径5.
5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷き、
製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水によ
る希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙上に滴下し
、餌としてショ糖30■を均一に入れた。その中に、チ
ャバネゴキブリ雄成虫10頭を放ち、蓋をして6日後に
その生死を調査し、死出率を求めた。その結果を表56
および表57に示す。 [0118]
【表56】 [0119]
【表57】 [01201 試験例6 イエバエに対する殺虫試験 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙
を敷き、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の
、水による希釈液(500ppm)0.7mlを濾紙上
に滴下し、餌としてショ糖30■を均一に入れた。その
中に、イエバエ雌成虫10頭を放ち、蓋をして48時間
後にその生死を調査し、死出率を求めた(2反復)。そ
の結果を表58および表59に示す。 [0121]
【表58】 [0122]
【表59】 [0123]
【発明の効果】本発明化合物は、半翅目害虫、鱗翅目害
虫、双翅目害虫、鞘翅目害虫、網翅目害虫、膜翅目害虫
、直翅目害虫、膜翅目害虫、膜翅目害虫、シラミ目害虫
、等翅目害虫等に対し、優れた殺虫効力を有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子1〜3個のアルキル
    基、炭素原子1〜3個のアルキルチオ基または炭素原子
    2〜3個のアルコキシアルキル基、R2はハロゲン原子
    、ニトロ原子またはトリフルオロメチル基、R3は炭素
    原子1〜3個のハロアルキル基、炭素原子1〜3個のハ
    ロアルコキシ基、Xは窒素原子または式C−Yで示され
    る基である。ここでYはハロゲン原子またはニトロ基を
    表す。〕で示されるイミダゾール誘導体。
  2. 【請求項2】一般式 化2 【化2】 〔式中、R2はハロゲン原子、ニトロ基またはトリフル
    オロメチル基、R3は炭素原子1〜3個のハロアルキル
    基、炭素原子1〜3個のハロアルコキシ基、Xは窒素原
    子または式C−Yで示される基、Aはハロゲン原子であ
    る。ここでYはハロゲン原子またはニトロ基を表す。〕
    で示されるハライド化合物と一般式 化3【化3】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子1〜3個のアルキル
    基、炭素原子1〜3個のアルキルチオ基または炭素原子
    2〜3個のアルコキシアルキル基を表す。〕で示される
    イミダゾールとを反応させることを特徴とする請求項(
    1)記載のイミダゾール誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載のイミダゾール誘導体を
    有効成分として含有することを特徴とする殺虫剤。
JP3045956A 1990-02-20 1991-02-18 イミダゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする殺虫剤 Pending JPH04211066A (ja)

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JP4053790 1990-02-20
JP2-40537 1990-02-20
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JP17313590 1990-06-29
JP23543990 1990-09-04
JP2-235439 1990-09-04
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103153962A (zh) * 2010-09-29 2013-06-12 纳幕尔杜邦公司 杀真菌咪唑

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