JPH04209866A - アクリル長繊維布帛の染色方法 - Google Patents
アクリル長繊維布帛の染色方法Info
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- JPH04209866A JPH04209866A JP2400493A JP40049390A JPH04209866A JP H04209866 A JPH04209866 A JP H04209866A JP 2400493 A JP2400493 A JP 2400493A JP 40049390 A JP40049390 A JP 40049390A JP H04209866 A JPH04209866 A JP H04209866A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、アクリル長繊維からな
る布帛の改善された染色方法に関するもである。 [0002] 【従来の技術】アクリル長繊維からなる布帛は、染め足
が早く、且つ、より鮮明な染色が特徴とされ、衣料分野
を問わず、産業分野にその利用は大きい。とりわけ液流
染色法の発展と共にその利用が検討されてきているが、
アクリル長繊維は熱応力、初期モジュラスが低いため、
液流染色は工程中においてシワ、経スジ、熱へタリを生
じ、品位の低下を起こすという欠点を有しており不適で
ある。 [0003]さらに、沸水収縮率が9%以下、且つ熱時
の初期モジュラスが1g/dとそれぞれ低いアクリル長
繊維は、織物ではリードマークが、編物では針部が発生
しやすく、修正が不可能である。最近アクリル長繊維の
製造の高速下に伴い、沸水収縮率及び熱応力が過小であ
る高速紡糸タイプの該繊維の染色に際し、上記品質の低
下の傾向が大であり、その対策が望まれている。 [0004]
る布帛の改善された染色方法に関するもである。 [0002] 【従来の技術】アクリル長繊維からなる布帛は、染め足
が早く、且つ、より鮮明な染色が特徴とされ、衣料分野
を問わず、産業分野にその利用は大きい。とりわけ液流
染色法の発展と共にその利用が検討されてきているが、
アクリル長繊維は熱応力、初期モジュラスが低いため、
液流染色は工程中においてシワ、経スジ、熱へタリを生
じ、品位の低下を起こすという欠点を有しており不適で
ある。 [0003]さらに、沸水収縮率が9%以下、且つ熱時
の初期モジュラスが1g/dとそれぞれ低いアクリル長
繊維は、織物ではリードマークが、編物では針部が発生
しやすく、修正が不可能である。最近アクリル長繊維の
製造の高速下に伴い、沸水収縮率及び熱応力が過小であ
る高速紡糸タイプの該繊維の染色に際し、上記品質の低
下の傾向が大であり、その対策が望まれている。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、沸水
収縮率が9%以下、且つ熱時の初期モジュラスが、1g
/d以下とそれぞれ低いアクリル長繊維からなる布帛が
もつリードマーク、針部を修正し、且つ染色工程中にシ
ワ、経スジ、熱へタリを発生させず、さらにこの繊維が
本来もつ風合を損なわないで染色する方法を提供するこ
とを目的とする。 [0005]
収縮率が9%以下、且つ熱時の初期モジュラスが、1g
/d以下とそれぞれ低いアクリル長繊維からなる布帛が
もつリードマーク、針部を修正し、且つ染色工程中にシ
ワ、経スジ、熱へタリを発生させず、さらにこの繊維が
本来もつ風合を損なわないで染色する方法を提供するこ
とを目的とする。 [0005]
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は沸水収縮
率が9%以下、且つ熱時の初期モジュラスが、1g/d
以下のアクリル長繊維からなる布帛を気流染色機を用い
て染色することを特徴とするアクリル長繊維布帛の染色
方法である。該繊維布帛を従来の液流染色機で染色する
と、シワ、経スジ、熱へタリが発生し、染色品の品位は
著しく低下する。これに対して本発明者らは、気流染色
機にて該繊維布帛を染色する事で欠点の殆んどを発生さ
せずかつソフトな風合を付与する染色方法を発明したの
である。 [00061本発明者らは、沸水収縮率が9%以下で且
つ、初期モジュラスが、1g/d以下のアクリル長繊維
からなる布帛を従来の液流染色機で染色した場合発生す
るシワ、経スジ、熱へタリ等の解消と、染色中の布帛の
搬送方法について研究した結果、その搬送が気体流又は
、気体及び液体の混合流によって行なわれる場合、上記
欠点が解消されるか、大巾に矯正され、かつ該繊維が本
来持つ風合を損なわず、また布帛にドレープ性を与える
ことを見出した。すなわち、上記欠点の発生あるいは発
生を誘発する原因の一つとして、染色中に布帛が受ける
長さ方向の張力にあると考えた。 [0007]気流染色機は、その構造上低浴比染色のた
め従来の染色機に比べて染色水は少量ですむため布帛の
持つ水は従来の染色機に比べてかなり少なく、布帛に与
える長さ方向の張力は小さくなり、アクリル長繊維布帛
を実際に染色すると、驚くべきことに前述の欠点が修正
されたり、あるいは殆ど発生せず、品位良好でかつ風合
良好な染色品を得られるものである。 [0008]本発明に用いられるアクリル長繊維からな
る布帛としては、例えば織物の場合、タフタ、ツイル、
サテン、ジョーゼットなど、又編物の場合、トリコット
など通常工業的に生産される織編地等が挙げられる。ま
たこれらの織編物はアクリル長繊維100%からなる織
物、編物または他繊維を混用した織物、編物である。ま
たアクリル長繊維からなる布帛は、場合によっては精練
やプレセットを省略して染色することもある。 [00091本発明に用いられるアクリル長繊維は、沸
水収縮率が9%以下、かつ初期モジュラスが1g/d以
下であることが必要である。ここで沸水収縮率とはJI
S L1013法によって求められる値であり、熱時
の初期モジュラスとは、試料繊維を95℃の洲本中でJ
IS L1013法によって求められる値である。 [00101特に、捲取り速度が1000m/分以上で
製造されたアクリル長繊維の物性は沸水収縮率が1〜5
%、熱応力が0.10〜0.13g/d、熱時の初期モ
ジュラス0.3〜0.7g/dである為、染色中に張力
を受けると大変伸び易い。その為、長さ方向の張力が比
較的少ない気流染色法を用いると、シワ、経スジ、熱へ
タリの欠点が殆んどなく高品質の仕上がりが得られるこ
とがわかった。 [00111本発明に用いられる気流染色機としては、
繊維布帛の染色装置内での搬送が気体流又は、気体及び
気体と液体の混合流によって行われるものであれば、ど
のような型式のものでも良い。勿論、補助リール等の付
属装置によって一部推進されてもかまわない。例えば、
染色するに際し気体及び液体の染液で処理し、さらに処
理されるべき繊維材料を気密に密閉し得る槽に導入し、
そこでエンドレス型に循環させ、そして少なくとも処理
操作の間この状態に保持し、その間処理剤を同方向に循
環させて繊維布帛に作用させ、繊維材料推進が実質的に
流動ガスの推進エネルギーにより行なわれるところのジ
ェット染色装置である。好ましくは、特公昭63−29
030号公報、特公昭63−36385号公報またはヨ
ーロッパ特許出願公報78022号にて開示された処理
方法において使用されるジェット染色装置が一例である
。 [0012]気流染色機を用いてアクリル長繊維布帛を
染色する際の染色温度は通常の染色温度が用いられるが
一般には95℃〜100℃が好ましい。又、染色するに
際し、染色助剤の種類、その使用温度、染色PH1染色
時間、染色後の後処理等は通常のアクリル長繊維の染色
条件が用いられる。これは被染物の種類、染色濃度を勘
案して適宜設定される。 [0013]
率が9%以下、且つ熱時の初期モジュラスが、1g/d
以下のアクリル長繊維からなる布帛を気流染色機を用い
て染色することを特徴とするアクリル長繊維布帛の染色
方法である。該繊維布帛を従来の液流染色機で染色する
と、シワ、経スジ、熱へタリが発生し、染色品の品位は
著しく低下する。これに対して本発明者らは、気流染色
機にて該繊維布帛を染色する事で欠点の殆んどを発生さ
せずかつソフトな風合を付与する染色方法を発明したの
である。 [00061本発明者らは、沸水収縮率が9%以下で且
つ、初期モジュラスが、1g/d以下のアクリル長繊維
からなる布帛を従来の液流染色機で染色した場合発生す
るシワ、経スジ、熱へタリ等の解消と、染色中の布帛の
搬送方法について研究した結果、その搬送が気体流又は
、気体及び液体の混合流によって行なわれる場合、上記
欠点が解消されるか、大巾に矯正され、かつ該繊維が本
来持つ風合を損なわず、また布帛にドレープ性を与える
ことを見出した。すなわち、上記欠点の発生あるいは発
生を誘発する原因の一つとして、染色中に布帛が受ける
長さ方向の張力にあると考えた。 [0007]気流染色機は、その構造上低浴比染色のた
め従来の染色機に比べて染色水は少量ですむため布帛の
持つ水は従来の染色機に比べてかなり少なく、布帛に与
える長さ方向の張力は小さくなり、アクリル長繊維布帛
を実際に染色すると、驚くべきことに前述の欠点が修正
されたり、あるいは殆ど発生せず、品位良好でかつ風合
良好な染色品を得られるものである。 [0008]本発明に用いられるアクリル長繊維からな
る布帛としては、例えば織物の場合、タフタ、ツイル、
サテン、ジョーゼットなど、又編物の場合、トリコット
など通常工業的に生産される織編地等が挙げられる。ま
たこれらの織編物はアクリル長繊維100%からなる織
物、編物または他繊維を混用した織物、編物である。ま
たアクリル長繊維からなる布帛は、場合によっては精練
やプレセットを省略して染色することもある。 [00091本発明に用いられるアクリル長繊維は、沸
水収縮率が9%以下、かつ初期モジュラスが1g/d以
下であることが必要である。ここで沸水収縮率とはJI
S L1013法によって求められる値であり、熱時
の初期モジュラスとは、試料繊維を95℃の洲本中でJ
IS L1013法によって求められる値である。 [00101特に、捲取り速度が1000m/分以上で
製造されたアクリル長繊維の物性は沸水収縮率が1〜5
%、熱応力が0.10〜0.13g/d、熱時の初期モ
ジュラス0.3〜0.7g/dである為、染色中に張力
を受けると大変伸び易い。その為、長さ方向の張力が比
較的少ない気流染色法を用いると、シワ、経スジ、熱へ
タリの欠点が殆んどなく高品質の仕上がりが得られるこ
とがわかった。 [00111本発明に用いられる気流染色機としては、
繊維布帛の染色装置内での搬送が気体流又は、気体及び
気体と液体の混合流によって行われるものであれば、ど
のような型式のものでも良い。勿論、補助リール等の付
属装置によって一部推進されてもかまわない。例えば、
染色するに際し気体及び液体の染液で処理し、さらに処
理されるべき繊維材料を気密に密閉し得る槽に導入し、
そこでエンドレス型に循環させ、そして少なくとも処理
操作の間この状態に保持し、その間処理剤を同方向に循
環させて繊維布帛に作用させ、繊維材料推進が実質的に
流動ガスの推進エネルギーにより行なわれるところのジ
ェット染色装置である。好ましくは、特公昭63−29
030号公報、特公昭63−36385号公報またはヨ
ーロッパ特許出願公報78022号にて開示された処理
方法において使用されるジェット染色装置が一例である
。 [0012]気流染色機を用いてアクリル長繊維布帛を
染色する際の染色温度は通常の染色温度が用いられるが
一般には95℃〜100℃が好ましい。又、染色するに
際し、染色助剤の種類、その使用温度、染色PH1染色
時間、染色後の後処理等は通常のアクリル長繊維の染色
条件が用いられる。これは被染物の種類、染色濃度を勘
案して適宜設定される。 [0013]
【実施例】以下、本発明を実施例により詳説する。なお
、実施例中に示される滞水収縮率、熱時の初期モジュラ
ス、熱応力の測定方法は以下の通りである。滞水収縮率
:JIS L 1013法による。 [0014]熱時の初期モジュラス:試料繊維を95℃
の洲本中でJIS L 1013法により測定する
。熱心カニ乾熱の昇温温度100℃/ s e cで2
00℃まで加熱して熱応力カーブを取った時の最大値で
ある。評価基準は以下の通りである。 [0015]■経スジ ○: 布帛50m中に長さ1m以上の経スジが無い。 △: 布帛50m中に長さ1m以上の経スジが5ヶ未満
である。 ×: 布帛50m中は長さ1m以上の経スジが5ヶ以上
である。 ■シワ 布帛1m中にシワがあるものを欠点1ケと数えた場合、
○: 布帛50m中、欠点が3ヶ未満である。 [0016]△: 布帛50m中、欠点が3ヶ以上10
ケ未満である。 ×: 布帛50m中、欠点が10ケ以上である。 ■熱へタリ ○: 染色前後で布帛の風合がほとんど変らない。 △: 染色前後で布帛の風合が少こし変化している。 [0017]X、 染色前後で布帛の風合が激しく変
化している。 ■ドレープ係数 JIS L 1079B法で測定した場合。 ○: ドレープ係数が50未満である。 △: ドレープ係数が50〜65である。 [0018]X: ドレープ係数が65を越える。 ■針筒 ○: 布帛50m中、針部が無い。 △: 布帛50m中、針部がO〜3ヶ未満である。 X: 布帛50m中、針部が3ヶ以上である。 [0019]
、実施例中に示される滞水収縮率、熱時の初期モジュラ
ス、熱応力の測定方法は以下の通りである。滞水収縮率
:JIS L 1013法による。 [0014]熱時の初期モジュラス:試料繊維を95℃
の洲本中でJIS L 1013法により測定する
。熱心カニ乾熱の昇温温度100℃/ s e cで2
00℃まで加熱して熱応力カーブを取った時の最大値で
ある。評価基準は以下の通りである。 [0015]■経スジ ○: 布帛50m中に長さ1m以上の経スジが無い。 △: 布帛50m中に長さ1m以上の経スジが5ヶ未満
である。 ×: 布帛50m中は長さ1m以上の経スジが5ヶ以上
である。 ■シワ 布帛1m中にシワがあるものを欠点1ケと数えた場合、
○: 布帛50m中、欠点が3ヶ未満である。 [0016]△: 布帛50m中、欠点が3ヶ以上10
ケ未満である。 ×: 布帛50m中、欠点が10ケ以上である。 ■熱へタリ ○: 染色前後で布帛の風合がほとんど変らない。 △: 染色前後で布帛の風合が少こし変化している。 [0017]X、 染色前後で布帛の風合が激しく変
化している。 ■ドレープ係数 JIS L 1079B法で測定した場合。 ○: ドレープ係数が50未満である。 △: ドレープ係数が50〜65である。 [0018]X: ドレープ係数が65を越える。 ■針筒 ○: 布帛50m中、針部が無い。 △: 布帛50m中、針部がO〜3ヶ未満である。 X: 布帛50m中、針部が3ヶ以上である。 [0019]
【実施例1、比較例1】捲取り速度170m/分で製造
された100d/60fのアクリル長繊維原糸(滞水収
縮率6.8%、熱応力・0.13g/d、熱時の初期モ
ジュラス0.7g/d)を製織し、平織物で経114本
/インチ、緯92本/インチのものを得た。続いて染流
染色機を用いて下記条件で染色した後、還元洗浄、水洗
して乾燥し実施例1とした。また、実施例1と同じ布帛
を液流染色機で同様に染色し、同様に仕上げ、比較例1
とした。 〈染色条件〉 使用染料:カチロンBlue GLH(採土ケ谷化学
社製) 3 %owfカチロンRed GLH(採
土ケ谷化学社製)0.5%owfカチロンYe l 1
ow 3GLH(採土ケ谷化学社製)0.4%owf 使用助剤ニオスピンTAN (東海製油社製)2%o
wfPH4 浴比(気流染色機)1:4.5 (液流染色機)1:20 染色温度 100℃ 染色時間 60分 染色機 THEN社製Air flow染色機AF
40及び液流染色機(日限製作所製サーキュラー染色機
) 得られたそれぞれの染色布についてシワ、経スジ、ドレ
プ係数を評価し、その結果を表1に示す。 [00201表1の結果より、滞水収縮率が6.8%で
かつ熱時の初期モジュラスが0.7g/dであるアクリ
ル長繊維からなる布帛は、液流染色機で染色した場合、
染色品の品位が著しく悪いのに対し、該繊維からなる布
帛を気流染色機で染色すると欠点がほぼ解消されかつ、
よりソフトな風合のものが得られることがわかる。 [00211
された100d/60fのアクリル長繊維原糸(滞水収
縮率6.8%、熱応力・0.13g/d、熱時の初期モ
ジュラス0.7g/d)を製織し、平織物で経114本
/インチ、緯92本/インチのものを得た。続いて染流
染色機を用いて下記条件で染色した後、還元洗浄、水洗
して乾燥し実施例1とした。また、実施例1と同じ布帛
を液流染色機で同様に染色し、同様に仕上げ、比較例1
とした。 〈染色条件〉 使用染料:カチロンBlue GLH(採土ケ谷化学
社製) 3 %owfカチロンRed GLH(採
土ケ谷化学社製)0.5%owfカチロンYe l 1
ow 3GLH(採土ケ谷化学社製)0.4%owf 使用助剤ニオスピンTAN (東海製油社製)2%o
wfPH4 浴比(気流染色機)1:4.5 (液流染色機)1:20 染色温度 100℃ 染色時間 60分 染色機 THEN社製Air flow染色機AF
40及び液流染色機(日限製作所製サーキュラー染色機
) 得られたそれぞれの染色布についてシワ、経スジ、ドレ
プ係数を評価し、その結果を表1に示す。 [00201表1の結果より、滞水収縮率が6.8%で
かつ熱時の初期モジュラスが0.7g/dであるアクリ
ル長繊維からなる布帛は、液流染色機で染色した場合、
染色品の品位が著しく悪いのに対し、該繊維からなる布
帛を気流染色機で染色すると欠点がほぼ解消されかつ、
よりソフトな風合のものが得られることがわかる。 [00211
【実施例2、比較例2]捲取速度が1000m/分て製
造された1 00 d/60 fのアクリル長繊維(滞
水収縮率2.8%で熱応力0.11g/d、熱時の初期
モジュラス0. 5g/d)を実施例1、比較例1と同
様な条件で染色加工したものをそれぞれ、実施例2、比
較例2とし、品位を判定した結果を表2に示す。 [0022]この結果も実施例1の場合と同様、気流染
色機による染色品はよりソフトな風合を示していた。 [0023] 【実施例3、比較例3】捲取り速度170m/分で製造
された100d/60fのアクリル長繊維(沸水収縮率
6.8%、熱応力0.13、熱時の初期モジュラス0゜
7 g/d)を用いて、36GGハ一フトリコツト地編
成した。そしてこの編地を常法により精練セットした後
、実施例1、比較例1と同様の方法で染色加工したもの
をそれぞれ、実施例3、比較例3とし、 点を比較した結果を表3に示す。 [0024]
造された1 00 d/60 fのアクリル長繊維(滞
水収縮率2.8%で熱応力0.11g/d、熱時の初期
モジュラス0. 5g/d)を実施例1、比較例1と同
様な条件で染色加工したものをそれぞれ、実施例2、比
較例2とし、品位を判定した結果を表2に示す。 [0022]この結果も実施例1の場合と同様、気流染
色機による染色品はよりソフトな風合を示していた。 [0023] 【実施例3、比較例3】捲取り速度170m/分で製造
された100d/60fのアクリル長繊維(沸水収縮率
6.8%、熱応力0.13、熱時の初期モジュラス0゜
7 g/d)を用いて、36GGハ一フトリコツト地編
成した。そしてこの編地を常法により精練セットした後
、実施例1、比較例1と同様の方法で染色加工したもの
をそれぞれ、実施例3、比較例3とし、 点を比較した結果を表3に示す。 [0024]
【表1】
染色前後の針筒欠
[0025]
【表2】
[0026]
【表3】
[0027]
【発明の効果】本発明の染色方法によれば、洲本収縮率
9%以下、かつ熱時の初期モジュラス1g/d以上のア
クリル長繊維からなる布帛をシワ、経スジ、熱へタリを
発生させずに染色することができる。さらに、該繊維の
製編織時に発生するリードマーク、針部を修正し、該繊
維が本来持つソフトな風合を持った染色品を提供するも
のである。
9%以下、かつ熱時の初期モジュラス1g/d以上のア
クリル長繊維からなる布帛をシワ、経スジ、熱へタリを
発生させずに染色することができる。さらに、該繊維の
製編織時に発生するリードマーク、針部を修正し、該繊
維が本来持つソフトな風合を持った染色品を提供するも
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】沸水収縮率が9%以下、かつ熱時の初期モ
ジュラスが1g/d以下のアクリル長繊維からなる布帛
を気流染色機を用いて染色することを特徴とするアクリ
ル長繊維布帛の染色方法
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2400493A JPH04209866A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | アクリル長繊維布帛の染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2400493A JPH04209866A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | アクリル長繊維布帛の染色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04209866A true JPH04209866A (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=18510393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2400493A Withdrawn JPH04209866A (ja) | 1990-12-05 | 1990-12-05 | アクリル長繊維布帛の染色方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH04209866A (ja) |
-
1990
- 1990-12-05 JP JP2400493A patent/JPH04209866A/ja not_active Withdrawn
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