JPH042086Y2 - - Google Patents

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JPH042086Y2
JPH042086Y2 JP1984092837U JP9283784U JPH042086Y2 JP H042086 Y2 JPH042086 Y2 JP H042086Y2 JP 1984092837 U JP1984092837 U JP 1984092837U JP 9283784 U JP9283784 U JP 9283784U JP H042086 Y2 JPH042086 Y2 JP H042086Y2
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solar radiation
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JP1984092837U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の空気調和装置、特に空調エ
アの吹出し方向を所定の範囲で連続的に変化させ
るようにした空気調和装置の吹出し機構に関する
ものである。
[従来技術] 従来より、空調エアの吹出し口に配置されるル
ーバの向きを連続的に変化させる駆動機構を備
え、吹出し方向を所定の角度範囲でスウイングさ
せるようにした自動車の空調装置はよく知られて
おり、実用化されている(昭和56年10月発行のコ
スモルーチエ整備書参照)。
ところで、上記従来のスウイングルーバ方式で
は、駆動源であるモータの回転速度が一定に制御
されているために、車室の左右両側に等分に空調
エアが吹出されるようになつている。
しかしながら、夏期の日中等においては、例え
ば太陽光が車体の左側から日射する場合には、車
室内の左半分が右半分に比して高温となり、右半
分より強い冷房が必要となるといつたように、冷
房の要求度合が車体の左右により異なる場合があ
る。つまり、空調エアの左右均等吹出しは、上記
の如き、左右方向での温度的アンバランスを解消
するものではなく、むしろ助長するおそれすらあ
る。
[考案の目的] 本考案の目的は、上述したように、車室の左右
方向で空調エアの要求度が異なる場合には、その
要求度に応じて空調エアの吹出し速度を制御する
ことができる自動車の空調装置を提供することに
ある。
[考案の構成] このため、本考案は、空調エアの吹出し口に左
右方向に揺動自在に配設され、空調エアの吹出し
方向を左右方向に偏向させる偏向部材と、偏向部
材を所定の範囲内で連続的に揺動動作させる駆動
機構と、動作中の偏向部材の左右の向きを検出す
る位置検出手段と、車体の左、右両側に配置され
た日射センサと、上記駆動機構の動作速度を制御
する速度制御手段とを備え、該速度制御手段は、
両日射センサからの信号および上記位置検出手段
からの信号を入力し、日射方向に応じて日射され
ている側での偏向部材の動作速度を日射がない側
での動作速度に比して遅くするように駆動機構の
速度を制御することを特徴とする自動車の空気調
和装置を提供するものである。
[考案の効果] 本考案によれば、車体の左、右両側に配置され
た日射センサの出力及び動作中の偏向部材の左右
の向きを検出する位置検出手段の出力に応じて、
日射のある側で偏向部材の動作速度を遅く、日射
のない側では、偏向部材の動作速度を早くするこ
とができるので、日射方向に拘わらず、車室内の
温度を均一化することができ、室内を快適な空調
状態とすることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付の図面を参照しな
がら説明する。
第1図に示すように、車室内に空調エアを吹出
す吹出し口1の内部には、空調エアの左右方向の
吹出し方向を決める偏向部材としてのルーバ2,
2,……が配置されている。
各ルーバ2は、上下方向の揺動軸2aを中心に
揺動自在に吹出し口1内に収納されており、その
後縁部は、吹出し口1の横方向に伸長し、かつ横
方向にスライド自在にガイドされるルーバリンク
3によつて一連に結合されている。このルーバリ
ンク3の一端は、ボールジヨイント等の自在継手
4により、連結ロツド5の一端に連結され、連結
ロツド5の他端は、モータ6により回転駆動され
るクランク円板7に取付けたクランクピン8に結
合されている。これらルーバリンク3、連結ロツ
ド5、モータ6、クランク円板7およびクランク
ピン8は、ルーバ2,2,……を所定の角度範囲
内で連続的に往復揺動させる駆動機構を構成す
る。
このモータ6の駆動制御回路9は、後述するよ
うに、モータ6の駆動電圧を必要に応じて変化さ
せることにより、ルーバ2,2,……の動作速度
を変化させる。
このような制御を行なうため、第2図に示すよ
うに、任意の1つのルーバ2の揺動軸2aには、
可動接点10を固定し、可動接点10の揺動範囲
に対応する扇形状の接点ベース11の左、右に
は、ルーバ2の左向き、右向きを検出するための
一対の固定接点12l,12rを設けている。こ
の可動接点10と固定接点12l,12rとは、
ルーバ2の向き或いは位置を検出する位置検出手
段としての向き検出スイツチSwL,SwRを構成
する。
また、第3図に示すように、インストルメント
パネル13の左右両側には、負特性のサーミスタ
等を用いた一対の日射センサ(温度センサ)14
l,14rを設置し、これにより日射の方向を検
出する。
これらルーバ制御のための2つの検出手段を用
いたモータ6の駆動制御回路9の一例を第4図に
示す。
第4図に示す駆動制御回路9は、日射方向を判
定する日射方向判定回路15と、判定された日射
方向にしたがつて、ルーバ2,2,……の動作速
度を制御する動作速度制御回路16とを有する。
前記左、右の日射センサ14l,14rは、例
えば特性の等しい負特性のサーミスタを用い、基
準電源Vc.c.とアース間に、抵抗値の等しい抵抗
R1,R2を介して並列され、日射センサ14l,
14rの出力は差動アンプ17に入力されてい
る。差動アンプ17の出力Vは、予め設定された
判定用電圧±a(V)と比較するための第1,第
2比較器18,19の非反転端子、反転端子に
夫々入力されるようになつており、第1,第2比
較器18,19とこれら比較器18,19の各出
力を入力とするNORゲート20とで、日射方向
が左側であるか右側であるか、或いはいずれでも
なく、中央方向(略真上方向)であるかを判定す
る。
例えば、右側である場合、右側日射センサ14
rがより加熱されて、日射センサ14rの出力電
圧は抵抗の減少分だけ上昇し、差動アンプ17の
出力電圧Vはプラスとなり、この出力電圧Vが判
定電圧aより高ければ(V>a)、第1の比較器
18の出力が“High”となる。同様に、左側か
らの日射がある場合には、V<−aとなつて第2
の比較器19の出力が“High”となる。また、
a>V>−aの場合には、第1,第2の比較器1
8,19の出力がいずれも“Low”となり、
NORゲート20の出力が“High”となつて、日
射方向が中央、つまり真上方向であることが判別
されることになる。
次に、動作速度制御回路16は、上記第1,第
2比較器18,19の出力を一方入力とし、左、
右の向き検出スイツチSwL,SwRのオン、オフ
を他方入力とする一対のNANDゲート21l,
21rと、これら一対のNANDゲート21l,
21rの出力を入力とするANDゲート22と、
このANDゲート22の出力と前記NORゲート2
0の出力とを入力とするORゲート23と、この
ORゲート23の出力の“High”,“Low”に応じ
てオン、オフされる短絡用トランジスタ24と、
このトランジスタ24とモータ6に関して並列接
続された速度低減用抵抗R3とからなる。
次に、上記回路の作用を説明する。
例えば第4図に図示の状態、つまり右側から日
射があり、右側の向き検出スイツチ12rがオン
である場合、第1の比較器18の出力が
“High”、上記右側向き検出スイツチ12rがオ
ンであるため、右側NANDゲート21rの出力
は“Low”となり、左側NANDゲート21lの
出力は“High”であるので、ANDゲート22の
出力は“Low”であり、中央用のNORゲート2
0の出力も“Low”なので、ORゲート23の出
力は“Low”となり、短絡用トランジスタ24
はオフされる。このため、速度低減用抵抗R3
モータ6と直列接続され、モータ6の駆動電圧が
速度低減用抵抗R3分だけ低下されて、モータ6
が減速される。したがつて、ルーバ2,2,……
が日射側である右側に向いているときには、ルー
バ2,2,……の動作速度が緩速となり、比較的
長い時間にわたつて空調エア(冷風)を車室の右
側に向けて吹出すことができるようになつてい
る。
そして、右側向き検出スイツチSwRがオフさ
れると、右側NANDゲート21rの出力が
“High”に反転し、左側NANDゲート21lの
出力は“High”であるので、ANDゲート22の
出力は“High”となり、ORゲート23を介して
短絡用トランジスタ24がオンとなつてモータ6
がアース側に短絡され、モータ6が高い駆動電圧
で駆動されて、ルーバ2,2,……の動作速度が
通常の動作速度に復帰される。
同様に、日射方向が左側であるときには、ルー
バ2,2,……が左向きに空調エアを吹出す際
に、動差速度が緩速化されるようになつており、
日射方向が真上であるときには、短絡用トランジ
スタ24が常にオン状態に保持されて、左、右で
ルーバ2,2,……の動作速度は等しくなる。
なお、第5図に示すように、ルーバ2,2,…
…を左、右2群に分けて、これら各群を個別に、
モータ駆動のクランクピンにより、ルーバを往復
揺動させる駆動機構26,27により駆動するよ
うにしてもよい。この場合にも、上記と同様、各
群毎に駆動制御回路28により、動作速度を左向
きと右向きとで異ならせることができる。また、
この場合には、図示の如く、両群の位相を適当に
ずらせることにより、さらに空調エアの吹出し量
を左、右両側で最適に制御することもできる。
以上の実施例では、日射センサを用いたが、日
射センサは必ずしも必要でなく、マニユアルで、
左、右もしくは中間のいずれかを選択しうるよう
にしてもよい。
この場合には、乗員の必要に応じて左右の空調
能力を選択できる。また、日射センサを用いた判
別回路とマニユアルの選択スイツチとを併用して
いずれか一方を選択しうるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体説明図、第2
図は向き検出手段を示す斜視図、第3図は日射セ
ンサの取付位置を示すインパネの概略正面図、第
4図はモータの駆動制御回路の一例を示す回路
図、第5図は上記実施例の変形例を示す平面説明
図である。 1……吹出し口、2,2,……ルーバ、3……
ルーバリンク、6……モータ、9……駆動制御回
路、SwL,SwR……向き検出スイツチ、14l,
14r……日射センサ、15……日射方向判定回
路、16……動作速度制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空調エアの吹出し口に左右方向に揺動自在に配
    設され、空調エアの吹出し方向を左右方向に偏向
    させる偏向部材と、偏向部材を所定の範囲内で連
    続的に揺動動作させる駆動機構と、動作中の偏向
    部材の左右の向きを検出する位置検出手段と、車
    体の左、右両側に配置された日射センサと、上記
    駆動機構の動作速度を制御する速度制御手段とを
    備え、該速度制御手段は、両日射センサからの信
    号および上記位置検出手段からの信号を入力し、
    日射方向に応じて日射されている側での偏向部材
    の動作速度を日射がない側での動作速度に比して
    遅くするように駆動機構の速度を制御することを
    特徴とする自動車の空気調和装置。
JP9283784U 1984-06-20 1984-06-20 自動車の空気調和装置 Granted JPS617408U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837694U (ja) * 1981-09-07 1983-03-11 東芝セラミツクス株式会社 黒鉛ヒ−タ−
JPS5959516A (ja) * 1982-09-29 1984-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車用空気調和装置

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JPS5837694U (ja) * 1981-09-07 1983-03-11 東芝セラミツクス株式会社 黒鉛ヒ−タ−
JPS5959516A (ja) * 1982-09-29 1984-04-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車用空気調和装置

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