JPH079596Y2 - モータアクチユエータ - Google Patents

モータアクチユエータ

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JPH079596Y2
JPH079596Y2 JP12183888U JP12183888U JPH079596Y2 JP H079596 Y2 JPH079596 Y2 JP H079596Y2 JP 12183888 U JP12183888 U JP 12183888U JP 12183888 U JP12183888 U JP 12183888U JP H079596 Y2 JPH079596 Y2 JP H079596Y2
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伸一 大井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、モータアクチュエータ、特に自動車用空調装
置等において空調ドアの開閉に用いられるものに関す
る。
(従来の技術) 自動車用空調装置において、エアミックスドアはフルク
ール位置とフルヒート位置との間で回動し、吹出し空気
の温度を調節する機能を果たしている。
しかし、吹出しモードによっては、フルクール位置又は
フルヒート位置に設定することが必ずしも乗員の空調フ
ィーリングの観点から好ましくない場合がある。
例えば、ベントモードの場合にエアミックスドアをフル
ヒート位置にすることは、高温の空気が乗員の顔部に当
たり、空調フィーリングが低下するという不具合を生じ
る。
かかる不具合を回避するために、例えば特開昭61−1052
05号公報に示されるように、マイクロコンピュータを用
いた制御によってベントモード時のエアミックスドア開
度を規制するようなものが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述のようなマイクロコンピュータを用
いた制御装置は複雑な構成となりコスト高になるという
問題点があった。
そこで、本考案は上記従来例の問題点を解決し、装置の
簡易化を図るべくモータアクチュエータ、特にオートア
ンプと称されるモータの作動を制御する電子回路を内蔵
したものにあって、エアミックスドアの開度規制機能を
有するものを提供することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) しかして、上記目的を達成するために、モータと、該モ
ータの駆動回路であって、二つの入力信号の組合わせに
より前記モータへの通電を行ない、前記二つの入力信号
が同一の場合に前記モータへの通電を停止するものを具
備するモータアクチュエータにおいて、前記モータの作
動と共に所定角度を回動する可動接点を設け、前記所定
角度の一方の端部には第1の固定電極を、前記所定角度
の他方の端部には第2の固定電極をそれぞれ設けると共
に、前記可動接点と前記第1の固定電極間及び前記可動
接点と前記第2の固定電極間で、前記駆動回路の入力端
子を前記駆動回路が前記モータへの通電を停止する入力
状態とする停止スイッチをそれぞれ構成する一方、前記
第1の固定電極と前記第2の固定電極の間に第3の固定
電極を設け、該第3の固定電極をベントモード時に閉成
されるベントスイッチを介して前記第1の固定電極と第
2の固定電極のうち一方の電極に接続し、前記可動接点
との間で前記一方の固定電極方向への前記モータの回転
を規制する規制スイッチを構成したことにある。
さらに、モータと、該モータの駆動回路であって、二つ
の入力信号の組合わせにより前記モータへの通電を行な
い、前記二つの入力信号が同一の場合に前記モータへの
通電を停止するものを具備するモータアクチュエータに
おいて、前記モータの作動と共に所定角度を回動する可
動接点を設け、前記所定角度の一方の端部には第1の固
定電極を、前記所定角度の他方の端部には第2の固定電
極をそれぞれ設けると共に、前記可動接点と前記第1の
固定電極間及び前記可動接点と前記第2の固定電極間
で、前記駆動回路の入力端子を前記駆動回路が前記モー
タへの通電を停止する入力状態とする停止スイッチをそ
れぞれ構成する一方、前記可動接点の位置を検出する位
置検出器と、ベントモード状態において、前記位置検出
器より所定の出力信号が出力されたことを検出し、前記
第2の固定電極のうち一方の固定電極を他方の固定電極
と同電位にし、他方の固定電極方向へのモータの回転を
規制する比較規制回路とを設けたものである。
(作用) したがって、請求項1のモータアクチュエータにあって
は、ベントモードにおいて可動接点が第3の固定電極と
接触すると、第1の固定電極又は第2の固定電極の一方
が、ベントスイッチ及び第3の固定電極の一方が、ベン
トスイッチ及び第3の固定電極を介して可動接点と接続
されて、停止スイッチが作動したと同様の状態即ち、駆
動回路の二つの入力信号が同一となるので、そのため、
第1の固定電極又は第2の固定電極方向へのモータの回
転を可動接点が第1の固定電極又は第2の固定電極へ達
する以前に停止させることができるものである。
また、請求項2のモータアクチュエータにあっては、ベ
ントモードにおいて可動接点が第3の固定電極と接触す
る規制回路が作動し、第1の固定電極又は第2の固定電
極の一方を他方と同電位とするので、第1の固定電極及
び第2の固定電極が接続されている駆動回路の二つの入
力信号が同一となり、停止スイッチの作動前の位置でモ
ータの回転を停止することができるものである。
さらに、請求項3のモータアクチュエータにあっては、
ベントモードにおいて、位置検出器より所定値以上の信
号が出力された場合、比較規制回路は、可動接点が所定
位置に達したと判定し、この結果第1の固定電極又は第
2の固定電極の一方を他方と同電位とするものである。
(実施例) 以下、本考案に係るモータアクチュエータの実施例を図
面により説明する。
第2図において、1は、例えば、自動車用空調装置の空
調ダクトであり、この空調ダクト1の上流側より図示さ
れない冷房サイクルに接続されるエバポレータ2及びエ
ンジンの冷却水循環回路に接続されるヒータコア3が順
次配置されている。そして、前記ヒータコア3の前方に
はエアミックスドア4が設けられており、このエアミッ
クスドア4の開度を変えることで前述したヒータコア3
を通過する空気量と、ヒータコア3をバイパスする空気
量との割合が調節されるようになっている。また、5は
制御回路であり、モータの駆動回路等を内蔵し、前述の
エアミックスドア4を回動するモータアクチュエータA
と、後述する温度設定器23等を含む付属回路6とから構
成されている。
第1図には上述のモータアクチュエータAと付属回路6
の具体例が示されており、以下具体例について説明す
る。
モータアクチュエータAは、図示しない収納ケースにモ
ータ7とその作動を制御するための回路及び減速ギヤ
(図示せず。)等が組込まれているもので、その基本的
構成には既に公知となっているものと同様のものであ
る。
収納ケース内に組込まれる回路は総合信号演算回路10
0、比較回路101及び駆動回路102とから構成されてお
り、このうち、先ず総合信号演算回路100は、後述する
付属回路6の温度設定器23、車内温度センサ31の出力信
号に基づいて車室内の熱負荷に相当する信号を演算する
もので、演算増幅器8を中心に差動増幅回路が構成され
ているものである。演算増幅器8の出力端子には総合信
号と称され次式で表される熱負荷に相当する信号が出力
される。
T=(Tr−25)+K1(Ts−25)+ K2(Ta−25)−K4(Td−25) 但し、Trは車内温度、Tsは日射量、Taは外気温度、Tdは
温度設定器23による設定温度で、K1〜K4は演算定数であ
る。
比較回路101は総合信号演算回路100の出力信号の大きさ
に応じて後述する駆動回路102に駆動信号を出力するも
ので、三つの演算増幅器9,10,11を中心に構成されてい
る。
演算増幅器9の反転入力端子には前記総合信号演算回路
100の出力信号と共に、エアミックスドア4の開度を検
出するための開度検出用ポテンショメータ40の出力信号
が入力され、加算反転出力信号が出力端子に得られるよ
うになっている。
そして、この演算増幅器9の出力信号は、演算増幅器1
0,11を中心に構成されているウインドコンパレータ回路
に入力され、演算増幅器9の出力信号の大きさに応じて
演算増幅器10,11の出力端子には“H"又は“L"信号が出
力されるようになっている。
具体的には演算増幅器9の出力信号の大きさをV0、演算
増幅器1の反転入力端子に印加される基準電圧をV1、演
算増幅器10の非反転入力端子に印加される基準電圧を
V2、演算増幅器10の出力信号をOUT1、演算増幅器11の出
力信号をOUT2とすれば、表1のような出力特性となるも
のである。
駆動回路102は上述の比較回路101の出力信号に応じてモ
ータ7を正転又は逆転駆動するもので、駆動用集積回路
(IC)12を中心に構成されている。
駆動用IC12は、この種のモータの駆動回路として既に公
知のトランジスタ駆動回路を集積化したもので、市販さ
れている周知のものである。
尚、本実施例においては、OUT1=“H"、OUT2=“L"の場
合、駆動用IC12はエアミックスドア4がフルクール側
(第2図C位置)へ移動する方向へ、OUT1=“L"、OUT2
=“H"の場合、駆動用IC12はエアミックスドア4がフル
ヒート側(第2図B位置)へ移動する方向へ、それぞれ
モータ7に通電するように設定されているものとする。
また、OUT=1,OUT=2共に“H"信号又は“L"信号の場
合、駆動用IC12はモータ7への通電を停止するように構
成されているものとする。
13は、停止スイッチで上述の駆動用IC12によるモータの
駆動を強制的に停止させるためのもので、減速ギヤ(図
示せず。)を介してモータ7に連結する出力回転軸(図
示せず。)を中心に実際にはプリント基板上に円弧状に
構成されているものである。
この停止スイッチ13は、可動接点14、共通電極15、第1
の固定電極16及び第2の固定電極17より構成されてお
り、可動接点14は、本モータアクチュエータの出力軸
(図示せず。)に直接又は他の部材を介して間接的に連
結され、モータ7の回転と共に回動するようになってい
るものである。
共通電極15は上述の出力軸の回動範囲に対応した長さよ
りやや長めに出力軸を中心として円弧状に設けられるも
ので、可動接点14が常に接触するようになっており、抵
抗18を介して+12Vの電圧が印加されるように配線され
ている。
また、第1の固定電極16は上述の共通電極15の一方の端
部に並行して設けられ、第2の固定電極17は共通電極15
の他方の端部に第1の固定電極16と同様にして設けられ
るものである。
これら第1の電極16及び第2の固定電極17が設けられて
いる位置はそれぞれ丁度エアミックスドア4のフルヒー
ト位置及びフルクール位置に相当しており、可動接点14
の移動により、この可動接点14を介して共通電極13と第
1の固定電極16又は第2の固定電極17がそれぞれ導通す
るようになっている。
また、第1の固定電極16は、前述した駆動用IC12の二つ
の入力端子のうち前述した演算増幅器10の出力信号が入
力される端子に接続されると共に、外部端子hに接続さ
れている。
一方、第2の固定電極17は駆動用IC12の他方の入力端子
に接続されている。
第3の固定電極20は、第1の固定電極16と同様に共通電
極15の端部に並行して設けられており、可動接点14が接
触することで、この可動接点14を介して共通電極15と導
通するものである。
また、この第3の固定電極20の位置は、後述するように
ベントモードにおいて、エアミックスドア4の開度を規
制する際の規制開度に対応して定められるものであり、
このため、前述の第1の固定電極16により長くなってい
る。そして、この第3の固定電極20は外部端子hに接続
されており、この外部端子hと前述した外部端子gとの
間には、ベントモード設定時に閉成するベントスイッチ
21が本モータアクチュエータの外部で接続されている。
したがって、ベントスイッチ21が閉成状態にあって、可
動接点14が移動して第3の固定電極20に接触すると、第
1の固定電極16はベントスイッチ21、第3の固定電極2
0、可動接点14及び共通電極15を介して電源電圧+12Vに
接続されることとなる。しかし、第1の固定電極16が接
続される駆動用IC12の入力端子にはツェナーダイオード
22が接続されているために、入力端子は所定のツェナー
電圧に維持されることとなる。
したがって、可動接点14、共通電極15及び第3の固定電
極20により規制スイッチ19が構成されている。
本モータアクチュエータの外部においては、以下述べる
ように付属回路6が構成されている。
即ち、23は車室内の所望の温度を設定するポテンショメ
ータで、その一端はモータアクチュエータの外部端子b
に、他端は外部端子eにそれぞれ接続されると共に、摺
動子は抵抗24を介して外部端子cに接続されている。し
たがって、外部端子cには設定温度に対応した電圧が入
力されることとなる。
25は車内温度センサ、26は外気温度センサで、これらは
直列接続されその一端は抵抗27を介して外部端子bに、
他端は外部端子eにそれぞれ接続されている。
また、これらセンサ25,26に対し、抵抗28,29の直列接続
したものが並列接続されると共に、センサ25と26の接続
点と抵抗28と29の接続点とが接続され、さらに、前述し
た抵抗27との接続点は抵抗30を介して外部端子cに接続
されている。したがって、外部端子には車内温度と外気
温度との加算温度に対応する電圧信号が印加されること
となる。
31は日射センサで抵抗32を介して電源電圧+5Vが印加さ
れるように接続されると共に、そのカソードは抵抗33,3
4を介して外部端子cに接続されており、日射に応じた
電圧信号が印加されるようになっている。
35はエアコンスイッチで、自動車用空調装置のコンプレ
ッサ(図示せず。)の起動、停止を行う機能を有するも
ので、コンプレッサの起動時に同スイッチ35は閉となる
ものであり、一端は接地され、他端は外部端子fに接続
されている。この外部端子fが抵抗36を介して演算増幅
器9の反転入力端子に接続されている。したがって、上
述のエアコンスイッチ35が閉成されている場合には演算
増幅器9の出力電圧V0は所定の電圧Vx(Vx>V2)とな
り、このため、演算増幅器10は“L"信号を、演算増幅器
11は“H"信号をそれぞれ出力することとなる。そして、
可動接点14はモータ7により第1の固定電極16方向へ移
動することとなるが、開度検出用ポテンショメータ40が
変化するので、抵抗36を適宜に選択することにより第3
の固定電極20の手前の適宜な位置で停止させるようにす
ることができる。
このように、エアコンスイッチ35をオンした時に上述の
ような作動を行わせるのは、コンプレッサの起動による
吹出温度の低下をエアミックスドア4をフルヒート側へ
移動することで補償し、吹出し空気の温度をエアコンス
イッチ35のオン前の温度近傍に維持し、空調フィーリン
グの低下を防止するためである。
尚、外部端子aには電源スイッチ37を介して電源38が接
続されている。
しかして、上記構成において、その作用を述べれば、先
ず電源スイッチ37を投入すると、本モータアクチュエー
タ及び付属回路6に所定の電源電圧が供給されて本装置
は作動を開始する。
初めに、空調モードがベントモード以外で、温度設定器
23の設定がクール側にあるにもかかわらず、車内温度が
設定温度以上とになっている場合(エアコンスイッチ35
は開状態とする。)、総合信号演算回路100は正極性の
電圧を出力し、この電圧は比較回路101の演算増幅器9
の反転入力端子に開度検出用ポテンショメータ40による
電圧と共に印加される。
そして、演算増幅器9の反転入力端子の電圧は非反転入
力端子の基準電圧より大となるために、出力電圧はV1
下の電圧となり比較回路101の出力信号はOUT1=“H",OU
T2=“L"となる。
この結果、モータ7は駆動用IC12により、エアミックス
ドア4をフルクール方向へ回動するように駆動されるこ
ととなる。モータ7の作動に伴い可動接点14も共通電極
15と接触しつつ、第1図の下方向へ、即ち、第2の固定
電極17へ向って移動していく。
エアミックスドア4の回動により車内温度が低下するに
つれて、可動接点14が第2の固定電極17に達する手前に
おいて、車内温度が設定温度に達すれば、V1V0V2
なりモータ7は停止する。
一方、車内温度が設定温度に未だ達しない場合、モータ
7は作動を続け可動接点14はさらに第2の固定電極17へ
向って移動していき、可動接点14が第2の固定電極17と
接触すると、第2の固定電極17は可動接点14を介して共
通電極15と導通状態となる。したがって、演算増幅器10
の出力端子が接続される駆動用IC12の入力端子にはツェ
ナダイオード22によるツェナー電圧が印加され、駆動用
IC12の二つの入力端子は共に“H"信号状態となる。そし
て、駆動用IC12はモータ7への通電を停止するので、モ
ータ7は作動を停止し,エアミックスドア4はフルクー
ル位置で停止する。
次に、上述の状態において、車内温度を上昇させるべく
温度設定器23の設定温度を上げると、比較回路101の演
算増幅器9の出力電圧V0はV0>V2に変化し、比較回路10
1の出力信号はOUT1=“L",OUT2=“H"となる。このた
め、モータ7は駆動用IC12により前述とは逆方向に通電
され、可動接点14は第1の固定電極16へ向って移動して
いくことになる。
ここで、ベントスイッチ21が閉じられていない場合、即
ち、空調装置の吹出モードがベントモード以外に設定さ
れていれば、可動接点14が移動して、第3の固定電極20
と接触しても何ら影響を及ぼすことなく、可動接点14は
前述したように比較回路101の出力信号がOUT1=“L",OU
T2=“H"である限り移動を続けることができる。そし
て、移動の結果第1の固定電極16と接触した場合には、
前述したフルクール側への移動で説明したと同様にして
駆動用IC12の二つの入力端子とも“H"信号状態となり、
モータ7は停止してエアミックスドア4はフルヒート側
に位置することになる。
一方、吹出モードがベントモードである場合には、ベン
トスイッチ21は閉成されており、可動接点14が移動して
第3の固定電極20と接触すると、第1の固定電極16はベ
ントスイッチ21、第3の固定電極20、可動接点14を介し
て共通電極15と導通することになる。即ち、可動接点14
が第1の固定電極16と直接接触した場合と等価の状態と
なり、モータ7が停止するので、エアミックスドア4は
フルヒート位置の手前の所定の位置に開度規制されるこ
ととなる。
この開度規制を行う位置は第3の固定電極20の位置を変
えることでそれぞれ選択できる。
例えば、第1図の状態を70%の開度規制状態とすれば
(フルヒート位置を100%開度状態とする。)、開度規
制をより多めに設定していた場合(フルヒート位置から
より手前でエアミックスドア4を停止させる状態)は、
第3の固定電極20の第2の固定電極17側の端部を第2の
固定電極17方向へさらに延長するようにすれば良い。
尚、エアコンスイッチ35が投入され閉状態となった場合
は、前述しように温度低下を防ぐためエアミックスドア
4がフルヒート側へ所定量移動するのみで、上述した作
動を基本的に変えるものではない。
次に、第2の発明に係る実施例が第3図に示されてお
り、上述の第1の発明と同一構成部分については、同一
番号を付して説明を省略し、以下、異なる点について説
明する。
尚、図示されない他の構成部分は第1図に示された第1
の発明に係る実施例と同一である。
先ず、第2の固定電極17が接続される駆動用IC12の入力
端子は抵抗39を介して接地されている。また、第2の固
定電極17は、トランジスタ41のコレクタに接続されてい
る。そして、トランジスタ41のエミッタはダイオード42
を介して外部端子gに接続され、この外部端子gはベン
トスイッチ21を介して接地されるよう配線されている。
一方、トランジスタ41のベースは抵抗43を介して接地さ
れると共に、第3の固定電極20に接続されている。
したがって、ベントスイッチ21が閉状態の際、可動接点
14が第3の固定電極20と接触するとトランジスタ41のベ
ースには抵抗18と抵抗43との分割比で定まる所定の電圧
(但し、駆動用IC12の入力端子の“H"信号としての電圧
より低い電圧)が印加され、同トランジスタ41は導通状
態となる。このため、第2の固定電極17に接地される駆
動用IC12の入力端子は“L"信号状態に保持されることに
なり、駆動用IC12の他の入力端子が“L"信号状態である
ことと相まって、モータ7通電が停止され、モータ7は
作動を停止する。
一方、ベントスイッチ21が開状態の場合、トランジスタ
41のエミッタは非接地状態となるので、可動接点14と第
3の固定電極20とが接触してもトランジスタ41は導通せ
ず、駆動用IC12の作動には何ら影響を及ぼすことがな
い。
次に、第3の発明に係る実施例が第4図に示されてお
り、前述の第1の発明と同一構成部分については、同一
番号を付して説明を省略し、以下、異なる点について説
明する。
尚、図示されない他の構成部分は第1図に示された第1
の発明に係る実施例と同一である。
比較回路は101には、演算増幅器44を中心とした非反転
の差動増幅回路が構成されており、演算増幅器44の非反
転入力端子には開度検出用ポテンショメータ40の摺動子
が抵抗43を介して接続されている。
また、演算増幅器44の出力端子は抵抗46を介してトラン
ジスタ41のベースに接続されている。そして、このトラ
ンジスタ41のコレクタは第2の固定電極17と共に、駆動
用IC12の一方の入力端子に接続され、この入力端子は抵
抗39を介して接地されている。
一方、トランジスタ41のエミッタはダイオード42を介し
て外部端子gに接続されている。
したがって、ベントスイッチ21が閉状態にあって、エア
ミックスドア4がフルヒート側へ移動しつつある場合、
演算増幅器44の非反転入力端子の入力電圧はエアミック
スドア4の移動と共に上昇していく。そして、非反転入
力端子の入力電圧が反転入力端子の基準電圧を越えたと
ころで、トランジスタ41のベースには正極性の電圧が印
加され、トランジスタ41は導通状態となる。
この結果、第2の固定電極17が接続される駆動用IC12の
他の入力端子が“L"信号状態であることと相まって、モ
ータ7の通電が停止されることになる。
上述の作動から分かるように、演算増幅器44の反転入力
端子に印加される基準電圧は、開度規制の位置を定める
ものであり、その電圧が高くなるに従い、エアミックス
ドア4はフルヒート位置に近い位置で開度規制されるこ
とになる。
尚、トランジスタ21が開状態の場合は、トランジスタ41
はベース電圧とは無関係に常に非導通状態であるため停
止スイッチ13の作用には何ら影響を及ぼさず、停止スイ
ッチ13はフルヒート又はフルクール位置でモータ7の通
電を停止させる本来の作用を果たす。
(考案の効果) 以上述べたように、請求項1のモータアクチュエータに
おいては、可動接点と第3の固定電極とによる機械的ス
イッチにより駆動回路がモータへの通電を停止するよう
に、この駆動回路の入力状態を制御するようにしたの
で、簡易な構成で開度規制を行うことのできるモータア
クチュエータを提供することができるものである。
その上、機械的スイッチを用いたため従来のものに比べ
安価である。
また、請求項2のモータアクチュエータにおいては、可
動接点と第3の固定電極とによる機械的接点機構と比較
的単純な電子回路で構成される規制回路とから開度規制
ができるようにしたので、従来に比して簡易で安価な開
度規制のための装置を提供できるものである。
さらに、請求項3のモータアクチュエータにおいては、
例えばポテンショメータ等により構成される位置検出器
とこの位置検出器の出力信号により駆動回路の入力状態
を制御して駆動回路のモータへの通電を停止させ比較規
制回路を設けて開度規制ができるようにしたので、従来
のマイクロコンピュータを用いたものに比して簡易な構
成で安価な開度規制のできる装置を提供することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1に係るモータアクチュエータの一実施
例を示す回路図、第2図は本考案に係るモータアクチュ
エータが用いられる自動車用空調装置の一部構成図、第
3図は請求項2に係るモータアクチュエータの一実施例
を示す部分回路図、第4図は請求項3に係るモータアク
チュエータの一実施例を示す部分回路図である。 12……駆動用IC、13……停止スイッチ、14……可動接
点、15……共通電極、16……第1の固定電極、17……第
2の固定電極、19……規制スイッチ、21……ベントスイ
ッチ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、該モータの駆動回路であって、
    二つの入力信号の組合わせにより前記モータへの通電を
    行ない、前記二つの入力信号が同一の場合に前記モータ
    への通電を停止するものを具備するモータアクチュエー
    タにおいて、 前記モータの作動と共に所定角度を回動する可動接点を
    設け、 前記所定角度の一方の端部には第1の固定電極を、前記
    所定角度の他方の端部には第2の固定電極をそれぞれ設
    けると共に、 前記可動接点と前記第1の固定電極間及び前記可動接点
    と前記第2の固定電極間で、前記駆動回路の入力端子を
    前記駆動回路が前記モータへの通電を停止する入力状態
    とする停止スイッチをそれぞれ構成する一方、 前記第1の固定電極と前記第2の固定電極の間に第3の
    固定電極を設け、該第3の固定電極をベントモード時に
    閉成されるベントスイッチを介して前記第1の固定電極
    と第2の固定電極のうち一方の電極に接続し、前記可動
    接点との間で前記一方の固定電極方向への前記モータの
    回転を規制する規制スイッチを構成したことを特徴とす
    るモータアクチュエータ。
  2. 【請求項2】モータと、該モータの駆動回路であって、
    二つの入力信号の組合わせにより前記モータへの通電を
    行ない、前記二つの入力信号が同一の場合に前記モータ
    への通電を停止するものを具備するモータアクチュエー
    タにおいて、 前記モータの作動と共に所定角度を回動する可動接点を
    設け、 前記所定角度の一方の端部には第1の固定電極を、前記
    所定角度の他方の端部には第2の固定電極をそれぞれ設
    けると共に、 前記可動接点と前記第1の固定電極間及び前記可動接点
    と前記第2の固定電極間で、前記駆動回路の入力端子を
    前記駆動回路が前記モータへの通電を停止する入力状態
    とする停止スイッチをそれぞれ構成する一方、 前記第1の固定電極と前記第2の固定電極の間に第3の
    固定電極を設け、 さらに、ベントモード状態にあって前記可動接点と前記
    第3の固定電極との接触時に前記第1の固定電極と前記
    第2の固定電極のうち一方の固定電極を他方の固定電極
    と同電位にし、他方の固定電極方向への前記モータの回
    転を規制する規制回路を設けたことを特徴とするモータ
    アクチュエータ。
  3. 【請求項3】モータと、該モータの駆動回路であって、
    二つの入力信号の組合わせにより前記モータへの通電を
    行ない、前記二つの入力信号が同一の場合に前記モータ
    への通電を停止するものを具備するモータアクチュエー
    タにおいて、 前記モータの作動と共に所定角度を回動する可動接点を
    設け、 前記所定角度の一方の端部には第1の固定電極を、前記
    所定角度の他方の端部には第2の固定電極をそれぞれ設
    けると共に、 前記可動接点と前記第1の固定電極間及び前記可動接点
    と前記第2の固定電極間で、前記駆動回路の入力端子を
    前記駆動回路が前記モータへの通電を停止する入力状態
    とする停止スイッチをそれぞれ構成する一方、 前記可動接点の位置を検出する位置検出器と、ベントモ
    ード状態において、前記位置検出器より所定の出力信号
    が出力されたことを検出し、前記第1の固定電極と第2
    の固定電極のうち一方の固定電極を他方の固定電極と同
    電位にし、他方の固定電極方向への前記モータの回転を
    規制する比較規制回路とを設けたとを特徴とするモータ
    アクチュエータ。
JP12183888U 1988-09-17 1988-09-17 モータアクチユエータ Expired - Lifetime JPH079596Y2 (ja)

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