JP3321282B2 - 車両用空調制御方法 - Google Patents

車両用空調制御方法

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JP3321282B2
JP3321282B2 JP02025494A JP2025494A JP3321282B2 JP 3321282 B2 JP3321282 B2 JP 3321282B2 JP 02025494 A JP02025494 A JP 02025494A JP 2025494 A JP2025494 A JP 2025494A JP 3321282 B2 JP3321282 B2 JP 3321282B2
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浩二 田中
孝則 西田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調制御方法、特
に、エバセンサ(エバポレータ通過風の温度を検出する
センサ)が故障した場合でも適切な空調制御を行なうこ
とのできる車両用空調制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両の空調制御では、
各種センサ等からの入力信号に基づいて車内前方部の空
調ユニット内に配設したブロアの回転数を変更して送風
量を調整し、エバポレータで冷却・除湿すると共に、エ
アミックスダンパで分流して、一方をそのまま、他方を
ヒータコアで加熱した後、両者を混合して所定温度に調
整している。
【0003】このような空調制御では、前記エバポレー
タに設けたエバセンサでの検出温度に基づいて、この検
出温度が所定値以下に低下すれば、エバポレータ表面の
凝縮水が凍結して送風の妨げになっていると判断し、コ
ンプレッサの駆動を停止し、エバポレータ表面の凝縮水
の凍結を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の空調制御では、エバセンサが故障した場合、コンプ
レッサの駆動を停止してエバポレータ表面の凝縮水の凍
結を防止するようにしていた。このため、例えば、送風
量が大きくてエバポレータが凍結しにくい場合であって
も、エバポレータでの冷却が全く行えず、エバセンサを
修理するまでは適切な空調制御を行なうことができない
という問題が発生していた。そこで、本発明は前記問題
点に鑑み、エバセンサが故障した場合であっても、適切
な空調制御を行なうことのできる車両用空調制御方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、コンプレッサの駆動により空調ユニット内
に配設したエバポレータ内に冷媒を循環させ、前記空調
ユニット内に吸引された空気を冷却・除湿すると共に、
前記エバポレータに取り付けたエバセンサからの検出温
度に基づいて前記コンプレッサをオン・オフ制御する一
方、送風量モード切替スイッチからの入力信号に基づい
てブロアファン回転数を調整することにより送風量を制
御する車両用空調制御方法において、前記エバセンサが
故障した場合に、前記送風量モード切替スイッチからの
入力信号に基づいて前記コンプレッサをオン・オフ制御
するようにしたものである。
【0006】また、前記送風量モード切替スイッチから
の入力信号が送風量を最大とする場合にのみ前記コンプ
レッサを100%オン状態にするようにしてもよい。さ
らに,外気導入モードを選択している場合には外気セン
サの検出温度、あるいは、内気循環モードを選択してい
る場合には内気センサの検出温度と、前記送風量モード
切替スイッチからの入力信号で決定される送風量とから
算出されるエバポレータへの供給熱容量に基づいてコン
プレッサをオン・オフ制御するようにしてもよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1に示す空調ユニット1は車内前方部に設け
られている。この空調ユニット1にはダンパ2が回動可
能に設けられ、空調ユニット1内に内気又は外気を選択
して吸引できるようになっており、ダンパ2の近傍には
ブロアモータ3により回転駆動するブロアファン4が設
けられている。
【0008】また、ブロアファン4の下流側にはエバポ
レータ5が配設されている。エバポレータ5の内部には
コンプレッサ6の駆動により冷媒が循環するようになっ
ており、この冷媒が気化する際に周囲から熱を奪うこと
により通過する空気を冷却・除湿できるようになってい
る。
【0009】さらに、エバポレータ5の下流側にはアク
チュエータ7により回動するエアミックスダンパ8が設
けられている。そして、このエアミックスダンパ8によ
って分流された通路の一方にはエンジン冷却水が循環し
て通過する空気を加熱するヒータコア9が配設されてい
る。
【0010】そして、制御装置10には外気センサ1
1、内気センサ12及び日射センサ13の外、エバセン
サ14、送風量モード切替スイッチ15及び目標温度設
定スイッチ16からも信号が入力され、これらの入力信
号に基づいてコンプレッサ6、アクチュエータ7及びブ
ロアモータ3にそれぞれ制御信号を発してこれらを駆動
制御するようになっている。
【0011】前記外気センサ11は車両前方部に配設さ
れ、外気温度を検出する。前記内気センサ12は車内前
方部に配設され、車室内の温度を検出する。両センサ1
1,12にはサーミスタ等が使用でき、温度によって抵
抗値が変化する。
【0012】前記日射センサ13は車内前方部のダッシ
ュボード等に設けられ、フォトダイオード(受光素子)
が使用できる。このフォトダイオードは、日射量によっ
て電流値が変化する。
【0013】前記エバセンサ14はエバポレータ5に取
り付けられており、前記外気センサ11及び内気センサ
12同様、サーミスタ等が使用できる。
【0014】前記送風量モード切替スイッチ15及び目
標温度設定スイッチ16は、車内前方部のパネルに設け
られ、送風量モード切替スイッチ15は複数段階に送風
量を切り替え、目標温度設定スイッチ16は目標温度を
切り替えることができるようになっている。
【0015】前記制御装置10は、図2のフローチャー
トに従って空調制御及びコンプレッサ6のオン・オフ制
御を行なう。すなわち、ステップS1で各種センサ1
1,12,13,14及びスイッチ16から入力信号を
受け、ステップS2でこれらの入力信号に基づいて自動
空調制御を行なう。この自動空調制御では、設定温度に
基づいて決定したエアミックスダンパ8の回動角度を、
外気温度、内気温度及び日射量に基づいて補正すること
によって送風温度を調整すると共に、内気温度と外気温
度とに基づいて算出したブロアファン4の回転数を日射
量に基づいて補正することにより送風量を調整する。
【0016】そして、ステップS3でエバセンサ14が
故障しているかどうかを判断する。この判断は、検出さ
れる電圧値が所定の高い値に維持されているかどうかに
よって容易に行なうことができる。つまり、予め所定の
範囲を設定しておき、検出電圧値がこの範囲を越えてい
ればエバセンサ14が故障していると判断し、越えてい
なければ正常であると判断する。
【0017】前記ステップS3でエバセンサ14が正常
であると判断されれば、ステップS4で通常通りにコン
プレッサ6の駆動制御を行なう。この駆動制御では、エ
バセンサ14での検出温度に基づき、コンプレッサ6の
オン・オフを決定する。例えば、前記検出温度が4℃以
上ならば、コンプレッサ6をオン、2℃以下ならばコン
プレッサ6をオフする。
【0018】また、前記ステップS3でエバセンサ14
が故障していると判断されれば、ステップS5で、前記
各入力信号に基づいて算出された送風量又は送風量モー
ド切替スイッチ15で選択された送風量モードを入力
し、ステップS6で、この送風量モードに基づいてコン
プレッサ6のオン・オフ制御を行なう。
【0019】例えば、送風量モードが5段階(1〜5、
5が最大)に分かれている場合には、最大送風量(5)
から順に100%オン状態、75%オン状態、50%オ
ン状態、25%オン状態、0%オン状態(100%オフ
状態)とする。
【0020】このように、前記実施例では、エバセンサ
14が故障した場合、送風量モード切替スイッチ15で
選択された送風量モードに基づいて送風量を推測し、各
送風量に応じてエバポレータ5での凍結度合を予測する
ようにしたので、前記エバセンサ14の故障にも拘わら
ず、コンプレッサ6のオン・オフ制御を実施することで
適切な空調を行なうことができる。
【0021】なお、前記実施例では、コンプレッサ6の
オン・オフ比を5段階に調整できるようにしたが、送風
量モード切替スイッチ15が無段階に調整できるもので
あれば、前記コンプレッサ6のオン・オフ比を無段階で
調整するようにしてもよく、選択される送風量モードが
最大送風量の場合にのみコンプレッサ6をオン状態に維
持する制御としても構わない。
【0022】また、前記実施例では、送風量の違いによ
ってのみコンプレッサ6のオン・オフ比を調整するよう
にしたが、内気循環モードを選択している場合には内気
温度を、外気導入モードを選択している場合には外気温
度を入力信号として取り入れ、前記送風量と前記いずれ
かの入力信号とに基づいてエバポレータ5表面の凝縮水
の凍結度合を推測するようにしてもよい。
【0023】すなわち、エバポレータ5を通過する空気
温度と空気量とからエバポレータ5に供給される総熱量
を計算し、この計算値に基づいてエバポレータ5表面の
凝縮水の凍結が生じないようにコンプレッサ6をオン・
オフ制御するものである。
【0024】これによれば、送風量のみによって推測す
る場合に比べてコンプレッサ6での凍結度合をより正確
に推測することができ、コンプレッサ6のオン・オフ制
御を適切に行なうことが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る車両用空調制御方法によれば、たとえエバセンサ
が故障したとしても、送風量モード切替スイッチからの
入力信号によりエバポレータでの冷却が可能であると判
断すれば、コンプレッサを駆動できるようにしたので、
適切な空調制御が可能となり、乗員が不快感を受けるこ
ともない。
【0026】そして、送風量が最大のときにのみコンプ
レッサをオン状態に制御すれば、エバポレータへの凍結
を確実に防止しつつ車内空調を行なうことができる。さ
らに、エバポレータを通過する空気温度を考慮してエバ
ポレータに供給される送風量に基づいてエバポレータ表
面の凝縮水の凍結度合を推測するようにすれば、より正
確に(エバセンサを設ける場合に近い状態で)コンプレ
ッサをオン・オフ制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る車両用空調装置のブロック図
である。
【図2】 図1の制御装置に於ける空調制御を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
6…コンプレッサ、10…制御装置、14…エバセン
サ、15…送風量モード切替スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 博 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (72)発明者 西井 秀明 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (56)参考文献 特開 平5−201242(JP,A) 特開 平5−169970(JP,A) 特開 昭63−287618(JP,A) 特開 昭57−166437(JP,A) 実開 昭63−64508(JP,U) 実開 昭62−146617(JP,U) 実開 昭57−69710(JP,U) 実開 昭62−189218(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 623 B60H 1/00 101 B60H 1/00 F25B 49/02 570 B60H 1/32 102 B60H 1/32 626

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサの駆動により空調ユニット
    内に配設したエバポレータ内に冷媒を循環させ、前記空
    調ユニット内に吸引された空気を冷却・除湿すると共
    に、前記エバポレータに取り付けたエバセンサからの検
    出温度に基づいて前記コンプレッサをオン・オフ制御す
    る一方、送風量モード切替スイッチからの入力信号に基
    づいてブロアファン回転数を調整することにより送風量
    を制御する車両用空調制御方法において、 前記エバセンサが故障した場合に、前記送風量モード切
    替スイッチからの入力信号に基づいて前記コンプレッサ
    をオン・オフ制御することを特徴とする車両用空調制御
    方法。
  2. 【請求項2】 前記送風量モード切替スイッチからの入
    力信号が送風量を最大とする場合にのみ前記コンプレッ
    サを100%オン状態にすることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用空調制御方法。
  3. 【請求項3】 外気導入モードを選択している場合には
    外気センサの検出温度、あるいは、内気循環モードを選
    択している場合には内気センサの検出温度と、前記送風
    量モード切替スイッチからの入力信号で決定される送風
    量とから算出されるエバポレータへの供給熱容量に基づ
    いてコンプレッサをオン・オフ制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用空調制御方法。
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KR100791745B1 (ko) * 2006-03-29 2008-01-04 한국델파이주식회사 차량용 에어컨 증발기의 결빙 방지방법
KR101040841B1 (ko) * 2009-01-14 2011-06-14 주식회사 두원공조 차량용 공기조화기의 압축기 구동 제어장치 및 그 방법
CN111716994B (zh) * 2020-06-30 2021-07-20 曼德电子电器有限公司 汽车空调的抗干扰方法、抗干扰系统及计算机设备

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