JPH0420784Y2 - - Google Patents

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JPH0420784Y2
JPH0420784Y2 JP1986184164U JP18416486U JPH0420784Y2 JP H0420784 Y2 JPH0420784 Y2 JP H0420784Y2 JP 1986184164 U JP1986184164 U JP 1986184164U JP 18416486 U JP18416486 U JP 18416486U JP H0420784 Y2 JPH0420784 Y2 JP H0420784Y2
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container
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lid
container body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パウダー洗顔料あるいはインスタン
トコーヒー用材料などの粉状または粒状の材料を
収容し、所定量適宜に調整して振出すようにした
可変定量振出容器に関し、さらに詳しくは、容器
内に収容した粉状または粒状の材料の振出量を容
器外から容易かつ自在に調整して、衛生上の問題
もなく安全に振出すことができるようにした前記
の可変定量振出容器に関する。
〔従来の技術〕
パウダー洗顔料あるいはインスタントコーヒー
用材料等の粉末材料を使用するに当たつて、これ
らを常に所定量振出すことができるようにした定
量振出容器が従来から使用されており、たとえ
ば、外筒と内筒を連接して連接部に連通孔を設
け、容器本体の倒立と正立との繰り返しにより、
外筒または内筒内に所定量の粉末材料を一旦収容
して振出させるようにした中栓を用い、これを容
器口に嵌合して常に所定量の粉末材料が振出され
るようにしたもの(実開昭60−65247号、実開昭
60−112451号)が使用されている。
また、粉乳の振出量を自由に変えることができ
るようにして、使用する人が所定の振出量を自由
に調整できるようにした粉乳振出容器(実公昭39
−22880号)もすでに考案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、実開昭60−65247号および実開昭60
−112451号に開示された従来の定量振出容器で
は、常に所定量の粉末材料を振出すことができて
も、振出量を変えることができず、このため、パ
ウダー洗顔料やインスタントコーヒー粉末などの
ように、使用量が人によつて異なる場合でも、常
に所定量振出されてしまい、かえつて不便な場合
がある。
また、実公昭39−22880号に開示された粉乳振
出容器は、外筐12を取り外して摘み8を回転さ
せ、一旦粉乳を充填した容器11内のピストン1
0を摺動しなければ振出量を調整することができ
ず、振出量の調整機構が複雑で、振出量の調整操
作に手間がかかる。さらに、この粉乳振出容器で
は、振出操作によつて振出される粉乳が振出量調
整機構に付着し、排出量を調整する毎に外筐12
を取り外して粉乳が付着した摘み8を調整してい
るため、衛生上の問題があり安全性に劣る。ま
た、この粉乳の付着が多くなると、付着した粉乳
によつて摘み8が回動しにくくなる場合があり、
透明な容器11に施した目盛6が見えにくくなる
という問題もある。
本考案は、これら従来の定量振出容器や粉乳振
出容器の欠点を改善するためなされたもので、粉
状または粒状の材料の振出量を、簡易な機構でも
つて容器外から容易かつ自在に調整することがで
き、衛生上の問題もなく安全に所定量振出すこと
ができる可変定量振出容器を提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するため、本考案は、外
周面に螺条を形成した容器口を上端に立設した容
器本体と、容器口に嵌着した外筒の内周壁下方適
宜位置に二段底を形成した内筒を連接して連接部
に適数の連通孔を設けた中栓と、中栓の二段底段
部に離接する内筒壁を天板中央中空部に垂設し外
筒壁内周面に設けた螺条を容器口外周面の螺条に
螺着するとともに外筒壁外側面にリブを突設した
摺動蓋と、摺動蓋に被嵌して摺動蓋の内筒壁を閉
蓋し摺動蓋の外筒壁外側面に突設したリブに外周
壁内側面に突設したリブを掛合して摺動蓋と共回
りする外蓋とでもつて、粉状または粒状材料の可
変定量振出容器を構成している。
ここで、容器本体の容器口下端周縁部に振出量
測定目盛を付し、また摺動蓋の外周面下端に振出
量測定目印を付して、これらの目盛にあわせて振
出量を調整できるようにするのが好ましい。
〔作用〕
このようにして構成された可変定量振出容器
は、まず外蓋を手で回転して、外蓋のリブと摺動
蓋のリブとの掛合で摺動蓋を回転しながら摺動
し、摺動蓋の外筒壁下端突縁に付した目印を、容
器口の下端周縁部に付した振出量測定目盛のいず
れかに合致させ、摺動を停止すると、摺動蓋と中
栓とで形成された空室の容積が適宜に調整され
る。
そして、この状態で容器本体を倒立すると、容
器本体内に収容された粉末材料は連通孔を介して
摺動蓋と中栓とで形成された空室内に振出され、
この空室内に粉末材料が収容された後、容器本体
を正立すると、こんどは、空室内に振出された粉
末材料が、この空室と連通して中栓の二段底と摺
動蓋の内筒壁で形成された空室内に導入される。
しかして、次ぎに、外蓋を摺動蓋から取り外し
て容器本体を倒立すると、中栓の二段底と摺動蓋
の内筒壁で形成された空室内に導入された所定量
の粉末材料は容器外に振出される。このとき同時
に、容器本体に収容された粉末材料が連続して摺
動蓋と中栓とで形成された空室内に振出されるた
め、以後は、容器本体を倒立するだけで、連続的
に所定量の粉末材料が容器本体外に振出される。
よつて、容器外から外蓋を回転するだけで振出
量を自在に調整することができ、振出量の調整機
構が簡単で、振出量の調整操作も極めて容易であ
る。そして、使用する人によつて、この振出量を
自在に変えることができる。また、振出操作が確
実に行え、振出量の調整を容器内の粉末材料に触
れることなく外部から行えるため、衛生上の問題
も全くなく安全性に優れる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図ないし第3図において、1は容器本体で
あり、2は容器本体1の中央部上端に立設して外
周面に螺条3を設けた容器口である。
4はこの容器口2に嵌着固定した中栓であり、
外筒5を容器口2上端に嵌合して固定し、外筒5
の内周壁下方中央部に、適数個の連通孔6を設け
た水平な連接部7を介して二段底8および9を形
成した内筒10を連接している。そして二段底8
は内周端部に向かつて降下するテーパ面にし、内
周端部を水平にしている。
11は中栓4に被嵌する摺動蓋で、天板12の
中央中空部に中栓4の段部を形成する二段底8の
水平な内周端部に離接する内筒壁13を垂設して
いる。また、天板12の外周端から垂下した外筒
壁15の内周面に螺条16を設け、この螺条16
を容器口2の外周面に設けた螺条3に螺着してい
る。しかして、この摺動蓋11を回動するとこれ
ら螺条16および3の螺合によつて、摺動蓋11
が上下に摺動する。
17は天板12の下面に中栓4の外筒5の内周
壁と下端突設縁18が接するように垂設した仕切
板であり、摺動蓋11が上方に摺動する際、突設
縁18が中栓4の外筒5内周壁上端に適数個突設
した掛合突起19に当接して、中栓4から抜け出
さないようにしている。20は外筒壁15の外側
面下部対称位置に突設した一対のリブで、21は
外筒壁15の下端外周縁に突設した突縁22に付
設した振出量測定目印である。
23は摺動蓋11に取り外し自在に被嵌して、
摺動蓋11の内筒壁13を上から閉蓋した外蓋で
あり、周壁内側面対称位置に突設した一対のリブ
24を、摺動蓋11の外筒壁外側面に突設した一
対のリブ20と掛合して共回りするようにしてい
る。
25は容器本体1の容器口2の下端周縁に、第
4図に示すように適宜間隔で付設した振出量測定
目盛で、この目盛25と摺動蓋11の外筒壁15
下端突縁22に付設した目印21との円周方向の
距離で、振出量が測定される。
しかして、第2図に示すように摺動蓋11が下
端にあつて、内筒壁13が二段底8の水平な内周
端部に当接しているときは、中栓4と摺動蓋11
間に、連通孔6を介して容器本体1内部と連通さ
れた空室Aが形成され、二段底9と内筒壁13と
で形成される空室Bとの連通が内筒壁13によつ
て遮断されるため、外気が容器本体1内にまで入
りにくく、外気によつて容器本体1内の粉末材料
が湿つたりすることもない。
また、第3図に示すように、外蓋23を手で回
転し、外蓋のリブ24と摺動蓋11のリブ20と
の掛合で摺動蓋11を回転しながら上方に摺動す
ると、空室Aの容積が大きくなり、同時に内筒壁
13が二段底8から離脱して空室Aが空室Bと連
通する。そして、摺動蓋11の外筒壁15下端突
縁22に付設した目印21を、容器口2の下端周
縁に当接した振出量測定目盛25のいずれかに合
致させると、摺動蓋11と中栓4とで形成された
空室Aの容積が適宜に調整される。
この状態で容器本体1を倒立すると、容器本体
1内に収容された粉末材料は連通孔6を介して、
空室A内に振出され、次いで、容器本体1を正立
すると、空室A内に収容された粉末材料が空室B
内に導入される。そしてさらに外蓋23を摺動蓋
11から取り外して、容器本体1を倒立すると、
空室B内に導入された粉末材料は容器本体1外に
振出される。このとき同時に、容器本体1に収容
された粉末材料が連続して空室A内に振出される
ため、以後は、容器本体1を倒立するだけで、連
続的に所定量の粉末材料が容器本体1外に振出さ
れる。またこのとき天板12の下面に垂設した仕
切板17および突設縁18によつて、中栓4の外
筒5上端面と摺動蓋11との間の間隙が塞がれて
いるため、空室A内に振出された粉末材料はこの
間隙から漏出することもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案にあつては、容器
本体内の粉末材料を一旦収容するための空室を、
中栓と摺動蓋間に容器本体内と連通させて設け、
摺動蓋の上下動でこの空室の容積を変えることが
できるようにているため、容器外に振出す粉末材
料の振出量を自由に変えることができ、容器本体
を倒立するだけで、空室の容積を調整して得られ
る所定量の粉末材料を容器外に振出することがで
きる。さらに、使用しないときは、摺動蓋の内筒
壁によつて空室が密閉されるため、外気が容器本
体内にまで入りにくく、外気によつて容器本体内
の粉末材料が湿つたりすることもない。
また、振出量測定目盛により、空室の大きさが
計量できて、容器本体内から振出される粉末材料
の振出量を調整することができ、振出量の調整機
構が簡単で、振出量の調整操作も極めて容易であ
る。さらに、振出量の調整を容器内の粉末材料に
触れることなく容器外から行え、衛生上の問題も
なくて安全性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案可変定量振出容器の分解斜視
図、第2図および第3図は同半部拡大断面図、第
4図は同平面図である。 1……容器本体、2……容器口、3,16……
螺条、4……中栓、5……外筒、6……連通孔、
7……連接部、8,9……二段底、10……内
筒、11……摺動蓋、12……天板、13……内
筒壁、15……外筒壁、20,24……リブ、2
1……目印、23……外蓋、25……振出量測定
目盛。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外周面に螺条を形成した容器口を上端に立設
    した容器本体と、容器口に嵌着した外筒の内周
    壁下方適宜位置に二段底を形成した内筒を連接
    して連接部に適数の連通孔を設けた中栓と、中
    栓の二段底段部に離接する内筒壁を天板中央中
    空部に垂設し外筒壁内周面に設けた螺条を容器
    口外周面の螺条に螺着するとともに外筒壁外側
    面にリブを突設した摺動蓋と、摺動蓋に被嵌し
    て摺動蓋の内筒壁を閉蓋し摺動蓋の外筒壁外側
    面に突設したリブに外周壁内側面に突設したリ
    ブを掛合して摺動蓋と共回りする外蓋とからな
    る粉状または粒状材料の可変定量振出容器。 2 容器本体の容器口下端周縁部に振出量測定目
    盛を付し、摺動蓋の外周面下端に振出量測定目
    印を付した実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の可変定量振出容器。
JP1986184164U 1986-11-29 1986-11-29 Expired JPH0420784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986184164U JPH0420784Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986184164U JPH0420784Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6388968U JPS6388968U (ja) 1988-06-09
JPH0420784Y2 true JPH0420784Y2 (ja) 1992-05-12

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ID=31131580

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260554B2 (ja) * 1983-10-14 1987-12-16 Funaki Shoji Yk

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JPS6260554B2 (ja) * 1983-10-14 1987-12-16 Funaki Shoji Yk

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JPS6388968U (ja) 1988-06-09

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