JPH04206034A - 光ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスクに投射する光ビームの照射状態を
制御し、その光ビームに基づいて光ディスクのセクタに
情報を記録する光ディスク装置に関し、更に詳述すれば
信頼性が高い記録情報が得られる光ディスク装置を提案
するものである。

〔従来の技術〕

従来の光ディスク装置は、光ディスクの再生情報に情報
の記録エラーたるベリファイエラーが発生したときには
、そのベリファイエラーが発生している情報が記録され
ているセクタを欠陥セクタとして、代替セクタに変更す
べく、欠陥セクタのアドレスと代替セクタのアドレスと
を対応づける代替処理が行われるようになっており、そ
れにより記録情報の信頼性を高めるようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし乍ら、従来の光ディスク装置は、光ディスクに情
報を記録している場合に、光ビームの照射状態を制御す
る、例えばトラッキング制御が不適正になった場合には
、光ビームがトラックから外れて情報の記録エラーが発
生し、また光ビームがトラックから外れたことにより、
相隣するトラックの記録情報を破壊することになる。更
に、情報を消去している場合に同様の不適正な制御にな
った場合は、相隣するトラックの記録情報を消去するこ
とになり、いずれの場合も、光ディスクに致命的なエラ
ーが発生する虞れがあるという問題がある。

本発明は斯かる問題に鑑み、光ディスクに投射する光ビ
ームの照射状態を制御する制御動作、所謂トラッキング
制御又はフォーカス制御が不適正になった場合に、相隣
するトラックの記録情報を破壊することがな（、信頼性
が高い記録情報が得られる光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクの記録領域
に情報を記録している場合に、光ディスクに投射する光
ビームの照射状態が不適正になったと判断したときは、
情報の記録動作を中止し、情報の記録を中止した記録領
域の情報と、その記録領域を代替する代替記録領域の情
報とを対応づけてメモリに書込む構成にする。

〔作用〕

光ディスクに投射する光ビームの照射状態を適正に制御
している場合、光ビームはトラック上に位置し、そのト
ラック上の記録領域に情報を記録する。光ビームの照射
状態の制御が不適正になると、光ビームはトラック上か
ら外れて相隣するトラックの記録情報を破壊する。そこ
で、光ビームの照射状態の制御が不適正になった場合は
、情報の記録を中止する。また記録を中止した情報の記
録領域の情報及びその記録領域を代替させる代替記録領
域の情報を対応づけてメモリに書込む。

これにより、光ビームの照射状態が不適正に制御されて
も、相隣するトラックの記録情報を破壊せず、また情報
の記録を中止した記録領域を代替記録領域に変更できる
。

〔実施例〕

以下本発明をその実施例を示す図面によって詳述する。

第１図は本発明に係る光ディスク装置の要部を示す模式
的ブロック図である。

情報の記録、消去及び再生を指令する信号及び記録すべ
き情報に関連する信号がホストコンピュータ１からＣＰ
Ｕからなる制御部２へ入力される。

制御部２は制御部２とメモリ３との間で、後述する光デ
ィスク６のセクタアドレス及び代替セクタアドレスの信
号を入出力する。制御部２が出力する記録すべき情報及
び情報を消去する信号は情報記録、消去部４へ入力され
、その出力は光ヘッド５へ与えられる。光ヘッド５は光
ビームＬＢを出射し、その光ビームＬＢは情報を記録、
再生する光ディスク６へ投射されるようになっている。

出射した光ビームＬＢの光量は、それに与えられた情報
記録、消去部４からの出力に応じて変化するようになっ
ている。光ヘッド５が光ディスク６からの反射光を受光
した光量に関連し、記録情報に関連する信号は情報再生
部７へ入力され、その出力は前記制御部２へ入力される
。光ディスク６からの反射光を受光した光量に関連して
光ヘッド５が出力する信号はサーボ回路８へ入力され、
その出力たる制御信号は光ヘッド５をフォーカス制御及
びトラッキング制御するように駆動すべ（光ヘッドに設
けられた図示しない駆動部へ与えられる。

次にこのように構成した光ディスク装置の動作を、その
制御部２のフローチャートを示す第２図とともに説明す
る。

図示しないスピンドルモータにより光ディスク６を回転
させた後、ホストコンピュータ１から記録すべき情報及
び記録を指令する信号を制御部２へ入力すると、制御部
２はそれらの信号に関連する信号を情報記録、消去部４
へ入力して、その出力を光ヘッド５に与える。それによ
り光ヘッド５は光ビームＬＢを出射して回転している光
ディスク６上へ投射する。そして光ディスク６からの反
射光を光ヘッド５が受光し、その受光量の変化に関連す
る信号をサーボ回路８へ入力して、光ヘッド５をフォー
カス制御及びトラッキング制御する。

そしてホストコンピュータ１からの指令信号により特定
されたトラック及びセクタに記録すべき情報の記録を開
始する（Ｓｌ）。続いて制御部２により情報記録中であ
るか否かを判断しくＳ２）、情報記録中でないと判断し
た場合は情報再生中であるか否かを判断しくＳ３）、再
生中でないと判断した場合は、光ヘッド５のフォーカス
制御及びトラッキング制御すべき制御動作を終了する。

しかるに、情報再生中であると判断した場合は、光ヘッ
ド５が受光した受光量に関連する信号を情報再生部７へ
入力して情報を再生しくＳ４）、その再生信号を制御部
２へ入力して、再生情報を得た後、光ヘッド５のフォー
カス制御及びトラッキング制御を終了する。

ステップ（Ｓ２）で情報記録中と判断した場合はサーボ
回路８による光ヘッド５のトラッキング制御及びフォー
カス制御が適正であるか否かを判断する（Ｓ５）。その
制御が不適正であると判断した場合は、そのときのセク
タを欠陥セクタとして、制御部２から情報記録、消去部
４へ入力すべき信号を制御部２から出力するのを禁止し
て、その欠陥セクタへの情報の記録を禁止する（Ｓ６）
。続いて制御部２は、いま情報の記録を禁止した欠陥セ
クタのセクタアドレスをメモリ３へ書込み、欠陥セクタ
を代替させる代替セクタのセクタアドレスをメモリ３へ
書込む（Ｓ７）。そして欠陥セクタのセクタアドレスと
、代替セクタのセクタアドレスとを対応づけを行って代
替処理を終了しくＳ８）。ステップ（Ｓｌ）に戻る。そ
れにより欠陥セクタをアクセスした場合には代替セクタ
が指定されて、その代替セクタに情報が記録される。ま
た欠陥セクタから情報を再生するときは、代替セクタの
記録情報が再生される。

このようにして、光ディスクへ投射する光ビームの照射
状態を制御する制御動作が不適正になり、それによって
相隣するトラックの記録情報を破壊する状態になった場
合は、そのセクタを欠陥セクタとして、そのセクタへ情
報を記録する動作が中止され、その欠陥セクタは、代替
セクタに変更される。そして記録を中止して情報を代替
セクタに記録する。それにより、光ディスクに投射する
光ビームの照射状態を制御する制御動作が不適正になっ
ても、相隣するトラックの記録情報を破壊することがな
く、情報は代替セクタに記録されて記録情報及び再生情
報が不正確になることがない。

なお、本実施例では情報を記録する場合について説明し
たが、記録情報を消去する場合においても同様に制御さ
れる。そして相隣するトラックの記録情報を消去するこ
とがなく、記録情報の消去状態が不正確になることがな
い。

また別に、代替処理により、光ビームの照射状態を制御
する制御動作が不適正になったときに発生する欠陥セク
タを、情報の記録を中止したセクタを含めた数セクタを
欠陥あるものとして余裕をもって代替処理をするのが望
ましい。そうすればセクタをアクセスするときに誤差が
生じても実質上の欠陥セクタが全（アクセスされる虞れ
がな（、信頼性を向上できる。

本実施例では、欠陥セクタのアドレスの書込みに続いて
、その代替セクタのアドレスを、欠陥セクタに対応づけ
てメモリに書込んだが、欠陥セクタのアドレスを一括し
て先に書込み、その後に欠陥セクタに対応づけて代替セ
クタのアドレスを一括して書込んだ後、両セクタアドレ
スを対応づけてもよい。

また、本発明は光ディスクに情報を記録する光ディスク
記録装置に限定されるものではなく、光ディスクに情報
を記録し、光ディスクから情報を再生する光ディスク記
録、再生装置にも適用できて同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、情報の記録時に、
光ディスクに投射する光ビームの照射状態を制御する制
御動作が不適正になり、光ビームがトラックから外れる
ようになった場合は情報の記録動作を中止するから、相
隣するトラックの記録情報を破壊しない。

また記録を中止した情報を記録すべき記録領域は、その
記録領域を代替する代替記録領域に変更されるから、そ
の代替記録領域に情報を記録し得て再生情報が不適正に
なることがない。したがって本発明は記録情報、再生情
報の信頼性を大幅に高め得る光ディスク装置を提供でき
る優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光ディスク装置の要部を示す模式
的ブロック図、第２図はその制御部の制御内容を示すフ
ローチャートである。 ２・・・制御部　３・・・メモリ　５・・・光ヘッド６
・・・光ディスク　８・・・サーボ回路なお、図中、同
一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　　大　　岩　　増　　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスクに投射する光ビームの照射状態を制御
   して光ディスクに情報を記録する光ディスク装置におい
   て、 メモリと、光ディスクに投射する光ビーム の照射状態を制御する制御動作が適正であるか否かを判
   断する手段と、該手段が不適正であると判断した場合に
   光ディスクへの情報の記録動作を中止する手段と、情報
   の記録を中止した記録領域の情報及びその記録領域を代
   替させる代替記録領域の情報を対応づけて前記メモリに
   書込む手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置
   。