JPH0420504A - 変性共重合体 - Google Patents

変性共重合体

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JPH0420504A
JPH0420504A JP12473890A JP12473890A JPH0420504A JP H0420504 A JPH0420504 A JP H0420504A JP 12473890 A JP12473890 A JP 12473890A JP 12473890 A JP12473890 A JP 12473890A JP H0420504 A JPH0420504 A JP H0420504A
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JP
Japan
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copolymer
methyl
octadiene
block
unsaturated
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Application number
JP12473890A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakano
博 中野
Masayuki Tomita
雅之 冨田
Mitsutoshi Aritomi
有富 充利
Shiro Goto
後藤 志朗
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は、α−オレフィンと鎖状非共役ジエン類とから
なる不飽和共重合体に水酸基を導入して得られる、接着
性、印刷性、親水性、ポリマー改質性等に富んた変性共
重合体に関する。
〈従来の技術〉 α−オレフィンの単独重合体やその共重合体は廉価であ
ることに加えて、優れた機械的強度、光沢、透明性、成
形性、耐湿性、耐薬品性等を有しているので汎用されて
いる。しかしながら、αオレフイン重合体は分子構造が
非極性であるため他の物質との親和性に乏しく、接着性
、塗装性、印刷性、帯電防止性などの諸性質が著しく劣
っている。
これらの欠点を補うために、クロム酸混液や火焔処理に
より重合体の一部を酸化処理したり、ラジカル発生剤に
より極性基含有化合物たとえば無水マレイン酸、メタク
リル酸メチル、アクリロニトリル等でグラフト変性した
り、極性基含有コモノマーと共重合する方法などが提案
されているが、上記のうち第一の方法は、処理剤が強酸
性ないし毒性を有することのためあるいは処理条件の困
難さないし効果の不均一性のために、あるいは、成形品
の表面しか処理できないこと等のために、工業的実施に
は大幅な制限がある。上記の方法のうち第二の方法は一
部実用化されているが、改質ポリマーの劣化あるいは架
橋のための物性低下が生じており、ますます高度化する
使用条件、使用形態の要求に対応しきれていない。第三
の方法は未だアイデアの域を脱しておらず、実用化には
多くの問題を解決する必要がある。
このような点に解決を与えることを目的として種々の発
明が提案されているが、その中でも本発明(詳細後記)
と特に関連の深いと考えられるものとしては、特開昭6
1−85404号公報に記載されたものがある。この発
明は、プロピレンと1.4−ジエンとの不飽和共重合体
樹脂をその不飽和結合の反応性を利用して変性して、不
飽和共重合体樹脂中のオレフィン性不飽和結合に水酸基
を導入したものであって、印刷性、接着性、親水性に優
れた変性共重合体として注目されている。
しかしながら、この発明で用いられる不飽和共重合体は
、共重合性が必ずしも高くない1,4−ジエン類とα−
オレフィンとの共重合体であり、従って不飽和共重合体
合成に際して高価な1.4−ジエン化合物を大量に使用
する必要があり、また、1.4−ジエン化合物を重合系
中に大量に装入する必要があるので、触媒使用量に対す
る共重合体生産量(すなわち触媒活性)が低く、触媒コ
ストが高くなりがちであるという問題点がある。
さらに、この不飽和共重合体樹脂中のオレフィン性不飽
和結合への水酸基の導入率も低く、実用上問題を残して
いた。
〔発明の概要〕
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、これらの問題点に解決を与えることを目的と
するものであって、水酸基が導入された、α−オレフィ
ンと特定の鎖状非共役ジエン類とからなる不飽和共重合
体の変性共重合体を提供してこの目的を達成しようとす
るものである。
く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明による水酸基含有変性共重合体は、炭
素数2〜12のα−オレフィンの少なくとも一種と、式
(1)で表わされる鎖状非共役ジエンの少なくとも一種
とからなり、該鎖状非共役ジエン類DfjAが0.05
〜50モル%である不飽和共重合体樹脂を変性し、不飽
和共重合体樹脂中のオレフィン性不飽和結合の5%以上
に水素基を導入したこと、を特徴とするものである。
(ここで、nは2〜10の整数を示し、R1−R3はそ
れぞれHまたは炭素数8以下のアルキル基を示す) く効 果〉 共単量体(1)のアルキレン鎖の鎖長を2以上として、
水酸基導入用のオレフィン性不飽和結合を共重合体路よ
り離間させたことによるのであろうか、水酸基の導入効
率が向上している。
また、本発明による変性共重合体は後記のように有用な
ものである。
〔発明の詳細な説明〕
く変性すべき不飽和共重合体樹脂〉 く−射的説明〉 本発明で使用する不飽和共重合体樹脂は、炭素数2〜1
2、好ましくは2〜8、のα−オレフィンと上式(J)
で表わされる特定の鎖状非共役ジエンとの共重合体であ
って、鎖状非共役ジエン(I)含量が0.05〜50モ
ル%、好ましくは0.1〜30モル%、のちのである。
この不飽和共重合体樹脂の不飽和性は、α−オレフィン
との共重合に与からずに共重合体路からアルキレン基を
介して垂下している 一C−C−R1基によるものと解される。
3R2 この不飽和共重合体樹脂は、結晶性のものである。結晶
性は、X線解析による結晶化度が10%以上、好ましく
は20%以上、であることによって示される。
なお、この不飽和共重合体は、上記両車量体の合計量に
対して15モル%程度までの少量の共単量体をさらに含
んでなっていてもよい。
この不飽和共重合体は、それを樹脂といいつるのに十分
な分子量および(または)融点を持つべきである。分子
量は数平均分子量で表わして3000以上であり、ある
いは融点は40℃以上であることが代表的である。
くα−オレフィン〉 不飽和共重合体樹脂の構成成分の−っである上記α−オ
レフィンの例としては、エチレン、プロピレン、1−ブ
テン、1−ヘキセン、3−メチル1−ブテン、3−メチ
ル−1−ペンテン、4メチル−1−ペンテン、33−ジ
メチル−1ブテン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、
3−メチル−1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン
、44−ジメチル−1−ヘキセン、5−メチル−1−ヘ
キセン、アリルシクロペンタン、アリルシクロヘキサン
、アリルベンゼン、3−シクロヘキシル−1−ブテン、
ビニルシクロプロパン、ビニルシクロプロパン、2−ビ
ニルビシクロ〔2゜2.1〕 −へブタンなどを挙げる
ことができる。
これらのうち好ましい例としては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテ
ン、3−メチル−1−ペンテン、4メチル−1−ペンテ
ン、3−メチル−1−ヘキセンなどを挙げることができ
、特に、エチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチ
ル−1−ブテン、および4−メチル−1−ペンテンか好
ましい。
これらのα−オレフィンは一種でもよく、また、二種以
上用いてもさしつかえない。特に、α−オレフィンか1
−ヘキセンのときは、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテ
ンのうち少なくとも一種との併用が好ましい。二種以上
のα=ニオレフイン用いる場合は、該α−オレフィンか
不飽和共重合体樹脂中にランダムに分布していてもよく
、あるいはブロック的に分布していてもよい。
く鎖状非共役ジエン〉 上記のようなα−オレフィンと共重合させるべき鎖状非
共役ジエンは、下記の式(1)て表わされるものである
(ここで、nは2〜10の整数を示し、R1−R3はそ
れぞれHまたは炭素数8以下のアルキル基を示す) 式(1)で表わされる鎖状非共役ジエンは、好ましくは
、nが2〜5で、R1、R2およびR3がそれぞれ水素
原子または炭素数1〜4のアルキル基であって、R、R
およびR3の全てか水素原子でないもの、である。さら
に、特に好ましいのは、nが3で、R1が炭素数1〜3
のアルキル基、R−およびR3が水素原子または炭素数
1〜3のアルキル基であって、RおよびR3が同時に水
素原子てないもの、である。
水酸基導入に利用すべき不飽和結合か式(1)の鎖状非
共役ジエンの−C=C−R1基であると3R2 解されることは前記したところであるか、この不飽和結
合は、アルキレン鎖(CH2)nを介して共重合体鎖か
ら垂下している。本発明ではこのアルキレン鎖の長さn
は2〜]0、好ましくは2〜5であるが、nか2未満て
は、該鎖状非共役ジエンを成分の一つとする不飽和共重
合体への水酸基の導入率は、nが2以上の鎖状非共役/
エンを成分の一つとする不飽和共重合体樹脂への水酸基
導入率に較べてかなり低くなる。如何なる理論的根拠に
も基づくものではないが、これはnか2未満ては、不飽
和共重合体樹脂中のオレフィン性不飽和結合か、ポリマ
ー主鎖骨格の近くに存在するため、オレフィン性不飽和
結合の反応性が低下したものと推定される。また、口が
10より大となると、オレフィン性不飽和結合の反応性
の増加は頭打ちとなり、水酸基変性共重合体の物性面、
経済面での不利益が増大する。
このような鎖状非共役ジエンの具体例としては、たとえ
ば、下記のものが好適である。
(イ)1,5−ヘプタジエン、1,5−オクタジエン、
5−メチル−1,5−ヘプタジエン、6〜メチル−1,
5−ヘプタジエン、2−メチル−1゜5−ヘキサジエン
などの鎖状1.5−ジエン類、(ロ)l、6−オクタジ
エン、6−メチル−1゜6−オクタジエン、7−メチル
−1,6−オクタジエン、2−メチル−1,6−ヘプタ
ジエン、6−メチリデン−1−オクテン、6−ニチルー
1゜6−オクタジエン、6.7−シメチルー1,6−オ
クタジエン、1.6−ノナジェン、6−エチル1.6−
ノナジェン、7−メチル−1,6−ノナジェン、7−メ
チル−1,6−デカジエンなどの鎖状1,6−ジエン類
、 (ハ)1.7−ノナジェン、7−メチル−1,7ノナジ
エン、8−メチル−1,7−ノナジェン、2−メチル−
′1,7−オクタジエンなどの鎖状1゜7ジエン類、 (ニ)8−メチル−1,8−デカジエン、9−メチル−
1,8−デカジエンなどの鎖状1,8ジエン類。
これらの例の中でも特に好ましい例は、6−メチル−1
,6−オクタジエンまたは7−メチル−1,6−オクタ
ジエンである。
これらの非共役ジエンは単独でもまた二種以上併用して
もよく、後者の好適な例としては6−メチル−1,6−
オクタジエンと7−メチル1.6−オクタジエンの併用
(重量比95:5〜5:95)を挙げることができる。
本発明に従って変性をすべき不飽和共重合体樹脂は、こ
れらのα−オレフィンおよび鎖状非共役ジエン類をα−
オレフィン重重合用チーグラーナナツタ触媒用いて、α
−オレフィン重合体の製造と同様の方法および装置を用
いて共重合させることによって製造することができる。
これらの鎖状非共役ジエンは、不飽和共重合体樹脂中に
ランダムに分布していてもよく、あるいはブロック的に
分布していてもよい。
不飽和共重合体樹脂中の鎖状非共役ジエンの好ましい含
量は0. 1〜30モル%、特に好ましくは0.5〜1
5モル%、である。0.05モル%未満では、不飽和共
重合体樹脂中の不飽和基が少ないため水酸基導入の効率
を挙げるのが難しいという欠点がある。一方、50モル
96超過では、不飽和共重合体樹脂の製造に際し、共重
合速度が遅く、スラリー重合の場合は溶媒可溶性の副生
ポリマーが多くなって、重合系の粘度が高くなって生産
性が悪いとともに、生成不飽和共重合体にベタつきが生
じたり、樹脂状を保たなかったりするなどの欠点がある
また、不飽和共重合体樹脂の分子量は、上述の樹脂状を
保つ限り特に制限はないが、たとえば、α−オレフィン
が主としてプロピレンからなる場合は、J I S−に
−6758に準拠して測定したメルトフローレート(M
FR)が通常0.001〜1000g/10分、好まし
くは0.01〜500g/10分、特に好ましくは0.
05〜100g/10分、に相当する分子量である。ま
た、この不飽和共重合体樹脂は、J I S−に−72
03による弾性率が500〜80,000kg/C−で
あるのが好ましい。
不飽和共重合体樹脂の分子構造的見地からの好ましい型
を例示すると次の通りである。
(1) 一種または二種以上のα−オレフィンと一種ま
たは二種以上の鎖状非共役ジエンとのランダム共重合体
(2) 一種または二種以上のα−オレフィン重合ブロ
ックと、一種または二種以上のα−オレフィンと一種ま
たは二種以上の鎖状非共役ジエンとのランダム共重合ブ
ロックとからなるブロック共重合体(α−オレフィン重
合ブロックのα−オレフィンの種類と量比は、ランダム
共重合ブロックのα−オレフィンのそれらと同じであっ
ても異なっていてもよい)。
(3) 一種または二種以上のα−オレフィンと一種ま
たは二種以上の鎖状非共役ジエンとのランダム共重合ブ
ロック(ブロックa)と、α−オレフィンと鎖状非共役
ジエンとのランダム共重合ブロック(ブロックb)であ
って、このブロックbに含まれるα−オレフィンの種類
、数、および量比、また鎖状非共役ジエンの種類、数、
および量比のうち、少なくとも一つがブロックaと異な
るブロックとからなるブロック共重合体。
ここで、「ブロック共重合体」とは、次のような共重合
体を意味する。たとえば、「モノマーAの単独重合ブロ
ックおよびモノマーAとモノマーBとのランダム共重合
ブロックとからなるブロック共重合体」とは、モノマー
Aの単独重合ブロックと、モノマーAとモノマーBとの
ランダム共重合ブロックとが化学的に結合してA・・・
・・・A−AABABAAAAB・・・・・・のような
形になっているものが全組成を構成しているものの他に
、このようなモノマーAの単独重合ブロックとモノマー
AとモノマーBとのランダム共重合ブロックとが化学結
合している共重合体を含み、かつ、モノマーAの単独重
合体やモノマーAとモノマーBとのランダム共重合体等
をも混合物として含んだもの、をも意味する。
同様に、「重合ブロックaと、重合ブロックbとからな
るブロック共重合体」とは、重合ブロックaと重合ブロ
ックbとが化学的に結合しているものが全組成を構成し
ているものの他に、重合ブロックaと重合ブロックbと
が化学的に結合した共重合体を含み、かつ、重合ブロッ
クaのみからなる重合体や重合ブロックbのみからなる
重合体等をも混合物として含んだもの、をも意味し、チ
ーグラー・ナツタ触媒を用いて合成された、いわゆる「
ブロック共重合体」と同じ意味である。
これらの不飽和共重合体樹脂の具体的な好ましい例とし
ては、(I)プロピレンと6−メチル−1゜6−オクタ
ジエンとのランダム共重合体、(if)プロピレンと7
−メチル−1,6−オクタジエンとのランダム共重合体
、(iii)プロピレンと6−メチル−1,6−オクタ
ジエンおよび7−メチル−1,6−オクタジエンとのラ
ンダム共重合体、(iv)プロピレンとエチレンと6−
メチル−1,6−オクタジエンもしくは7−メチル−1
,6−オクタジエンとのランダム共重合体、(V)プロ
ピレンの単独重合ブロック、およびプロピレンと6メチ
ルー1.6−オクタジエンもしくは7−メチル−1,6
−オクタジエンとのランダム共重合ブロック、からなる
ブロック共重合体、(vi)プロピレンの単独重合ブロ
ック、およびエチレンと6−メチル−1,6−オクタジ
エンもしくは7−メチル−16−オクタジエンとのラン
ダム共重合ブロック、からなるブロック共重合体、(V
目)エチレンの単独重合ブロック、およびプロピレンと
6メチルー1,6−オクタジエンもしくは7−メチル−
1,6−オクタジエンとのランダム共重合ブロック、か
らなるブロック共重合体、(v4ii)プロピレンとエ
チレンとのランダム共重合ブロック、およびプロピレン
とエチレンと6−メチル−1,6−オクタジエンもしく
は7−メチル1.6−オクタジエンとのランダム共重合
ブロック、からなるブロック共重合体、(ix)エチレ
ンと6−メチル−1,6−オクタジエンもしくは7メチ
ルー1.6−オクタジエンとのランダム共重合ブロック
、およびプロピレンと6−メチル1.6−オクタジエン
もしくは7−メチル−1゜6−オクタジエンとのランダ
ム共重合ブロック、からなるブロック共重合体、(X)
プロピレンと6メチルー1,6−オクタジエンもしくは
7−メチル−1,6−オクタジエンとのランダム共ff
i、IMブロック、およびプロピレンとエチレンと6−
メチル−1,6−オクタジエンもしくは7−メチル1.
6−オクタジエンとのランダム共重合ブロック、からな
るブロック共重合体、(xi)プロピレンと6−メチル
−1,6−オクタジエンもしくは7−メチル−1,6−
オクタジエンとのランダム共重合ブロック、およびプロ
ピレンとエチレンと6−メチル−16−オクタジエンも
しくは7メチルー1,6=オクタジエンとのランダム共
重合ブロック、およびエチレンと6−メチル−16−オ
クタジエンもしくは7−メチル−1,6オクタジエンと
のランダム共重合ブロック、からなるブロック共重合体
、(xii)エチレンと6−メチル−1,6−オクタジ
エンもしくは7−メチル−1,6−オクタジエンとのラ
ンダム共重合ブロック、およびプロピレンとエチレンと
6−メチル−1,6−オクタジエンもしくは7−メチル
−1゜6−オクタジエンとのランダム共重合ブロック、
からなるブロック共重合体、(xiii)エチレンと1
゜6−オクタジエンとのランダム共重合体、(xiv)
エチレンと6−メチル−1,6−オクタジエンとのラン
ダム共重合体、(XV)エチレンと7−メチル1.6−
オクタジエンとのランダム共重合体、(xvi)エチレ
ンと6−メチル−1,6−オクタジエンと7−メチル−
1,6−オクタジエンとのランダム共重合体、(xvl
 i)エチレンとプロピレンと6−メチル−1,6−オ
クタジエンもしくは7メチルー1.6−オクタジエンと
のランダム共重合体、(xviil)エチレンと1−ブ
テンと6−メチル−1,6−オクタジエンもしくは7−
メチル1.6−オクタジエンとのランダム共重合体、(
xix)エチレンと1−ヘキセンと6−メチル−1゜6
−オクタジエンもしくは7−メチル−1,6オクタジエ
ンとのランダム共重合体、(XX)エチレンと4−メチ
ル−1−ペンテンと6−メチル−1゜6−オクタジエン
もしくは7−メチル−1,6−オクタジエンとのランダ
ム共重合体、(xxi)エチレンの単独重合ブロック、
およびエチレンと1゜6−オクタジエンとのランダム共
重合ブロック、からなるブロック共重合体、(xx i
υエチレンの単独重合ブロック、およびエチレンと6−
メチル−1,6−オクタジエンもしくは7−メチル−1
゜6−オクタジエンとのランダム共重合ブロック、から
なるブロック共重合体、(xxiii) 1−ブテンと
6−メチル−1,6−オクタジエンもしくは7メチルー
1.6−オクタジエンとのランダム共重合体、(xxi
v) 3−メチル−1−ブテンと6−メチル−1,6−
オクタジエンもしくは7−メチル1.6−オクタジエン
とのランダム共重合体、(xxv) 4−メチル−1−
ペンテンと6−メチル1.6−オクタジエンもしくは7
−メチル−1゜6−オクタジエンとのランダム共重合体
、等を挙げることができる。
これらのうち特に好ましい例としては、a−オレフィン
の入手と共重合体の製造の容易さ等の観点から、(イ)
プロピレンと7−メチル1.6−オクタジエンとのラン
ダム共重合体、(ロ)プロピレンの単独重合ブロック、
およびエチレンと7−メチル−1,6−オクタジエンと
のランダム共重合ブロック、からなるブロック共重合体
、()\)エチレンと7−メチル−1,6−オクタジエ
ンとのランダム共重合体、(ニ)プロピレンとエチレン
と7−メチル−1,6−オクタジエンとからなるランダ
ム共重合体、(ホ)エチレンと7−メチル−1,6−オ
クタジエンとのランダム共重合体ブロック、およびプロ
ピレンと7−メチル−1゜6−オクタジエンとのランダ
ム共重合体ブロック、からなるブロック共重合体、を挙
げることができる。
く不飽和共重合体樹脂の変性〉 本発明では、これらの不飽和共重合体樹脂を変性して、
オレフィン性不飽和結合の5%以上に水酸基を導入する
本発明において、オレフィン性不飽和結合に水酸基を導
入するということは、オレフィン性不飽和結合を利用し
て水酸基を誘導することを意味し、オレフィン性不飽和
結合を酸化して水酸基を生成させたり、オレフィン性不
飽和結合に水酸基を有する化合物を結合させる等の方法
によって水酸基を導入することができる。また、「水酸
基」は、アルコール性水酸基の外に、フェノール性水酸
基も包含するものである。
水酸基の導入量は、不飽和共重合体樹脂中のオレフィン
性不飽和結合の5%以上、好ましくは10%以上、さら
に好ましくは15%以上、最も好ましくは20%以上、
である。導入量が5%未満では、結果的に水酸基の含有
量が低くて変性効果が乏しい。
不飽和共重合体樹脂に水酸基を導入する方法は特に限定
されないが、オレフィン性不飽和結合の酸化による方法
、分子内に1つ以上の水酸基を含有する化合物のオレフ
ィン性不飽和結合への付加反応による方法、およびその
他、に大別される。
オレフィン性不飽和結合の酸化による方法の例としては
、(イ)過酸化水素水とギ酸などの有機酸による過酸を
経由する酸化、(ロ)4級アンモニウム塩などの相間移
動触媒の存在下または非存在下での過マンガン酸塩など
による酸化、(ハ)オスミウム、ルテニウム、タングス
テン、セレンなどの酸化物などを触媒とした過酸化水素
水、過マンガン酸塩などによる酸化、(ニ)臭素などの
ハロゲンまたはハロゲン化水素の付加物または硫酸の付
加物の加水分解、(ホ)各種反応により導入されたエポ
キシ基の加水分解、などの方法がある。
一方、分子内に1つ以上の水酸基を含有する化合物の一
群はオレフィン性不飽和結合に対する付加反応、特にマ
イケル型付加反応、を行うべき活性水素を有するもので
あって(2個以上の水酸基を有していて、その一つを付
加反応に利用する場合を包含する)、具体例としては、
チオグリセロール、チオグリコールなどのチオール化合
物などが挙げられる。その他、プリンス反応として知ら
れるアルデヒドの付加反応、ハイドロボレイションに続
く酸化反応、酢酸第二水銀などのよるオキシ水銀化に続
く脱水銀化反応などによっても水酸基を導入することが
できる。
反応は、不飽和共重合体が溶媒による膨潤状態または溶
解状態で、あるいは融解状態で、実施される。使用され
る溶媒は反応の種類によって適宜選択されるべきである
か、脂肪族、脂環族、芳香族の炭化水素およびそのハロ
ゲン化物、炭素数6以上のエステル、ケトン、エーテル
、および二硫化炭素の中から選ばれることか多く、当然
2種以上の混合溶媒として使うこともてきる。反応の選
択率は必ずしも100%である必要はなく、実質的に水
酸基が導入されていれば副反応による生成物が混入して
もかまわない。
く変性共重合体〉 本発明による変性共重合体は、分岐鎖中に水酸基をもつ
ために特徴ある性質を示す。たとえば、各種印刷インク
、塗料の接着性が優れ、染色性が付与される。アルミニ
ウムその他各金属との接着力が優れ、他樹脂との接着性
も優れる。また、親水性が付与されていて恒久的な帯電
防止性や防曇性を示し、水酸基含量を高くすることによ
りガスバリア性が期待される。また、水酸基の反応性を
利用してたとえば酸化防止性あるいは紫外線吸収性さら
には感光性蛍光性、発色性、キレート性などの官能基を
もつ化合物を導入することによって上述の性質を付与す
ることも可能である。
く実験例〉 く不飽和共重合体製造例−1〉 撹拌具を備えた内容積1リツトルのオートクレブに、7
−メチル−1,6−オクタジエン70m1とn−へブタ
ン350m1を仕込み、トリエチルアルミニウム0.9
gおよびマグネシウム含有固体チタン触媒0.1gをこ
の順で加えた。次いて、水素10100Nを加えた後、
プロピレンを圧入しながら昇温し、65℃、3)cg/
cd(ゲージ圧)に到達した時にエチレンの装入を開始
して、2時間共重合を行った。この時のエチレン装入量
は、8.0gであった。得られた固体共重合体は253
g、可溶性重合体は19gであった。
この結晶性共重合体のMFRは4.2g/10分、DS
Cによる融解ピークは132℃、結晶化度は28.5重
量%、エチレンの含有量は4.9モル%、7−メチル−
1,6−オクタジエンの含有量は2.2モル%であり、
ジエンユニットの連鎖は無かった(樹脂A)。
く不飽和共重合体製造例−2〉 撹拌具を備えた内容積1リツトルのオートクレブに7−
メチル−1,6−オクタジエン400m1を仕込み、ジ
エチルアルミニウムクロライド0.9gおよび丸紅ツル
ヘイ社製三塩化チタン0.28gをこの順序で加えた。
次いて、水素30ONmlを加えた後、プロピレンで全
圧を3kg/cd(ゲージ圧)とし、この状態を25℃
で20分間保持した。その後、プロピレンを圧入しなか
ら昇温を開始し、55℃、9. 5kg/cd (ゲー
ジ圧)において、4時間共重合を行なった。得られた固
体共重合体は179gであり、可溶性重合体は57gで
あった。
この結晶性共重合体のMFRは4.1g/10分、DS
Cによる融解ピークは148℃、結晶化度は32.1重
量%、7−メチル−1,6−オクタジエンの含有量は4
.6モル%であり、ジエンユニットの連鎖は無かった(
樹脂B)。
く不飽和共重合体製造例−3〉 撹拌翼を備えた内容積1リツトルのオートクレーブに、
4−メチル−1,4−ヘキサジエンと5メチル−1,4
−へキサジエンの8=2(モル比)混合物400m1を
仕込み、トリエチルアルミニウム0.9gおよび不飽和
共重合体製造例−1で使用したものと同じ担体付触媒0
.09gをこの順で加えた。次いで、水素8ONmlを
加えた後、プロピレンを圧入しながら昇温し、60℃、
8)cg/C−(ゲージ圧)到達時にエチレンの装入を
開始して、共重合を4時間行った。この時のエチレン装
入量は、10.1gであった。得られた固体共重合体は
185g、可溶性重合体は24gであった。
この結晶性共重合体のMFRは3.9g/10分、メチ
ル−1,4−へキサジエンの含有量は2.1モル%、エ
チレンの含有量は4,0重量%であった(樹脂C)。
〈実施例−1〉 不飽和共重合体製造例−1で得た樹脂A10.0gを1
10℃でキシレン200m1中に溶解した。この溶液に
、90%ギ酸28.5gと30%過酸化水素水3.2g
をあらかじめ室温で混合しておいたものを約1時間かけ
て滴下し、さらに110℃で1時間加熱を継続した。ア
ルコール性NaOHで中和後、多量の冷アセトン中に注
いでポリマーを析出させ、濾別洗浄、次いで減圧乾燥す
ることにより、変性共重合体を得た。
赤外分光法およびNMR分光法により、共重合体中に水
酸基が導入されたことを確認した。
NMR分光法により、共重合体中のオレフィン性不飽和
結合の水酸基への転化率は78モル%であった。
〈実施例−2〉 不飽和共重合体製造例−2で得た樹脂B44 gとチオ
グリコール2.2gとをニーダ−(容量60m1)を用
いて200℃、5Qrpmて5分間溶融混練して、変性
共重合体を得た。
この変性共重合体2gを、キシレン100m1中130
℃に加熱溶解後、多量の冷アセトン中に注いでポリマー
を析出させ、濾別洗浄後、次いで減圧乾燥して、精製さ
れた変性共重合体を得た。
赤外分光法およびNMR分光法により、共重合体中に水
酸基が導入されたことを確認した。
NMR分先法により、共重合体中のオレフィン性不飽和
結合の付加反応率は21モル%であった。
〈実施例−3〉 不飽和共重合体製造例−2で得た樹脂B5.0gを12
0℃でキシレン200m1中に溶解した。
この溶液に酢酸10g、パラホルムアルデヒド1.6g
および98%濃硫酸1.2mlの混合物を添加し、激し
く撹拌しながら8時間反応させた。
アルコール性NaOHで中和した後、多量の冷アセトン
中に注いでポリマーを析出させ、濾別洗浄、次いで減圧
乾燥することにより、変性共重合体を得た。
赤外分光法およびNMR分光法により、共重合体中に水
酸基が導入されたことを確認した。NMR分光法により
、共重合体中へのオレフィン性不飽和結合への水酸基の
転化率は49モル%であった。
く比較例−1〉 樹脂Aに代えて樹脂Cを使用した以外は、実施例−1と
全く同様に反応を行った。
得られた変性共重合体は赤外分光法およびNMR分光法
により、共重合体中に水酸基が導入されたことを確認し
た。NMR分光法により共重合体中のオレフィン性不飽
和結合の水酸基への転化率は61モル%であった。
この結果から、本発明の方法により水酸基導入率が格段
に向上することが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 炭素数2〜12のα−オレフィンの少なくとも一種と、
    下記の式( I )で表わされる鎖状非共役ジエンの少な
    くとも一種とからなり、該鎖状非共役ジエン類含量が0
    .05〜50モル%である不飽和共重合体樹脂を変性し
    、不飽和共重合体樹脂中のオレフィン性不飽和結合の5
    %以上に水素基を導入したことを特徴とする、水酸基含
    有変性共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここで、nは2〜10の整数を示し、R^1〜R^3
    はそれぞれHまたは炭素数8以下のアルキル基を示す)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9314812B2 (en) 2010-01-14 2016-04-19 Nordson Corporation Jetting discrete volumes of high viscosity liquid

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