JPH04204730A - 新規な色素形成カプラーおよび該カプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

新規な色素形成カプラーおよび該カプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH04204730A
JPH04204730A JP33680790A JP33680790A JPH04204730A JP H04204730 A JPH04204730 A JP H04204730A JP 33680790 A JP33680790 A JP 33680790A JP 33680790 A JP33680790 A JP 33680790A JP H04204730 A JPH04204730 A JP H04204730A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料等に用いら
れる新規な色素形成カプラーおよび該カプラーを含有す
るハロゲン化銀写真感光材料に関するものである。
〔従来の技術〕
ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、イエロー、マゼン
タおよびシアンに発色する色素形成カプラーと発色現像
主薬との反応を利用してカラー画像を形成する方式が、
現在、最も広く実用されている。
゛  近年、ハロゲン化銀カラー写真感光材料では、色
再現性向上や画像堅牢性向上の観点から色素形成カプラ
ー品改良研究が盛んに行われているが、発色現像主薬の
制約があり未だ十分な改良がなされたとは言い難い。特
に、シアンカプラーに関しては、従来から一貫してフェ
ノール系またはナフトール系カプラーが用いられている
が、これらのカプラーから生成する色素は、青色および
緑色領域に不要な吸収を有しており、色再現性向上の大
きな壁となっていた。また、生成するシアン色素の分子
吸光係数が小さいことも、画像のシャープネス向上にと
って不利であった。
最近、含窒素複素環を有する新しい骨格のシアン色素形
成カプラーの研究が活発に行われており、種々の複素環
化合物が提案されている。例えば、特開昭63−226
.653号に記載されているジフェニルイミダゾール系
カプラー、特開昭63−199.352号。
同63−250.649号、同63−250.650.
同64−554号、同64−555号、特開平1−1.
05.250号、同1−105.251号等に記載のピ
ラゾロアゾール系カプラーが開示されている。これらの
カプラーは、いずれも色再現性改良をうたったものであ
り、生成色素の吸収特性が優れていることを特徴として
いる。
しかし、上記のカプラーから生成する色素は吸収が短波
であったり、光や熱に対する堅牢性が劣っているという
欠点を有しており、また、カプラー自身のカップリング
活性が小さいといった実用上、重大な問題点を有してい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の第一の目的は、カップリング活性が高く、分子
吸光係数の大きな発色色素を与える新規なカプラーを提
供することにある。
本発明の第二の目的は、堅牢性の良好な発色色素を与え
る新規なカプラーを提供することにある。
さらに本発明の第三の目的は、前述の従来のカプラーの
問題点を改良した、画像シャープネスが良好で、かつ、
色像が堅牢なハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の色素形成カプラーは、下記−能代〔I〕または
[II)で表される。
一般式CI) (上記各式において、EWGはハメット置換基定数σ、
値がOJ以上の電子吸引性基、R+、Rhは置換基を表
し、Xは水素原子または芳香族第1級アミン誘導体の酸
化体とのカップリング反応により離脱し得る基を表す。
)。
又、本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、上記
−能代[I)及び−能代CIIIで示される色素形成カ
プラーを少なくとも1種含有することを特徴とする。
以下に、本発明の色素形成カプラーについて詳細に述べ
る。
一般式〔■〕または〔■〕において、EWGはハメット
置換基定数σ、値が0.3以上の電子吸引性基を表す。
ここでいうハメットの置換基定数σPの値としては)l
ansch、 C3Leoらの報告(例えばJ、 Me
d。
Chel!1.16.1207(1973) ; 1b
id、  20.304(1977>)に記載の値を用
いるのが好ましい。
σ、の値が0.30以上の電子吸引性基(原子も含む。
)しては、シアノ基、ニトロ基、脂肪族・芳香族アシル
基(例えば、ホルミル、アセチル、ベンゾイル)、カル
バモイル基(例えば、カルバモイル、メチルカルバモイ
ル)、ホスホノ基、アルコキシカルボニル基(例えば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ジフェニル
メチルカルボニル)、ホスホリル基(例えば、ジメトキ
シホスホリル、ジフェニルホスホリル)、脂肪族・芳香
族スルファモイル基(例えば、N−エチルスルファモイ
ル、N、N−ジプロピルスルファモイル)、脂肪族・芳
香族スルホニル基(例えば、トリフルオロメタンスルホ
ニル、ジフルオロメタンスルホニル、メタンスルホニル
、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル)、パーフ
ルオロアルキル基などをあげることができる。
EWGとして、より好まし、くはシアノ基、脂肪族・芳
香族スルホニル基、脂肪族・芳香族アシル基、カルバモ
イル基およびアルコキシカルボニル基を挙げることがで
き、さらに、最も好ましいEWGはシアノ基およびカル
ボモイル基である。
R,、R,は例えば炭素数1〜36の脂肪族基、好まし
くは炭素数6〜36の芳香族基(例えばフェニル、ナフ
チル)、複葉環基(例えば3−ピリジル、2−フリル)
、Tルコキシ基(例えばメトキシ、2−メトキシエトキ
シ)、アリールオキシ基(例えば2.4−ジ=ter−
アミルフェノキシ、2−クロロフェノキシ、4−シアノ
フェノキシ)、アルケニルオキシ基〈例えば2プロペニ
ルオキシ)、アミノ基(例えばブチル丁ミノ、ジメチル
アミノ、アニリノ、Nメチルアニリノ)、アシル基(例
えばアセデル、ベンゾイル)、脂肪族もしくは芳香族オ
キシカルボニル基(例えばブトキシカルボニル、フェノ
キシカルボニル)、アシルオキシ基(例えばTセトキシ
、ベンゾイルオキシ、トルエンスルホニルオキシ) 、
Il[族モL <は芳香族オキシスルホニル基(例えば
ブトキシスルホニル)、アミド基(例えばTセチルアミ
ノ)、カルバモイル基(Ntばエチルカルバモイル、ジ
メチルカルバモイル)、スルホンアミド基(例えばメタ
ンスルホン丁ミド)、スルファモイル基(例えばブチル
スルファモイル)、スルファミド基(例えばジプロピル
スルファモイルアミノ)、イミド基(例えばサクシンイ
ミド、ヒダントイル)、ウレイド基(例えばフェニルウ
レイド、ジメチルウレイド)、脂肪族もしくは芳香族ス
ルホニル、1k (例えばメタンスルホニル、フェニル
スルホニル)、脂肪族もしくは芳香族チオ基(例えばエ
チルチオ、フェニルチオ)、ヒドロキシ基、シアノ基、
カルボキシ基、ニトロ基、スルホ基などを表す。
本明細書中“脂肪族基”とは直鎮状、分岐状もしくは環
状の脂肪族炭化水素基を表し、アルキル、  1アルケ
ニル、アルキニル基など飽和、及び更に間接されている
ものを含有する意味である。その代表例を挙げるとメチ
ル、エチル、ブチル、ドデシ   イル、オクタデシル
、アイコセニル、1so−プロピル、tert−ブチル
、tert−オクチル、tert−ドデシル、シクロヘ
キシル、シクロペンチル、アリル、ビニル、2−へキサ
デセニル、hプロパルギル、ドデコキシェチル、プロビ
オニド   1リルなどがある。
R+、Raとしては現像主薬の酸化体とのカップリング
反応により実質的に離脱しないW接層が好ましく、R6
としては脂肪族基、芳香族基が更に好ましく、R3とし
ては、脂肪族基、芳香族基、カルボモイル基、Tシルア
ミノ基、シアノ基、スルホンアミド基、アルコキシカル
ボニル基、パーフルオロアルキル基が更に好ましい。
Xは水素原子または離脱基を表す。
離脱基の具体例を挙げると、ハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素)、アルコキシ基(例えばエトキシ、ド
デシルオキシ、メトキシエチルカルバモイルメトキシ、
カルボキシプロピキシ、メチルスルホニルエトキシ)、
アリールオキシ基(列えば4−クロロフェノキシ、4−
メトキシフェノキシ、4−カルボキシフェノキシ)、ア
シル第1シ基(例えばTセトキシ、テトラデヵノイルオ
トシ、ベンゾイルオキシ)、脂肪族もしくは芳香(スル
ホニルオキシ基(例えばメタンスルホニル1キシ、トル
エンスルホニルオキシ)、アシルアミノ基(例えばジク
ロロアセチルアミノ、ヘブタフルオロブチリルアミノ)
、脂肪族もしくは芳香族スルホンアミド基(例えばメタ
ンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド)、ア
ルコキシカルボニルオキシ基(例えばエトキシカルボニ
ルオキシ、ベンジルカルボニルオキシ)、アリールオキ
シカルボニルオキシ基(例えばフェノキシカルボキルオ
キシ)、脂肪族、芳香族もしくは複素環チオ基(例えば
エチルチオ、フェニルチオテトラゾリルチオ)、カルバ
モイルアミノ基(例えばN−メチルカルバモイルアミノ
、N−フェニルカルバモイルアミノ)、5員もしくは6
員の含窒素へテロ環基(例えばイミダゾリル、ピラゾリ
ル、トリアゾリル、l、2−ジヒドロ−2−オキソ−1
−ピリジル)、イミド基(例えばスクシンイミドヒダン
トイニル)、芳香族アゾ基(例えばフェニルアゾ)、カ
ルボキシル基等があり、これらの基はさらにRt、Rt
の置換基として許容された基で置換されていてもよい。
また炭素原子を介して結合した離脱基としてアルデヒド
類またはケトン類で回当量カプラーを縮合して得られる
ビス型カプラーがある。本発明の離脱基は現像抑制剤現
像促進剤など写真的有用基を含んでいてもよい。
一般式(1)又は(II)で表わされるカプラーは、ハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料に含有させるいわゆる内
型カプラーとしても、発色現像液の内に含有させる、い
わゆる外型カプラーとしても供用することができる。内
型カプラーとして使用するカプラーとしては、一般式(
I)又は(n)においてR1、Rj 、EWGSXの少
なくとも1つが総炭素数10〜50であることが好まし
い。
本発明のカプラーは、シアンカプラーとして有効である
以下に本発明のカプラーの具体例を示すが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
(以下余白) (19)                   Co
o“(1)H C,)l、マ(11 (32)                  H上記
、各カプラーにおけるそれぞれの置換基B11Gのハメ
ット置換基定数σpを下記に示す。
次に本発明の色素形成カプラーの合成法について述べる
本発明のピロロ〔1,2−a〕 [1,3,5〕トリア
ジン−2,4(IH,3H)−ジオン系カプラーの合成
法は2−アミノビロール誘導体を出発原料とするルート
と1.3.5−トリアジン−2,4(IH,3H)−ジ
オン誘導体から出発するルートの2つに大別される。そ
れぞれ、参考文献(J、 Chem、Sac、 Per
kin I、1974.1781〜1788)をさらに
改良した合成処方で本発明の化合物に誘導できる。
以下に、具体的な合成例を示す。
〔合成例1〕  ・・・化合物(1)の合成合成経路を
以下に示す。
化合ITl(I) 2−アミノアセトフェノン15.4gを70%エタノー
ル180艷に溶かした溶液をマロンニトリル8g、水酸
化ナトリウム6.6gおよび70%エタノール300d
の混合物中に60℃で滴下した。
さらに70〜75℃で1時間、加熱撹拌した後、放冷し
、600−の氷水に注いだ。生成した灰白色沈澱を濾取
、水洗、乾燥して、2−アミノ−3−シアノ−4−フェ
ニルビロール、10.4gを得た。
得られたビロール誘導体9.2gをアセトニトリル50
−に溶かし、次いでヘキサデシルイソシアナー)13.
4gを少量づつ加えた。室温で1時間撹拌した後、白色
結晶を濾取した。収量、17.5g上記ウレイド誘導体
15g1カルボニルジイミダゾール16.2gおよびピ
リジン50−の混合物を10時間、加熱還流した。放冷
後、反応液を冷希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィ−(溶離液:n−ヘキサン/酢
酸エチル−2/1)により精製り、て、化合物(1)の
白色結晶、5.8g(マススペクトル二M+−476)
を得た。
〔合成例2〕  ・・・化合物(3)の合成合成経路を
以下に示す。
(^)(B) N (C) 中間体(A> 43.7g 、無水臭化第2銅34g及
び酢酸エチル300mj?の混合物を激しく攪拌しなが
ら、5時間、還流加熱した。放冷後、無機物を濾別し、
濾液から溶媒を留去して、中間体(B)の粗生成物48
.0gを得た。
次に、中間体(B)を文献(Chem、Ber、、35
71(1965))に準じた方法でマロンニトリルと反
応させ、中間体(C)を得た。中間体(C) 28.2
gをアンモニアを飽和させたエタノール300 m12
に加え、50〜60℃で1時間、加熱した。放冷後、溶
媒を留去し、残渣に水と酢酸エチルを加え、有機層を分
離した。水洗、乾燥した後、酢酸エチルを留去して、油
状の中間体(D)得た。収量25.0g中間体(D) 
15.1g 、フェニルイソシアナート11、9g及び
ピリジン50 rnlの混合物を8時間、還流加熱した
。放冷後、反応液を冷稀塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。水洗、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲル
クロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン/酢酸エチ
ル=2/1)により精製して、化合物(3)の白色結晶
、5.4g(マススペクトル:M” =645) ヲ’
ffJf=。
又、離脱基導入の方法は導入される離脱基の種類により
、以下のような4つの方法が挙げられる■ 離脱基がハ
ロゲン原子の場合: 最も一般的なハロゲン原子は塩素原子であり、Xが水素
原子である四当量カプラーを、ハロゲン化炭化水素溶媒
(例えばクロロホルム、塩化メヂレン等)ノ中で、塩化
スルフリル、N−クロロスクシンイミド等で塩素化する
ことにより得られる。
■ 離脱基が酸素原子を介した離脱基の場合:(i)四
当量カプラーのカップリング位をハロゲン化し、塩基の
存在下でフェノール類化合物と反応させる方法と、(j
l)四当量カプラーのカップリング位ヒドロキシ体と活
性ハロゲン化化合物とを塩基の存在下で反応させる方法
とがある。
■ 離脱基が硫黄原子を介した離脱基の場合:(i)四
当量カプラーと離脱基となるスルフェニルクロライドと
を塩基の存在下または塩基なしで反応させる方法と、(
■)四当量カプラーのカップリング位にメルカプト基を
導入し、このメルカプト基にハライドを作用させる方法
とがある。
■ 離脱基が窒素原子を介した離脱基の場合:(i)四
当量カプラーのカップリング位を適当なニトロソ化剤で
ニトロソ化し、それを適当な方法で還元(例えばPd−
炭素等を触媒とする水素添加法、塩化第−錫等を使用し
た化学還元法)し、その後、各種ハライドと作用させる
方法と、(]1)四当量カプラーのカップリング位を適
当なハロゲン化剤(例えば塩化スルフリル)でハロゲン
化し、その後、特公昭56−45135号記載の方法で
窒素へテロ環を適当な塩基触媒の存在下で置換させる方
法、(iIi> 6π又は10π電子系芳香族窒素へテ
ロ環を、ハロゲン化されたカプラーに、非プロトン性極
性溶媒の存在下又は不存在下で導入する方法がある。
以上の離脱基導入方法は、米国特許型3.894.87
5号、同3.933.501号、同4.296.199
号、同3,227、554号、同3.476、563号
、同4.296.200号、同4、234.678号、
同4.228.233号、同4.351.897号、同
4.264.723号、同4.366、237号、同3
.408.194号、同3.725.067号、同3.
419.391号、同1926、631号、特公昭56
−45135号、同57−36577号、特開昭57−
70871、同57−96343号、同53−5242
3号、同51−1058音、同53−129035号、
同54−48540号等を参照することができる。
本発明の一般式(1)又は(II)で表されるカプラー
は、現像主薬の酸化体とカップリング反応し、色素を形
成する。このものをシアン色素として各種用途(例えば
、フィルター、塗料、インキ、画像及び情報記録又は印
刷用の染料として)に用いることもできる。
本発明の一般式(I)又は(n)で表されるカプラーを
ハロゲン化銀感光材料に適用する場合には、本発明のカ
プラーを含有する層を支持体上に少なくとも1層有すれ
ばよく、本発明のカプラーを含有する層としては、支持
体上の親水性コロイド層であればよい。一般的なカラー
感光材料は、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、縁
感性ハロゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化銀乳剤
層を少なくとも一層ずつこの順で塗設して構成すること
ができるが、これと異なる順序であっても良い。また、
赤外感光性ハロゲン化銀乳剤層を前記の感光性乳剤層の
少なくとも一つの替わりに用いることができる。これら
の感光性乳剤層には、それぞれの波長域に感度を有する
ハロゲン化銀乳剤と、感光する光と補色の関係にある色
素を形成するカラーカプラーを含有させることで減色法
の色再現を行うことができる。但し、感光性乳剤層とカ
ラーカプラーの発色色相とは、上記のような対応を持た
ない構成としても良い。
本発明のカプラーをカラー感光材料に適用する場合には
特に赤感性ハロゲン化銀乳剤層に使用することが好まし
い。
本発明のカプラーの感光材料中への添加量は、ハロゲン
化銀エモル当たりIXI(1”モル〜1モル、好ましく
は2X10−”モル〜3X10−’モルであるまた、本
発明のカプラーがアルカリ水溶液可溶の場合には、現像
主薬やその他の添加剤とともにアルカリ水溶液に溶解し
、いわゆる外型現像として色素画像形成に用いることが
できる。その場合の添加量は、発色現像液11当たり0
.0005〜0.05モル、好ましくは0.005〜0
.02モルである。
本発明のカプラーは、種々の公知分散方法により感光材
料に導入でき、高沸点有機溶媒(必要に応じて低沸点有
機溶媒を併用)に溶解し、ゼラチン水溶液に乳化分散し
てハロゲン化銀乳剤に添加する水中油滴分散法が好まし
い。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
型2.322.027号などに記載されている。
また、ポリマー分散法の1つとしてのラテックス分散法
の工程、効果、含浸用のラテックスの具体例は、米国特
許型4.199.363号、西独特許出願第(OLS)
 2.541.274号、同2.541.230号、特
公昭53−41091号及び欧州特許公開第02910
4号等に記載されており、また有機溶媒可溶性ポリマー
による分散法についてはPCT国際公開番号11088
100723号明細書に記載されている。
前述の水中油滴分散法に用いることのできる高沸点有機
溶媒としては、フタール酸エステル類(例えば、ジブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジシクロへキシ
ルフタレート、ジー2−エチルへキシルフタレート、デ
シルフタレート、ビス(2,4−ジーtart−アミル
フェニル)イソフタレート、ビス(l、1−ジエチルプ
ロピル)フタレート)、リン酸又はホスホン酸のエステ
ル類(例えば、ジフェニルホスフェート、トリフェニル
ホスフェート、トリクレジルホスフェート、2−エチル
ヘキシルジフェニルホスフェート、ジオクチルブチルホ
スフェート、トリシクロヘキシルホスフエートトリー2
−エチルへキシルホスフェート、トリドデシルホスフェ
ート、ジー2−エチルへキシルフェニルホスホネート)
、安息香酸エステル類(例えば、2−エチルへキシルベ
ンゾエート、2.4−ジクロロベンゾエート、ドデシル
ベンゾエート、2−エチルへキシルニル−ヒドロキシベ
ンゾエート)、アミド類(例えば、N、N−ジエチルド
デカンアミド、N、N−ジエチルラウリルアミド)、ア
ルコール類またはフェノール類(イソステアリルアルコ
ール、2.1−ジーtert−アミノフェノールなど)
、脂肪族エステル類(例えば、コハク酸ジブトキシエチ
ル、フハク酸ジー2−エチルヘキシル、テトラデカン酸
2−へキシルデシル、クエン酸トリブチル、ジエチルア
ゼレート、イソステアリルラクテート、トリオクチクシ
トレード)、了ニリン誘導体(N、N−ジブチル−2−
ブトキシ−5−tert〜オクチルアニリンなど)、塩
素化パラフィン類(塩素含有量10%〜80%のパラフ
ィン類)、トリメシン酸エステル類(例えば、トリメシ
ン酸トリブチル)、ドデシルベンゼン、ジイソプロピル
ナフタレン、フェノール類(例えば、2.4−ジーte
rt−アミノフェノール、4−ドデシルオキシフェノー
ル、4−ドデシルオキシカルボニルフェノール、4−(
4−ドデシルオキシフェニルスルホニル)フェノール)
、カルボン酸類(例えば、2−(2,4−ジーtert
−アミルフェノキシ酪酸、2−エトキシオクタンデカン
酸)、アルキルリン酸類(例えば、ジー(2−エチルヘ
キシル)リン酸、ジフェニルリン酸)などが挙げられる
。また補助溶媒として沸点が30℃以上約160℃以下
の有機溶剤(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピ
オン酸エチル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
、2−エトキシエチルアセトート、ジメチルホルムアミ
ド)を併用してもよい。
高沸点有機溶媒はカプラーに対して重量比で0〜2.0
倍量、好ましくはO〜1.0倍量で使用できる。
本発明のカプラーは、例えばカラーベーパー、カラー反
転ベーパー、直接ポジカラー感光材料、カラーネガフィ
ルム、カラーポジフィルム、カラー反転フィルム等に適
用できる。中でも、反射支持体を有するカラー感光材料
(例えばカラーペーパー、カラー反転ベーパー)への適
用が好ましく、特に、反射支持体を有するカラー感光材
料への適用が好ましい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤としては、沃臭化
銀、沃塩臭化銀、臭化銀、塩臭化銀、塩化銀等いかなる
ハロゲン組成のものでもよい。
好ましいハロゲン組成は適用する感光材料の種類によっ
て異なり、カラーペーパーなどには主として塩臭化銀乳
剤が、カラーネガフィルム、カラー反転フィルムのよう
な撮影用感光材料には、沃化銀を0.5〜30モル%(
好ましくは、2〜25モル%)含有する沃臭化銀乳剤、
直接ポジカラー感光材料などには、臭化銀や塩臭化銀乳
剤が用いられる。また、迅速処理に適したカラーベーパ
ー用感光材料には塩化銀含有率の高い所謂高塩化銀乳剤
が好ましく用いられる。この高塩化銀乳剤の塩化銀含有
率は90モル%以上が好ましく、95モル%以上が更に
好ましい。
こうした高塩化銀乳剤においては臭化銀局在相を先にべ
だような層状もしくは非層状にハロゲン化銀粒子内部及
び/又は表面に有する構造のものが好ましい。上記局在
相のハロゲン組成は、臭化銀含有率において少なくとも
10モル%のものが好ましく、20モル%を越えるもの
がより好ましい。
そして、これらの局在相は、粒子内部や粒子表面のエツ
ジ、コーナーあるいは面上にあることができるが、一つ
の好ましい例として、粒子のコーナ一部にエピタキシャ
ル成長したものを挙げることができる。
本発明においては、特に実質的に沃化銀を含まない塩臭
化銀もしくは塩化銀よりなるものを好ましく用いること
ができる。ここで「実質的に沃化銀を含まない」とは、
沃化銀含有率が1モル%以下、好ましくは0.2モル%
以下のことを言う。
乳剤のハロゲン組成は粒子間で異なっていても等しくて
も良いが、粒子間で等しいハロゲン組成を有する乳剤を
用いると、各粒子の性質を均質にすることが容易である
。また、ハロゲン化銀乳剤粒子内部のハロゲン組成分布
については、ハロゲン化銀粒子のどの部分をとっても組
成の等し、い所謂均一型構造の粒子や、ハロゲン化銀粒
子内部のコT(芯)とそれを取り囲むシェル(殻)ト1
または複数層〕とでハロゲン組成の異なる所謂積層型構
造の粒子あるいは、粒子内部もしくは表面に非層状にハ
ロゲン組成の異なる部分を有する構造(粒子表面にある
場合は粒子のエツジ、コーナーあるいは面上に異組成の
部分が接合した構造)の粒子などを適宜選択して用いる
ことができる。
高感度を得るには、均一型構造の粒子よりも後二者のい
ずれかを用いることが有利であり、圧力力ブリの発生を
抑制する上からも好ましい。ハロゲン化銀粒子が上記の
ような構造を有する場合には1ハロゲン組成において異
なる部分の境界部は、明確な境界であっても、1m成差
により混晶を形成して不明確な境界であっても良く、ま
た積極的に連続的な構造変化を持たせたものであっても
良い。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化
銀粒子の平均粒子サイズ(粒子の投影面積と等価な円の
直径を以て粒子づイズとし、その数平均をとったもの)
は、O,]ノt〜2μが好ましく、0.15μ〜1,5
μが特に好ましい。また、それらの粒子サイズ分布は変
動係数(粒子サイズ分布の標準偏差を平均粒子サイズで
除したもの) 20%以下、好ましくは15%以下の所
謂単分散が好ましい。このとき、広いラチチユードを得
る目的で上記の単分散乳剤を同一層にブレンドして使用
することや、重層塗布することも好ましく行われる。
乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の形状は、立方体、十
四面体あるいは八面体のような規則的な(regula
r)結晶形を有するもの、球状、板状などのような変則
的な(irregular)結晶形を有するもの、ある
いはこれらの複合形を有するものを用いることができる
。また、平板状粒子でもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、Ill儒が主
として粒子表面に形成される所謂内部潜像型乳剤、ある
いは潜像が主として粒子内部に形成される所謂内部潜像
型乳剤のいずれのタイプのものであっても良い。
本発明で使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例えばり
づ−チ・ディスクロージャー(RD) No、 176
43 (1978年12月)、22〜23頁、  ”1
.  乳剤製造(EIIluIsion prepar
atior+ and types)−、および同誌N
、 18716 (1979年11月)、 648頁、
グラフィック「写真の物理と化学」、ポールモンテル社
刊(P、Glafkides、 Chemie et 
Ph1sique PhotograpVque、 P
aul Montel、 1967)、ダフィン著「写
真乳剤化学」、フォーカルプレス社刊(G、 F、 D
uffin、 Photographic Ba+ul
sion Chiemistry (Focal Pr
ess、1966)ン、ゼリクマンら著「写真乳剤の製
造と塗布」、7t−カルプレス社刊(V、 L、 Ze
likman et al、。
Making  and  Coating  Pho
tographic  Bmulsion、  F。
cal Press、 1964)などに記載された方
法を用いて調製することができる。
米国特許第3.574.628号、同3,655.39
4号および英国特許第1.413.748号などに記載
された単分散乳剤も好ましい。
また、アスペクト比が約5以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状校了は、ガトフ著、フォ
トグラフィック、サイエンス・アンド・エンジニアリン
グ(Gutoff、 PhotographicSci
ence and Bngineering)、第14
巻248〜257頁(1970年);米国特許第4.4
34.226号、同4.414.310号、同4.43
3.048号、同4.439.520号および英国特許
第2.112.157号などに記載の方法により簡単に
調製することができる。
結晶構造は−様なものでも、内部と外部とが異質なハロ
ゲン組成からなるものでもよく、絹状構造をなしていて
もよい。また、エピタキシャル接合によって組成の異な
るハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えばロ
ダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合
されていてもよい。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟
成、化学熟成および分光増感を行ったものを使用する。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、その乳剤粒子
形成もし2くは物理熟成の過程において種々の多価金属
イオン不純物を導入することができる。使用する化合物
の例としては、カドミウム、亜鉛、鉛、銅、タリウムな
どの塩、あるいは第■族元累である鉄、ルテニウム、ロ
ジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金な
どの塩もしくは錯塩を挙げることができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤の物理熟成、化学
熟成および分光増感工程で使用される添加剤は、リサー
チ・ディスクロージャーNo、 17643、同No、
 18716および同No、307105に記載されて
おり、その該当箇所を後掲の表にまと約だ。本発明に使
用できる公知の写真用添加剤も上記の2つのリサーチ・
ディスクロージャーに記載されており下記の表に関連す
る記載箇所を示した。
また、ホルムアルデヒドガスによる写真性能の劣化を防
止するために、米国特許4.411.987号や同4.
435.503号に記載されたホルムアルデヒドと反応
して、固定化できる化合物を感光材料に添加することも
できる。
本発明には種々のカラーカプラーを併用することができ
、その具体例は前出のリサーチ・ディスクロージャー(
RD) No、17643、■−C−G及び同N093
07105 、■−C−Gに記載された特許に記載され
ている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許第3、93
3.501号、同4.022.620号、同4.326
.024号、同4.401.752号、同4.248.
961号、特公昭58−10739号、英国特許第1.
425.020号、同1.476.760号、米国特許
第3.973.968号、同4.314.023号、同
4.511.649号、欧州特許第249.473A号
等に記載のものが好ましい。
本発明のカプラーは、色再現性の観点から、形成される
発色色素の極大吸収波長が短波側に位置し、かつ500
nmを越える長波長領域における吸収がシャープに減少
するイエローカプラーを併用するとよい。このようなイ
エローカプラーとしては、例えば特開昭63−1230
47号や特開平1−173499号に記載されている。
マゼンタカプラーとしては、5−ピラゾロン系及びピラ
ゾロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許第4.3
10.619号、同4.351.897号、欧州特許第
73.636号、米国特許第3.061.432号、同
3.725゜067号、RD誌No、 24220 (
1984年6月)、特開昭60−33552号、RD誌
No、 24230 (1984年6月)、特開昭6(
143659号、同61−72238号、同60−35
730号、同55−118034号、同60−1859
51号、米国特許第4.500゜630号、同4.54
0.654号、同4.556.630号、国際公開WO
3B104795号等に記載のものが特に好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系及びナフトール
系カプラーが挙げられ、米国特許第4.052、212
号、同4.146.396号、同4.228.233号
、同4、296.200号、同2.369.929号、
同2.801.171号、同2.772.162号、同
2.895.826号、同3.772.002号、同3
.758.308号、同4.334.011号、同4.
327、173号、西独特許公開第3.329.729
号、欧州特許第121.365A号、同249.453
^号、米国特許第3,446、622号、同4.333
.999号、同4.775.616号、同4、451.
559号、同4.427.767号、同4.690.8
89号、同4.254.212号、同4.296.19
9号、特開昭61−42658号等に記載のものが好ま
しい。
また、発色色素の不要吸収を補正するた約のカラード・
カプラーを用いてもよく、リサーチ・ディスクロージャ
ーNo、 17643の■−G項、米国特許第4、16
3.670号、特公昭57〜39413号、米国特許第
4゜004、929号、同4.138.258号、英国
特許第1.146゜368号に記載のものが好ましい。
また、米国特許第4.774.181号に記載のカップ
リング時に放出された蛍光色素により発色色素の不要吸
収を補正するカプラーや、米国特許第4.777、12
0号に記載の現像主薬と反応して色素を形成しうる色素
プレカーサー基を離脱基として有するカプラーを用いる
ことも好ましい。
発色色素が適度な拡散性を有するカプラーとしては、米
国特許第4.366、237号、英国特許第2.125
、570号、欧州特許第96.570号、西独特許(公
開)第3.234.533号に記載のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は米国特許
第3.451.820号、同4゜080.211号、同
4゜367、282号、同4.409.320号、同4
.576.910号、英国特許2.102.173号等
に記載されている。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で使用できる。現像抑制剤を放出す
るDIRカプラーは、前述のR[]誌N。
、 17643、■〜P項に記載された特許、特開昭5
7−151944号、同57(54234号、同60−
184248号、同63−37346号、米国特許4.
248.962号、同4.782.012号に記載され
たものが好ましい。
現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出する
カプラーとしては、英国特許第2. (197,]、4
40号間2.131.188号、特開昭59−1576
38号、同59−170840号に記載のものが好まし
い。
その他、本発明の感光材料に併用できるカプラーとして
は、米国特許第4.130.427号等に記載の競争カ
プラー、米国特許第4.283゜472号、同4.33
8、393号、同4.3113.618号等に記載の多
当量カプラー、特開昭60−185950号、同62−
24252号等に記載のDIRレドックス化合物放出カ
プラー、DIRカプラー放出レドックス化合物もしくは
DIRレドックス放出レドックス化合物、欧州特許第1
73.302A号に記載の離脱後復色する色素を放出す
るカプラー、RD誌No、 11449号、同誌No、
 24241号、特開昭61−201247号等に記載
の漂白促進剤放出カプラー、米国特許第4.553.4
77号等に記載のリガンド放出カプラー、特開昭63−
75747号に記載のロイコ色素を放出するカプラー、
米国特許、第4.774.181号に記載の蛍光色素を
放出するカプラー等が挙げられる。
併用しうるカラーカプラーの標準的な使用量は、感光性
ハロゲン化銀1モル当たり0.001〜1モルの範囲で
あり、好ましくはイエローカプラーでは、0.01〜0
.5モル、マゼンタカプラーでは、0゜003〜0.3
モル、シアンカプラーでは、0.002〜0.3モルで
ある。
これらの併用できるカプラーは、前記の種々の公知分散
法で感光材料に導入できる。
本発明の感光材料は、色カブリ防止剤として、ハイドロ
キノン誘導体、アミノフェノール誘導体、没食子酸誘導
体、アスコルビン酸誘導体などを含有してもよい。
本発明の感光材料には、種々の褪色防止剤を用いること
ができる。シアン、マゼンタ及び/又はイエロー画像用
の有機褪色防止剤としてはハイドロキノン類、6−ヒド
ロキシクロマン類、5−ヒドロキシクマラン類、スピロ
クロマン類、p−アルコキシフェノール類、ビスフェノ
ール類を中心としたヒンダードフェノール類、没食子酸
誘導体、メチレンジオキシベンゼン類、アミノフェノー
ル類、ヒンダードアミン類およびこれら各化合物のフェ
ノール性水酸基をシリル化、アルキル化したエーテルも
しくはエステル誘導体が代表例として挙げられる。また
、(ヒ゛スサリチルアルドキシマトンニッケル錯体およ
び(ビスーN、N−ジTルキルジチオ力ルバマト)ニッ
ケル錯体に代表される金WA錯体なども使用できる。
有機褪色防止剤の具体例としては、米国特許第2.36
0.290号、同2.418.613号、同2.700
.453号、同2.701.197号、同2.728.
659号、同2.732.300号、同2.735.7
65号、同3.982.944号、同4,430、42
5号、英国特許第1.363.921号、米国特許第2
、710.801号、同2,816.028号等に記載
のハイドロキノン類;米国特許第3.432.300号
、同3.573゜050号、同3.574.627号、
同3.698.909号、同3゜764、337号、特
開昭52−152225号等に記載の6−ヒドロキシク
ロマン類、5−ヒドロキシクロマン類、スピロクロマン
類;米国特許第4.360.5898号に記載のスピロ
インダン類;米国特許第2.735.765号、英国特
許第2.066、975号、特開昭59−10539号
、特公昭57−19765号等に記載のp−アルコキシ
フェノール類;米国特許第3.700.455号、同4
.228.235号、特開昭52−72224号、特公
昭52−6623号等に記載のヒンダードフェノール類
;米国特許第3.457.079号に記載の没食子酸誘
導体;米国特許第4.332.886号に記載のメチレ
ンジオキシベンゼン類:特公昭56−21144号記載
のアミノフェノール類;米国特許第3.336.135
号、同4.268.593号、英国特許第1゜3213
、889号、同1.354.313号、同1.410.
846号、特公昭51−4420号、特開昭58−11
4036号、同59−53846号、同59−7834
4号等に記載のヒンダードアミン類;米国特許第4.0
50.938号、同4.241.155号、英国特許第
2.027.731(^)号等に記載の金属錯体等が挙
げられる。これらの化合物は、それぞれ対応するカラー
カプラーに対し通常5ないし100重量%をカプラーと
共乳化して感光層に添加することにより、目的を達成す
ることができる。シアン色素像の熱および特に光による
劣化を防止するためには、シアン発色層およびそれに隣
接する両側の層に紫外線吸収剤を導入することがより効
果的である。
紫外線吸収剤として1i、アリール基で1換されたベン
ゾトリアゾール化合物(例えば米国特許第3、533.
794号に記載のもの)、4−チアゾリドン化合物(例
えば米国特許第3.314.794号や同3.352゜
681号に記載のもの)、ベンゾフェノン化合物(例え
ば特開昭46−2784号に記載のもの)、ケイ皮酸エ
ステル化合物(例えば米国特許第3.705.805号
、同3.707.395号に記載のもの)、ブタジェン
化合物(米国特許第4.045.229号に記載のもの
)あるいはベンズオキサゾール化合物(例えば米国特許
第3.406.070号や同4.271.307号に記
載のもの)を用いることができる。紫外線吸収性のカプ
ラー(例えばα−ナフトール系のシアン色素形成カプラ
ー)や、紫外線吸収性のポリマーなどを用いてもよい。
これらの紫外線吸収剤は特定の層に媒染されていてもよ
い。
なかでも前記の7リール基で置換されたベンゾトリアゾ
ール化合物が好ましい。
本発明の感光材料の乳剤層に用いることのできる結合剤
または保護コロイドとしては、ゼラチンを用いるのが有
利であるが、それ以外の親水性コロイド単独あるいはゼ
ラチンと共に用いることができる。
本発明においてゼラチンは石灰処理されたものでも、酸
を使用して利用されたものではどちらでもよい。ゼラチ
ンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著、ザ・マクロモ
レキュラー・ケミストリー・オン・ゼラチン(アカデミ
ツク・プレス、 1964年発行)に記載がある。
本発明の感光材料中には、特開昭63−257747号
、同62−272248号および特開平1−80941
号に記載の1.2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、
n−ブチルp−ヒドロキシベンゾエート、フェノール、
4−クロル−3,5−ジメチルフェノール、2−フェノ
キシエタノール、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミ
ダゾール等の各種の防腐剤もしくは防黴剤を添加するこ
とが好ましい。
本発明の感光材料が直接ポジカラー感光材料の場合には
、リサーチ・ディスクロージャー誌N0122534 
(1983年1月)に記載のようなヒドラジン系化合物
や四級複素環化合物の如き造核剤や、それら造核剤の効
果を高める造核促進剤を使用することができる。
本発明に用いられる支持体としては通常、写真感光材料
に用いられているセルロースナイトレートフィルムやポ
リエチレンテレフタレートなどの透明フィルムや反射型
支持体が使用できる。本発明の目的にとっては、反射支
持体の使用がより好ましい。
本発明で好ましく使用することのできる「反射支持体」
とは、反射性を高めてハロゲン化銀乳剤層に形成された
色素画像を鮮明にするものをいい、このような反射支持
体には、支持体上に酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム等の光反射物質を分散含有する疎
水性樹脂を被覆したものや光反射性物質を分散含有する
疎水性樹脂を支持体として用いたものが含まれる。例え
ば、バライタ紙;ポリエチレン被覆紙;ポリプロピレン
系合成紙;反射層を併設した或いは反射性物質を併用す
る透明支持体く例えばガラス板、ポリエチレンテレフタ
レート、三酢酸セルロースあるいは硝酸セルロースなど
のポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカ
ーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、塩化ビニ
ル樹11)があげられる。
本発明に従った感光材料は、前述のRDNo、 176
43の28〜29頁、および同No、 18716の6
15左欄〜右欄に記載された通常の方法によって現像処
理することができる。例えば、カラー現像処理として、
発色現像処理工程・脱銀処理工程・水洗処理工程が行わ
れる。反転現像処理を行う場合には、黒白現像処理工程
・水洗又はリンス処理工程・反転処理工程・カラー現像
処理工程が行われる。脱銀処理工程では、漂白液を用い
た漂白工程と定着液を用いた定着工程の代わりに、漂白
定着液を用いた漂白定着処理工程を行うこともできるし
、漂白処理工程、定着処理工程、漂白定着工程を任意の
順に組み合わせてもよい。水洗処理工程のかわりに安定
化工程を行ってもよいし、水洗処理工程の後に安定化工
程を行ってもよい。また発色現像、漂白、定着を1浴中
で行う1浴場@漂白定着処理液を用いたモノバス処理工
程を行うこともできる。これらの処理工程に組み合わせ
て、前硬膜処理工程、その中和工程、停止定着処理工程
、後硬膜処理工程、調製工程、補カニ程等を行ってもよ
い。上述の工程間には任意に中間水洗工程を設けてもよ
い。
これら処理において発色現像処理工程の代わりにいわゆ
るアクチベータ処理工程を行ってもよい。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、芳
香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分とするアルカ
リ性水溶液である。この発色現像主薬としては、Tミノ
フェノール系化合物も有用であるが、p−フェニレンジ
アミン系化合物が好ましく使用され、その代表例として
は、3−メチル−4−アミノ−N、N−ジエチルアニリ
ン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β〜ヒ
ドロキシエチルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N
−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−ア
ミノ−〜−エチルーN−β−メタンスルホンアミドエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−β
−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩
もしくはp−トルエンスルホン酸塩などが挙げられる。
これらの化合物は目的に応じ2種以上併用することもで
きる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭M!塩、ホウ酸塩もし
くはリン酸塩のようなp[衝剤;塩化物塩、臭化物塩、
沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ペンゾチTゾール類
もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤またはカ
ブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に応
じて、ヒトL)キシルアミン、ジエチルヒドロキシルア
ミン、亜硫酸塩、N、N−ビスカルボキシメチルヒドラ
ジンの如きヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類、
トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸類の如き
各種保恒剤;エチレングリコール、ジエチレングリコー
ルのような有機溶剤;ベンジルアルコール、ポリエチレ
ングリコール、四級アンモニウム塩、アミン類のような
現像促進剤;色素形成カプラー;競争カプラー;1−フ
ェニル−3−ピラゾリドンのような補助現像主薬;ナト
リウムボロンハイドライドやヒドラジン系化合物のよう
な造核剤;粘性付与剤:Tミノポリカルボン酸、Tミノ
ポリホスホン酸、Tルキルホスホン酸、ボスボッカルボ
ン酸に代表されるような各種牛レート剤(例えば、エチ
レンジアミン四酢酸、ニトリロ酸酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、シクロへ牛サンジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N、N、N−)リメ
チl/ンホスホン酸、エチレンジアミン−N、 N、 
N、 N−テトラメチレンホスホン酸、エチレンジアミ
ン−ジー(0−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの
塩);4.4’〜ジアミノ−2,2゛−ジスルホスチル
ベン系化合物のような蛍光増白剤;丁ルキルスルホン酸
、アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カル
ボン酸のような各種界面活性剤等を添加することができ
る。
本発明における発色現像液には実質的にはベンジルアル
コールを含有しないコとが好ましい。実質的にベンジル
アルコールを含有しないとは、好ましくは、2ml/i
以下、好ましくは0.5mf/ A以下、最も好まシ、
<は含有しない場合である。
本発明における発色現像液には実質的に亜硫酸イオンを
含有しないことが好ましい。実質的に亜硫酸イオンを含
有しないとは、好ましくは3.0×10−″モル/1以
下、更に好ましくは含有しない場合である。
本発明における発色現像液には実質的にヒドロキシルア
ミンを含有しないことが好ましい。実質的にヒドロキシ
ルアミンを含有しないとは、好ましくは5.OXl0−
’モル/1辺丁、更に好ましくは含有し5ない場合であ
る。本発明におりる発色現像液には、ヒドロキシル−r
iン以外の有機保恒剤(例えば、ヒドロキシルアミン誘
導体やヒドラジン誘導体)を含有することが好ましい。
これらの発色現像液のpi+は9〜12であることが一
般的である。
またカラー反転現像処理古しては、一般的に、黒白現像
処理工程、水洗又はリンス処理工程、反転処理工程、カ
ラー現像処理工程が行われる。反転処理工程としては、
カブラセ剤を含有する反転浴を用いたり、光反転処理で
あってもよい。また上記カブラセ剤を発色現像液に含有
させて反転処理工程を省略してもよい。
黒白現書処理に用いられる黒白現像液は、通常知られて
いる黒白写真感光材料の処理に用いられるものであり、
一般に黒白現@液に添加される各種の添加剤を含有モし
めることができる。
代表的な添加剤としては、1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン、N−メチル−P−アミノフェノール及びハイドロ
キノンのような現像主薬;亜硫酸塩のような保恒剤;酢
酸、ホウ酸のような水溶性の酸からなるp++緩衝剤;
水酸化ナトリウム、炭酸す)・リウム、炭酸カリウムの
ようなアルカリからなるpH緩衝剤又は現像促進剤;臭
化カリウムや2−メチルベンツイミダゾール、メチルベ
ンツチアゾールのような無機性もしくは有機性の現儒抑
制剤;エチレンジTミン四酢酸、ポリリン酸塩のような
硬水軟化剤;アスコルビン酸、ジェタノールアミンのよ
うな酸化防止剤;トリエチレングリコール、セロソルブ
のような有機溶剤;微量の沃化物やメルカプト化合物の
ような表面過現像防止剤等を挙げることができる。
またこれらの現彎液の補充量を低減する場合には処理槽
の空気との接触面積を小さくすることによって液の蒸発
、空気酸化を防止することが好ましい。このように処理
槽の空気との接触面積を小さくする方法としては、処理
槽の写真処理液面に浮き蓋等の遮蔽物を設ける方法を挙
げることができる。この技術は、発色現像及び黒白現像
の両工程のみならず、後続の全ての工程において適用す
ることが好ましい。また、再生手段等の現像液中の臭化
物イオンの蓄積を抑える手段を用いることにより補充量
を低減することもできる。
発色現像処理の時間は、通常2〜5分の間で設定される
が、高温高r+Hとし、かつ発色現像主薬を高濃度に使
用することにより、更に処理時間の短縮を図ることもで
きる。
発色現像後の写真乳剤槽は、脱銀処理される。
脱銀処理は、漂白処理と定着処理を個別に行われてもよ
いし、同時に行われてもよい(漂白定着処理)。更に処
理の迅速化を図るため、漂白処理後に漂白定着処理する
処理方法でもよい。さらに:槽の連続した漂白定着浴で
処理すること、漂白定着処理の前に定着処理すること、
又は漂白定着処理後に漂白処理することも目的に応じ任
意に実施できる。本発明においては発色現像後に直ぢに
漂内定着処理すると本発明の効果において有効である。
漂白液や漂白定着液に用いられる漂白剤としては、例え
ば鉄(In)などの多価金属の化合物;過酸類;キノン
類;鉄塩等があげられる。代表的漂白剤としては、塩化
鉄;フェリシアン化物;重クロム酸塩;鉄(III)の
有機錯塩(例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレン
トリアミン五酢酸、1.3−ジアミノプロパン四酢酸な
どのアミノポリカルボン酸類などの金属錯塩);過硫酸
塩などを挙げることができる。これらのうちアミノポリ
カルボン酸鉄(III)錯塩が本発明の効果を有効に発
揮する観点から好ましい。さらにアミノポリカルボン酸
鉄(III)錯塩は漂白液においても、漂白定着液にお
いても、特に有用である。これらのアミノポリカルボン
酸鉄(III)錯塩を用いた漂白液又は漂白定着液は、
3.5〜8のpHで使用される。
漂白液や漂白定着液には、臭化アンモニウムや塩化アン
モニウムのような再ハロゲン化剤;硝酸アンモニウムの
ようなpH緩衝剤;硫酸アンモニウムのような金属腐食
防止剤など公知の添加剤等添加することができる。
漂白液や漂白定着液には上記の化合物の他に、漂白ステ
ィンを防止する目的で有機酸を含有させることが好まし
い。特に好ましい有りa酸は、酸解離定数(pKa)が
2〜5.5である化合物で、具体的には酢酸、プロピオ
ン酸などが好ましい。
定着液や漂白定着液に用いられる定着剤としてはチオ硫
酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿
素類、多量の沃化物塩等をあげることができるが、チオ
硫酸塩の使用が一般的であり、特にチオ硫酸アンモニウ
ムが最も広範に使用できる。また、チオ硫酸塩とチオシ
アン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿素などの併用
も好ましい。
定着液や漂白定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩、重亜
硫酸塩、カルボニル重亜硫酸付加物あるいは欧州特許第
294769A号に記載のスルフィン酸化合物が好まし
い。更に、定着液や漂白定着液には液の安定化の目的で
、各種アミノポリカルボン酸類や有機ホスホン酸類(例
えば、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸、N、 N、 !!’ 、 N’−エチレンジアミン
テトラホスホンIk>の添加が好ましい。
定着液や漂白定着液には、更に、各種の蛍光増白剤;消
泡剤;界面活性剤;ポリビニルピロリドン;メタノール
等を含有させることができる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤の具体例としては、米国特許第3、8
93.858号、西独特許第1.290.812号、同
2,059、988号、特開昭53−32736号、同
53−57831号、同53−37418号、同53−
72623号、同53−95630号、同53−956
31号、同53−104232号、同53−12442
4号、同53−141623号、同53−28426号
、リサーチ・ディスクロージ+ −No、 17129
号(1978年7月)などに記載のメルカプト基または
ジスルフィド基を有する化合物;特開昭50−1401
29号に記載のチアゾリジン誘導体特公昭45−850
6号、特開昭52−20832号、同53−32735
号、米国特許第3.706.561号に記載のチオ尿素
誘導体;西独特許第1.127.715号、特開昭58
−16.235号に記載の沃化物塩;西独特許第966
、410号、同2.748.430号に記載のポリオキ
シエチレン化合物類;特公昭45−8836号記載のポ
リアミン化合物;その他特開昭49−42434号、同
49−59644号、同53−94927号、同54−
35727号、同55−26506号、同5B−163
940号記載の化合物;臭化物イオン等が挙げられる。
なかでもメルカプト基またはジスルフィド基を有する化
合物が促進効果が大きい観点で好ましく、特に米国特許
第3.893.858号、西独特許第1.290.81
2号、特開昭53−95.630号に記載の化合物が好
ましい。更に、米国特許第4,552.834号に記載
の化合物も好ましい。これらの漂白促進剤は感材中に添
加してもよい。撮影用のカラー感光材料を漂白定着する
ときにこれらの漂白促進剤は特に有効である。
脱銀工程の時間の合計は、脱銀不良が生じない範囲で短
い方が好ましい。好ましい時間は1分〜3分でる。また
、処理温度は25℃〜50℃、好”ましくは35℃〜4
5℃である。
脱銀工程においては、撹拌ができるだけ強化されている
ことが好ま12い。撹拌強化の具体的な方法としては、
特開昭62−183460号に記載の感光材料の乳剤面
に処理液の噴流を衝突させる方法が挙げられる。このよ
うな撹拌向上手段は、漂白液、漂白定着液、定着液のい
ずれにおいても有効である。
本発明の感光材料は、脱銀処理後に水洗工程を経るのが
一般的である。水洗工程に代わり、安定工程を行っても
よい。このような安定化処理においては、特開昭57−
8543号、同58−14834号、同60−2034
5号に記載の公知の方法はすべて用いることができる。
また、撮影用カラー感光材料の処理に代表される色素安
定化剤と界面活性剤を含有する安定浴を最終浴として使
用するような水洗工程−安定工程を行ってもよい。
水洗液及び安定化液には、無機リン酸、ポリ7ミノカル
ボン酸、有機アミノホスホン酸のような硬水軟化剤;イ
ソチアゾロン化合物やサイアベンダゾール類、塩素化イ
ソシアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤; 111
g塩、^l塩、Bi塩のような金属塩;界面活性剤;硬
膜剤:殺菌剤などを含有させることができる。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnal of the 5ociety of M
otion Picture and Te1evis
ion En);1neers、  第64巻、P、2
48〜253(1955年5月号〉に記載の方法で求め
ることができる。また、特開昭62−288838号に
記載のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減さ
せる方法を極島で有効に用いることができる。
水洗水のpHは、4〜9であり、好ましくは5〜8であ
る。水洗水温、水洗時間も、感光材料の特性、用途等で
種々設定し得るが、一般には、15〜45℃で20秒〜
10分、好ましくは25〜40℃で30秒〜5分の範囲
が選択される。
安定化液に用いることができる色素安定化剤としては、
ホルマリンやグルタルアルデヒドなどのアルデヒド類、
ジメチロール尿素などのN−メチロール化合物、−一キ
サメチレンテトラミンあるいはアルデヒド亜硫酸付加物
等を挙げることができる。
また安定化液には、その他ホウ酸、水酸化ナトリウムの
ようなpH調節用緩衝剤;1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミン四酢酸のよう
なキレート剤;アルカノールアミンのような硫化防止剤
;蛍光増白剤;防黴剤などを含有させることができる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー
液は脱銀工程等地の工程において再利用することもでき
る。
本発明の感光材料には処理の簡略化及び迅速化の目的で
発色現像主薬を内蔵しても良く、内蔵するには、発色現
像主薬の各種プレカーサーを用いるのが好ましい。例え
ば、米国特許第3.342.597号記載のインドアニ
リン系化合物、同3.342.599号、RD誌No、
 14.850号及び同誌No、 15.159号記載
のシッフ塩基型化合物、同誌No、 13.924号記
載のγルドール化合物、米国特許第3.719,492
号記載の金属塩錯体、特開昭53−13562B号記載
のウレタン系化合物を挙げることができる。
本発明の感光材料は、必要に応じて、発色現像を促進す
る目的で、各種の1−フェニル−3−ピラゾリドン類を
内蔵しても良い。典型的な化合物は特開昭56−643
39号、同57−144547号、および同58−11
5438号等に記載されている。
本発明における各種処理液は10℃〜50℃において使
用される。通常は33℃〜38℃の温度が標準的である
が、より高温にして処理を促進し処理時間を短縮したり
、逆により低温にして画質の向上や処理液の安定性の改
良を達成することができる。
以下、実施例をもって本発明の詳細な説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕 第1図に、本発明のカプラー(1)を2−メチル−4−
(N−エチル−N−メタンスルホニルエチルアミノ)ア
ニリンと酸化カップリングさせて得た色素の吸収スペク
トルを示した。酢酸エチル中での入ma x = 66
8 nm、 ε= 3.9X10’で従来のカプラーで
ある下記の(A−1)より1゜5倍以上大きな分子吸光
係数を有している。また、酸化カップリングの反応性も
極めて高か、った。
〔実施例2〕 〔試料101の作製〕 三酢酸セルロースフィルムベース上に以下に示す層構成
の試料101を作製した。第1層塗布液は下記のように
して調製した。
(第1N塗布液の調製) シアンカプラー(A−I) 0.61gおよびジブチル
フタレーN、18gとを10、Occの酢酸エチルに加
え完全に溶解した。このカプラーの酢酸エチル溶液を4
2gの10%−ゼラチン水溶液(7g/lのドデドシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む)に加え、ホモジ
ナイザーで乳化分散を行なった。乳化分散後、蒸留水を
加え全量を100gとした。この乳化分散物100gと
高塩化銀乳剤8.2g(臭化銀含量0.5モル%)とを
混合溶解し、以下に示す組成となるように第1層塗布液
を調!If!L、た。
ゼラチン硬膜剤としては、1−オキシ−3,5−ジクロ
ロ−5−)リアジンナトリウム塩を用いた。
(層構成) 以下に各層の層構成を示す。
支持体 三酢酸セルロースフィルム 第1層(乳剤層) 高塩化銀乳剤      銀換算で0.23 g /m
2ゼラチン            2.20g/m2
シアンカプラー(A −I)      0.29g/
m2ジブチルフタレ〜ト        0.58 g
 /m’第2層(保護H) ゼラチン            1.40g 7m2
〔試料102〜106の作製〕 試料101において、シアンカプラー(A−1)の替わ
りに、第1表に記すカプラーをシアンカプラー(A−I
)と等モル置き換えた以外、試料101と同様に作製し
た。
シアンカプラー(A−1) it+ C! 以上のように作製した試料101〜106に、内光で連
続ウェッジ露光を与えた後、以下に示す処理工程により
現像処理を行なった。
〔発色性の評価〕
現像処理後、各試料についてm度測定を行い、その最大
濃度値により発色性を評価した。
〔画像堅牢性の評価〕
現像処理後の試料苓75℃中に20日間放置し退色試験
を行なった。退色試験前のシアンa度が0.8のところ
の退色試験後のシアン濃度(D、)を測定し、以下の割
算式により求めた値(これを色素残存率とした)により
各試料の画像堅牢性を評価した。結果をまとめて第1表
に記す。
色素残存率−((D、、)10.8)xlOO処理工程
     温度     時間カラー現像    38
℃    45秒漂白定着     35℃    4
5秒リンス■     35℃    30秒リンス■
     35℃     30秒リンス0     
35℃     30秒乾燥       80℃  
  60秒(リンス■→■への3タンク向流方式とし5
た。)各処理液の組成は以下の通りである。
カラー現像液 水                        
80〇−エチレンジアミン−N、 N、 N、 N−テ
トラメチレンホスホン酸      3,0gトリエタ
ノールアミン         8.0g塩化カリウム
             3,1g臭化カリウム  
           0.015 g炭酸カリウム 
            25  gヒドラジノニ酢酸
           5.0gN−エチル−N−(β
−メタンスルホンTミドエチル)−3−メチル−4= アミノ了ニリン          5.0g硫酸塩 蛍光増白剤(WHI TEX−42,Og住友化学製ン 水を加えて             10100O+
7!pH(水酸化カリウムを加えて)    10.0
5漂白定着液 水                        
400meチオ硫酸アンモニウム溶液(700g/ i
 )  100−亜硫酸アンモニウム        
  45gエチレンジアミン四酢酸鉄(IIN) アンモニウム            55gエチレン
ジアミン四酢Ni2         3g臭化アンモ
ニウム           30g硝酸(67%)2
7g 水を加えて             10100O!
pH5,7 リンス液 イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3pp
m以下) 第1表 *試料101の最大濃度値を1.00とした時の相対値
で示す。
第1表から明らかなように、本発明の試料は、最大濃度
値が高く、熱堅牢性に優れていることがわかる。
従って多層感材において、本発明のカプラーは、同一の
濃度を出すためのカプラーの使用量が少なくて済み、薄
層化が可能となり、鮮鋭度の向−1−につながることが
、判かる。
C実施例3〕 実施例2において高塩化銀乳剤の替わりにヨウ臭化銀(
ヨウ化銀を6,5モル%)乳剤を用いた以外実施例2と
同様に試料を作製した。このようにして作製した試料を
以下に示す処理工程により現像処理を行ない実施例1と
同様の評価を行なった、実施例2における試料101−
106で、乳剤を置き換えた試料を、それぞれ201〜
206とした。
その結果、実施例2と同様に、本発明のカプラーは、発
色濃度が高く、熱堅牢性に優れることがわかった。
このため、同一濃度を出すた給の、カプラー塗布量が、
本発明のカプラーでは、少なくて済み、薄層化が可能と
なる。
処理方法 工程       処理時間    処理温度発色現像
     3分15秒     38℃漂   白  
     1分00秒       38℃漂白定着 
    3分15秒     38℃水洗(1)   
      40秒     35℃水洗(2)1分0
0秒     35℃安  定         40
秒       38℃乾  燥       1分1
5秒       55℃次に、処理液の組成を記す。
(発色現像液)            (単位g)ジ
エチレントリアミン五酢酸     1.01−ヒドロ
キシエチリデン       3.0−1.1−ジホス
ホン酸 亜硫酸ナトリウム           4.0炭酸カ
リウム            30.0臭化カリウム
             1.4沃化カリウム   
          ]5■ヒドロキシルアミン硫酸塩
2.4 4−〔N−エチル−N−β−4,5 ヒドロキシエチルアミノ〕− 2−メチルアニリン硫酸塩 水を加えて             1.01p H
10,05 (漂白液)              (単位g)エ
チレンジアミン四酢酸      120.0第二鉄ア
ンモニウムニ 水塩 エチレンジアミン四酢酸       ]0.〇二ナト
リウム塩 臭化アンモニウム         1.00.0硝酸
アンモニウム          10.0漂白促進剤
             0005モルアンモニア水
(27%)        15.0+d水を加えて 
            1.01i:、8     
           6.3(漂白定着液)    
        (単位g)エチレンジアミン四酢酸 
      50,0第二鉄アンモニウムニ 水塩 エチレンジアミン四酢酸       5.0ニナトリ
ウム塩 亜硫駿ナトリウム          12.0チオ硫
酸アンモニウム水溶液    240. O++tl!
(700g/jり アンモニア水(27%>         6.0ml
!水を加えて              1.01p
H7,2 (水洗液) 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型強
塩基性アニオン交換樹脂(同アンバーライ) I RA
−400)を充填した温床式カムラに通水してカルシウ
ム及びマグネシウムイオン濃度3■/l以下に処理し、
続いて二塩化インシアヌール酸ナトリウム20■/lと
硫酸ナトリウム0.15g#を添加した。この液のpH
は6.5−7.5の範囲にある。
(安定液)              (単位g)ホ
ルマリン(37%)2.0艷 ポリオキシエチレン−p −0,3 モノノニルフエニルエーテル (平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸       0.05二ナト
リウム塩 水を加えて              1.011)
 H5,O−8,0 [実施例4〕 実施例3において処理工程のみ以下に示す方法で行なっ
た以外実施例3と同様に試験、評価を行なった。
結果を第2表にまとめて記す。
処理工程 工程     時間    温 度 第−現像    6分    38℃ 水  洗     2分       〃反  転  
   2分       〃発色現像    6分  
   〃 調  整     2分       〃漂   白 
     6分       〃定  着     4
分      〃水  洗     4分      
〃安 定   1分   常温 乾   燥 処理液の組成は以下のものを用いる。
第−現像液 水                     700
dニトリロ−N、 N、 N−トリメチレンホスホン酸
・五ナトリウム塩   2g亜硫酸ナトリウム    
     20gハイドロキノン・モノスルフォネート
30g炭酸ナトリウム(−水塩)30g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3
−ピラゾリドン   2g臭化カリウム       
    2.5gチオシアン酸カリウム       
1,2g沃化カリウム(0,1%溶液)       
2mi!水を加えて           1000+
dpH9,60 反転液 水                     700
m1!ニトリロ−N、N、N−)リメチレン ホスホン酸・五ナトリウム塩   3g塩化第1スズ(
三水塩)        Igp−アミノフェノール 
     0.1g水酸化ナトリウム        
  8g氷酢1ll)               
15d水を加えて           100010
0O6,00 発色現像液 水                     7DO
rdニトリロ−N、N、N−)リメチレン ホスホン酸・五ナトリウム塩   3g亜硫酸ナトリウ
ム         7g第3リン酸ナトリウム(12
水塩)36g臭化カリウム            1
g沃化カリウム(0,1%溶液)9〇− 水酸化ナトリウム         3gシトラジン酸
          1.5gN−エチル−N−(β−
メタンスルフォンアミドエチルン−3−メチル−4− アミノアニリン・硫酸塩11g 3.6−シチアオクタンー1.8.−ジオール 1g水
を加えて           1000m17!pH
11,80 調整液 水                     700
献亜硫酸塩ナトリウム        12gエチレン
ジアミン四酢酸 ナトリウム(三水塩>        8gチオグリセ
リン         0.4jIL1!氷酢w!3献 水を加えて           100(7pH6,
60 漂白液 水                     80〇
−エチレンジアミン四酢酸 ナトリウム(三水塩)2g エチレンジアミン四酢酸鉄 (III)アンモニウム(三水塩)   12f)g臭
化カリウム           100g水を加えて
           1000献pH5,70 定着液 水                     800
献チオ硫酸ナトリウム       80.0g亜硫酸
ナトリウム         5.0g重亜硫酸ナトリ
ウム       5.0g水を加えて       
    1000dp8              
  6.60安定液 水                     800
mt!ホルマリン(37重量%)       5.0
−富士ドライウェル (富士フィルム■製界面活性*)   5.0mt!水
を加えて           1000IILi!P
H7,0 (以下余白) 第2表 *試料201の最大濃度値を1.00とL7た時の相対
値で示す。
本発明のカプラーは、発色m度が高く、熱堅牢性に優れ
ていることがわかる。
〔実施例5〕 ハロゲン化銀写真感光材料として、欧州特許8F0.3
55.660^2号(対応:特開平2−139544号
、aSS、N、 07/393,747 ”)公報の実
施例2に記載の試料No、214(多層カラーベーパー
)を使用した。
ただし、ビスフェノール化合物として該公報に記載の■
−23の替りに■−10を、又、イエローカプラー(E
xY)、画像安定化剤(Cpci−8)、溶媒(Sol
v−5)、オキソノール染料として、それぞれ下記の化
合物に変更し、更に、防腐剤(防菌防黴剤)として下記
の化合物を使用し、第5層のシアンカプラーとして、例
示カプラー(1)、(2)、(3)、(4)、(5)に
等モルでおきかえた。
(以下余白) (EX!/)イー?ローカブう− との11 (モル比)ff1市 ひ仔)、し) (Cpd−8)色像安定剤 OHO)( との11  (モル比)混合物 (Cpd−10)防腐剤     (Cpd−11)防
腐剤(Solv−6)溶 媒 との9 + l  (ffiffl比〉混合物S O,
N a および また、このカラー感光材料をこの実施例2に記載の方法
によってカラー現像処理シ施した。
その結果、良好な色再現性(特に緑色)熱堅牢性を示し
た。
〔発明の効果〕
本発明のカプラーにより、カップリング活性が高く、分
子吸光係数の大きく、堅牢性に優れた発色色素を提供す
ることができ、また本発明のカプラーを含有した感光材
料により、画像のンヤーブネスが良好で、かつ堅牢な色
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、化合物(1)と2−メチル−4−(N−エチ
ル−N−メタンスルホニルエチルアミノ)アニリンとの
酸化カップリングさせて得た色素の酢酸エチル中での吸
光スペクトルである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式〔 I 〕または〔II〕で表される色素
    形成カプラー。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記各式において、EWGはハメット置換基定数σ_
    P値が0.3以上の電子吸引性基、R_1、R_2は置
    換基を表し、Xは水素原子または芳香族第1級アミン誘
    導体の酸化体とのカップリング反応により離脱し得る基
    を表す。)
  2. (2)下記一般式〔 I 〕または〔II〕で表される色素
    形成カプラーを少なくとも1種含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上記各式において、EWGはハメット置換基定数σ_
    P値が0.3以上の電子吸引性基、R_1、R_2は置
    換基を表し、Xは水素原子または芳香族第1級アミン誘
    導体の酸化体とのカップリング反応により離脱し得る基
    を表す。)
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WO2019151451A1 (ja) 2018-01-31 2019-08-08 富士フイルム株式会社 染色組成物、染色物、及び、アゾ色素

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