JPH04198381A - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

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JPH04198381A
JPH04198381A JP33125190A JP33125190A JPH04198381A JP H04198381 A JPH04198381 A JP H04198381A JP 33125190 A JP33125190 A JP 33125190A JP 33125190 A JP33125190 A JP 33125190A JP H04198381 A JPH04198381 A JP H04198381A
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JP
Japan
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film
adhesive
sheet
weight
adhesive sheet
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Pending
Application number
JP33125190A
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English (en)
Inventor
Seigoro Fujita
藤田 征五郎
Hideaki Suzuki
英明 鈴木
Yoichi Fukuzawa
福澤 洋一
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、フィルム粘着シートに関し、特にフオーム加
工適性と漢字プリンター適性に優れた粘着シートに関す
るものである。
「従来の技術」 粘着シートは商業用、事務用、家庭用等、非常に広範囲
に亘ってラベル、シール、ステッカ−、ワッペン等の形
に加工されて使用されている。
なお、粘着シートは表面基材と剥離基材との間に粘着剤
層が形成されたものであり、表面基材には紙、フィルム
、金属フォイル等が用いられ、剥離基材としてはグラシ
ン紙のような高密度原紙、クレーコート紙、ポリラミネ
ート原紙等にシリコン化合物やフンソ化合物の如き剥離
剤を塗布したものが使用されている。また、粘着剤とし
てはゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系等のエマル
ジョン、溶剤又は無溶剤型の各種粘着剤が使用される。
かかる粘着シートのうち情報化社会の発展に伴い、コン
ピュータのアウトプット用として漢字プリンタ用の粘着
シートの需要が急速に伸びつつある。特に、表面基材と
して耐水強度が付与されていると共に漢字プリンタの印
字が鮮明である万能タイプのフィルム塗被シートを使用
したものが注目を浴びている。
従来、この用途の粘着シート用表面基材としては、透明
なポリエステルフィルムに顔料塗被層を設けた塗被シー
トが使用されてきた。
しかし、透明なポリエステルフィルムの塗被シートはフ
オーム加工時のミシン目部の折り目が剥離基材としての
グラシン紙やクレーコート紙、ポリラミネート原紙に比
べてつきにくいため、折り目部分でフィルム塗被シート
と剥離基材との間に歪みが生じ、表面基材と剥離基材と
が剥がれる、所謂“セパウキ”現象が発生し、結果的に
フオーム加工後の粘着シートの山姿が悪化し、フオーム
加工機の操業性の低下、さらに箱づめする時の作業の困
難さや入目部数が減少するといった問題等が発生しやす
い。
なお、粘着剤としては汎用タイプのアクリルエマルジョ
ン型のものが使用されてきたが、フオーム加工時のダイ
カット部やミシン目折り部から粘着剤がはみ出し、漢字
プリンターで印字する際にドラムに粘着剤が付着し、所
謂ドラム汚れの問題が発生し易かった。
「発明が解決しようとする課題」 上記の実情に鑑み、本発明はフィルム塗被シートに起因
するフオーム加工時の操業性、箱づめ等の問題点を改良
すると共に、漢字プリンタ作業時でのカールの解消及び
プリンタ適性の優れたフィルム粘着シートを提供するも
のである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、剥離シート、粘着剤層、及び表面基材を積層
してなる粘着シートにおいて、該表面基材が、下記の測
定法によって測定したクツション率が8〜20%のフィ
ルム上に、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂を主体とする
接着剤と顔料を含有する塗被層を形成したフィルム塗被
シートであり、且つJIS K−6301法に基づく粘
着剤の引張強さが5〜15 Kg /cmzであること
を特徴とする粘着シートである。
〔クツション率の測定法〕
平坦な金属製の試料台上にフィルムを載置し、50gの
錘を載せたダイヤルゲージで測定した厚み(ds。)と
、500gの錘を載せたダイヤルゲージで測定した厚み
(ds。。)を測定し、上式によってフィルムのクツシ
ョン率(%)を求めた。
「作用」 上述したように、本発明の粘着シートは剥離シート、粘
着剤層、及び表面基材を積層してなる構成を採るもので
あり、表面基材としてフィルムをベースとするフィルム
塗被シートが使用され、且つ該フィルムのクツション率
を8〜20%の範囲に特定したところに特徴を有するも
のである。
而して、表面基材にフィルムを用いた場合、前記したよ
うに、剥離シートであるグラシン紙やポリラミネート紙
等と比較し、ミシン目部からの折り目がつき難く、フィ
ルム塗被シートと剥離シート間に歪みが生じ、種々の難
点を誘発し、作業性やプリンタ適性が損なわれる。
そこで、本発明者等はフィルムシートのミシン目部から
の折れ易さを紙をベースとした剥離基材と同じ程度の折
れ易さとするべく検討を行った。
即ち、紙とフィルムの物性、例えば強度、伸び、弾性率
、剛度、硬さ、クツション率、空隙率等について鋭意検
討した結果、フィルムシートのクッション率とミシン目
部の折れ易さとの間に相関関係のあることを見出した。
フィルムシートのクツション率とミシン目部の折れ易さ
との間に相関関係が存在することについては、必ずしも
明らかではないが、以下のように想定される。
紙の原料であるセルロース繊維の比重は約1.55であ
るが、この繊維をシートに仕上げると密度が約0.5〜
1.0程度の紙となる。即ち、紙はセルロースの細い繊
維と小さな空隙(ミクロボイド)により形成されており
、このミクロボイドのためにミシン目部の折れ易さが得
られると推測される。
即ち、フィルムシートもこのミクロボイドによる空隙率
を上げることにより、剥離基材である紙の折れ易さとお
なしような性質を示すようになると推定される。
フィルムシートの空隙率の測定方法として、水銀圧縮法
等が考えられるが、紙と異なり測定が困難である。本発
明者等は空隙率の測定方法について種々検討した結果、
フィルムのクツション率と電子顕微鏡で見た空隙率との
間に相関関係のあることを見出し、フィルムのクツショ
ン率を高めることにより、フィルムシートのミシン目部
の折れ易さを剥離基材である紙に近づけることができ、
本発明を完成するに至った。
本発明で採用したフィルムシートのクツション率とは第
1図に示すように、ダイヤルゲージ(三豊製作所製No
、2109−10k)に標準測定子(No、 9003
0)を取り付け、ダイヤルゲージスタンド(No、 7
001平面測定台No、101461使用)に設置する
。ダイヤルゲージ押さえ部分に荷重50gと500gを
かけた時の、それぞれのフィルムの厚みをd、。、d、
。。
とじたとき、下記式により得られる値をクツション率と
するものである。
本発明における表面基材はフィルムシートをベースとし
たフィルム塗被シートが用いられるが、この場合のフィ
ルムシートとしては、耐熱性を有するものが使用され、
特にポリエステル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリ
レート、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂フィルムが
より好ましい。
更に、該フィルムのうち、上記で規定したクツション率
が8〜20%の範囲にあるものを用いる必要がある。因
みに、8%未満であれば、ミシン目部の折れ目がつきに
くく、フィルム塗被シートと剥離シート間に歪みが生じ
、作業性やプリンタ適性が損なわれる。他方、20%を
越えるとフィルムの張力、眉間強度等の強度が低下し、
万能タイプのフィルム塗被シートの特徴が損なわれる。
クツション率の調整方法としてはフィルムシートの製造
時に顔料の充填、例えば酸化チタン、硫酸カルシウム、
シリカ、クレー、タルク、酸化亜鉛等の白色顔料を充填
したり、フィルムシート中に微細な発泡を設けて白色化
する方法等がある。
なお、フィルムの厚みは、−E:10〜500μm程度
の範囲で調節されるが、勿論、この範囲に限定されるも
のではない。
次に、フィルムシート上に形成する塗被層としては、粘
着シートの用途上漢字プリンタのトナーの付着性と印字
の鮮明性が得られるように、トナーの吸着性と表面平滑
性を付与し、さらにラベル、シール、ステッカ−、ワン
ペン等の用途上の適性として、耐水強度が得られるよう
な顔料塗被層の形成が必要である。
本発明において、フィルムシート上に設ける塗被層に使
用される顔料としては、枕崎性炭酸カルシウム、重質炭
酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、タルク、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫
化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム
、水酸化アルミニウム、珪藻土、珪酸マグネシウム、ア
ルミナ、リトポン酸等の無機顔料やプラスチックピグメ
ント、マイクロカプセル等の有機微粒子等が挙げられる
本発明の塗被層は、上記の如き顔料と共に塗被層を構成
する接着剤として、特にエポキシ樹脂と熱可塑性樹脂が
併用される。これらの接着剤の併用によって、トナーの
吸着性と平滑性を損なうことなく、塗被層の耐水強度、
接着強度等が適切に維持されるものである。
両者の併用による相互作用については、明らかではない
が、エポキシ樹脂の単独使用では接着強度が不足し、熱
可塑性樹脂の単独使用では耐水強度が不充分となってし
まう。
本発明で使用されるエポキシ樹脂は、分子内に2個以上
の反応性に冨んだエポキシ基を有する化合物であるが、
エピクロルヒドリンのグリシジル化によって製造される
水溶性のエポキシ化合物が好ましく用いられる。
具体的にはグリコール、脂肪族多価アルコールのジ又は
ポリグリシジルエーテル、ジカルボン酸のジグリシジル
エステル、含窒素へテロ環を有するエポキシ化合物等が
挙げられるが、これらの具体例としては、例えばエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル〔n=5.9113,23等〕、プロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル、ジプロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコー
ルジグリシジルエーテル(n=3.7.11等〕、グリ
セロールジグリシジルエーテル、グリセロールトリグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジ
ルエーテル、ジグリセロ・−ルポリグリシジルエーテル
、ソルビトールポリグリシジルエーテル、コハク酸ジグ
リシジルエステル、アジピン酸ジグリシジルエステル、
ジグリシジルジメチルヒダントレン、グリシジルトリメ
チルアンモニウムクロライド、フルフリルグリシジルエ
ーテル、トリメチロールエタントリグリシジルエーテル
、3−メチルペンタントリオールトリグリシジルエーテ
ル、ポリグリセリントリグリシジルエーテル、グリセリ
ンエチレンオキサイドトリグリシジルエーテル等が挙げ
られるが、勿論これらの2種以上を併用してもよい。
上記の如きエポキシ樹脂の使用量は、塗被層を構成する
顔料100重量部に対して1〜20重量部の範囲で調節
するのが好ましい。因みに、1重量部未満では得られる
塗被層の耐水強度が不足し、他方、20重量部を越える
と、トナーの吸着性が低下する恐れがある。
エポキシ樹脂と併用される熱可塑性樹脂の具体例として
は、例えば無水マレイン酸樹脂、スチレン・ブタジェン
共重合体、メチルメタクリレート・ブタジェン共重合体
等の共役ジエン系重合体ラテックス、(メタ)アクリル
酸エステルの重合体や共重合体等のアクリル系重合体ラ
テ・ンクス、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のビニル
系重合体ラテックス、これらの各種重合体にカルボキシ
ル基等の官能基を導入した官能基変性重合体ラテックス
、ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
、ポリビニルブチラール、アルキド樹脂等の合成樹脂系
接着剤が挙げられる。
また、熱可塑性樹脂の使用量は、熱可塑性樹脂の種類や
併用されるエポキシ樹脂の種類等に応じて適宜調節され
るが、一般に塗被層を構成する顔料100重量部に対し
て2〜45重量部程度、好ましくは5〜30重量部重量
部箱囲で調節される。なお、熱可塑性樹脂とエポキシ樹
脂の合計使用量が50重量部を越えると、トナーの吸着
性が低下する恐れがあるため、両者の併用量はこの点も
勘案して決定するのが望ましい。
塗被層を構成するエポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂の相互
作用については必ずしも明らかではないが、エポキシ樹
脂のエポキシ基と熱可塑性樹脂の水酸基、カルボキシル
基、カルボニル基等とが炭酸カルシウムの存在化で効率
的に反応し、塗被層の加熱乾燥時に架橋結合を生成して
優れた耐水強度や接着強度を与えるものと推測される。
なお、塗被層を形成する顔料塗液中には、必要に応じて
、例えば分散剤、増粘剤、流動変性剤、帯電防止剤、耐
水化剤、消泡剤、抑泡剤、離型側着色剤、発泡剤等の各
種助剤を適宜添加してもよい。
このようなフィルムベースの支持体上に、前述の顔料塗
被層が塗工されるが、塗工機としては、例えばプレード
コータ、エアーナイフコータ、ロールコータ、プラッシ
コータ、カーテンコータ、ダイコータ、バーコータ、グ
ラビアコータ、スプレーコータ等の通常の塗工機が適宜
使用される。
顔料塗被層の塗工量は、一般に2〜60g/m”、好ま
しくは5〜40g/m”程度の範囲で調節されるが、塗
工量が余りに少な過ぎるとインク吸収性が低下し、多過
ぎると発色性が低下してしまう。
なお、必要に応じてフィルムベースと顔料塗被層との接
着性を高めるための中間層を設けてもよい。
顔料塗被層の乾燥方法としては、蒸気加熱、熱風加熱、
ガスヒータ加熱、電気ヒータ加熱、赤外線ヒータ加熱、
高周波加熱、レーザー加熱、電子線加熱等が適宜使用さ
れるが、フィルムベースの材質に応じて表面温度を調節
するのが望ましい。
かくして支持体上に塗被層を形成して得られた記録シー
トはそのままでも使用できるが、例えばスーパー4ヤレ
ンター、グロスキャレンダー等で表面の平滑化処理を行
ってもよい。
次に、本発明の粘着シートを構成する方法は常法に従っ
て、例えば剥離シート上に粘着剤を塗布、乾燥すること
により粘着剤層を形成するものである。特に、該粘着剤
としてはその粘着剤層の引張強さ(JIS K 630
1に準する)を5〜15Kg/cm”に規定するもので
ある。上記の如き粘着剤層の引張強さの特定によって、
フオーム印刷機で粘着シートをグイカットした際に、力
・ノド刃への粘着剤の付着が抑制されたり、或いはミシ
ン折りの際に折り目からの粘着剤のはみ出しが極めて効
果的に抑制される。
本発明において用いられる上記特定の粘着剤としては、
エチレン性不飽和カルボン酸含有単量体、(メタ)アク
リル酸の04〜CI8アルキル工ステル単量体、これら
の単量体と共重合可能な他の単量体との共重合体が挙げ
られる。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体を構成するエチレ
ン性不飽和カルボン酸含有単量体としては、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、モノアルキルマレイン酸、モノアルキルイタコン
酸、モノアルキルフマル酸等が挙げられる。
共重合体に占めるこれらのエチレン性不飽和カルボン酸
含有単量体の割合は、1〜20重量%の範囲で共重合す
るのが好ましい。因みに、1重量%未満では接着力が不
充分となり、一方、20重量%を越えると、接着性能の
経時安定性が低下する恐れがある。また、(メタ)アク
リル酸エステル共重合体を構成する(メタ)アクリル酸
の04〜C18アルキル工ステル単量体としては、例え
ば(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル
酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリ
ル等が挙げられる。
共重合体に占めるこれらの(メタ)アクリル酸の04〜
CIl+アルキル工ステル単量体の割合は、粘着剤のガ
ラス転移温度を考慮して全単量体の50〜90重量%の
範囲で共重合される。
なお、これらの(メタ)アクリル酸の04〜CIl+ア
ルキル工ステル単量体の中でも、特にアクリル酸ブチル
、アクリル酸−2−エチルヘキシル等が共重合性、ガラ
ス転移温度等の面で好ましく用いられる。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体を構成する上記の
如き単量体と共重合可能な他の単量体としては、例えば
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸シ
クロヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(
メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸
ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルア
ミノエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン
、スチレン、ジビニルベンゼン、エチレン、(メタ)ア
クリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−メトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N、  N−メチレンビス(
メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
共重合体に占めるこれらの共重合可能な他の単量体の割
合は、全単量体の10〜50重量%の範囲で調節される
なお、これらの共重合可能な他の単量体の中でも、特に
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸グリシ
ジル、ジビニルヘンゼン、(メタ)アクリロニトリル、
(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリル
アミド、N、  N−メチレンビス(メタ)アクリルア
ミド等が架橋性、ガラス転移温度、接着性能等の面から
好ましく用いられる。
本発明の(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、一般
に上記の如き各単量体を乳化剤、連鎖移動剤、重合開始
剤等の存在下、水系で乳化重合する方法、又は連鎖移動
剤、重合開始剤等の存在下、有機溶剤中で溶液重合する
方法等によって製造される。
また、剥離基材としては、グラシン紙のような高密度原
紙、クレーコート紙又はクラフト紙、上質紙にポリエチ
レン等をラミネートしたポリラミネート紙等に、溶剤型
の弗素樹脂やシリコーン樹脂を乾燥重量で0.05〜3
g/m2程度塗抹し、熱硬化、電離放射線硬化等によっ
て剥離剤層を形成したものが使用される。
本発明の方法で使用される粘着剤は、アクリル酸エステ
ルの分子量の調節、水、有機溶剤による希釈、あるいは
増粘等の手段によって、通常3000〜8000センチ
ボイズ程度の粘度に調節して表面基材や剥離基材に塗布
されるが、塗布装置としては、例えばロールコータ−、
ナイフコーター、バーコーター、スロットダイコーター
等が使用される。
基材への粘着剤の塗布量は乾燥重量で5〜50g/m2
程度の範囲で調節するのが望ましい。因みに5g/m”
未満では、得られる粘着シートの粘着側層面の接着力が
充分ではなく、また、50g/m2を越えると、粘着シ
ートの貼合せ時にはみ出したり、剥離時の凝集破壊の原
因となるからである。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の塗布量、部数、混合割合等は全て固形分(
重量部、重量%)で示した。
実施例1 [表面基材の製造] 重質炭酸カルシウム(商品名:ハイト′ロカーブ60/
備北粉化社製)80部、カオリン(商品名=UW−90
/EMC社製)20部にポリアクリル酸ナトリウム0.
5部を添加し、攪拌機で混合、分散して固型分濃度が6
0%の顔料スラリーを調製した。
この顔料スラリーにそれぞれ固形分として、エポキシ樹
脂(商品名: EX−512/ナガセ化成社製)6部、
スチレン・ブタジェン共重合体ラテンクス(商品名:T
−1242/日本ゼオン社製)15部、帯電防止剤3部
を加え、さらに水で固形分濃度が55%となるように調
節して顔料塗被液を調製した。
この塗被液をクツション率10%の60μm発泡白色ポ
リエステルフィルム(商品名:ダイヤホイルW−900
/ダイヤホイル社製)の片面に乾燥重量が15g/m”
となるようにバーコーターで塗被し60°Cの熱風乾燥
機で30秒間乾燥して塗被シートを得た。
〔粘着シートの製造] 市販のポリエチレンラミネート剥離紙の剥離剤塗布面に
アクリル系エマルジョン粘着剤C商品名エコカゾールT
 S −1215(引張強さ; 12.OKg/c+n
2)/日本カーバイド■社製)〕をリバースロールコー
タ−で乾燥塗布量が20g/m2となるように塗布乾燥
した。
次いで、この粘着剤層上に前記表面基材をtaでプレス
ロールで貼り合わせて粘着シートを製造した。この粘着
シートの性能を表1に示した。
実施例2 フィルムとして、クツション率18%の75μm白色ポ
リエステルフィルム(商品名:E−60/東し社製)を
使用した以外は実施例1と同様にして塗被シート(表面
基材)を得た。
次いで、粘着剤としてアクリル系エマルジョン粘着剤〔
商品名:オリハイ7BPW −5082−2(引張強さ
;8.Okg/cm2)/東洋インキ製造■社製)〕を
用いた以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。
この粘着シートの性能を表1に示した。
比較例1 フィルムとして、クツション率3%の50μmポリエス
テルフィルム(商品名:E−20/東し社製)を使用し
た以外は実施例1と同様にして塗被シート(表面基材)
を得た。
次いで、粘着剤として実施例2と同様の粘着剤を用いた
以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘
着シートの性能を表1に示した。
比較例2 実施例1において、エポキシ樹脂の代わりにポリビニル
アルコール(商品名: P VA117 /クラレ社製
)を使用した以外は実施例1と同様にして塗被シート(
表面基材)を得た。
次いで、粘着剤としてアクリル系エマルジョン粘着剤〔
商品名:サイピノールSVC〜1(引張り強さ; 3.
Ok g/ cm” ) /サイデン化学社製)〕を用
いた以外は実施例1と同様にして粘着シートを得た。こ
の粘着シートの性能を表1に示した。
実施例3 実施例1において、エポキシ樹脂の配合量を15部とし
た以外は実施例1と同様にして塗被シート(表面基材)
を得た。
次いで、粘着剤としてアクリル系エマルジョン粘着剤〔
商品名:サイビノール99−E(引張強さ;5.5 k
g/cm2)/サイデン化学−社製)〕を用いた以外は
実施例1と同様にして粘着シートを得た。この粘着シー
トの性能を表1示した。
実施例4 実施例1において、エポキシ樹脂の配合量を0゜5部と
した以外は実施例1と同様にして塗被シート(表面基材
)を得た。
次いで、実施例1と同様にして粘着シートを得た。この
粘着シートの性能を表1に示した。
実施例5 実施例1において、粘着剤としてアクリル系溶剤型粘着
剤〔商品名:オリハインB P 54089−5 (引
張強さ; 10.OKg/ c m2)/東洋インキ製
造■社製〕を用いた以外は実施例1と同様にして粘着シ
ートを得た。この粘着シートの性能を表1示した。
表1 (耐水強度) サンプルを24時間水に浸漬した後、指頭法で塗被層表
面を10回擦り塗被層の脱落状況を以下の評価基準で評
価した。
■:塗被層が全く取れず非常に強い。
■:塗被層は取れなかったが若干滑り易かった。
■:塗被層が僅かに取れたが実用上は問題なし。
■:塗被層が1回目から取れ、極めて弱い。
(セパウキ) 剥離紙と粘着剤との間に空気が入っていないかを目視判
定。
O:空気が入っていない。
×:空気が入っており外観に問題がある。
(ドラムへの糊付着) ラベルをノンインパクトプリンターに1000セット通
紙した後のドラム汚れを目視判定した。
Oニドラム汚れがない。
△ニドラム汚れが少しあるが実用上問題ないレベル。
×ニドラム汚れが著しい。
(再剥離性) ラベルのラップフィルムからの再剥離性を判定した。
Oニラツブフィルムが破れずにラベルを剥がすことがで
きる。
×:剥がすことができない。
「効果」 表1の結果から明らかなように、本発明の粘着シートは
、耐水性強度、セパウキ、ドラムへの糊付者、再剥離性
等、全ての評価においてバランスの取れた、優れた品質
特性を備えていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において、フィルムのクツション率を測
定するのに使用した装置の概略図である。 (I):ダイヤルゲージ (2):標準測定子 (3):ダイヤルゲージスタンド (4):荷重 (5):フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)剥離シート、粘着剤層、及び表面基材を積層して
    なる粘着シートにおいて、該表面基材が、下記の測定法
    によって測定したクッション率が8〜20%のフィルム
    上に、エポキシ樹脂及び熱可塑性樹脂を主体とする接着
    剤と顔料を含有する塗被層を形成したフィルム塗被シー
    トであり、且つJISK−6301法に基づく粘着剤の
    引張強さが5〜15Kg/cm^2であることを特徴と
    する粘着シート。 クッション率(%)={(d_5_0−d_5_0_0
    )/d_5_0}×100〔クッション率の測定法〕 平坦な金属製の試料台上にフィルムを載 置し、50gの錘を載せたダイヤルゲージ で測定した厚み(d_5_0)と、500gの錘を載せ
    たダイヤルゲージで測定した厚み( d_5_0_0)を測定し、上式によってフィルムのク
    ッション率(%)を求めた。
  2. (2)表面基材のフィルムがポリエステル、ポリスチレ
    ン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートの中
    から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の熱可塑性樹
    脂から成る請求項(1)記載の粘着シート。
  3. (3)エポキシ樹脂の含有量が顔料固形分に対して1〜
    20重量%である請求項(1)記載の粘着シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108376654A (zh) * 2017-01-31 2018-08-07 株式会社迪思科 判定方法、测量装置和粘合带粘贴装置
CN108376654B (zh) * 2017-01-31 2023-04-11 株式会社迪思科 判定方法、测量装置和粘合带粘贴装置

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