JPH04198286A - 無機導電塗料組成物及び導電塗膜の製造法 - Google Patents

無機導電塗料組成物及び導電塗膜の製造法

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JPH04198286A
JPH04198286A JP32064390A JP32064390A JPH04198286A JP H04198286 A JPH04198286 A JP H04198286A JP 32064390 A JP32064390 A JP 32064390A JP 32064390 A JP32064390 A JP 32064390A JP H04198286 A JPH04198286 A JP H04198286A
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JP
Japan
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conductive coating
coating composition
coating film
electrically conductive
inorganic
Prior art date
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JP32064390A
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English (en)
Inventor
Han Sasaki
範 佐々木
Eiji Omori
英二 大森
Toshiyuki Fujita
藤田 利之
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無機導電塗料組成物及び導電塗膜の製造法に
関し、さらに詳しくはガラス、セラミックなどの基材面
上に透明性に優れた導電膜を形成するのに好適な無機導
電塗料組成物及びこれを用いた導電塗膜の製造法に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、帯電防止を目的として、テレビのブラウン管や各
種のOA機器のデイスプレーのガラス面上に導電性の塗
膜が形成されている。
この方法には、アルコール系ポリマー、高級アルコール
、界面活性剤などの有機物を塗布する方法があるが、こ
の方法では耐溶剤性及び耐擦傷性に劣るため、帯電防止
効果の寿命が短(実用的でない。また、その他の方法と
して、無機系材料を用いた帯電防止膜の形成が試みられ
ている。例えば、特開昭62−187188号公報には
、加水分解可能なスズ化合物やアンチモンドープスズ化
合物を加水分解して微粒子を得た後、水を除去し、エタ
ノール中に分散して焼成する方法が開示されている。し
かし、この方法では微粒子を分散させているため透明性
に限界があり、また、バインダー樹脂を配合していない
ため耐擦傷性に劣るという欠点がある。また、特開昭6
2−252481号公報には、導電性酸化スズ粉末とバ
インダー樹脂を用いた方法が開示されているが、この方
法でも酸化スズ微粉末を使用しているため透明性が悪く
、また、バインダー樹脂が有機系のポリマーであるため
耐溶剤性及び耐擦傷性が劣るという欠点がある。
このような従来の方法は、導電成分としての酸化スズや
アンチモンドープ酸化スズの粉末を機械的又は化学的に
解こうして一旦微粒子として生成させており、1次粒子
とするのが困難である。また、たとえ1次粒子化できた
としても、透明性に限界があり、かつ再凝集を防止する
のが困難である。また、バインダーとして有機系の樹脂
を使用しているため耐擦傷性や耐溶剤性に劣り、さらに
無機系のバインダーとして、テトラエトキシシランなど
のモノマー、エチルシリケート40(コルコート社製、
商品名、シロキサンオリゴマー、重量平均分子量的10
00)などの、オリゴマー、分子量が1000以上のシ
ロキサンポリマーを使用した場合でも、耐擦傷性は十分
とはいい難い。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、導電
性、透明性、耐溶剤性及び耐擦傷性に優れた無機導電塗
料組成物及びこれを用いた導電塗膜の製造法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(八)テトラアルコキシシラン1モルに対し
て水1.5〜3.0モルを加水分解縮合して得られるシ
ロキサン系ポリマー及び (B)ケトン系溶剤 を含んでなる無機導電塗料組成物並びに該組成物を基材
面に塗布し、硬化する導電塗膜の製造法に関する。
本発明に用いられるシロキサン系ポリマー(A)は、テ
トラアルコキシシランを溶剤に溶解し、これに水を滴下
し、加水分解縮合して得られるものである。溶剤として
は、メタノール、エタノール、イソプロパツール、ブタ
ノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類など、−射的なシロキサン系ポリマーの合成溶剤を使
用することができる。加水分解に必要な水の量は、テト
ラアルコキシシラン1モルに対して1.5〜8.0モル
である。1.5モル未満では均一な塗膜となりにくく、
3.0モルを越えると、塗膜の耐擦傷性が劣る。
また、必要に応じて触媒として、塩酸、硝酸などの無機
酸、マレイン酸、酢酸などの有機酸が使用できる。反応
は、50℃〜100℃の範囲内でかつ合成溶剤の沸点を
越えない範囲の温度で2時間以上行うのが好ましい。反
応時間が2時間未満では、低抵抗化しにくい。
テトラアルコキシシランとしては、炭素数1〜5のアル
コキシ基を有するものが好ましく、例えば、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトラn−プロポ
キシシラン、テトラn−ブトキシシラン、テトラn−ペ
ントキシシラン等が挙げられる。
本発明に用いられるケトン系溶剤としては、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどがあ
るが、沸点の点からアセトン又はメチルエチルケトンが
好ましい。沸点が100℃を超えると、均一な塗膜とな
りにくい。
本発明においては、均一な透明性に優れた塗膜を得るた
めにケトン系溶剤が用いられる。本発明においては、ケ
トン系溶剤以外のアルコール系溶剤、エステル系溶剤、
ハロゲン系溶剤等の溶剤を併用してもよいが、全溶剤中
のケトン系溶剤の割合を、90重量%以上にするのが好
ましい。ケトン系溶剤が、全溶剤の90重量%未満では
、塗膜の耐擦傷性及び塗膜外観が悪くなる。
本発明の無機導電塗料組成物の固型分は、導電性の点か
ら、0.01重量%以上とするのが好ましいため、前記
ケトン系溶剤(B)の使用量は、組成物の固型分が0.
01重量%以上になるように配合することが好ましい。
本発明の無機導電塗料組成物は、スピンコード、スプレ
ーコート、ロールコート、ティップコートなどの一般的
な塗装方法でガラス、セラミックなどの基材面上に塗装
し、例えば、120℃以上の温度で10分以上の時間で
硬化して導電塗膜とされる。この時の膜厚は、耐クラツ
ク性の点から、40μm以下とするのが好ましい。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳しく説
明する。実施例及び比較例中「部」及び「%」は、重量
基準である。
実施例1 反応容器中にテトラエトキシシラン100g(0,48
モル)及びエチルアルコール170gを仕込み、室温で
撹拌しながら硝酸0.9gを25.9g(1,44モル
)の水に溶解した硝酸水溶液を約10分かけて滴下し、
その後70℃で10時間反応させてシロキサン系ポリマ
ーを得た。このポリマーをメチルエチルケトンで希釈し
て不揮発分が1%になるように調整し、無機導電塗料組
成物を得た。
実施例2 、 実施例1の水を13.0g(0,72モル)、メチ
ルエチルケトンをアセトンに変えた以外は、実施例1と
全く同じ方法で無機導電塗料組成物を得た。
比較例1 実施例1の水を34.6g(1,92モル)に変えた以
外は、実施例1と全く同じ方法で塗料組成物を得た。
比較例2 実施例1のメチルエチルケトンをエチルアルコールに変
えた以外は、実施例1と全く同じ方法で塗料組成物を得
た。
比較例3 実施例1のメチルエチルケトンを酢酸エチルに変えた以
外は、実施例1と全く同じ方法で塗料組成物を得た。
比較例4 実施例1のメチルエチルケトンを1.1.2−トリクロ
ロエタンに変えた以外は、実施例1と全(同じ方法で塗
料組成物を得た。
〔試験例〕
得られた塗料組成物A−Fをガラス板上に30゜rpm
で30秒間スピンコードし、その後、160℃で30分
硬化させた。得られた試験片を用い、塗膜の外観、表面
抵抗、鉛筆硬度及び耐エチルアルコール性を下記の方法
で評価した。その結果を第1表に示す。
(a)  塗膜の外観 目視で観察した。
・  (′b)表面抵抗 東京電子株式会社製の高抵抗スタックTR−3で測定し
た。
(C)  鉛筆硬度 JISC−3’008に準じて測定した。
(d)  耐エタノール性 エタノール中に室温で24時間浸漬し、外観の第1表か
ら、本発明になる無機導電塗料組成物は、表面抵抗が低
く、無色透明で均一な導電塗膜を生じ、かつ、鉛筆硬度
が硬いため耐擦傷性に優れ、また、耐溶剤性に優れた導
電塗膜を生じることが示される。
〔発明の効果〕
本発明の無機導電塗料組成物により、耐擦傷性、耐溶剤
性及び透明性に優れた導電塗膜を得ることができる。
代理人 弁理士 若 林 邦、<亭、、 、、、−゛ど
、シ2:4゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)テトラアルコキシシラン1モルに対して水1
    .5〜3.0モルを加水分解縮合して得られるシロキサ
    ン系ポリマー及び (B)ケトン系溶剤 を含んでなる無機導電塗料組成物。 2、(B)成分のケトン系溶剤がアセトン又はメチルエ
    チルケトンである請求項1記載の無機導電塗料組成物。 3、請求項1記載の無機導電塗料組成物を基材面に塗装
    し、硬化することを特徴とする導電塗膜の製造法。
JP32064390A 1990-11-27 1990-11-27 無機導電塗料組成物及び導電塗膜の製造法 Pending JPH04198286A (ja)

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ID=18123702

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217514A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Tohpe Corp クリヤーコーティング組成物およびそれからなる塗装品

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