JPH0419779A - 定着ローラの製造方法 - Google Patents

定着ローラの製造方法

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JPH0419779A
JPH0419779A JP12493090A JP12493090A JPH0419779A JP H0419779 A JPH0419779 A JP H0419779A JP 12493090 A JP12493090 A JP 12493090A JP 12493090 A JP12493090 A JP 12493090A JP H0419779 A JPH0419779 A JP H0419779A
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JP
Japan
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fluororesin
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fixing roller
mixed latex
latex
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JP12493090A
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Junichi Fukahori
深堀 純一
Yuji Suzuki
祐司 鈴木
Miyoko Matsushita
松下 美代子
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SWCC Corp
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子複写域やレーザ・プリンター等の熱定着部
に使用される定着ローラの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来から、電子複写機やレーザ・プリンター等のトナー
画像を定着させる定着部においては、定着ローラと加圧
ローラ(以下台せて定着ローラと称す)を備えている。
定着ローラはトナーとの離型性かよく、静電気によるゴ
ミ等の付着か生しにくいものが望ましく、しかも適度な
弾力をそなえて通紙性、耐摩耗性に優れ、表面か傷つき
にくいものが好ましい。さらに、高画質の複写かなされ
るようローラの軸と円周厚は精密に一定でしかも表面は
平滑でなければならない。
特に、耐シリコーンオイル性に優れ、弾性を要する定着
ローラとしては、第3図に示すように、芯金1ににシリ
コーンゴムやフッ素ゴム等を加硫接着して弾性体2を形
成した後、表面を研削し、最外層3にブライマーを介し
てフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合ラテックスを塗装して
焼成した定着ローラRが用いられている。定着ローラの
最外層はフッ素ゴムとフッ素樹脂分を混合した混合ラテ
ックスを焼成して成り、焼成時にはフッ素樹脂分が表面
に集まるので離型性の良い表面層が形成される。
従来、このような定着ローラRにおける最外層の焼成は
、第6図に示すようにフッ素樹脂が融解する温度(焼成
炉の設定温度にして約200〜400℃)まで−気に、
あるいは第4図及び第5図に示すように一定時間昇温を
休止して段階的に加熱する方法が取られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような加熱条件で焼成を行なうと、
最外層表面に微小な亀裂がしばしば発生してしまうとい
う問題があった。また、得られるローラの離型特性もば
らつきがあり、安定した品質のローラを製造することが
困難であった。
本発明は上記の欠点を解消するためになされたものであ
って、離型性に優れ、しかも表面に亀裂が生じないため
、平滑な表面を備え高画質な複写を行うことができる定
着ローラの製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、本発明者等が鋭意研究を進
めたところ、最外層表面に生じる微小な亀裂は、混合ラ
テックス中のフッ素樹脂成分の割合が多くなる程顛繁に
生じること、またその発生防止は混合ラテックスの焼成
条件を調整することにより可能になることを見出し、本
発明に至ったものである。
即ち本発明の定着ローラの製造方法は、弾性体ロールの
表面にフッ素樹脂とフッ素ゴムの混合ラテックスを塗布
し焼成して定着ローラの最外層を形成する際に、前記焼
成は予備加熱を行った後、前記混合ラテックスを前記フ
ッ素樹脂の融点以上まで加熱して融解状態としてから少
なくとも1回急降温させる。さらに前記急降温の前後の
温度差は前記混合ラテックス表面において少なくとも3
0℃である。
以下定着ローラの各層について説明する。
定着ローラR(第1図)の芯金1は、アルミ、銅製等で
あって、その上層にプライマーを介して形成される弾性
体との接着をよくするため必要に応じてブラスト等の粗
面化処理が行われる。この場合は、ブラスト後の表面が
10μ以下の粗さになるのが好ましい。
芯金1の上層にプライマーを介して積層される弾性体2
はフッ素ゴム或いはシリコーンゴム等を押出形成後加硫
して形成される。弾性体を形成するフッ素ゴムとしては
、フッ化ビニリデン系、テトラフルオロエチレン・プロ
ピレン系、テトラフルオロエチレン・ペルフルオロメチ
ルビニルエーテル系、フルオロシリコーン系、フルオロ
ホスファゼン系等である。シリコーンゴムとしては、熱
加硫型シリコーンゴム(HTV)や付加反応型シリコー
ンゴム(LTV)等がよく、熱膨張、熱伝導率、硬度等
、各極値の選定が可能である。
弾性体2の上層に設けられる最外層3を形成するフッ素
樹脂ラテックスは、フッ素ゴムとフッ素樹脂を混合した
ものである。フッ素ゴムとしては、フッ化ビニリデン系
やテトラフルオロエチレン・プロピレン系、テトラフル
オロエチレン・ベルフルオロメ千ルビニリエーテル五箋
六(昇すIts−7ツ素樹脂としては、ポリテトラフル
オロエチレン、パーフッ化アルキルビニルエーテル共重
合体等用いることができる。
フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合割合は、特に制限はなく
フッ素樹脂成分が約5〜90%のものか使用できる。最
外層としては、焼成後の膜厚か数μm〜40μmである
。最外層が40μm以上では膜にヒビが生じやすいため
、好ましくは数μm〜20μmである。
このような各層を有する定着ローラの製造方法を説明す
る。第1図のフローチャートに示すように、脱脂しブラ
スト処理され再度脱脂されt:芯金上にプライマーを塗
布乾燥し、シリコーンゴム等を押出形成し、加硫して弾
性体層を形成する。弾性体層表面を研削し、平滑にした
上にブライマー塗布後フッ素樹脂ラテックスを塗布し焼
成する。
フッ素樹脂ラテックスの焼成は、焼成炉の温度を例えば
第2図に示すように調整する。まず、フッ素樹脂の融解
温度よりも低い温度(焼成炉温度馳IR(’lY’) 
で1 ぺ、A  0赫半厳匍鮭尤ン斗八の予備加熱を省
略するとローラ表面に亀裂を生じる割合が高くなる。
予備加熱後焼成炉を150’Cからフッ素樹脂の融解状
態になる240℃に昇温させる。フッ素樹脂の融解状態
で加熱開始後40〜70分経過したところで急冷を行う
。急冷によりローラ表面の温度を急冷直前の温度と少な
くとも30℃の温度差を有して降下させる。急冷を行っ
た後昇温させ、この急冷却を数回繰返して行ってもよい
そして急冷を行なった後再びフッ素樹脂の融解温度以上
に昇温させて一定温度で所定時間の焼成を行う。このよ
うにすることでラテックス中のフッ素樹脂の割合を50
%以上の高濃度とした場合でも、ローラ表面の微小な亀
裂をほぼ完全に防止することができる。このため、離型
性に優れたローラを安定供給することができる。
[発明の効果コ 以上の説明からも明らかなように、本発明の定着ローラ
の製造方法によれば、最外層のフッ素系混合ラテックス
の焼成を予備加熱後、フッ素樹脂の融解状態において少
なくとも30°Cの温度差を有するように急冷させるた
め、表面に亀裂が生じない離型層を形成することができ
る。そのため、フッ素樹脂を多量に含有したラテックス
層を形成できるので、離型性の非常に優れた表面平滑な
、従って高画質の複写か可能な定着ローラを製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の定着ローラの製造方法の一実施例を示
すフローチャート、第2図は第1図に示す一実施例の主
要工程を説明する図、第3図は本発明及び従来例の定着
ローラの断面図、第4図、第5図及び第6図は従来の定
着ローラの製造方法を説明する図である。 2・・・・・・弾性体 3・・・・・・最外層 R・・・・・・定着ローラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、弾性体ロールの表面にフッ素樹脂とフッ素ゴムの混
    合ラテックスを塗布し焼成して定着ローラの最外層を形
    成する際に、前記焼成は予備加熱を行った後、前記混合
    ラテックスを前記フッ素樹脂の融点以上まで加熱して融
    解状態としてから少なくとも1回急降温させることを特
    徴とする定着ローラの製造方法。 2、前記急降温の前後の温度差は前記混合ラテックス表
    面において少なくとも30℃であることを特徴とする請
    求項1記載の定着ローラの製造方法。
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