JPH041966A - 回転ヘッド型記録再生装置 - Google Patents
回転ヘッド型記録再生装置Info
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- JPH041966A JPH041966A JP2102631A JP10263190A JPH041966A JP H041966 A JPH041966 A JP H041966A JP 2102631 A JP2102631 A JP 2102631A JP 10263190 A JP10263190 A JP 10263190A JP H041966 A JPH041966 A JP H041966A
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、映像信号や音声信号の記録再生に用いられ
る回転ヘッド型記録再生装置に係り、特にテープ状記録
媒体を挟んで対向する少なくとも二つの回転ヘッドを設
置した記録再生装置に関する。
る回転ヘッド型記録再生装置に係り、特にテープ状記録
媒体を挟んで対向する少なくとも二つの回転ヘッドを設
置した記録再生装置に関する。
(従来の技術)
磁気記録再生装置において高密度記録を行なう場合、磁
気ヘッドは記録媒体上の狭いトラックを高速で走査する
必要がある。磁気テープを記録媒体とする記録再生装置
において、磁気テープ上を安定に高速走査する方式とし
てはヘリカルスキャン方式が知られている。
気ヘッドは記録媒体上の狭いトラックを高速で走査する
必要がある。磁気テープを記録媒体とする記録再生装置
において、磁気テープ上を安定に高速走査する方式とし
てはヘリカルスキャン方式が知られている。
これは特公昭34−171号公報に記載された、澤崎氏
の発明になる方式であり、第12図に示すように円柱状
の回転ドラム21とこれに取付けられた回転ヘッド24
を主体として構成される。磁気テープ27は回転ドラム
21及びこれと同軸的に設けられた固定ドラム22の外
周面に斜めに巻き付けられた状態で長手方向に走行し、
同時に回転ヘッド24が回転ドラム21と共にドラムモ
ータ23により高速回転される。これにより磁気テープ
27は回転ヘッド24により斜めに高速走査される。
の発明になる方式であり、第12図に示すように円柱状
の回転ドラム21とこれに取付けられた回転ヘッド24
を主体として構成される。磁気テープ27は回転ドラム
21及びこれと同軸的に設けられた固定ドラム22の外
周面に斜めに巻き付けられた状態で長手方向に走行し、
同時に回転ヘッド24が回転ドラム21と共にドラムモ
ータ23により高速回転される。これにより磁気テープ
27は回転ヘッド24により斜めに高速走査される。
このとき、回転ドラム21の外周面を展開した第13図
に示すように、一つの回転ヘッド24が一回転する間に
できる磁気テープ27上の走査軌跡は、磁気テープ27
の一方の側端側の点Aから発し、他方の側端側の点Bで
終わる。
に示すように、一つの回転ヘッド24が一回転する間に
できる磁気テープ27上の走査軌跡は、磁気テープ27
の一方の側端側の点Aから発し、他方の側端側の点Bで
終わる。
そこで、点Aから点Bまでの間の走査軌跡の一部が記録
再生に用いられる。
再生に用いられる。
このヘリカルスキャン方式は、現在では周知のように業
務用及び家庭用のVTR(ビデオテープレコーダ)をは
じめ、回転ヘッド方式のDAT (ディジタルオーディ
オチーブレコーダ)などにも広く用いられている。
務用及び家庭用のVTR(ビデオテープレコーダ)をは
じめ、回転ヘッド方式のDAT (ディジタルオーディ
オチーブレコーダ)などにも広く用いられている。
ところで、現在実用化されている磁気記録方式は、第1
4図に示すように磁気記録媒体27をリング型磁気ヘッ
ド28により水平方向に磁化する面内磁気記録方式であ
り、上述したヘリカルスキャン方式に代表される回転ヘ
ッド型記録再生装置においても、この方式が用いられて
いる。面内磁気記録方式では隣り合う磁化区域が互いに
打ち消し合う、いわゆる自己減磁作用が働く。この自己
減磁は、磁化区域を短くし線記録密度を高くするほど大
きくなるため、記録密度を制限する大きな要因となって
いる。
4図に示すように磁気記録媒体27をリング型磁気ヘッ
ド28により水平方向に磁化する面内磁気記録方式であ
り、上述したヘリカルスキャン方式に代表される回転ヘ
ッド型記録再生装置においても、この方式が用いられて
いる。面内磁気記録方式では隣り合う磁化区域が互いに
打ち消し合う、いわゆる自己減磁作用が働く。この自己
減磁は、磁化区域を短くし線記録密度を高くするほど大
きくなるため、記録密度を制限する大きな要因となって
いる。
これに対し、1977年に岩崎氏らにより提案された垂
直磁気記録方式は、第15図に示すような垂直磁気記録
用ヘッドを用いて記録媒体を垂直方向に磁化することに
よって、面内磁気記録方式に比較して格段に高い線記録
密度を達成する方式である(S、1wasaki、et
、al、:IEEETransaction on M
agnetics、MAG−13,5,p、1272(
1977))第15図に示された垂直磁気記録用ヘッド
は主磁極29と補助磁極30と呼ばれる二つの磁極によ
り構成され、両磁極29.30間に磁気記録媒体27を
挾み込みながら走査を行なう。このような垂直磁気記録
用ヘッドを用いれば、磁気記録媒体27の表面に対して
垂直な方向に磁化が形成されることによって、隣り合う
磁化区域が互いに強め合うようになるため、自己減磁は
起こらず、逆に高密度記録になるほど有利となる。この
タイプの垂直磁気記録用ヘッドは補助磁極励磁型単磁極
ヘッドと呼ばれ、垂直磁気記録方式には最も有効な磁気
ヘッドの一つである。
直磁気記録方式は、第15図に示すような垂直磁気記録
用ヘッドを用いて記録媒体を垂直方向に磁化することに
よって、面内磁気記録方式に比較して格段に高い線記録
密度を達成する方式である(S、1wasaki、et
、al、:IEEETransaction on M
agnetics、MAG−13,5,p、1272(
1977))第15図に示された垂直磁気記録用ヘッド
は主磁極29と補助磁極30と呼ばれる二つの磁極によ
り構成され、両磁極29.30間に磁気記録媒体27を
挾み込みながら走査を行なう。このような垂直磁気記録
用ヘッドを用いれば、磁気記録媒体27の表面に対して
垂直な方向に磁化が形成されることによって、隣り合う
磁化区域が互いに強め合うようになるため、自己減磁は
起こらず、逆に高密度記録になるほど有利となる。この
タイプの垂直磁気記録用ヘッドは補助磁極励磁型単磁極
ヘッドと呼ばれ、垂直磁気記録方式には最も有効な磁気
ヘッドの一つである。
記録の高密度化が常に要求される記録再生装置の中でも
、映像という本質的に情報量の多い信号を扱うVTRで
は、特に高密度記録に対する要求が強い。従って、垂直
磁気記録方式をVTRに適用することが強く望まれてい
る。しかしながら、第15図に示した補助磁極励磁型単
磁極ヘッドのような垂直磁気記録用ヘッドをVTRに用
いる場合、二つの磁極29.30間に磁気テープ27を
挾みながら高速走査をしなければならないため、従来の
ヘリカルスキャン方式では実現が極めて難しい。
、映像という本質的に情報量の多い信号を扱うVTRで
は、特に高密度記録に対する要求が強い。従って、垂直
磁気記録方式をVTRに適用することが強く望まれてい
る。しかしながら、第15図に示した補助磁極励磁型単
磁極ヘッドのような垂直磁気記録用ヘッドをVTRに用
いる場合、二つの磁極29.30間に磁気テープ27を
挾みながら高速走査をしなければならないため、従来の
ヘリカルスキャン方式では実現が極めて難しい。
今、ヘリカルスキャン方式にあえて第15図のような垂
直磁気記録用ヘッドを適用したとすると、第16図及び
第17図に示すように、回転ヘッド24に対向して、も
う一つの回転ヘッド26をヘッド保持部材25により保
持し、これら二つの回転ヘッド24.26を二つの磁極
29.30とする構成が想定される。そして、二つの回
転ヘッド24.26を回転ドラム21と共に高速回転さ
せると、両ヘッド24.26はその間に磁気テープ27
を挾んだ状態で磁気テープ27上を走査すると考えられ
る。
直磁気記録用ヘッドを適用したとすると、第16図及び
第17図に示すように、回転ヘッド24に対向して、も
う一つの回転ヘッド26をヘッド保持部材25により保
持し、これら二つの回転ヘッド24.26を二つの磁極
29.30とする構成が想定される。そして、二つの回
転ヘッド24.26を回転ドラム21と共に高速回転さ
せると、両ヘッド24.26はその間に磁気テープ27
を挾んだ状態で磁気テープ27上を走査すると考えられ
る。
この様子を回転ドラム21を展開させた第18図に示す
。対向する二つの回転ヘッド24゜26は磁気テープ2
7上を上端側の点Aから下端側の点Bまで走査する。し
かし、回転ヘッド24.26が一回転する途中で、必ず
回転ドラム21へのヘッド保持部材25の結合部分が磁
気テープ27の上端に接触する点Pが存在する。
。対向する二つの回転ヘッド24゜26は磁気テープ2
7上を上端側の点Aから下端側の点Bまで走査する。し
かし、回転ヘッド24.26が一回転する途中で、必ず
回転ドラム21へのヘッド保持部材25の結合部分が磁
気テープ27の上端に接触する点Pが存在する。
従って、このまま回転ドラム21を回転させると、点P
で磁気テープ27はヘッド保持部材25に接触してしま
い、走行は困難となる。これは磁気テープ14の幅aに
対してヘッド保持部材25の長さgをいかに大きくとっ
ても、またテープ27の巻き方をいかに変えても回避で
きない本質的な問題である。従って、ヘリカルスキャン
方式に第15図に示した垂直磁気記録用ヘッドを取付け
て垂直磁気記録を行なうことは極めて困難である。
で磁気テープ27はヘッド保持部材25に接触してしま
い、走行は困難となる。これは磁気テープ14の幅aに
対してヘッド保持部材25の長さgをいかに大きくとっ
ても、またテープ27の巻き方をいかに変えても回避で
きない本質的な問題である。従って、ヘリカルスキャン
方式に第15図に示した垂直磁気記録用ヘッドを取付け
て垂直磁気記録を行なうことは極めて困難である。
一方、垂直磁気記録方式と並んで超高密度記録が期待で
きる記録方式に、光磁気記録方式かある。この方式はデ
ィスク(円盤)状記録媒体を用いた例では、既に実用化
の段階にある。ディスク状記録媒体を用いた光磁気記録
再生装置の典型的な例を第19図に示す。同図において
光磁気ディスク32はスピンドルモータ31によって高
速回転する。光磁気ディスク32を挟んで対向するよう
に、光学ヘッド33及び磁気ヘッド34が配置されてい
る。磁気ヘッド34は磁界発生用であり、光磁気ディス
ク32上を磁化する。光学ヘッド33はレーザ光源と光
学系及び光検出器などを備え、記録時にはディスク32
の裏側から記録部分に熱を与えて選択的に磁化反転を生
じさせ、再生時にはディスク32によって反射されたレ
ーザ光の偏光角度(カー回転角)を検出して、再生信号
を取り出す。
きる記録方式に、光磁気記録方式かある。この方式はデ
ィスク(円盤)状記録媒体を用いた例では、既に実用化
の段階にある。ディスク状記録媒体を用いた光磁気記録
再生装置の典型的な例を第19図に示す。同図において
光磁気ディスク32はスピンドルモータ31によって高
速回転する。光磁気ディスク32を挟んで対向するよう
に、光学ヘッド33及び磁気ヘッド34が配置されてい
る。磁気ヘッド34は磁界発生用であり、光磁気ディス
ク32上を磁化する。光学ヘッド33はレーザ光源と光
学系及び光検出器などを備え、記録時にはディスク32
の裏側から記録部分に熱を与えて選択的に磁化反転を生
じさせ、再生時にはディスク32によって反射されたレ
ーザ光の偏光角度(カー回転角)を検出して、再生信号
を取り出す。
ディスク状記録媒体を用いた場合は、このような構成で
光磁気記録を行なうことができるが光磁気記録をテープ
状記録媒体を用いたヘリカルスキャン方式に適用する場
合には、やはり記録媒体を光学ヘッドと磁気ヘッドとで
挟む構造が必要となり、垂直磁気記録の場合と同様の問
題が生じる。
光磁気記録を行なうことができるが光磁気記録をテープ
状記録媒体を用いたヘリカルスキャン方式に適用する場
合には、やはり記録媒体を光学ヘッドと磁気ヘッドとで
挟む構造が必要となり、垂直磁気記録の場合と同様の問
題が生じる。
(発明が解決しようとする課題)
上述したように、従来の回転ヘッド型記録再生装置に用
いられているヘリカルスキャン方式は、柔軟なテープ状
記録媒体上を比較的安定に且つ高密度に走査することが
できる優れた方式であるが、二つのヘッドで記録媒体を
挟んで記録再生を行なう垂直磁気記録方式や光磁気記録
方式に適用することは、一方の回転ヘッドを保持するヘ
ッド保持部材が媒体に干渉してしまうために極めて困難
であるという問題があった。
いられているヘリカルスキャン方式は、柔軟なテープ状
記録媒体上を比較的安定に且つ高密度に走査することが
できる優れた方式であるが、二つのヘッドで記録媒体を
挟んで記録再生を行なう垂直磁気記録方式や光磁気記録
方式に適用することは、一方の回転ヘッドを保持するヘ
ッド保持部材が媒体に干渉してしまうために極めて困難
であるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決すべくなされたもので、
少なくとも二つの回転ヘッドでテープ状記録媒体を挟み
ながら安定に高密度記録再生を行なうことができる回転
ヘッド型記録再生装置を提供することを目的とする。
少なくとも二つの回転ヘッドでテープ状記録媒体を挟み
ながら安定に高密度記録再生を行なうことができる回転
ヘッド型記録再生装置を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明は少なくとも二つの回転ヘッドが取付けられた回
転ドラムの外周面にテープ状記録媒体を巻き付け、回転
ドラムを回転させるとともにテープ状記録媒体を長手方
向に走行させることにより、記録再生を行なう装置にお
いて、回転ドラムの外周面を円錐面とした上で、少なく
とも二つの回転ヘッドを記録媒体を挟んで対向させ、さ
らに二つの回転ヘッドを回転ドラムの円錐面からなる外
周面の母線方向に変位させる手段を回転ドラムに設けた
ものである。この場合、回転ヘッドを変位させる手段は
、回転ヘッドに対して、その回転角に伴って変化する変
位量を与えるものとする。
転ドラムの外周面にテープ状記録媒体を巻き付け、回転
ドラムを回転させるとともにテープ状記録媒体を長手方
向に走行させることにより、記録再生を行なう装置にお
いて、回転ドラムの外周面を円錐面とした上で、少なく
とも二つの回転ヘッドを記録媒体を挟んで対向させ、さ
らに二つの回転ヘッドを回転ドラムの円錐面からなる外
周面の母線方向に変位させる手段を回転ドラムに設けた
ものである。この場合、回転ヘッドを変位させる手段は
、回転ヘッドに対して、その回転角に伴って変化する変
位量を与えるものとする。
(作用)
このようにテープ状記録媒体を回転ドラムの円錐面から
なる外周面に巻き付けて走行させると、回転ドラムが一
回転する間の回転ヘッドの走査軌跡は、記録媒体の一方
の側端側から発し、同じ側端側で終わる。
なる外周面に巻き付けて走行させると、回転ドラムが一
回転する間の回転ヘッドの走査軌跡は、記録媒体の一方
の側端側から発し、同じ側端側で終わる。
すなわち、テープ状記録媒体は回転ドラムの外周面が円
錐面であるために、回転ドラムの外周面上に底部側から
頂部側に向かうように進入して巻き付いた後、反転して
再び底部側に向がって走行し、やがて回転ドラムの外周
面がら離脱するこの過程で記録媒体は対向する二つの回
転ヘッドの間を通過し、上述のような走査軌跡が形成さ
れる。従って、記録媒体は回転ドラムの外周面上を走行
する時、回転ヘッドを保持するヘッド保持部材により干
渉を受けることはない。
錐面であるために、回転ドラムの外周面上に底部側から
頂部側に向かうように進入して巻き付いた後、反転して
再び底部側に向がって走行し、やがて回転ドラムの外周
面がら離脱するこの過程で記録媒体は対向する二つの回
転ヘッドの間を通過し、上述のような走査軌跡が形成さ
れる。従って、記録媒体は回転ドラムの外周面上を走行
する時、回転ヘッドを保持するヘッド保持部材により干
渉を受けることはない。
また、回転ヘッドを回転角の変化に伴って変化する変位
量で回転ドラムの母線方向に変位させることによって、
記録媒体上のトラックが直線状となる。これによって、
トラック密度が均一化されるため、記録媒体の記録領域
全面にわたって均一な記録密度が得られ、面記録密度、
すなわち記録媒体の記録容量が増大するとともに、従来
のヘリカルスキャン方式との互換性も得られる。
量で回転ドラムの母線方向に変位させることによって、
記録媒体上のトラックが直線状となる。これによって、
トラック密度が均一化されるため、記録媒体の記録領域
全面にわたって均一な記録密度が得られ、面記録密度、
すなわち記録媒体の記録容量が増大するとともに、従来
のヘリカルスキャン方式との互換性も得られる。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る回転ヘッド型記録再生
装置の要部である回転ヘッドアッセンブリの断面図、第
2図はその概略を示す斜視図、第3図はその側面図であ
る。
装置の要部である回転ヘッドアッセンブリの断面図、第
2図はその概略を示す斜視図、第3図はその側面図であ
る。
円錐型回転ドラム1は外周面が円錐面によって形成され
たものである。この回転ドラム1は、円錐体の頂部を円
錐の軸に平行の面内で切断した形状を有する。以下、回
転ドラム1の外周面を円錐外周面という。回転ドラム1
の下部に、円錐型固定ドラム2が設けられている。この
固定ドラム2の外周面は、円錐型回転ドラム1の円錐外
周面を延長した円錐面によって形成されている。固定ド
ラム2の下部に、ドラムモータ3が配置されている。こ
のドラムモータ3は回転ドラム1を回転駆動するための
もので、その回転軸は固定ドラム2の内部を通り、回転
ドラム1に連結されている。
たものである。この回転ドラム1は、円錐体の頂部を円
錐の軸に平行の面内で切断した形状を有する。以下、回
転ドラム1の外周面を円錐外周面という。回転ドラム1
の下部に、円錐型固定ドラム2が設けられている。この
固定ドラム2の外周面は、円錐型回転ドラム1の円錐外
周面を延長した円錐面によって形成されている。固定ド
ラム2の下部に、ドラムモータ3が配置されている。こ
のドラムモータ3は回転ドラム1を回転駆動するための
もので、その回転軸は固定ドラム2の内部を通り、回転
ドラム1に連結されている。
回転ドラム1の円周壁を両側から挾むように、第5図に
示すようなコの字型のヘッド保持部材5が設けられてい
る。このヘッド保持部材5のコの字型部分の先端部に、
回転ドラム1の内側および外側にそれぞれ位置して、第
1および第2の回転ヘッド4.6が取付けられ、回転ド
ラム1に設けられた窓を通して互いに対向している。
示すようなコの字型のヘッド保持部材5が設けられてい
る。このヘッド保持部材5のコの字型部分の先端部に、
回転ドラム1の内側および外側にそれぞれ位置して、第
1および第2の回転ヘッド4.6が取付けられ、回転ド
ラム1に設けられた窓を通して互いに対向している。
ここで、回転ヘッド4,6は、例えば第15図に示した
ような垂直磁気記録用ヘッド(補助磁極励磁型単磁極ヘ
ッド)を用いる垂直磁気記録方式の場合を例にとると、
一方の回転ヘッド4が主磁極29、他方の回転ヘッド5
が補助磁極30である。また、第19図に示した光磁気
記録方式の場合を例にとると、回転ヘッド4゜6の一方
が光学ヘッド33、他方が磁界発生用の磁気ヘッド34
である。
ような垂直磁気記録用ヘッド(補助磁極励磁型単磁極ヘ
ッド)を用いる垂直磁気記録方式の場合を例にとると、
一方の回転ヘッド4が主磁極29、他方の回転ヘッド5
が補助磁極30である。また、第19図に示した光磁気
記録方式の場合を例にとると、回転ヘッド4゜6の一方
が光学ヘッド33、他方が磁界発生用の磁気ヘッド34
である。
回転ドラム1及び固定ドラム2の外周面にテープ状記録
媒体7、例えば磁気テープが巻き付けられ、図示しない
テープ駆動機構により長手方向に走行駆動される。この
時、回転ドラム1と共に回転する回転ヘッド4,6によ
り、記録媒体7上が高速で走査され、記録媒体7上に映
像信号や音声信号などの情報信号が記録されたり、ある
いは記録媒体7上に記録された情報信号 が再生される。
媒体7、例えば磁気テープが巻き付けられ、図示しない
テープ駆動機構により長手方向に走行駆動される。この
時、回転ドラム1と共に回転する回転ヘッド4,6によ
り、記録媒体7上が高速で走査され、記録媒体7上に映
像信号や音声信号などの情報信号が記録されたり、ある
いは記録媒体7上に記録された情報信号 が再生される。
また、回転ヘッド保持部材5は回転ヘッド4゜6を回転
ドラム1の母線方向に変位させる駆動手段としてのムー
ビングコイル8の可動部に支持されている。
ドラム1の母線方向に変位させる駆動手段としてのムー
ビングコイル8の可動部に支持されている。
第4図は回転ヘッド4.6とヘッド保持部材5およびム
ービングコイル8からなる回転ヘッドユニットを示して
いる。ヘッド保持部材5は前述したようにコの字型の部
分の先端に回転ヘッド4.6を支持しているが、コの字
型部分の基端部近傍が側方に延在し、この延在部がムー
ビングコイル8の可動部が固定されている。ムービング
コイル8に流す電流を変えることにょリ、回転ヘッド4
.6は矢印で示す方向(回転ドラム1の外周面である円
錐面の母線方向)に、例えば最大で約3IImの変位を
生じる。なお、ヘッド保持部材5を例えばフェライトの
ような透磁率の大きい材料で製作すれば、回転ヘッド4
゜6が垂直磁気記録用の主磁極および副磁極の場合、両
磁極間に閉磁路を作るので、効率の高い補助磁極励磁型
単磁極ヘッドを構成することができる。
ービングコイル8からなる回転ヘッドユニットを示して
いる。ヘッド保持部材5は前述したようにコの字型の部
分の先端に回転ヘッド4.6を支持しているが、コの字
型部分の基端部近傍が側方に延在し、この延在部がムー
ビングコイル8の可動部が固定されている。ムービング
コイル8に流す電流を変えることにょリ、回転ヘッド4
.6は矢印で示す方向(回転ドラム1の外周面である円
錐面の母線方向)に、例えば最大で約3IImの変位を
生じる。なお、ヘッド保持部材5を例えばフェライトの
ような透磁率の大きい材料で製作すれば、回転ヘッド4
゜6が垂直磁気記録用の主磁極および副磁極の場合、両
磁極間に閉磁路を作るので、効率の高い補助磁極励磁型
単磁極ヘッドを構成することができる。
回転ドラム1の内側にはロータリトランス9が配置され
、回転ヘッド4,6と外部装置との間での記録再生され
る信号の授受は、このロータリトランス9を介して行な
われる。すなわち、記録されるべき情報信号は外部から
ロータリトランス9を通して回転ドラム1内部の記録ア
ンプ(図示せず)に伝えられ、回転ヘッド4゜6によっ
て記録媒体7上に記録される。再生時には、記録媒体7
から回転ヘッド4.6によって再生された信号か回転ド
ラム1内部の再生アンプ(図示せず)により増幅された
後、ロータリトランス9を介して外部に取出される。
、回転ヘッド4,6と外部装置との間での記録再生され
る信号の授受は、このロータリトランス9を介して行な
われる。すなわち、記録されるべき情報信号は外部から
ロータリトランス9を通して回転ドラム1内部の記録ア
ンプ(図示せず)に伝えられ、回転ヘッド4゜6によっ
て記録媒体7上に記録される。再生時には、記録媒体7
から回転ヘッド4.6によって再生された信号か回転ド
ラム1内部の再生アンプ(図示せず)により増幅された
後、ロータリトランス9を介して外部に取出される。
また、回転ドラム1内部の電子回路(記録アンプや再生
アンプ)への電源の供給や、ムービングコイル駆動制御
回路11からムービングコイル8への駆動信号の供給は
、スリップリング10を通して外部から行なわれる。
アンプ)への電源の供給や、ムービングコイル駆動制御
回路11からムービングコイル8への駆動信号の供給は
、スリップリング10を通して外部から行なわれる。
第5図はムービングコイル駆動制御回路11の具体的な
一例を示すブロック図である。このムービングコイル駆
動回路11はROM (読み出し専用メモリ)13、ア
ドレス発生回路14、クロック発生回路15、D/A変
換器16および駆動回路17によって構成される。
一例を示すブロック図である。このムービングコイル駆
動回路11はROM (読み出し専用メモリ)13、ア
ドレス発生回路14、クロック発生回路15、D/A変
換器16および駆動回路17によって構成される。
端子12には、回転ヘッドアッセンブリに設けられた図
示しないPG(パルスジェネレータ)などによって発生
される回転ドラム1の回転に同期したスタートパルスが
入力される。このスタートパルスが与えられると、アド
レス発生回路14が起動され、クロック発生回路15か
らのクロック信号に従ってアドレス発生回路14からR
OM13のアドレス信号が順次発生される。ROM13
は回転ヘッド4,6の位置制御データをディジタルデー
タとして予め記憶している。換言すれば、ROM13は
後に詳しく説明するように、第11図に示すごとく時間
tに従い変化するムービングコイル8の制御信号■をデ
ィジタル値に変換したデータを記憶している。このRO
M1Bの内容は、アドレス発生回路13からのアドレス
信号に従って読出される。
示しないPG(パルスジェネレータ)などによって発生
される回転ドラム1の回転に同期したスタートパルスが
入力される。このスタートパルスが与えられると、アド
レス発生回路14が起動され、クロック発生回路15か
らのクロック信号に従ってアドレス発生回路14からR
OM13のアドレス信号が順次発生される。ROM13
は回転ヘッド4,6の位置制御データをディジタルデー
タとして予め記憶している。換言すれば、ROM13は
後に詳しく説明するように、第11図に示すごとく時間
tに従い変化するムービングコイル8の制御信号■をデ
ィジタル値に変換したデータを記憶している。このRO
M1Bの内容は、アドレス発生回路13からのアドレス
信号に従って読出される。
読出された位置制御データは、端子12へのスタートパ
ルスによって変換動作を開始するD/A変換器16によ
ってアナログ信号に変換され、駆動回路17に入力され
る。駆動回路17は入力された制御信号を増幅し、スリ
ップリング10を通してムービングコイル8に駆動電流
を供給する。ムービングコイル8は、この駆動電流に比
例した変位を生じ、ヘッド保持部材5とともに回転ヘッ
ド4.6を回転ドラム1の円錐面の母線方向に変位させ
る。
ルスによって変換動作を開始するD/A変換器16によ
ってアナログ信号に変換され、駆動回路17に入力され
る。駆動回路17は入力された制御信号を増幅し、スリ
ップリング10を通してムービングコイル8に駆動電流
を供給する。ムービングコイル8は、この駆動電流に比
例した変位を生じ、ヘッド保持部材5とともに回転ヘッ
ド4.6を回転ドラム1の円錐面の母線方向に変位させ
る。
次に、本実施例の装置の動作を説明する。
本発明においては、回転ドラム1の外周面が円錐面であ
るため、テープ状記録媒体7は長平方向のある一点につ
いて着目すると、回転ドラム1及び固定ドラム2の外周
面上に底部側から頂部側に向かって進入してから巻き付
き、その後、底部側に向かって反転して走行し、最後に
回転ドラム1及び固定ドラム2の外周面から離脱する。
るため、テープ状記録媒体7は長平方向のある一点につ
いて着目すると、回転ドラム1及び固定ドラム2の外周
面上に底部側から頂部側に向かって進入してから巻き付
き、その後、底部側に向かって反転して走行し、最後に
回転ドラム1及び固定ドラム2の外周面から離脱する。
このため、記録媒体7上での回転ヘッド4.6の走査軌
跡は、例えば第6図に示すようになる。
跡は、例えば第6図に示すようになる。
第6図は円錐型回転ドラム1の外周面を展開して回転ヘ
ッド4,6、ヘッド保持部材5及びテープ状記録媒体7
と共に示し、たちのであり、回転ドラム1の外周面は扇
形に表わされ、回転ヘッド4.6は扇形の外周部に位置
する形となる。回転ドラム1及び回転ヘッド4.6の回
転は、第6図では回転ヘッド4,6が扇形の外周に沿っ
て移動することに相当する。回転ヘッド4.6は記録媒
体7と接する軌跡に沿って、記録媒体7上を走査する。
ッド4,6、ヘッド保持部材5及びテープ状記録媒体7
と共に示し、たちのであり、回転ドラム1の外周面は扇
形に表わされ、回転ヘッド4.6は扇形の外周部に位置
する形となる。回転ドラム1及び回転ヘッド4.6の回
転は、第6図では回転ヘッド4,6が扇形の外周に沿っ
て移動することに相当する。回転ヘッド4.6は記録媒
体7と接する軌跡に沿って、記録媒体7上を走査する。
すなわち、通常のように回転ヘッド4.6の回転による
走査速度に比較して、記録媒体7の長手方向の走行速度
がはるかに小さいとすると(例えば前者が毎秒数mまた
はそれ以上であるのに対し後者は毎秒数印またはそれ以
下)、回転ヘッド4.6の走査軌跡は、回転ヘッド4゜
6が移動する扇形の外周とテープ状記録媒体7の一方の
側端側とが交わる点Aで始まり、同じ側端側の点Bで終
わる。このAB間の走査軌跡の一部を用いて、情報信号
の記録再生が行なわれる。
走査速度に比較して、記録媒体7の長手方向の走行速度
がはるかに小さいとすると(例えば前者が毎秒数mまた
はそれ以上であるのに対し後者は毎秒数印またはそれ以
下)、回転ヘッド4.6の走査軌跡は、回転ヘッド4゜
6が移動する扇形の外周とテープ状記録媒体7の一方の
側端側とが交わる点Aで始まり、同じ側端側の点Bで終
わる。このAB間の走査軌跡の一部を用いて、情報信号
の記録再生が行なわれる。
上述の構成によれば、従来のヘリカルスキャン方式のよ
うにテープ状記録媒体を回転ドラムに対し斜めに巻く必
要がなく、記録媒体に加わるストレスが減少するととも
に、垂直磁気記録方式や光磁気記録方式のように記録媒
体を二つのヘッドにより挟み込んで媒体上を走査する方
式を、テープ状記録媒体を用いる回転ヘッド型記録再生
装置で実現することが可能となる。
うにテープ状記録媒体を回転ドラムに対し斜めに巻く必
要がなく、記録媒体に加わるストレスが減少するととも
に、垂直磁気記録方式や光磁気記録方式のように記録媒
体を二つのヘッドにより挟み込んで媒体上を走査する方
式を、テープ状記録媒体を用いる回転ヘッド型記録再生
装置で実現することが可能となる。
すなわち、後者の点については一方のヘッドを第2の回
転ヘッド26とし、ヘッド保持部材25で保持する必要
があるため、ヘッド保持部材25とテープ状記録媒体2
7との干渉を考慮する′必要がある。しかし、本実施例
の構成によれば、記録媒体7は円錐型の回転ドラム1及
び固定ドラム2の巻き付く際、まず固定ドラム2の外周
面上に底部側から頂部側に向かって進入し、次いで回転
ドラム1の円錐外周面上に底部側から頂部側に向かって
進入する。そして、その後テープ状記録媒体7は回転ヘ
ッド46の間を通過してから、回転ドラム1の底部側に
向かって反転し、さらに固定ドラム2の底部側上を通過
して固定ドラム2の外周面から離脱する。
転ヘッド26とし、ヘッド保持部材25で保持する必要
があるため、ヘッド保持部材25とテープ状記録媒体2
7との干渉を考慮する′必要がある。しかし、本実施例
の構成によれば、記録媒体7は円錐型の回転ドラム1及
び固定ドラム2の巻き付く際、まず固定ドラム2の外周
面上に底部側から頂部側に向かって進入し、次いで回転
ドラム1の円錐外周面上に底部側から頂部側に向かって
進入する。そして、その後テープ状記録媒体7は回転ヘ
ッド46の間を通過してから、回転ドラム1の底部側に
向かって反転し、さらに固定ドラム2の底部側上を通過
して固定ドラム2の外周面から離脱する。
従って、第6′図に示すように、ヘッド保持部材5の長
さgを、回転ヘッド4.6の軌跡半径「と、ドラム1,
2の円錐の頂点Oから記録媒体7の上端縁までの距離X
との差より大きくとる、つまり it>r−x とすれば、回転ドラム1及び固定ドラム2への巻き付き
の過程で、記録媒体7はヘッド保持部材5に接触するこ
とはなくなる。すなわち、テープ状記録媒体を対向する
二つのヘッドで挟んで記録する技術をヘリカルスキャン
方式に適用した場合の第16図〜第18図を用いて説明
したような問題が解決され、記録媒体7は安定に走行す
ることができる。
さgを、回転ヘッド4.6の軌跡半径「と、ドラム1,
2の円錐の頂点Oから記録媒体7の上端縁までの距離X
との差より大きくとる、つまり it>r−x とすれば、回転ドラム1及び固定ドラム2への巻き付き
の過程で、記録媒体7はヘッド保持部材5に接触するこ
とはなくなる。すなわち、テープ状記録媒体を対向する
二つのヘッドで挟んで記録する技術をヘリカルスキャン
方式に適用した場合の第16図〜第18図を用いて説明
したような問題が解決され、記録媒体7は安定に走行す
ることができる。
ところで、回転ヘッド4.6を保持するヘッド保持部材
5が回転ドラム1に固定されているとすると、テープ状
記録媒体7上の回転ヘッド4.6の走査軌跡ABは基本
的に第6図に示したように扇形となる。ここで、例えば
この走査軌跡ABの前半分を実際に記録再生に用いると
、記録媒体7上のトラックパターンは、第7図に示すよ
うに円弧状のトラック18が記録媒7の長手方向に並ん
だものとなる。
5が回転ドラム1に固定されているとすると、テープ状
記録媒体7上の回転ヘッド4.6の走査軌跡ABは基本
的に第6図に示したように扇形となる。ここで、例えば
この走査軌跡ABの前半分を実際に記録再生に用いると
、記録媒体7上のトラックパターンは、第7図に示すよ
うに円弧状のトラック18が記録媒7の長手方向に並ん
だものとなる。
従って、この円弧状トラック17と、記録媒体7に対し
て傾斜した任意の直線との距離差(回転ドラム1の円錐
面の母線方向における距離差)に相当する変位を回転ヘ
ッド4.6に与えれば、トラック形状を直線状にするこ
とができる。例えば第9図に示す円弧状のトラック18
と直線状のトラック19との間には、回転ヘッド4.6
の回転角が0″からα0までの範囲内のある地点で、回
転ドラム1の円錐面の母線方向にdの距離差がある。こ
の距離差dを縦軸に、回転ヘッド4.6の回転角ωt(
ωは記録媒体7上での回転ヘッド4.6の角速度、tは
時間)を横軸にして表すと、第10図のようになる。
て傾斜した任意の直線との距離差(回転ドラム1の円錐
面の母線方向における距離差)に相当する変位を回転ヘ
ッド4.6に与えれば、トラック形状を直線状にするこ
とができる。例えば第9図に示す円弧状のトラック18
と直線状のトラック19との間には、回転ヘッド4.6
の回転角が0″からα0までの範囲内のある地点で、回
転ドラム1の円錐面の母線方向にdの距離差がある。こ
の距離差dを縦軸に、回転ヘッド4.6の回転角ωt(
ωは記録媒体7上での回転ヘッド4.6の角速度、tは
時間)を横軸にして表すと、第10図のようになる。
そこで、第5図に示したムービングコイル駆動制御回路
11において、ROM13に距離差dに比例した第11
図に示す制御信号Iをディジタル値に変換したデータを
回転ヘッド4,6の位置制御データとして、時間tに記
憶アドレスを対応させて予め格納しておく。そして、回
転角ωtの増加、つまり端子12へのスタートパルス入
力時点からの時間tの経過に伴い、アドレス発生回路1
4からのアドレスデータを順次変化させてROMI 3
の内容(位置制御データ)を読出すようにし、かつ駆動
回路17の増幅利得を適切に設定しておけば、回転ヘッ
ド46は距離差dを零とするように回転ドラム1の円錐
面の母線方向に変位を受ける。これにより、記録媒体7
上に直線状のトラック18が形成される。
11において、ROM13に距離差dに比例した第11
図に示す制御信号Iをディジタル値に変換したデータを
回転ヘッド4,6の位置制御データとして、時間tに記
憶アドレスを対応させて予め格納しておく。そして、回
転角ωtの増加、つまり端子12へのスタートパルス入
力時点からの時間tの経過に伴い、アドレス発生回路1
4からのアドレスデータを順次変化させてROMI 3
の内容(位置制御データ)を読出すようにし、かつ駆動
回路17の増幅利得を適切に設定しておけば、回転ヘッ
ド46は距離差dを零とするように回転ドラム1の円錐
面の母線方向に変位を受ける。これにより、記録媒体7
上に直線状のトラック18が形成される。
このようにトラックが直線状トラックとなるため、記録
媒体7上のトラックパターンは第8図に示すように直線
状のトラック18となり、トラック間隔がトラック方向
において常に一定となる。従って、記録媒体7上の記録
密度が均一となることで面記録密度が向上し、記録媒体
7の記録容量を増大させることができる。
媒体7上のトラックパターンは第8図に示すように直線
状のトラック18となり、トラック間隔がトラック方向
において常に一定となる。従って、記録媒体7上の記録
密度が均一となることで面記録密度が向上し、記録媒体
7の記録容量を増大させることができる。
また、第8図に示すトラックパターンは従来のヘリカル
スキャン方式によるトラックパターンと基本的に同じで
ある。従って、外周面が円錐面の回転ドラム1を用いて
いるにも関わらず、従来の円柱面の回転ドラムを用いた
ヘリカルスキャン方式による記録再生装置との互換性を
持たせることも可能となる。
スキャン方式によるトラックパターンと基本的に同じで
ある。従って、外周面が円錐面の回転ドラム1を用いて
いるにも関わらず、従来の円柱面の回転ドラムを用いた
ヘリカルスキャン方式による記録再生装置との互換性を
持たせることも可能となる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、種々変形して実施することか可能である。
く、種々変形して実施することか可能である。
例えば上述した実施例では、対向する第1及び第2の回
転ヘッド4,6が1組の場合を示したが、複数組の回転
ヘッドを備えた場合にも、本発明を適用することができ
る。
転ヘッド4,6が1組の場合を示したが、複数組の回転
ヘッドを備えた場合にも、本発明を適用することができ
る。
ドラム外周面にテープ状記録媒体の案内のためのリード
を形成したり、空気流のコントロールのための溝を形成
するなど、従来の回転ヘッド型記録再生装置と同様の技
術手段を適宜付加することもできる。
を形成したり、空気流のコントロールのための溝を形成
するなど、従来の回転ヘッド型記録再生装置と同様の技
術手段を適宜付加することもできる。
また、実施例では回転ヘッドを回転ドラムの円錐外周面
の母線方向に変位させる手段として、ムービングコイル
を用いたが、ステッピングモータや、バイモルフ圧電素
子その他のアクチュエータを用いても構わない。
の母線方向に変位させる手段として、ムービングコイル
を用いたが、ステッピングモータや、バイモルフ圧電素
子その他のアクチュエータを用いても構わない。
さらに、この回転ヘッドを変位させる手段を、再生時に
おける記録媒体上のトラックと回転ヘッドとの自動位置
合せ、すなわちオート・トラッキングのためのアクチュ
エータとして利用することも可能である。
おける記録媒体上のトラックと回転ヘッドとの自動位置
合せ、すなわちオート・トラッキングのためのアクチュ
エータとして利用することも可能である。
[発明の効果]
本発明によれば、テープ状記録媒体を少なくとも二つの
回転ヘッドで挟みながら、安定に高密度記録再生を行な
うことができる。
回転ヘッドで挟みながら、安定に高密度記録再生を行な
うことができる。
従って、従来のヘリカルスキャン方式には適用が困難で
あった補助磁極励磁型単磁極ヘッドによる垂直磁気記録
や、光磁気記録といった超高密度記録技術を回転ヘッド
型記録再生装置に用いることが可能となり、映像信号な
どの記録再生装置に極めて有効である。
あった補助磁極励磁型単磁極ヘッドによる垂直磁気記録
や、光磁気記録といった超高密度記録技術を回転ヘッド
型記録再生装置に用いることが可能となり、映像信号な
どの記録再生装置に極めて有効である。
また、本発明では円錐型回転ドラムを用いながら、記録
媒体上のトラックを直線状にすることができる。従って
、トラック密度を均一にして面記録密度を向上させ、記
録容量を大きくとることができるとともに、従来のヘリ
カルスキャン方式との互換性を持たせることも可能とな
る。
媒体上のトラックを直線状にすることができる。従って
、トラック密度を均一にして面記録密度を向上させ、記
録容量を大きくとることができるとともに、従来のヘリ
カルスキャン方式との互換性を持たせることも可能とな
る。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図および
第3図は同実施例の要部の斜視図及び側面図、第4図は
同実施例に使用した回転へツユニットの斜視図、第5図
は同実施例におけるムービングコイル駆動制御回路のブ
ロック図、第6図は同実施例の円錐型回転ドラムを展開
して回転ヘッドとヘッド保持部材及びテープ状記録媒体
と共に示す図、第7図は回転ヘッドを回転ドラムの母線
方向に変位させない場合の記録媒体上のトラックパター
ンを示す図、第8図は同実施例における記録媒体上のト
ラックパターンを示す図、第9図、第10図および第1
1図は同実施例における記録媒体上のトラック直線化の
原理を説明するための図、第12図は従来のヘリカルス
キャン方式のテープ走査機構を示す斜視図、第13図は
第12図の回転ドラムを展開して回転ヘッドと共に示す
図、第14図は従来の面内磁気記録方式を説明するため
の図、第15図は従来の垂直磁気記録方式を説明するた
めの図、第16図および第17図は従来のヘリカルスキ
ャン方式のテープ走査機構に垂直磁気記録方式を適用し
た例を示す斜視図及び断面図、第18図は第16図およ
び第17図の回転ドラムを展開して回転ヘッドとヘッド
保持部材及びテープ状記録媒体と共に示す図、第19図
は従来の光磁気記録方式を説明するための図である。 1・・・円錐型回転ドラム、2・・・円錐型固定ドラム
、3・・・ドラムモータ、4・・・第1の回転ヘッド、
5・・・ヘッド保持部材、6・・・第2の回転ヘッド、
7・・・テープ状記録媒体、8・・・ムービングコイル
、9・・・ロータリトランス、10・・・スリップリン
グ、11・・・ムービングコイル駆動制御回路、13・
・・ROM、14・・・アドレス発生回路、15・・・
クロック発生回路、16・・・D/A変換器、17・・
・駆動回路、18・・・円弧状トラック19・・・直線
状トラック、29・・・主磁極、30・・・補助磁極、
33・・・光学ヘッド、34・・・磁気ヘッド。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ε:570 第8図 第10図 第 図 第12図 第13図 第μ図 第15図 第16図 第 17図 田 第19図
第3図は同実施例の要部の斜視図及び側面図、第4図は
同実施例に使用した回転へツユニットの斜視図、第5図
は同実施例におけるムービングコイル駆動制御回路のブ
ロック図、第6図は同実施例の円錐型回転ドラムを展開
して回転ヘッドとヘッド保持部材及びテープ状記録媒体
と共に示す図、第7図は回転ヘッドを回転ドラムの母線
方向に変位させない場合の記録媒体上のトラックパター
ンを示す図、第8図は同実施例における記録媒体上のト
ラックパターンを示す図、第9図、第10図および第1
1図は同実施例における記録媒体上のトラック直線化の
原理を説明するための図、第12図は従来のヘリカルス
キャン方式のテープ走査機構を示す斜視図、第13図は
第12図の回転ドラムを展開して回転ヘッドと共に示す
図、第14図は従来の面内磁気記録方式を説明するため
の図、第15図は従来の垂直磁気記録方式を説明するた
めの図、第16図および第17図は従来のヘリカルスキ
ャン方式のテープ走査機構に垂直磁気記録方式を適用し
た例を示す斜視図及び断面図、第18図は第16図およ
び第17図の回転ドラムを展開して回転ヘッドとヘッド
保持部材及びテープ状記録媒体と共に示す図、第19図
は従来の光磁気記録方式を説明するための図である。 1・・・円錐型回転ドラム、2・・・円錐型固定ドラム
、3・・・ドラムモータ、4・・・第1の回転ヘッド、
5・・・ヘッド保持部材、6・・・第2の回転ヘッド、
7・・・テープ状記録媒体、8・・・ムービングコイル
、9・・・ロータリトランス、10・・・スリップリン
グ、11・・・ムービングコイル駆動制御回路、13・
・・ROM、14・・・アドレス発生回路、15・・・
クロック発生回路、16・・・D/A変換器、17・・
・駆動回路、18・・・円弧状トラック19・・・直線
状トラック、29・・・主磁極、30・・・補助磁極、
33・・・光学ヘッド、34・・・磁気ヘッド。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ε:570 第8図 第10図 第 図 第12図 第13図 第μ図 第15図 第16図 第 17図 田 第19図
Claims (2)
- (1)回転ヘッドが搭載された回転ドラムの外周面及び
該回転ドラムと同軸的に設けられた固定ドラムの外周面
にテープ状記録媒体を巻き付け、回転ドラムを回転させ
るとともにテープ状記録媒体を長手方向に走行させるこ
とにより、記録再生を行なう装置において、 前記回転ドラム及び固定ドラムの外周面を円錐面により
形成し、前記回転ドラムに前記記録媒体を挟んで対向す
る少なくとも二つの回転ヘッドを取付けると共に、前記
二つの回転ヘッドを前記回転ドラムの外周面の母線方向
に変位させる手段を具備することを特徴とする回転ヘッ
ド型記録再生装置。 - (2)回転ヘッドが搭載された回転ドラムの外周面及び
該回転ドラムと同軸的に設けられた固定ドラムの外周面
にテープ状記録媒体を巻き付け、回転ドラムを回転させ
るとともにテープ状記録媒体を長手方向に走行させるこ
とにより、記録再生を行なう装置において、 前記回転ドラム及び固定ドラムの外周面を円錐面により
形成し、前記回転ドラムに前記記録媒体を挟んで対向す
る少なくとも二つの回転ヘッドを取付けると共に、前記
記録媒体上のトラックが直線状となるように前記二つの
回転ヘッドを前記回転ドラムの外周面の母線方向に、前
記回転ヘッドの回転角の変化に伴い変化する変位量で変
位させる手段を具備することを特徴とする回転ヘッド型
記録再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2102631A JPH041966A (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 回転ヘッド型記録再生装置 |
KR1019900011356A KR930011690B1 (ko) | 1989-07-28 | 1990-07-26 | 회전 헤드장치 |
EP19900308292 EP0410804A3 (en) | 1989-07-28 | 1990-07-27 | Rotary head device |
US07/558,428 US5060104A (en) | 1989-07-28 | 1990-07-27 | Rotary head device with six head units |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2102631A JPH041966A (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 回転ヘッド型記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041966A true JPH041966A (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=14332589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2102631A Pending JPH041966A (ja) | 1989-07-28 | 1990-04-18 | 回転ヘッド型記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH041966A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007171110A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Tokai Rika Co Ltd | 車両用メカニカルキー付き携帯時計 |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP2102631A patent/JPH041966A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007171110A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Tokai Rika Co Ltd | 車両用メカニカルキー付き携帯時計 |
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