JPH04196587A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04196587A
JPH04196587A JP2328470A JP32847090A JPH04196587A JP H04196587 A JPH04196587 A JP H04196587A JP 2328470 A JP2328470 A JP 2328470A JP 32847090 A JP32847090 A JP 32847090A JP H04196587 A JPH04196587 A JP H04196587A
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JP
Japan
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insulating film
film
gate insulating
oxide film
substrate
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JP2328470A
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English (en)
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Hiroshi Iwai
洋 岩井
Toyota Morimoto
豊太 森本
Hisayo Momose
寿代 百瀬
Kikuo Yamabe
紀久夫 山部
Yoshio Ozawa
良夫 小澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に信頼性の
高い絶縁膜を有するMISトランジスタの製造方法に関
する。
(従来の技術) 近年、コンピューターや通信機器の重要部分には、大規
模集積回路(LSI)が多用されている。LSI単体の
性能を上げる1つの方法は、MOSトランジスタ等のし
81基本素子を微細化してLSIの集積度を高めること
である。しかしながらスケーリング則に従い微細化を行
うと種々な問題が発生して素子の信頼性が低下する。例
えば、MIS)ランジスタの場合には、ゲート酸化膜の
薄膜化が進み、いわゆる経時破壊(TDDB ;Tim
e Dependent Dielectric Br
eakdown )現象が発生し、素子を長時間使用し
たときのゲート絶縁膜の信頼性が問題になっている。ま
た、ゲート電極に多結晶シリコンを用いた場合には、ゲ
ート電極形成後に行われる熱処理を含む工程で、ゲート
電極中の不純物原子が、薄くなったゲート酸化膜を通り
抜けて基板表面に拡散する。その結果、チャネル領域の
不純物濃度が変化してしきい値電圧の制御か困難になり
、誤動作か起こり易くなり信頼性が低下するという問題
か生しる。
そこで最近、上述したようなゲート絶縁膜に起因する問
題を解決するために窒素を含むケート絶縁膜を用いたM
ISトランジスタが研究されている。
第4図(a)〜(c)にはこのようなゲート絶縁膜が用
いられたP型MISトランジスタの製造工程断面図が示
されている。
これを製造工程に従い説明すると、最初、同図(a)に
示すように、nウェル領域3.素子分離用のフィールド
酸化膜5が形成されたP型シリコン基板1上に薄い熱酸
化膜7を成膜する。この後、窒素原子を含有するガス、
例えば、アンモニアガスを含むガス雰囲気中で1150
℃で60秒間のランプ加熱を行い、引き続きドライ酸素
雰囲気中で1150℃で60秒間のランプ加熱を行うこ
とて熱酸化膜7中に窒素を含有させる。次いて基板1の
全面に多結晶シリコン膜を堆積させると共に、この多結
晶シリコン膜に高ドーズ量のBF2イオンを注入してP
゛多多結晶シリコ模膜9形成する。
次に同図(b)に示すように、フォトリソグラフィを用
いてP゛多多結晶シリコ模膜9レジストパターンを形成
し、このレジストパターンをマスクとしてP°多多結晶
シリコ模膜9び窒素を含んだ酸化膜7をエツチングして
ゲート絶縁膜11゜ゲート電極13を形成する。次いて
このゲート電極13をマスクとして基板1にボロンイオ
ンを注入し、ゲート電極13と自己整合的にソース15
゜ドレイン17を形成する。
最後に同図(c)に示すように、層間絶縁膜19を形成
すると共に、この層間絶縁膜19にコンタクトホールを
開口して配線21を形成し、この配線21上にパッシベ
ーション膜23を設けてMISトランジスタが完成する
このようにして製造されたMOSトランジスタでは、ゲ
ート絶縁膜11に窒素が含まれているので、ゲート電極
13と基板5との界面に窒素を含む薄膜が形成され、こ
れによりゲート電極13中のボロンか基板5に拡散する
のを防止することができる。その結果、しきい値電圧の
制御性か向上して素子の信頼性が向上する。また、ゲー
ト絶縁膜11の欠陥密度も低下するのでTDDB特性か
改善されゲート絶縁膜11の信頼性か保証される。
しかしながら、このようなMISトランジスタは、熱酸
化膜7の形成やこの熱酸化膜7に窒素を含有させるとき
に基板1の表面にストレスが加わり、基板1に引っ張り
応力が生じる。このため、実効ゲート長が短くなるとし
きい値電圧が変動し、信頼性か低下するという新たな問
題が生じる。第5図は引っ張り応力によるしきい値電圧
の変動を示す実験結果である。図中、横軸は実効チャネ
ル長Lsll+ 縦軸はしきい値電圧V7Hを示し、曲
線aは基板に生じる引っ張り応力が小さいとき、曲線す
は基板に生しる引っ張り応力が大きいときの測定結果で
ある。この図から分かるように引っ張り応力が小さい場
合には、実効チャネル長し、、。
が2μm程度に短くなってもしきい値電圧VTHは変化
しない。一方、引っ張り応力が大きい場合には実効チャ
ネル長し9.が長いところから顕著なしきい電圧V7H
の低下かおこっていることか分かる。
また、LSI単体の性能を上げる他の方法としてMIS
トランジスタ等のLSI基本素子の電気特性を改善する
ことがある。例えば、MOSトランジスタの場合には、
熱酸化によるシリコン酸化膜上にLPCVD法などを用
いてシリコン窒化膜を成長させ、積層構造のゲート絶縁
膜を形成する。
このようにして形成されたゲート絶縁膜は、シリコン窒
化膜によりゲート絶縁膜の誘電率が、シリコン酸化膜か
らなる単層のゲート絶縁膜のそれより高くなるのでキャ
パシタ容量が大きくなり、素子の負荷駆動能力が向上す
る。
しかしながら上述したシリコン酸化膜とシリコン窒化膜
との積層ゲート絶縁膜は、ホットキャリアにより素子特
性か変動し易いという問題かあった。第6図、第7図に
はそのことを示す実験結果が示されている。
第6図(a)、(b)はそれぞれゲート絶縁膜としてシ
リコン酸化膜とLPGVDシリコン窒化膜との積層膜を
用いたチャネル長10μm、チャネル幅10μmのN型
、P型M工Sトランジスタに、ホットキャリアストレス
として、ドレイン電圧5V(N型)、−5V(P型)の
下で基板電流か最大になるような電圧をゲート電極に1
000秒間印加し、ホットキャリによりしきい値電圧の
変動を調べた結果である。図中、縦軸はホットキャリア
ストレスを加えた後のしきい値電圧からホットキャリア
ストレスを加える前のしきい値電圧を引いた電圧差ΔV
THを示し、横軸はC−V法を用いてシリコン窒化膜膜
からなるゲート絶縁膜の膜厚をシリコン酸化膜の膜厚に
換算した換算等価膜厚Toxを示し、OH2,OH2,
OH6はそれぞれシリコン窒化膜の膜厚が3.4.6n
mのMISトランジスタを示している。この図からN型
M工Sトランジスタの場合はシリコン窒化膜の膜厚が6
nmのときにしきい値電圧が大きく変動し、P型MIS
トランジスタの場合はシリコン窒化膜の膜厚が4.6n
mのときにしきい値電圧が変動している。したがって、
耐ホツトキャリア性を低下させないためにはシリコン窒
化膜の膜厚を3nm程度にする必要かあることか分かる
第7図(a)、(b)はそれぞれ第6図で説明したN型
、P型MISトランジスタのチャージポンピング電流の
測定結果である。図中、縦軸はホットキャリアストレス
を加えた後のチャーンポンピング電流からホットキャリ
アストレスを加える前のチャージポンピング電流を引い
た電流差Δtcpを示し、横軸及びOH2,OH2,O
H6は第6図と同様にそれぞれ換算等価膜厚T0いシリ
コン窒化膜の膜厚か3.4.6nmのNll5トランジ
スタを示している。電流差ΔICPは、チャージポンピ
ング電流が界面準位密度に比例するのでホットキャリア
に起因する界面準位の密度又は発生数を表すことになる
。図からN型MISトランジスタの場合はシリコン窒化
膜の膜厚か6nmのときに電流差ΔICPが大きくなり
、P型MISトランジスタの場合はシリコン窒化膜の膜
厚か3nmのときに大きくなることが分かる。また、P
型MIS)ランジスタの場合、第6図、第7図から電圧
差ΔVTH+電流差ΔIcpを共に小さくすることが困
難であること分かる。このため、上述したゲート絶縁膜
を用いたP型MISトランジスタリアのホットキャリア
により信頼性の低下は大きな問題となっている。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如〈従来のMO5I−ランジスタの製造方法では
、ゲート絶縁膜が基板に与えるストレスによりしきい値
電圧が低下したり、ホットキャリアによりゲート絶縁膜
が劣化し、素子の信頼性が低下するという問題かあった
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目
的とするところは、ゲート絶縁膜に起因する信頼性低下
を防止することができる半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に絶縁膜を堆積する工程と、前
記絶縁膜に熱処理を施す工程と、前記絶縁膜に窒素を含
ませる工程とを有する工程でゲート絶縁膜を形成するこ
とを特徴とする。
また本発明の他の半導体装置の製造方法は、半導体基板
上に絶縁膜を堆積する工程と、窒素原子を含むガス雰囲
気中で前記半導体基板に高温短時間の熱処理を施して前
記絶縁膜を窒化させる工程とを有する工程でゲート絶縁
膜を形成することを特徴とする。
(作用) 本発明の半導体装置の製造方法によれば、堆積法を用い
てゲート絶縁膜を形成しているので基板に加わるストレ
スは、熱酸化法を用いた場合より小さくなる。その結果
、基板に生しる引っ張り応力が低減し、しきい値電圧等
の電気特性が改善される。
また、本発明の他の半導体装置の製造方法によれば、基
板上に堆積された絶縁膜が窒化されることで緻密性が高
まる。その結果、ホットキャリアがゲート絶縁膜に捕獲
され難くなるので界面準位の発生を防止でき、しきい値
電圧等の電気特性が改善される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
第1図(a)〜(f)は本発明の第1の実施例に係るM
ISトランジスタの製造工程断面図である。
最初、同図(a)に示すようにn型の単結晶シリコン基
板101の表面にp型ウェル領域103及び素子分離用
のフィールド酸化膜105を形成する。
次に同図(b)に示すように、L P E (Lequ
idPhase Epitaxy、液相成長法)法を用
いて単結晶シリコン基板101の表面にシリコン酸化膜
107を成長させる。具体的には、まず、シリカ(S1
0□)を珪フッ化水素酸(H2SiF、)水溶液に溶か
して式(1)に示される平衡状態の水溶液を作る。次い
で水温を35℃程度に下げた後、基板101の表面を水
溶液に接触させ、毎分厚さlnm程度のシリコン酸化膜
107を基板101の表面に成長させる。
H2S I F6 +2H20@−hS 10、+6H
F・・・ (1) この後、この基板101に温度100℃〜300℃程度
の熱処理を施し、基板101に残留している水分を蒸発
させて除去すると共に、シリコン酸化膜107の緻密度
を上げる。
次に同図(c)に示すように、窒素原子を含有するガス
、例えば、アンモニアガスを含むガス雰囲気中で、11
00℃で20秒間のランプ加熱を行い、引き続き、ドラ
イ酸素雰囲気中で、1100℃で20秒間のランプ加熱
を行うことでシリコン酸化膜107に窒素を含ませ窒化
シリコン酸化膜109を形成する。この後、LPCVD
法を用いて窒化シリコン酸化膜109上に厚さ約300
nm程度の多結晶シリコン膜を成長させる。
次いてこの多結晶シリコン膜に、P型不純物例えばBF
2をドーズ量5 X 1015c m−2,加速電圧3
5KeVの条件で打ち込み、P゛多結晶シリコン111
を形成する。
次に同図(d)に示すように、異方性エツチングを用い
て窒化シリコン酸化膜109.P”多結晶シリコン11
1を加工し、ゲート酸化膜113゜ゲート電極115を
形成する。次いて酸素雰囲気中で温度850℃の条件で
素子形成領域上に厚さ約12nm程度の酸化膜117を
形成する。
次に同図(e)に示すように、ゲート電極115をマス
クにしてP型不純物例えばBF2をドーズ量5X15c
m−2.加速電圧30KeVの条件で基板101に打ち
込み、ゲート電極115と自己整合的にソース119.
ドレイン121を形成する。
次に同図(f)に示すように、基板101上にCVI)
−S io□膜とB P S G (Boro Pho
sph。
5ilicate Grass)膜とからなる厚さ約9
00nm程度の層間絶縁膜123を堆積し、この後、8
50℃、90分の条件でリン拡散を行い積層絶縁膜12
3を流動化させる。この工程によりゲート電極115上
の層間絶縁膜123が平坦化されると共に、ゲート電極
115.ソース119.ドレイン121中の不純物が活
性化される。この後、PEP法を用いてゲート、ソース
1 ドレイン領域上にコンタクトホールを開口する。次
いて配線材料として例えばAl−3i−Cuをスパッタ
法で堆積し、この配線材料をパターニングして配線12
5を形成する。最後に配線125の上をバッンベーショ
ン膜127、例えば、PSG膜で覆った後、パッド部(
不図示)を開口してMISトランジスタか完成する。
このようにして製造されたMISトランジスタでは、L
PD法によりゲート絶縁膜113が形成されているため
、ゲート絶縁膜113が基板101に与えるストレスは
、熱酸化法でゲート絶縁膜113を形成したときのそれ
より小さくなる。
その結果、基板101とゲート絶縁膜113ゲート絶縁
との接合面近傍の基板101に生じる引張り応力が小さ
くなり、ゲート長を短くしても従来例のようにしきい値
電圧が大きく低下するという問題は生じない。したがっ
て、ショートチャンネル効果を防止でき従来より微細な
MISトランジスタを製造することができる。また式(
1)から分かるように、SiO2の成長速度は、HFの
単位時間当たりの除去量に比例する。HFの除去は容易
なのでゲート絶縁膜113の膜厚の制御性が改善され、
所望の厚さのゲート絶縁膜113を確実に形成できる。
その結果、同じしきい値電圧のMOSトランジスタを大
量に製造でき、歩留まりの良い大規模半導体集積回路を
製造することができる。更に、ゲート絶縁膜113は窒
素を含むので緻密性が増し、膜厚が薄くなってもゲート
電極115中のボロンが基板101に拡散してしきい値
電圧か変動するという不都合は起きない。
かくして本実施例では、ゲート絶縁膜113に起因する
しきい値電圧の変動を防止でき、これにより信頼性の高
い微細なMISトランジスタや大規模半導体集積回路を
製造することができる。
次に本発明の第2の実施例に係るM工Sトランジスタの
製造方法を説明する。この実施例が先に説明した実施例
と異なる点は、ゲート絶縁膜の形成方法にある。
これを製造工程に従い説明すると、最初、シリコン基板
上にフィールド酸化膜を形成し、このフィールド酸化膜
で囲まれた素子形成領域に厚さ5nm程度の熱シリコン
酸化膜を形成する。次にLPCVD法を用いて熱シリコ
ン酸化膜上に厚さ3nm程度のシリコン窒化膜を成長さ
せる。次いで窒素原子を含むガス、例えば、NH3,N
F、。
N20等あガス雰囲気中で、ランプ加熱を用いて温度9
00〜1200℃程度でもって短時間の熱処理を基板に
施す。そして例えば、基板上に多結晶シリコン膜を堆積
した後、この多結晶シリコン膜及び上記熱シリコン酸化
膜とシリコン窒化膜とからなる積層構造の絶縁膜をバタ
ーニングすることてゲート絶縁膜、ゲート電極を形成す
る。この後、通常のMIS)ランジスタ製造工程を従い
素子加工することてMOSトランジスタが完成する。
このようにして製造されたMISトランジスタでは、ゲ
ート絶縁膜のキャパシタ容量が大きくなり負荷駆動能力
か高まるのは勿論のこと、ホットキャリアがゲート絶縁
膜に捕獲されに難くなっているので界面準位の発生を防
止できる。このため、しきい値電圧の変動等のゲート絶
縁膜に起因する素子の劣化を防止することかできる。し
たがって、信頼性の高い小型なMISトランジスタを得
ることができる。また、二のようなトランジスタを用い
る二とで信頼性の高い高集積度な半導体装置を得ること
かできる。なお、ゲート絶縁膜にホットキャリアか捕獲
され難くなったのは、窒素原子を含むガス雰囲気中での
高温短時間の熱処理により、シリコン窒化膜中の結合手
が切れた窒素が少なくなることで緻密性が向上し、ホッ
トキャリアが窒素と結合しに難くなったからだと考えら
れる。
次に本発明の第3の実施例に係るMISトランジスタの
製造方法を説明する。
この実施例か先に説明した第2の実施例と異なる点は、
熱シリコン酸化膜を形成しないことにある。即ち、フィ
ールド酸化膜により区分されたシリコン基板上の素子分
離領域に、LPCVD法を用いて厚さ6nm程度のシリ
コン窒化膜を成長させ、次いで第2の実施例と同様な熱
処理及び製造工程に従いMIS)ランジスタを製造する
二のような製造方法でも第2の実施例と同様な効果か得
られるのは勿論のこと、熱シリコン酸化膜の形成工程を
省くことができるので製造時間か短縮されるという利点
かある。
次に本発明の第4の実施例に係るki I S トラン
ジスタの製造方法を説明する。
この実施例か第2の実施例と異なる点は、ゲート絶縁膜
を再酸化したことにある。即ち、第2の実施例で説明し
たゲート絶縁膜を有するシリコン基板を、例えば、電気
炉に収納し温度880℃てもってHCII酸化を行い、
シリコン窒化膜上に酸化膜を成長させ3層膜のゲート絶
縁膜を形成する。
二の後、通常のM工Sトランジスタの製造工程に従いM
ISトランジスタが完成する。
このような製造方法でも第2の実施例と同様な効果が得
られるのは勿論のこと、シリコン窒化膜上の酸化膜によ
りトンネル電流やリーク電流による素子劣化を防止でき
、より信頼性の高いMISトランジスタを得ることがで
きる。なお、実施例では電気炉を用いて酸化膜を形成し
たが、酸素雰囲気長で温度1100℃のランプ加熱を基
板に施す二とでシリコン窒化膜上に酸化膜を形成しても
よい。
本発明者等は、上述した第2.第4の実施例に従い形成
したゲート絶縁膜を有するN型及びP型MISトランジ
スタについてホットキャリアがしきい値電圧に及ぼす影
響を調べた。即ち、従来例で説明したようにドレイン電
圧を5V(N型)。
−5V (P型)とし、基板電流が最大になるような電
圧をゲート電極に印加し、トランジスタに1000秒間
のホットキャリアストレスを加えた後のしきい値電圧を
測定した。第2図(a)。
(b)はそれぞれN型MISトランジスタ、P型Mis
)ランジスタについての測定結果である。
図中、縦軸及び横軸は第6図と同様にそれぞれ電圧差Δ
V78.換算等価膜厚T。Xを示し、RTNはゲート絶
縁膜として第2の実施例で説明した膜厚5nmの熱シリ
コン酸化膜と膜厚3nmのLPCDシリコン窒化膜とか
らなる絶縁膜を用いたMISトランジスタ、RTN−O
Xはゲート絶縁膜として第3の実施例に従いMISトラ
ンジスタRTNのゲート絶縁膜に再酸化を施したものを
用いたMISトランジスタを示す。また比較のために第
6図で説明した従来のゲート絶縁膜ON3を用いたMI
S)ランジスタをΔ印で示しである。
更に他の方法で形成したゲート絶縁膜を用いたM、、I
SトランジスタRTA、RTA−OX、OXの測定結果
も図中に記しである。RTAは第2の実施例において窒
素原子の代わりにアルゴン原子を用いたガス雰囲気中で
の高温短時間の熱処理により形成したゲート絶縁膜を有
するMISトランジスタ、RTA−OXはRTN−OX
と同様にMISトランジスタRTAに再酸化を施したゲ
ート絶縁膜を有するMISトランジスタ、OXはシリコ
ン基板の表面を酸化して形成したゲート絶縁を有するM
ISトランジスタを示している。同図(a)、(b)か
ら分かるようにゲート絶縁膜の形成方法に拘らずどのM
ISトランジスタもしきい値電圧の変動か小さいことが
分かる。これは膜厚(3nm)の薄いシリコン窒化膜を
用いたからである。しかしながら、OX、RTA−OX
の換算等両膜厚T。Xは8nm以上となり、このためキ
ャパシタ容量の低減などの不都合か起きるのでこれらの
膜は薄膜ゲートトランジスタに適さない。
また、本発明者等は従来例と同じ方法により上述した5
つのM工Sトランジスタの界面準位密度を測定した。第
3図(a)、(b)はそれぞれN型MIS)ランジスタ
、P型MISトランジスタについての測定結果である。
また、第2図と同様に従来のMISトランジスタON3
をΔ印で示しである。この図から分かるようにRTN。
RTN−OX、RTA−OX、OXの界面準位密度が大
幅に減少していることが分かる。しかしながら、RTA
−OX、OXはその換算等値膜厚roxが8nm以上と
なり薄膜ゲートMISトランジスタには適さない。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えば第1の実施例では多結晶シリコンからなる単
層のゲート電極を形成したが、ゲート電極上にTi、C
o又はNi等の高融点金属からなるシリサイド膜を設け
、積層構造のケート電極を形成しても良い。また、第1
の実施例では一層配線について説明したが、必要に応じ
て多層配線を用いても良い。即ち、第1層配線形成後、
配線に無理のない低い温度で例えばプラズマCVD酸化
膜を堆積し、所望の領域に第1配線との引き出し口(ピ
アホール)を設は更に上層の配線を形成するという工程
を必要数繰り返し、最後に、最上層の配線をパッシベー
ション膜で覆った後にパッド部を開口すれば良い。さら
にまた、第1の実施例ではP型MO5)ランジスタにつ
いて説明したか、デュアルゲートCMOS回路に適用し
ても第1の実施例と同様の効果か得られる。また、第4
の実施例と同様に、第2の実施例で説明した絶縁膜上に
酸化膜を形成したちのゲート絶縁膜に用いることでより
信頼性の高いMISトランジスタを得ることができる。
また第2□第3の実施例においてシリコン酸化膜の代り
にシリコン酸化膜を用いても良い。また、上記実施例で
はLPCVD法を用いて基板上にシリコン窒化膜を堆積
させたか、他の方法、例えばスパッタ法を用いても良い
。さらにまた、シリコン窒化膜の代りにタンタル酸化膜
Ta20q等の強誘電体膜を用いても良い。その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施でき
る。
[発明の効果] 以上述べたように本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、基板かケート絶縁膜から受けるストレスや、ゲート
絶縁膜に捕獲されるホットキャリアが低減し、信頼性の
高い半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は本発明の第1の実施例に係るM
ISトランジスタの製造工程断面図、第2図(a)、(
b)は本発明の第2.第4の実施例に係るMISトラン
ジスタのホットキャリアによるしきい値電圧の変動を示
す図、第3図(a)。 (b)は本発明の第2.第4の実施例に係るMIS)ラ
ンジスタのホットキャリアによるチャージポンピング電
流の変動を示す図、第4図(a)〜(C)は従来のMI
Sトランジスタの製造工程断面図、第5図は従来のMI
Sトランジスタの引っ張り応力によるしきい値電圧の変
動を示す図、第6図(a)、(b)は従来のM工Sトラ
ンジスタのホットキャリアによるしきい値電圧の変動を
示す図、第7図(a)、(b)は従来のMISトランジ
スタのホットキャリアによるチャージポンピング電流の
変動を示す図である。 101・・・P型シリコン基板、103・・・P型ウェ
ル領域、105・・・フィールド酸化膜、107・・・
シリコン酸化膜、109・・・窒化シリコン酸化膜、1
11・・・P+多結晶シリコン、113・・ゲート絶縁
膜、115・・・ゲート電極、117・・・酸化膜、1
19・・・ソース、121・・・ドレイン、123・・
層間絶縁膜、125・・・配線、127・・・パッシベ
ーション膜。 田願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 Leff  (um) 第5図 ℃                  Φ一一一− Tox  [r+ml 第2し Tox [nm) 第3図 Tox  (nml Tox  [nm) 1)                    、OC
つ    ff1 Tox (nm) 第1 Tax (nml 第7 Tax(nm) 6図 Tox (nm1 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の素子形成加工が施された半導体基板上に絶
    縁膜を堆積する工程と、前記絶縁膜に熱処理を施す工程
    と、前記絶縁膜に窒素を含ませる工程と、 を有する工程でゲート絶縁膜を形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. (2)所定の素子形成加工が施された半導体基板上に絶
    縁膜を堆積する工程と、窒素原子を含むガス雰囲気中で
    前記半導体基板に高温短時間の熱処理を施して前記絶縁
    膜を窒化させる工程と、 を有する工程でゲート絶縁膜を形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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US07/798,098 US5237188A (en) 1990-11-28 1991-11-27 Semiconductor device with nitrided gate insulating film
US08/091,921 US5489542A (en) 1990-11-28 1993-07-16 Method for fabricating semiconductor device in which threshold voltage shift and charge-pumping current are improved

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002009282A (ja) * 2000-04-19 2002-01-11 Seiko Instruments Inc 半導体装置の製造方法

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