JPH04195153A - 静電荷像現像用トナーの製造方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナーの製造方法Info
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Description
いて静電荷像を現像するためのトナーの製造方法に関し
、更に詳しくは平均粒径が小さく、しかも粒径分布のシ
ャープなトナー粒子を得るための懸濁重合法による静電
荷像現像用トナーの製造法の改良に関する。
着色剤と樹脂を主成分とする乾式トナーを得るためには
、熱可塑性樹脂を溶融し、これに染料、顔料等の着色剤
、必要により磁性体、摩擦帯電制御剤、オフセット防止
剤、潤滑剤等を加え十分に混合した後、冷却固化し、微
粉砕した後、所要の粒径を得るための分級を行う方法が
実施されていた。
る。第1には樹脂製造のための重合装置、混練装置、粉
砕機、分級機等の多くの装置が必要で、工程数も多くエ
ネルギー消費量も大きく、このためにコストが高くなる
ことである。第2には混練工程で均一な混合体が得難い
ことで、特に均一に分散させる為の条件が微妙で制御困
難であることが挙げられる。第3には粉砕工程において
は、鮮明でカブリのない画像を得るための適切な微粉体
粒子径範囲のものだけが得られるわけではなく、微粉と
粗粉が副産するため分級して除去しなければならず、工
程が複雑となり、しかも希望粒径範囲を得るための収率
が低く、コストアップにつながる原因となっていること
である。第4に、得られた生成粉体は粉砕により不定形
の形状を有し、微粉体の流動性の悪さの原因となってお
り、また、摩擦帯電の際の攪拌による粉砕で微粉が生じ
易く、画像のカブリの生じる原因となること等の欠点が
ある。
−51830号、特公昭51−14895号等の公報に
は、懸濁重合法によるトナーの製造方法が記載されてい
る。この懸濁重合方法は粉砕を必要とせず、製造工程も
簡略化され、前述の欠点を改良したものといえる。
る重合性単量体組成物を、水性媒体中に懸濁させ、重合
させる方法であり、通常ポリビニルアルコール、ゼラチ
ンなどの水溶性高分子物質、あるいはリン酸カルシウム
、炭酸カルシウム等の難水溶性無機塩粉末を分散安定剤
として媒体中に存在させ、機械的剪断力により単量体液
滴を微細化した後、重合が行われる。
る合成法、分散処方で実際に必要とされる粒径分布を持
つトナーが得られる訳ではない。
変動係数yを、次式(1)で定義し、以下説明すること
にする。
、コールタ−カウンター等の粒径測定器で求められる体
積平均粒径(μm)であり、Sは同様にして求められる
粒径の体積分布の標準偏差(μm)を示す、変動係数y
はその値が大きい程粒径分布が広く、小さい程粒径分布
が狭いことを示す尺度となる。
いるトナーは、例えば、平均粒径11μm程度の場合、
変動係数が27〜35%の値を持つのが一般的である0
分級によってさらに粒度分布を狭くしようとすると、ト
ナーの回収率が著しく低下してしまうが、その割りには
画質その他の性能面の向上は殆ど望めない。
粒子を合成した場合には、通常この変動係数は40〜7
0%またはこれ以上の値を有し、粉砕法による分級法ト
ナーよりもはるかに広い分布を示す。
ー組成を含有する単量体溶液を、ホモミキサー等を用い
て水中に懸濁させ、平均粒径を10〜12μmに調節し
、重合して得られたトナーは、3μm以下の微細トナー
や20μm以上の粗大トナーを多量に含有し、変動係数
は55〜70%と広い粒径分布を示すものである。
、例えば、第3リン酸カルシウム粉末を用い、分散助剤
としてアニオン活性剤を併用しても、変動係数は約40
〜50%の値しか得られない。
径域のトナーをも含有するため、耐剛性、画質、帯電性
その他に非常に悪い影響を及ぼす。本発明者等が得た知
見によれば、懸濁重合により得られるトナーは、球状ま
たは鋭角部分を持たない卓球状を有しているが、この場
合、通常の粉砕法で得られる不定形トナーに比べて粒径
分布による性能への影響が著しく大きくなる。即ち、球
状トナーにおいては、キャリアーあるいは感光体との付
着力(Van der Walls力)が、粉砕トナー
よりも格段に大きく、このような付着力は粒径が小さく
なる程、クーロン力に対して相対的に大きくなる傾向を
示し、無視できないレベルとなる。
小粒径のトナー程キャリアーから離れにくく、より大き
な粒径のトナーから消費される傾向が異常に強くなり、
現像剤中に小粒径トナーが蓄積される結果、多数枚の複
写時には粒径分布のバランスが崩れ、画質、帯電量等の
性能が好ましい状態に維持出来ないという事態にる。更
に、−旦感光体上に現像されたトナーでも、このような
付着力によって、相対的に小粒径のトナーは、コピー紙
上に転写されにくく、またクリーニング工程においても
ブレードに掻き取られ難くなるため、転写効率の低下や
、著しい画質劣化を引き起こす。
めに現像剤中に蓄積され易くなり、多数枚の複写時には
解像力の低下や階調再現性の低下などの著しい画質劣化
を引き起こす。
なものにするため、重合性単量体組成物の分散工程を改
良するための提案がなされている。
剤を含む重合性単量体組成物を水性媒体中でリン酸カル
シウム等の分散安定剤を用いて分散させた後、懸濁重合
させて静電荷像現像用トナーを製造する際、水性媒体中
で重合性単量体を加圧下で旋回させた後、低圧部へ吐出
させる分散工程を存する性電荷像現像用トナーの製造方
法を開示している。しかし、この方法では、分散安定剤
の粒径が大きく且つ粒径分布も広いため、シャープな粒
径分布をもつ小粒径トナーの製造が困難であると言う問
題点がある。
剤と分散媒からなる分散剤液を10Kg/cm”以上に
加圧する加圧工程と、加圧された分散安定側液を低圧部
へ吐出して粉末分散安定剤液を分散後、重合性単量体と
着色剤等を含有する単量体組成物を分散安定剤液中に加
えて造粒する工程とを含む重合トナーの製造方法が開示
されている。しかし、この方法では、粉末分散安定剤を
分散する工程に於ける粉砕力が弱いため、分散安定剤粒
子を十分に小さく且つシャープにするための微小化が出
来ず、シャープな粒径分布を持つ小粒径トナーの製造に
難が有る。また分散安定剤の分散粒径が不安定なためト
ナーの粒径制御に難がある。さらには、分散工程が高圧
で、発熱が激しい等の欠点もある。
し、変動係数が30%以下のシャープな粒径分布を有す
る小粒径トナーの製造を可能にする静電荷像現像用トナ
ーの製造方法を提供することを目的としている。
た結果、分散安定剤として使用する難水溶性無機化合物
粉末を、その平均粒径及び標準偏差がそれぞれ一定値以
内となるまで微小化させたものを分散安定剤として用い
ることにより、該分散剤の重合性単量体組成物への吸着
が効率的に行われ、シャープな粒径分布を有する小粒径
トナーが得られることを見出し、本発明を完成するに到
った。
体組成物を水性媒体中で分散安定剤を用いて分散させた
後、懸濁重合させて静電荷像現像用トナーを製造する方
法において、平均粒径0.05〜0.6 a m、標準
偏差0.05〜0.45 p mに微小化した難水溶性
無機化合物粉末を分散安定剤として用いることを特徴と
する静電荷像現像用トナーの製造方法に係わるものであ
る。本発明に於いては、更にかかる粒径及び標準偏差が
制御された難水溶性無機化合物粉末からなる分散安定剤
として用いる重合性単量体の分散工程を、水性媒体中で
重合性単量体組成物を加圧下で旋回させた後、低圧部へ
吐出させることにより行うことが望ましい。
する。
定剤として使用されているリン酸カルシウムなどの難水
溶性無機化合物粉末を湿式粉砕により微小化処理して得
ることが出来、微小化後の平均粒径の範囲は0.05〜
0.6μm、より好適範囲は0.05〜0.5μmであ
り、又その標準偏差は0.05〜0.45 a m、よ
り好適範囲は0.05〜0.35μmである。平均粒径
が0.6μm以上であると、小粒径トナーの製造が困難
であり、又標準偏差が0.45μm以上であると、均一
な粒径分布を有するトナーの製造が困難である。
化することは非常に困難であり、工業的には適用不可能
である。
定剤として用いるトナーの製造方法を説明する。
、帯電制御剤、ワックス、その他必要に応じてトナー特
性改良剤を加え、これらをアトライター等によって混合
分散させる。この分散液に重合開始剤を溶解して得られ
た単量体組成物を、分散安定剤の存在下に水性媒体中に
トナーに適した粒径に分散させる。加圧下で旋回させた
後低圧部へ吐出させる渦巻ノズルを用いた分散工程によ
り行われるのが好ましい。これは水性媒体中で単量体組
成物を加圧下で旋回させ、渦巻流による剪断力を利用す
るものであって、渦巻流の中心軸上に低圧部への吐出口
のあるものが好ましい。ここで、渦巻流とは移送方向に
垂直な面内に回転成分を有する流れのことである。この
渦巻流の最外径の接線速度が0.05m/sec。
い。
向かって小さくなるようにするのがよく、この渦巻法外
径の最大径部分D+oaxと最小径部分D+++inの
比Dmin/Dmaxが0.95以下であることが好ま
しい。これ以上の場合は外径を絞る効果がはっきりしな
い。
ージ圧)、好ましくは1.5〜20Kg/cm”Gにす
るのが良い結果を与える。30Kg/cs!Gより大き
いとコストが高くなるばかりでなく、強力な剪断力によ
って粒径分布も広がってしまい好ましくない。
剪断力による微粒化がうまく行われず、トナーとしては
大きすぎる粒径のものが多数台まれるようになり、また
粒径分布も広がるため好ましくない。
媒体攪拌粉砕法であり、これは周知の如く、ボール、ビ
ーズなどの粉砕媒体を、液体、被粉砕物と共に粉砕機中
に充填し、攪拌等により媒体に激しい運動を与えて粉砕
を行う方法である。粉砕時間は0.01〜200時間で
あり、好ましくは0.1〜100時間である。200時
間以上であると、限界粒径に達するためそれ以上の粉砕
は不可能であり、又0.01時間以下であると、粉砕は
不十分である。
しては、次の様なものが挙げられる。
三井三池化工機■製)、ユニバーサルミル(三井三池化
工機■製)、攪拌式ビーズミル(■荏原製作所製)、サ
ンドグラインダー5GI(■弁上製作所製)、サンドグ
ラインダー(五十嵐機械製造■製)、ビスコミル(五十
嵐機械製造■製)、セラミル(神鋼パンチツク■製)、
クリーンミル(三井三池化工機■製)、MYミル(三井
三池化工機■製)、アジテータミル(アシザワ■製)、
サーキュレートミル(アシザワ■製)、タワーミル(日
本タワーミル■製)、アペックスミル(コトブキ・マタ
ー■製)、マターミル(コトブキ・マター(財)製)、
サンドミル(アシザワ■製)、バールミル(ドライス社
製)、ダイノーミル(■シンマルエンタープライズ製)
、アクアマイザ(ホソカワミクロン■製)等である。又
、媒体を使用しない湿式高速回転式粉砕機T、 K、コ
ロイドミル(特殊機化工業■製)、T、に、マイコロイ
ダ−(特殊機化工業■製)等も使用し得る。
物としては、アルカリ土類金属の塩、例えば硫酸バリウ
ム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム等の難水溶性無機
化合物粉末が挙げられ、更には、分散安定助剤としてア
ニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン
性界面活性剤、両性界面活性剤を用いることができる。
て、0.1〜30重量部が好ましく、更に好ましくは0
.5〜15重量部である0本発明に於ける分散安定剤と
しては、リン酸カルシウムと界面活性剤の組み合わせ、
特にアニオン性界面活性剤との組み合わせが好ましい。
ン酸カルシウムとは、第3リン酸カルシウム(Caz(
PO4)z)、ヒドロキシアパタイト(mcaz(PO
a)z HnCa(OH1z) 、第2リン酸カルシウ
ム、ピロリン酸カルシウム等を指すが、ヒドロキシアパ
タイト及び第3リレン酸カルシウムが最も好ましい。こ
れらは油相100重量部に対して0.1〜30重量部、
好ましくは0.5〜15重量部用いられる。
活性剤には、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナト
リウム等の高級脂肪酸、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸アンモニウム等の高級アルコール硫酸エステル
塩、ドデシルベンゾンスルホン酸ナトリウム等のアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン
酸ナトリウム、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
金物のナトリウム塩のナフタレンスルホン酸誘導体、ジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウム塩、フェノキシエチ
ル・アリルスルホコハク酸エステルアンモニウム塩等の
スルホコハク酸誘導体、ジアルキルリン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェノールエーテル硫酸塩、アルキル硫酸ト
リエタノールアミン等が含まれるが、これらのうち特に
好ましくは、ドデシルベンゾンスルホン酸ナトリウム及
びスルホコハク酸誘導体である。これらのアニオン性界
面活性剤は、分散安定剤に対して0.01〜10重量%
、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で用いられる。ま
た、これらは2種以上混合して用いても良い。
活性剤としては、ステアリルアミン塩酸塩、ジオレイル
アミン硫酸塩等のアルキルアミン塩、ステアリルトリメ
チルアンモニウムクロライド等の4級アルキルアンモニ
ウム塩、ラウリルジメチルアミンオキサイド等のアミン
オキサイド等が、両性界面活性剤としては、ラウリルベ
タイン等のアルキルベタイン等が、ノニオン性界面活性
剤としてはポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアル
キルアリールエーテル、ソルビタンモノラウレート等の
ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
負帯電性のもののいずれでも良く、例えばアゾ系錯体染
料のような負帯電性の帯電制御剤を用いた場合は、負帯
電性トナーが、またニグロシンのような正帯電性のもの
を用いた場合は、性帯電性トナーが得られ、必要に応じ
て使い分けることができる。帯電制御剤の添加量は重合
性単量体100重量部に対して、0.1〜5重量部が好
ましく、更に好ましくは、0.5〜3重量部である。
炭素数3〜25の単量体が使用でき、例えば、スチレン
、p−クロルスチレン、p−メチルスチレン、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、1so−ブチルアクリレート、ドデシルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、2−エチルへキシルア
クリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレ
ート、n−ブチルメタクリレート、1so−ブチルメタ
クリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、t
−ブチルアミノメチルメタクリレート、アクリロニトリ
ル、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン等が単独
或いは混合して用いられる。
グリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、グリシジルメタクリレート、グリシ
ジルアクリレケート、等の多官能性モノマーを架橋剤と
して上記モノマーに加えることにより、更に耐久性の優
れたトナーが製造できる。多官能性モノマーの添加量は
重合性単量体100重量部に対して0.05〜20重量
部、好ましくは0.1〜5重量部が良い。
サーマルブラック法、アセチレンブラック法、チャンネ
ルブラック法、ファーネスブラック法、ランプブラック
法等により製造される各種のカーボンブラック、又カラ
ートナーの場合、銅フタロシアニン、モノアゾ系顔料(
C,1,Pigment Red5+C,1,Pigm
ent Orange 36+C,1,Pigment
Red 22) 、ジスアゾ系顔料(C,I。
ン系顔料(C,1,Pigment Blue 60)
、ジスアゾ系染料(Sol−vent Red 19
)、ローダミン系染料(Solvent Red49
)等が挙げられる。
る油溶性の過酸化物系或いはアゾ系開始剤が利用できる
0例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、2,
2゛−アゾビスイソブチロニトリル、2.2″−アゾビ
ス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、オルソクロ
ル過酸化ヘンジイル、オルソメトキシ過酸化ベンゾイル
等が挙げられる。これらは重合性単量体100重量部に
対して0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量
部用いられる。
として知られている低分子量オレフィン重合体をオフセ
ット防止、流動性改良、定着性の改良などの目的で含有
することができる。
と共に単量体の重合中に存在させておくことが好ましい
。
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢
酸ビニルコポリマー、塩素化ポリエチレンワックス等が
挙げられる。
樹脂成分100重量部当たり1〜20重量部、好ましく
は3〜15重量部であり、1重量部未満では十分なオフ
セット防止効果を有しない場合があり、また20重量部
を越えると重合中ゲル化することがあるので好ましくな
い。
せることができ、−成分トナーとして用いることができ
る。磁性体を含有させる場合は、着色剤と同様に、重合
性単量体中に分散させて用いるのが好ましい。磁性体の
含有量は重合性単量体100重量部に対して20〜20
0重量部が好ましく、更に好ましくは50〜150重量
部である。
合法によって製造されるカプセルトナーにも応用できる
。
を形成するにはセレン感光体、又は酸化亜鉛、硫化カド
ミウム、セレン化カドミウム、硫セレン化カドミウム、
酸化鉛、硫化水銀等の無機光導電性材料を結着剤樹脂中
に分散含有させた感光層を導電性支持体上に設けた感光
体、又はアントラセン、ポリビニルカルバゾール等の有
機光導電性材料を必要に応じて結着剤樹脂中に含有させ
た感光層を導電性支持体上に設けた感光体が用いられる
。このような感光体の感光層表面に、例えばコロトロン
又はスコロトロン帯電器を用いてコロナ放電により全面
帯電を行い、次いでこれに光等により像様の露光を施し
て静電荷像を形成する。次いでこの静電荷像を、例えば
カスケード法又は磁気ブラシ法により、例えば本発明の
トナーと硝子玉又は鉄粉キャリアーとの混合体からなる
現像剤で現像してトナー像を形成する。このトナー像は
、例えばコロナ放電下に転写紙と圧着されて転写紙上に
転写される。この転写紙上に転写されたトナー像は離型
静を有するフッ素樹脂又はシリコーンゴムで被覆された
熱ロール定着器により加熱定着される。
の具体例を述べる。
ら磁性体を混合攪拌し、固液分散機で分散を行った後、
重合開始剤を溶解する。次にこの分散液を、リン酸カル
シウムを分散安定剤として水に加え、予備混合を行う。
吐出させて、予備混合液を懸濁分散させることにより、
粒径を調整し、その後懸濁重合を行う。
施すことによりトナーを得る。
、次の様なものが挙げられる。
三池製作所製)、マイルダー(■荏原製作所製) 、T
、に、ハイラインミル(特殊機化工業■製) 、T、に
、ホモミツクラインフロー(特殊機化工業■製) 、T
、に、パイプラインホモミクサー(特殊機化工業■製)
、T、に、ホモミンクラインミル(特殊機化工業■製
) 、T、に、ハイビスラインミクサー(特殊機化工業
■製) 、DISHO(コルマ社製)、静止羽根または
槽内形状による分散機としては、ALMホモジナイザー
(ゴーリン社製)、スタチックミキサーPSM (ペ
ッツホルト社製)、スルザーミキサー(スルーザープラ
ザース味製)、ハイミキサー(東し■製)、ノリタケス
タチックミキサー(ノリタケ−製)、T、に、フィスカ
リン(特殊機化工業株製) 、T、K。
。
)及び乳化ノズル(中国火薬■製)等がある。さらに好
適には、渦巻ノズルを備えたハイドロシャー(ゴーリン
社製)等がある。
ために、微小化操作を行い、粒径及び標準偏差を制御し
、分散安定剤として用いることにより、トナー粒径の分
布の均一化が可能になる。
剤として使用することにより、分散安定剤の重合性単量
体組成物への吸着が効果的に行われ、組成物の分散性が
増加するので、懸濁重合において重合単量体組成物の高
濃度化が可能となり、且つ生産性が向上し、更に分散安
定剤の使用量の低減が可能になる。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
スーパータイト(ヒドロキシアパタイト100重量部に
水900重量部を混合したスラリー)〕をユニバーサル
ミル(三井三池化工機■製)を用いて、4時間粉砕し分
散安定剤液とした。粒径を遠心沈陳式粒度測定器(堀場
製作所製、CAPA−700型)にて測定した。粉砕前
の分散安定剤の平均粒径は0.98μm、標準偏差は0
.71μm、また粉砕後の分散安定剤の平均粒径は0.
46μm、標準偏差は0.34μmであった。
部、カーボンブラック(三菱化成■製、#44) 6部
、低分子量ポリエチレン(三井石油化学工業■製、三井
ハイワックス1120H) 2部、帯電制御剤(採土ケ
谷化学■製、アイゼンスピロンブラックTRH) 1.
5部の混合物をアトライター(三井三池化工機■製)で
10時間分散した。
部を溶解した後、粉砕処理を行った分散安定剤液100
部、及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.0
5部の水溶液160部に加え、混合、攪拌した。次にこ
の混合液を、渦巻法外径の最大径部分D++imxが2
0mm、最小径部分 D−1が1.0mm(Dsin
/D□、 =0.05)である渦巻ノズルを用いて、渦
巻ノズルの最外径の接線速度が1.5w/sec、 、
吐出圧力8kg/c+n”Gの条件で吐出させて、懸濁
分散させた。この懸濁液をセパラブルフラスコ中、通常
の撹拌機にて1100rp+の攪拌速度で、窒素雰囲気
下、75°Cで8時間重合反応を行わせた。さらに、塩
酸洗浄、水洗を行った後、40℃にて減圧乾燥器で10
時間乾燥させた。
ター(TA−It型、アパーチャー径50μm)で測定
した。
27.7%であった。
同じ方法で行った。
20μmであり、得られたトナーは実施例1と比較して
も、さらに小さく且つシャープな粒径分布であった。
例1と同じ方法で行った。
.71μmであり、得られたトナーの平均粒径は6.3
7μm、変動係数は34.5%であった。
モジナイザー(ゴーリン社製)を使用し、吐出圧550
Kg/cm” Gで9回分散を繰り返した分散安定剤液
を使用する以外は、実施例1と同じ方法で行った。
41amであり、得られたトナーの平均粒径は5.66
μm1変動係数は33.1%であった。
原製作所製)を使用する以外は比較例1と同じ方法で行
った。
.71μmであり、得られたトナーの平均粒径は6.8
6μm1変動係数は41.8%であった。
た変動係数も実施例が最も小さく、さらに9.68μm
以上の割合は、実施例が極端に少なく 、2.29μm
以下の割合は、殆ど差がないことが判る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 帯電制御剤及び着色剤を含む重合性単量体組成物を
水性媒体中で分散安定剤を用いて分散させた後、懸濁重
合させて静電荷像現像用トナーを製造する方法に於いて
、平均粒径0.05〜0.6μm、標準偏差0.05〜
0.45μmに微小化した難水溶性無機化合物粉末を分
散安定剤として用いることを特徴とする静電荷像現像用
トナーの製造方法。 2 分散工程が重合性単量体組成物を水性媒体中で加圧
下で旋回させた後、低圧部へ吐出させることにより行わ
れる請求項1記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。 3 難水溶性無機化合物粉末の微小化が湿式媒体攪拌粉
砕機を用いる湿式粉砕により行われる請求項1又は2記
載の静電荷像現像用トナーの製造方法。 4 難水溶性無機化合物がリン酸カルシウムである請求
項1乃至3の何れか1項記載の静電荷像現像用トナーの
製造方法。 5 分散安定助剤として更に界面活性剤を用いる請求項
1乃至4の何れか1項記載の静電荷像現像用トナーの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2328299A JP3063913B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2328299A JP3063913B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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