JPH04193859A - 1,4‐ジアミノベンゼンスルフォン酸の製造方法及び精製方法 - Google Patents

1,4‐ジアミノベンゼンスルフォン酸の製造方法及び精製方法

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JPH04193859A
JPH04193859A JP32079690A JP32079690A JPH04193859A JP H04193859 A JPH04193859 A JP H04193859A JP 32079690 A JP32079690 A JP 32079690A JP 32079690 A JP32079690 A JP 32079690A JP H04193859 A JPH04193859 A JP H04193859A
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diaminobenzenesulfonic
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diaminobenzene
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Masataka Izuhara
出原 正孝
Fushiji Kosa
幸佐 節司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、染料の中間体として工業上有用な1゜4−ジ
アミノベンゼンモノスルフォン酸の製造方法及び精製方
法に関する。
[従来の技術] 1.4−ジアミノベンゼンスルフォン酸は染料の中間体
として工業的に利用価値の高いものであるが、従来はパ
ラクロールニトロベンゼンを原料として、これをスルフ
ォン化し、次いでクロール基を高圧化でアミノ基に変え
、さらにニトロ基を還元して、1,4−ジアミノベンゼ
ンスルフォン酸を得ていた。しかしながらこの方法は、
反応工程が多く、各工程毎に反応物を取り出すため、廃
液処理に困難な問題があり、且つ収率も高いとは言えな
い等の問題が有った。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は1.4−ジアミノベンゼンスルフォン酸
を簡便に、且つ高収率で製造する方法、及び精製方法を
提供することである。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明者らは、
1,4−ジアミノベンゼン−2,6−ジスルフォン酸が
濃硫酸中高温で容易に加水分解されてモノスルフォン酸
が得られることを見出し、本発明を達成した。
即ち、第1の発明は、1.4−ジアミノベンゼン−2,
6−ジスルフォン酸を濃度90〜98%の硫酸中で12
0〜150℃の範囲の反応温度で処理して脱モノスルフ
ォン化加水分解することを特徴とする1、4−ジアミノ
ベンゼンスルフォン酸の製造方法であり、さらに第2の
発明は、不純物を含有する1、4−ジアミノベンゼンス
ルフォン酸をアルカリ金属塩として水に溶解し、有機酸
で酸析することを特徴とする1、4−ジアミノベンゼン
スルフォン酸の精製方法である。
第1の発明において使用する1、4−ジアミノベンゼン
−2,6−ジスルフォン酸は、合成繊維原料として量産
されている1、4−ジアミノベンゼンを原料として、発
煙硫酸で選択的に合成したものを用いると良い。この場
合、1.4−ジアミノベンゼン−2,6−ジスルフォン
酸を単離せず、その製造工程から連続して1,4−ジア
ミノベンゼンスルフォン酸の製造を行うこともできる。
使用する硫酸の濃度は90〜98%、好ましくは95〜
98%を用い、1.4−ジアミノベンゼン−2,6−ジ
スルフォン酸に対して数モル倍以上、好ましくは8〜1
2モル倍用いる。
また、反応温度は120〜150℃、好ましくは135
〜137℃で行う。
脱モノスルフォン化反応が終了したら、系を約100℃
に冷却後、硫酸濃度が50%になるように水を加えてさ
らに冷却すると、1,4−ジアミノベンゼンスルフォン
酸が析出する。
得られた1、4−ジアミノベンゼンスルフォン酸の粗製
品はさらに第2の発明により精製される。その方法は、
粗製品をアルカリ金属塩として水に溶解し、有機酸で酸
析するものであるが、用いる有機酸としては蟻酸、酢酸
、プロピオン酸が挙げられ、中でも酢酸が好ましい。
具体的には、粗製品を水に溶解し、水酸化ナトリウム等
の水溶液を加えて中和した後、有機酸を添加して目的の
結晶を析出させれば良い。
[実施例] 実施例1 ジアゾ分析による純度が98.8%である1、4−ジア
ミノベンゼン−2,6−ジスルフォン酸33g  (0
,1モル)を98%硫酸toog(1モル)に仕込み、
135℃に昇温した後、135〜138℃に保ちながら
2時間撹拌して反応させた。
上記反応液を100℃まで冷却し、1’00m1の水を
注入すると液温は100〜110℃となり、結晶が析出
し始めた。30℃まで冷却した後ろ過し、40m1の水
で洗浄して70℃で乾燥し、182gの結晶を得た。こ
の粗製品の収率は84.4%、HPLC分析より、1.
4−ジアミノベンゼン−2,6−ジスルフォン酸0.4
%、1.4−ジアミノベンゼン−2,5−ジスルフォン
酸0.9%が含有されていた。
実施例2 28%発煙硫酸471.4g (1,65モル)を仕込
んだ1!四つロフラスコを20℃の冷水で外部冷却して
系の温度を35℃以下に保ちながら、1,4−ジアミノ
ベンゼン54g  (0,5モル)を1時間かけて加え
た。
徐々に105℃まで昇温し、そのまま11時間撹拌して
、1,4−ジアミノベンゼン−2,6−ジスルフォン酸
を主成分とする反応生成物を得た。
この系を90℃まで冷却し、そのまま冷却し液温を10
0℃以下に保ちながら水20m1を滴下した。この水を
加えたことにより系内の硫酸濃度は100%になった。
次いで水25m1を冷却せずに滴下した。
液温は135℃付近まで上昇し、そのまま135〜13
7℃に保ちながら2時間撹拌した。次に冷却しながら水
425m1を加え、約30℃になると結晶が析出し始め
たのでそのまま1時間以上撹拌を続けた後、1夜放置し
、ろ過した接水50m1で洗浄して、1.4−ジアミノ
ベンゼンスルフォン酸の粗製品を得た。この粗製品中に
は加水分解しにくい1,4−ジアミノベンゼン−2,5
−ジスルフォン酸が含まれているので精製を行った。
先ず粗製品を水250m1中に仕込み、常温で撹拌しな
がら、48%NaOH溶液160gを滴下し、pH5付
近で0.5gのハイドロサルファイドを添加してpH8
まで中和し、液温70℃で完全に溶解したことを確認し
た後、氷酢酸8gを30分かけて注入し、70℃で撹拌
した。次いで30℃まで冷却し、30分以上撹拌してか
ら析出した結晶をろ過し、水150m1で洗浄し、70
℃で乾燥して、1,4−ジアミノベンゼンスルフォン酸
731gを得た。この精製品のHPLCによる純度は9
8%、収率は76.2%であった。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によると、量産されている1、4−
ジアミノベンゼンを原料として、少ない工程で容易に、
且つ高収率で1,4−ジアミノベンゼンスルフォン酸を
製造できるため、経済的効率が高く、工業的にひじょう
に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)1,4−ジアミノベンゼン−2,6−ジスルフォン
    酸を濃度90〜98%の硫酸中で120〜150℃の範
    囲の反応温度で処理して脱モノスルフォン化加水分解す
    ることを特徴とする1,4−ジアミノベンゼンスルフォ
    ン酸の製造方法。 2)1,4−ジアミノベンゼンスルフォン酸をアルカリ
    金属塩として水に溶解し、有機酸で酸析することを特徴
    とする1,4−ジアミノベンゼンスルフォン酸の精製方
    法。 3)硫酸の濃度が95〜98%である請求項第1項記載
    の製造方法。 4)反応温度が135〜137℃である請求項第1又は
    第3項記載の製造方法。 5)有機酸として酢酸を使用する請求項第2項記載の精
    製方法。
JP32079690A 1990-11-27 1990-11-27 1,4‐ジアミノベンゼンスルフォン酸の製造方法及び精製方法 Expired - Fee Related JPH068273B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1308296C (zh) * 2003-12-03 2007-04-04 上海化学试剂研究所 2,5-二氨基苯基-1,3-二磺酸的纯化方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH068273B2 (ja) 1994-02-02

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