JPH04192310A - 高透磁率磁性材料の製造方法 - Google Patents

高透磁率磁性材料の製造方法

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JPH04192310A
JPH04192310A JP2318013A JP31801390A JPH04192310A JP H04192310 A JPH04192310 A JP H04192310A JP 2318013 A JP2318013 A JP 2318013A JP 31801390 A JP31801390 A JP 31801390A JP H04192310 A JPH04192310 A JP H04192310A
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oxide
magnetic material
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high permeability
oxide powder
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Hiroshi Oyanagi
大柳 浩
Norio Tsukiji
築地 憲夫
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Tokin Corp
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Tokin Corp
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は1通信機用磁性材料に関するものである。
[従来の技術] 従来1通信機用の磁性材料としては、主成分として、2
0〜30モル%のマンガン酸化物(M nOx)、20
〜30モル%の酸化亜鉛(ZnO)及び残部の酸化第二
鉄(Fe20i)、の各粉末が原料として使用されてい
る。この種の通信用磁性材料としては、近年のノイズ法
規制による周波数帯の拡大及び、小形化の要求に伴い広
い周波数帯域特性を持つ高透磁率材料が必要となってき
ている。
また、従来は、マンガン酸化物、酸化亜鉛、酸化第二鉄
の粉末原料を秤量混合後、予備焼成、粉砕、結合剤との
混合、プレス成形、焼成を経て完成品を得ている。
ところで1通信機用の磁性材料は、透磁率の高いことが
必要とされる。高い透磁率を得るためには1組成が均一
であること、焼結体の結晶粒が均一で、しかも粒径の大
きいこと、密度の高いこと。
焼結体中の空孔が少ないことなどが要求される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、これらの高透磁率材料では、不純物の磁
気特性に与える影響が非常に大きく、不純物の混入によ
って2粒界への析出、異常粒成長の促進、空孔の発生助
長などをきたし、磁壁の滑らかな移動を妨げ、透磁率の
低下を招くという欠点がある。従って、不純物混入のな
いよう十分注意する必要がある。
また、噴霧焼成工程において組成の均−化及び緻密化の
促進を図ろうとすると、異常粒成長を伴う焼結粒の成長
が起こり、焼結粒の均一な細大化が困難となる。そのた
め、焼成の前段階において。
−度予備焼成して組成の均質化及び粉末粒子径の制御を
行うことによって、異常粒成長を抑制するという非常に
手間のかかる方法がとられ1高コストの原因になってい
た。従って、不純物の混入を極力抑えねばならないこと
から、設備の選定には十分な配慮が必要であった。
更−に、従来の高磁性材料の製造方法で製造される噴霧
焙焼工程による酸化物の粉体ては、目標組成に合致させ
るのが難しく、主成分の酸化物の粉体による添加調整が
必要である。従って9組成の均一性を確保するためには
、上記と同様な問題を伴う。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、主成分として、20〜30モル%の酸
化マンガン(MnO)、20〜30モル%の酸化亜鉛(
Z n O)及び残部が酸化第二鉄(Fe2o3)を有
する高透磁率磁性材料において、マンガン、亜鉛及び鉄
の金属塩化物を前記主成分相当の割合で含む塩化物混合
液を得る混合工程と、当該塩化物混合液を噴霧液滴の流
れと熱媒体となるガスの流れが同じ方向になるように噴
霧焙焼する噴霧焙焼工程と、焙焼反応により生成した酸
化物の粉体の流れを前記ガスの流れと同じ方向になるよ
にして前記粉体の回収部まで導入する導入工程と、前記
酸化物の粉体を前記ガスより分離して回収する回収工程
とを有することを特徴とする高磁性材料の製造方法が得
られる。
[作用] 本発明に係る高透磁率材料の製造方法の一実施例による
噴霧焙焼工程により得られる酸化物粉体は、水溶液で混
合されるため2組成が均一で、しかも微粒となるので、
焼結性も良好である。従って噴霧焼成工程において1組
成の均一化1組成の結晶粒の均−肥大化、緻密化の3点
を同時に達成することが可能となるため、従来の予偏焼
成、微粉砕等の工程を簡略化でき、工程の簡略化によっ
て、不純物の混入を防ぐという面においても非常に有効
となる。
また2本発明による酸化物粒体に酸化ビスマスを添加す
れば、従来の方法において酸化ビスマスを添加するのに
比べて、均一な結晶粒の成長及び細大化が可能となるた
め、従来例に比べて広い周波数帯域を持つ高透磁率の酸
化物磁性材料が得られる。
更に、主成分塩化物溶液中にビスマスの化合物を添加し
、噴霧焙焼した原料を使用すればビスマスが均一に分散
し8組成及び組織の均一化向上が図れるので、更に透磁
率の高い酸化物磁性材料が得られる。
[実施例] 以下2本発明に係わる高透磁率磁性材料の実施例につい
て説明する。
[実施例1] 本発明の実施例1に係わる高透磁率材料の特性を表1に
示す。
表  1 表1においては、主成分が25.0モル%のM n 0
122.0%モル%のZnO,残部がFe2O,の磁性
材料であり、No、1は1本発明の実施例1による噴霧
焙焼工程によって得た酸化物粉末原料に、 0.03重
量%のBi2O,とバインダーとを混合し、プレス成形
、焼成したものである。No、2は、酸化マンガン、酸
化亜鉛、酸化第二鉄及び添加物である酸化ビスマスの各
原料粉末を混合、予備焼成し粉砕した後、バインダーを
混合しプレス成形、焼成したものであって、それらの測
定結果が示されている。
ここで、B1.は直流印加磁場が150eの時の最大磁
束密度、μlは初透磁率、  tan/δは相対損失係
数+t)10は相対ヒステリシス損失係数である。
μl +  tan/δμ++h+oは2周波数f−1
0kl(2の時の値である。この表かられかるように2
本発明の実施例1による高透磁率磁性材料のNo、1は
従来例のNα2に比べて良好な特性を示している。
第1図に1本発明の実施例1及び従来の酸化物磁性材料
の製造方法により作製した従来例2の初透磁率μ、の周
波数特性を示す。図中の番号は。
表1の番号に対応する。この図かられかるように。
本発明の実施例1に係るNo、1の初透磁率μmの周波
数特性が、従来例のN(L 2に比べ良好な特性を有し
ていることがわかる。
表1及び第1図の特性より分かるように1本発明は従来
の方法と比較して工程を簡略化でき、しかも同等以上の
高透磁率磁性材料が得られる。
[実施例2コ 本発明の実施例2に係る高透磁率磁性材料の特性を表2
に示す。
表  2 表2においては、主成分が25.0モル%のMn0゜2
2.0モル%のZnO,残部は53.0モル%のFe2
O、であり、N(L3は本発明の実施例2による主成分
溶液に、噴霧粉末中のビスマス量が、Bi2O、相当で
0.03重量%となるようにBi2O,を添加した後、
噴霧焙焼により得られた酸化物原料に。
そのままバインダーを混合し、プレス成形、焼成したも
のである。従来例のN(L 4は、酸化マンガン。
酸化亜鉛、酸化第二鉄及び添加物である酸化ビスマスの
各原料粉末を混合、予備焼成し粉砕した後。
バインダーを混合しプレス成形、焼成したもので。
それらの測定結果が示されている。
ここでμl、tanδ/μ、h+oは9周波数f−10
kHzの時の値であり、B1.は、直流印加磁場150
eの時の最大磁束密度である。
又、第2図には2本発明及び従来の酸化物磁性材料の製
造方法により作製した隘3及び磁4の初透磁率μmの周
波数特性を示した。図中の番号は。
表2の番号に対応する。
表2及び第2図の特性より分かるように9本発明の実施
例2は、従来例4と比較して工程を簡略化でき、しかも
同等以上の高透磁率磁性材料が得られる。
[実施例3コ 本発明の実施例3に係わる高透磁率磁性材料の特性を表
3に示す。
以下余日 表  3 表3においては、主成分が25.0モル%のMn0゜2
2.0モル%のZnO,残部は53.0モル%のFe2
O、を含む磁性材料であり、N[L5は2本発明の実施
例3による主成分溶液に、噴霧粉末中のビスマス量が、
Bi2O,相当で0.03重量%となるようにB i 
C1) sを添加した後、噴霧焙焼により得られた酸化
物原料に、そのままバインダーを混合し。
プレス成形、焼成したものである。従来例のNα6は、
酸化マンガン1酸化亜鉛、酸化第二鉄及び添加物である
酸化ビスマスの各原料粉末を混合、予備焼成し粉砕した
後、バインダーを混合しプレス成形、焼成したもので、
それらの測定結果が示されている。
ここでμ’ +  tanδ/μ+hl。は1周波数f
−10kHzの時の値であり、B、5は、直流印加磁場
150eの時の最大磁束密度である。
又、第3図には9本発明の実施例3及び従来の酸化物磁
性材料の製造方法により作製した高透磁率磁性材料の初
透磁率μmの周波数特性を示した。
図中の番号は2表3の番号に対応する。
表3及び第3図の特性より分かるように1本発明の実施
例3は、従来の方法と比較して工程を簡略化でき、しか
も同等以上の高透磁率磁性材料が得られる。
[実施例4コ 本発明の実施例4に係る高透磁率磁性材料の特性を第4
図に示す。
第4図においては、主成分が25,0モル%のMnO,
22,0モル%のZnO,残部は53,0モル%のFe
2O,を含む磁性材料である。第4図は、主成分溶液を
噴霧焙焼工程により得られた酸化物粉体に、Bi2O3
及びバインダーを添加した後、成形プレス、焼成した酸
化物磁性材料における初透磁率μmとBi、O,の添加
量との関係を示している。ここでμ、は5周波数f−1
0kHzの時の値を示している。
第4図より、Bi2O,の添加量が0.05重量%まで
は、μ、は増大傾向にあるが、 0.05重量%を超え
るとμmは急激に低下することがわかる。μmのレベル
が0.05重量%を超えると低下するのは。
空孔の数の増加に伴う磁壁移動の防げ1あるいは不均一
粒成長による結晶粒子への歪のためと考えられる。この
ことから、Bi2O,を0.05重量%(0%を含まず
)の範囲で添加することにより。
無添加のものに比べ高い透磁率を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、従来法に比ベニ程
を簡略化することができるため、低コストで、しかも透
磁率の高い通信機用の磁性材料を提供できる。
以下余白
【図面の簡単な説明】
第1図は、各種材料の初透磁率μmと各周波数f  (
kHz)との関係を示した図である。図面上の番号は表
1と対応する。 第2図は、各種材料の初透磁率μmと各周波数f  (
kHz)との関係を示した図である。図面上の番号は表
2と対応する。 第3図は、各種材料の初透磁率μ、と各周波数f (k
Hz)との関係を示した図である。図面上の番号は表3
と対応する。 第4図は、初透磁率μmとBi2O,の添加量との関係
を示している。ここでμmは2周波数f−10kHzの
時の値を示している 第1図 312図 f(周t1 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.主成分として、20〜30モル%の酸化マンガン(
    MnO),20〜30モル%の酸化亜鉛(ZnO)及び
    残部が酸化第二鉄(Fe_2O_3)を有する高透磁率
    磁性材料において,マンガン,亜鉛及び鉄の金属塩化物
    を前記主成分相当の割合で含む塩化物混合液を得る混合
    工程と,当該塩化物混合液を噴霧液滴の流れと熱媒体と
    なるガスの流れが同じ方向になるように噴霧焙焼する噴
    霧焙焼工程と,焙焼反応により生成した酸化物の粉体の
    流れを前記ガスの流れと同じ方向になるよにして前記粉
    体の回収部まで導入する導入工程と,前記酸化物の粉体
    を前記ガスより分離して回収する回収工程とを有するこ
    とを特徴とする高磁性材料の製造方法。
  2. 2.請求項1記載の高磁性材料の製造方法により製造さ
    れる前記酸化物の粉体を原料とし,添加物として0.0
    5重量%以下(0%を除く)の酸化ビスマスを含むこと
    を特徴とする高透磁率磁性材料。
  3. 3.請求項1記載の高透磁率磁性材料の製造方法におけ
    る前記第1の工程は,前記塩化物混合液中に,ビスマス
    化合物(塩化ビスマス,酸化ビスマス等)を溶解混合す
    ることを特徴とする高透磁率磁性材料の製造方法。
  4. 4.請求項3記載の高透磁率磁性材料の製造方法により
    製造されることを特徴とする高透磁率磁性材料。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101912963A (zh) * 2010-08-26 2010-12-15 江苏省晶石磁性材料与器件工程技术研究有限公司 一种磁性材料磨加工废料的回收方法

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JPH01192708A (ja) * 1988-01-28 1989-08-02 Nittetsu Kakoki Kk 複合酸化物粉体の製造方法

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