JPH04191707A - プラスチツク光フアイバ及びその製造法 - Google Patents

プラスチツク光フアイバ及びその製造法

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JPH04191707A
JPH04191707A JP2320621A JP32062190A JPH04191707A JP H04191707 A JPH04191707 A JP H04191707A JP 2320621 A JP2320621 A JP 2320621A JP 32062190 A JP32062190 A JP 32062190A JP H04191707 A JPH04191707 A JP H04191707A
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polymer
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sheath
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隆 山本
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島田 勝彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は500m以上の長距離の光伝送ができ難燃特性
をも備えたプラスチック光ファイバC:間するものであ
り、とくに曲げた場合においても芯−鞘界面剥離を起さ
ないハンドリング特性を備えたプラスチック光フアイバ
コードするものである。
〔従来の技術〕
従来開発されてきた光ファイバとしては、広い波長領域
に亘って優れた光伝送を行なうことができる無機ガラス
系光学繊維が知られているが、この光ファイバは加工性
が悪く、曲げ応力が弱いという難点があり、より加工性
のよい光ファイバとして、プラスチックを基材とする光
ファイバが開発さn、実用化きれている。
このプラスチック光ファイバは、屈折率が大きく、かつ
光の透過性が良好なポリメタクリル酸メチル(以下PM
MAという)、ポリカーボネート(以下pcという)等
の重合体よりなる芯材(コア)と、これよりも屈折率が
小きくかつ透明な含フツ素ポリマー等の1合体よりなる
鞘材(クラッド)とを基本構成単位としているコア・ク
ラッド型の光ファイバ(光フアイバ素線)があり、更に
光フアイバ素線に機能性保護層を設けたバルクファイバ
、光フアイバ素線をジャケット材で被覆した光フアイバ
コード、及びバルクファイバの集合体である集合ファイ
バ、更l二はバルク光ファイバにテンションメンバー等
を投げた光フアイバケーブルなどが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、こtら従来開発4nてきたオールプラスチック
光ファイバは芯を構g、する重合体がその分子内ζ二C
−H結合を多斂宵し、七〇C−H結合の伸縮、振動によ
る光吸収が低波長@域に存在し、その5〜8倍廿が近赤
外、可視領域、すなわち400nm以上の波長領域にも
存在し、この波長領域での光伝送損失が大きな原因とな
っていた。例えばポリメチルメタクリレートを芯とする
光ファイバのC−■結合に基ずく光吸収による伝送損失
は650nmの波長において約100 dB/に一、 
 780 nmの波長f:おいて約4し 400dB/IJとなる。ポリメチルメタクリレート中
のH原子を重水素ζ装置き換えたds−PMMAを芯と
する光ファイバの光伝送損失は780nmの波長におい
て50dB/ムとされているが、この型の光ファイバは
ds−PMMAが高い吸水率を備えているため、経時的
に芯が吸水し、その光伝送損失が経時的C:増大すると
いう難点があった。
近赤外領域で発光し、かつ、高出力で高速データ伝送を
行ない得るLEDが低コストでかつ、大量に生産されて
いるが、従来開発さr。てさたオールプラスチック光フ
ァイバはこれらの近赤外発光可能なLEDを光通信用光
源として使えないため、100mを趣える光伝送を1本
の光ファイバで行なうことは難しいためプラスチック光
ファイバを用いたLANの開発も遅れている現状にある
。そこで近年、近赤外領域の光の伝送を行ない得るプラ
スチック光ファイバの開発も検討されており、例えばg
p340557(特開昭1−3)4206)公報及びE
P340555 (特開平2−12206号)公報には
α−フルオロアクリル酸のフルオロアルキルエステル重
合体を芯とし、フッ化ビニリゾ/−テトラフルオコエチ
レン系コポリマを鞘とする光ファイバの発明が示されて
いる。この光ファイバは近赤外領票の波長の光の伝送を
一応行なうことができるが、芯形成用重合体と鞘形成用
重合体との屈折率差を大きくとることができないため、
低開口角の光ファイバとなり、大量のデータ伝送を行な
い得る光ファイバとしては十分なものとはいえない。ま
たこの型の低開口角光ファイバは折り曲げにより光フア
イバ側面より光が漏れることを防止できず、データ伝送
用光ファイバとしては未だ不十分である。更ζニフッ化
ビニリデンーテトラフルオロエチレン系重合体は完全な
アモルファスポリマではないためわずかな光吸収性及び
光乱反射特性を有しており、該ポリマを鞘としたオール
プラスチック光ファイバはその光伝送特性が必ずしも十
分ではないという難点がある。
〔課題を解決するための手段〕 そこで本発明者等は上記課題を解決し得たオ−ルプラス
チック元ファイバを見出すべく検討した結果、本発明を
完成したものであり、その要旨とするところは下記式(
1)で表わされるα、β−不飽和モノカルボン酸のフッ
化アル千ルエステルを主構成成分とする屈折率旧の重合
体を芯とし、パーフルオロ(2,2−ジメチル−1,3
−ジオキソール)と少なくとも1コの他の共重合可能な
エチレン系不飽和単量体との共重合体であり芯を構成す
る重合体よりも低い屈折率12を有する重合体を鞘とし
、nl−12≧0401なる条件を満足した芯−鞘型光
ファイノ(とじ、その外周に保護層を設けたオールプラ
スチック光ファイバにある。
CY 2 :C−C−0Rf         (11
式中XはH、CH3、D 、 F 、 C7又はCF3
を、YはH又はDを、Rfは直鎖状又は分 枝状フルオロアルキル基を示す 従来開発されてきたオールプラスチック光ファイバの芯
を構成する重合体はその分子内に多くのC−H結合を有
するがゆえ、その伝送損失は大きくl−以上の長短11
諷送を行な−うるものとはなっていない。これに対し本
発明で用いるで重合体はC−4結合が少なくc−p結合
を多く含む弗素含量の多い分子にて構成されているため
C−H結合数を極力減少醤せ、その振動、伸縮に基因す
る光の吸収損失を大幅ζ二低減し得たものと収し得てい
る。また芯用重合体中の弗素含量を多くすることC二よ
り、その吸水率は極めて小ざく、それ故該1合体を芯と
する光ファイバの吸水による光吸収をも低減することが
できた。芯用重合体分子中の弗素含量が多くなるとその
重合体の屈折率が、J−A<なり、鞘材の選定が困難と
なるのであるが、本発明者等は屈折率の低い透明な鞘材
として、パーフルオロ(2゜2−ジメチル−1,3−ジ
オキソール)と他の少なくとも1aiのエチレン性不飽
相単量体との共重合体を用いうろことを見出した。
本発明を実施するに際して用いる芯用重合体は、次の一
般式(1) %式% (式(lpX、Y、Rfl:前記ニ同シ)で表わきれる
単量体の単8M合体又は他のコモノマとの共重合体であ
る。
式tl+で表わGnるモノマーの具体例としてはRfが
フルオロアルキル基又はパーフルオロアルキル基である
アクリレート類、α−フルオロアクリレート類、α−ク
ロロアクリレート類又はメタクリレート類である。Rf
基としては−(CHz)Iln(CFz)nz(式中m
は0〜2の整数、nは1〜12の整数、2はH又はFを
示す)で表わさiる直鎮フルオロアルキル基、 −CH2C(CF3)2 A (式’FAはH,D、!
、脂肪族又は脂環アルキル基又は芳香族アルキル基を示
す)或いは−C(CF3)zA (Aは前記i1同じ)
等を挙げろことができるが、これらモノマーに限定され
るものではない。
芯用重合体は一般式(1)で示すモノマー単位を少なく
とも30モルチ以上、好しくは75モルチ以上含むもの
とするのがよい。当該モノマー単位含有量が30モルチ
未滴の重合体はそこC1含まれるC−H結合量が増大し
、かつ吸水率も高くなるため、該重合体を芯とする光フ
ァイバは光伝送特性の良好な光ファイバとすることが難
しい。一般式(1)のモノマーと共重合可能な他のモノ
マーとしてはエステル基がメチルエステル、エチルエス
テル、ブチルエステル、t−ブチルエステル、シクロヘ
キシルエステル、フェニルエステル、インボルニルエス
テルl’c−アロメタクリレート類又はアクリレート類
、マレイミド、フェニルアレイミド、アクリル酸、メタ
クリル醗、イタコン酸、スチレン、α−メチルスチレン
、p−クロルスチレン、アクリロニトリル、酢醗ビニル
などを挙げることができる。
本発明を実施するに際して用いる芯用重合体は、該重合
体を芯とする光ファイバの光伝送特性を向上させろため
、そこに含まれる異物の戸過が容易であること、また、
該光ファイバの可撓性を良好なものとするには、そのガ
ラス転移温度は150℃以下、とくl11406〜0℃
の範囲のものとするのが好しい。このような異物の濾過
特性の良好な重合体を芯とする光ファイバは極低損失の
光ファイバであり、可碑性、ノ・ンドリング性l:優れ
ているのでLAN、FA等を始めとする光通信用光ファ
イバとして利用することができる。
芯形成用重合体中に含まする径05μm以上の異物は該
重合体を芯とする光ファイバの光伝送特性を2るしく低
下させるものであり、1−以上の光伝送を行わしめる光
ファイバとしては好しくない。該重合体中の異物含有量
としてはポリマ1g当り10.000ケ以下のものとす
るのがよい。異物含有量の少ない重合体を作るには使用
する重合触媒、モノマ、分子量調節剤、或いは重合媒体
等を蒸留法、膜フィルターによる戸適法、昇華精製法等
(二より精製しておくことが好しい。また、重合雰囲気
も密閉系でダストフリーな状態で行なうのがよい。更C
二、1合体を紡糸するに際し、予め、暁結体フィルター
で濾過するのも優れた方法である。
ポリマー中に含オれる異物量の測定は、ポリマーの01
重量%溶液を試料として用意し、この試料1gを液体微
粒子カウンター(HIAC/ROYCOLiguid 
Fine Particle counter: Hf
AC/ROYCO株式会社製)(二て、そこ2二含1れ
る微粒子数を測定することC二より得られる値である、
本発明を実施するC1際して用いる芯用重合体の屈折率
Naは1.33〜1.46と比較的低いものである。そ
こで本発明を実施する(1際して用いる鞍形成用重合体
の屈折4 N bは1.29〜1.35の範囲を二あり
、かつ、Na−Nb上001好しくは003以上なる条
件を満足する重合体である必要がある。
本発明を実施する(1際して好しく用い得る鞘用重合体
はパーフルオロ(2,2−ジメチル−1゜3−ジオキソ
ール)と他の共重合可能なエチレン性不飽和単量体との
共重合体である。本発明を!l!施するに際して用いる
パーフルオロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオキンー
ル)は例えば米国特許第3865845号公報ζ二記載
さnた方法によって合成することができる。また、その
共重合体は、例えば米国特許、J 3978030号公
報に記載された方法によって製造することができる。
パーフルオロ(2,2−ツメチルオキソール)と共重合
可能なエチレン系不飽和単量体としてハ、側光ばエチレ
ン、プロピレン、インブチレン、ブテン−1、メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニル
エーテル、ブチルビニルエーテル、CF2 =CF、、
CHF’ = CF2、CH2=CF2、CH2:CH
F、  CC1=CF2、CHCノーCF2、CH2=
CF2、CC1F=CCAF、 CHF=CCノ2、C
H2=CC1F、CCj! =CCAF等、 フルオロ
プロピレン系化合物例えばCF3CF=CF2、CF3
CF=CHF、さらに官能基を有する単量体、例えばパ
ーフルオロ(アルキルビニルエーテル)、メチル−3−
(1−(−ジフルオロ〔(トリフルオロエチニル)オキ
シコメチル) −112,2,2−テトラフルオロエト
キシ)2 + 2 + 3 + 3−テトラフルオロプ
ロ/ζノ二一ト、2−(1−(ジフルオロ4()リフル
オロエチニル)オキシ、1メチルi−1,2,2,2−
テトラフルオロエトキシ)11112 g 2−テトラ
フルオロエタンスルボニル・フルオライド等をその具体
例として挙げることができる。
上記鞘用重合体は屈折率が1.29〜1.35で非品性
で高い透明性を有する重合体であることが必要である。
このような!性を備えた鞍形成用重合体とするには、パ
ーフルオロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール
〕の重合割合は20〜100モル優、好しくは25〜9
9,7モル優の範囲とするのがよい。
鞍形成用重合体の強じん性を保持した′1ま、その熱流
動性を改良する(二は数平均分子ii 1.5万以上の
パーフルオロ(2,2−シ) fk−1,3−ジオキン
ール〕の重合体に対し、可塑効果を有する数平均分子量
10,000以下の可塑剤、すなわちパーフルオロアル
キルエーテルを重合体に対し1〜50重量憾、好しくは
5〜30重量憾の割合で加えるのがよい。この可塑剤は
浸み出し現象の極めて少ないものであり、本発明の実施
l1当っては好しいものであり、 F+CF2CF:+0−)nCF2CF3. F+CF
−CF20−)nCF2CF3 。
CF3 Fs CF2CF3 等f)パーフルオロアルキルエーテル類
、テトラヒドロフラン、パーフルオロアルキルオキソー
ル類などをその具体例として挙げることができる。
本発明プラスチック光ファイバは上記芯−鞘構造の外層
に保護層を有するという特徴を有する。上記芯と鞘はそ
の密着性にやや難点があり、曲げ程度では両者間の界面
剥離は起らないが、機械的な衝撃やしごきなどが加えら
れると鞘がはくすし光伝送性が損われるという難点もあ
り、プラスチック光ファイバの大きな特徴である良好な
加工性を大きく損なうものである。
本発明の光ファイバは鞘の外層に保護層を設けることに
より光ファイバの可とり性を大きく向上させ得ることが
できた。本発明を実施するに際して用いる保護層形成用
重合体は、破断伸度が10嘔以上の重合体が好ましい。
例えば、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重
合体(破断伸度40%)、スチレン−ブタジェン共重合
体(同100%)、エチレン−ビニルアルコール共重合
体(同200%)、エチレン−塩化ビニル共重合体(同
170%)、エチレン−ビニルアセテート共重合体(同
5oon)、アイオノア−(同370%)、ポリメチル
ペンテ/(同10%)、ポリエチレン(同600%)ポ
リプロピレン(liJ60%)、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体(同500%)、ポリカーゲネート(同1
00チ)、ポリアミド(同100慢)、ポリオキシメチ
レン(同60%)、ポリエチレンテレフタレート(Ij
J350%)、ポリブチレンテレフタレート(同350
%)、ポリウレタン(同500チ)、耐衝撃性ボリスチ
1/ン(同60%)、ポリビニリデンクロライド(同1
50%)、ポリ7りIJL/−ト(1’1J50%)ポ
リエーテルスルホン(同60%)、ポリフェニレンオキ
サイド(同60%)、ポリスルホン(同604 )、各
種熱可塑性ニラストアー(同500〜700ts)、ポ
リフッ化ビニリデンあるいはその共重合体(同200〜
400%)、長鎖フルオロアルキルメタクリレート重合
体(同20%)、フルオロアルキルアクリレート114
体(M300G)、α−フルオロアルキルアクリレート
重合体(同20%)、ポリクロロトリフルオロエタンあ
るいはその共重合体(同100〜200憾)、アルキル
アクリレート重合体(同70(1)、長鎖アルキルメタ
クリレート(同50s)、架橋型エポキシアクリレート
、ウレタンアクリレートなどが例示されるが特にこれに
限定されない。また保護層の厚みに関しては11m以上
100声m以下であることが好ましい。保護層の厚さが
1μm未満の光ファイバはその可と5性が充分でなく、
曲げた際、鞘のはくりが生じ易くなり、保護層厚が11
0Oxを纏えた光ファイバはその光入射面での芯の断面
積占有率が少なくなり、光ファイバへの入射光量が制限
されることになり光通信用光ファイバとしての特性が損
われる、また、クラッド内を伝搬する光(クラッド・モ
ード)C二よるノイズを消去させるためには、鞘材重合
体の屈折率N2と保護材重合体の屈折4n3がn3  
f1220.05なる条件を満たせしめるのがよい。
本発明のプラスチック光ファイバを製造する方法として
は同心円型3層複合溶fI!i紡糸法C二で芯−鞘一保
護層よりなる本発明の光ファイバを成形する方法、まず
同心円型2層複合溶融紡糸法にて芯−鞘構造を成形し、
さらにその外層にソルベント・コーティングあるいは光
、熱硬化型保護材にて保護層を被覆する方法あるいに芯
ファイバを溶融紡糸し、その外層に鞘、及び保護層をソ
ルベント・コーティングあるいは光、熱硬化型樹脂によ
り順次1層ずつ被覆する方法、また同心円型2層複合溶
融紡糸Cて芯−鞘構造を成形し、更にその外周に保護層
をam被覆する方法などをとり得るがその生産性及び得
られた光ファイバの線径変動の低減、伝送損失変動の均
一性を確保するためには芯、鞘保護を同心円型3層複合
溶融紡糸にて成形する方法が特に好ましい。
〔発明の効果〕
本発明によると1−以上の光伝送可能なプラスチック光
ファイバであり、かつ、ハンドリング性の極めて良好な
光ファイバが得られ、従来不可能であったとされるLA
N、Fム等の光ファイバによる構築をなし得るという大
きな特徴を本発明は発揮する。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
〔実施例〕
実施例1 使用するモノマー類はすべて常法に従かい充分精製し、
蒸留後すぐl二側用した。
トリフルオロエチルメタクリレ−) 70 mol唾、
メチルメタクリレート30mall、よりなる単量体混
合物100部に対してD−オクチルメルカプタン0.1
5重量%、ジターシャリブチルパーオキサイド30 p
pmを添加した混合物を膜厚0.02μのテトラフルオ
ロエチレン製膜フィルターにて濾過し、150℃でN2
加圧下5時間重合し、重合率47嘩のシラツブを得、こ
の7ランプを連続的に脱揮押出機に供給し、残存モノマ
ー量0.5S以下としたポリマーを210℃に加温した
紡糸器の芯材供給部に供給した。
得ら九たポリマーはガラス転移@度96℃(DSCにて
測定)、屈折41.424であった。一方、パーフルオ
ロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)/テト
ラフルオロエチレン=50750mol噂の共重合体を
溶融押出機により!!!融し、上記紡糸器の鞘材供給部
に供給した。得られたポリマーはガラス転移点110℃
、屈折率1、308であった。
また、フッ化ビニリデン80 mol % sテトラフ
ルオロエチレン20 mol ’によりなる共重合体を
溶融押出機により溶融し、上記紡糸器の保護材供給部l
二供給した。得ら八たポリマーは屈折第1.403であ
った。紡糸器内の3層複合紡糸ノズルにて芯−鞘一保、
f!IIII造とし、芯径980am s厚5μm保護
厚5保護外径1mφの光ファイバを得た。得らnた光フ
ァイバの伝送損失は650部mCおいて97 dB/K
m、770部mにて3.650dB/Is、950部m
にて813 dB/raと非常に少ないものであった。
得らnた光ファイバを50℃951RHの湿熱条件下で
24時間放蓋した後の光ファイバの伝送損失は770部
mにおいて386 dB/−と伝送損失増加の少ないも
のであった。また、得られた光ファイバを10mmφの
欅に巻き付けたところ、鞘のはくりなど外観省化は全く
無く、機械的強度に優れたものであった。
比較例1 実施例1と同様の芯、鞘形成用重合体を用い芯−鞘型2
層複合紡糸法にて芯径990声m1鞘厚5μmの光ファ
イバを得た。得られた光ファイバの伝送損失は650n
rnr二おいて95dB/ム、770 nmにおいて3
78 dB/Km、950部mC$いて820 d B
 / Ila  と非常に少な論ものであったがlQ:
nrnφの棒に巻き付けると鞘のはくりが生じ、可とう
性にとぼしいものであった。
実施例2 使用するモノマー類はすべて常法に従かい光分C二清裏
し、蒸留後すぐに使用した。
α−フルオロ1,1.1,3,3.3−ヘキサフルオロ
イソプロピルアクリレート100重量部に対してn−オ
クチルメルカプタン0.3重量部、ジターシャリブチル
パーオキサイド18 ppmを添加した単量体混合物を
膜厚0.02μのテトラフルオロエチレン製膜フィルタ
ーにて濾過し、150℃のN2加圧下3時間重合し、重
合454嘩のシラツブを得、この72ツグを連続的I:
脱脱揮押出機供給し、残存モノマー量0.5−以下なる
ポリマーとし、このポリマーを180℃に加熱した紡糸
器の芯材供給部≦:供給した。得られたポリマーはガラ
ス転移温度103℃、屈折皐1、356であった。一方
、パーフルオロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ール)/テトラ7Altロエチレン=50150mol
 嘩の共重合体(nD 1.308 )を溶融押出機に
より溶融し、上記紡糸器の鞘材供給部C二供給した。
また、ビスフェノールム型ポリカーボネート(粘度平均
分子量19.000)を浴融押出機により溶融し、上記
紡糸器の保護材供給部に供給した。紡糸器内の3層複合
紡糸ノズルにて芯−鞘−保護構造とし、芯径970μm
、鞘厚5μm、保護厚10.mm、外径1nxnφの光
ファイバを得た。
得られた光ファイバの伝送損失は650nm(二おいて
76+dB/に@、770nmにおりて94dB/ム、
950 nm 1 g 3 dB/bと非常に少ないも
のであった。また、得られた光ファイバを10mmφの
棒に巻き付けたところ、鞘のはくりなど外観劣化は全く
無く、機械的強度l二もすぐれたものであった。
比較例2 実施例2と同様の芯、鞘、保護形成用重合体を用い、光
ファイバの保護厚を0.54mとし光ファイバを得た。
伝送損失は実施例2で得られた光ファイバと同等であっ
たが、10rnmφの棒に巻き付けたところ、鞘のはく
りを生じ、可とり性j二とぼしいものであった。
実施例3〜実施例5 芯形成用重合体、積形成用重合体、保護形成用重合体を
それぞれ表−1に掲げるものとし、実施例1と同様にし
て芯径960μm、1llx。
μm、保護厚lO声m、外径1,000μmの光ファイ
バを得た。得られた光ファイバの伝送損失、機械的強度
を表−1に示す。
実施例6 α−フルオロ−1,1,1,3,3,3−へキサフルオ
ロイングロビルアクリレート重合体を芯形成用重合体と
して用い、パーフルオロ(2−2−ジメチル−1,3−
ジオキソール)/テトラフルオロエチレン=60/40
モルチなる重合体90重量%とr+cy −CF2−0
−) nCP2CF3(数平均分子量CF3 8.250のパーフルオロアルキルエーテル:テュポン
社製 商標クライトツクス143ムD)10重量%とよ
りなる屈折41.303のIsr脂組成物を積形成用重
合体として用い、さらにフッ化ビニリデン/テトラフル
オロエチレン=80/20mo196の共重合体を保護
形成用重合体として用い芯−構一保護3層複合紡糸にて
芯径960mm。
調厚10J1m、保護厚10u+n1外径L 000 
smの光ファイバを得た。この光ファイバの伝送損失は
650nmにおいて70 dB/−であり、5rnrn
φの欅l二巻き付けても鞘のはくりなど外観劣化は全く
なく非常にすぐれた機械的特性を示した。
比較例3 実施例6と同様の芯、積形成用重合体を用い芯、鞘2層
複合紡糸にて芯径980μm、鞘厚1゜βm1外径1,
000μmの光ファイバを得た。この光ファイバの伝送
損失は650nmにおいて70dB/−と良好であった
が、smmφの棒に巻き付けたところ鞘のはくりが生じ
、可とり性におとるものであった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕で表わされる単量体を主単量体と
    して重合して得た屈折率n1重合体を芯とし、パーフル
    オロ(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)を主
    単量体とし重合して得た屈折率n2重合体を鞘としn1
    −n2≧0.01なる条件を満足した光ファイバの外周
    に保護層を有する3層構造光ファイバとしたことを特徴
    とするプラスチック光ファイバ。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 式中、XはH、CH_3、D、F、Cl又はCF_3を
    、YはH又はDを、Rfは直鎖状又は分岐状フ ルオロアルキル基を示す
  2. (2)鞘形成用重合体が、パーフルオロ−(2,2−ジ
    メチル−1,3−ジオキソール)を主単量体とする重合
    体50〜99重量%とパーフルオロアルキルエーテル1
    〜50重量%との混合物にて形成されていることを特徴
    とする請求項第1項記載のプラスチック光ファイバ。
  3. (3)保護層の厚みが1〜100μmであることを特徴
    とする請求項第1項又は第2項記載のプラスチック光フ
    ァイバ。
  4. (4)鞘形成用重合体の屈折率n2と保護材形成用重合
    体の屈折率n3がn3−n2≧0.03なる条件を満た
    すことを特徴とする請求項第1項、第2項又は第3項記
    載のプラスチック光ファイバ。
  5. (5)3層複合溶融紡糸にて芯層、鞘層及び保護層の一
    体成形を行なうことを特徴とする請求項第1項第2項、
    第3項又は第4項記載のプラスチック光ファイバの製造
    法。
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