JPH0418969B2 - - Google Patents

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JPH0418969B2
JPH0418969B2 JP19264186A JP19264186A JPH0418969B2 JP H0418969 B2 JPH0418969 B2 JP H0418969B2 JP 19264186 A JP19264186 A JP 19264186A JP 19264186 A JP19264186 A JP 19264186A JP H0418969 B2 JPH0418969 B2 JP H0418969B2
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JP
Japan
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slitter
speed
winding
diameter
value
Prior art date
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Expired
Application number
JP19264186A
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English (en)
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JPS6352914A (ja
Inventor
Hirotaka Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPH0418969B2 publication Critical patent/JPH0418969B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は巻取機に於るスリツタ駆動装置に関す
る。
(従来の技術) 従来の製紙用巻取機は2ドラムサーフエスドラ
イブ構造でスリツタ部の駆動手段として、インバ
ータ装置による交流電動機を用いている。
巻取機は巻取ドラムにより、帯材を巻取コアに
巻付けて巻取られ、巻取りが進行することにより
巻取コアの外周が巻太つて巻上りロールが形成さ
れる。
加圧ロールは巻取ドラムが巻上りロールに充分
接触され、トルク伝達が可能なように加圧を行つ
ている。
巻取機では、製品として所定の巾に、所定の長
さに、或いは所定の径に巻上げる作業が行われ、
通常巻取られる前段にスリツタ部が設置されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) ここで問題となるのは、巻上りロールの巻上り
端面が年輪状の模様を呈することがある。帯材の
裁断巾や裁断部の切れ味は良好であつても、製品
ロールの数ある他の品質にクレームを波及させる
一要因となりうることがあり、製造者にあつては
注意を要する項目であつた。
この原因のひとつに、スリツタ上刃、下刃の刃
切れ(切れ味)の問題がある。つまり、スリツタ
上刃/下刃円周上全て常に同一の切れ方(切れ
味)となる様、スリツタ上刃/下刃が調整されれ
ば良いが、円周上で切れ味の異ると、帯材の裁断
面はスリツタ回転周期ごとに裁断面の特性が繰り
返し発生する。この状態で巻上りロールとして巻
取るとスリツタ上刃/下刃の径と、スリツタ速度
と巻取速度との差の関係により、巻上りロール径
がある径のとき、巻き込まれた帯材の裁断面の切
れ味変化周期が、巻上りロールの巻端面よりみる
と繰り返し同期された巻き込み状態となり、他の
巻上り径の巻端面状態と微妙な差異となつて人間
の視覚に感じられることになる。
本発明の目的は、スリツタ上刃/下刃の切れ味
が常に同一特性となるように、機械側の調整を行
う保守性の向上と、巻上り製品の巻端面の形状を
改善する装置で、帯材の巻取り速度と巻上りロー
ル径と、スリツタ刃の径を演算回路により演算
し、スリツタモータの速度を変化させる巻取機ス
リツタ駆動装置を提供することである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は帯材を巻取る巻取機で帯材を流れ方向
に裁断するスリツタ装置を有するスリツタ駆動装
置に於て、帯材の速度検出器、巻取機の巻上り径
検出器、スリツタ基準速度を入力信号とし、あら
たにスリツタ速度基準を演算する演算回路、演算
回路の出力信号によりスリツタを可変速駆動する
スリツタ駆動回路とからなるスリツタ駆動装置で
ある。
(作用) 今、帯材の速度、つまり巻取ドラムの速度をV
(mpm)、スリツタバイアス速度をΔν(mpm)、ス
リツタ下刃の径を、Ds(m)、巻上り径をDx(m)
とすれば、 スリツタ下刃の速度Vs=V+Δν(mpm)
……(1) スリツタ下刃が1回転する時間をts(sec)とす
ると、 ts=30/Vs/π×Ds(sec) ……(2) スリツタ下刃が1回転する間に移動する帯材の
長さ(移動量)l(m)は l=V/60×ts ……(3) (1)式、(2)式より l=V/60×60×π×Ds/Vs =V/V+Δν×π×Ds[m] ……(4) 長さl[m]が、巻上り径Dx(m)に発生する
回数をNとすると、 N=π×Dx/l(回) ……(5) (4)式を代入して N=V+Δν/V×Dx/Ds =(1+Δν/V)×Dx/Ds ……(6) 例えば、最大巻取速度を1000mpm、スリツタ
バイアス速度を200mpm、スリツタ下刃径を
0.25m(250mm)、巻上り径範囲を0.1〜1m(100mm〜
1000mm)とすれば、回数Nが整数となる巻取速度
Vと巻上り径Dxの関係を考えると、第3図に示
すようにNが整数となるとき、巻上りロールの帯
材の裁断面の特性が周期性をもつて現われること
となる。
ここで、スリツタバイアス速度Δν(mpm)を
大きくすると、N=1,2……nの曲線は左方向
へずれてくる。つまり、N値を演算し、N値が整
数になると、バイアス速度を変化させ強制的にN
値の整数化をずらせるように、スリツタ速度を変
化させる。
(実施例) 本発明の一実施例における回路構成を表わすブ
ロツク図を第1図に示す。
第2図は本発明を適用した(巻取機)スリツタ
駆動機全体の回路構成図である。
巻取機は巻取ドラム10と11により、帯材1
2を巻取コア13に巻付けて巻取られ、巻取りが
進行することにより巻取コア13の外周が巻太つ
て巻上りロール14が形成される。
加圧ロール15は巻取ドラム10と11が巻上
りロール14に充分接触され、トルク伝達が可能
なように加圧を行つている。
巻取機では、製品として所定の巾に、所定の長
さに、或いは所定の径に巻上げる作業が行われ、
通常巻取られる前段にスリツタ部が設置される。
スリツタは回転円板形の刃が1組み当り上刃2
0、下刃21の如く構成され以下スリツタ刃22
と23,24と25,26と27と必要な裁断巾
に応じて設置される。そして、下刃21がスリツ
タモータ30により駆動され、以下スリツタ刃2
3,25,27がそれぞれスリツタ駆動モータ3
1,32,33により駆動されている。
巻取ドラム10,11は電動機40,41によ
り駆動されている。
電動機40は巻取速度基準42を速度基準値と
し、速度検出器43の帰還信号とともに、速度制
御回路44に入力され電源部45が制御され、電
動機40は速度制御運転される。
一方、スリツタ部は、バイアス速度設定器50
と巻取速度基準42を加算器51で加算された値
を回転基準とし、INV装置52が制御され、ス
リツタモータ30,31,32,33が駆動され
る。
ここで、スリツタモータのバイアス速度設定器
50は、帯材12を裁断するため、帯材の速度、
つまり巻取ドラム10,11の速度より、スリツ
タ上刃20,22,24,26とスリツタ下刃2
1,23,25,27の周速を速め、帯材12の
裁断部の切れ味を良くするために必要とされてい
る。
スリツタモータ30,31,32,33は一定
速で駆動されても良いが、巻取速度に無関係に一
定速で回転させると巻取り速度が低速時、必要以
上にスリツタ上刃、下刃の速度が高回転となり、
スリツタ上刃20〜26、下刃21〜27の接触
面の摩耗が早くなるため、一定速回転は行わない
のが通常である。
第1図の演算回路60において、割算器61は
帯材速度即ち巻取ドラムの速度42の入力V
[mpm]とスリツタ速度基準回路として加算器6
2の出力Vs′[mpm]を入力し、Vs′/Vを演算する。
掛算器63は割算器61の出力と、巻上り径検
出回路64の出力である巻上り径値Dx(m)を入
力し、Vs′/V×Dxを演算する。
割算器65は掛算器63の出力と、スリツタ径
設定器66の値Ds(m)を入力し、Vs′/V×Dx/Dsを 演算する。即ち、前述の値Nを演算出力する。
整数比較器67は、割算器65、即ち値Nが1
以上のときの小数点以下を検出・出力する回路で
あり、比較器68は整数比較器67の小数点以下
の値がある値(例えば0.1〜0.9)の範囲に入つて
いることを検出し、その外部接点69aを“閉”、
外部接点69bを“開”動作させる。
積分器70は、比較器68の外部接点69a,
69bにより、積分動作が開始され、外部接点6
9aが“閉”で積分器70の出力はプラス側に上
昇し、69b“閉”で積分器70の出力はOV迄
戻り保持される。
積分定数は巻取速度の増速/減速レート時間と
の関係で調整設定されている。
積分器70の出力はダイオード71により、プ
ラス出力のみが出力され、加算器62に入力さ
れ、最終的なスリツタ速度基準速度Vs′を得る。
つまりスリツタ速度は巻取速度V(mpm)に対し
スリツタバイアス速度Δν(mpm)は確保された
速度で回転するが、巻上りロール径Dx(m)とス
リツタ径Ds(m)の関係が前述のN:整数領域と
なることを演算検出し、スリツタのバイアス速度
に更にプラス方向に重畳させる形で補正を行う。
Nが整数領域以外では、スリツタ速度は巻取速
度+バイアス速度に落ち着くこととなる。
この演算回路30が帯材速度42と、巻上り径
検出器64、スリツタ基準速度51から入力を受
け入れ、加算器62へ演算出力を導き出す巻取
機・スリツタ駆動装置としての回路構成は第2図
の通りである。第4図にスリツタの運転特性を示
す。第4図に於て、72は比較器68の出力、7
3は積分器70の出力、74はVs時のN=1の
近傍値、75はVs時のN=2の近傍値、76は
Vs時のN=(n−i−1)の近傍値、77はVs
時のN=(n−i)の近傍値、78(VsV)スリ
ツタ速度の実施例、79は(Vs)スリツタ速度
の従来値、80は巻取ドラム速度(V)である。
〔発明の効果〕
本発明によれば巻取速度の値にかかわらず、ス
リツタ回転速度を裁断するための帯材速度との相
対速度差(バイアス速度)を確保し、かつ、スリ
ツタにより裁断面特性の1回転当りの差異が巻上
りロールで繰り返し発生されることを自動的に行
うことが可能となる。
この結果、製品ロールの積々のクレーム原因の
一要因を防止することとなり、製品ロールの質の
向上につながる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスリツタ駆動
装置の回路構成図、第2図は第1図のスリツタ駆
動装置の構成図、第3図は帯材の裁断面特性の周
期性を示す説明図、第4図は第1図の特性を示す
説明図である。 50……バイアス速度設定器、51……加算
器、52……INV装置、60……演算回路、6
1,65……割算器、63……掛算器、67……
整数比較器、68………比較器、62……加算
器、66……設定器、70……積分器、69a,
69b……接点、71……整流器、64……巻上
り径検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 帯材を巻取る巻取機で帯材を流れ方向に裁断
    するスリツタ装置を有するスリツタ駆動装置に於
    て、帯材の速度を検出する速度検出器と、巻取機
    の巻上り径を検出する検出器と、スリツタ基準速
    度を入力信号としてあらたにスリツタ速度基準を
    演算する演算回路と、この演算回路の出力信号に
    よりスリツタを可変速駆動するスリツタ駆動回路
    とからなるスリツタ駆動装置。
JP19264186A 1986-08-20 1986-08-20 スリツタ駆動装置 Granted JPS6352914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19264186A JPS6352914A (ja) 1986-08-20 1986-08-20 スリツタ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19264186A JPS6352914A (ja) 1986-08-20 1986-08-20 スリツタ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6352914A JPS6352914A (ja) 1988-03-07
JPH0418969B2 true JPH0418969B2 (ja) 1992-03-30

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ID=16294625

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19264186A Granted JPS6352914A (ja) 1986-08-20 1986-08-20 スリツタ駆動装置

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