JPH0919715A - テンションロール装置 - Google Patents

テンションロール装置

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JPH0919715A
JPH0919715A JP19120395A JP19120395A JPH0919715A JP H0919715 A JPH0919715 A JP H0919715A JP 19120395 A JP19120395 A JP 19120395A JP 19120395 A JP19120395 A JP 19120395A JP H0919715 A JPH0919715 A JP H0919715A
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JP
Japan
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speed
strip
tension roll
peripheral member
winding
Prior art date
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JP19120395A
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English (en)
Inventor
Yoshio Arima
祥雄 有馬
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HONDA KINZOKU KOGYO KK
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HONDA KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でしかも発熱をほとんど生じるこ
とがなく、信頼性の高いテンションロール装置を得るこ
とを目的とする。 【構成】 一対の主軸10、11と、各主軸10、11
の外周にその軸方向に沿って複数個並設された、リング
17、内周部材18、外周部材19からなるリング部品
16と、両主軸10、11によりスリット帯板1aを挟
持押圧する油圧シリンダ15と、両主軸10、11を、
その速度が巻取速度より一定値低くなるよう回転駆動す
るDCモータ20とを備えている。 【効果】 テンションを発生させるための、主軸10、
11の外周と内周部材18との摩擦面における両者の相
対速度が常に一定の速度V1以下に抑制され、当該摩擦
面で発生する発熱量が大幅に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、広幅長尺の金属帯板
を複数条にスリットしてなる多条帯板の巻取時に各スリ
ット帯板にテンションを付加するテンションロール装置
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図6
はこの種広幅長尺金属帯板を複数条にスリットするいわ
ゆるスリッターラインの概略構成を示す図である。図に
おいて、1は例えば板厚0.5mm程度の冷間圧延鋼板
(SPCC)からなる帯状板、2はこの帯状板1が巻回
されたアンコイラー、3はアンコイラー2から帯状板1
を引き出す駆動ローラ、4は刃が自ら回転駆動されるい
わゆるドライブカット方式のスリッター、5は巻き取り
操作時に帯状板1にテンションを付加するためのテンシ
ョンロール、6は帯状板1の切断を行うシャー、7はス
リットされた帯状板であるスリット帯板1aを一括して
同軸のドラムに巻き取るリコイラー、8はスリッター4
とテンションロール5との間に設けられたルーパーであ
る。
【0003】次に動作、即ち、帯状板1をスリットして
リコイラー7に巻き取る一連の動作について説明する。
アンコイラー2に巻回された例えば1000mm程度の
広幅帯状板1は駆動ローラ3により所定の速度で引き出
される。なお、この速度は後工程のスリッター4の速度
に合わせてある。そして、ドライブカット動作に支障を
来さないよう、図に示すようにスリッター4の手前に一
定のループを確保している。
【0004】スリッター4でスリットされ、例えば10
0mm幅の10条のスリット帯板1aとなった帯状板
は、ルーパー8を経てテンションロール5により一定の
テンションが付加されリコイラー7に巻き取られる。
【0005】ところで、テンションロール5は、前述し
た通り、帯状板1にテンションを付加するためのもので
あるが、同様の目的のためのテンションパッド方式が帯
状板1の表面にすり傷を発生させる欠点を有するもので
あるのに対し、このテンションロール方式は帯状板1と
の接触面で滑りを起こさせないので上記欠点が解消され
る。
【0006】しかるに、このテンションロール方式も、
スリット帯板毎にテンションを付加する分割型のものと
すると種々の問題点が存在する。即ち、例えば特開昭5
1−22655号公報に開示されたテンションロール
は、主軸の外周にベアリングを介して複数個のブレーキ
リングを並設し、更に、各ブレーキリング間に主軸と連
結されたブレーキライニングを設け、軸方向両端から加
圧してブレーキリングとブレーキライニングとを圧接し
てその面圧によりブレーキ力を発生させるものである。
【0007】各ブレーキリングに均等なブレーキ力が発
生する利点があるが、ブレーキリングないしベアリング
等その関連部品を含めた構造が複雑で高価となる欠点が
ある。
【0008】これに対し、例えば特開平2−70320
号公報に開示されたテンションロールは、主軸の外周に
ゴム筒の空気室を介してブレーキライニング材を取付
け、更にこのライニング材の外周に複数個のリング部材
を並設したもので、上記空気室に圧縮空気を供給するこ
とでライニング材を径方向からリング部材に押し当て、
その面圧によりブレーキ力を発生させるものである。
【0009】個々のベアリングが不要となり、また軸方
向両端からの加圧機構が不要となる点、前掲公知文献の
テンションロールに比較して構造が簡単安価となる利点
があるが、反面、ゴム筒の空気室が機械強度上弱点とな
り、かつ、テンションロールとしての動作時は主軸の回
転を停止するものであるので、ブレーキ力の発生源であ
る、上記したリング部材とライニング材との押圧面にお
ける摩擦力による発熱量が大きく、その近傍部材の劣化
や特性変化が著しく、テンションロールとしての耐久性
信頼性が低下する。前者公知文献のものと異なり、上記
発熱面が径方向の放熱経路を有しない円筒面であること
を考慮すると、上記した発熱に伴う問題点は極めて深刻
なものと言わざるを得ない。
【0010】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単な構造でしかも発熱をほと
んど生じることがなく、信頼性の高いテンションロール
装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1に係
るテンションロール装置は、多条帯板の表裏両側にそれ
ぞれ巻取方向と直角で互いに平行に配設された一対の主
軸、上記各主軸の外周にその軸方向に沿って複数個並設
されたリング、これら各リングの内周に一体に形成され
たブレーキライニングからなる内周部材、上記各リング
の外周に一体に形成され、上記多条帯板との間の摩擦係
数が上記主軸の外周と上記内周部材との間の摩擦係数よ
り大きい外周部材、上記両主軸により上記多条帯板を所
定の圧力で挟持押圧するよう上記両主軸間に荷重を付加
する加圧機構、および上記両主軸を、その速度が上記多
条帯板の巻取速度より所定の速度低くなるよう回転駆動
する回転駆動機構を備えたものである。
【0012】この場合、テンションを発生させるため
の、主軸の外周と内周部材との摩擦面における両者の相
対速度が、巻取速度の大きさに関係なく上記所定の速度
以下に抑制されるので、当該摩擦面で発生する発熱量が
低減する。
【0013】また、請求項2に係るテンションロール装
置は、回転駆動機構により両主軸を回転駆動する速度
を、多条帯板の巻取速度Vが所定の第1の設定速度V1
より高いときは(V−V1)、上記巻取速度Vが上記設
定速度V1以下のときは上記巻取速度と逆向きの所定の
第2の設定速度V2としたものである。
【0014】巻取動作の開始前、開始直後や終了直前、
終了後の過渡時には、巻取速度は零または低速度レベル
となるが、ここではその過渡時に、回転駆動機構は主軸
を巻取方向と逆向きの方向に回転させるので、このよう
な場合にもスリット帯板に緩みが発生せず安定した巻取
動作が維持される。
【0015】また、請求項3に係るテンションロール装
置は、多条帯板と外周部材との間の摩擦係数を、主軸の
外周と内周部材との間の摩擦係数の1.5倍以上に設定
したもので、多条帯板と外周部材との接触面では滑りが
発生せず、主軸の外周と内周部材との接触面だけで摩擦
を伴う滑りが発生するというテンションロールとしての
両接触面の機能分担が確実に実現する。
【0016】また、請求項4に係るテンションロール装
置は、隣接するリングの間にライナーを挿入して上記隣
接するリング間の周方向における機械的干渉を抑制する
ようにしたもので、各リングの回転動作が、当該リング
位置のスリット帯板の動きにより忠実なものとなり、多
条帯板のテンションロールとして動作が円滑となる。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるテンション
ロール装置の全体構成を示す図である。なお、同図では
その一部を断面で示すとともに、一部については理解を
容易とするため図示を簡略化模式化したものとしてい
る。図1はスリット帯板1a(同図では一点鎖線で示
す)の進退方向から見たもので、図において、10、1
1は主軸で、いずれもその両端部が軸受12、13によ
り回転自在に支持されている。この内、主軸10を支持
する軸受12は基台14に取付け固定されており、主軸
11を支持する軸受13は昇降可能(昇降機構は図示せ
ず)に基台14に取付けられている。そして、軸受13
は加圧機構としての油圧シリンダ15に連結され、後述
するように、スリット帯板1aを両主軸10、11間で
挟持押圧可能な構造となっている。
【0018】16は両主軸10、11の外周に、ほぼ帯
板のスリット幅に対応して複数個並設されたリング部品
で、径方向中心に位置するリング17と、このリング1
7の内周に一体に形成された内周部材18と、リング1
7の外周に一体に形成された外周部材19とから構成さ
れるが、その詳細は図2、図3に基づき後述する。
【0019】20は回転駆動機構としてのDCモータ、
21はDCモータ20の回転軸に連結されたギアー機
構、22はギアー機構21の両回転軸の回転を両主軸1
0、11に伝達するユニバーサルジョイントである。
【0020】図2は両主軸10、11およびそれぞれの
外周に設けられた上下一対のリング部品16をそれらの
軸方向から見た拡大図、図3は図2のX−X線で切断し
て見た断面図である。
【0021】両図において、中央のリング17は鉄材か
らなり、リング部品16のコアとしてのその機械的強度
を保持する。また、内周部材18はブレーキライニング
材からなり、これが主軸10、11の外周と摺動しその
摩擦力で目的のテンションを発生させる訳である。外周
部材19はその外周面でスリット帯板1aを直接挟持押
圧するもので、その接触面では滑りが発生しないようス
リット帯板1aとの間の摩擦係数が主軸10、11の外
周と内周部材18との間の摩擦係数より大きくなるよう
その材質が選定される。即ち、ここでは外周部材19と
してウレタン材を採用しており、上記摩擦係数の比率が
1.5倍以上となり、滑りは必ず内周部材18側で発生
することになる。
【0022】更に、このウレタン材として硬度65程度
のものを採用している。この結果、各スリット帯板の板
厚に多少のバラツキが存在しても、外周部材19が上記
バラツキを吸収する。従って、主軸10、11の外周と
内周部材18との間の押圧力が各リング部品16の間で
均等になり、発生するテンションも均一となる訳であ
る。
【0023】23は隣接するリング17間に挿入された
ライナーで、油含浸処理を施したナイロン材からなり、
これが介在することで、隣接するリング部品16間の周
方向(回転方向)における機械的干渉をほとんどなくす
ことができる。
【0024】図4はDCモータ20の制御系統図であ
る。図において、24はデフレクタロール25の回転か
らスリット帯板1aの巻取速度Vを検出する速度検出
器、26は検出された巻取速度VからDCモータ20の
速度指令V*を演算する速度指令演算器で、V1、V2
この演算で必要となる設定速度であるが、詳しくは後述
する。27はDCモータ20の出力速度を検出する速度
検出器、28は速度検出器27からの出力と速度指令V
*との偏差を演算する減算器、29は減算器28からの
信号に基づきDCモータ20への直流可変電圧を制御す
る電圧制御装置で、具体的には直流出力電圧をその極性
切換も含めて連続的に制御可能な静止レオナード装置等
を使用する。
【0025】次に動作について説明する。図1におい
て、今、仮にDCモータ20を駆動せずこれを完全な従
動状態とし、油圧シリンダ15を加圧操作して両主軸1
0、11のリング部品16でスリット帯板1aを挟持押
圧すると、巻取速度Vに応じて両主軸10、11は従動
回転する。即ち、両主軸10、11には何らブレーキ力
が作用していないので、スリット帯板1aとリング部品
16の外周部材19との間の接触面で滑りが生じないの
は勿論のこと、主軸10、11の外周とリング部品16
の内周部材18との間の接触面でも滑りは発生しない。
従って、この状態では、スリット帯板1aには何らテン
ションは発生しない。
【0026】速度制御の詳細は後述するが、ここで、D
Cモータ20に通電して上記で従動している速度よりも
遅い速度となるよう駆動する、換言すると両主軸10、
11にブレーキ力を付加すると、上記速度差を吸収する
ため主軸10、11の外周と内周部材18との間の接触
面で滑りが発生する。そして、油圧シリンダ15の加圧
力に比例する当該接触面の押圧力および同面の摩擦係数
により決まるテンションが発生する。もっとも、実際に
スリット帯板1aに働くテンションの大きさを求めるに
は、更にリング部品16の内外径比による換算が必要で
ある。
【0027】次にDCモータ20の速度制御の詳細につ
いて説明する。ここでは、図4の速度検出器24で検出
されたスリット帯板1aの巻取速度Vが図5に示すよう
に変化したとする。なお、本願明細書においては、特に
ことわらない限り、速度ないし速度指令はすべてスリッ
ト帯板1aの巻取基準、従って、リング部品16の外径
を基準として算出した値とする。
【0028】図4の速度指令演算器26は検出された巻
取速度Vを入力し、この巻取速度Vが第1の設定速度V
1(V1としては5〜10m/min程度に設定する)以
下のときは、巻取方向と逆向きの第2の設定速度V
2(V2としては1m/min程度に設定する)を速度指
令V*として出力する。図5で示すと、時刻t2までお
よび時刻t3以降の範囲に対応する。
【0029】このようにDCモータ20、従って主軸1
0、11を逆向きに回転させる理由は、スリット帯板1
aに常に緩みを発生させないようにするため、および巻
取速度VがV1より大きくなる領域との制御の切り替わ
りを円滑にするためである。特に、スリット帯板1aに
一旦緩みが発生すると、その後テンションが付加され急
伸して緩みがなくなる過渡時にスリット帯板1aが振動
し、その表面に傷が発生して製品不良となる可能性があ
るが、上記したように、わずかの逆向回転を与えること
で、これらの弊害が未然に防止される。
【0030】次に、巻取速度Vが第1の設定速度V1
り大きいとき、図5では時刻t2からt3の間で巻取操
業のほとんどの時間帯がこの範囲に該当するが、この場
合には速度指令演算器26は下式で算出される速度指令
*を出力する。 V*=V−V1
【0031】即ち、巻取速度Vと一定の速度差(V1
をもたせてDCモータ20を回転駆動する。従って、巻
取速度Vの最高値は、通例、150〜200m/min
程度であるが、この発明のテンションロール装置にあっ
ては、この巻取速度Vが非常に大きくなっても、テンシ
ョン発生源でありかつ発熱源となる主軸10、11の外
周と内周部材18との接触面における両者の相対速度が
1の一定値に保たれる結果、発熱量は従来に比較して
極めて低い値に抑制される訳である。換言すると、従
来、上記接触面でそのすべてが熱に変換されていた機械
的エネルギーがこの発明では、そのエネルギーの大部分
が、DCモータ20を介して電気系統に吸収される訳で
ある。
【0032】なお、テンション発生源である上記接触面
において発生する摩擦力は、当該接触面での摩擦係数に
比例するもので、この摩擦係数は動摩擦である限り、即
ち静摩擦でない限り、上記相対速度の値にはほとんど左
右されないので、主軸を静止させる従来の場合と比較し
発生する摩擦力の大きさに変化はない。
【0033】もっとも、上記相対速度が時々刻々大幅に
変化すると、その時間的変化が、発生する摩擦力を不安
定なものとする。この点、この発明では、上記相対速度
が一定に保たれるので、発生する摩擦力、従って、スリ
ット帯板1aに付加されるテンションが安定した一定値
に保たれることになる。
【0034】以上の理由からは、第1の設定速度V1
小さい程良いが、制御誤差や制御系の制御応答等を考慮
して5〜10m/min(既述)程度の範囲で設定する
のが適当である。
【0035】なお、上記実施例では、回転駆動機構をD
Cモータ20およびこのDCモータを回転制御する静止
レオナードからなる電圧制御装置29により構成するよ
うにしたが、例えば誘導電動機を使用してインバータに
より速度制御する方式等他の方式のものとしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るテンショ
ンロール装置においては、テンションを発生させるため
の、主軸の外周と内周部材との摩擦面における両者の相
対速度が、巻取速度の大きさに関係なく所定の速度以下
に抑制されるので、当該摩擦面で発生する発熱量が低減
する。
【0037】また、請求項2に係るテンションロール装
置においては、更に、巻取操業時には上記摩擦面の相対
速度が一定となるので、発生テンションが定定化すると
ともに、巻取作業開始、終了前後の過渡時に多条帯板に
緩みが発生せず、従って、緩み発生に伴う傷発生等の製
品不良もなくなる。
【0038】また、請求項3に係るテンションロール装
置においては、多条帯板と外周部材との間の摩擦係数
を、主軸の外周と内周部材との間の摩擦係数の1.5倍
以上に設定したので、多条帯板と外周部材との接触面で
は滑りが発生せず、主軸の外周と内周部材との接触面だ
けで摩擦を伴う滑りが発生するというテンションロール
としての両接触面の機能分担が確実に実現する。
【0039】また、請求項4に係るテンションロール装
置においては、隣接するリングの間にライナーを挿入し
て上記隣接するリング間の周方向における機械的干渉を
抑制するようにしたので、各リングの回転動作が、当該
リング位置のスリット帯板の動きにより忠実なものとな
り、多条帯板のテンションロールとして動作が円滑とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるテンションロール
装置の全体構成を示す図である。
【図2】 両主軸10、11およびそれぞれの外周に設
けられた上下一対のリング部品16を示す図である。
【図3】 図2のX−X線で切断して見た断面図であ
る。
【図4】 図1のDCモータ20の制御系統図である。
【図5】 DCモータ20の速度制御動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図6】 従来のテンションロール装置を使用したスリ
ッターラインの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 帯状板、1a スリット帯板、10,11 主軸、
12,13 軸受、15 油圧シリンダ、16 リング
部品、17 リング、18 内周部材、19 外周部
材、20 DCモータ、23 ライナー、24 速度検
出器、26 速度指令演算器、29 電圧制御装置、V
巻取速度、V* 速度指令、V1 第1の設定速度、V
2 第2の設定速度。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の帯状板を複数条にスリットして
    なる多条帯板の巻取時に上記各スリット帯板にテンショ
    ンを付加するテンションロール装置において、 上記多条帯板の表裏両側にそれぞれ巻取方向と直角で互
    いに平行に配設された一対の主軸、上記各主軸の外周に
    その軸方向に沿って複数個並設されたリング、これら各
    リングの内周に一体に形成されたブレーキライニングか
    らなる内周部材、上記各リングの外周に一体に形成さ
    れ、上記多条帯板との間の摩擦係数が上記主軸の外周と
    上記内周部材との間の摩擦係数より大きい外周部材、上
    記両主軸により上記多条帯板を所定の圧力で挟持押圧す
    るよう上記両主軸間に荷重を付加する加圧機構、および
    上記両主軸を、その速度が上記多条帯板の巻取速度より
    所定の速度低くなるよう回転駆動する回転駆動機構を備
    えたことを特徴とするテンションロール装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動機構により両主軸を回転駆動す
    る速度を、多条帯板の巻取速度Vが所定の第1の設定速
    度V1より高いときは(V−V1)、上記巻取速度Vが上
    記設定速度V1以下のときは上記巻取速度と逆向きの所
    定の第2の設定速度V2としたことを特徴とする請求項
    1記載のテンションロール装置。
  3. 【請求項3】 多条帯板と外周部材との間の摩擦係数
    を、主軸の外周と内周部材との間の摩擦係数の1.5倍
    以上に設定したことを特徴とする請求項1または2記載
    のテンションロール装置。
  4. 【請求項4】 隣接するリングの間にライナーを挿入し
    て上記隣接するリング間の周方向における機械的干渉を
    抑制するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のテンションロール装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265119A (ja) * 2010-07-30 2010-11-25 Heian Seisakusho:Kk テンションロール装置
CN109719159A (zh) * 2019-01-15 2019-05-07 吴贝尔 一种带张力卷取的冷轧带钢废边卷取机

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JP2010265119A (ja) * 2010-07-30 2010-11-25 Heian Seisakusho:Kk テンションロール装置
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