JP2745123B2 - シャシダイナモメータ - Google Patents
シャシダイナモメータInfo
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- JP2745123B2 JP2745123B2 JP4358403A JP35840392A JP2745123B2 JP 2745123 B2 JP2745123 B2 JP 2745123B2 JP 4358403 A JP4358403 A JP 4358403A JP 35840392 A JP35840392 A JP 35840392A JP 2745123 B2 JP2745123 B2 JP 2745123B2
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- JP
- Japan
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- bearing
- main shaft
- intermediate cylinder
- drive
- drive motor
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の性能試験を行
う場合に使用されるシャシダイナモメータに関する。
う場合に使用されるシャシダイナモメータに関する。
【0002】
【従来の技術】シャシダイナモメータは、例えば、実公
昭63−26754号公報に開示されているように、モ
ータを備えたダイナモ本体から突出した主軸にローラが
取付けられて、テストをする自動車の駆動車輪で前記ロ
ーラを回転させるものである。そして、前記主軸の回転
による摩擦ロスを解消するために、インナーベアリング
とアウターベアリングを介して前記主軸を軸受で支承し
ている。このインナーベアリングとアウターベアリング
とで前記主軸を支承したシャシダイナモメータとして、
例えば、図4〜6に示したものが知られている。
昭63−26754号公報に開示されているように、モ
ータを備えたダイナモ本体から突出した主軸にローラが
取付けられて、テストをする自動車の駆動車輪で前記ロ
ーラを回転させるものである。そして、前記主軸の回転
による摩擦ロスを解消するために、インナーベアリング
とアウターベアリングを介して前記主軸を軸受で支承し
ている。このインナーベアリングとアウターベアリング
とで前記主軸を支承したシャシダイナモメータとして、
例えば、図4〜6に示したものが知られている。
【0003】図4〜6において、21はモータ(図示省
略)を備えたダイナモ本体で、その両側に突出した主軸
22,22 にローラ23,23が装着されている。24は主軸22の
外周に配置されたインナーベアリングで、その外周に中
間筒25を介してアウターベアリング26が配置されてい
る。そして、前記インナーベアリング24、中間筒25、ア
ウターベアリング26を介して前記主軸22が軸受27で支承
されている。28は前記中間筒25の軸線方向の端部に同軸
に連結された駆動パイプで、その外周に従動プーリ29が
取付けられている。30はダイナモ本体21に固着された駆
動モータで、その駆動プーリ31と前記従動プーリ29とに
タイミングベルト32を張設して、駆動モータ30でタイミ
ングベルト32を介して駆動パイプ28と共に中間筒25を回
転させることが可能に構成されている。32a は前記タイ
ミングベルト32が切断したときに使用するために、前記
主軸22を挿通して、その外周部にあらかじめ配置した予
備ベルト(図6参照)で、この予備ベルト32a は主軸22
の回転などに対して支障にならないように、前記軸受27
に分離可能に取付けられている。予備ベルト32a は一般
に2本配置されている。33はベースで、これに前記軸受
27が立設されている。34はベース33に取付けられた揺動
軸受で、これがダイナモ本体21を油圧で浮上させて揺動
自在に支承している。
略)を備えたダイナモ本体で、その両側に突出した主軸
22,22 にローラ23,23が装着されている。24は主軸22の
外周に配置されたインナーベアリングで、その外周に中
間筒25を介してアウターベアリング26が配置されてい
る。そして、前記インナーベアリング24、中間筒25、ア
ウターベアリング26を介して前記主軸22が軸受27で支承
されている。28は前記中間筒25の軸線方向の端部に同軸
に連結された駆動パイプで、その外周に従動プーリ29が
取付けられている。30はダイナモ本体21に固着された駆
動モータで、その駆動プーリ31と前記従動プーリ29とに
タイミングベルト32を張設して、駆動モータ30でタイミ
ングベルト32を介して駆動パイプ28と共に中間筒25を回
転させることが可能に構成されている。32a は前記タイ
ミングベルト32が切断したときに使用するために、前記
主軸22を挿通して、その外周部にあらかじめ配置した予
備ベルト(図6参照)で、この予備ベルト32a は主軸22
の回転などに対して支障にならないように、前記軸受27
に分離可能に取付けられている。予備ベルト32a は一般
に2本配置されている。33はベースで、これに前記軸受
27が立設されている。34はベース33に取付けられた揺動
軸受で、これがダイナモ本体21を油圧で浮上させて揺動
自在に支承している。
【0004】前記シャシダイナモメータは、ローラ23,
23の頂上部に自動車の駆動車輪(図示省略)を載置し
て、その駆動車輪の回転でローラ23,23を回転させるこ
とで主軸22の回転をダイナモ本体21で検出する。そし
て、前記主軸22の回転でインナーベアリング24とアウタ
ーベアリング26に摩擦ロスが生じるから、この摩擦ロス
を解消するために、前記主軸22の回転に伴って、駆動モ
ータ30の駆動でタイミングベルト32と従動プーリ31を介
して、駆動パイプ28で中間筒25を主軸22の回転に同期さ
せて回転させる。したがって、主軸22の回転によるイン
ナーベアリング24の摩擦ロスを解消することができ、前
記駆動車輪の回転を精度よく検出することが可能であ
る。なお、駆動モータ30で中間筒25を回転させても、ア
ウターベアリング26の摩擦ロスは解消されないが、この
アウターベアリング26の摩擦ロスは駆動モータ30の負荷
となるのみで、主軸22の回転に対しては影響しないか
ら、前記アウターベアリング26の摩擦ロスは無視するこ
とが可能である。
23の頂上部に自動車の駆動車輪(図示省略)を載置し
て、その駆動車輪の回転でローラ23,23を回転させるこ
とで主軸22の回転をダイナモ本体21で検出する。そし
て、前記主軸22の回転でインナーベアリング24とアウタ
ーベアリング26に摩擦ロスが生じるから、この摩擦ロス
を解消するために、前記主軸22の回転に伴って、駆動モ
ータ30の駆動でタイミングベルト32と従動プーリ31を介
して、駆動パイプ28で中間筒25を主軸22の回転に同期さ
せて回転させる。したがって、主軸22の回転によるイン
ナーベアリング24の摩擦ロスを解消することができ、前
記駆動車輪の回転を精度よく検出することが可能であ
る。なお、駆動モータ30で中間筒25を回転させても、ア
ウターベアリング26の摩擦ロスは解消されないが、この
アウターベアリング26の摩擦ロスは駆動モータ30の負荷
となるのみで、主軸22の回転に対しては影響しないか
ら、前記アウターベアリング26の摩擦ロスは無視するこ
とが可能である。
【0005】
【発明が解決しようする課題】前記従来のシャシダイナ
モメータも、自動車の性能テストを行うことに対しては
支障はほとんどない。しかし、駆動パイプ28と中間筒25
の回転をタイミングベルト32を介して駆動モータ30で行
うから、タイミングベルト32が切断して、駆動モータ30
の回転力を従動プーリ31に伝えることが不能になる場合
が生じる。このように、タイミングベルト32が切断する
と、それを予備ベルト32a と交換するすることが必要で
あって、タイミングベルト32を交換するための手間が必
要になる課題がある。
モメータも、自動車の性能テストを行うことに対しては
支障はほとんどない。しかし、駆動パイプ28と中間筒25
の回転をタイミングベルト32を介して駆動モータ30で行
うから、タイミングベルト32が切断して、駆動モータ30
の回転力を従動プーリ31に伝えることが不能になる場合
が生じる。このように、タイミングベルト32が切断する
と、それを予備ベルト32a と交換するすることが必要で
あって、タイミングベルト32を交換するための手間が必
要になる課題がある。
【0006】前記タイミングベルト32の交換において
も、予備ベルト32a があるときは交換が比較的容易であ
るが、予備ベルト32a がなくなると、それに対応して主
軸22からロール23,23の一方または両方を分離すること
が必要である。したがって、前記予備ベルト32a がなく
なったときに、そのタイミングベルト32を交換するとき
は、例えば、予備ベルト32a を使用するときに要する時
間の10倍程度の長時間を必要とし、その手間がかなり
大きくなる課題がある。また、駆動モータ30でタイミン
グベルト32を介して駆動パイプ28と共に中間筒25を回転
させるから、テストを行う初期において、中間筒25の回
転でインナーベアリング24の摩擦ロスをなくするために
は、あらかじめダイナモ本体21に設けられたモータで主
軸22を回転させる暖機運転を、例えば、15分程度行う
ことが必要である課題もある。
も、予備ベルト32a があるときは交換が比較的容易であ
るが、予備ベルト32a がなくなると、それに対応して主
軸22からロール23,23の一方または両方を分離すること
が必要である。したがって、前記予備ベルト32a がなく
なったときに、そのタイミングベルト32を交換するとき
は、例えば、予備ベルト32a を使用するときに要する時
間の10倍程度の長時間を必要とし、その手間がかなり
大きくなる課題がある。また、駆動モータ30でタイミン
グベルト32を介して駆動パイプ28と共に中間筒25を回転
させるから、テストを行う初期において、中間筒25の回
転でインナーベアリング24の摩擦ロスをなくするために
は、あらかじめダイナモ本体21に設けられたモータで主
軸22を回転させる暖機運転を、例えば、15分程度行う
ことが必要である課題もある。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するも
のであって、メンテナンスが容易であるとともに、それ
に要する手間を少なくし、かつ暖機運転が不要なシャシ
ダイナモメータをうることを目的とする。
のであって、メンテナンスが容易であるとともに、それ
に要する手間を少なくし、かつ暖機運転が不要なシャシ
ダイナモメータをうることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のシャシダイナモ
メータは、ダイナモ本体に設けられた主軸が、その外周
に配置されたインナーベアリングとそのインナーベアリ
ング外周に配置されたアウターベアリングとを介して軸
受で支承され、前記主軸にローラが装着されたシャシダ
イナモメータにおいて、回転子の駆動軸をパイプで形成
した駆動モータが前記主軸の外周部に配置されて、前記
インナーベアリングとアウターベアリングの相対した周
面間に配置された中間筒に前記駆動軸が同軸に連結さ
れ、前記駆動モータの固定子が前記軸受などの固定部材
に取付けられたことを特徴とするものである。
メータは、ダイナモ本体に設けられた主軸が、その外周
に配置されたインナーベアリングとそのインナーベアリ
ング外周に配置されたアウターベアリングとを介して軸
受で支承され、前記主軸にローラが装着されたシャシダ
イナモメータにおいて、回転子の駆動軸をパイプで形成
した駆動モータが前記主軸の外周部に配置されて、前記
インナーベアリングとアウターベアリングの相対した周
面間に配置された中間筒に前記駆動軸が同軸に連結さ
れ、前記駆動モータの固定子が前記軸受などの固定部材
に取付けられたことを特徴とするものである。
【0009】前記駆動モータとしては、その回転を制御
することが可能な任意のモータを使用することが可能で
あり、例えば、ACインバータベクトル制御モータ、D
Cモータを挙げることができる。この駆動モータの固定
子は、前記軸受に固定することが、その構成を簡易にす
ることに対して適するが、専用の固定部材を設けて、こ
の固定部材に前記固定子を固着することも可能である。
そして、インナーベアリングとアウターベアリング間に
配置される中間筒とパイプからなる駆動軸は、各別に設
けてそられを連結、または一体に構成するなど任意であ
る。
することが可能な任意のモータを使用することが可能で
あり、例えば、ACインバータベクトル制御モータ、D
Cモータを挙げることができる。この駆動モータの固定
子は、前記軸受に固定することが、その構成を簡易にす
ることに対して適するが、専用の固定部材を設けて、こ
の固定部材に前記固定子を固着することも可能である。
そして、インナーベアリングとアウターベアリング間に
配置される中間筒とパイプからなる駆動軸は、各別に設
けてそられを連結、または一体に構成するなど任意であ
る。
【0010】
【作用】前記本発明のシャシダイナモメータは、そのロ
ーラにテスト自動車の駆動車輪を載置して、その駆動車
輪の回転でローラを介して主軸を回転させるとともに、
駆動モータに電圧を印加して、その駆動軸で中間筒を主
軸と同期回転させて、インナーベアリングの摩擦ロスを
解消する。そして、前記駆動モータを、その駆動軸をパ
イプで構成して主軸の外周部に配置して、前記駆動軸を
前記中間筒に同軸に連結して、駆動モータで直接に中間
筒を回転させるから、前記従来例におけるタイミングベ
ルトの切断で、中間筒の回転が不能になるおそれがなく
なる。そして、前記のように、駆動モータで中間筒を直
接に回転させるから、暖機運転を行うことなくインナー
ベアリングの摩擦ロスを解消することが可能である。
ーラにテスト自動車の駆動車輪を載置して、その駆動車
輪の回転でローラを介して主軸を回転させるとともに、
駆動モータに電圧を印加して、その駆動軸で中間筒を主
軸と同期回転させて、インナーベアリングの摩擦ロスを
解消する。そして、前記駆動モータを、その駆動軸をパ
イプで構成して主軸の外周部に配置して、前記駆動軸を
前記中間筒に同軸に連結して、駆動モータで直接に中間
筒を回転させるから、前記従来例におけるタイミングベ
ルトの切断で、中間筒の回転が不能になるおそれがなく
なる。そして、前記のように、駆動モータで中間筒を直
接に回転させるから、暖機運転を行うことなくインナー
ベアリングの摩擦ロスを解消することが可能である。
【0011】
【実施例】本発明のシャシダイナモメータの実施例を図
1〜3について説明する。図1〜3において、1はモー
タ(図示省略)を備えたダイナモ本体、2,2は前記モ
ータに接続されてダイナモ本体1の両側から突出した主
軸で、その各端部にローラ3,3(図2参照)が装着さ
れている。4は主軸2の外周に配置されたインナーベア
リングで、その外周に中間筒5を介在させてアウターベ
アリング6が配置されている。そして、インナーベアリ
ング4、中間筒5、アウターベアリング6を介して主軸
2が軸受7で支承されている。
1〜3について説明する。図1〜3において、1はモー
タ(図示省略)を備えたダイナモ本体、2,2は前記モ
ータに接続されてダイナモ本体1の両側から突出した主
軸で、その各端部にローラ3,3(図2参照)が装着さ
れている。4は主軸2の外周に配置されたインナーベア
リングで、その外周に中間筒5を介在させてアウターベ
アリング6が配置されている。そして、インナーベアリ
ング4、中間筒5、アウターベアリング6を介して主軸
2が軸受7で支承されている。
【0012】8はACインバータベクトル制御モータか
らなる駆動モータで、そのリング状の回転子9に挿通固
着されたパイプからなる駆動軸10に主軸2を挿通して、
主軸2の外周部に前記駆動モータ8が配置されて、前記
駆動軸10が中間筒5に同軸に連結されている。11は駆動
モータ8の固定子で、この固定子11が固着された筒状の
ケーシング12が前記軸受7の側面に取付けられている。
すなわち、駆動モータ8の駆動軸10で中間筒5を直接に
回転させることが可能に構成されている。前記回転子9
と固定子11は、それぞれ鉄心にコイルを巻いて構成され
たものである。13は駆動軸10の外周面に取付けられたリ
ング状のギアで、これにギアからなる回転検出器14がか
み合い、かつこの回転検出器14が前記ケーシング12に取
付けられたカバープレート15に固着されて、駆動軸10の
回転速度を回転検出器14で検出可能に構成されている。
16は前記軸受7,7が立設されたベース、17はベース16
に取付けられた揺動軸受で、これがダイナモ本体1を油
圧で浮上させて揺動自在に支承している。
らなる駆動モータで、そのリング状の回転子9に挿通固
着されたパイプからなる駆動軸10に主軸2を挿通して、
主軸2の外周部に前記駆動モータ8が配置されて、前記
駆動軸10が中間筒5に同軸に連結されている。11は駆動
モータ8の固定子で、この固定子11が固着された筒状の
ケーシング12が前記軸受7の側面に取付けられている。
すなわち、駆動モータ8の駆動軸10で中間筒5を直接に
回転させることが可能に構成されている。前記回転子9
と固定子11は、それぞれ鉄心にコイルを巻いて構成され
たものである。13は駆動軸10の外周面に取付けられたリ
ング状のギアで、これにギアからなる回転検出器14がか
み合い、かつこの回転検出器14が前記ケーシング12に取
付けられたカバープレート15に固着されて、駆動軸10の
回転速度を回転検出器14で検出可能に構成されている。
16は前記軸受7,7が立設されたベース、17はベース16
に取付けられた揺動軸受で、これがダイナモ本体1を油
圧で浮上させて揺動自在に支承している。
【0013】このシャシダイナモメータは、そのローラ
3,3上にテスト自動車の駆動車輪(図示省略)を載置
して、その駆動車輪でローラ3,3を介して主軸2を回
転させる。一方、駆動モータ8に電圧を印加して、その
回転子9の駆動軸10で中間筒5を直接に回転させ、かつ
その駆動軸10の回転速度を回転検出器14で検出して、駆
動モータ8を制御し中間筒5の回転を前記主軸2の回転
に同期させて、インナーベアリング4の摩擦ロスをなく
するものである。
3,3上にテスト自動車の駆動車輪(図示省略)を載置
して、その駆動車輪でローラ3,3を介して主軸2を回
転させる。一方、駆動モータ8に電圧を印加して、その
回転子9の駆動軸10で中間筒5を直接に回転させ、かつ
その駆動軸10の回転速度を回転検出器14で検出して、駆
動モータ8を制御し中間筒5の回転を前記主軸2の回転
に同期させて、インナーベアリング4の摩擦ロスをなく
するものである。
【0014】前記のように、駆動軸10がパイプで構成さ
れた駆動モータ8を主軸2の外周部に配置し、かつ前記
駆動軸10を中間筒5に同軸に連結して、駆動モータ8の
駆動軸10で中間筒5を直接に回転させる。したがって、
前記従来例で使用しているタイミングベルトが切断した
場合のように、駆動モータ8の回転を中間筒5に伝導す
ることが不能になるおそれがなく、駆動モータ8で中間
筒5を常に確実に回転させてインナーベアリング4の摩
擦ロスをなくすることが可能であり、メンテナンスに要
する手間を大巾に少なくすることができる。また、駆動
モータ8で直接に中間筒5を回転させるから、テストを
行う初期から主軸2の回転に同期させて中間筒5を回転
させてインナーベアリング4の摩擦ロスをなくすること
が可能であり、暖機運転が不要である。そして、この実
施例のシャシダイナモメータは、駆動モータ8を、ブラ
シが使用されていないACインバータベクトル制御モー
タで構成しているから、駆動モータ8に要するメンテナ
ンスの手間も少なくすることが可能である。
れた駆動モータ8を主軸2の外周部に配置し、かつ前記
駆動軸10を中間筒5に同軸に連結して、駆動モータ8の
駆動軸10で中間筒5を直接に回転させる。したがって、
前記従来例で使用しているタイミングベルトが切断した
場合のように、駆動モータ8の回転を中間筒5に伝導す
ることが不能になるおそれがなく、駆動モータ8で中間
筒5を常に確実に回転させてインナーベアリング4の摩
擦ロスをなくすることが可能であり、メンテナンスに要
する手間を大巾に少なくすることができる。また、駆動
モータ8で直接に中間筒5を回転させるから、テストを
行う初期から主軸2の回転に同期させて中間筒5を回転
させてインナーベアリング4の摩擦ロスをなくすること
が可能であり、暖機運転が不要である。そして、この実
施例のシャシダイナモメータは、駆動モータ8を、ブラ
シが使用されていないACインバータベクトル制御モー
タで構成しているから、駆動モータ8に要するメンテナ
ンスの手間も少なくすることが可能である。
【0015】前記実施例は、一対のローラ間にダイナモ
本体が配置されたシャシダイナモメータについて示した
が、シャシダイナモメータにおけるローラとダイナモ本
体の位置関係などの構成については任意であり、例え
ば、実開昭57−175036号公報に開示されている
ように、一対のローラが直接にシャフトで連結され、そ
のいずれか一方のローラの外側にダイナモ本体が配置さ
れたシャシダイナモメータに実施することも可能であ
る。
本体が配置されたシャシダイナモメータについて示した
が、シャシダイナモメータにおけるローラとダイナモ本
体の位置関係などの構成については任意であり、例え
ば、実開昭57−175036号公報に開示されている
ように、一対のローラが直接にシャフトで連結され、そ
のいずれか一方のローラの外側にダイナモ本体が配置さ
れたシャシダイナモメータに実施することも可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明のシャシダイナモメータは、上記
のように、ダイナモ本体に設けられてローラが装着され
た主軸を、インナーベアリングとアウターベアリングを
介して軸受で支承し、かつ駆動軸がパイプで構成されて
前記主軸の外周部に配置された駆動モータにおける前記
駆動軸を、インナーベアリングとアウターベアリングの
中間筒に同軸に連結して、前記駆動モータの駆動軸で前
記中間筒を直接に回転させるように構成した。したがっ
て、前記従来例におけるタイミングベルトの切断のよう
に、前記駆動モータの回転力を中間筒に伝導することが
不能になるおそれがないから、メンテナンスに要する手
間を前記従来例に比して大巾に少なくすることが可能で
あり、かつメンテナンスが容易である。そして、前記中
間筒を駆動モータで直接に回転させるから、自動車のテ
ストを行う初期においても、主軸の回転に同期させて前
記中間筒を回転させて、インナーベアリングの摩擦ロス
をなくすることが可能であって、暖機運転が不要である
から、暖機運転に要する時間ロスなども解消することが
可能である。
のように、ダイナモ本体に設けられてローラが装着され
た主軸を、インナーベアリングとアウターベアリングを
介して軸受で支承し、かつ駆動軸がパイプで構成されて
前記主軸の外周部に配置された駆動モータにおける前記
駆動軸を、インナーベアリングとアウターベアリングの
中間筒に同軸に連結して、前記駆動モータの駆動軸で前
記中間筒を直接に回転させるように構成した。したがっ
て、前記従来例におけるタイミングベルトの切断のよう
に、前記駆動モータの回転力を中間筒に伝導することが
不能になるおそれがないから、メンテナンスに要する手
間を前記従来例に比して大巾に少なくすることが可能で
あり、かつメンテナンスが容易である。そして、前記中
間筒を駆動モータで直接に回転させるから、自動車のテ
ストを行う初期においても、主軸の回転に同期させて前
記中間筒を回転させて、インナーベアリングの摩擦ロス
をなくすることが可能であって、暖機運転が不要である
から、暖機運転に要する時間ロスなども解消することが
可能である。
【図1】本発明実施例の要部の断正面図である。
【図2】実施例の正面図である。
【図3】実施例の要部の断側面図である。
【図4】従来例の要部の断正面図である。
【図5】従来例の正面図である。
【図6】従来例の要部の断側面図である。
1:ダイナモ本体、2:主軸、3:ローラ、4:インナ
ーベアリング、5:中間筒、6:アウターベアリング、
7:軸受、8:駆動モータ、9:回転子、10:駆動軸、
11:固定子。
ーベアリング、5:中間筒、6:アウターベアリング、
7:軸受、8:駆動モータ、9:回転子、10:駆動軸、
11:固定子。
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイナモ本体に設けられた主軸が、その
外周に配置されたインナーベアリングとそのインナーベ
アリング外周に配置されたアウターベアリングとを介し
て軸受で支承され、前記主軸にローラが装着されたシャ
シダイナモメータにおいて、回転子の駆動軸をパイプで
形成した駆動モータが前記主軸の外周部に配置されて、
前記インナーベアリングとアウターベアリングの相対し
た周面間に配置された中間筒に前記駆動軸が同軸に連結
され、前記駆動モータの固定子が前記軸受などの固定部
材に取付けられたことを特徴とするシャシダイナモメー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358403A JP2745123B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | シャシダイナモメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358403A JP2745123B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | シャシダイナモメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201526A JPH06201526A (ja) | 1994-07-19 |
JP2745123B2 true JP2745123B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=18459119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4358403A Expired - Fee Related JP2745123B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | シャシダイナモメータ |
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- 1992-12-26 JP JP4358403A patent/JP2745123B2/ja not_active Expired - Fee Related
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