JPH0340519Y2 - - Google Patents

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JPH0340519Y2
JPH0340519Y2 JP1985042110U JP4211085U JPH0340519Y2 JP H0340519 Y2 JPH0340519 Y2 JP H0340519Y2 JP 1985042110 U JP1985042110 U JP 1985042110U JP 4211085 U JP4211085 U JP 4211085U JP H0340519 Y2 JPH0340519 Y2 JP H0340519Y2
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main shaft
motor
spindle
servo motor
rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は精密旋盤等に使用する、高速及び低速
の2個の駆動モータを備えた主軸駆動装置に関す
る。
〔従来技術〕
この種の主軸駆動装置は、主軸頭に軸承された
主軸を高速駆動用の交流モータと低速駆動用の直
流サーボモータにより選択的に回転駆動するよう
構成されており、例えばVTRシリンダの加工に
おいては、外径や端面等の通常の旋削加工の際は
高速の交流モータにより主軸を回転駆動し、リー
ド溝の如く高精度を要する旋削加工の際は低速で
回転変動の少ない直流サーボモータにより主軸を
駆動している。しかして、各モータの回転は主軸
上に設けた2個の電磁クラツチにそれぞれベルト
伝動装置等を介して伝達され、電磁クラツチによ
り各モータを選択的に主軸に連結するようにして
いた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かゝる従来技術は、それぞれ2個の電磁クラツ
チと伝動装置を備え、此等を介して交流モータま
たは直流サーボモータの回転を主軸に伝達するよ
うにしているため、動力伝達機構が複雑になると
いう問題があつた。本考案は動力伝達機構を改良
してこのような問題を解決し、更に加工精度を高
めると共に加工時間を短縮することを目的とする
ものである。
〔問題を解決するための手段〕
このために本考案による主軸駆動装置は、図面
に示す如く、主軸頭10に軸承された主軸20を
高速駆動用の交流モータ30と低速駆動用の直流
サーボモータ40により選択的に回転駆動する主
軸駆動装置において、前記主軸頭10の後側に固
定され前記主軸20に固定したロータ32を有す
る前記交流モータ30のステータ31を同主軸2
0と同軸的に支持する主軸モータケーシング12
と、この主軸モータケーシング12に取り付けら
れて前記主軸20と同軸的に後方に突出する中空
軸部13aを有する保持ケース13と、前記中空
部13aに前記主軸20と同軸的に軸承された回
転体65と、前記交流モータ30と回転体65の
間で前記保持ケース13の内部空間に設けられ前
記主軸20の回転数を検出する回転検出器35
と、前記交流モータ30と平行に配置された直流
サーボモータ40と、この直流サーボモータ40
の出力軸に固定された駆動プーリ61と前記回転
体65に設けられた被動プーリ63とこの両プー
リの間に張設された伝動ベルト62よりなる伝動
装置60と、前記主軸20の前記中空軸部13a
より方向に突出する部分に固定されたボス66
と、前記回転体65とボス66の間に設けられて
この両者を結合・離脱する電磁クラツチ50より
なることを特徴とするものである。
〔作用〕
高速回転状態においては、電磁クラツチ50は
離脱され、主軸20は直流サーボモータ40より
切り離されて交流モータ30により直接高速回転
駆動される。この場合の主軸20の回転は回転検
出器35により検出されて回転数が制御される。
低速回転状態においては、電磁クラツチ50が結
合され、主軸20は伝動装置60を介して直流サ
ーボモータ40により低速回転駆動される。この
状態においては、交流モータ30のロータ32は
主軸と共に低速で回転するが、ステータ31との
間の反作用は殆んど生ぜず、また伝動装置60の
被動プーリ63は中空軸部13aに軸承されてい
るので伝動ベルト62の張力が主軸20に加わる
ことはない。
〔考案の効果〕
かゝる本考案によれば、交流モータのロータは
直接主軸に固定されて主軸を駆動するので電磁ク
ラツチ及び伝動装置は直流サーボモータに使用す
る1組のみとなり、動力伝達機構が簡単となり、
コストを低減させることができ、また高速伝達部
の慣性重量が小さくなるので主軸を短時間で高速
回転させることができ、加工時間を短縮できる。
また高速回転の場合には回転検出器により主軸
回転を検出しているので主軸の回転変動を少なく
するように制御することができ、一方低速回転の
場合は主軸に伝動ベルトの張力が加わらないので
主軸の回転精度がよくなり、何れの場合にも加工
精度を向上させることができる。
更に交流モータと回転体の間で保持ケースの内
部空間に回転検出器を設けたことにより、保持ケ
ースを主軸モータケーシングから取り外すのみで
交流モータ及び回転検出器の保守点検を容易に行
うことができると共にこの部分の構造がコンパク
トになる。また直流サーボモータを交流モータと
平行に配置したことにより主軸の長さを短くで
き、全体として主軸駆動装置をコンパクトにする
ことができる。
〔実施例〕
以下に、図面により実施例の説明をする。主軸
頭10は主軸頭本体11、交流モータケーシング
12、保持ケース13及びカバー14よりなり、
主軸頭本体11に固定された軸受金21,22及
びスラスト軸受金23は主軸20を回転自在に軸
承している。主軸20と接合する各軸受金21,
22の内周面には静圧ポケツト21a,22aが
形成され、各静圧ポケツト21a,22aにはそ
れぞれ絞り61,61及び油路60を介してポン
プPより加圧された潤滑油が供給されて主軸20
を静圧支持している。また、主軸20のフランジ
部20aと接合する軸受金22とスラスト軸受金
23の側面にも静圧ポケツト22c,23aが形
成され、それぞれ絞り61,61及び油路60を
介してポンプPより加圧された潤滑油が供給され
て主軸20を軸方向に静圧支持している。各静圧
ポケツト21a,22a,22c,23aからの
潤滑油は回収溝21b,22b,23bを経て油
路62よりリザーバ63に戻される。
主軸頭本体11の後側に固定された交流モータ
ケーシング12内には、主軸20と同軸に高速駆
動用の交流モータ30が組み込まれている。交流
モータ30は、保持ケース13と主軸20の間に
設けられた一種の回転検出器であるレゾルバ35
によりフイードバツク制御が与えられて回転数が
制御されるものであり、交流モータ30のステー
タ31は交流モータケーシング12内に固定さ
れ、ロータ32は主軸12に固定されている。
主軸20の後端部は保持ケース13の後部に形
成された中空軸部13aより突出し、中空軸部1
3aには主軸20と同軸に回転体65が軸支さ
れ、これと軸方向に対向して主軸20の後端部に
はボス66が固定され、回転体65とボス66の
間には電磁クラツチ50が設けられている。電磁
クラツチ50は、ボス66に固定された固定摩擦
板51と、板ばね53を介して回転体65に対し
軸方向移動可能であるが共に回転するように取り
付けられた可動摩擦板52と、ボス66に設けた
ソレノイド54よりなる。可動摩擦板52は通常
は板ばね53により固定摩擦板51より離れて回
転体65とボス66は離脱しているが、ソレノイ
ド54に通電すれば磁性体よりなる可動摩擦板5
2は吸引されて固定摩擦板51と摩擦係合し、回
転体65とボス66を連結するものである。
主軸頭10のカバー14より突出して設けられ
たブラケツト19には、主軸20と平行に、低速
駆動用の直流サーボモータ40が設けられてい
る。回転数変動をなくすようにタコジエネレータ
41によりフイードバツク制御が与えられた直流
サーボモータ40の回転は、伝動装置60を介し
て回転体65に伝達される。伝動装置60は直流
サーボモータ40の出力軸に固定された駆動プー
リ61と、回転体65の外周に形成された被動プ
ーリ63と、両プーリ61,61の間に張設され
た伝動ベルト62より構成されている。
通常の旋削加工の際は、交流モータ30に給電
し、直流サーボモータ40と電磁クラツチ50へ
の給電は停止する。この状態では、主軸20は交
流モータ30により直接高速で回転駆動され、主
軸20の回転はレゾルバ35により検出されて所
定の回転数となるようにフイードバツク制御され
る。また、直流サーボモータ40及び伝動装置6
0は電磁クラツチ50により切り離されており、
伝動ベルト62が駆動されることはないので高速
伝動部の慣性重量が小さくなり、従つて主軸20
は短時間で高速回転に達するので加工時間を短縮
させることができる。高精度を要する旋削加工の
際は、直流サーボモータ40と電磁クラツチ50
に給電し、交流モータ30への給電は停止する。
この状態では、主軸20は一対のプーリ61,6
3と伝動ベルト62よりなる伝動装置60及び被
動プーリ63が形成された回転体65とボス66
の間に設けた電磁クラツチ50を介して回転変動
の少ない直流サーボモータ40により低速で回転
駆動される。伝動ベルト62の張力を受ける被動
プーリ63は主軸頭10に固定された保持ケース
13の中空軸部13aに軸承されており、従つて
伝動ベルト62の張力は保持ケース13を介して
主軸頭10により受け止められて主軸20に加わ
ることはないので、主軸20の回転精度が向上
し、加工精度は一層向上する。このように電磁ク
ラツチ50及び伝動装置60は直流サーボモータ
40による駆動に使用する1組のみであるので動
力伝達機構は簡単である。なお、低速回転状態に
おいては、交流モータ30のロータ32は主軸2
0と共に回転するが、回転数が低いのでステータ
31との間の反作用は殆ど生ぜず、また速度が小
さいので伝動ベルト62の振動が生ずることもな
い。
また、交流モータ30と回転体65の間で保持
ケース13の内部空間にレゾルバ35を設けてい
るので、この部分の構造がコンパクトになると共
に保持ケース13を主軸モータケーシング12か
ら取り外せば交流モータ30及びレゾルバ35の
保守点検を容易に行うことができる。更に直流サ
ーボモータ40を交流モータ30と平行に配置し
たので主軸20の軸方向長さが短くなり、これに
より主軸駆動装置が全体としてコンパクトにな
る。
なお本実施例においては電磁クラツチ50の固
定摩擦板51とソレノイド54をボス66側に設
けたが、此等51,54を回転体65側に設け、
可動摩擦板51をボス66側に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による主軸駆動装置の一実施例を
示す長手方向断面図である。 符号の説明、10…主軸頭、12…主軸モータ
ケーシング、13…保持ケース、13a…中空軸
部、20…主軸、30…交流モータ、31…ステ
ータ、32…ロータ、35…回転検出器(レゾル
バ)、40…直流サーボモータ、50…電磁クラ
ツチ、60…伝動装置、61…駆動プーリ、62
…伝動ベルト、63…被動プーリ、65…回転
体、66…ボス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸頭に軸承された主軸を高速駆動用を交流モ
    ータと低速駆動用の直流サーボモータにより選択
    的に回転駆動する主軸駆動装置において、前記主
    軸頭の後側に固定され前記主軸に固定したロータ
    を有する前記交流モータのステータを同主軸と同
    軸的に支持する主軸モータケーシングと、この主
    軸モータケーシングに取り付けられて前記主軸と
    同軸的に後方に突出する中空軸部を有する保持ケ
    ースと、前記中空軸部に前記主軸と同軸的に軸承
    された回転体と、前記交流モータと回転体の間で
    前記保持ケースの内部空間に設けられて前記主軸
    の回転数を検出する回転検出器と、前記交流モー
    タと平行に配置された直流サーボモータと、この
    直流サーボモータの出力軸に固定された駆動プー
    リと前記回転体に設けられた被動プーリとこの両
    プーリの間に張設された伝動ベルトよりなる伝動
    装置と、前記主軸の前記中空軸部より後方に突出
    する部分に固定されたボスと、前記回転体とボス
    の間に設けられてこの両者を結合・離脱する電磁
    クラツチよりなることを特徴とする主軸駆動装
    置。
JP1985042110U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0340519Y2 (ja)

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JP1985042110U JPH0340519Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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JP1985042110U JPH0340519Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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JPS61159141U JPS61159141U (ja) 1986-10-02
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