JP2012086312A - ガンドリルマシン - Google Patents

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博 稲田
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Abstract

【課題】スピンドルを回転駆動させるモータの電流値や電力値に基づいてモータの加工負荷を検出していたため、ノイズや減衰の影響を受けて検出精度には限界があり、また、モータの回転力をベルやプーリを介してスピンドルの基端部に伝達していため、スピンドルに振れが発生し易く、精度限界があった。
【解決手段】スピンドルモータ15のステータユニット17をスピンドル23が挿通するケーシング3の内側に固設し、相方のロータ21をスピンドル23の中間部に取り付ける。また、スピンドル23の基端側にはレゾルバ39のロータ41を取り付け、相方のステータユニット43をケーシング3に直接取付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、深穴加工に使用するガンドリルマシンに関するものである。
従来から、深穴加工用には、特許文献1を一例として種々のガンドリルマシンが開発されているが、図4に示すようなものが典型的なものである。
このタイプのガンドリルマシン101では、基台103上にはケーシング105が設置されている。このケーシング105と基台103との間には送りモータに連結されたボールネジ機構(図示省略)が設けられ、送りモータの駆動によってケーシング105は基台103に対して矢印に示す方向に移動可能になっている。ケーシング105内ではスピンドル107が回転可能に軸支され、ケーシング105上にはモータ109が設置されており、このモータ109からの回転力をベルト111およびプーリ113を介してスピンドル107の基端部が受け取って回転駆動される。
スピンドル107の基端部には回転継手115を介してクーラントを供給するための供給ホース117が接続されており、この供給ホース117はスピンドル107の軸芯を貫通する油穴108に連通している。一方、スピンドル107の先端部にはドリルホルダ119が取り付けられており、このドリルホルダ119にガンドリル121が装着される。ガンドリル121にも軸方向に沿って油穴123が貫通しており、この油穴123はスピンドル107の油穴108と連通している。また、ガンドリル121の外周には先端側から軸方向に沿ってV字状溝125が形成されており、このV字状溝125は基台103上に設置されたチップボックス127まで延びている。このような構成により、クーラントは供給ホース117、スピンドル107の油穴108、およびガンドリル121の油穴123を通ってその先端部から噴出され、ワーク(W)の切削屑と共にV字状溝125を通ってチップボックス127まで回収されるようになっている。
ワーク(W)は基台103上に設置されたワークホルダ129に装着される。このワークホルダ129はスピンドル107側と同様な機構によりモータ131によって回転駆動されるが、スピンドル107は逆方向に回転駆動されるので、加工時にはガンドリル121の相対的な回転速度が増大されて効率的な切削が図られるようになっている。
特開2005−125450号公報
而して、サーボ制御するにしても、従来はスピンドル107を回転駆動させるモータ109の電流値や電力値に基づいてモータ109の加工負荷を検出していたため、ノイズや減衰の影響を受けて検出精度には限界があった。また、モータ109の回転力をベルト111やプーリ113を介してスピンドル107の基端部に伝達していため、スピンドル107に振れが発生し易かった。
本発明は、上記した問題点に鑑みて為されたものであり、より高い精度で深穴加工できる、改良されたガンドリルマシンを提供することを、その目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、スピンドルモータの回転数を直接検出するサーボモータ機構を備えると共に、スピンドルモータのロータをスピンドルに直接取り付けた構造のガンドリルマシンを提供する。
請求項1の発明は、スピンドル挿通穴に軸受が設けられたケーシングと、前記軸受に回転自在に支持されて、前記ケーシングを挿通し、先端側にガンドリルが取り付けられたスピンドルと、前記ケーシング内に固設されたステータと、前記ステータに半径方向内方から対向した状態で前記スピンドルの中間部を外囲する筒状のロータとからなるスピンドルモータと、前記スピンドルの基端側突出部を外囲する筒状のロータと、前記ロータに半径方向外方から対向配設されたステータとからなる検出器を備え、前記検出器からの前記スピンドルの回転数情報に基づいて前記スピンドルモータをサーボ制御することを特徴とするガンドリルマシンである。
請求項2の発明は、請求項1に記載したガンドリルマシンにおいて、検出器のステータはケーシングに連設されたカバーにより覆われていることを特徴とするガンドリルマシンである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載したガンドリルマシンにおいて、検出器はレゾルバであることを特徴とするガンドリルマシンである。
本発明のガンドリルマシンによれば、より高い精度で深穴加工できる。
本発明の実施の形態に係るガンドリルマシンのケーシング部分の断面図である。 図1のスピンドルモータの構造を示す斜視図である。 図1のレゾルバの構造を示す斜視図である。 従来のガンドリルマシンの側面図である。
本発明の実施の形態にガンドリルマシン1を図面にしたがって説明する。
図1において、符号3はケーシングを示し、このケーシング3は従来のガンドリルマシン101と同様に基台103に移動可能に設置される。
ケーシング3は筒状部材5と筒状部材5の軸方向両端側を閉塞する筒状フランジ部材7、9により構成されており、筒状フランジ部材7、9のそれぞれ中心部に形成された穴はスピンドル挿通穴になっている。筒状フランジ部材7のスピンドル挿通穴には2つの軸受11が設けられ、筒状フランジ部材9のスピンドル挿通穴には1つの軸受11が設けられている。また、筒状フランジ部材9の外面には嵌合用段差部13、14が形成されて、内方側に向かって凹んでいる。
符号15はスピンドルモータを示し、このスピンドルモータ15はステータユニット17とロータ21とからなる。
ステータユニット17はコイル等のステータ構成部材を内蔵したものであり、円筒状を為している。ステータユニット17は筒状部材5の内側に固設されており、ステータユニット17の外周面に形成された段差部18が筒状部材5の内側に有る段差部に係合されて位置決めされている。ステータユニット17の内蔵コイルのリード線の接続用にコネクタ19が設けられているが、このコネクタ19は筒状部材5から引き出されて上方に突出している。
符号23はシャフト状のスピンドルを示し、このスピンドル23には従来品と同様に油穴25が貫通している。スピンドル23は材料の硬度等を重視し、クロムモリブデン調質鋼で形成されている。
図2に示すように、スピンドル23は複数の筒体が嵌合して一体となっており、外側の筒体ほど軸方向の長さが短くなっている。軸方向中間部にはその最も外方の筒体が固定されており、その中間部が最も大径となって剛性が高くなっている。この中間部の外周面にはキー溝27が形成されている。
スピンドルモータ15のロータ21は円筒状を為しており、ロータ21の内周面にはキー22が形成されており、このキー22が上記したスピンドル23のキー溝27に嵌合している。したがって、ロータ21がスピンドル23を外囲すると共に、ロータ21はスピンドル23に対して軸方向移動不能に固定される。
スピンドル23は筒状フランジ部材7、9の挿通穴からケーシング3内に挿通され、軸受11、11、11により回転自在に支持されており、その支持状態ではスピンドル23に取り付けられたロータ21の凸条24は上記したステータユニット17の半径方向内方から僅かな間隔を空けて対向している。
また、スピンドル23の軸方向両端部はケーシング3の筒状フランジ部材7、9を超えてそれぞれ外方に突出している。
スピンドル23の先端部側では、筒状フランジ部材7の挿通穴に対して押え部材29の段差部が入り込んで嵌合固定され、その押え部材29の内周面側にはスペーサ31が係合し、そのスペーサ31にスピンドル23に取り付けられたロックナット33が当たるようになっている。また、スピンドル23の基端部側でも、スピンドル23に取り付けられたロックナット33が軸受11に当たるようになっている。この構成により、スピンドル23は軸方向移動不能になっている。
上記した構成により、スピンドルモータ15はケーシング3内に収容されており、そのステータユニット17のコイルへの通電により、ステータユニット17に回転磁界が発生し、この回転磁界に吸引される力が対向したロータ21に発生してスピンドル23が回転するようになっている。その際に、ロータ21がスピンドル23の中間部に取り付けられているので、スピンドル23は振れずに安定的に回転駆動される。
スピンドル23の先端部には、ガンドリル抜け止め用のナット35が取付けられている。従来品と同じ構造のガンドリル37の基端部がスピンドル23の先端の穴に挿入され保持された上で、このナット35に締付けられて抜け止め固定されている。
図3で示すように、符号39はレゾルバを示し、このレゾルバ39のロータ41は円筒状を為している。このロータ41はスピンドル23のケーシング3から突出した基端部側に取り付けられており、スピンドル23を外囲した状態となっている。ロータ41の一端側はスピンドル23の段差部に当接し、他端側にはロックナット33が取り付けられており、ロータ41は軸方向移動不能でスピンドル23と一体に回転するようになっている。
ステータユニット43はステータ構成部材を内蔵したものであり、円筒状を為しており、その外周面には係合用の凸条44が設けられている。この凸条44がケーシング3の筒状フランジ部材9の嵌合用段差部13に係合され、他方からは押え部材46が当てられ、押え部材46から筒状フランジ部材9側へボルト(図示省略)が通されており、ステータユニット43は筒状フランジ部材9に固設されている。
このステータユニット43には内蔵コイルのリード線45の接続用のコネクタ47が取り付けられている。
符号49はレゾルバ用カバーを示し、このレゾルバ用カバー49はドーナツ状部51とそのドーナツ状部51の外周縁から立ち上がった円環状の壁部53と、その内周縁から同じ方向に低く立ち上がった円環状の壁部55で構成されている。壁部53は筒状フランジ部材9の嵌合用段差部14に嵌合されて固定されており、この固定により、レゾルバ用カバー49がレゾルバ39をカバーした状態となる。ステータユニット43のコネクタ47はレゾルバ用カバー49より上方に引き出されている。
上記した構成により、スピンドル23の回転数、すなわちスピンドルモータ15の実際の回転数を直接の検出量とすることができる。
レゾルバ用カバー49の壁部55には軸受11が設けられており、スピンドル23はレゾルバ39部分ではその軸受11により回転自在に支持されている。
スピンドル23の基端部には、従来品と同様に回転継手57を介してクーラントを供給するための供給ホース59が接続されている。
コネクタ19、47は、制御部(図示省略)に接続されており、制御部はレゾルバ39からの回転数をフィードバックすることにより、ガンドリルマシン1を指令通りに精度高く制御できる。
このガンドリルマシン1は、スピンドルモータ部分に特徴を有するものであり、その余の構成部分は従来品を利用して構成できる。
このガンドリングマシン1によれば、上記した特徴的な構成により、加工精度が高くなっており、従来品より小径のワークに対してより深く穴を開けることができる。
また、このガンドリルマシン1によれば、スピンドルモータがケーシング3に収容されているため、その部分をコンパクト化できる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、油に強いことやロータを円筒状に製造し易いことから、レゾルバを検出器として使用しているが、これに限らず、その他の検出器、例えばエンコーダでもこれらの課題が解決できれば、選択肢の一つとなるものと考える。
1……ガンドリルマシン
3……ケーシング 5……筒状部材
7、9……筒状フランジ部材 11……軸受
15……スピンドルモータ 17……ステータユニット
21……ロータ 23……スピンドル
39……レゾルバ 41……ロータ
43……ステータユニット 49……レゾルバ用カバー
57……回転継手 59……供給ホース

Claims (3)

  1. スピンドル挿通穴に軸受が設けられたケーシングと、前記軸受に回転自在に支持されて、前記ケーシングを挿通し、先端側にガンドリルが取り付けられたスピンドルと、前記ケーシング内に固設されたステータと、前記ステータに半径方向内方から対向した状態で前記スピンドルの中間部を外囲する筒状のロータとからなるスピンドルモータと、前記スピンドルの基端側突出部を外囲する筒状のロータと、前記ロータに半径方向外方から対向配設されたステータとからなる検出器を備え、前記検出器からの前記スピンドルの回転数情報に基づいて前記スピンドルモータをサーボ制御することを特徴とするガンドリルマシン。
  2. 請求項1に記載したガンドリルマシンにおいて、検出器のステータはケーシングに連設されたカバーにより覆われていることを特徴とするガンドリルマシンである。
  3. 請求項1または2に記載したガンドリルマシンにおいて、検出器はレゾルバであることを特徴とするガンドリルマシン。
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