JP2000280095A - プレス機 - Google Patents

プレス機

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JP2000280095A
JP2000280095A JP11089287A JP8928799A JP2000280095A JP 2000280095 A JP2000280095 A JP 2000280095A JP 11089287 A JP11089287 A JP 11089287A JP 8928799 A JP8928799 A JP 8928799A JP 2000280095 A JP2000280095 A JP 2000280095A
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JP
Japan
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crankshaft
magnetic bearing
position sensor
press
supported
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JP11089287A
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English (en)
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Hiroyuki Kashiwa
寛之 栢
Takamitsu Matsuda
隆光 松田
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Yamada Dobby Co Ltd
Original Assignee
Yamada Dobby Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレス機の摺動部における軸部を非接触で支持
することにより、振動や騒音を少なくし更なる高速運転
を可能にするプレス機を提供すること。 【解決手段】クランクシャフト3は回転支持部3aとク
ランクピン部3bを有して形成され、一方の回転支持部
3aは第1磁気軸受10Aと補助メタル20によって非
接触状態で支持され、他方の回転支持部3aは第2磁気
軸受10Bと補助メタル20によって非接触状態で支持
されている。また、クランクピン部3bに装着されるコ
ネクション4、及びプランジャ5、またスライド6の下
方に装着されたガイドポスト7も、それぞれ第2磁気軸
受10Bと補助メタル20によって非接触状態で支持さ
れている。クランクシャフト3は、クランクシャフト3
を支持する第1磁気軸受10Aによって回転駆動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランクシャフ
トを有するプレス機に関し、さらには磁気軸受で支持さ
れたクランクシャフトを有するプレス機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属を連続的に加工するプレス
機は、クランクシャフトが機枠に回転可能に支持され、
クランクシャフトがクラッチ機構を有してモータにより
回転駆動され、クランクシャフトの回転によりクランク
シャフトにコネクションを介して連結されたスライドが
往復移動するように構成されている。このようなプレス
機では、摺動する部位、例えば、クランクシャフトやス
ライドには軸受やガイド部材が介在される。通常、クラ
ンクシャフトの両端には、機枠との間に軸受が装着さ
れ、クランクシャフトの中央部には、コネクションとの
間に軸受が装着されている。また、スライドには、機枠
との間にガイド部材を設けてスライドの摺動を安定させ
ている。プレス加工の精度を向上したり高速回転を行な
うためには、できるだけ軸受との隙間を小さくするとと
もに摺動部分における潤滑を確実に供給する必要があ
る。
【0003】従来のクランクシャフトに装着される軸受
には、クランクシャフトとの僅かな隙間を有して装着さ
れるプレーンメタル、またはクランクシャフトとの隙間
を有することなく圧入して装着するベアリング等が使用
され、いずれも潤滑を絶やすことなく供給している。さ
らにスライドのガイド方式としては、スライドと機枠と
の摺動部分にギブと呼ばれるプレーンガイドを装着した
り、スライドあるいは機枠にガイドポストを立設してベ
アリングを装着することによってスライドの摺動ガイド
を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプレス
機は高速回転するための各部位における改良は為されて
いるものの、プレス機をさらに高速回転すればする程、
クランクシャフトに装着される軸受は、クランクシャフ
トの回転から発生する摩擦熱や潤滑油の供給不足による
焼き付けのおそれが生じたり、ベアリングの場合には許
容回転数の制限があったりして要求される高速には限界
があった。さらに、クランクシャフトは機械的なクラッ
チ機構を介してモータによって駆動され、軸受は主に回
転するクランクシャフトを支持するように装着されてい
るため、クランクシャフトを駆動する機構が複雑でプレ
ス機を大型化するとともに、製造コストを高くしてい
た。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、更なる高速回転を求めるために、クランクシャフ
トと非接触で装着でき、しかもクランクシャフトを駆動
することの可能な軸受を装着してコンパクトに構成する
プレス機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわるプレ
ス機では、上記の課題を解決するために以下のように構
成するものである。即ち、機枠に回転可能に支持される
クランクシャフトと、前記クランクシャフトに連結され
ベッドに対して接近離隔する方向に往復移動するスライ
ドと、を有し、前記クランクシャフトが、前記機枠に支
持され内部に電磁石を有する磁気軸受により非接触で支
持されることを特徴とするものである。
【0007】またこのプレス機は、機枠に回転可能に支
持されるクランクシャフトと、前記クランクシャフトに
連結されベッドに対して接近離隔する方向に往復移動す
るスライドと、を有し、前記クランクシャフトが、両端
部に配設され機枠に回転可能に支持される回転支持部
と、前記回転支持部間に配設され前記スライドに連結す
る少なくとも1個のコネクションを回転可能に支持する
クランクピン部と、を有して形成され、一方の回転支持
部には、前記クランクシャフトを回転駆動するための回
転駆動ユニット部と前記クランクシャフトの軸心に対す
る変動位置を検出するための位置センサ部及び前記位置
センサ部の検出結果によって電流値が制御される電磁石
部とを有する第1磁気軸受が、機枠に装着されるととも
に前記回転支持部と非接触状態で配設され、他方の回転
支持部には、前記クランクシャフトの軸心に対する変動
位置を検出するための位置センサ及び前記位置センサの
検出結果によって電流値が制御される電磁石を有する第
2磁気軸受が、機枠に装着されるとともに前記回転支持
部と非接触状態で配設されることを特徴とするものであ
る。
【0008】好ましくは、前記クランクシャフトの回転
支持部には、機枠に装着されるとともに前記回転支持部
と非接触状態で支持する補助軸受が、前記回転支持部に
対する前記第1磁気軸受と前記第2磁気軸受との隙間よ
り小さい隙間を有して配設されることを特徴とするもの
であればよい。
【0009】また、前記第1磁気軸受が、前記回転駆動
ユニット部と、前記位置センサ部及び前記電磁石部と、
が分割されたケース体に配設されることを特徴とするも
のであってもよい。
【0010】さらに、前記補助軸受が、プレーンメタル
で形成されていることを特徴とするものであればなおよ
い。
【0011】また、前記補助軸受が、ベアリングで形成
されていることを特徴とするものであってもよい。
【0012】またこのプレス機は、前記スライドが、少
なくとも1本のガイドポストとともに往復移動され、前
記ガイドポストが、前記ガイドポストの軸心に対する変
動位置を検出するための位置センサ及び前記位置センサ
の検出結果によって電流値が制御される電磁石を有する
磁気軸受で非接触で支持されることを特徴とするもので
あればよい。
【0013】さらにこのプレス機は、前記クランクピン
部が、前記クランクピン部の軸心に対する変動位置を検
出するための位置センサ及び前記位置センサの検出結果
によって電流値が制御される電磁石を有する磁気軸受で
非接触で支持されることを特徴とするものであればよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0015】本形態のプレス機P1は、図1に示すよう
に、機枠1の上部に、磁気軸受10と補助メタル(補助
軸受)20によって回転可能に支持されたクランクシャ
フト3が装着されている。クランクシャフト3は、両側
に配設される回転支持部3aと中央部に配設されるクラ
ンクピン部3bとを有して形成され、各回転支持部3a
は、内方に配置される磁気軸受10と外方に配置される
補助メタル20とによって非接触で支持されている。ク
ランクピン部3bにはコネクション4が回転可能に支持
され、コネクション4の下方にはプランジャ5を介して
スライド6が上下移動可能に装着されている。
【0016】プランジャ5は、クランクシャフト3の回
転を直線方向に変換するために、プランジャ5の回りに
配置される磁気軸受10と補助メタル20によって非接
触で支持され、スライド6は、下方に複数のガイドポス
ト7を装着して、ガイドポスト7の回りに配置される磁
気軸受10と補助メタル20によって非接触で支持され
ている。
【0017】本プレス機で使用される磁気軸受10は、
クランクシャフト3の一方の回転支持部3aに装着され
る第1磁気軸受10Aと、それ以外の部位に装着される
第2磁気軸受10Bとに区別される。第1磁気軸受10
Aは、図2〜3に示すように、機枠1に支持されるケー
ス体11と、ケース体11に支持され回転支持部3aの
端部側で回転支持部3aの回りに対称の位置に複数個配
置される位置センサ12と、位置センサ12の内方に配
置され回転支持部3aの回りに対称の位置に複数個配置
される軸位置補正用電磁石(以下、電磁石という)13
と、回転支持部3aのクランクピン部3b側で回転支持
部3aの回りに複数個配置されるモータステータ部14
と、を有して構成されている。さらに、モータステータ
部14に対向するようにクランクシャフト3の回転支持
部3aには、回転支持部3aに装着されるリング状のモ
ータロータ部15が配置されて、モータステータ部14
とモータロータ部15と図示しない制御装置内のモータ
駆動回路とを含めて回転駆動ユニットが構成され、クラ
ンクシャフト3を回転駆動させる。
【0018】一方、電磁石13に対向するようにクラン
クシャフト3の回転支持部3aには積層コア16が装着
され、電磁石13と積層コア16との間で磁気回路を形
成可能に構成するとともに渦電流を防止する。そして、
位置センサ12、電磁石13を図示しない制御装置に接
続し、クランクシャフト3の軸心位置を設定された位置
に常時保持できるように、位置センサ12による位置検
出及び電磁石13への電流値制御を行なっている。
【0019】つまり、図3において、クランクシャフト
3に負荷がかかり軸心位置のずれが生じようとしても、
軸心との位置を常時検出している例えば位置センサ12
Aに位置ずれの信号を制御装置に送信することにより、
位置センサ12Aに最も近い電磁石13Aに強い電流を
流してクランクシャフト3との吸引力を上げてクランク
シャフト3を設定された軸心上に保持する。
【0020】クランクシャフト3の他方の回転支持部3
aに装着される第2磁気軸受10Bは、図4に示すよう
に、前述と同様の位置センサ12、電磁石13が配置さ
れ、クランクシャフト3の回転支持部3aには、電磁石
13に対向するように積層コア16が装着されている。
そして、前述の磁気軸受10Aに配置されているモータ
ステータ部14及びモータロータ部15が除かれてい
る。
【0021】補助メタル20は、クランクシャフト3の
両回転支持部3aの端部側に第1磁気軸受10A、第2
磁気軸受10Bより外方に位置して機枠1に装着され、
円筒状に形成されるとともに一方の端面に機枠に装着す
るためにフランジ部21が形成されている。そして、補
助メタル20の内径は回転支持部3aの外径より僅かに
大きく形成されている。補助メタル20と回転支持部3
aとの隙間は、磁気軸受10A、10Bの電磁石13と
回転支持部3aとの隙間より小さく形成されている。そ
のため、例えば、停電の際にクランクシャフト3の回転
支持部3aは補助メタル20に支持されることになり電
磁石13を損傷させない。
【0022】クランクシャフト3のクランクピン部3b
には、図5に示すように、中央部にモータステータ部の
ない第2磁気軸受10Bがコネクション4に装着される
とともにクランクピン部3bに非接触状態で支持するよ
うに配置され、第2磁気軸受10Bを挟んで両側に補助
メタル20がクランクシャフト3のクランクピン部3b
を非接触で支持するように装着される。クランクピン部
3bには、電磁石13に対向するように積層コア17が
装着され電磁石13との間に磁気回路を形成するととも
に渦電流を防止する。そして、第2磁気軸受10Bと補
助メタル20の外周面にコネクション4が嵌合固着され
る。
【0023】コネクション4の下方でピンで連結される
プランジャ5と、スライド6の下方に装着されるガイド
ポスト7を支持する磁気軸受も、モータステータ部14
のない第2磁気軸受10Bが使用され、第2磁気軸受1
0Bの両側に配置される補助メタル20と共に、プラン
ジャ5及びガイドポスト7を非接触状態で機枠1に支持
されている。
【0024】上記のように構成されるプレス機1は、ク
ランクシャフト3の一方の回転支持部3aに装着された
第1磁気軸受10Aの回転駆動ユニットによって、クラ
ンクシャフト3を回転駆動する。クランクシャフト3は
第1磁気軸受10A、第2第2磁気軸受10Bの各電磁
石13の磁力で支持され、第1磁気軸受10A、第2第
2磁気軸受10B及び補助メタル20とは非接触の状態
にある。この状態においては、クランクシャフトの軸心
線は、機枠1のクランクシャフト3支持孔の軸心線と一
致するように設定されている。
【0025】クランクシャフト3のクランクピン部3b
は、回転支持部3aに対してその中心線が偏心され、ク
ランクピン部3bにコネクション4及びスライド6が連
結しているため、クランクシャフト3の回転により、慣
性力が働くとともにワークを加工する際の負荷が発生し
てクランクシャフト3自体を設定された軸心位置から移
動させようとする。クランクシャフト3(回転支持部3
a)の設定された軸心位置の保持は、第1磁気軸受10
A、第2磁気軸受10Bに装着された位置センサ12
と、位置センサ12から送られる信号によって制御され
る電磁石13の電流値量で行なわれる。
【0026】このようにクランクシャフト3は磁気軸受
10により主軸制御されるため、クランクシャフトの心
振れはほとんどなく振動レベルを最小限に抑えることが
できる。しかも、クランクシャフトの回転中に各軸受と
は非接触の状態にあるので、クランクシャフト3に掛か
る負荷が小さくなり摩擦係数が減少するため、従来の高
速回転のレベルををさらに向上させることが可能とな
る。
【0027】なお、停電あるいは運転開始前の状態にお
いては、クランクシャフト3は補助メタル20で支持さ
れ、電磁石13に干渉することはないため、電磁石13
自体を損傷させることはない。
【0028】図6に示すプレス機P2は、クランクシャ
フト3を一方の回転支持部3aに装着される第1磁気軸
受10Aが、分割されて、モータステータ部を有してク
ランクシャフトを回転駆動する磁気軸受30と、クラン
クシャフトの軸位置補正を行なうための位置センサ12
と電磁石13を有する第2磁気軸受10Bと、が回転支
持部3aに別々に装着される形態を示すものであり、さ
らにこの形態においては、他方の回転支持部3aには第
2磁気軸受10Bと補助メタル20との間にクランクシ
ャフト3のスラスト方向(クランクシャフトの軸心方
向)の移動を制御するスラスト磁気軸受40が装着され
ている。スラスト磁気軸受40には、機枠1にクランク
シャフト3の軸心方向に沿って位置センサ12と電磁石
13が配置され、クランクシャフト3の回転支持部3a
に装着された回転リング41との間で磁気回路を発生す
るように構成される。電磁石13と対向する回転リング
41の外縁部には積層コア42が配置され渦電流を防止
している。そして、磁気軸受10Bによりクランクシャ
フト3の軸心位置の保持、及びスラスト磁気軸受40に
よるクランクシャフト3のスラスト方向の位置の保持が
行なわれる。
【0029】なお、本発明のプレス機は、磁気軸受でク
ランクシャフトを非接触で支持するように構成するもの
であり、磁気軸受の配置及び構成は特許請求の範囲内で
あれば上記に限るものではない。また、補助軸受として
は、上記形態においてはプレス機で通常使用されている
プレーンメタルを使用しているが、市販のベアリングで
あっても構わない。但しこの場合、ベアリングの内径
は、上記のプレーンメタルと同様クランクシャフトの回
転支持部との間には隙間が形成される。
【0030】さらに、スライドの上下移動の案内は、上
記形態ではガイドポストが使用されているが、従来から
公知のプレーンガイド構造であってもよい。この場合、
スライドのガイド面に沿って機枠にフラット状の磁気軸
受が装着される。磁気軸受には第2磁気軸受と同様に位
置センサと電磁石が適宜装着される。
【0031】上記のように、プレス機の摺動部には磁気
軸受を装着して非接触で支持すれば、振動や騒音を最小
限に抑え摩擦係数を減少させて、更なる高速化を図るこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1のプレス機
は、機枠に回転可能に支持されるクランクシャフトと、
前記クランクシャフトに連結されベッドに対して接近離
隔する方向に往復移動するスライドと、を有し、前記ク
ランクシャフトが、前記機枠に支持され内部に電磁石を
有する磁気軸受により非接触で支持される。磁気軸受に
より主軸制御を行なうことができるのでクランクシャフ
トの回転による振動の発生は極めて少なく、それによる
高速化を図ることが可能となる。しかも、クランクシャ
フトを非接触で支持するため、摩擦係数を減少させクラ
ンクシャフトに掛かる負荷が軽減されてこれによる高速
化を図ることができる。
【0033】また、請求項2のプレス機は、機枠に回転
可能に支持されるクランクシャフトと、前記クランクシ
ャフトに連結されベッドに対して接近離隔する方向に往
復移動するスライドと、を有し、前記クランクシャフト
が、両端部に配設され機枠に回転可能に支持される回転
支持部と、前記回転支持部間に配設され前記スライドに
連結する少なくとも1個のコネクションを回転可能に支
持するクランクピン部と、を有して形成され、一方の回
転支持部には、前記クランクシャフトを回転駆動するた
めの回転駆動ユニット部と前記クランクシャフトの軸心
に対する変動位置を検出するための位置センサ部及び前
記位置センサ部の検出結果によって電流値が制御される
電磁石部とを有する第1磁気軸受が、機枠に装着される
とともに前記回転支持部と非接触状態で配設され、他方
の回転支持部には、前記クランクシャフトの軸心に対す
る変動位置を検出するための位置センサ及び前記位置セ
ンサの検出結果によって電流値が制御される電磁石を有
する第2磁気軸受が、機枠に装着されるとともに前記回
転支持部と非接触状態で配設される。
【0034】前記クランクシャフトは、前記第1及び第
2磁気軸受によって非接触状態で支持されるとともに、
クランクシャフトの回転は第1磁気軸受によって行なわ
れ、クランクシャフトの軸位置補正は第2磁気軸受によ
って行なわれる。従って、磁気軸受により主軸制御を行
なうことができるのでクランクシャフトの回転による振
動や騒音の発生は極めて少なくそれによる高速化を図る
ことが可能となる。しかも、クランクシャフトを非接触
で支持するため摩擦係数が減少し、クランクシャフトに
掛かる負荷が軽減されてこれによる高速化を図ることが
できる。さらに、従来から装着されたクラッチ機構を省
略できるので、極めてコンパクトなプレス機を提供する
ことができる。
【0035】請求項3のプレス機は、前記クランクシャ
フトの回転支持部には、機枠に装着されるとともに前記
回転支持部と非接触状態で支持する補助軸受が、前記回
転支持部に対する前記第1磁気軸受と前記第2磁気軸受
との隙間より小さい隙間を有して配設されている。その
ため、異常時が発生した場合に、前記クランクシャフト
が補助軸受で保護されるので前記第1磁気軸受及び前記
第2磁気軸受を損傷させることはない。
【0036】請求項4のプレス機は、前記第1磁気軸受
が、前記回転駆動ユニット部と、前記位置センサ部及び
前記電磁石部と、が分割されたケース体に配設されてい
ても、請求項2記載のプレス機と同様の効果を有する。
【0037】請求項5のプレス機は、前記補助軸受が、
プレーンメタルで形成されているので請求項3のプレス
機と同様の効果を有する。
【0038】請求項6のプレス機は、前記補助軸受が、
ベアリングで形成されているので請求項3のプレス機と
同様の効果を有するとともにコストを廉価にすることが
できる。
【0039】請求項7のプレス機は、前記スライドが、
少なくとも1本のガイドポストとともに往復移動され、
前記ガイドポストが、前記ガイドポストの軸心に対する
変動位置を検出するための位置センサ及び前記位置セン
サの検出結果によって電流値が制御される電磁石を有す
る磁気軸受で非接触で支持される。そのため、請求項2
のプレス機と同様の効果を有するとともに、スライドの
上下移動における振動を最小限にすることができるとと
もに、スライドの摺動における負荷を軽減できる。
【0040】請求項8のプレス機は、前記クランクピン
部が、前記クランクピン部の軸心に対する変動位置を検
出するための位置センサ及び前記位置センサの検出結果
によって電流値が制御される電磁石を有する磁気軸受で
非接触で支持される。請求項2のプレス機と同様の効果
を有するとともに、クランクピン部に装着されるコネク
ションの回転における振動をも少なくするとともに負荷
をも軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス機の一形態を示す正面断面図
【図2】図1における第1磁気軸受の詳細を示す拡大断
面図
【図3】図2における第1磁気軸受の詳細を示す拡大側
面断面図
【図4】図1における第2磁気軸受の詳細を示す拡大断
面図
【図5】図1におけるクランクピン部の詳細を示す拡大
断面図
【図6】磁気軸受の別の形態を示す一部断面図
【符号の説明】
P1、P2…プレス機 1…機枠 3…クランクシャフト 3a…回転支持部 3b…クランクピン部 4…コネクション 5…プランジャ 6…スライド 7…ガイドポスト 10A…第1磁気軸受 10B…第2磁気軸受 11…ケース体 12…位置センサ 13…電磁石 14…モータステータ 15…モータロータ 20…補助メタル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に回転可能に支持されるクランクシ
    ャフトと、前記クランクシャフトに連結されベッドに対
    して接近離隔する方向に往復移動するスライドと、を有
    し、 前記クランクシャフトが、前記機枠に支持され内部に電
    磁石を有する磁気軸受により非接触で支持されることを
    特徴とするプレス機。
  2. 【請求項2】 機枠に回転可能に支持されるクランクシ
    ャフトと、前記クランクシャフトに連結されベッドに対
    して接近離隔する方向に往復移動するスライドと、を有
    し、 前記クランクシャフトが、両端部に配設され機枠に回転
    可能に支持される回転支持部と、前記回転支持部間に配
    設され前記スライドに連結する少なくとも1個のコネク
    ションを回転可能に支持するクランクピン部と、を有し
    て形成され、 一方の回転支持部には、前記クランクシャフトを回転駆
    動するための回転駆動ユニット部と前記クランクシャフ
    トの軸心に対する変動位置を検出するための位置センサ
    部及び前記位置センサ部の検出結果によって電流値が制
    御される電磁石部とを有する第1磁気軸受が、機枠に装
    着されるとともに前記回転支持部と非接触状態で配設さ
    れ、 他方の回転支持部には、前記クランクシャフトの軸心に
    対する変動位置を検出するための位置センサ及び前記位
    置センサの検出結果によって電流値が制御される電磁石
    を有する第2磁気軸受が、機枠に装着されるとともに前
    記回転支持部と非接触状態で配設されることを特徴とす
    るプレス機。
  3. 【請求項3】 前記クランクシャフトの回転支持部に
    は、機枠に装着されるとともに前記回転支持部と非接触
    状態で支持する補助軸受が、前記回転支持部に対する前
    記第1磁気軸受と前記第2磁気軸受との隙間より小さい
    隙間を有して配設されることを特徴とする請求項2記載
    のプレス機。
  4. 【請求項4】 前記第1磁気軸受が、前記回転駆動ユニ
    ット部と、前記位置センサ部及び前記電磁石部と、が分
    割されたケース体に配設されることを特徴とする請求項
    2記載のプレス機。
  5. 【請求項5】 前記補助軸受が、プレーンメタルで形成
    されていることを特徴とする請求項3記載のプレス機。
  6. 【請求項6】 前記補助軸受が、ベアリングで形成され
    ていることを特徴とする請求項3記載のプレス機。
  7. 【請求項7】 前記スライドが、少なくとも1本のガイ
    ドポストとともに往復移動され、前記ガイドポストが、
    前記ガイドポストの軸心に対する変動位置を検出するた
    めの位置センサ及び前記位置センサの検出結果によって
    電流値が制御される電磁石を有する磁気軸受で非接触で
    支持されることを特徴とする請求項1または2記載のプ
    レス機。
  8. 【請求項8】 前記クランクピン部が、前記クランクピ
    ン部の軸心に対する変動位置を検出するための位置セン
    サ及び前記位置センサの検出結果によって電流値が制御
    される電磁石を有する磁気軸受で非接触で支持されるこ
    とを特徴とする請求項2記載のプレス機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013509998A (ja) * 2009-11-04 2013-03-21 ディーフェンバッハー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング マシーネン− ウント アンラーゲンバウ 直接駆動されるクランク機構を備えたプレス
CN107263215A (zh) * 2017-08-18 2017-10-20 沈阳建筑大学 一种用于机床电主轴的偏心补偿系统
CN115076211A (zh) * 2022-07-28 2022-09-20 潍柴动力股份有限公司 一种曲轴系统及控制方法

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