JP2008121699A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化が図られる軸受装置を提供する。
【解決手段】軸受装置3は、モータ20によって回転駆動される駆動装置に備えられる。軸受装置3は、回転軸21の軸方向におけるモータ20の両側に設けられるフォイル軸受30,40と、回転軸21の軸方向におけるフォイル軸受30,40の外側に設けられ、フランジ部51,61と電磁石52,62とが設けられるアキシャル磁気軸受50,60とを備える。軸受装置3は、ロータ23とフォイル軸受30,40との間にケーシング10bから突出する突出部6,7を設けるとともに、突出部6,7にロータ23を支承する保護軸受としてすべり軸受8,9を設ける。回転軸21の軸方向における突出部6とロータ23との隙間x1は、他の部材同士の隙間y1,z1より狭く形成されてなる。回転軸21の軸方向における突出部7とロータ23との隙間x2は、他の部材同士の隙間y2,z2より狭く形成されてなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、軸受装置に関する。
コンプレッサ、ブロワ、タービン等の回転機器を駆動する回転駆動装置には、回転軸を支承する軸受装置が備えられている。特に小型な回転機器やオイルの使用を避けたい回転機器においては、磁気軸受やフォイル軸受が用いられている。このような軸受装置では、磁気軸受がアキシャル方向軸受として回転軸を支承するとともに、フォイル軸受がラジアル方向軸受として回転軸を支承する。磁気軸受やフォイル軸受は、オイルを用いず、回転時に非接触であるため、軸受の耐久性を高くすることができる。
上記の軸受装置が備えられた圧縮機には、図3に示されるように、圧縮部1の羽根車11と一体に回転する回転軸21と、該回転軸21を駆動する駆動装置としての駆動部2とが備えられており、該駆動部2に回転軸21を支承する軸受装置3としてのフォイル軸受30,40とアキシャル磁気軸受50,60とが設けられている。同回転軸21は、駆動部2に設けられるビルトイン型のモータ20により駆動される。モータ20は、ケーシング10に固定されるステータ22と、回転軸21に一体に設けられるロータ23とにより構成される。
両フォイル軸受30,40は、回転軸21の軸方向においてモータ20を挟むように位置している。両フォイル軸受30,40は、ケーシング10に固定される円筒状の軸受ハウジング31,41の内周にバンプフォイル32,42及びトップフォイル33,43が配置され、該トップフォイル33,43内に回転軸21が配置された構成になっている。運転時には、回転軸21が回転されると、回転軸21とトップフォイル33,43との間に動圧が発生し、気体潤滑作用により回転軸21がトップフォイル33,43に非接触状態で支承される。停止時には、回転軸21の自重によって鉛直下方に偏移し、トップフォイル33,43に接触した状態に保たれる。
両アキシャル磁気軸受50,60は、回転軸21の軸方向においてフォイル軸受30,40のモータ20から離間する側にそれぞれ位置している。両アキシャル磁気軸受50,60は、回転軸21に一体回転可能に設けられるフランジ部51,61と、軸受ハウジング31,41のフランジ部51,61と対向する部位に設けられる電磁石52,62とからなる。軸受ハウジング31,41のフランジ部51,61と対向する面には、環状の凹部31a,41aが形成され、該凹部31a,41aに電磁石コイル52a,62aが収容されている。軸受ハウジング31は、磁性体により形成されており、電磁石ヨーク52b,62bを兼ねている。すなわち、電磁石コイル52a,62a及び電磁石ヨーク52b,62bより電磁石52,62が構成されている。電磁石コイル52a,62aに電流が流されると、電磁石ヨーク52b,62bに生じる電磁力によりフランジ部51,61が吸引される。ケーシング10内部の回転軸21の羽根車11が設けられる端部と反対側の端部に対向する部位には、回転軸21のアキシャル方向の位置を検出する位置センサ26が設けられている。該位置センサ26によって検出された回転軸21の位置に基づいて、電磁石コイル52a,62aの電流がそれぞれ制御される。これにより、回転軸21は、アキシャル方向の所定位置に非接触状態で支承される。
特開2002−349565号公報
ところで、上記軸受装置では、停電等によりアキシャル磁気軸受50,60の電磁石コイル52a,62aへの給電が停止すると、回転軸21のアキシャル方向の支承ができなくなる。このような場合には、フランジ部51,61とケーシング10との接触や、軸受ハウジング31,41とロータ23との接触が起こるおそれがある。そのため、アキシャル方向の保護軸受として、ケーシング10とフランジ部51との間に転がり軸受5が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この転がり軸受5は、回転精度、耐久性等に優れるため高価である。ひいては、軸受装置のコストアップの一因となっていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低コスト化が図られる軸受装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、回転軸に一体に設けられるロータとケーシングに固定されるステータとを備えるモータによって回転駆動される駆動装置に設けられ、同回転軸の軸方向における同モータの両側に設けられるラジアル方向軸受として作用するフォイル軸受と、同回転軸の軸方向における同フォイル軸受の外側に設けられ、アキシャル方向軸受として作用し、フランジ部と電磁石とが設けられるアキシャル磁気軸受とを備える軸受装置において、前記ロータと前記フォイル軸受との間に前記ケーシングから突出する突出部を設けるとともに、同突出部に前記ロータを支承する保護軸受としてすべり軸受を設け、前記アキシャル磁気軸受が作用しなくなった際に、前記回転軸の軸方向における前記突出部と前記ロータとが接触するように、前記回転軸の軸方向における前記突出部と前記ロータとの隙間を前記回転軸の軸方向における他の部材同士の隙間より狭く形成されてなることをその要旨としている。
同構成によれば、ロータとフォイル軸受との間に突出部を設け、その突出部にすべり軸受を設けたため、従来の転がり軸受と比較して安価にすることができ、低コスト化を図ることができる。また、回転軸の軸方向において、突出部とロータとの隙間を他の部材同士の隙間より狭く形成したため、好適に保護軸受として作用することができる。
請求項2に記載の発明は、回転軸に一体に設けられるロータとケーシングに固定されるステータとを備えるモータによって回転駆動される駆動装置に設けられ、同回転軸の軸方向における同モータの両側に設けられるラジアル方向軸受として作用するフォイル軸受と、同回転軸の軸方向における同フォイル軸受の外側に設けられるアキシャル方向軸受として作用し、フランジ部と電磁石とが設けられるアキシャル磁気軸受とを備える軸受装置において、前記フランジ部の前記ケーシングに対向する面には、突出部を設けるとともに、前記ケーシングの同突出部に対向する部位に前記突出部を支承する保護軸受としてすべり軸受を設け、前記アキシャル磁気軸受が作用しなくなった際に、前記回転軸の軸方向における前記ケーシングと前記フランジ部の突出部とが接触するように、前記回転軸の軸方向における前記ケーシングと前記フランジ部の突出部との隙間を前記回転軸の軸方向における他の部材同士の隙間より狭く形成されてなることをその要旨としている。
同構成によれば、フランジ部のケーシングに対向する面に突出部を設け、その突出部にすべり軸受を設けたため、従来の転がり軸受と比較して安価にすることができ、低コスト化を図ることができる。また、回転軸の軸方向において、突出部とケーシングとの隙間を他の部材同士の隙間より狭く形成したため、好適に保護軸受として作用することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の軸受装置において、前記回転軸に掛かるアキシャル方向の力が一方向のみの場合には、同方向にのみすべり軸受を設けることをその要旨としている。
同構成によれば、すべり軸受を一方向のみに設けるため、低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、低コスト化が図られる軸受装置とすることができる。
以下、本発明にかかる軸受装置を圧縮機に具体化した一実施形態について図1を参照して説明する。図1は、圧縮機の構成を示す概略構成図である。
圧縮機は、駆動装置に設けられる回転軸の軸線が水平方向となる横置きで用いられる。同図1に示されるように、圧縮機には、圧縮部1及び駆動装置としての駆動部2が設けられている。これら圧縮部1及び駆動部2は、ケーシング10の圧縮部ケーシング10aと駆動部ケーシング10bとにそれぞれが設けられている。圧縮部1は、駆動部2の前方(同図左側)に位置している。圧縮部1には、気体(空気)が流入する気体流入路12と、該圧縮部ケーシング10a内で回転することにより気体流入路12を通じて流入した気体を圧縮するとともに図示しない気体流出路を通じて吐出する羽根車11とが設けられている。駆動部2には、モータ20と、該モータ20によって回転駆動される回転軸21と、該回転軸21を支承する軸受装置3とが設けられている。モータ20は、駆動部ケーシング10bの内壁に設けられたステータ22と、回転軸21の外周に設けられたロータ23とを備えている。回転軸21の先端には、圧縮部1に設けられた羽根車11が接続されている。軸受装置3には、回転軸21の軸方向においてモータ20を挟むように前後(同図左右)に位置し回転軸21をラジアル方向において支承する前後一対の前側フォイル軸受30及び後側フォイル軸受40と、回転軸21をアキシャル方向において支承する前側アキシャル磁気軸受50及び後側アキシャル磁気軸受60と、前後フォイル軸受30,40とロータ23との間に形成される前側突出部6及び後側突出部7に設けられる保護軸受としての前側すべり軸受8及び後側すべり軸受9とが設けられている。
前側フォイル軸受30は、回転軸21においてモータ20より前方(同図左側)、すなわち、ロータ23と羽根車11との間に配設されている。そして、前側フォイル軸受30は、駆動部ケーシング10bに固定される円筒状の前側軸受ハウジング31を備え、該前側軸受ハウジング31の内周面には、波形状のバンプフォイル32及びスリーブ状のトップフォイル33が配設されている。回転軸21は、該トップフォイル33内に位置している。後側フォイル軸受40は、回転軸21においてモータ20より後方(同図右側)に配設されている。後側フォイル軸受40は、前側フォイル軸受30と同様に構成されており、駆動部ケーシング10bに固定される後側軸受ハウジング41と、バンプフォイル42と、トップフォイル43とを備えている。
前側アキシャル磁気軸受50は、回転軸21の前側フォイル軸受30より前方に一体回転可能に設けられる前側フランジ部51と、前側軸受ハウジング31に設けられる電磁石52とを備えている。前側軸受ハウジング31の前側フランジ部51に対向する面には、環状の凹部31aが形成されており、同凹部31aには電磁石コイル52aが収容されている。前側軸受ハウジング31は、磁性体により形成されており、電磁石ヨーク52bを兼ねている。すなわち、電磁石コイル52a及び電磁石ヨーク52bより電磁石52が構成されている。前側フランジ部51の前側軸受ハウジング31に対向する面は、電磁石52によって発生する磁力によって吸引される。後側アキシャル磁気軸受60は、前側アキシャル磁気軸受50と同様に構成されており、後側フォイル軸受40より後方(同図右側)の回転軸21に一体回転可能に設けられる後側フランジ部61並びに、後側フォイル軸受40を構成する磁性体よりなる軸受ハウジング41(電磁石ヨーク62b)と、その後側フランジ部61と対向する面に形成された凹部41aに収容された電磁石コイル62aとからなる電磁石52を備えている。駆動部ケーシング10b内部の回転軸21末端に対向する部位には、回転軸21のアキシャル方向の位置を検出する位置センサ26が設けられている。該位置センサ26によって検出された回転軸21の位置に基づいて、前側アキシャル磁気軸受50に設けられる電磁石コイル52a及び後側アキシャル磁気軸受60に設けられる電磁石コイル62aの電流がそれぞれ制御される。
前側突出部6は、前側フォイル軸受30とロータ23との間に駆動部ケーシング10bの内壁から環状に突出している。前側突出部6は、前側軸受ハウジング31に接している。そして、前側突出部6のロータ23と対向する部位には、円状にホワイトメタル等からなるすべり軸受8が設けられている。後側突出部7は、後側フォイル軸受40とロータ23との間に駆動部ケーシング10bの内壁から環状に突出している。後側突出部7は、後側軸受ハウジング41に接している。そして、後側突出部7のロータ23と対向する部位には、円状にホワイトメタル等からなるすべり軸受9が設けられている。
なお、前側突出部6に設けられた前側すべり軸受8とロータ23との隙間x1は、後側フランジ部61と後側フォイル軸受40との隙間y1及び、駆動部ケーシング10bと前側フランジ部51との隙間z1より狭く構成されている。後側突出部7に設けられた後側すべり軸受9とロータ23との隙間x2は、前側フランジ部51と前側フォイル軸受30との隙間y2及び、駆動部ケーシング10bと後側フランジ部61との隙間z2より狭く構成されている。
次に、前述のように構成された圧縮機の動作態様について説明する。
圧縮機は、駆動部2に設けられるモータ20が回転すると回転軸21が回転し、回転軸21に接続された圧縮部1に設けられる羽根車11が回転される。これにより、圧縮部1において気体流入路を通じて、流入した気体が圧縮され、圧縮部ケーシング10aに設けられた図示しない突出口から吐出される。
回転軸21が回転されると、回転軸21の外周面とトップフォイル33,43の内周面との間に好適な動圧が発生する。そして、該動圧による気体潤滑作用によって、回転軸21が前後フォイル軸受30,40と非接触状態で支承される。また、羽根車11の回転により回転軸21には、図1の白抜き矢印に示すように、アキシャル方向の前方に作用する力(スラスト力)が発生する。しかし、位置センサ26によって検出される回転軸21の位置から前記作用する力と釣り合う吸引力がアキシャル磁気軸受50,60に生成されるため、回転軸21はアキシャル方向の所定位置に非接触状態で支承される。
停電等によりアキシャル磁気軸受50,60の電磁石コイル52a,62aに流される電流が停止すると、アキシャル磁気軸受50,60による回転軸21のアキシャル方向の支承ができなくなる。そして、図1の白抜き矢印に示すように、回転軸21に対するアキシャル方向の前方に作用する力によって、回転軸21はアキシャル方向に偏移するが、ロータ23が保護軸受としての前側すべり軸受8に支持されることにより回転軸21が支持される。また、アキシャル方向の前方への偏移による反動でアキシャル方向の後方へ偏移した場合には、ロータ23が保護軸受としての後側すべり軸受9に支持されることにより回転軸21が支持される。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
ロータ23と前後フォイル軸受30,40との間に前後突出部6,7を設け、該前側突出部6に前側すべり軸受8を設け、該後側突出部7に後側すべり軸受9を設けたため、従来の転がり軸受と比較して安価にすることができ、低コスト化を図ることができる。また、前側突出部6に設けられた前側すべり軸受8とロータ23との隙間x1は、後側フランジ部61と後側フォイル軸受40との隙間y1及び、駆動部ケーシング10bと前側フランジ部51との隙間z1より狭く構成されている。後側突出部7に設けられた後側すべり軸受9とロータ23との隙間x2は、前側フランジ部51と前側フォイル軸受30との隙間y2及び、駆動部ケーシング10bと後側フランジ部61との隙間z2より狭く構成したため、好適に保護軸受として作用することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、前側及び後側の両側にすべり軸受8,9を設けたが、回転軸21に掛かる前方へのアキシャル方向の力が大きい場合には、一方のすべり軸受8だけを設けるようにしてもよい。また、回転軸21に掛かる後方へのアキシャル方向の力が大きい場合には、一方のすべり軸受9だけを設けるようにしてもよい。このような構成によれば、一つのすべり軸受を設けるだけでよいので、低コスト化を図ることができる。
・また、羽根車11による回転軸21に掛かる前方へのアキシャル方向の力が大きい場合には、図2に示されるように、前側フランジ部51と駆動部ケーシング10bとの間にすべり軸受18を設けるようにしてもよい。すなわち、前側フランジ部51の駆動部ケーシング10bに対向する部位に円状の突出部16を設け、該突出部16に対向する駆動部ケーシング10bに円状にホワイトメタル等からなるすべり軸受18を設ける。そして、回転軸21の軸方向において、すべり軸受18と前側フランジ部51に設けられた突出部16との隙間uは、前側フォイル軸受30とロータ23との隙間v及び、後側フォイル軸受40と後側フランジ部61との隙間wより狭く構成される。
・上記実施形態では、前側フォイル軸受30とロータ23との間及び、後側フォイル軸受40とロータ23との間に突出部6,7をそれぞれ設けてすべり軸受8,9をそれぞれ設けるようにしたが、駆動部ケーシング10bと前側フランジ部51との間及び、駆動部ケーシング10bと後側フランジ部61との間にすべり軸受を設けるようにしてもよい。すなわち、前後フランジ部51,61の駆動部ケーシング10bに対向する部位に円状の突出部を設け、該突出部に対向する駆動部ケーシング10bに対向する部位に円状のホワイトメタル等からなるすべり軸受を設ける。
・上記構成において、アキシャル磁気軸受50,60は、フランジ部51,61と電磁石52,62からなるものを用いたが、このような構成の磁気軸受に限るものではない。
・上記実施形態では、圧縮機に具体化したが、ブロワ、タービン等の回転機器を駆動する回転駆動装置に適用してもよい。
圧縮機の縦断面図。 圧縮機の縦断面図。 圧縮機の縦断面図。
符号の説明
1…圧縮部、2…駆動部、3…軸受装置、5…転がり軸受、6…前側突出部、7…後側突出部、8…前側すべり軸受、9…後側すべり軸受、10…ケーシング、10a…圧縮部ケーシング、10b…駆動部ケーシング、11…羽根車、12…気体流入路、16…突出部、18…すべり軸受、20…モータ、21…回転軸、22…ステータ、23…ロータ、26…位置センサ、30…前側フォイル軸受、31…前側軸受ハウジング、31a,41a…凹部、32,42…バンプフォイル、33,43…トップフォイル、40…後側フォイル軸受、41…後側軸受ハウジング、50…前側アキシャル磁気軸受、51…前側フランジ部、52,62…電磁石、52a,62a…電磁石コイル、52b,62b…電磁石ヨーク、u,v,w,x1,x2,y1,y2,z1,z2…隙間。

Claims (3)

  1. 回転軸に一体に設けられるロータとケーシングに固定されるステータとを備えるモータによって回転駆動される駆動装置に設けられ、
    同回転軸の軸方向における同モータの両側に設けられるラジアル方向軸受として作用するフォイル軸受と、同回転軸の軸方向における同フォイル軸受の外側に設けられ、アキシャル方向軸受として作用し、フランジ部と電磁石とが設けられるアキシャル磁気軸受とを備える軸受装置において、
    前記ロータと前記フォイル軸受との間に前記ケーシングから突出する突出部を設けるとともに、同突出部に前記ロータを支承する保護軸受としてすべり軸受を設け、
    前記アキシャル磁気軸受が作用しなくなった際に、前記回転軸の軸方向における前記突出部と前記ロータとが接触するように、前記回転軸の軸方向における前記突出部と前記ロータとの隙間を前記回転軸の軸方向における他の部材同士の隙間より狭く形成されてなる
    ことを特徴とする軸受装置。
  2. 回転軸に一体に設けられるロータとケーシングに固定されるステータとを備えるモータによって回転駆動される駆動装置に設けられ、
    同回転軸の軸方向における同モータの両側に設けられるラジアル方向軸受として作用するフォイル軸受と、同回転軸の軸方向における同フォイル軸受の外側に設けられるアキシャル方向軸受として作用し、フランジ部と電磁石とが設けられるアキシャル磁気軸受とを備える軸受装置において、
    前記フランジ部の前記ケーシングに対向する面には、突出部を設けるとともに、前記ケーシングの同突出部に対向する部位に前記突出部を支承する保護軸受としてすべり軸受を設け、
    前記アキシャル磁気軸受が作用しなくなった際に、前記回転軸の軸方向における前記ケーシングと前記フランジ部の突出部とが接触するように、前記回転軸の軸方向における前記ケーシングと前記フランジ部の突出部との隙間を前記回転軸の軸方向における他の部材同士の隙間より狭く形成されてなる
    ことを特徴とする軸受装置。
  3. 請求項1又は2に記載の軸受装置において、
    前記回転軸に掛かるアキシャル方向の力が一方向のみの場合には、同方向にのみすべり軸受を設ける
    ことを特徴とする軸受装置。
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