JPH0418923Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0418923Y2 JPH0418923Y2 JP1985031594U JP3159485U JPH0418923Y2 JP H0418923 Y2 JPH0418923 Y2 JP H0418923Y2 JP 1985031594 U JP1985031594 U JP 1985031594U JP 3159485 U JP3159485 U JP 3159485U JP H0418923 Y2 JPH0418923 Y2 JP H0418923Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- bumper
- stay
- bolt
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 5
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、自動車に取付けられるバンパーの
取付装置に関するものである。
取付装置に関するものである。
(従来の技術)
従来、車体に取付けられるバンパーは、実開昭
56−16556号公報、又は第3図に示す如く、バン
パーaの取付部b端部をボルトcによつて車体d
に固定するものであつた。このため、バンパーa
の受ける衝撃力の殆んどはボルトcへの剪断力と
し作用するので、ボルトcが破断し易いものであ
つた。又第4図に示す如く複数本のボルトcでバ
ンパー取付部bを固定することも考えられたが、
これを取付けるために車体dに大きな取付孔eを
明けなければならず、これにより車体強度を低下
させることとなる等の問題点があつた。
56−16556号公報、又は第3図に示す如く、バン
パーaの取付部b端部をボルトcによつて車体d
に固定するものであつた。このため、バンパーa
の受ける衝撃力の殆んどはボルトcへの剪断力と
し作用するので、ボルトcが破断し易いものであ
つた。又第4図に示す如く複数本のボルトcでバ
ンパー取付部bを固定することも考えられたが、
これを取付けるために車体dに大きな取付孔eを
明けなければならず、これにより車体強度を低下
させることとなる等の問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点)
そこで、この考案は、上記した従来の問題点に
鑑み、これを解決したものであつて、バンパー取
付部分のボルトの破断を防止すると共に、衝撃力
に対して強固に取付けできる取付けスペースの小
さな、安価で取付け作業の容易な自動車用バンパ
ーの取付装置を得るにある。
鑑み、これを解決したものであつて、バンパー取
付部分のボルトの破断を防止すると共に、衝撃力
に対して強固に取付けできる取付けスペースの小
さな、安価で取付け作業の容易な自動車用バンパ
ーの取付装置を得るにある。
(問題点を解決するための手段)
これを達成する手段として、この考案は、バン
パーに設けたステーを、車体側のブラケツトに車
体内方に移動可能に前後方向に長い長孔を介して
ボルトにより締着すると共に、該ステーには前記
移動範囲内よりも小さい距離でブラケツトに当接
するストツパー部を具えたものである。
パーに設けたステーを、車体側のブラケツトに車
体内方に移動可能に前後方向に長い長孔を介して
ボルトにより締着すると共に、該ステーには前記
移動範囲内よりも小さい距離でブラケツトに当接
するストツパー部を具えたものである。
(実施例)
この考案の具体的構成を図面に示す実施例につ
いて以下詳細に説明する。
いて以下詳細に説明する。
1はバンパー、2はそのステーであつて、ステ
ー2には衝撃吸収装置が設けられて構成されてい
る。4はL形に折曲げ形成された取付金具で、水
平片4aに前後方向に長い長孔とした孔5を穿設
し、垂直部4bを衝撃吸収装置3の後端の上半部
に固着する。これによつて衝撃吸収装置3の後端
下半部に後記するブラケツト7と衝接するストツ
パー部6を形成する。7は台形状に折曲げ形成さ
れたブラケツトで、その上面板7aに孔8を穿設
して車体9上に立設する。そして上記バンパー1
は、そのステー2の取付金具4の孔5とブラケツ
ト7の孔8にボルト10を挿入し、ナツト11に
より締着し、バンパー1をブラケツト7に固定す
る。その際、取付金具4の孔5とボルト10との
間に間隙Lを形成し、該間隙Lの幅を、ブラケツ
ト7の前端部7aとステー2のストツパー部6と
の間の間隙lの幅より大きく設定する。
ー2には衝撃吸収装置が設けられて構成されてい
る。4はL形に折曲げ形成された取付金具で、水
平片4aに前後方向に長い長孔とした孔5を穿設
し、垂直部4bを衝撃吸収装置3の後端の上半部
に固着する。これによつて衝撃吸収装置3の後端
下半部に後記するブラケツト7と衝接するストツ
パー部6を形成する。7は台形状に折曲げ形成さ
れたブラケツトで、その上面板7aに孔8を穿設
して車体9上に立設する。そして上記バンパー1
は、そのステー2の取付金具4の孔5とブラケツ
ト7の孔8にボルト10を挿入し、ナツト11に
より締着し、バンパー1をブラケツト7に固定す
る。その際、取付金具4の孔5とボルト10との
間に間隙Lを形成し、該間隙Lの幅を、ブラケツ
ト7の前端部7aとステー2のストツパー部6と
の間の間隙lの幅より大きく設定する。
この様に構成されているので、バンパー1に衝
撃力を受けると、衝撃吸収装置3等で衝撃を吸収
しつつステー2は車体9内方に移動する。この移
動によつてステー2のストツパー部6はブラケツ
ト7の前端部7aに衝突して衝撃力をさらに吸収
する。その際、ブラケツト7のボルト10を取付
金具4の孔5の間隙Lが、ブラケツト前端部7a
とストツパー部6との間隙lより大きいので、ス
トツパー部6がブラケツト前端部7aに衝突して
も、取付金具4の孔5はボルト10に突き当ら
ず、又ストツパー部6がブラケツト前端部7aを
衝撃力で圧縮変形し、孔5がボルト10に突き当
つても、衝撃力はストツパー部6の衝接で大部分
吸収されているので、ボルト10は殆んど剪断力
を受けることがなく、堅牢にバンパーを取付ける
ことができるものである。
撃力を受けると、衝撃吸収装置3等で衝撃を吸収
しつつステー2は車体9内方に移動する。この移
動によつてステー2のストツパー部6はブラケツ
ト7の前端部7aに衝突して衝撃力をさらに吸収
する。その際、ブラケツト7のボルト10を取付
金具4の孔5の間隙Lが、ブラケツト前端部7a
とストツパー部6との間隙lより大きいので、ス
トツパー部6がブラケツト前端部7aに衝突して
も、取付金具4の孔5はボルト10に突き当ら
ず、又ストツパー部6がブラケツト前端部7aを
衝撃力で圧縮変形し、孔5がボルト10に突き当
つても、衝撃力はストツパー部6の衝接で大部分
吸収されているので、ボルト10は殆んど剪断力
を受けることがなく、堅牢にバンパーを取付ける
ことができるものである。
又、上記実施例においては、ステー2に衝撃吸
収装置3を備えたものであつたが、これに代り衝
撃吸収装置3を具備しない固定式の場合は、第2
図に示すように、ステー2の一部を切込み、これ
を下方に打出して、下面に突出断面のストツパー
部12を形成し、このストツパー部12とブラケ
ツトの前端部7aとの間隙lを、ステー2の孔5
とボルト10との間隙Lより小さくなるように設
定し、バンパー1が衝撃力を受けた際、ストツパ
ー部12がブラケツトの前端部7aに最初に突き
当るように構成しても良い。
収装置3を備えたものであつたが、これに代り衝
撃吸収装置3を具備しない固定式の場合は、第2
図に示すように、ステー2の一部を切込み、これ
を下方に打出して、下面に突出断面のストツパー
部12を形成し、このストツパー部12とブラケ
ツトの前端部7aとの間隙lを、ステー2の孔5
とボルト10との間隙Lより小さくなるように設
定し、バンパー1が衝撃力を受けた際、ストツパ
ー部12がブラケツトの前端部7aに最初に突き
当るように構成しても良い。
(考案の効果)
以上、実施例について詳述したように、この考
案は、バンパーの車体側ブラケツトへのステーの
孔とボルトとの間隙より、バンパーのストツパー
部とブラケツトとの間隙を小さく設定してバンパ
ーが取付けられているので、バンパーは衝撃力を
受けた際、最初にストツパー部がブラケツトに突
き当り、大部分の衝撃力を吸収しうるものである
から、バンパーのステーのボルトには取付金具の
孔縁による剪断力を殆んど受けず、ボルトを破断
させることなく強固にバンパーを取付けることが
できる。又その取付けスペースに格別の配慮、制
約を受けることなく、取付けもボルトの締付けで
取付けられるので全体を小型として迅速容易に組
立てられ、安価に製作できる等の種々の優れた効
果を有するものである。
案は、バンパーの車体側ブラケツトへのステーの
孔とボルトとの間隙より、バンパーのストツパー
部とブラケツトとの間隙を小さく設定してバンパ
ーが取付けられているので、バンパーは衝撃力を
受けた際、最初にストツパー部がブラケツトに突
き当り、大部分の衝撃力を吸収しうるものである
から、バンパーのステーのボルトには取付金具の
孔縁による剪断力を殆んど受けず、ボルトを破断
させることなく強固にバンパーを取付けることが
できる。又その取付けスペースに格別の配慮、制
約を受けることなく、取付けもボルトの締付けで
取付けられるので全体を小型として迅速容易に組
立てられ、安価に製作できる等の種々の優れた効
果を有するものである。
第1図はこの考案の縦断側面図、第2図は他の
実施例の縦断側面図、第3図、第4図は従来例の
縦断側面図を示す。 1……バンパー、2……ステー、4……取付金
具、5……孔、6……ストツパー部、7……ブラ
ケツト、9……車体、10……ボルト、L……間
隙、l……間隙。
実施例の縦断側面図、第3図、第4図は従来例の
縦断側面図を示す。 1……バンパー、2……ステー、4……取付金
具、5……孔、6……ストツパー部、7……ブラ
ケツト、9……車体、10……ボルト、L……間
隙、l……間隙。
Claims (1)
- バンパーに設けたステーを、その端部において
車体側のブラケツト上に車体内方に向い移動可能
に、前後方向に長い長孔を介してボルトにより締
着すると共に、該ステーには前記長孔の移動範囲
よりも小さい距離でブラケツトに当接するストツ
パー部を具えてなる自動車用バンパーの取付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985031594U JPH0418923Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985031594U JPH0418923Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61147652U JPS61147652U (ja) | 1986-09-11 |
JPH0418923Y2 true JPH0418923Y2 (ja) | 1992-04-28 |
Family
ID=30532333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985031594U Expired JPH0418923Y2 (ja) | 1985-03-07 | 1985-03-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0418923Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0451074Y2 (ja) * | 1987-05-02 | 1992-12-02 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033079Y2 (ja) * | 1981-05-08 | 1985-10-02 | 本田技研工業株式会社 | バンパ−ステ−の車体側支持構造 |
-
1985
- 1985-03-07 JP JP1985031594U patent/JPH0418923Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61147652U (ja) | 1986-09-11 |
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