JPH0418475Y2 - - Google Patents

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JPH0418475Y2
JPH0418475Y2 JP1986201435U JP20143586U JPH0418475Y2 JP H0418475 Y2 JPH0418475 Y2 JP H0418475Y2 JP 1986201435 U JP1986201435 U JP 1986201435U JP 20143586 U JP20143586 U JP 20143586U JP H0418475 Y2 JPH0418475 Y2 JP H0418475Y2
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skin
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lower mold
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は表皮材一体発泡体の表皮材に関し、更
に詳細に説明すると、下型と、該下型に型合わせ
される上型とからなる発泡成形型の前記下型に沿
つて表皮材を配設し、該表皮材の内側に発泡合成
樹脂の原液を注入して前記表皮材と一体に発泡体
を発泡成形して形成される表皮材一体発泡体の表
皮材に関する。
〔従来の技術〕
従来より車両等のシートに用いられる表皮材一
体発泡体が知られており、この表皮材一体発泡体
5は第4図及び第5図に示す如く、シート1のシ
ートクツシヨン2及びシートバツク3に適用され
ている。この表皮材一体発泡体5の側部には形状
出しされた凹部9が形成されることがある。
表皮材一体発泡体5は第6図に示す如き発泡成
形型11を用いて発泡成形されている。この発泡
成形型11の下型12の一側部には突条からなる
形状出し部14等が形成され、この形状出し部1
4に表皮材6の縫製部7やその他形状出ししたい
部分を合致させて表皮材6を配設する。この場
合、表皮材6が形状出し部14等よりずれないよ
うに両面テープ等で表皮材6を取付け。次いで発
泡合成樹脂の原液を表皮材6の内側である下型1
2に注入し、上型13を型合わせして発泡キユア
させ、表皮材6と一体の発泡体8を発泡成形する
事により表皮材一体発泡体5が得られるようにな
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、従来の表皮材一体発泡体5を成形す
る際に、表皮材6を発泡成形型11の形状出し部
14等を含む所定の位置に確実に取付けるのが困
難であり、両面テープ等を用いて取付ける場合
に、位置ずれ等が発生した際には両面テープ等よ
り剥離して再び配設し直さなければならず、また
両面テープ等で表皮材6の表面が汚損したり、ま
た両面テープ等を用いない場合には表皮材6が浮
いた状態となり、表皮材一体発泡体5に所望とす
る形状出しが得られなくなる欠点を有するもので
あつた。また前期凹部9を有さない表皮材一体発
泡体5を得る場合にも、表皮材6の位置ずれ等が
発生するものであつた。
本考案の目的は、表皮材一体発泡体の所望とす
る位置に所望の確実な凹部等が得られ、発泡成形
型の下型の形状出し部等への表皮材の配設作業も
簡易迅速に行え、然も表皮材の表面を汚損させた
り、皺を発生させる虞れのない表皮材一体発泡体
を得ることができる表皮材一体発泡体の表皮材を
提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述せる問題点に鑑みてなされたもの
で、下型と、該下型に型合わせされる上型とから
なる発泡成形型の前期下型に沿つて表皮材を配設
し、該表皮材の内側に発泡合成樹脂の原液を注入
して前期表皮材と一体に発泡体を発泡成形して形
成される表皮材一体発泡体の表皮材において、前
期表皮材は表面側の表皮と、裏面側のワデイング
とからなり、前期表皮材の表皮の裏面側に、磁化
された磁性体の粉末を面状に取付け、前期表皮材
の下型への配設時に、表皮の裏面側の磁化された
磁性体の粉末の磁気作用により表皮材を下型の成
形面に吸着させ得るようになされていることを特
徴とする。
〔作用〕
本考案に依れば、表皮材の表皮の裏面側に磁化
された磁性体の粉末を面状に取付けたので、磁化
された磁性体の粉末の磁気作用により表皮材を下
型の成形面に吸着させることができ、表皮材の位
置ずれや皺の発生を防止し得、所望とする確実な
形状出しができ、然も表皮材の配設時に皺等が発
生した場合には直ちい配設し直すことができ、表
皮材の表面が両面テープ等の接着剤により汚損さ
れる虞れがないものである。
〔実施例〕
以下本考案に係る表皮材一体発泡体の表皮材の
一実施例を図面を参照して詳述する。
第1図には、本考案に係る表皮材一体発泡体の
表皮材を用いて形成された表皮材一体発泡体21
が示されており、この表皮材一体発泡体21は表
皮材22と、該表皮材22と一体に発泡成形され
た発泡体26と有し、この表皮材一体発泡体21
の側部に形状出しされた凹部25が形成されてい
る。尚この凹部25は必要に応じて形成されるも
のである。
前記表皮材22は表面側の表皮23と、該表皮
23の裏面側に接合されたワンデイング24とか
らなり、前記表皮23とワデイング24との接合
部にフエライト粉末等からなる磁化された磁性体
の粉末28が塗布等により面状に取付けられてい
る。
このフエライト粉末等からなる磁化された磁性
体の粉末28は表皮23とワデイング24の接合
の際に表皮23とワデイング24間に塗布状態で
取付けられるもののほか、第2図に示す如く、ワ
デイング24の製造時にワデイング24の原料に
フエライト粉末等からなる磁化された磁性体の粉
末28を混入して、ワデイング24と一体化さ
せ、この磁化された磁性体の粉末28の混入され
たワデイング24を表皮23と接合させて表皮材
22を形成することができ、要は表皮材22に予
め磁化された磁性体の粉末28を取付けておけば
よいものである。
前記磁化された磁性体の粉末28はフエライト
粉末に限定されるものではなく、弱磁性体や鉄,
ニツケル,コバルト等の強磁性体、その他、磁性
を付与した合成樹脂材等の適宜のものを選択して
使用することができるものである。
また表皮材一体発泡体21を成形する発泡成形
型31の下型32及び上型33が鉄やニツケル等
の強磁性体より形成されている場合には前記表皮
材22の磁化された磁性体の粉末28を発泡成形
型31にそのまま吸着させることができるが、発
泡成形型31がアルミニウム合金等の非磁性体よ
り形成されている場合には、第3図に示す如く、
発泡成形型31に複数の磁石36を埋設したもの
を用いる必要がある。
尚上記磁化された磁性体の粉末28は表皮材2
2に均一に取付けるもののほか、部分的に取付け
るものでもよく、例えば表皮材一体発泡体21の
側部に形成される凹部25に対応する表皮材22
に部分的に取付けるものでもよい。また発泡成形
型31の突部からなる形状出し部35を磁石36
により形成することができ、この場合には、形状
出し部35の上下両面を表皮材22で包み込む状
態となり、磁気作用が増大してより確実に表皮材
22を位置決めすることができる。
〔考案の効果〕
以上が本考案に係る表皮材一体発泡体の表皮材
の一実施例の構成であるが、斯る構成に依れば、
表皮材の表皮の裏面側に磁化された磁性体の粉末
を面状に取付け、表皮材の発泡成形型の下型への
配設時に、磁化された磁性体の磁気作用により表
皮材を下型の成形面に確実に吸着させることがで
き、発泡圧等により表皮材の位置ずれや皺等を発
生させることがなく、所望とする確実な形状出し
ができ、然も表皮材の配設時に皺等が発生した場
合には直ちに配設し直すことができ、表皮材が両
面テープ等の接着剤により汚損される虞れがな
く、外観を著しく向上ことができ、且つ著しく経
済性に優れた表皮材一体発泡体の表皮材を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る表皮材一体発泡体の表皮
材の一部断面説明図、第2図は表皮材の異なる実
施例を示す断面図、第3図は表皮材を発泡成形型
に配設した状態の一部断面説明図、第4図はシー
トの表皮材一体発泡体の斜視図、第5図は従来の
表皮材一体発泡体の一部断面説明図、第6図は従
来の発泡成形型の断面説明図である。 図中、21……表皮材一体発泡体、22……表
皮材、23……表皮、24……ワデイング、25
……凹部、26……発泡体、28……磁化された
磁性体の粉末、31……発泡成形型、32……下
型、33……上型、35……形状出し部、36…
…磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下型と、該下型に型合わせされる上型とから
    なる発泡成形型の前記下型に沿つて表皮体を配
    設し、該表皮材の内側に発泡合成樹脂の原液を
    注入して前記表皮材と一体に発泡体を発泡成形
    して形成される表皮体一体発泡体の表皮材にお
    いて、前記表皮材は表面側の表皮と、裏面側の
    ワデイングとからなり、前記表皮材の表皮の裏
    面側に、磁化された磁性体の粉末を面状に取付
    け、前記表皮材の下型への配設時に、表皮の裏
    面側の磁化された磁性体の粉末の磁気作用によ
    り表皮材を下型の成形面に吸着させ得るように
    なされていることを特徴とする表皮材一体発泡
    体の表皮材。 (2) 前記磁化された磁性体の粉末がフエライト粉
    末から形成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の表皮材一体発泡
    体の表皮材。 (3) 前記表皮の裏面側の磁化された磁性体の粉末
    が表皮とワデイングとの間に設けられているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の表皮材一体発泡体の表皮材。 (4) 前記表皮の裏面側の磁化された磁性体の粉末
    が前記ワデイングの内部に混入されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の表皮材一体発泡体の表皮材。
JP1986201435U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0418475Y2 (ja)

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JPS62179907A (ja) * 1986-02-04 1987-08-07 Toyota Motor Corp シ−トの一体成形方法

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