JPH04184175A - 可視光半導体レーザのスクリーニング方法 - Google Patents

可視光半導体レーザのスクリーニング方法

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JPH04184175A
JPH04184175A JP31072790A JP31072790A JPH04184175A JP H04184175 A JPH04184175 A JP H04184175A JP 31072790 A JP31072790 A JP 31072790A JP 31072790 A JP31072790 A JP 31072790A JP H04184175 A JPH04184175 A JP H04184175A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、可視光半導体レーザのスクリーニング方法に
関し、特に、AfGaInP系可視光半導体レーザの通
電スクリーニング方法に関する。
[従来の技術] 従来の半導体レーザのスクリーニング方法としては大別
して2種類の方法が行われている。1つは、高温定電流
通電試験であって、これはレーザを発振するに足らない
電流を高温に保持された素子に通電する方法であり、も
う1つの方法は、高温定出力通電試験であって、これは
高温で素子に通電して発振状態を持続する方法である。
2つの方法とも、劣化の要因となった欠陥をもつ素子を
初期的に劣化を促進することでふるい落とすことが目的
である。特に、発振波長が1μmより短い半導体レーザ
においては、レーザ共振面の劣化など、発振状態にある
ことを起因とする劣化が多く起こるため、定出力通電試
験が主に行われる。設定条件としては、素子のスペック
が規定する限界状態か、それより厳しい条件で行われて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の定出力通電試験方法によるスクリーニングを行う
と、AfGa I nP系可視光レーザ〔活性層: (
A1. Gat−x ) 0.5 I no、a PN
クラッド層: (Afy Gat−y ) 0.5 I
 no、5P (0≦x<’Y≦1)の半導体レーザ〕
の場合、以下に示すような問題が起こる。
AfGa I nP系可視光半導体レーザのp側クラッ
ド層のドーパントはZnであり、そして、これは有機金
属気相成長工程中に同時にドーピングされるのが、一般
的である。その場合、スクリーニングにより、レーザの
電気的・光学的特性が初期的に変化する。具体的には、
しきい値電流値やある定光出力を出力するための電流値
が、素子に通電するとにより下がる(83秋 応用物理
学会予稿 28a−ZG−1o)。この現象は上記の手
段により形成されたp側クラッド層(A 1 v G 
a 1−y ) o、+s I no、、a P中や活
性層(ArxGat−x)。、5In。、5 P中のZ
nが通電により、拡散を起こしたり、活性化を起こした
りした結果と考えられる。事実、結晶成長工程中におい
てZn原料の量を増やすと、この現象が顕著に起こるこ
とが実験的に確認されている。第3図は、その結果を示
すグラフであって、曲線aは初期状態を、曲線すは通電
後の状態を示している。
このように通電によりしきい値電流値が下がる素子も、
通電直後のしきい値電流値は高いわけだから、高温によ
る定出力通電試験を行うと、しきい値電流値の高さを反
映して駆動電流値が高くなる。AlGa I nP系の
半導体レーザでは素子に流れる電流値の2〜4乗に比例
して劣化が促進されると考えられるところ、この場合高
温通電であることから、ごく初期に素子は著しく劣化を
受けることになり、結局、スクリーニングにより大多数
の素子が不合格と判定されてしまうという事態を招いて
いた。
[課題を解決するための手段] 本発明による半導体レーザのスクリーニング方法は、活
性層が(A)x Ga1−x )I nP1クラッド層
が(Af、Gat−y )I nP (ただし、0≦x
<y≦1)の組成を有し、p導電型のp側クラッド層の
ドーパントとしてZnが用いられている可視光半導体レ
ーザの通電スクリーニングにおいて、第1の温度で定出
力通電試験を行う第1の過程と、前記第1の温度より高
い第2の温度で定出力通電試験を行う第2の過程と、を
含むことを特徴としている。
[作用コ 本発明のスクリーニング方法を適用して、まず低温の定
出力通電スクリーニングを行う。このことにより、素子
を短時間に劣化させることなく、素子内のZnを安定化
させることができ、高温定出力通電試験が過大な電流を
流すことなく行いうるようになる。
然る後に、従来の所望温度(スペック温度、即ち上限動
作周囲温度またはこれを超える温度)にまで周囲温度を
上げて通電試験を行うようにすれば、全通電試験を通じ
て素子に過大な電流を流すことなく、定出力通電試験が
実施でき、従来のスクリーニング方法では不良と判定さ
れるべき素子を良品として救済できるようになる。
[実施例コ 次に、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
本実施例のスクリーニングに使用する半導体レーザは、
活性層がGao、s I no、5P%両クラッド層が
(A f o、a G ao、4) 0.5 I no
、5Pによって構成されており、有機金属気相分解法を
用いたエピタキシャル成長により製作されたものである
。p型ドーバン)Znは、結晶成長時に有機金属Z n
 (CH3) 2の分解によりドープされている。p側
クラッド層成長時のZ n/III族の流量比は0.5
である。
素子をパッケージ内に組み込んだ後にスクリーニング試
験を行う。
第1図(a)は、本発明の一実施例の温度ダイヤグラム
であり、第1図(b)は、第1図(a)に示される条件
でスクリーニング試験を実施した際の駆動電流の時間推
移を示す図である。第1図に対比して、従来例の温度ダ
イヤグラムとその際の駆動電流の時間推移とを第2図(
a)、(b)に示す。
本実施例のスクリーニングでは、第1図(a)に示すよ
うに、まず雰囲気温度45℃、出力3mWの定電力通電
試験を100時間行う。続いて、雰囲気温度を55℃に
上げて、3mWの定出力通電試験を100時間行う。こ
れに対し、従来例では、第2図(a)に示すように、直
ちに周囲温度を55°Cに上げて通電試験を行っていた
。従来方法では、第2図(b)に示されるように、通電
開始後多数の素子の駆動電流が増加している。これに対
して、実施例の方法では、初めの低温通電試験での駆動
電流が低くなっており、駆動電流の増加する素子も少な
くなっている。続いて行われる高温通電試験で発生する
不良の数も少ない。
通電試験による駆動電流値の増加が5%以内であること
を、スクリーニングの条件として、本実施例により歩留
まりを40%から80%に向上させることができた。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明は、スクリーニングを正規
の高温度における通電試験の前に低温度の通電試験を行
うものであるので、本発明によれば、低い駆動電流にお
いて定出力通電試験が行われ、その結果、素子に過大な
電流を流すことなくしきい値電流値を下げることができ
る。したがって、本発明によれば、スクリーニング時に
劣化して不良となる素子数を激減させ歩留まりを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明の一実施例を示す温度ダイヤグ
ラム、第1図(b)は、第1図(a)に示す実施例にお
ける駆動電流値の時間推移を示す図、第2図(a)は従
来例の温度ダイヤグラム、第2図(b)は、従来例にお
ける駆動電流値の時間推移を示す図、第3図は、クラッ
ド層のZnllA度と通電によるしきい値電流の変化と
の関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 活性層が(Al_xGa_1_−_x)InP、クラッ
    ド層が(Al_yGa_1_−_y)InP(ただし、
    0≦x<y≦1)の組成を有し、p導電型のp側クラッ
    ド層のドーパントとしてZnが用いられている可視光半
    導体レーザの通電スクリーニング方法において、第1の
    温度で定出力通電試験を行う第1の過程と、前記第1の
    温度より高い第2の温度で定出力通電試験を行う第2の
    過程と、を含むことを特徴とする可視光半導体レーザの
    スクリーニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11233872A (ja) * 1998-02-09 1999-08-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体レ―ザの良否判別法
JP2006135245A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Sharp Corp 半導体レーザ装置の製造方法および半導体レーザ装置
JP2007081197A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Sony Corp 半導体レーザおよびその製造方法

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