JPH04181854A - エレベータの通話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、エレベータの通話装置に係り、特に電話回線
を介して通報が行われるエレベータの通話装置に関する
。

［従来の技術］ 近年、エレベータの通話装置における通話点検装置とし
て、エレベータや端末装置側に設けられたスイッチを点
検者が操作することによって、端末装置が通話点検動作
であることを検知して、監視センタに通報が行われ自動
的に通話点検が行われる方式のものが提案されている。

この場合、末端装置は監視センタの通常監視時の異常応
答装置とは異なる点検自動応答装置に通報を行い、この
点検自動応答装置が乗かご内通話器がら伝送される音声
を録音再生して自動的に応答するようになっている。こ
の提案されている装置によれば、監視センタのオペレー
タの増員を防ぐと共に、端末装置から出力される異常発
報信号の処理に遅れを生じたりすることがない等の優れ
た効果がある。

尚、この種の装置として関連するものには、例えば特開
平２−８６５８２号公報に示されるものなどが挙げられ
る。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、前記従来技術にあっては点検自動応答装置と
端末装置のデータ通信状態と、点検自動応答装置内の各
機器の動作とが正常であるが否がを監視センタで知る手
段がない。このため、点検自動応答装置の状態が異常で
ある場合には、端末装置側にて点検者がその旨監視セン
タに連絡し、この連絡に基づいて前記監視センタの管理
者が対処していた。

従って点検自動応答装置に異常が発生してから対処する
までの手順が多いために処理時間を要し、この間点検自
動応答装置の使用が不可能となり、端末装置側の点検者
が点検作業を行えなくなるという問題があった。

本発明の目的は、監視センタに故障診断装置を付加し、
点検自動応答装置に何らがの異常が発生した場合、監視
センタの管理者が即座に対処できるエレベータの通話装
置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 前記目的は、エレベータの乗かご内に設置され、乗かご
外部との通話を行う乗かご内通計器と、この乗かご内通
計器から出力される通話要求信号に応じて乗かご内通計
器を電話回線を介して監視センタの異常応答装置に接続
する端末装置と、前記監視センタに設けられ、前記乗か
ご内通計器の通話点検時に、前記乗かご内通計器から伝
送される音声を録音再生して自動的に送り返す点検自動
応答装置と、前記端末装置に設けられ、前証通話点検時
に手動操作により出力される切替信号に応じて発報先を
前記異常応答装置から前記点検自動応答装置へ切替える
発報先切替装置とからなるエレベータの通話装置におい
て、前記監視センタに、前記端末装置と前記点検自動応
答装置とのデータ通信状態及び前記点検自動応答装置内
の各機器の動作状態を監視し、異常時に警報を発する故
障診断装置を設けることにより達成される。

［作用］ このように構成されているので、通話点検時に点検者の
手動操作により切替信号が出力されると、端末装置はこ
の切替信号により通話点検の発生を検出する。そして乗
かご内通計器から通話要求信号があると、端末装置の発
報先切替装置によって、発報先が監視センタの異常応答
装置から点検自動応答装置に切替えられる。

この状態で点検者は乗かご内通計器を通して発声を行い
、この点検者の音声は点検自動応答装置により、予め定
められた時間録音され次いでその録音された音声は、乗
かご内通話器側に再生して送り返される。そこで、点検
者は返送されてきた自身の音声を聞くことにより、正常
に通話できていることを確認して通話点検を終了する。

この場合、故障診断装置が端末装置と点検自動応答装置
とのデータ通信状態及び点検自動応答装置内の各機器の
動作状態を監視していて、異常時には警報が発せられる
。このため、点検自動応答装置に発生した異常に直ちに
対処でき、点検自動応答装置の使用不可能状態が大幅に
短縮され、能率的に通話点検が行われる。

Ｕ実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例が適用された遠隔監視装置の
ブロック図である。

同図に示すように、エレベータが設備機器５として据付
けられている建物には端末装置Ｔが設けてあり、この端
末装置Ｔと監視センタＣとは、互いに電話回線りで接続
しである。前記端末装置Ｔは、信号入力装置１２、通話
点検スイッチ１１を備え、この通話点検スイッチ１１か
らの信号に基づいて切替信号を作成する制御装置１０、
前記切替信号により発報先を切替える発報先切替装置１
３、異常信号作成装置１４、点検信号作成装置１５及び
発報装置１６を備えている。また、設備機器５としての
エレベータの乗かご内には、始動スイッチ２及び送受話
器３を備えた乗かご内通計器４が設けである。

そして、乗かご内通詰機４は前記信号入力装置１２に接
続してあり、信号入力装置１２は制御装置１０に接続し
てあり、制御装置１０は発報先切替装置１３に接続して
あり、発報先切替装置１３には異常信号作成装置１４と
点検信号作成装置１５とが接続しである。

また、異常信号作成装置１４と点検信号作成装置１５と
が発報装置１６に接続してあり、発報装置１６が電話回
線りに接続しである。

一方、監視センタＣには端末装置Ｔからの異常信号を処
理する異常応答装置２０と、通話点検に応答する点検自
動応答装置３０とが設けである。この点検自動応答装置
３０は、点検発報信号を処理する処理装置３１、この処
理装置３１との接続を切替える切替制御装置３２、点検
開始を指示する信号を出力する開始応答装置３３、前記
乗かご内通話器４から伝送される音声を録音して再生音
声を送り返す録音再生装置３４、録音再生装置３４の作
動終了後に点検終了信号を乗かご内通話器４へ出力する
終了応答装置３５を具備している。また、電話回線りに
は前記異常応答装置２０と前記処理装置３１とが接続し
てあり、処理装置３１には切替制御装置３２が接続しで
ある。

二の切替制御装置３２には、開始応答装置３３、録音再
生装置３４及び終了応答装置３５が接続しである。

そして、実施例では故障診断装置３６が設けており、こ
の故障診断装置３６が前記処理装置３１、前記切替制御
装置３２、前記開始応答装置３３、前記録音再生装置３
４及び前記終了応答装置３５に接続してあり、故障診断
装置３６でこれら装置の動作状態が常時監視されるよう
に構成されている。この故障診断装置３６には、前記各
装置に異常が発生した場合にその警報を行う警報装置３
８と、異常内容を印字記録する印字装置３７が接続しで
ある。

このような構成の実施例の動作を説明する。

通話装置の作動状態の点検に際しては、点検者は先ず通
話点検スイッチ１１を操作し、この操作によって通話点
検スイッチ１１から切替信号が出力される。この切替信
号が制御装置１０に入力されるので、制御装置１０によ
って通話装置に点検モードが設定されたことが検知され
る。次に点検者が乗かご内通話器４の始動スイッチ２を
操作すると、通話要求信号が信号入力装置１２を介して
制御装置１０に入力され、前記切替信号と併せて制御信
号として発報先切替装置１３に送られる。この制御信号
によって発報先切替装置１３は、通話装置に点検モード
が設定され乗かご内通話器４から発報が行われているこ
とを検知し、点検信号作成装置１５を選択して制御装置
１０に接続する。接続された点検信号作成装置１５は、
監視センタＣの点検自動応答装置３０の電話番号や端末
装置Ｔの認識番号などの点検発報信号を発報装置１６に
出力し、発報装置１６は点検自動応答装置３０にダイヤ
リングし前記点検発報信号を、電話回線りを介して監視
センタＣに発報する。

そこで、前記監視センタＣ内の点検自動応答装置３０は
、この点検発報信号を処理装置３１で受信し、処理装置
３１から点検信号が切替制御装置３２に入力される。点
検信号が入力された切替制御装置３２は開始応答装置３
３を選択し、開始応答装置３３は点検開始信号、例えば
「こちらは監視センタです。点検を始めて下さい。」と
いう音声信号を電話回線Ｄ、端末装置Ｔを介して乗かご
内通話器４の送受話器３へ送信して、乗かご内の点検者
に点検開始を促す。この音声の出力が終了すると切替制
御装置３２は録音再生装置３４を選択して点検者の音声
を録音するモードに入る。

一方、乗かご内で前記点検開始信号を受信した点検者は
、予め定められた情報、例えばビル名称、ビル端末装置
Ｔの認識番号、点検者氏名などを送受話器３に向かって
発声する。この音声は、録音モードとなっている録音再
生装置３４で予め設定された時間、例えば１０秒間録音
される。その後録音再生装置３４は録音された音声を再
生し、電話回線Ｄ、端末装置Ｔを介して乗かご内通話器
４の送受話器３へ出力して点検者に聞かせる。この後切
替制御装置３２は終了応答装置３５を選択し、点検終了
信号、例えば［ごくろうさまでした。これで通話点検を
終了します。」という音声信号を電話回線Ｄ、端末装置
Ｔを介して乗かご内通話器４の送受話器３へ送信して、
この送受話器３から出力した音声を聞かせる。点検者は
、返送されてきた自ら発した音声と点検終了の音声メツ
セージを聞いて、正常に通話できていることを確認して
点検終了となる。

特に実施例では点検自動応答装置３０に故障診断装置３
６が設けてあって、処理装置３１、切替制御装置３２、
開始応答装置３３、録音再生装置３４及び終了応答装置
３５の動作が、故障診断装置３６によって常時監視され
ている。そして、これらの装置に異常が発生すると、警
報装置３８によって監視センタＣの管理者に異常の発生
が直ちに通報されると共に、印字装置３７に異常内容の
詳細が印字される。このため、点検自動応答装置３０の
各装置が故障して乗かご内通話器４と監視センタＣ間で
通話異常が発生すると、異常個所が直ちに指摘されるの
で、原因究明及び故障復旧が短時間で行われ、通話点検
作業の中断時間は大幅に短縮される。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように、本発明は監視センタに故障
診断装置が設けであるので、点検自動応答装置に異常が
発生してもこの異常に即座に対処することができ、点検
応答装置の不稼働動時間が大幅に減少し、点検者は能率
的に点検作業を進めることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例が適用された遠隔監視装置の
ブロック図である。 １・・・建物、２・・・始動スイッチ、３・・・送受話
器、４・・・乗かご内通話器、５・・・設備機器、１０
・・・制御装置、１１・・・通話点検スイッチ、１２・
・・信号入力装置、１３・・・発報先切替装置、１４・
・・異常信号作成装置、１５・・・点検信号作成装置、
１６・・・発報装置、２０・・・異常応答装置、３０・
・・点検応答装置、３１・・・処理装置、３２・・・切
替制御装置、３３・・・開始応答装置、３４・・・録音
再生装置、３５・・・終了応答装置、３６・・・故障診
断装置、３７・・・印字装置、３８・・・警報装置、Ｔ
・・・端末装置、Ｃ・・・監視センタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータの乗かご内に設置され、乗かご外部との通話
   を行う乗かご内通話器と、この乗かご内通話器から出力
   される通話要求信号に応じて乗かご内通話器を電話回線
   を介して監視センタの異常応答装置に接続する端末装置
   と、前記監視センタに設けられ、前記乗かご内通話器の
   通話点検時に、前記乗かご内通話器から伝送される音声
   を録音再生して自動的に送り返す点検自動応答装置と、
   前記端末装置に設けられ、前記通話点検時に手動操作に
   より出力される切替信号に応じて発報先を前記異常応答
   装置から前記点検自動応答装置へ切替える発報先切替装
   置とからなるエレベータの通話装置において、前記監視
   センタに、前記端末装置と前記点検自動応答装置とのデ
   ータ通信状態及び前記点検自動応答装置内の各機器の動
   作状態を監視し、異常時に警報を発する故障診断装置を
   設けたことを特徴とするエレベータの通話装置。