JPH04180909A - 活性エネルギー線硬化型粘着剤用組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型粘着剤用組成物

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JPH04180909A
JPH04180909A JP30819290A JP30819290A JPH04180909A JP H04180909 A JPH04180909 A JP H04180909A JP 30819290 A JP30819290 A JP 30819290A JP 30819290 A JP30819290 A JP 30819290A JP H04180909 A JPH04180909 A JP H04180909A
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JP
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meth
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acryloyl
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acid
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JP30819290A
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Michiko Tono
東野 道子
Minoru Atsuji
阿津地 稔
Takenao Hattori
服部 武尚
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Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明の組成物は、各種物性の優れた粘着剤を形成する
のに適しており、電子線(以下EBという)又は紫外線
(以下UVという)等の活性エネルギー線の照射によっ
て硬化する性質があるため、本質的に溶剤の使用を必要
としない、無公害の粘着剤用組成物として有用なもので
ある。
〔従来技術及びその問題点〕
近年、有機溶剤を使用する粘着剤は、作業者に対する有
害性、火災の危険性、環境汚染、乾燥速度及び溶剤の浪
費などの問題があるため、有機溶剤を必須成分として含
まず、活性エネルギー線の照射による硬化を利用した、
無溶剤系の粘着剤か検討されている。
しかし、これまでに知られている無溶剤型の粘着剤は、
活性エネルギー線による硬化時に過度に架橋してしまう
ため、粘着剤として必要な物性のバランスに欠けるもの
であった。即ち、凝集力を上げるために硬化時に用いる
活性エネルギー線の強度を上げるか、又は−分子中の光
硬化性官能基の数を多くする等の方法をとればタックが
不足し、一方タツクの向上のために活性エネルギー線の
強度を下げるか、又は−分子中の光硬化性官能基の数を
少なくする等の方法をとれば、凝集力が低下するという
問題があった。
この問題を解決するために、組成物中にチオール類など
の連鎖移動剤を添加して、過度の架橋を防止する方法が
提案されている(特開昭57−10667)。しかしこ
の場合、硬化物はチオール特育の強い臭気を発するとい
う問題がある。臭気低減のため、チオールの分子量を大
きくすることも提案されているが(特開昭6O−127
3)、充分なものではなかった。
また、タックの改善のために、ロジン、テルペン又は石
油樹脂等の粘着付与樹脂を粘着剤組成物に添加する方法
が知られているが、凝集力の低下及び光硬化性の低下等
を招くことが多い。特に、ラベル用粘着剤に要求される
ことが多い曲面接着性においては、粘着付与樹脂の添加
は好ましくない影響を与えるものであった。
〔本発明の解決しようとする課題〕
本発明は、活性エネルギー線の照射により硬化する性質
があるため本質的に無溶剤であり、凝集力、タック、曲
面接着性及び保持力等の、粘着剤として必要な各種特性
がバランスよく優れている粘着剤用組成物を提供するこ
とを課題とするものである。
(ロ)発明の構成 〔課題を解決する為の手段〕 本発明者等は鋭意検討した結果、粘着付与樹脂として、
アクリロイル基又はメタクリロイル基を有するものを用
いれば、凝集力を低下させることなく、タック及び曲面
接着性を向上させ得ることを見出し、本発明を完成した
即ち本発明は、アクリロイル基及び/又はメタクリロイ
ル基を有するポリマー[A] とアクリロイル基及び/
又はメタクリロイル基を有する粘着付与樹脂[B]から
成ることを特徴とする活性エネルギー線硬化型粘着剤用
組成物である。
本発明の組成物は、上記[A]酸成分[B]酸成分らな
り、室温において液状である均一な混合物である。以下
に、本発明における各成分について詳細に説明する。な
お、本明細書において、(メタ)アクリル酸は、アクリ
ル酸及び/又はメタクリル酸を、(メタ)アクリレート
はアクリレート及び/又はメタクリレートを表す。
< [Aコ成分〉 本発明における[A]酸成分、(メタ)アクリロイル基
を有するポリマーであり、粘着剤用組成物の基本的成分
である。
[A]酸成分して好ましく使用されるポリマーとしては
、活性エネルギー線硬化型粘着剤用組成物に従来配合さ
れている、(メタ)アクリロイル基を有するポリマー、
例えばアクリル系、ポリエステル系及びゴム系のポリマ
ーがあり、好ましくはガラス転移温度は0℃以下であり
、かつ数平均分子量は1,000〜200,000、よ
り好ましくは1,000〜100,000.さらに好ま
しくは2,000〜50.000である。仮に、ポリマ
ーの数平均分子量が、1.000より小さいと、硬化物
が硬くなり過ぎる恐れがあり、一方200.000より
大きいと、これを含有する組成物の粘度が大きくなるた
め、室温における塗工性が低下する恐れがある。又、ポ
リマーのガラス転移温度が0℃より大きいと、硬化物の
粘着特性が不足する恐れがある。
これらのポリマー1分子中の(メタ)アクリロイル基1
個当たりの分子量は、ポリマーの種類により異なり、特
定の範囲を一概に設定することはできないが、(メタ)
アクリロイル基1個当たりの数平均分子量〔以下、(メ
タ)アクリロイル基当量という〕が800〜8.000
であるものが好ましい。−船釣傾向として、(メタ)ア
クリロイル基当量が、800より小さいと、硬化物にお
ける硬化が進み過ぎ、一方s、 oooより大きいと、
硬化物における硬化が不足し、いずれの場合も実用的な
レベルの粘着特性を得ることができない恐れかある。
(メタ)アクリロイル基を有するポリマーの好ましい具
体例としては、末端又は側鎖に(メタ)アクリロイル基
を導入した(メタ)アクリル酸エステル系共重合体、末
端又は側鎖に(メタ)アクリロイル基を有するポリエス
テル、特に好ましくは分子末端に(メタ)アクリロイル
オキシ基の他に、水酸基を有し、かつエステル結合又は
エーテル結合を介して主鎖に直接結合したアルキル側鎖
を有する櫛形構造ポリエステル(市販品としてヒュルス
社から市販されているダイナコールムシリーズがある)
及び末端イソシアネートウレタンプレポリマーと水酸基
を有する(メタ)アクリル酸エステルとの反応物等があ
る。これらの他に、(メタ)アクリロイル基を存するゴ
ム系ポリマーも(A)成分として使用でき、その好まし
い具体例としては、末端又は側鎖に(メタ)アクリロイ
ル基を導入した液状ポリブタジェン、特に末端または側
鎖に(メタ)アクリロイル基を導入した、トランス1.
4−構造を主体とする常温で液状のポリブタジェン(市
販品として例えば出光石油化学■製、商品名Po1y 
bd ACR−LCがある)、末端又は側鎖に(メタ)
アクリロイル基を導入したポリブタジェン−アクリロニ
トリル共重合体(市販品として例えば宇部興産製、商品
名HYCARVTVBNXがある)及びカルボキシル基
を持つポリイソプレンとグリシジルメタクリレートとの
反応物等がある。
本発明における[A]酸成分して、上記のごときポリマ
ーの1種又は2種以上から選択されるポリマーを使用す
ることができる。
本発明において、[A]酸成分して使用するポリマーが
高粘度なものである場合、紛工時の作業性を改善するた
めに、(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーを希
釈剤として併用することが好ましい。
(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーの好ましい
具体例としては、ポリエチレングリフールモノフェニル
エーテルモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールモノノニルフェニルエーテルモノ(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル(メタ
)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシ
エチル(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトン(メ
タ)アクリレート、コハク酸モノアクリロイルオキシエ
チルエステル、コハク酸モノアクリロイルオキシイソプ
ロピルエステル、マレイン酸モノアクリロイルオキシエ
チルエステル、マレイン酸モノアクリロイルオキシイソ
プロピルエステル、ヘキサヒドロフタル酸モノアクリロ
イルオキシエチルエステル、テトラヒドロフタル酸モノ
アクリロイルオキシエチルエステル、ポリエチレングリ
コールジアクリレート、ビスフェノールSエチレンオキ
サイド付加物のジアクリレート及びビスフェノールAエ
チレンオキサイド付加物などが挙げられる。
本発明においては、分子末端に水酸基及び(メタ)アク
リロイルオキシ基を有し、かつエステル結合又はエーテ
ル結合を介して主鎖に直接結合したアルキル側鎖を有す
る櫛形構造ポリエステルを(メタ)アクリロイル基を有
するオリゴマーで希釈した物を、特に好適に用いること
ができる。
〈[B]酸成分 本発明における[B]酸成分、(メタ)アクリロイル基
を有する粘着付与樹脂である。
[B]酸成分好ましい具体例としては、以下のような従
来、粘着付与剤として使用されている樹脂に(メタ)ア
クリロイル基を導入したものがある。
即ち、アビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒ
ドロアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸等のいわゆる
ロジン酸又はその重合物、及びそれらの不均化変性物、
水添変性物、精製物等、又はテルペンフェノール樹脂、
キシレン樹脂などカルボキシル基又はヒドロキシル基を
有する樹脂等の粘着付与剤に(メタ)アクリロイル基を
導入した樹脂である。
これらの中でも、ロジン骨格を存する粘着付与剤に(メ
タ)アクリロイル基を導入した樹脂が特に好ましい。
粘着付与樹脂に(メタ)アクリロイル基を導入する方法
としては、樹脂中のカルボキシル基をグリシジル(メタ
)アクリレートと反応させる方法、樹脂中のカルボキシ
ル基にエピクロルヒドリンを反応させてグリシジルエス
テル化した後、(メタ)アクリル酸を反応させる方法、
樹脂中のカルボキシル基と(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシエチルをエステル化反応させる方法、樹脂中のヒ
ドロキシル基と(メタ)アクリル酸をエステル化反応さ
せる方法等がある。
粘着付与樹脂における(メタ)アクリロイル基の数は、
樹脂1分子当り好ましくは、0.2〜1゜8個、より好
ましくは0.5〜1.2個である。    −0.2個
未満では(メタ)アクリロイル基導入の効果が発揮され
難く、1.8個より多いと硬化か進みすぎてタックが低
下する恐れがある。
[A]酸成分[B]酸成分好ましい配合割合は、[A]
成分100重量部(以下単に部という)に対して、[B
]酸成分0.5〜100部であり、より好ましくは5〜
75部、更に好ましくは10〜40部とするのがよい。
[B]酸成分含育量か0.5重量部未満では、曲面接着
性の向上環の、添加効果が発揮されず、100部を越え
ると硬化物のガラス転移点が高くなりすぎて粘着性が失
われる恐れがある。
〈その他の成分〉 (光開始剤) 本発明の組成物は、UV又はEB等の照射により硬化す
るが、硬化を一層促進させるために硬化促進剤を含有せ
しめてもよい。
硬化手段がUVである場合は光開始剤が用いられ、好適
に用いられる開始剤の例としてはベンゾイン、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
インイソプロピルエーテル等のベンゾイン化合物:ベン
ジルアセチル、メチルアントラキノン、アセトフェノン
、ベンゾフェノン等のカルボニル化合物ニジフェニルス
ルフィド、ジチオールカルバメート等のイオウ化合物。
α−クロルメチルナフタリン等のナフタリン化合物;ア
ントラセン及び塩化鉄等の金属塩などが挙げられる。
前記開始剤の好ましい配合割合は、組成物100部当た
り0.01〜20部、より好ましくは0゜1〜10部の
範囲がよい。
硬化手段がEBやγ線のような電離性放射線の場合には
、開始剤を特に用いる必要はない。
(重合物又は共重合物) また、本発明の組成物に可溶であれば、粘着特性を損ね
ない範囲内で、重合物又は共重合物をそれらが溶解可能
な範囲で添加することも可能であり、その例としては(
メタ)アクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル、(
メタ)アクリル酸等のごときモノマーの単一重合体又は
共重合体が挙げられる。
((メタ)アクリロイル基を持たない粘着付与剤)本発
明の組成物には、(メタ)アクリロイル基を持たない通
常の粘着付与剤を[B]酸成分併せて使用することも、
勿論可能であり、(メタ)アクリロイル基を持たない粘
着付与剤の配合割合は、従来の使用条件によって決定す
ればよい。
(貯蔵安定剤) 本発明の組成物が貯蔵中にゲル化することを防止して貯
蔵安定性を増すため、少量の貯蔵安定剤を用いることは
好ましい。好適な貯蔵安定剤としては、例えばハイドロ
キノン、ハイドロキノンモノメチルニーエル、t−ブチ
ルハイドロキノン、カテコール、t−ブチルカテコール
等のフェノール類:ベンゾキノン、ナフトキノン、ジフ
ェニルベンゾキノン等のキノン類;フェノチアジン及び
銅塩等が挙げられる。これらの貯蔵安定剤の好ましい配
合割合は、組成物100部当たり0.0001〜0.3
部の範囲である。
(有機溶剤) 本発明の組成物は溶剤を本質的に必要としないものであ
るが、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エ
ステル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素等の、一般によく用いられる有機溶剤によって本
発明組成物を希釈して使用することも可能である。
(その他の調整剤) その他に本発明の組成物には、粘着剤組成物に使用され
る一般的な添加剤、例えばレベリング剤、消泡剤及び流
動抑制剤等を含有させることも可能である。
〈組成物の調製及び硬化〉 本発明の組成物を調製するには、上記各成分を均一に混
合すればよく、本発明の組成物を硬化するには、UV、
EB及びγ線などの電離性放射線等の、活性エネルギー
線を、常法の照射条件に従って照射すれば良い。
〔実施例及び比較例〕
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。
〔参考例〕
先ず、(メタ)アクリロイル基を存する粘着付与樹脂を
、参考例1〜参考例4のようにして製造した。
参考例1 撹拌機、温度計、冷却器を装着した3I!40フラスコ
に、以下の反応原料を仕込み、温度90°Cて8時間反
応を行った。
・ロジン酸のグリシジルエステル”   100部〔本
1:荒川化学製、商品名KE−828、エポキシ当量4
12〕 ・トルエン              100部・ア
クリル酸m″           17.5部〔零2
:以下AAと称する。上記反応原料(本1)のエポキシ
基と等当量となる量を使用〕反応終了後、溶剤を除去す
ることにより、アクリロイル基の含有量が1分子当り1
.0個である反応生成物(以下、T1と称する)を得た
参考例2 参考例1と同様にして、以下の反応原料を仕込み、温度
90°Cで6時間反応を行った。
・ロジン酸”            100部〔本3
:理化バーキユレス製、商品名フォーラルAX、酸価1
58mgKOH/g以上〕・トルエン        
      100部・グリシジルメタクリレート” 
   39.4部〔ネ4:以下GMAと称する。上記反
応原料(*3)のカルボキシル基と等当量となる量を使
用〕反応終了後、GMAと溶剤を除去することにより、
メタクリロイル基の含有量が1分子当り0゜7個である
反応生成物(以下、T2と称する)を得た。
参考例3 参考例1と同様にして、以下の反応原料を仕込み、温度
90℃で6時間反応を行った。
・重合ロジン酸−s           100部〔
本5:理化バーキユレス製、商品名ダイマレックス、酸
価140mgKOH/g) ・トルエン              100部・G
MA”           47.2部〔本6二上記
反応原料(本3)のカルボキシル基の1当量に対して1
.2当量を使用〕 反応終了後、GMAと溶剤を除去することにより、メタ
クリロイル基の含有量が1分子当り15個である反応生
成物(以下、T3と称する)を得た。
参考例4 参考例1と同様にして、以下の反応原料を仕込み、温度
90°Cで4時間反応を行った。
・ロジン酸のグリシジルエステル”   100部〔本
7:荒川化学製、商品名KE−828、エポキシ当量4
12〕 ・トルエン              100部・A
A”             8.7部〔零8二上記
反応原料(ネ7)のエポキシ基の1当量に対して0.5
当量を使用〕 反応終了後、未反応のAAと溶剤を除去することにより
、メタクリロイル基の含有量が1分子当り0.3個であ
る反応生成物(以下、T4と称する)を得た。
次に、(メタ)アクリロイル基を存するアクリル酸エス
テル系共重合体を参考例5のようにして製造した。
参考例5 撹拌機、温度計、冷却器、滴下ロートを装着した3I!
4日フラスコにトルエン10部を仕込み、窒素雰囲気下
で70°Cに昇温した。
このフラスコに、9.0部のブチルアクリレート(以下
rBAJ と称する)、0.5部のAAを仕込んだ後、
86部のBA、4.5部のAA、0゜3部のn−ドデシ
ルメルカプタン、0.02部のアゾビスイソブチロニト
リル及び10部のトルエンからなる溶液を4時間かけて
連続的に滴下し粘ちょうな液体を得た。
次いで、3部のGMAを加え、温度90°Cで6時間撹
拌し反応を行なった。
このようにして得たアクリル酸エステル系共重合体(以
下AIと称する)は、ガラス転移温度か−51,3℃で
あり、数平均分子量が30.000であって、メタクリ
ロイル基を共重合体1分子当り約8個有していた。
〈実施例1−12> 下記表1に示した組成を育する粘着剤組成物を調製し、
各組成物を厚みか50μのボリエ、チレンテレフタレー
トフイルム上に、約25μの厚さになるよう塗布する。
次に下記条件によりUV又はEBを照射することにより
粘着剤組成物を硬化し、感圧性粘着性シートを得た。
なお、CA)成分として使用したACR−LC(出光石
油化学■製画品名)は、ブタジェン成分として、トラン
ス体を60%、シス体を20%及びビニル基を有するも
のを20%を含有しており、数平均分子量は2800で
ある。
又、(A)成分として使用したA−1550、A−23
30及びA−3251は、各々以下のガラス転移温度(
以下TGという)及び数平均分子量を有するポリマーで
ある。
EB照射 装置:ESI社製[エレクトロカーテン」加速電圧:1
70KV 照射線量:3MRad 雰囲気中の酸素濃度=300〜500ppmUV照射 装置:ウシオ電気■製「ユニキュア4000Jランプ 
:80w/cm オゾンタイプ高圧水銀灯 反射板:集光タイプ(コンベア上で集光)コンベアスピ
ード:10m/min 照射回数=5回 開始剤=2−ヒドロキシー2−メチルプロピオフェノン
を5重量パーセント配合 得られた感圧粘着性シートの各種物性値を下記表2に示
した。
なお、各種物性値は、温度23°C1湿度65%の室内
において、下記の方法により測定した値である。
粘着カニ 感圧粘着性シートをステンレス板に圧着し、JIS  
Z−0237に規定の180度引きはがし法に準じて測
定した。
保持カニ 感圧粘着性シートをステンレス板に25X25mmで貼
合わせ、80℃にてIKg荷重をかけて剥がれ落ちる迄
の時間を測定した。3時間保持した場合、ずれ幅を測定
した。
タック: 感圧粘着性シートを粘着剤筒布側を表にして角度30°
の斜面に固定し、JIS  Z−02370球転法に半
転法測定した。
曲面接着性: 感圧粘着性シートを15mmX20mmの大きさに切断
し、直径15mmのポリエチレン棒に長辺が円周方向に
なるように手で軽く巻き付ける。
棒から剥かれた長さの合計か長さ方向の約1/3に達す
るまでの時間を測定した。
く比較例1〜7〉 実施例1〜7の組成物から成分[B]を除いたほかは、
各実施例と同様に調製、塗布及び照射を行って感圧性粘
着性シートを得た。実施例と同様に測定した各種物性値
を下記表3に示す。
く比較例8〜11> 下記表4に示した粘着剤組成物を調製し、実施例と同様
に塗布及び照射を行って感圧性粘着シートを得た。実施
例と同様に測定した各種物性値を表2 表3 上記表2から、本発明の組成物は、粘着力、保持力、ボ
ールタック及び曲面接着性の各特性がバランス良く優れ
ていることがわかる。
一方、表3及び表5から、本発明における(B)成分を
含有しない組成物は、特に曲面接着性に劣ることがわか
る。
(ハ)発明の効果 本発明の組成物は、本質的に溶媒及び低沸点のアクリル
系単量体を含まず、UV、EBなとの活性エネルギー線
の照射によって容易に硬化して、粘着力、保持力、ボー
ルタック及び局面接着性の各特性がバランス良く優れた
粘着物性を発現する組成物であり、作業者に対する有害
性、火災の危険性、環境汚染、臭気対策、乾燥速度、資
源(溶剤)の浪費、更に粘着剤としての物性を大幅に改
善した感圧接着剤用組成物として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を有す
    るポリマー[A]とアクリロイル基及び/又はメタクリ
    ロイル基を有する粘着付与樹脂[B]から成ることを特
    徴とする活性エネルギー線硬化型粘着剤用組成物。
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