JPH04180678A - ゲートターンオフサイリスタおよびその製造方法 - Google Patents

ゲートターンオフサイリスタおよびその製造方法

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JPH04180678A
JPH04180678A JP28012490A JP28012490A JPH04180678A JP H04180678 A JPH04180678 A JP H04180678A JP 28012490 A JP28012490 A JP 28012490A JP 28012490 A JP28012490 A JP 28012490A JP H04180678 A JPH04180678 A JP H04180678A
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impedance
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Yoshikazu Takahashi
良和 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、pnpnの4層構造をもち、一方の主電極が
隣接ベース層より短冊状の上面形状に突出した部分の上
に接して形成されたエミッタ層に設けられ、ゲート電極
が隣接ベース層に設けられるゲートターンオフ(J21
下GTOと記す)サイリスタに関する。
〔従来の技術〕
GTOサイリスクとは、ゲートでオン、オフ出来る電力
用の半導体素子であり、特性面では、特に、最大ターン
オフ電流が大きいか否かがその素子の良し悪しに直接反
映される。それゆえ、従来より最大ターンオフ電流を向
上させるためにさまざまな方法が試みられて来た。その
うちの最も有効な手段が、ゲートインピーダンスを減少
させることと、そのゲートインピーダンスのばらつきを
小さくすることである。
このため、一般に各種のGT○サイリスクでは、ゲート
の設けられるpベース層のシート抵抗を出来るだけ小さ
くしたり、ゲート部のエッチダウンを適正に制御してエ
ツチング深さのばらつきを小さくすることが試みられて
来た。
第2図は、セグメント構造を有する従来の代表的なGT
Oサイリスクを示し、pエミッタ層1゜nベース層2.
pベース層3およびnエミッタ層4からなる4層構造を
有する。そしてnエミッタ層4の側からpベース層3に
達するゲートエツチングを行って、短冊状のnエミッタ
層領域からなるカソードセグメントが形成されている。
そのカソードセグメントの頂面にカソード電極5が、露
出したpベース層3にゲート電極6が被着している。
GTOサイリスクのゲートインピーダンスZは、第2図
中に示されているZlと22の和である。
すなわち、 z = z 、 + 22  −、、、、、、、、−、
、、、、、、、− (1)で表される。 2.はpベー
ス層3のカソード電極5の中央の直下からカソードセグ
メントの側面までのインピーダンスであり、Z2はpベ
ース層3とnエミッタ層4の間のpn接合の下からゲー
ト電極6の縁の下までのインピーダンスである。
〔発明が解決しようとする課題〕
(1)式において、2.はカソードセグメントの幅と、
pベース層3とnエミッタ層4の間のpn接合直下の不
純物濃度で決定される量であり、カソードセグメントの
寸法が一定であれば一定と考えてよい。従って、ゲート
インピーダンスの大小。
もしくはばらつきを左右するものは Z2てあり、この
 22の値はゲートエツチングで形成されるゲート溝深
さdおよびゲート電極6の寸法精度に大きく依存する。
それ故、2を小さくするには、ゲートエツチング深さd
は出来るだけ浅い方がよ(1)が、25μm以下になる
と、今度は、一般に加圧接触構造が採用される大電流用
のGTOサイリスタでゲート電極6とカソード電極5の
間に短絡が発生する危険性が出て来ることになり、通常
に、30μm〜35μm程度の溝深さが望ましいと言わ
れている。
しかしながら、 このような30〜35μmのゲートエ
ツチングを、たとえばSi板直径75mm以上の大電流
を扱うGTOサイリスタに適用すると、直径方向で最低
で 5μm程度のエツチング深さdのばらつきが発生す
ることはやむをえないことであった。
GTOサイリスタにとっては、 このわずか5μm程度
のばらつきのゲートインピーダンスにおよぼす影響は大
きく、ばらつきの割合で40%以上にもなることが実験
的にわかっている。この40%のゲートインピーダンス
のばらつきがGTOサイリスタの最大ターンオフ電流を
向上させるための障害になるので、ゲートインピーダン
スのばらつきを少しでも押さえることが最も重要な問題
である。
本発明の目的は、上述の問題を解決し、ゲートエツチン
グ深さがばらついてもゲートインピーダンスのばらつき
が少なく、最大ターンオフ電流の向上したGTOサイリ
スクを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、pnpn4層
構造を有し、一方の主電極の設けられるエミッタ層がゲ
ート電極の設けられるベース層の一部に隣接するものに
お(°)で、そのエミッタ層とベース層の界面は周縁が
高い凹面をなしており、その凹面の低い中央部を含み両
ベース層界面に平行な平面より高く、前記エミッタ層と
ベース層の界面と間隔を有する位置からゲート電極の接
触する位置にかけて、ベース層表面にその層と同−導電
形の低抵抗層が形成されたものとする。
〔作用〕
ベース層のゲート電極の接する位置からエミッタ層との
界面の近くまで表面にベース層と同−導電形の低抵抗層
が形成されることにより、ゲートインピーダンスZのう
ちの 22はゲート溝深さに無関係となり、ゲート溝深
さがばらついても、ゲートインピーダンスのばらつきが
なくなる。また、低抵抗層とエミッタ層・ベース層間p
n接合との間に残るベース層は、ベース層の不純物濃度
の最も高い部分であるため、 Z2自体の絶対値も小さ
くなる。低抵抗層に隣接してそのような不純物濃度の高
い部分を残すため、エミッタ層・ベース層間pn接合面
は凹面として形成されるが、サイリスタの特性はベース
層の最も薄い厚さを決める凹面の低い中央部に支配され
るので、サイリスタ特性が影響を受けることはない。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例のGTOサイリスクの一つの
セグメントの断面図で、第2図と共通の部分には同一の
符号が付されている。第2図の場合と異なる点は、第一
にカソードセグメントのpベース層3とnエミッタ層4
の間のpr+tI合面34が凹面として形成されている
こと、第二にカソードセグメントの側面が2段となって
いること、第三にその上段面の周縁からゲート電極6の
被着している平坦面にかけて高不純物濃度のp゛低抵抗
層7が形成されていることである。
このようなGTOサイリスタは、第3図(a)〜(e)
に示すような工程で作られる。まず、n形シリコン基板
に不純物を拡散してpエミッタ層l、nペース層2.n
ベース層3を形成する(図a)。pエミッタ層1.nベ
ース層3の表面不純物濃度は3X10”/catである
。次に選択拡散技術を用いnエミッタ領域4を分散して
形成する(図b)。このようにして設けられたnエミッ
タ領域4を段差のあるカソードセグメントにするため、
酸化膜を被着し、フォトリソグラフィで酸化膜マスクの
パターンを形成後、20μn程度の深さの第一回目のゲ
ートエツチングを行う(図C)。さらに、再度、酸化膜
被着とパターニングで第一回目のマスクに比して片側で
10μn以上大きいマスクを形成し、第二回目のゲート
エツチングを第一回目の工、チング深さと合わせて35
〜40μm程度の深さになるまで行う(図d)。このあ
と、第二回目のゲートエツチングの際の酸化膜マスクを
用いて不純物拡散を行い、表面不純物濃度1019〜2
0/Cll1のp−層7を設ける(図C)。この工程は
、いわゆるセルフアライメント工程になっている。この
場合、第一回目のゲートエツチングでnベース層3に1
0μm以上の幅の肩部が生じているので、約5μmの深
さのp゛層7pn接合面34に達することはない。
第4図は、このようにして作られたGTOサイリスクの
不純物濃度プロフィルを断面構造に対応して示す。この
図かられかるように、p゛層7nベース層3とnエミッ
タ層4とのpn接合面よりも点線41で示すような不純
物濃度の高い部分に達している。従ってゲートインピー
ダンスのうちの前述の22の絶対値が小さくなる。
第5図は、第1.第3図に示したような2段にゲートエ
ツチングをしないでゲートエツチングを1回のみ行う実
施例のGTOタイリスクである。
この実施例では、nエミッタ層4はnベース層3の平坦
面から突出して形成されている。従って、p・・低抵抗
層7の端はnベース層4の平坦面で終わっている。この
場合は、p゛層7拡散深さt2が浅いと、 nベース層
3のそれより深い部分がゲートインピーダンスに影響す
るため、ゲートインピーダンスがエツチング深さに強く
依存してくる。それ故、ゲート溝底面からpn接合面3
4までの深さtlよりt2を大きくすることが望ましい
以上の実施例は、pベース層にゲート電極が設けられる
GT○サイリスタについて述べたが、nベース層にゲー
ト電極を設け、アノードセグメントを形成するGT○サ
イリスクにおいても実施することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ゲート電極の設けられるベース層の隣
接エミッタ層の周縁部に高不純物濃度の部分を残し、ゲ
ート電極の接する部分からその部分に達する低抵抗層を
ベース層表面に形成することにより、ゲートエツチング
深さのばらつきがあったとしてもゲートインピーダンス
のばらつきがその構造上から全くなくなるので、多数の
GTOセグメントを並列に動作させるGTOサイリスク
にとってターンオフ時の電流集中が少なくなる。
そして、ゲートインピーダンスの絶対値も小さくなるの
で、最大ターンオフ電流は飛躍的に向上する。この結果
、最大ターンオフ電流で従来構造素子の約1.5倍が得
られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のGTOサイリスタのセグメ
ントの断面図、第2図は従来のGTOサイリスタのセグ
メントの断面図、第3図は第1図のGTOサイリスクの
製造工程を(a)〜(e)の順に示す断面図、第4図は
第1図のGTOサイリスクの不純物濃度プロフィルと断
面構造との対比図、第5図は本発明の別の実施例のGT
Oサイリスタのセグメントの断面図である。 1 pエミッタ層、2 nベース層、3 p−く−ス層
、4 nエミッタ層、5 カソード電極、6 ゲート電
極、7p゛低抵抗層。 第11!1 第2図 第3肥

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)pnpn4層構造を有し、一方の主電極が隣接ベー
    ス層の突出した部分の上に形成されるエミッタ層表面に
    接触し、ゲート電極が前記突出したベース層以外のベー
    ス層表面に接触するものにおいて、そのエミッタ層とベ
    ース層の接合面は他の接合面に平行な中央部とエミッタ
    層側に曲げられる曲面状の周縁部とからなり、この接合
    面と突出部分の側面の交差する接合表面と間隔を有する
    と共に前記接合面の中央部よりもエミッタ側の側面位置
    からゲート電極の接触する位置にかけて、ベース層表面
    にその層と同一導電形の低抵抗層が形成されたことを特
    徴とするゲートターンオフサイリスタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090990A1 (ja) * 2003-04-09 2004-10-21 The Kansai Electric Power Co., Inc. ゲートターンオフサイリスタ
CN103887329A (zh) * 2014-03-10 2014-06-25 沈阳通美电器有限公司 一种集成门极换流晶闸管igct深门极结构

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313157A (ja) * 1986-07-03 1988-01-20 Sanyo Electric Co Ltd 磁気ヘツド切換信号の発生装置

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