JP2825303B2 - 絶縁ゲート付きgtoサイリスタの製造方法 - Google Patents

絶縁ゲート付きgtoサイリスタの製造方法

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JP2825303B2 JP3614290A JP3614290A JP2825303B2 JP 2825303 B2 JP2825303 B2 JP 2825303B2 JP 3614290 A JP3614290 A JP 3614290A JP 3614290 A JP3614290 A JP 3614290A JP 2825303 B2 JP2825303 B2 JP 2825303B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、絶縁ゲート付きGTOサイリスタの製造方法
に関する。
(従来の技術) 従来の一般的な絶縁ゲート付きGTOサイリスタの製造
を第2図に示す。尚、以下、第1導電型をp型、第2導
電型をn型として説明する。従来の技術ではチャネル形
成部に於てはゲート電極41をマスクとして同一の拡散窓
より不純物をドープし、pベース層6とnエミッタ層9
を形成した。このような製造方法では絶縁ゲート付きGT
Oサイリスタの電流ターンオフ能力を高めるために深い
pベース層の内部に浅いnエミッタ層を形成すると、チ
ャネル15の長さが大きくなりチャネル抵抗が増大してタ
ーンオン能力が低下するという欠点があった。
絶縁ゲート付きGTOサイリスタに於いては、一般のGTO
サイリスタと同様にpベース層の不純物量を増やして、
pベース層のシート抵抗を低下させると、ターンオフ時
に、より大きな電流をベース電極から引出すことが出来
るので、より大きなターンオフ能力が得られる。ただ
し、pベース層の拡散深さを変えずに、pベース層の不
純物量を増やすと、pベース層とnエミッタ層の接合に
於けるpベース層の不純物濃度が高くなり、pベース層
とnエミッタ層の接合耐圧が低下し、ターンオフ時にベ
ース電極に高いターンオフ電圧を印加することが出来な
くなりターンオフ能力が低下してしまうので、pベース
層とnエミッタ層の接合に於けるpベース層の不純物濃
度が高くならないように、深いpベース層を形成して、
接合耐圧を低下させない必要がある。
(発明が解決しようとする課題) 絶縁ゲート付きGTOサイリスタに於いては、ターンオ
ン時に、チャネルを流れる電流量が小さくなると、ター
ンオン能力が低下してしまう。従って、従来の製造方法
では絶縁ゲート付きGTOサイリスタの電流ターンオフ能
力を高めるために、深いPベース層6の内部に浅いnエ
ミッタ層9を形成すると、チャネル15の長さが長くなり
チャネル抵抗が増大するとターンオン能力が低下すると
いう欠点があった。
本発明は従来の欠点をなくした絶縁ゲート付きGTOサ
イリスタの製造方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は一回のフォトリソグラフィー工程により、そ
れぞれ異なる位置にpベース層6とnエミッタ層7を形
成する為の拡散窓をマスク合せのずれの影響なしに形成
し、ゲート41付近のnエミッタ層9の拡散窓をマスクし
てpベース層6形成の為の不純物をドープし、ゲート41
付近のnエミッタ層9の拡散窓のマスクを除去した後
に、nエミッタ層7を形成する為の不純物をドープする
ことを特徴とする。
(作 用) 本発明の製造方法によれば、マスク合せのずれの影響
なしに、それぞれ異なる位置にpベース層6とnエミッ
タ層9の拡散窓を精度良く形成することが出来るので、
チャネル長を長くすることなしに、深いpベース層を形
成してpベース層のシート抵抗を低下させることが出来
るので、ターンオン特性を低下させることなくターンオ
フ特性を向上させた絶縁ゲート付きGTOサイリスタを実
現することが出来る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例の絶縁ゲート付きGTOサイリ
スタの製造方法を示す図である。(a)はpエミッタ層
1の上にnベース層2を有する基板のnベース層2の上
にゲート絶縁膜3としてシリコン酸化膜が形成されてお
り、(b)ではゲート絶縁膜3を介してゲート電極材料
膜として多結晶シリコン膜4を堆積し、多結晶シリコン
膜を選択エッチングしてゲート電極41とこれに隣接した
島状に残る第1のマスク剤42を形成し、ゲート電極41
第1のマスク材42の間を覆う第2のマスク材5としてフ
ォトレジスト膜が形成され、第1のマスク剤42、第2の
マスク剤5およびゲート電極41をマスクとして不純物を
ドープしてnベース層2内にpベース層6が形成され、
(c)では第2のマスク材42にかからないように第3の
マスク材7でゲート電極41をマスクし、第2のマスク材
42を除去する。(d)ではゲート電極41と第4のマスク
材8をマスクとして不純物をドープしてpベース層6内
にnエミッタ層9を形成っし、(e)に於いて絶縁膜層
10とアノード電極11とカソード電極12とベース電極13を
形成して絶縁ゲート付きGTOサイリスタを製造する。
なお、本発明の方法は本実施例のp型とn型を入替え
た絶縁ゲート付きGTOサイリスタや、その法の種々の絶
縁ゲート型半導体装置に応用することが可能である。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法を用いれば、マスク合せのずれの影
響なしにそれぞれ異なる位置にpベース層とnエミッタ
層の拡散窓を精度良く形成することが出来るので、チャ
ネル長を大きくすることなく、深いpベース層を形成す
ることができる。これによりターンオフ能力を低下させ
ることなくターンオフ能力を向上させた絶縁ゲート付き
GTOサイリスタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明の第1の実施例による絶
縁ゲート付きGTOサイリスタの製造工程断面図、第2図
は従来例の絶縁ゲート付きGTOサイリスタの断面図であ
る。 1……p型エミッタ層、2……n型ベース層、 3……ゲート絶縁膜、41……ゲート電極、 42……第1のマスク材、5……第2のマスク材、 6……p型ベース層、7……第3のマスク材、 8……第4のマスク材、9……n型エミッタ層、 10……シリコン酸化膜、11……アノード電極、 12……カソード電極、13……短いチャネル、 15……長いチャネル。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の第1エミッタ層上に第2導電
    型の第1ベース層を有する基板の第1ベース層上にゲー
    ト絶縁膜を介してゲート電極材料膜を堆積する工程と、
    前記ゲート電極材料膜を選択エッチングしてゲート電極
    とこれに隣接した島状に残る第1のマスク剤を形成する
    工程と、前記ゲート電極と第1のマスク材の間を覆う第
    2のマスク材を形成する工程と、前記第1、第2のマス
    ク剤およびゲート電極をマスクとして不純物をドープし
    て前記第1ベース層内に第1導電型の第2のベース層を
    形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとし前記第2
    ベース層内に第2導電型の第2エミッタ層を形成する工
    程とを備えたことを特徴とする絶縁ゲート付きGTOサイ
    リスタの製造方法。
  2. 【請求項2】前記第2エミッタ層を形成する不純物ドー
    ピングは、前記第1および第2のマスク材を除去した後
    に行うことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート付き
    GTOサイリスタの製造方法。
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