JPH04180456A - フィルム画像読取装置 - Google Patents

フィルム画像読取装置

Info

Publication number
JPH04180456A
JPH04180456A JP2309219A JP30921990A JPH04180456A JP H04180456 A JPH04180456 A JP H04180456A JP 2309219 A JP2309219 A JP 2309219A JP 30921990 A JP30921990 A JP 30921990A JP H04180456 A JPH04180456 A JP H04180456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
light
receiving section
light receiving
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2309219A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Oyama
大山 吉郎
Toshio Abe
俊雄 阿部
Shigeto Kubota
久保田 滋人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABE SEKKEI KK
Toshiba Corp
Original Assignee
ABE SEKKEI KK
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ABE SEKKEI KK, Toshiba Corp filed Critical ABE SEKKEI KK
Priority to JP2309219A priority Critical patent/JPH04180456A/ja
Publication of JPH04180456A publication Critical patent/JPH04180456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、X線フィルム等の画像記憶媒体に記録されて
いる放射線画像情報を読取るフィルム画像情報読取装置
に関し、詳細にはゴミやほこりの付いたフィルムを測定
したときでも、医師の診断に有害な縦縞や横縞の発生し
ないフィルム画像読取装置に関する。
(従来の技術) 画像記憶媒体例えばフィルムに記憶された画像、特にX
線フィルムによる画像を基に診断を行う場合、従来はこ
の画像をシャーカステン等に乗せて直接目視により診断
していたが、近年フィルムに記憶されている画像を細く
しぼったレーザ光で走査して透過した光を電気信号に変
換した後、空間周波数処理や諧調処理等の種々の画像処
理を施して、医学診断に有効な情報を強調してから再生
し診断に供するようになってきた。この方法では、1回
のX線撮影からより多くの有効な診断情報が得られるこ
とになり、診断性能が向上した。
更にX線フィルムの保存や検索の効率化という点でも期
待されている。
第6図はこのような方法を採用した診断システムの構成
図を説明するものである。画像記憶媒体であるフィルム
1に記録されている画像は、フィルム画像読取装置2で
フィルム1上をレーザ光で全面走査することで読取られ
る。データ処理装置3は送られた画像情報に例えば周波
数強調やエツジ強調などのデータ処理を施す。これによ
り診断適性の優れた画像が得られる。表示装置4はデー
タ処理された画像を可視化する。
第7図はこのようなシステムに用いられる従来のフィル
ム画像読取装置2の概念図である。5はレーザ光を発生
するレーザ発振器であり、6は入射したレーザ光の進路
を変更するためのミラーであり、7は入射したレーザ光
の口径を任意の大きさに拡大して、レーザ光の広がり角
を減らすためのビームイクスパンダである。例えばレー
ザ光のビーム径をビームイクスパンダ7で5倍に拡大す
ると、レーザ光の広がり角は1,15に減少する。
レーザ光の広がり角を減少させることは、ビーム径を細
く絞るために必須である。8は入射したレーザ光を主走
査方向に角速度を一定にして反射させる光偏向器であり
、ポリゴンやガルバノメータが一般に使用される。第7
図ではポリゴンを使用した例を示している。9はfθレ
ンズであり角速度一定のレーザ光が入射すると、線速度
を一定にして同一平面上にレーザ光の焦点を結ぶ役目を
する。10はミラーであり、入射したレーザ光をフィル
ム1の方向に反射させている。
11はデフユーザであり、主走査方向に沿って延びてお
り主走査が行われる位置に設けであるもので、フィルム
1を透過して入射したレーザ光を無指向に拡散させる働
きをする。12は光入力端面がデフユーザ11に接触し
ていて、デフユーザ11で拡散された後に入射してきた
レーザ光を、光を電気信号に変換する検出器13へ導く
ためのライトガイドである。第7図では、検出器13に
フォトマルを使用した例を示している。ライトガイド1
2にはバンドル状にした光ファイバや、透明なアクリル
樹脂などが一般に使用されている。
第7図では、L字形の透明なアクリル樹脂を使用してい
る。フィルム1を透過してデフユーザ11に入射したレ
ーザ光は、デフユーザ11で無指向に拡散されてライト
ガイド12に入射するようにしであるので、検出器13
に入射するレーザ光の強度は、レーザ光がフィルム1を
照射する位置にはほとんど影響されないことになる。即
ち、デフユーザ11を設けることにより、フィルム1の
どの位置に入射したレーザ光も、ライトガイド12の光
出力端面をほぼ均一に照射することになる。
検出器13は、ライトガイド12の光出力端面から出力
される光を電気信号に変換している。
検出器13の後段には電子回路が接続されており、この
電子回路でフィルム1を透過した光を各画素の位置情報
と対応づけて時系列的にディジタル信号に変換している
第7図では図面を見やすくするために、フィルム送りロ
ーラを略しである。実際は、フィルム送りローラが、画
像情報が記録されたフィルム1を保持しつつ、主走査方
向に対し略直角の方向(副走査方向)に予め決められた
スピードでフィルム1を走行させている。このフィルム
送りローラによる副走査と光偏向器8による主走査とに
より、フィルム1の全面がレーザ光で走査されることに
なる。
ここでフィルムの濃度測定の原理を述べると以下のよう
になる。検出器13へ入射する基準光量をIoとし、フ
ィルムが無い場合とフィルムがある場合の検出器13へ
入射する光量をそれぞれI□とI2+ そのときの濃度
を各々D1とD2とすると、濃度と光量の関係は、 D1==−IogI、/Io。
D2=−1ogI2/Ioとなる。
このときフィルムがある場合の濃度D2と、フィルムが
無い場合の濃度D□の差の濃度D3を求めると、 D3 =D2  DI =  l og I2 / I
Iとなり、これがフィルムの濃度を示している。
即ち、フィルムが無い場合の濃度D1を予め測定して記
憶しておき、フィルムを置いた場合の濃度D2を測定し
て、前述の記憶している濃度D1との差分を計算すると
、その値はフィルムの濃度D3を示すことになる。
第8図はフィルム画像読取装置2の電子回路を示してい
る。濃度は前述のように、ログのデイメンジョンを持つ
ため、検出器13で電気信号に変換された信号は先ずロ
グアンプ14でログのデイメンジョンに変換される。サ
ンプル/ホールド回路15は、電子回路全体を管理して
いるコントローラ(図示せず)が入るクロック信号に同
期して前段のログアンプ14の出力信号を保持するもの
であり、A/D変換器16はサンプル/ホールド回路1
5が保持している信号をディジタル信号に変換するもの
である。
上記のコントローラは主走査の速度に対応したクロック
信号を発生させることにより、連続した画像情報を画素
に分割する。切換器17はコントローラから指示された
信号により、A/D変換器16が出力した信号をキャリ
ブレーションバッファ18又はラインバッファ19へ送
る。即ち、第7図でフィルム1が置かれていない場合の
濃度情報がキャリブレーションバッファ18へ送うレ、
フィルム1が置かれている場合の濃度情報がラインバッ
ファ19へ送られるように切換器17は動作する。
キャリブレーションバッファ18は1ライン分の画素数
のディジタル信号を配録する働きをする回路であり、図
示しないコントローラから入るクロック信号により記憶
番地を進めて、画素の位置情報と記憶情報を対応付けて
いる。
20は差分算出回路であり、前段のラインバッファ19
に記憶されているフィルムの濃度情報とキャリブレーシ
ョンバッファ18に記憶されている濃度情報との差分を
、図示しないコントローラから入る信号により対応する
画素毎に算出する機能を有する。この差分を算出するこ
とにより、シェーディング補正が行われると共に、フィ
ルムの濃度が算出されることになる。21はインターフ
ェースであり、差分算出回路20の出力信号即ち濃度信
号をデータ処理装置3へ送る働きをする。
上記の構成において、先ずフィルムが無いときの1ライ
ンの濃度が測定され、これがキャリブレーションバッフ
ァ18に記憶される。次に図示しないフィルム送りロー
ラが副走査方向にフィルム1を光偏光器8による主走査
線まで移動させ、これによりフィルムがある状態での1
ラインの濃度が測定され、その測定値がラインバッファ
19に記憶される。その後、図示しないコントローラの
働きにより、キャリブレーションバッファ18とライン
バッファ19の内容が、次々に差分算出回路20に送ら
れ、差分即ちフィルムの濃度が算出されて、その算出結
果がインターフェース21を介してデータ処理装置3へ
送られる。
1ライン分のデータがデータ処理装置3に転送された後
、図示していないフィルム送りローラが、予め決められ
た距離だけフィルム1を副走査方向に移動させ、次のラ
インの測定が行われる。このような動作が次々と実施さ
れて、フィルム1の全面が測定される。
(発明が解決しようとする課題) ところで従来のフィルム画像読取装置では、フィルムの
画像情報を精度良くディジタル量の濃度情報に変換でき
るが、フィルム1は一般に帯電しているため、ゴミやほ
こりが付き易く、ゴミやほこりが付着したフィルムを測
定すると、ゴミやほこりが光学系に入ってしまう。特に
デフユーザ11の光入力端面にゴミやほこりが付着する
と、それは測定結果に極めて悪い影響を与える。
即ち、デフユーザ11の光入力端面にゴミが付着した状
態でフィルムを測定して、第6図の表示装置4で測定結
果を表示すると、白い縦縞が発生してしまい、これは画
像診断時の大きな障害になってしまう。この縦縞は、是
非とも取除かなければならない。
データ処理装置3へ送るデータは、第8図の電子回路の
差分算出回路20で1ラインの画像の濃度が記憶されて
いるラインバッファ19の内容から、フィルムが無いと
きの濃度が記憶されているキャリブレーションバッファ
18の内容の差分が各画素毎に計算されているため、例
えゴミがデフユーザ11の光入力端面に付着しても、打
消されてしまいデータ処理装置3へは送られないはずで
あった。デフユーザ11の光入力端面にゴミが付着する
と、なぜ表示装置4に白い縦縞が発生するかは不明であ
った。
更に、主走査方向と同一方向(横方向)に濃度のうねり
が生ずるときがある。この濃度のうねりは、特に濃度の
ほぼ均一なフィルムを測定すると、横縞のように見える
ため目立ってしまう。この横縞も画像診断には有害なた
め、発生させてはならない。
本発明は以上のような問題に対処してなされたもので、
ゴミやほこりが付着したフィルムを測定しても縦縞ある
いは横縞が発生しないようにしたフィルム画像読取装置
を提供することを目的とするものである。
[発明の構成コ (課題を解決するだめの手段) 上記目的を達成するために本発明は、レーザ光でフィル
ム上の画像を画素に沿って走査し画像の透過光の光量を
測定することによりレーザ光の走査部分の画像の濃度を
各画素の位置に対応づけてディジタル量に変換するフィ
ルム画像読取装置において、フィルム表面に斜め方向か
らレーザ光を照射して主走査を行うように配置されたレ
ーザ光光源と、主走査方向に沿ったスリットを有しフィ
ルムを透過したレーザ光をスリットに従って斜め方向に
入射させる箱状の受光部と、受光部の内部で反射した光
を受光部内に反射させる前記スリットの両端に設けられ
た集光器とを備えたことを特徴とするものである。
(作 用) ゴミが受光部に入ってもゴミは受光部の底に溜ることに
なる。レーザ光は受光部に斜めに入射するようにしであ
るので、ゴミが溜る位置は照射位置から外れているので
、ゴミの影響は無視できる。例え細かいゴミやほこりが
照射位置に付いても、そこはレーザ光の口径が太くなっ
ているので影響はない。更に集光器を付けであるので、
受光部に入射した光は外部に逃げないようになっている
ため、フィルム濃度を正しく測定できる。
(実施例) 本発明の詳細な説明に先立って本発明の原理について説
明する。
本発明はこの問題を解決すべく種々の実験を繰返した結
果、白い縦縞の発生は、フィルムが無い場合はレーザ光
がゴミを直接照射するため、キャリブレーションバッフ
ァ18のゴミのある位置には鋭い山が生ずるが、フィル
ムがある場合はフィルムを透過したレーザ光がフィルム
で拡散してデフユーザに入るため、ゴミを照射するレー
ザ光はビーム径があたかも非常に太くなり、ラインバッ
ファ19のゴミのある位置には小さな山しか生じないた
めとの結論に達した。
これを説明すると以下のようになる。第10図(a)は
、フィルムが無いときにデフユーザ11の光入力端面に
ゴミ22が付着した場合の模式図であり、第10図(b
)はそのときのキャリブレーションバッファ18の内容
を示している。横軸は主走査方向の距離であり、縦軸は
濃度を示しており、縦軸の上方は濃度が高く下方は低い
。第10図(b)ではフィルムによる拡散が無いために
、ゴミ22のある位置には極めて鋭い山が見られる。こ
の山の幅と高さはレーザ光のスポット径とゴミ22の大
きさによって決る。
第11図(a)は、フィルムかあるときにデフユーザ1
1の光入力端面にゴミ22が付着した場合の模式図であ
り、第11図(b)はそのときのラインバッファ19の
内容を示している。説明を容易にするためにフィルム1
には画像は記録されていないある一定の濃度のものとす
る。フィルム1を透過してゴミ22を照射するレーザ光
のスボット径は、フィルム1で拡散されるため、非常に
大きなものになってしまい、第11図(b)のゴミ22
のある位置には幅の広い低い高さの山が実線のように生
じている。もしもフィルムによる拡散が無かったら、こ
の山は点線のようになり、その山の幅と高さは第10図
(b)に等しくなる。
熱論この場合は、第8図の電子回路の応答性、特にログ
アンプ14の周波数応答性が十分に早いときの場合であ
る。
第12図はラインバッファ19からキャリブレーション
バッファ18を引いた差分算出回路20の出力を示して
いる。シェーディング補正はされているが、ゴミ22の
ある位置には鋭い谷が見られる。表示装置4で表示され
る画像データは差分算出回路20で、ラインバッファ1
9からキャリブレーションバッファ18の差分を各画素
毎に算出したものであるため、ゴミ22のある位置には
鋭い谷が生ずることになる。これが白い縦縞である。
縦縞の発生原因はゴミによることは明白である。
従って、測定するフィルムはゴミの付いていないものに
すれば問題ないのだが、フィルムは静電気でゴミを吸着
してしまうので、そうすることは実際的でない。特に、
医師に対して測定するフィルムはゴミやほこりの付いて
いないものに限ると要求す条ことは困難である。ゴミの
付着しているフィルムでも、縦縞が発生しないようにす
ることが強く期待されている。
また横縞の発生の原因は、以下のようになる。
第9図に示すように、フィルム1に入射するレーザ光と
フィルム1から反射するレーザ光が互いに干渉するのを
防ぐために、フィルム1を照射するレーザ光は斜めにフ
ィルム1に入射するようにしている。
主走査はレーザ光がデフユーザ11のほぼ中央に入射す
るように設定しであるが、光偏光器8には不可避的な面
倒れがあるため、光偏向器8の使用する反射面毎に、第
9図では点線で示しているように、主走査の位置は基準
となる位置よりずれてデフユーザ11に入射することに
なる。前述のように、主走査は斜めにフィルム1を照射
するようにしであるので、主走査の位置がずれるとデフ
ユーザ11に入る光量が変化することになる。即ち光偏
光器8の反射面毎にデフユーザ11に入射する光量が微
妙に変化してしまうことになる。これが横縞の発生の原
因である。なおローラ23と24は、第7図では図面が
煩雑になるため略したフィルム送りローラである。
更に、例え光偏向器に面倒れがあっても、横縞が発生し
ないような装置にすることが医師から要求されている。
フィルムの濃度を測定するには、フィルムの透過光を測
定しなければならないため、フィルムによる散乱の影響
は避けられない。即ち第11図(b)で、ゴミによる山
を点線のように第10図(b)と同じ波形にすることは
できない。従って、第10図(b)のフィルムがないと
きのゴミによる山を、第11図(b)の実線のように、
フィルムがある場合の山のように変えるのが適当である
このための第1の対策は、距離を取ることである。即ち
、従来の装置はフィルムを透過した光をできるだけ多く
入力できるようにするため、フィルム1とデフユーザ1
1の光入力端面はごく接近しているため、fθレンズ9
のほぼ結像位置に光入力端面があることになる。この場
合レーザ光がコミにほぼ結像しているため、フィルムが
無い場合は、第10図(b)のようにシャープな山が生
ずる。しかし光入力端面をfθレンズ9の結像位置から
離すと、ビーム径が太くなったレーザ光がゴミを照射す
ることになり、第10図(b)の山の高さは低くなる。
結像位置からずれた位置のレーザ光のビーム径は計算で
きる。いまビームウェストで半径r0のビームは、ここ
から2離れた点で半径がrになるとすると、rと2の関
係は、 r=r、[1+(λ2/πr、s:)2]1/2となる
。この式で、2を80鶴とすると、rはr。の約2.7
倍となる。
今、レーザ光のビーム径を100μm、ゴミの直径を1
00μmとすると、8〇−離れた場合の第10図(b)
の山の高さは、ゴミを照射するレーザ光のスポット径が
約270μmに太くなるので、ゴミが結像位置にある場
合の約1/4になる。
これでも非常に改善されるがまだ十分ではない。
第2の対策は、主走査の位置をゴミが付着する位置から
ずらすことである。この場合はレーザ光はフィルムを斜
めから照射することになる。フィルムを透過し広く拡散
したレーザ光を効率良く集光しなければならないので、
デフユーザは従来のライトガイド方式は光入射角が小さ
いため不適当である。
本発明はこのような観点からなされたもので、主走査方
向に沿ったスリットを有する四箇方式の受光部を用いる
ことを根本的特徴とするものである。
第1図は本発明のフィルム画像読取装置の実施例を示す
構成図で、1は測定すべきフィルム、5はレーザ発振器
、6は入射したレーザ光の進路を変更するためのミラー
、7は入射したレーザ光の口径を任意の大きさに拡大し
てレーザ光の広がり角を減らすためのビームイクスパン
ダ、8は入射したレーザ光を主走査方向に角速度を一定
にして反射させる光偏向器で、ポリゴンやガルバノメー
タが一般に使用され、第1図ではポリゴンを使用した例
を示している。9はfθレンズ、10はミラー、13は
検出器でフォトマル等から成っている。
25は四箇方式の受光部で主走査方向に沿ったレーザ光
を入射するためのスリット26が設けられて中空状にな
っており、この主走査方向に沿ったレーザ光が当る一端
面は湾曲状に形成されると共に、他端面は直線状に形成
されている。またこの直線面からは前記検出器13が突
出されている。
第5図は受光部25のみを取出して示しており、スリッ
ト26の主走査方向の長さは測定するフィルム1の幅以
上に設定されている。この受光部25の内部の壁面は、
両側面を含めてレーザ光を良く無指向に反射する塗料が
塗られている。検出器13は受光部25の中央に、光検
出面を受光部25の内部に向けて固定しである。スリッ
ト26を通って受光部25に入射するレーザ光は、受光
部の壁面や底面で反射されて、検出器13に入射し電気
信号に変換される。
第2図は第1図の側面構造を示している。第1図では図
面が複雑になって理解しにくくなるため省略したが、受
光部25のスリット26の両端にはレーザ光を導くため
の集光器27A、27Bが設けられている。またこの集
光器27A、27Bは受光部25内で反射した光を受光
部25内に反射させるように働く。この集光器27A、
27Bは共に略し字状の部品で、長さはスリット26と
等しく、受光部25に向いた側の反射面には光を反射さ
せる塗料が塗ってあり、反射面の幅はフィルム1の付近
まで延びていて、反射面の角度はフィルム1で拡散して
スリット26に入射する光量を減少させないような形状
になっている。23゜24はフィルム1を副走査方向に
移動させるローラである。
第3図の断面図で、模式的に示すように、フィルムが無
い状態のキャリブレーション時には、レーザ光りは斜め
に受光部25の湾曲状の壁面に入射する。ゴミか受光部
25の底に落ちても、レーザ光は受光部25の側面の壁
に当たることになり、かつそこは結像位置ではないので
ビーム径は拡大しているため、ゴミの影響はほとんど無
視できることになる。従って、第10図(b)のような
鋭い山は発生しない。次にフィルムがある状態ではフィ
ルムを透過したレーザ光は、第4図に示すように、フィ
ルム面で拡散されて受光部25に入射する。この場合は
、レーザ光が非常に太くなったのと同じ状態のため、ゴ
ミの影響は無視できることになり、第11図(b)の実
線のような山は生じない。
更に、レーザ光はフィルムで拡散されて受光部25に入
射し、受光部25の内部で無指向に反射されて検出器1
3に入射するようにしであるので、第7図の光偏向器8
に面倒れがあっても検出器13に入射する光量はほとん
ど変化しないので、横縞は発生しないことになる。
第5図の受光部25は、上述のように縦縞や横縞の発生
を防ぐことができる。しかしその受光部25を使用して
フィルムの直線性を測定すると、真の値よりも濃度が高
い値が得られる。それは、受光部25内で反射した光の
一部がスリット26から外部に逃げてしまうからである
。スリット26の幅を狭くして、主走査に接近させれば
、受光部25から外部へ逃げてしまう光量を少なくでき
るが、フィルムの位置精度を保つため、通常は主走査の
近くには、第4図に示すように、ローラ23.24が配
置されているため、スリット26を主走査に近付けるこ
とはできない。
集光部27Aと27Bを受光部28に設けたことにより
、スリット26から外部に逃げようとする光は、集光器
27Aと27Bの反射面で反射させられて、受光部25
の内部へ押戻されてしまう。
従って、受光部25を使用してフィルムの濃度の直線性
を測定すると、真の値に良く一致するようになる。
受光部25の内部の壁面に塗る塗料は、シェーディング
効果に影響かある。塗料を例えば酸化チタン等を主成分
とする白色ペイントにした場合は、入射したレーザ光を
指向性良く反射するため、レーザ光か集光器27A、2
7B周辺部に入射したときと中央部に入射したときでは
、検出器13へ入射するレーザ光の強度が大きく変って
しまう。
フィルムが無い状態の時は、レーザ光りが直接受光部2
5の壁面に当るため、大きなシェーディング効果が発生
し、フィルムがあるときは、フィルム面で拡散されたレ
ーザ光が入射することになるので、シェーディング効果
はフィルムが無いときほど大きくない。従って、第8図
の差分算出回路20では、シェーディング補正が正しく
できないことになる。
受光部25の壁面に塗られた塗料が、入射したレーザ光
を無指向に拡散できれば、シェーディング補正は十分で
きることになる。積分球の内部に一般に塗布しである硫
酸バリウム等を主体とする塗料は、入射した光を無指向
に極めて高い反射率で反射できる特性がある。この塗料
を受光部25の壁面に塗布することにより、差分算出回
路20で十分シェーディング補正できることになる。
第1図でレーザ発振器5から出射したレーザ光は、ミラ
ー6で進行方向を変えられ、ビームイクスパンダ7に入
射する。ビームイクスパンダ7で適当な太さにビーム径
を太くされ、広がり角を小さくされたレーザ光は、等角
度速度で回転している光偏向器8で反射されfθレンズ
9に入射する。
fθレンズ9を通過したレーザ光は、長方形のミラー1
0で斜め下方に反射され、フィルム1上に結像し、線速
度で一定でフィルム1をスキャンする。フィルムが無い
場合は、レーザ光はミラー10で反射された後、直接受
光部25に入射する。
フィルム1を透過したレーザ光は、第2図の集光器27
Aと27Bの間を通過し、スリット26を通って受光部
25に入り、受光部25の壁面で無指向に反射された後
、受光部25内を伝搬し、検出器13に入射し光量に応
じて電気信号に変換される。
実際の測定では、先ずキャリブレーションが実施される
。即ちフィルムが無いときの1ラインの光量が測定され
、第8図のキャリブレーションバッファ18で記憶され
る。次に図示はしていないフィルム送り機構が動作して
、フィルムを主走査位置まで移動させ、フィルムを透過
した1ラインの光量が測定されてラインバッファ19に
送られる。
ラインバッファ19の内容とキャリブレーションバッフ
ァ18の内容は、クロック信号に同期して次々に差分算
出回路20へ送られ、各画素毎の差分が算出されて、後
段のデータ処理装置3へ送られる。フィルムの1ライン
の濃度がデータ処理装置へ転送し終えると、図示してい
ないフィルム送り機構が動作して、フィルムを決められ
た距離だけ移動させて、次のラインの測定が行われる。
こうして次々とフィルムの全面か測定される。
フィルム1は一般に帯電しているため、静電気でゴミや
ほこりが付着している。万一ゴミが受光部25に落込ん
でも、落ちたゴミは受光部25の底に溜ることになる。
レーザ光はフィルムを斜めに照射するようにしているた
め、キヤリプレーシクン時にフィルムが無い状態てレー
ザ光が直接受光部25に入射する場合は、受光部25の
側面の壁に当るようにしであるので、ゴミには全く影響
されない。
極細かい軽いほこりが例え受光部25の側面の壁に付い
てしまった場合でも、そこはレーザ光の結像位置ではな
いので、ビーム径は大きく広がっているため、そのよう
なほこりの影響は無視できることになり、縦縞は発生し
ない。また、受光部25で反射した光が、スリット26
から外部に逃げようとしても、集光部27Aと27Bで
受光部25の内部の方向に反射され、はとんど外部には
逃げないような構造のため、フィルムの濃度を正しく測
定できる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、付着するゴミや
ほこりの影響を無くすようにしたので、ゴミやほこりの
付いたフィルムを測定しても、医師の診断に極めて有害
な縦縞あるいは横縞は発生しないため、フィルムの濃度
を正しく測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルム画像読取装置の実施例を示す
構成図、第2図は第1図の本実施例装置の側面図、第3
図はフィルムがない場合のレーザ光の入射状態を説明す
る模式図、第4図はフィルムがある場合のレーザ光の入
射状態を説明する模式図、第5図は本実施例に用いられ
る受光部を示す斜視図、第6図は診断システムを示すブ
ロック図、第7図は従来のフィルム画像読取装置を示す
構成図、第8図はフィルム画像読取装置の構成を示すブ
ロック図、第9図は第7図の従来装置の側面図、第10
図(a)、  (b)はゴミを介してフィルムが配置さ
れた場合の説明図及びこの場合に光入射が行われたとき
の濃度分布図、第11図(a)、  (b)はゴミを介
してフィルムか配置された場合の説明図及びこの場合に
光入射が行われたときの濃度分布図、第12図は第8図
の差分算出回路の出力を示す濃度分布図である。 1・・・フィルム、13・・・検出器、18・・・キャ
リブレーションバッファ、19・・・ラインバッファ、
20・・・差分算出回路、22・・・ゴミ、25・・・
受光部、26・・・スリット、27A、27B・・・集
光器。 −4)よ− 代理人 弁理士 三  澤  正  義(、−5ゝ、− 105う− 25受忙請 10ミラー 第6図 1ソ 第  8 図 (bj

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光でフィルム上の画像を画素に沿って走査
    し画像の透過光の光量を測定することによりレーザ光の
    走査部分の画像の濃度を各画素の位置に対応づけてディ
    ジタル量に変換するフィルム画像読取装置において、フ
    ィルム表面に斜め方向からレーザ光を照射して主走査を
    行うように配置されたレーザ光光源と、主走査方向に沿
    ったスリットを有しフィルムを透過したレーザ光をスリ
    ットに従って斜め方向に入射させる箱状の受光部と、受
    光部の内部で反射した光を受光部内に反射させる前記ス
    リットの両端に設けられた集光器とを備えたことを特徴
    とするフィルム画像読取装置。
  2. (2)受光部が主走査方向に沿って一端面が湾曲状に形
    成されると共に、他端面が直線状に形成された請求項1
    記載のフィルム画像読取装置。
  3. (3)受光部の内壁面に入射光を高反射率で反射させる
    塗料が塗布された請求項1又は2記載のフィルム画像読
    取装置。
  4. (4)集光器が一対の反射板から成り、両反射板の角度
    がスリットの開口部端とフィルムに当る主走査の位置と
    がなす角度に略一致している請求項1乃至3のいずれか
    に記載のフィルム画像読取装置。
JP2309219A 1990-11-15 1990-11-15 フィルム画像読取装置 Pending JPH04180456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2309219A JPH04180456A (ja) 1990-11-15 1990-11-15 フィルム画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2309219A JPH04180456A (ja) 1990-11-15 1990-11-15 フィルム画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04180456A true JPH04180456A (ja) 1992-06-26

Family

ID=17990368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2309219A Pending JPH04180456A (ja) 1990-11-15 1990-11-15 フィルム画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04180456A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0392504B1 (en) Method for generating radiation image signals
JPH0330085B2 (ja)
JP3335706B2 (ja) 光学スキャナ
JPS63244029A (ja) 放射線照射野認識方法
JPH0199372A (ja) 画像情報読取装置のシェーディング特性測定方法
JP2601479B2 (ja) 光ビーム走査装置
JPH04180456A (ja) フィルム画像読取装置
JP2573407B2 (ja) フィルム画像読取装置
JPS62299171A (ja) 光ビ−ム走査装置
JP2585263B2 (ja) フイルム画像読取装置
US5006707A (en) Electron microscope image recording and read-out method
JPH0279177A (ja) 放射線画像における乳房輪郭検出方法
JPS6333060A (ja) 画像情報読取装置
JPH0259964B2 (ja)
JPH02198265A (ja) 画像表示装置
JP2557213B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
JPS6157921A (ja) 光ビ−ム走査装置
JPH0371046A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH01177263A (ja) レーザ光照射装置
JP2575418B2 (ja) 光ビーム走査装置
JPS63100437A (ja) 照射野認識方法
JPS60214353A (ja) フイルム画像読取り装置
JPS6292661A (ja) 放射線画像情報記録再生方法
JPH01258079A (ja) 放射線画像読取装置
JP2686561B2 (ja) 放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件決定方法