JPH04179426A - 液体式電子蚊取器用薬液容器 - Google Patents

液体式電子蚊取器用薬液容器

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JPH04179426A
JPH04179426A JP2306515A JP30651590A JPH04179426A JP H04179426 A JPH04179426 A JP H04179426A JP 2306515 A JP2306515 A JP 2306515A JP 30651590 A JP30651590 A JP 30651590A JP H04179426 A JPH04179426 A JP H04179426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
mosquitocidal
liquid
mosquitocide
chemical
Prior art date
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Pending
Application number
JP2306515A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Asakura
正博 朝倉
Yoshimi Ota
好美 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabe Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kurabe Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kurabe Industrial Co Ltd filed Critical Kurabe Industrial Co Ltd
Priority to JP2306515A priority Critical patent/JPH04179426A/ja
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、殺蚊成分を有する薬液を揮散させる液体式電
子蚊取器に用いられる薬液容器に関する。
(従来の技術) 近年、液体式の電子蚊取器が多用されるようになってき
た。この種の蚊取器の概要は、実開昭60−12587
6号公報や実開平1−130674号公報に詳細に記載
されている。
現在、実用化されている液体式電子蚊取器としては例え
ば第4図に示すように、殺蚊成分を有する石油系薬液2
0を収容する薬液容器21と、前記薬液容器21に固定
具22によって固定される吸上げ芯23と、前記吸上げ
芯23の上部をその周囲から加熱する電気加熱式のリン
グ状ヒータ24と、それらの全体を覆うカバー25とか
ら概略構成されている。このような従来の液体式電子蚊
取器においては、完全な液体状態で薬液容器内に収容さ
れている薬液が吸上げ芯によって吸液され、更に、前記
吸上げ芯の周囲に設置されたリング状ヒータによって加
熱されて揮散する。
(発明が解決しようとする課題) 前述した従来の液体式電子蚊取器においては、吸上げ芯
の材質にもよるが次のような欠点が挙げられる。
まず第1に、薬液容器21と電気加熱式リング状ヒータ
24がカバー25で覆われており、吸上げ芯23のみな
らず薬液容器21まマもヒータ24によって加熱されて
しまうため、薬液容器21の内圧が上昇し、薬液吸上げ
量、ひいては薬液揮散量が著しく不安定になる。
第2に、薬液容器21中の薬液20が完全に常温に戻ら
ない時間間隔での断続通電の通電開始直後においては、
薬液容器21の外部にある吸上げ芯23の温度と薬液容
器2Iの温度の均衡が崩れる場合があり、薬液20が薬
液容器外部の吸上げ芯23の側面から液体のまま吹き出
す場合があり、極めて危険な状態が生じる。
第3に、誤って蚊取器本体を倒した場合、前記と同様に
薬液容器21の外部にある吸上げ芯23の側面から薬液
20が垂れ出すことがあり、極めて危険である。
以上述べたように、可燃性の高い石油系薬液を液体のま
ま容器に収容することは、性能を発揮できない上に極め
て危険な状態を生じる。
本発明の目的は、前記欠点を解決するもので、薬液容器
の構成に抜本的改良を加えることにより揮散量を一定と
し、薬液の吹き出しや垂れ出しのない安全な液体式電子
蚊取器用の薬液容器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するために、本発明による液体式電子
蚊取器用の薬液容器は、薬液容器内に高分子吸収材が配
置されるよう構成されている。
(作 用) このような構成によれば、薬液は液体という分子の連続
体としては存在し得す、薬液分子が分断されて高分子吸
収材に吸収されているので、分子の小集合体の蒸発であ
る揮散量は一定となる。また、断続通電による各部の温
度の不均衡により容器の内圧が上昇しても、高分子吸収
材の空隙に存在する空気の方が先に排出されるので、薬
液が吹き出すことはない。更に、誤って薬液容器を倒し
た場合にも薬液は高分子吸収材に吸収されているので垂
れ出すことはなく、安全性は確保される。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明を更に詳しく説明する。第
1図は、本発明による液体式電子蚊取器用薬液容器の実
施例を示す断面図である。
第1図において、薬液容器1は、市販のものと同じ容積
約35ccのプラスチック製の容器である。
吸上げ芯2は、無機物や有機物の焼結体、ガラス繊維の
編組物、フェルト等が市販されているが、ここでは市販
のガラス繊維の編組物を使用した。
尚、吸上げ芯2は、樹脂製の固定具3によって薬液容器
1の開口部に固定されている。薬液容器1の内部には、
紙おむつ等に使われているのと同様な太さ約20〜30
μの繊維状セルロースに高分子吸収剤を約1.5グラム
分散させた高分子吸収材約15グラムに、市販の石油系
殺蚊薬液が約28cc吸収されてなる薬剤4が収容され
ている。
ここで上記のように構成された本実施例による薬液容器
を、第4図に示すような市販の加熱器具の内部に取付け
、揮散量の試験を行った。加熱は1日当り12時間通電
、12時間無通電として27日間行い、揮散量は3日ご
とに薬液容器の重量を測定し12時間当たりの揮散量に
換算して算出した。また、比較のために高分子吸収材を
配置していない従来の薬液容器についても同様の試験を
行った。尚、本実施例及び比較例では、加熱手段として
リング内壁の表面温度が135°Cの正特性サーミスタ
からなる電気力rI熱式リング状ヒータを使用した。そ
の結果、第3図に示すようなグラフが得られた。ここで
グラフ(a)は本実施例によるもの、グラフ(b)は比
較例によるものである。
これを見ると、比較例に比べて本実施例のものは揮散量
が著しく定量化されており、その優位性は明らかである
。また、前記試験は断続通電試験であり、本実施例では
吸上げ芯の上部側面からの薬液の吹き出しは認められな
かったが、比較例ではそれが観測され、グラフ(b)の
凹凸となって現れている。
更に、12時間の倒置試験を行ってみたところ、比較例
では吸上げ芯の上部側面から薬液の垂れ出しが認められ
たが、本実施例では全く認められなかった。
次に第2図には本発明による液体式電子蚊取器用薬液容
器の第2の実施例を示す。この実施例は、従来の石油系
の薬液に代わり、将来、水溶性の薬液が開発された場合
にも本発明が適用できることを示すためのものである。
第2図において、薬液容器l、吸上げ芯2及び吸上げ芯
の固定具3は、石油系の薬液を使用した先の実施例と全
く同じものである。薬液容器1の内部に収容される薬剤
4は、水溶性薬液のモデルとしての純水35ccに高分
子吸収材(荒用化学工業製、アラソーブS−100H)
の粉末を0゜005グラム混合したものであり、ゲル状
の物体である。
ここで、この実施例についても薬液容器を市販の加熱器
具の内部に取付け、揮散量の試験を行ってみた。試験条
件及び測定条件は、先の実施例と同じである。また、比
較のために高分子吸収材を配置していない薬液容器につ
いても同様の試験を行った。試験結果は、第3図のグラ
フ(c)及び(d)として表した。グラフ(C)は本実
施例によるもの、グラフ(d)は比較例によるものであ
る。これを見ても判るように、ゲル化した薬剤からの水
の揮散量も、先の実施例と同じく定量化されており、水
溶性薬液が開発されても本発明は十分に適用可能である
と考えられる。また、断続通電試験による薬液の吹き出
しや倒置試験による薬液の垂れ出しは、収容物がゲル化
しているので全く認められず火災の危険はない。更に、
薬物による生体への悪影響も防止することが可能である
尚、本実施例においては薬液の残量を容易に知ることは
できないが、これについては衆知の揮発性顔料等を薬液
に混合することにより、容易化することが可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、薬液容器内に高分
子吸収材を配置することにより薬液の揮散量を一定にす
ることができ、また断続通電による薬液の吹き出しや、
倒置試験による薬液の垂れ出しをほとんど完全に防止す
ることができるため、火災や生体への悪影響等の危険性
の極めて少ない液体式電子蚊取器用薬液容器を提供する
ことができる。更に、本発明の薬液容器は、将来、水溶
性の薬液が開発された場合にも十分適用できる可能性を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による液体式電子蚊取器用薬液容器の
実施例を示す断面図、第2図は本発明による液体式電子
蚊取器用薬液容器の第2の実施例を示す断面図、第3図
は、本実施例及び比較例の揮散試験の結果を示すグラフ
、第4図は、従来の液体式電子蚊取器の一例を示す断面
図である。 1.21・・・薬液容器、2.23・・・吸上げ芯、3
.22・・・固定具、4・・・薬剤、20・・・薬液、
24・・・電気加熱式リング状ヒータ、25・・・カバ
ー 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸上げ芯を備え、内部に殺蚊成分を有する薬液を収容し
    てなる液体式電子蚊取器の薬液容器において、前記薬液
    容器内に高分子吸収材が配置されてなることを特徴とす
    る液体式電子蚊取器用薬液容器。
JP2306515A 1990-11-13 1990-11-13 液体式電子蚊取器用薬液容器 Pending JPH04179426A (ja)

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JP2306515A JPH04179426A (ja) 1990-11-13 1990-11-13 液体式電子蚊取器用薬液容器

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Cited By (3)

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US7712248B2 (en) 2002-09-20 2010-05-11 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Insect attractant releasing device
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