JPH04178347A - カルボン酸クロリドの製法 - Google Patents

カルボン酸クロリドの製法

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JPH04178347A
JPH04178347A JP2302649A JP30264990A JPH04178347A JP H04178347 A JPH04178347 A JP H04178347A JP 2302649 A JP2302649 A JP 2302649A JP 30264990 A JP30264990 A JP 30264990A JP H04178347 A JPH04178347 A JP H04178347A
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JP
Japan
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carboxylic acid
catalyst
acid
chloride
acid chloride
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Application number
JP2302649A
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English (en)
Inventor
Takeshi Endo
剛 遠藤
Toshikazu Takada
十志和 高田
Shinichi Ono
信一 大野
Satoyuki Chikaoka
里行 近岡
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有機カルボン酸またはその無水物と塩化チオ
ニルとを反応させてカルボン酸クロリドを製造するに際
し、触媒として重合体を使用する製造法に関する。
[従来の技術] 有機カルボン酸またはその無水物に種々のハロゲン化剤
を反応させてカルボン酸クロリドを製造する方法は多く
知られている。たとえば、(A)五塩化リンを用いる方
法(J 、 A m 、 Ch e m 。
Soc、第67巻、第2239頁(1954))(B)
三塩化リンを用いる方法(J、Chem。
Soc、第2030頁(1954)、(C)オキシ塩化
リンを用いる方法(油化学 第10巻第7号第435頁
(1961)、(D)塩化チオニルを用いる方法(J、
Chem、Soc、第2117頁(1953))、(E
)ホスゲンを用いる方法(J、Chem、Soc、第3
1巻第151頁(1954))等がある。
[発明が解決しようとする課題] 高純度のカルボン酸クロリドを製造するためには副生成
物がガス状で容易に系外へ除去できる塩化チオニルを用
いると便利である。しかし、一般に有機カルボン酸また
はその無水物と塩化チオニルとの反応速度はハロゲン化
燐化合物に比へてはるかに小さく、工業上の使用には反
応促進のための触媒が必要であるが、その際、特開平2
−6412号公報に詳細に記載されているように固形物
の沈澱や強く着色した触媒分解物による汚染が生じる。
本発明は有機カルボン酸と塩化チオニルとの反応による
カルボン酸クロリドの製造において、触媒として重合体
を用い、沈澱物を生成せず、また触媒の回収と再使用が
容易な製法を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は有機カルボン酸またはその無水物と塩化チオニ
ルを反応させてカルボン酸クロリドを製造するに際し、
式(1)または式(2)で示される化合物の重合体の共
存下に反応させることを特徴とするカルボン酸クロリド
の製法である。
それぞれ結合して分子中の−N−Co−もしくは−N−
と環構造を形成する炭素数3〜5のアルキレン基、前記
のアルキル基およびアルキレン基は反応条件下で不活性
な置換基を有していてもよい。
本発明で触媒として用いる重合体を形成する式(1)お
よび式(2)の化合物において、R1R,RおよびRの
炭素数1〜3のアルキル基としではメチル基、エチル基
、プロピル基およびイソプロピル基がある。また、この
アルキル基は反応条件下で不活性な置換基、たとえばハ
ロゲン原子、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基な
どを有していてもよい。RおよびRまたはRおよびRに
より環を形成するアルキレン基は、さらにメチル基やエ
チル基などのアルキル基を有していてもよい。形成する
環の例としてはピロリドン環、ピペリトン環、ピロリジ
ン環、ピペリジン環、ヘキサメチレンイミン環などがあ
る。
本発明で使用する重合体は式(1)または式(2)で示
される化合物の単独重合体のほか、スチレン、アクリロ
ニトリル、メタクリル酸メチル、ジビニルベンゼンなど
の共重合可能な他の単量体との共重合体があり、反応系
に溶解しないものが好ましい。また、重合体の数平均分
子量は10゜000以上のものが好ましい。
本発明で製造するカルボン酸クロリドは相当する有機カ
ルボン酸またはその無水物を出発原料とする。具体的に
は、飽和脂肪族カルボン酸としてピバリン酸、カプロン
酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、
ペラルゴン酸、2゜2−ジメチルオクタン酸、カプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ベヘニン酸等、不飽和脂肪族カルボン酸として
アクリル酸、メタクリル酸、オレイン酸、リノール酸、
リルン酸、エルカ酸等、芳香族カルボン酸として安息香
酸、フェニル酢酸、フェニルプロピオン酸、けい皮酸等
、ジカルボン酸としてコハク酸、アジピン酸、フタル酸
、イソフタル酸、テレフタル酸等およびこれらの無水物
がある。
本発明では塩化チオニルを有機カルボン酸またはその酸
無水物のアシル基に対して化学量論量以上、好ましくは
1.1〜2.5モル、さらに好ましくは1.1〜2モル
の比率で反応させる。
本発明で触媒として用いる重合体は−CON−単位とし
てカルボン酸に対して0.1〜20当量%、好ましくは
1〜10当量%の範囲で用いられる。反応は20〜15
0°C1好ましくは20〜100℃、さらに好ましくは
20〜50°Cの温度で、非連続的または連続的に行な
われる。
本発明の方法は、不活性な溶媒の存在下に行なうことが
できる。たとえばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン
、トルエン、キシレン等の脂肪族および芳香族淡化水素
、塩化メチレン、クロロポルム、四塩化炭素、トリクロ
ルエタン、テトラクロルエタン、クロルベンゼン、ジク
ロルベンゼン等の脂肪族および芳香族のハロゲン化炭化
水素である。反応させるべきカルボン酸またはカルボン
酸クロリドが溶媒としての役割をする場合には。
溶媒なしに行なうことができる。
本発明においては、有機カルボン酸と不活性溶媒と触媒
としての重合体を適当な攪拌式反応器にとり、反応温度
に加熱する。塩化チオニルは反応温度に到達した後に添
加し1反応を続ける。反応終了後は不活性溶媒を留去し
、触媒を濾別あるいは蒸留してカルボン酸クロリドを得
る。
[発明の効果コ 本発明で触媒として用いる重合体はすでに触媒としてよ
く知られたN、N−ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドンのようなN−アルキルカルボン酸アミドと異
なり、固形物の沈澱や強く着色した触媒分解物による汚
染が全く生じないか、著しく少ないことが特徴である。
さらに、本発明で用いる触媒は生成物であるカルボン酸
クロリドと分子量が大きく異なるため、蒸留あるいは濾
過操作により容易に分離することが可能で、かつ再使用
もできる。
本発明の方法によれば、反応後のカルボン酸クロリドに
残存する触媒として用いた重合体を効率よく簡単に除去
することができ、色相の良い高純度、高品質のカルボン
酸クロリドを収率よく得ることができる。
〔実施例] 以下、実施例および比較例により、本発明を説明する。
部および%は、とくに指示のない限り重量基準である。
本発明の方法に用いる触媒として、表1に示す重合体を
用いて反応を行った。
実施例 1〜6 ラウリン酸0.801g (4mmol)を塩化メチレ
ン20mΩに溶解し、トリデカン240μQ、およびラ
ウリン酸に対して触媒4当量%を加えて、アルゴン雰囲
気下に攪拌を行ない、インキュベーター中で反応系の温
度が20°Cに安定したところで、塩化チオニル583
.6μΩ (8mm01)を加えた。その後、20分ご
とに反応系より反応溶液を1mQ取り出して、メタノー
ル2゜OμQ、トリエチルアミン168μQおよびトリ
フロロ酢酸30μΩの混合溶液の中に添加した。
ついで、ガスクロマトグラフィーで内部標準のトリデカ
ンとの比率により生成したラウリン酸メチルを定量した
。反応開始100分後の結果を表2に示す。
実施例 7 各原料を実施例1の10倍量用い、触媒として粒径を1
00〜200メツシユに揃えた実施例6で用いた触媒、
すなわちN−ビニル−2−ピロリドンとジビニルベンゼ
ンとの架橋共重合体を用いて反応を行なった。反応終了
後、反応溶液をグラスフィルター(G−3)で濾過し、
残った触媒を塩化メチレンで洗浄したのち真空乾燥した
。乾燥後、この回収触媒(回収率88%)をふるいにか
けて100〜300メツシユの粒子を得、これを触媒と
して再使用して実施例1と同様に反応を行った。結果を
表2に示す。
比較例 1〜2 公知の触媒として比較例1はN−メチル−2−ピロリド
ンを、比較例2はN、N−ジメチルアセトアミドを用い
て実施例1と同様に反応を行なった。結果を表2に示す
表2の結果から、本発明の重合体を触媒とする方法では
、目的とするカルボン酸クロリドの着色が全く認められ
ず、高品質のカルボン酸クロリドを高収率で得ることで
きる。また、実施例7より触媒は回収して再使用できる
ことがわかる。
表   2 特許出願人   日本油脂株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機カルボン酸またはその無水物と塩化チオニルを
    反応させてカルボン酸クロリドを製造するに際し、式(
    1)または式(2)で示される化合物の重合体の共存下
    に反応させることを特徴とするカルボン酸クロリドの製
    法。 CH_2=CHNR^1COR^2(1) CH_2=CHCONR^3R^4(2) (R^1、R^2、R^3およびR^4は炭素数1〜3
    のアルキル基、またはR^1およびR^2、R^3およ
    びR^4はそれぞれ結合して分子中の▲数式、化学式、
    表等があります▼もしくは ▲数式、化学式、表等があります▼と環構造を形成する
    炭素数3〜5のアルキレン基、前記のアルキル基および
    アルキレン基は反応条件下で不活性な置換基を有してい
    てもよい。
JP2302649A 1990-11-09 1990-11-09 カルボン酸クロリドの製法 Pending JPH04178347A (ja)

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