JPH04177357A - 感光性材料用現像液 - Google Patents

感光性材料用現像液

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JPH04177357A
JPH04177357A JP30668090A JP30668090A JPH04177357A JP H04177357 A JPH04177357 A JP H04177357A JP 30668090 A JP30668090 A JP 30668090A JP 30668090 A JP30668090 A JP 30668090A JP H04177357 A JPH04177357 A JP H04177357A
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JP
Japan
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developer
negative
positive
photosensitive
silver halide
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Application number
JP30668090A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Kojima
児島 靖彦
Morihiko Sato
守彦 佐藤
Chiaki Nakamura
中村 千明
Naoki Koo
小尾 直紀
Yasuro Shigemitsu
靖郎 重光
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグラフイツクアーツ分野において、印刷材料と
して有用なネガ型およびポジ型の感光性平版印刷版を共
通して良好に現像処理することができると共に、印刷用
写真製版工程に有用なネガチブ画像を形成する現像主薬
内蔵型ハロゲン化銀写真感光材料をも良好に現像処理で
きる現像液に関するものである。
(従来の技術) 従来、ネガ型感光性平版印刷版とポジ型感光性平版印刷
版とでは現像液の組成が異なり、それぞれの専用現像液
でのみ好適に現像が可能であった。
仮に専用現像液でない現像液を用いて現像できたとして
も十分な性能を有する平版印刷版は得られずネガ型とポ
ジ型の感光性平版印刷版を同一処方の現像液で良好に共
通処理することは実質的にはできなかった。
しかし近年、ネガ型およびポジ型感光性平版印刷版に用
いられる感光性樹脂の改良と現像液の改良が進められ、
下記に示すように同一処方の現像液でネガ型およびポジ
型感光性平版印刷版ともに良好に現像処理できる現像液
が開発されるようになってきた。
ネガ型およびポジ型感光性平版印刷版を同一の処方で現
像処理できる現像液の例としては、特開昭60−130
741号、特開昭60−237442号特開昭62−1
87855号、特開昭63−200154号特開昭63
−205658号、特開平1−270050号特開平2
−157846号 などを挙げることができるが、これら例示された現像液
はあらゆる種類のネガ型およびポジ型感光性平版印刷版
を共通に現像処理出来る訳ではなく、現像液の処理効果
は使用対象となる感光性平版印刷版の特性に大きく左右
される。すなわち、ネガ型およびポジ型感光性平版印刷
版それぞれの構成組成物であるバインダー樹脂や感光性
樹脂(〇−キノンアジド化合物、ジアゾ樹脂など)の組
成比、重合度などの緒特性によって共に良好に現像され
る処理効果は自ずから制限されるものである。これらネ
ガ型またはポジ型感光性平版印刷版用または両用の現像
液は、いずれもアルカリ性の水溶液であり現像主薬内蔵
型ハロゲン化銀写真感光材料のアクチベーターとして作
用し得ることが考えられる。しかし実際にはpHが13
.0以上のポジ型感光性平版印刷版用現像液や一部のp
Hの高い両用現像液で画像が得られるのみである。しか
も得られた画像は、極めて軟調なネガチブ画像であり、
製版用写真画像としては実用に耐えないものである。こ
のように従来のネガ型またはポジ型感光性平版印刷版の
現像処理用として用いられてし、る現像液はいずれも現
像主薬内蔵型ノーロゲン化銀写真感光材料の良好なアク
チベーターとして用いることはできない。
また一方、現像主薬内蔵型ノ\ロゲン化銀写真感光材料
を処理して良好な不ガチブ画像を得ることができるアク
チベーターを使用したものとして、以下の例を挙げるこ
とができる。
特公昭56−30848号、特公昭60−12624号
特公昭60−15264号、特公昭60−15265号
、特公昭60−47578号、特公昭61−48696
号、特公昭62−4700号、特公昭62−12498
号、特公昭62−12499号、特公平1−17140
号。
これらの例で使用されたアクチベーターは何れも種々の
組成を持ったアルカリ性水溶液であり、これらのアクチ
ベーターを用いて現像主薬内蔵型ハロゲン化銀写真感光
材料を処理する場合には不ガチブ画像が得られるものの
、ネガ型またはポジ型の感光性平版印刷版を現像処理す
る場合には基板であるアルミ板が腐食されたり、現像が
不良であったりして良好な印刷版を得ることはできない
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記したように、ネガ型感光性平版印刷版、ポ
ジ型感光性平版印刷版、および現像主薬内蔵型ハロゲン
化銀写真感光材料という性質の異なる三種類の感光性材
料を同一処方の現像液では良好に現像処理できないとい
う問題を解決したものである。即ち本発明の目的は、印
刷の前工程として必須の印刷用写真製版工程とネガ型お
よびポジ型感光性平版印刷版製版工程とに共用できる同
一処方の現像液を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ネガ型およびポジ型感光性平版印刷版と現像
主薬内蔵型ハロゲン化銀写真感光材料とを共通に処理で
きる感光性材料用現像液であって、該現像液が水可溶性
有機溶剤、アニオン型界面活性剤、アルカリ剤、アルカ
ノールアミン及びハロゲン化銀写真感光材料用現像抑制
剤を含有し、pHが11.5から13.5の範囲である
ことを特徴とする感光性材料用現像液に関するものであ
る。
本発明に用いられる水可溶性有機溶剤は、アルコール系
溶剤、クリコールモノアルキルエーテル系溶剤、グリコ
ールモノアルキルエーテルアセテート系溶剤、エーテル
系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、および含窒素
系溶剤から成る群から選ばれる有機化合物であり、該現
像液がネガ型およびポジ型の感光性平版印刷版を現像処
理する際に良好な現像性を保つために添加される化合物
であって、現像主薬内蔵型ハロゲン化銀写真感光材料の
現像処理に当たっては現像進行性を阻害することなく良
好なネガチブ画像が得られる化合物である必要がある。
また水可溶性有機溶剤とは、水に可溶と言うだけではな
くアルカリ性水溶液に可溶な有機溶剤も含むものである
。かかる要件を満たす有機化合物として、たとえば シ
クロへ牛すノール、2−メチルシクロヘキサノール、3
−メチルシクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサ
ノール、ベンジルアルコール、0−メチルヘンシルアル
コール、0−メトキシベンジルアルコール、m−メトキ
シベンジルアルコール、p−メトキシヘンシルアルコー
ル、2−ベンジルオキシエタノール、1−フェニルエタ
ノール、2−フェニルエタノール、3−フェニルプロパ
ノ−ルー1.4−フェニルブタノール−1,4−フェニ
ルブタノール−2,2−フェニルブタノール−1,2−
フェノキシエタノール等のアルコール系溶剤;エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレング
リコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール
モノエチルエーテル等のグリコールモノアルキルエーテ
ル系溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、トリエチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、トリエチレングリコールモノエチルエーテルア
セテート等のグリコールモノアルキルエーテルアセテー
ト系溶剤;テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル系溶剤;酢酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、乳酸メチル、乳酸
エチル等のエステル系溶剤;メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、4−メチル−
4−メトキシ−2−ペンタノン等のケトン系溶剤;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン等の含窒素系溶剤などがあり、これらは単独
または2種以上混合して使用できる。これらの有機溶剤
の使用量は、特に限定されるものではないが、好ましい
範囲は使用現像液の15fi量%以下である。
本発明に用いるアニオン型界面活性剤としては、例エバ
ラウリルアルコールサルフェートのナトリウム塩、オク
チルアルコールサルフェートのナトリウム塩、ラウリル
アルコールサルフェートのアンモニウム塩、第2ナトリ
ウムアルキルサルフエートなどの炭素数8から22の高
級アルコール硫酸エステル塩類、例えばセチルアルコー
ル燐酸エステルのナトリウム塩などのような脂肪族アル
コール燐酸エステル塩類、例えばドデシルベンゼンスル
ホン酸のナトリウム塩、イソプロピルナフタレンスルホ
ン酸のナトリウム塩、メタニトロベンゼンスルホン酸の
ナトリウム塩などのようなアルキルアリールスルホン酸
塩類、例えばアルキルアミドのスルホン酸塩類、例えば
ナトリウムスルホ琥珀酸ジオクチルエステル、ナトリウ
ムスルホ琥珀酸ジヘキシルエステルなどの二塩基性脂肪
酸エステルのスルホン酸塩類などが含まれる。アニオン
型界面活性剤は、現像液中に1から5重量%の範囲で含
有させておくことが適当である。
本発明に用いるアルカリ剤としては、例えば珪酸ナトリ
ウム、珪酸カリウム、メタ珪酸ナトリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第3燐酸ナ
トリウム、第2燐酸ナトリウム、第3燐酸アンモニウム
、第2燐酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、はう酸ナ
トリウム、はつ酸アンモニウム、アンモニアなどのよう
な無機アルカリ剤、およびモノメチルアミン、ジメチル
アミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチ
ルアミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン
、ジイソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミン、モノイソプロノ寸ノールアミン、ジイソプロパツ
ールアミン、エチレンイミン、エチレンジアミン、ピリ
ジンなどのような有機アミン化合物が有り、これらは単
独もしくぽ組み合わせて使用できる。
本発明による現像液の調製に当たっては、これらアルカ
リ剤の中でも弱アルカリ性無機物質を使用することが望
ましい。アンモニアは悪臭があり、気散しやすく、これ
をもちいた現像液が繰り返し使用するうちに寿命が短命
となる恐れがあり好ましくない。また有機アミン類も悪
臭の強いものは実用的には好ましくない。強アルカリ性
物質もこれだけをアルカリ剤として使用する場合には、
感光性平版印刷版の画像部や非画像部を腐食する恐れが
多く好ましくない。従って好ましいアルカリ剤の使用法
としては、主たるアルカリ剤として珪酸塩アルカリ剤を
用い、その後pHの調製など微量調製に他のアルカリ剤
を使用する方法がよい。
アルカリ剤の現像液中に於ける含有量は0.05から5
重量%で、現像液のpHを11.5から13.5の間に
保つのに必要なだけ使用される。
本発明で用いるアルカノールアミンは、ネガ型およびポ
ジ型感光性平版印刷版の現像処理時においては過剰現像
や逆に現像不良などの悪影響を起こすことなく、現像主
薬内蔵型ハロゲン化銀写真感光性材料の現像処理におい
ては現像速度を加速し十分に良好なネガチブ画像を得る
と言う作用を持っている。かかる要件を満たすアルカノ
ールアミンはヒドロキシアルキル基を少なくとも一つ有
する1級、2級、または3級のアミン化合物である。い
(つかのアルカノールアミンの例を以下に示すが本発明
はこれらに限定されるものではない。
エタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、ジイソプロパツールアミン、N−メチルエタ
ノールアミン、N−アミノエチルエタノールアミン、N
、  N−ジエチルエタノールアミン、N、N−ジメチ
ルエタノールアミン、N−メチルジェタノールアミン、
N−エチルジェタノールアミン、3−アミノプロパツー
ル、3−ジエチルアミノ−2−プロパンジオール、1−
アミノプロパン−2−オール、4−アミノブタノール、
5−アミノペンタン−1−オール、3,3′−イミノプ
ロパツール、N−n−ブチルジェタノールアミン、N−
エチル−2,2′−イミノジエタノールアミン、2−ア
ミノ−2−(ヒドロキシメチル)プロパン−1,3−ジ
オール、2−アミ/−2−メfルプロパンー1,3−ジ
オールなどいずれのアルカノールアミンも単独もしくは
組み合わせて使用できるが、特に好ましいアルカノール
アミンとしては3級のアルカノールアミンを挙げること
ができる。本発明に用いるアルカノールアミンの量は使
用時の現像液に対して0.5から20重量%であり、よ
り好ましくは1から10重量%である。
本発明で用いるハロゲン化銀写真感光材料用現像抑制剤
としては、T、H,James著。
rThe Theory of the  Photo
graphic  ProcessJ第4版、396頁
、 Macmillan  社刊、 (197?)。
笹井明 著、 「写真の化学」、第2版、168頁。
写真工業出版社 刊、  (1987)。
「写真工学の基礎」、銀塩写真編1日本写真学会編、初
版、197頁、コロナ社 刊、  (1980)などに
記述されている硫黄や窒素原子を含有する有機化合物が
好適である。!・ロダン化銀写真感光材料用現像抑制剤
としては臭化カリウムや臭化ナトリウムなどの無機化合
物も良(知られているが、これらはネガ型およびポジ型
感光性平版印刷版の現像処理時においてアルミ基板を腐
食する作用が強く、本発明による現像液の添加物として
使用することはできない。本発明に用いる硫黄や窒素原
子を含有する有機化合物としては、米国特許2、496
.940号、同2.656.271号に記載のニトロベ
ンゾイミダゾール類をはじめ、メルカプトベンゾイミダ
ゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾール、米国特許3.113.
864号、同3.342.596号、同3、295.9
76号、同3.615.522号、同3.597.19
9号等に記載の迅速処理液用の化合物、英国特許972
.211号に記載のチオスルフォニル化合物、あるいは
特公昭46−41675号に記載されているようなフェ
ナジン−N−オキシド類、その他「科学写真便覧」(丸
善)中巻29頁より47頁に記載されているかぶり抑制
剤などを挙げることができる。これら現像抑制剤は単独
もしくは組み合わせて使用できる。
本発明で用いる現像抑制剤の量は、現像抑制剤の添加に
よりネガ型およびポジ型感光性平版印刷版の現像処理が
影響を受けない範囲で、現像主薬内蔵型ハロゲン化銀写
真感光材料の現像処理において十分にコントラストが高
く、良好なネガチブ画像が得られる範囲の量が選ばれる
。具体的には現像液中使用現像液に対して1 m g 
/ ’Iλから1g/’IXの範囲であり好適には5 
m g / VZから500m g/lχの範囲で使用
される。
本発明に係る現像液のpHは11.5から13.5の範
囲である。これ以外のpH領域ではネガ型感光性平版印
刷版、ポジ型感光性平版印刷版、および現像主薬内蔵型
ハロゲン化銀写真感光材料に対して共通に現像を行うと
きに効果的な成果を得ることができない。すなわちpH
が11.5より低いと、ポジ型感光性平版印刷版の現像
が不足がちになると同時に現像主薬内蔵型ハロゲン化銀
写真感光材料の現像速度も遅くなり鮮明なネガチブ画像
を得られな(なってくる。−方、pHが13.5を越え
ると、ネガ型感光性平版印刷版の現像性が劣化するとと
もに、ポジ型感光性平版印刷版の現像性が過多になり画
像細部の欠落や砂目表面の腐食を越し易くなる。
本発明の特に好ましい態様は、水可溶性有機溶剤として
さきに例示した化合物の中から一種を選び、使用現像液
に対して重量で1から5%のアニオン型界面活性剤を用
い、アルカリ剤としてアルカリ金属の珪酸塩を用い、ア
ルカノールアミンとして3級のアルカノールアミンを用
い、さらに少量のハロゲン化銀感光材料用現像抑制剤を
添加しpHを11.5から13.5の間に調製する態様
であり、この態様において特に本発明の効果が顕著であ
る。
また、本発明に用いる現像液には更に現像性能を高める
ために当業界で知られた種々の添加剤を含有させること
ができる。たとえば、汚れ防止剤として亜硫酸ナトリウ
ムやスルホピラゾロンのナトリウム塩、硬水軟化剤とし
てエチレンジアミンテトラ酢酸口ナトリウム塩やニトリ
ロ三酢酸三ナトリウム塩、その他必要に応じて消泡剤、
湿潤剤、親油性改良剤などを添加することができる。
本発明の現像液が適用できるネガ型感光性平版印刷版の
光硬化性感光層に含有される感光性組成物の代表的なも
のとして次のものがあげられる。
(1)感光性ジアゾ樹脂とバインダー樹脂とからなる感
光性組成物: 感光性ジアゾ樹脂としては、ジアゾジアリールアミンと
活性カルボニル化合物との縮合物の塩に代表されるジア
ゾ樹脂があり、水に不溶性で有機溶媒に可溶性のものが
好ましい。特に好適なジアゾ樹脂は、4−ジアゾジフェ
ニルアミン、4−ジアゾ−3−メチルジフェニルアミン
、4−ジアゾ−4′−メチルジフェニルアミン、4−ジ
アゾ−3′−メチルジフエニルアミン、4−ジアゾ−3
−メチル−4′−エトキシジフェニルアミン、4−ジア
ゾ−3−メトキシジフェニルアミン等と、ホルムアルデ
ヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベン
ズアルデヒド、4.4′−ビス(メトキシメチル)ジフ
ェニルエーテル等との縮合物の有機酸塩または無機酸塩
である。有機酸塩としては、例えば、メタンスルホン酸
、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、キシレン
スルホン酸、メシチレンスルホン酸、ドデシルベンゼン
スルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フロビルナフタレ
ンスルホン酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、2−
二トロベンゼンスルホン酸、3−クロロベンゼンスルホ
ン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンツフェノン−
5−スルホン酸、2,4−ジヒドロキシベンツフェノン
、ベンゼンホスフィン酸等カ挙+fられ、無機酸として
は、ヘキサフルオロ燐酸、テトラフルオロはう酸等があ
げられる。
その他の感光性ジアゾ樹脂として、特開昭54−301
21号に記載の主鎖にポリエステル基をもっジアゾ樹脂
;特開昭61−273538号に記載の無水カルボン酸
残基を有する重合体に水酸基を有するジアゾ化合物を反
応してなるジアゾ樹脂;ポリイソシアネート化合物に水
酸基を有するジアゾ化合物を反応してなるジアゾ樹脂等
も使用することができる。
バインダー樹脂としては、例えば(メタ)アクリル酸[
以下、アクリル酸とメタアクリル酸を総称して(メタ)
アクリル酸と称す。コ、 (メタ)アクリル酸エステル
共重合体、米国特許第4123276号に記載の酸価1
0から100を有するヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレートおよび(メタ)アクリロニトリル含有共重合体
、特公昭57−43890号に記載の芳香族性水酸基を
有する共重合体、特公昭57−51656号に記載の2
−ヒドロキシ−3−フェノキシプロビル(メタ)アクリ
レート単位を有する重合体等の共重合体;エポキシ樹脂
;ポリアミド樹脂;ハロゲン化ビニル、特にポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン;ポリ酢酸ビニル;ポリエス
テル;ホルマール樹脂、ブチラール樹脂等のアセタール
樹脂;ニスタンの商品名で米国グツドリッチ社より販売
されている可溶性ポリウレタン樹脂;ポリスチレン;ス
チレン−無水マレイン酸共重合体またはその半エステル
;繊維素誘導体;シェラツク;ロジンまたはその変性体
などが使用することができる。
(2)光架橋型樹脂を含む感光性組成物:光架橋型樹脂
としては、水性アルカリ現像液に対して親和性を持つ光
架橋型樹脂が好ましく、例えば、特公昭54−1571
1号に記載の桂皮酸基とカルボキシル基を有する共重合
体;特開昭60−165646号に記載のフェニレンジ
アクリル酸残基とカルボキシル基を有するポリエステル
樹脂;特開昭60−203630号に記載のフェニレン
ジアクリル酸残基トフェノール性水酸基を有するポリエ
ステル樹脂;特公昭57−42858号に記載のフェニ
レンジアクリル酸残基とナトリウムイミノジスルホニル
基を有するポリエステル樹脂;特開昭59−20855
2号に記載の側鎖にアジド基とカルボキシル基を有する
重合体などか使用できる。
(3)付加重合性不飽和化合物と光重合開始剤を含む感
光性組成物: 標記感光性組成物としては、例えば、米国特許第2,7
60,863号、同3,060,023号、特開昭62
−121448号等に記載の2個または干れ以上の末端
エチレン基を有する付加重合性不飽和化合物と光重合開
始剤よりなる組成物がある。さらにバインダー樹脂とし
て、前記(1)に記載のバインダー樹脂、特開昭61−
285449号に記載の側鎖に不飽和基を有する共重合
体等が使用できる。
上記感光性組成物は、さらに必要に応じて染料、顔料、
安定剤、充填剤、架橋剤等を添加し、適当な溶媒に溶解
して支持体上に塗布乾燥して通常0.5から5 g/m
2の感光層を有するネガ型感光性平版印刷とされる。
本発明の現像液が使用することのできるポジ型感光性平
版印刷版の感光層組成物の代表的なものとして0−キノ
ンジアジド化合物や酸分解性のエーテル化合物、エステ
ル化合物などが挙げられる。
0−キノンジアジド化合物の具体例としては、特開昭4
7−5303号、同48−63802号同4g−638
03号、同49−38701号、同56−1044号、
同56−1045号、特公昭41−11222号、同4
3−28403号、同45−9610号、同49−37
01号米国特許2,797,213号 同3,046,120号 同3,188,210号 同3,454,400号 同3,544,323号 同3,573,917号 同3,674.4’35号 同3,785,825号 英国特許1,227,602号 同1,251,345号 同1,267.005号 同1,329,888号 同1,330,932号 独国fJFF854,890号などがあり、酸分解性化
合物の例としては、特開昭60−37549号同60−
10247号、同60−3625号などに記載されてい
るものを挙げることが出来る。これらの化合物を単独あ
るいは組み合わせて感光成分とした感光材料に対して、
少なくとも本発明を好ましく適用することができる。
これらの感光成分には芳香族ヒドロキシ化合物の0−キ
ノンジアジドカルボン酸エステルおよび芳香族アミノ化
合物の0−キノンジアジドスルホン酸または0−キノン
ジアジドカルボン酸アミドが包含され、また、これらO
−キノンジアジド化合物を単゛独で使用したもの、およ
びアルカリ可溶性樹脂と混合し、この混合物を感光層と
して設けたものが包含される。
アルカリ可溶性樹脂には、ノボラック型フェノール樹脂
が含まれ、具体的にはフェノールホルムアルデヒド樹脂
、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、フェノールクレゾ
ール混合ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール牛シレノー
ル混合ホルムアルデヒド樹脂などが含まれる。さらに特
開昭50−125806号に記載されているように、上
記のようなフェノール樹脂に共に、t−ブチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3から8のアル
キル基で置換されたフェノールまたはクレゾールとホル
ムアルデヒドとの縮合物とを併用したものも適用できる
0−キノンジアジド化合物を感光成分とする感光層には
、必要に応じてさらに染料、可塑剤、プリントアウト性
能を与える成分などの添加剤を加えることができる。
0−キノンジアジド化合物を感光成分とする感光層の単
位面積当りの量は好ましくは0.5から7g/m2の範
囲について本発明を適用できる。
上記のネガ型およびポジ型感光性平版印刷版の支持体と
しては、例えば、アルミニウム、亜鉛、銅、ステンレス
、鉄などの金属板;ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート、ポリビニルアセタール、ポリエチレンな
どのプラスチ5.クフイ、レム;合成樹脂を溶融塗布あ
るいは合成樹脂溶液を塗布した紙やプラスチックフィル
ムに金属層を真空蒸着もしくはラミネートなどの技術に
より設けた複合材料などがあげられる。
本発明の現像液によるネガ型またはポジ型感光性平版印
刷版の現像は、一般の作業手順に従って行うことができ
る。例えば、ネガ型感光性平版印刷版の場合には、感光
層にネガ画像を密着させて露光し、感光層の露光部分を
硬化、不溶化せしめた後、本発明の現像液により現像し
て未露光部分を溶解除去すれば、支持体上に対応する画
像が形成される。一方ポジ型感光性平版印刷版の場合に
は、感光層にポジ画像を密着させて露光し、露光層の露
光部分を分解、可溶化せしめた後、本発明の現像液によ
り現像して露光部分を溶解除去すれば必要とする画像が
形成される。現像処理の後、水洗および/または水系の
不感脂化剤による処理が施される。
水系の不感脂化剤としては、例えば、アラビアゴム、デ
キストリン、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性
天然高分子:ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸なとの水溶性合成高分子等の水溶
液が挙げられ、必要に応じて、これらの水系の不感脂化
剤に酸や界面活性剤などが加えられる。
次に本発明の現像液が適応できる現像主薬内蔵型ハロゲ
ン化銀写真感光材料について説明する。
現像主薬内蔵型ハロゲン化写真感光材料とは、少なくと
も一層のハロゲン化銀乳剤層を有し、且つ該層およびそ
の他の親水性コロイド層の少なくとも一層に現像主薬な
いしは現像主薬の前駆体を含有する実質的に表面潜像型
のハロゲン化銀写真感光材料のことを言う。
現像主薬ないしはその前駆体を少なくとも一層のハロゲ
ン化銀乳剤層から成る写真感光材料中に含有せしめるこ
とは公知であり、例えば、特公昭47−28330号、
同47−33379号、同56−30848号、同60
−12624号、同60−15265号、同60−47
575号、同60−47578号、同61−38457
号、同61−38461号、同61−38462号、同
61−48696号、同62−4700号、同62−4
701号、 同62−4704号、 同62−1249
8号、同62−12499号など数多くの特許文献を挙
げることが出来る。該写真感光材料中に含有される現像
主薬ないしはその前駆体としては、例えば、ノ\イドロ
キノン、カテコール等のポリヒドロキシベンゼン類およ
びこれらから導かれる誘導体や前駆体;1−フェニル−
3−ピラゾリドン等の3−ピラゾリドン化合物およびこ
れらから導かれる誘導体や前駆体;N−メチル−p−ア
ミノフェノール等のアミノフェノール化合物およびこれ
らから導かれる誘導体や前駆体などを挙げることが出来
る。これらは単独あるいは組み合わせて使用することが
できる。
上記現像主薬ないしその前駆体類をノ・ロダン化銀写真
感光材料中に含有させるには、従来から知られている方
法を用いることができる。たとえば、現像主薬ないしそ
の前駆体を水と混和し得る適当な有機溶媒たとえばアル
コール類、グリコール類、ケトン類、エステル類、アミ
ド類などの中で写真特性に悪い影響を与えない溶媒に溶
解し、溶液とし、ハロゲン化銀乳剤またはその他の層と
なる塗布液の少なくとも一液に添加し、塗布することが
できる。また特開昭50−39928号に記載されてい
るように現像主薬ないしはその前駆体をオイル分散物に
して乳剤中に添加することもできる。
また現像主薬ないしはその前駆体をゼラチン溶液に溶解
して均一な溶液とし、これを添加してから塗布すること
もできる。さらに特公昭45−15461号にあるよう
に、現像主薬ないしはその前駆体を、アルキルアクリレ
ート類、アルキルメタアクリレート類、またはセルロー
ズエステル類などのポリマーに分散せしめた分散物を添
加し、塗布することができる。また、現像主薬ないしそ
の前駆体を含有させる親水性コロイド層としては、該写
真感光材料を構成する少なくとも1つの親水性コロイド
層、例えば保護層、中間層、ノ\レーション防止層、フ
ィルター層、下引層、バッキング層などに含有させても
よいし、2層以上の親水コロイド層に含有させてもよい
ハロゲン化銀感光材料中に含有される現像主薬ないしは
その前駆体の量は、ハロゲン化銀1モル当り0.1から
5モル、好ましくは0. 2から3モルである。
本発明の現像液が適用される現像主薬内蔵型ハロゲン化
銀感光材料は実質的に表面潜像型のノ・ロゲン化銀乳剤
からなる乳剤層を少な(とも−層有するものである。こ
こで実質的に表面潜像型のハロゲン化銀乳剤とは、潜像
が主として粒子表面に形成されるタイプのハロゲン化銀
乳剤を意味し、内部潜像型のハロゲン化銀乳剤に対立す
る性質を有するものである。使用するハロゲン化銀乳剤
のハロゲン組成には特別な限定はなく、塩化銀、塩臭化
銀、ヨウ臭化銀、ヨウ臭塩化銀など、どの組成であって
もかまわない。ヨウ化銀の含量は5モル%以下で、さら
に3%以下であることが好ましい。
ハロゲン化銀粒子は、比較的広い粒子サイズ分布をもつ
こともできるが、狭い粒子サイズ分布をもつことが好ま
しく、特に全粒子の90%を占める粒子サイズが平均粒
径の+40%以内にある単分散乳剤であることが好まし
い。
ハロゲン化銀粒子は、平均粒径が0.7ミクロン以下が
好ましく、特に0・4ミクロン以下が好ましい。また、
ハロゲン化銀粒子は立方体、八面体のような規則的な結
晶形を有するものでも、球状、板状のような変則的な結
晶形を有するものでもよい。
ハロゲン化銀粒子は任意の公知の方法を用いて調製する
ことができる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア
法などのいずれでもよく可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩
の反応形式としては順混合法、逆混合法、同時混合法、
それらの組合せなどのいずれを用いてもよい。同時混合
法の一つとして、ハロゲン化銀の生成される液相中の銀
イオン濃度(pAg)を一定に保つ方法、すなわち、p
Agコンドロールド・タフルジェット法(C,D。
J、法)を用いると結晶形が揃い、かつ粒子サイズが均
一に近い単分散ハロゲン化銀粒子が得られる。  ハロ
ゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程においてハロゲ
ン化銀乳剤のコントラストを増大させるためにカドミウ
ム塩、イリジウム塩またはロジウム塩を共存させてもよ
い。
ハロゲン化銀写真乳剤層に含まれるバインダーはハロゲ
ン化銀1モル当り250gをこえないことが好ましい。
バインダーとしてはゼラチンが最も好ましいがゼラチン
以外の親水性コロイドを用いることもできる。例えば、
アルブミン、カゼイン、ゼラチンと他の高分子とのグラ
フトポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアクリルア
ミドなどの親水性ポリマーなどを用いることが出来る。
ハロゲン化銀乳剤は化学増感を行わなくともよいが、通
常は化学増感される。化学増感法として硫黄増感、還元
増感、貴金属増感およびそれらの組合せが用いられるが
本発明の実施のために特に好ましい化学増感は硫黄増感
法あるいは硫黄増感と貴金属増感の一つである金増感を
組合せた方法である。
硫黄増感剤としては活性ゼラチン、チオ硫酸塩、チオ尿
素類、アリルチオ力ルノイミドなどを用いることができ
る。金増感剤としてはHAuCl4、Au(SCN)2
−塩、Au (S203)23−塩などを用いることが
できる。
ハロゲン化銀乳剤は、所望の感光波長域に感光性を付与
するために、一種また二種以上の増感色素を用いて分光
増感される。増感色素としてはシアニン色素、メロシア
ニン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、ホロポー
ラ−シアニン色素、オキソノール色素、およびヘミオキ
ソノール色素などを用いることができる。特に有用な色
素はシアニン色素およびメロシアニン色素である。色素
類の塩基性異部環核としてシアニン色素に通常利用され
る核はいずれも適用できる。すなわち、ピロリン核、オ
キサゾール核、オキサゾリン核、チアゾール核、チアゾ
リン核、ビロール核、セレナゾール核、イミダゾール核
、テトラゾール核、ピリジン核、インドール核、ペンズ
オ牛すゾール核、ベンゾチアゾール核、ベンゾセレナゾ
ール核、ベンズイミダゾール核、キノリン核などが適用
できる。
本発明の現像液が適用される現像主薬内蔵型ハロゲン化
銀写真感光材料は、支持体上に実質的に表面潜像型のハ
ロゲン化銀乳剤を含有する少なくとも一つの親水性コロ
イド層を塗設して成るが、それ以外の非感光性の親水性
コロイド層例えば、保護層、中間層、ハレーション防止
層、フィルター層、下引層などが塗設されていてもよい
。これらの親水性コロイド層には無機または有機の硬膜
剤を含有してよい。硬膜剤としてはクロム塩(クロム明
ばんなど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオ
キサールなど)、N−メチロール化合物(ジメチロール
尿素、メチロールジメチルヒダントインなど)、活性ハ
ロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒドロ牛シーs
−トリアジン、ムコクロール酸など)、活性ビニル化合
物(1,3,5−トリアクリロイル−へ牛すヒドロー3
−トリアジンなど)、エポキシおよびアジリジン系硬膜
剤などを用いることができる。
上記親水性コロイド層には必要に応じて各種写真用添加
剤、例えば乳剤安定剤(6−ヒドロキシ−4−メチル−
1,3,3a、  7−テトラザインデンなどのヒドロ
キシテトラザインデン化合物)、延展剤(サポニンなど
)、ゼラチン可塑剤(アクリル酸エステルの共重合体な
ど)、帯電防止、塗布助剤および写真特性改良(たとえ
ば現像促進、硬調化)など種々の目的のための各種界面
活性剤(カチオン性、アニオン性、非イオン性、両性界
面活性剤)、カブリ抑制剤(ハイドロキノン、5−メチ
ルベンゾトリアゾール、1−フェニル−5−メルカプト
テトラゾールなど)、マット剤、写真感光材料の寸度安
定性の改良などの目的で水不溶または難溶性ポリマーラ
テックス(アル牛ルアクリレート、アルキルメタアクリ
レート、アクリル酸、グリシジルアクリレートなどのホ
モまたはコポリマー)などを本発明の効果が損なわれな
い範囲で使用することができる。
上記写真感光材料に使用し得る支持体は、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレンなどのポリオレフィン
、酢酸セルロース、硝酸セルロースなどのセルロースエ
ステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートのような
ポリエステルフィルム、紙、合成紙、またはこれらを複
合したもの、例えば紙やフィルムの両面もしくは片面を
ポリオレフィンで被覆したものなど公知の支持体が全て
使用できる。
本発明の現像液を用いて現像主薬内蔵型ハロゲン化銀写
真感光材料の現像処理を行い写真画像を形成させる方法
は、通常のアクチベーターを用いた現像主薬内蔵型ハロ
ゲン化銀写真感光材料の現像処理方法と同様の方法で行
うことができる。例えば、現像主薬内蔵型ハロゲン化銀
写真感光材料に画像を露光した後、本発明による現像液
中に浸すことにより実行されるが、この際現像液を攪拌
することが好ましい。この攪拌には公知の種々の手段(
例えば攪拌羽根を回転する手段や不活性ガスを吹き込む
手段など)を用いることができる。
通常の現像処理温度は、18℃ないし50”Cの範囲に
あるがこれ以外の温度で処理してもよい。現像処理後は
、公知の通常の方法に従って、定着、水洗、乾燥を行い
、目的とする良好なネガチブ画像を得ることができる。
上述の現像処理および後処理に加えて公知の補助基(例
えば停止浴、硬膜浴なと)による処理も行うことができ
る。これら補助基による処理の適用の時期や条件などは
常法に従って良い。
(実施例) 以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する
が本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例に
限定されるものではない。
(1)  ネガ型感光性平版印刷版の作成厚さ0.30
℃厚のアルミニウム板をナイロンブラシと400メツシ
ユのパミストンの水懸濁液を用い、その表面を砂目型て
し、60”Cのアルミン酸ソーダ水で10秒間エツチン
グし、次いで20%硫酸電解液中、電流密度2A/dm
”で陽極酸化処理して2.7g/m2の酸化皮膜を形成
した。その後、3号ケイ酸ソーダの3%水溶液中、60
℃で1分間封孔処理し水洗乾燥して支持体を得た。
この支持体に後記感光液をホワラー塗布し、100°C
で2分間乾燥してネガ型感光性平版印刷版を得た。この
時、乾燥塗膜重量は、2,0g7m2であった。
感光液組成 バインダー樹脂(+1)        l Ogジア
ゾ樹脂(ネ2)           1.3g「ビク
トリアピュアブルーBOHJ(+3)0.15g リンゴ酸             0.2g「メガフ
ァックF−177J(+4)    0. 05gメチ
ルセロソルブ       170g(村)バインダー
樹脂は、下式で示した組成で重量平均分子量は7万であ
った。
<12)  ジアゾ樹脂は、4−ジアゾジフェニルアミ
ンとバラホルムアルデヒドとの縮合物のへキサフルオロ
リン酸塩である。
(ネ3)[ビクトリアピュアブルーBOHJは、保止ヶ
谷化学工業(株)社製の油溶性染料である。
(中4)[メガフ門りF−177Jは、大日本インキ化
学工業(株)社製のフッ素系界面活性剤である。
(2) ポジ型感光性平版印刷版の作成3号ケイ酸ソー
ダ水処理を行わなかった以外は、前記のネガ型感光性平
版印刷版の作成と同様の方法にて作成した支持体の上に
後記の感光液をホワラー塗布し、100 °Cで3分間
乾燥してポジ型感光性平版印刷版を得た。乾燥塗膜重量
は、2.0g/mlであった。
感光液組成 ナフトキノン−1,2−ジアジド −5−スルホニルクロライドと ピロガロール、アセトン樹脂との エステル化合物(+1)        30 gクレ
ゾール・ホルムアルデヒF樹脂75g2−(p−メトキ
シスチリル)−4゜ 6−ビス(トリクロロメチル>−S −トリアジン            0.6gオイル
ブルー#603(+2)      1. 5gメチル
セロソルブアセテート   900g(*l)特開平2
−1390号の実施例−1の感光剤(ネ2)オリエント
化学工業(株)製 (3)現像主薬内蔵型臭化銀写真感光材料の作成60”
Cに保ったゼラチン水溶液中に、硝酸銀水溶液と銀−モ
ル当り3.0xlO−’モルの六J化ロジウム(m)ナ
トリウムを含む臭化カリウム水溶液をpAg7.0に保
ちながら同時に60分にわたって加えることにより、平
均粒径0.20μの立方晶単分散の臭化銀乳剤を調製し
た。常法により可溶性塩類を除去したのちハロゲン化銀
−モル当り25xlO−11モルのチオ硫酸ナトリウム
を加え、60°Cで70分間化学熟成した。この乳剤に
はハロゲン化銀−モル当り80gのゼラチンをふくむ。
このようにして調製した乳剤にハロゲン化銀−モル当り
12xlO−”モルの6−ヒドロキシ−4−メチル−1
,3,3a、  7−テトラザインデン、3.5xlO
−’モルの3,3′ −ジメチルチアゾリノ力ルポシア
ニンメチルサルフエートをそれぞれ添加したのち、予め
現像主薬としてハイドロキノンを含有する下引層を塗布
したポリエチレンテレフタレートベース上に100cm
2当り40mgの銀量になるように塗布した。下引層は
、4重量%のハイドロキノン、1.5重量%の0TP−
100S (日光ケミカルズ(株)社製)1%水溶液、
および16重量%のゼラチンを含有するゼラチン水溶液
をポリエチレンテレフタレートベース上に塗布し乾燥し
たものを使用した。以上の乳剤層および下引層を硬膜剤
としてホルマリンおよびジメチロール尿素を含むゼラチ
ン保護層によって保護した。以上の方法によって作成し
た現像主薬内蔵型臭化銀写真感光材料は塗布銀j!1モ
ル当す0.6モルのハイドロキノンを含有していた。
(4)現像主薬内蔵型塩臭化銀写真感光材料の作成 40°Cに保ったゼラチン水溶液中に、硝酸銀水溶液と
銀−モル当り7.5xlO−”モルの六塩化ロジウム(
m)ナトリウムを含むヨウ化カリウム、臭化カリウムお
よび塩化ナトリウムの混合水溶液(モル比 I:Br:
C1=0.1:30ニア0)をpAg7.2に保ちなが
ら同時に75分にわたって加えることにより、平均粒系
o、28μの立方晶単分散で0. 1モル%のヨウ化銀
を含む塩臭化銀乳剤を調製した。常法により可溶性塩類
を除去したのちハロゲン化銀−モル当り4xlQ−’モ
ルのチオ硫酸ナトリウムおよび1xlO−’モルの塩化
金酸を加え、48°Cで60分間化学熟成した。この乳
剤にはハロゲン化銀−モル当り80gのゼラチンをふく
む。このようにして調製した乳剤にハロゲン化銀−モル
当り6xlO−”モルの6−ヒドロキシ−4−メチル−
1,3,3a、7−テトラザインデン、3,5xlO−
4モルの3,3′−ジメチルチアゾリノカルボシアニン
メチルサルフエート をそれぞれ添加したのち、予め現
像主薬としてハイドロキノンを含有する下引層を塗布し
たポリエチレンテレフタレートベース上に100 cm
”当り40mgの銀量になるように塗布した。下引層は
2重量%のハイドロキノン、1.5重量%の0TP−1
0O3(日光ケミカルズ(株)社製)1%水溶液および
16重量%のゼラチンを含むゼラチン水溶液をポリエチ
レンテレフタレートベース上に塗布、乾燥して予め作成
したものを使用した。以上の乳剤層と下引層とを硬膜剤
としてホルマリンおよびジメチロール尿素を含むゼラチ
ン保護層によって保護した。
上述のようにして作成した現像主薬内蔵型塩臭化銀写真
感光材料は、塗布銀量1モル当り0.29モルのハイド
ロキノンを含有していた。
実施例1及び比較例1乃至比較例10 前記の方法により作成したネガ型感光性平版印刷版(以
下ネガPS版と略す)、ポジ型感光性平版印刷版(以下
ポジPS版と略す)および現像主薬内蔵型臭化銀写真感
光材料(以下AgBrフィルムと略す)の異なる三種類
の感光材料を市販の感光性平版印刷版用現像液(比較例
)や試作現像液(比較例および本発明)により現像処理
し結果を評価した。
ネガPS版にネガ画像のフィルムおよび段差0.15の
ステップウェッジを密着させ、これより1m離れた位置
に設けた出力1kWのメタルハライドランフ’ (岩崎
電気(株)社製[アイドルフィン1000J)を用いて
光感度が4段となる露光時間で露光した。その後各種の
現像液にて25°C11分間現像し、軽くスポンジで擦
りながら水洗し、乾燥した。この様にして得たサンプル
の現像性をA(良)、B(可)、C(不可)の3段階に
分けて評価し、アルミ基板に腐食が認められたものは別
にXとした。
ポジPS版に網点ポジ画像のフィルムおよヒ段差0.1
5のステップウェッジを密着させ、これよ91℃離れた
位置に設けた出力1kWのメタルノ\ライドランプ(岩
崎電気(株)社製「アイドルフィン100OJを用いて
光感度が4段クリヤーとなる露光時間で露光した。その
後各種の現像液にて25℃、1分間現像し、軽くスポン
ジで擦りながら水洗し乾燥した。この様にして得たサン
プルの現像性をA(良)、B(可)、C(不可)の三段
階に分けて評価した。
AgBrフィルムに、LB−200フイルターを用い2
666にのタングステン光源にて段差0.15のステッ
プウェッジを通して5秒間露光したのち、各種の現像液
にて38℃、30秒間現像し、停止、定着、水洗そして
乾燥してサンプルをえた。次いで、画像を得たサンプル
100ボルト、500ワツトのタングステン光源を用い
、1インチ当り133線グレーのコンタクトスクリーン
を通して3秒間露光し、各種の現像液にて38℃、30
秒間現像し、停止、定着、水洗そして乾燥してサンプル
を得た。以上の様にして得たサンプルを評価しA;良好
なネガ画像が得られたもの、B;ネガ画像は得られるが
不良なもの、C;ネガ画像が得られないもの、の三段階
に分けて結果をしめした。
現像液として以下のものを使用した。
社製)の1:1希釈液 製)の1=8希釈液 比較例3の現像液 5DN−21(ネガPS版用、コニカ(株)社製)の1
:3希釈液 比較例4の現像液 5DP−1(ポジps版用、コニカ(株)社製)の1:
6希釈液 比較例5の現像液 5D−32(ネガ・ポジPS版両用、コニカ(株)製)
の1:5希釈液 比較例6の現像液 ND(ネガ版用、中外薬品工業(株)製)の1=2希釈
液 比較例7の現像液 PD(ポジ服用、中外薬品工業(株)製)のに8希釈液 比較例8の現像液 特開昭63−200154号明細書中実施例7によるネ
ガ・ポジPS版両用現像液 現像液組成 珪酸ソーダ3号         3.0g亜硫酸ナト
リウム         1.0g3−ヒドロキシ−2
− ナフトエ酸           4.Ogニツコール
8O−20($1)     O,1gフェニルセロソ
ルブ        1.0gKOH1,0g 水                   89.9g
10%NaOHでpH12,85に調製(*1)日光ケ
ミカルズ(株)社製 比較例9の現像液 特開昭62−187855号明細書実施例中現像液II
aの処方によるネガ・ポジPS版両用現像液 現像液組成 1K 珪酸カリウム      300g水酸化カリウ
ム        100gサンデッドBL($2) 
       10g水              
    1000gpH13,0 (*2)アニオン界面活性剤、三洋化成(株)社製 比較例10の現像液 特開昭60−130741号明細書中実施例19による
ネガ・ポジPS版両用現像液現像液組成 エチレングリコールモノベン ジルエーテル          10gアルキルナフ
タレンスルホン 酸ソーダ            60g水酸化ナトリ
ウム          5g珪酸ソーダ      
      2.5g四はう酸ソーダ        
  0.5g水                  
  982 g実施例1の現像液 本発明によるネガ・ポジPS版、および現像主薬内蔵型
ハロゲン化銀写真感光材料共用の現像液 現像液組成 ベンジルアルコール       43g珪酸カリウム
          87gペレックスN B L (
*3)       64 g3−ジエチルアミンプロ
パン −1,2−ジオール      150g5−メチルベ
ンゾトソアンール   0.4g水         
          2000gpH12,2 (*3)アニオン界面活性剤、花王アトラス(株)社製 以上の結果を第1表にまとめて示す。
第1表 第1表の結果から明かなように、比較例とした市販のネ
ガPS版またはポジPS版それぞれの専用現像液では、
当然なから、それぞれ専用とするネガまたはポジPS版
のみしか良好に現像することはできない。またネガPS
版およびポジPS版共用の現像液では、本実施例の様に
して作成したネガおよびポジPS版では、ネガおよびポ
ジPS版が共に良好に現像されることはなかった。
また比較例とした何れのPS版用現像液もAgBrフィ
ルムを良好に現像処理できるものはなかった。
一方、本発明による現像液の場合には、ネガPS版、ポ
ジPS版、およびAgBrフィルムの何れもが、同一の
現像液で良好に現像処理できることが明かである。
実施例2及び比較例11乃至比較例14ネガPS版、ポ
ジPS版、およびAgBrフィルムの感光材料や現像条
件、現像方法、および結果の評価方法などは実施例1と
同様に行ったが、現像液として現像主薬内蔵型ハロゲン
化銀感光材料にもちいられるアクチベーターを使用し、
現像処理をした。現像液の組成は以下の通りである。
比較例11の現像液 特公昭56−30848号明細書中実施例1に於ける現
像活性剤組成物A処方による現像液現像液組成 無水炭酸ソーダ       100g臭化カリウム 
          1g水をくわえて       
   1vλ水酸化ナトリウムでpHを12にした。
比較例12の現像液 特公昭56−30848号明細書−中実流側1に於ける
現像活性剤組成物C処方による現像液現像液組成 無水炭酸ソーダ       100g臭化カリウム 
          1gヒドロキシルアミン硫酸塩 
  10g水を加えて           IKχ水
酸化ナトリウムでpHを12にした。
比較例13の現像液 特公昭60−15265号明細書中実施例1に例示され
たアルカリ性活性剤溶液による現像液現像液組成 苛性ソーダ          50g亜硫酸ナトリウ
ム        50g臭化カリウム       
   2g水を加えて            1殻と
する。
比較例14の現像液 特公昭61−38457号明細書中実施例におけるアク
チベータA2による現像液 現像液組成 無水亜硫酸ナトリウム     15g水酸化ナトリウ
ム       44g臭化カリウム        
  7gエチレンジアミン        1g水を加
えて            1uとする。
実施例2の現像液 本発明によるネガ・ポジPS版、および現像主薬内蔵型
ハロゲン化銀写真感光材料用現像液現像液組成 2−フェノオキシエタノール   40g珪酸カリウム
          87gペレックスNBL    
     65gジエチルアミンエタノール   12
0g2−メルカプトベンゾ チアゾール           0.3g水    
             2000gpH12,4 現像処理の結果を第2表に示す。
第2表 第2表から明かなように、比較例にある現像主薬内蔵型
ハロゲン化銀写真感光材料用のアクチベータ類はAgB
rフィルムを良好に現像処理できるものの、ネガおよび
ポジPS版の現像には全く使用できない。−力木発明に
よる現像液は、いずれの感光材料に対しても良好な現像
処理が可能であった。
実施例3及び比較例15乃至比較例19本発明に用いら
れる水可溶性の有機溶媒としてエチレンクリコールモノ
ベンジルエーテルを用い、アニオン型界面活性剤として
ペレックスNBL(花王アトラス(株)社製)を用い、
アルカリ剤として珪酸カリウムを用い、アルカノールア
ミンとしてn−ブチルジェタノールアミンを用い、ハロ
ゲン化銀写真感光材料用現像抑制剤としてPMT(1−
フェニル−5−メルカプトテトラゾール)を用いて第3
表に示す様に種々の組成の現像液を作成した。これらの
現像液を用いて、ネガPS版、ポジPS版、およびAg
Brフィルムの感光材料や、現像条件、現像方法、およ
び結果の評価方法は実流側1と同じに行って第4表の結
果を得た。
第3表に於ける何れの現像液も水2000gに各成分を
添加した後、水酸化カリウムにてpHを12、3に詞整
した。
第4表 第4表の結果から明かなように、本発明による現像液を
構成する5成分は、何れも必須であり、−成分でも欠け
るとネガPS版、ポジPS版、および現像主薬内蔵型ハ
ロゲン化銀写真感光材料のいずれもが良好に現像される
、ということはな(なる。
実施例4 本発明による実施例1の現像液、実施例2の現像液及び
実施例3の現像液を用い、実施例1て示した方法により
ネガPS版およびポジPS版をそれぞれ現像処理した後
、水洗し、アラビアガム7’Be’水溶液を塗布しパブ
ドライして平版印刷版をえた。得られたネガおよびポジ
平版印刷版のインキ着肉性、耐刷性、および印刷汚れに
ついて評価し、その結果を第5表に示した。試験方法は
、ネガおよびポジの平版印刷版をローランドファホリッ
ト印刷機に取り付け、印刷インキGAPS−G紅(大日
本インキ化学工業(株)社製)、湿し水DH−78(大
日本インキ化学工業(株)社製)の400倍希釈液を用
いて印刷を行った。インキ着肉性は、刷りだし時、適正
なインキ濃度の印刷物かえられるまでの印刷枚数で評価
し、刷りたし枚数の少ないほど感脂性が良好である。評
価は、A(10枚以下)、B(10から20枚)、C(
20枚以上)とした。
耐刷性は、3万枚印刷した時点で網点太りゃ版とび等が
発生せずに原画に忠実な印刷物か得られるか否かをもっ
て評価した。評価はA(良好)、B(可)、C(不良)
の三段階にて行った。
印刷汚れは、印刷時、湿し水の量を適正量の半分に絞り
、その時の非画線部の汚れの有無で評価した。評価は、
A(汚れなし)、B(問題ない程度の汚れ)、C(汚れ
あり)の三段階にて行った。
第5表 第5表の結果から、本発明の現像液を用い現像処理して
得たネガおよびポジ印刷版は、問題なく良好な印刷版と
して使用できることが判る。
実施例5乃至実施例9及び比較例20 本発明による現像液を用い、前記の現像主薬内蔵型塩臭
化銀写真感光材料を実施例1のAgBrフィルムの現像
処理と同様の方法により現像処理して得た写真画像の画
像評価結果を第7表に示す。
この時使用した現像液の組成は、基本組成として ベンジルアルコール       43g珪酸カリウム
          87gペレックスNBL    
     64g2− (2’ −ジエチルアミノ エトキシ)エタノール     150g水     
              2000g      
   ’pH12,2 を含有し、さらに第6表に示した量の現像抑制剤を含有
したものを用いた。
第6表 *略号は以下の化合物をあられす。
5MBT ; 5−メチルベンゾトリアゾール5NI 
 ;5−ニトロインタゾール PMT  ;1−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ル 2MBT ; 2−メルカプトベンゾチアゾール5CB
I;5−クロロペンツイミタソール第7表に示した写真
性能のうちDmaxは現像済みフィルムの最高黒化濃度
、B+Fはカブリ、Gはカブリを除く黒化濃度0. 5
から3. 0間の平均勾配、ToeGはカブリを除く黒
化濃度0. 1から0. 5間の平均勾配を表す。また
網点質の評価は、網点を顕微鏡観察腰その品質を網点フ
リンジが小さく先鋭なものをAとし、フリンジの非常に
多いものをCとし、その中間をBcして三段階にて評価
した。実用的にはA(良)、B(可)、C(不可)であ
る。
第7表の結果から、本発明による現像液を用いて現像主
薬内蔵型ハロゲン化銀感光材料を現像処理することによ
り、印刷用写真製版工程に有用で良好なネガ画像が得ら
れることが判る。
(発明の効果) 本発明の現像液を用いることによりネガ型感光性平版印
刷版、ポジ型感光性平版印刷版、および現像主薬内蔵型
ハロゲン化銀写真感光材料の異なる三種類の感光材料が
同一の現像液でいずれの感光材料に対しても良好に現像
処理することができる。従って、本発明により、印刷用
写真製版工程とネガ型およびポジ型平版印刷版の製版工
程とに共用できる同一処方の現像液を提供することかで
きた。
代理人  弁理士 高 橋 勝 利

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ネガ型およびポジ型感光性平版印刷版と現像主薬内蔵型
    ハロゲン化銀写真感光材料とを共通に処理できる感光性
    材料用現像液であって、該現像液が水可溶性有機溶剤、
    アニオン型界面活性剤、アルカリ剤、アルカノールアミ
    ン及びハロゲン化銀写真感光材料用現像抑制剤を含有し
    、pHが11.5から13.5の範囲であることを特徴
    とする感光性材料用現像液。
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