JPH0417733B2 - - Google Patents
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- JPH0417733B2 JPH0417733B2 JP60029184A JP2918485A JPH0417733B2 JP H0417733 B2 JPH0417733 B2 JP H0417733B2 JP 60029184 A JP60029184 A JP 60029184A JP 2918485 A JP2918485 A JP 2918485A JP H0417733 B2 JPH0417733 B2 JP H0417733B2
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- Japan
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- metal tube
- tool
- protrusions
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D19/00—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes
- B21D19/08—Flanging or other edge treatment, e.g. of tubes by single or successive action of pressing tools, e.g. vice jaws
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D41/00—Application of procedures in order to alter the diameter of tube ends
- B21D41/02—Enlarging
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49016—Antenna or wave energy "plumbing" making
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は金属管端部の外向きフレア成形工具
及び外向きフレア成形方法に関するものである。
フレアはさまざまな断面形状を有する金属製の管
材の端部に形成されるが、この発明では特にほぼ
断面楕円形状の金属管のフレアリング技術に関す
る。
及び外向きフレア成形方法に関するものである。
フレアはさまざまな断面形状を有する金属製の管
材の端部に形成されるが、この発明では特にほぼ
断面楕円形状の金属管のフレアリング技術に関す
る。
(従来の技術)
上記したような金属管はマイクロ波アンテナフ
イーダ装置の導波管として広く使用されている。
楕円形の金属管が導波管として使用される場合、
一例を挙げるならば、フレアは導波管継手に接合
されて導波管と継手とを電気的に接続する。
イーダ装置の導波管として広く使用されている。
楕円形の金属管が導波管として使用される場合、
一例を挙げるならば、フレアは導波管継手に接合
されて導波管と継手とを電気的に接続する。
上記した導波管と継手との電気的接触を良好に
するためには、金属製の端部フレアが柔軟性及び
延性に富み、かつクラツクが生じることはなく、
さらにはほぼ均一な厚さを有することは重要であ
る。
するためには、金属製の端部フレアが柔軟性及び
延性に富み、かつクラツクが生じることはなく、
さらにはほぼ均一な厚さを有することは重要であ
る。
従来の楕円形フレア成形工具はこれらの基準を
完全に満たすものではなかつた。最も広汎に使用
されるフレア成形工具として、フレア成形時に金
属製の導波管の端部を繰り返して叩いてフレア加
工するものがあつた。この方法で繰り返して加工
すると、金属に加工硬化が生じてもろくなり、フ
レア加工時または導波管継手が導波管に連結され
る時に、フレアにしばしばクラツクが生じること
がある。
完全に満たすものではなかつた。最も広汎に使用
されるフレア成形工具として、フレア成形時に金
属製の導波管の端部を繰り返して叩いてフレア加
工するものがあつた。この方法で繰り返して加工
すると、金属に加工硬化が生じてもろくなり、フ
レア加工時または導波管継手が導波管に連結され
る時に、フレアにしばしばクラツクが生じること
がある。
また、従来のフレア成形工具は使用すると、フ
レアを形成する金属材が薄くなり、フレアの短径
部分が長径部分よりも薄くなる。このように、フ
レアの厚みが不均一であると、フレアの硬化とあ
いまつて、フレアを導波管継手に対して強固かつ
全体的に接触した状態で取付けることが困難にな
り、これによつて導波管と継手との電気的接続状
態を良好に保持することが難しくなるという問題
点がある。
レアを形成する金属材が薄くなり、フレアの短径
部分が長径部分よりも薄くなる。このように、フ
レアの厚みが不均一であると、フレアの硬化とあ
いまつて、フレアを導波管継手に対して強固かつ
全体的に接触した状態で取付けることが困難にな
り、これによつて導波管と継手との電気的接続状
態を良好に保持することが難しくなるという問題
点がある。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は上述したように、フレアにクラツク
が生じたり、導波管と継手との電気的接続状態が
良好に保持されることが難しくなつたりするとい
う問題点を解決しようとするものであり、その目
的は金属管(好ましくは楕円形金属管)にフレア
リングを施す場合に、低硬度かつ柔軟で、金属管
の全周にわたつて実質的に均一な厚さのフレアを
形成することができるフレア工具を提供するにあ
る。
が生じたり、導波管と継手との電気的接続状態が
良好に保持されることが難しくなつたりするとい
う問題点を解決しようとするものであり、その目
的は金属管(好ましくは楕円形金属管)にフレア
リングを施す場合に、低硬度かつ柔軟で、金属管
の全周にわたつて実質的に均一な厚さのフレアを
形成することができるフレア工具を提供するにあ
る。
その他、この発明の目的は、
新規かつ取扱いが容易で、楕円形金属管の任
意の箇所に1回のみの作業でフレアを形成し、
金属管がもろくなつてクラツキングが生ずるこ
とが防止できるフレア工具を提供し、 フレアリング加工時に金属管が薄くなること
を回避しながら、同金属管の端部を緩くこすつ
て擦りへらし、外向きのフレアを形成すること
が可能なフレア工具を提供し、 一対のフレアリング突起を有し、同突起を金
属管に嵌入し、金属管の一方の横軸に沿つて互
いに離間するように広げてフレアを形成するこ
とができるフレア工具を提供し、 さらには、 楕円形状をなす金属管に対して、まず同楕円
の長軸に沿つて一対のフレア突起を互いに離間
するように広げ、次に別の一対のフレア突起を
楕円の短軸に沿つて互いに離間するように広げ
ることにより、楕円形状の金属管にフレアリン
グを行う方法を提供することにある。
意の箇所に1回のみの作業でフレアを形成し、
金属管がもろくなつてクラツキングが生ずるこ
とが防止できるフレア工具を提供し、 フレアリング加工時に金属管が薄くなること
を回避しながら、同金属管の端部を緩くこすつ
て擦りへらし、外向きのフレアを形成すること
が可能なフレア工具を提供し、 一対のフレアリング突起を有し、同突起を金
属管に嵌入し、金属管の一方の横軸に沿つて互
いに離間するように広げてフレアを形成するこ
とができるフレア工具を提供し、 さらには、 楕円形状をなす金属管に対して、まず同楕円
の長軸に沿つて一対のフレア突起を互いに離間
するように広げ、次に別の一対のフレア突起を
楕円の短軸に沿つて互いに離間するように広げ
ることにより、楕円形状の金属管にフレアリン
グを行う方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
この発明は上述した問題点を解決するために、
工具本体と、同工具本体を金属管に着脱可能に固
着するための固着手段と、前記工具本体に支持さ
れて、収縮位置にあるとき少なくとも一部が前記
金属管内に嵌め込まれる形状と寸法をなす一対の
突起と、これら突起を金属管の断面において交差
する一対の軸のいずれか1つに沿つて互いに反対
方向に移動させ、両突起を収縮位置から拡張位置
に移動させたときフレアを形成するための移動手
段を設ける構成とし、また断面楕円形状をなし、
かつ連結部材が装着された金属管の端部に対し
て、第1の工具の一対の突起の少なくとも一部が
嵌入されように、前記第1の工具を連結部材に固
着する工程と、前記金属管内において、同金属管
の断面の長軸に沿つて、前記第1の工具の突起を
互いに離間させることにより、金属管の周面上に
おける2つの領域を外方に広げる工程と、前記第
1の工具を連結部材から取り外す工程と、前記金
属管の端部に対して、第2の工具の一対の突起の
少なくとも一部が嵌入されように、前記第2の工
具を連結部材に固着する工程と、前記金属管内に
おいて、同金属管の断面の短軸に沿つて、前記第
2の工具の突起を互いに離間させることにより、
金属管の周面上における残りの2つの領域を外方
に広げる工程とからなるという方法を採用したも
のである。
工具本体と、同工具本体を金属管に着脱可能に固
着するための固着手段と、前記工具本体に支持さ
れて、収縮位置にあるとき少なくとも一部が前記
金属管内に嵌め込まれる形状と寸法をなす一対の
突起と、これら突起を金属管の断面において交差
する一対の軸のいずれか1つに沿つて互いに反対
方向に移動させ、両突起を収縮位置から拡張位置
に移動させたときフレアを形成するための移動手
段を設ける構成とし、また断面楕円形状をなし、
かつ連結部材が装着された金属管の端部に対し
て、第1の工具の一対の突起の少なくとも一部が
嵌入されように、前記第1の工具を連結部材に固
着する工程と、前記金属管内において、同金属管
の断面の長軸に沿つて、前記第1の工具の突起を
互いに離間させることにより、金属管の周面上に
おける2つの領域を外方に広げる工程と、前記第
1の工具を連結部材から取り外す工程と、前記金
属管の端部に対して、第2の工具の一対の突起の
少なくとも一部が嵌入されように、前記第2の工
具を連結部材に固着する工程と、前記金属管内に
おいて、同金属管の断面の短軸に沿つて、前記第
2の工具の突起を互いに離間させることにより、
金属管の周面上における残りの2つの領域を外方
に広げる工程とからなるという方法を採用したも
のである。
(作用)
この発明は上記した手段を採用したために、フ
レア加工時に突起が金属管の端部を緩くこすつて
擦りへらし、全周にわたつて均等の力を加えるも
のである。
レア加工時に突起が金属管の端部を緩くこすつて
擦りへらし、全周にわたつて均等の力を加えるも
のである。
(実施例)
以下この発明の一実施例を図面に従つて詳述す
る。
る。
この発明をマイクロウエーブ・アンテナ・フイ
ーダー・システム(microwave antenna feeder
system)において信号を伝播するための導波管
14に関連して説明すると、同導波管14は波形
状をなす金属管15によつて構成され、同金属管
15は銅をはじめとする導電性の金属材料にて形
成されている。この金属管15の端部は断面楕円
形状をなすフレア16が外方へと広がるように形
成されている。また、前記金属管14はその長さ
方向の大部分が絶縁材料よりなる被覆部材
(sheath)17にて覆われている。
ーダー・システム(microwave antenna feeder
system)において信号を伝播するための導波管
14に関連して説明すると、同導波管14は波形
状をなす金属管15によつて構成され、同金属管
15は銅をはじめとする導電性の金属材料にて形
成されている。この金属管15の端部は断面楕円
形状をなすフレア16が外方へと広がるように形
成されている。また、前記金属管14はその長さ
方向の大部分が絶縁材料よりなる被覆部材
(sheath)17にて覆われている。
前記金属管15の端部には連結部材としての導
波管コネクター20が取り付けられ、楕円形から
方形に変換して導波管14をアンテナ・フイー
ド・ホーン(antenna feed horn)に取付けられ
るようになつている。本実施例においては、導波
管20は断面矩形状をなす変換部21が設けら
れ、同変換部21には圧縮リング24のフランジ
23に固着される取付けフランジ22が形成され
ている。すなわち、圧縮リング24のフランジ2
3に透設した4個のねじ孔26にねじ25を螺入
することにより、両フランジ22,23は互い取
り付けられている。前記圧縮リング24は導波管
14の端部に外嵌され、さらに第2図に示す環状
ガスケツト27にて金属管15に気密的に取り付
けられている。また、2個の半円弧状をなす取付
け片28にて分離型のフレア環が形成され、この
フレア環が金属管15に外嵌された状態で圧縮リ
ング24に内嵌され、フレア16とガスケツト2
7とにて堅固に挟持されている。
波管コネクター20が取り付けられ、楕円形から
方形に変換して導波管14をアンテナ・フイー
ド・ホーン(antenna feed horn)に取付けられ
るようになつている。本実施例においては、導波
管20は断面矩形状をなす変換部21が設けら
れ、同変換部21には圧縮リング24のフランジ
23に固着される取付けフランジ22が形成され
ている。すなわち、圧縮リング24のフランジ2
3に透設した4個のねじ孔26にねじ25を螺入
することにより、両フランジ22,23は互い取
り付けられている。前記圧縮リング24は導波管
14の端部に外嵌され、さらに第2図に示す環状
ガスケツト27にて金属管15に気密的に取り付
けられている。また、2個の半円弧状をなす取付
け片28にて分離型のフレア環が形成され、この
フレア環が金属管15に外嵌された状態で圧縮リ
ング24に内嵌され、フレア16とガスケツト2
7とにて堅固に挟持されている。
なお、上記したフレア環の取付け片28はそれ
ぞれねじ30によつて圧縮リング24に強固に固
着されている。また、前記取付け片28の内周面
には、金属管15の波状表面の山部分に対応する
ように溝が刻設されている。従つて、ねじ30が
締付けられると、圧縮リング24及び取付け片2
8は金属管15の軸方向に移動不能な状態で保持
される。また、第2図に示すように、ねじ25が
締付けられると、変換部21及び取付け片28は
フレア16の両側から、電気的に確実に接続され
る。
ぞれねじ30によつて圧縮リング24に強固に固
着されている。また、前記取付け片28の内周面
には、金属管15の波状表面の山部分に対応する
ように溝が刻設されている。従つて、ねじ30が
締付けられると、圧縮リング24及び取付け片2
8は金属管15の軸方向に移動不能な状態で保持
される。また、第2図に示すように、ねじ25が
締付けられると、変換部21及び取付け片28は
フレア16の両側から、電気的に確実に接続され
る。
この発明では、断面楕円形状をなす金属管15
の一端においてフレア16を形成するには、まず
楕円の長軸X−Xに沿つて外方に金属管15を広
げ、次に楕円の短軸Y−Yに沿つて金属管15を
広げる。この2段階に分けた作業は金属材のいず
れの部分をも1回だけ加工することとなり、従つ
て金属材が加工硬化によつてもろくなることはな
く、クラツキングが生じ易くなることもない。さ
らに、フレア16はその厚みがほぼ均一に形成さ
れているので、その外周面全域において、変換部
21及び取付け片28に対し良好な電気的接触を
する。
の一端においてフレア16を形成するには、まず
楕円の長軸X−Xに沿つて外方に金属管15を広
げ、次に楕円の短軸Y−Yに沿つて金属管15を
広げる。この2段階に分けた作業は金属材のいず
れの部分をも1回だけ加工することとなり、従つ
て金属材が加工硬化によつてもろくなることはな
く、クラツキングが生じ易くなることもない。さ
らに、フレア16はその厚みがほぼ均一に形成さ
れているので、その外周面全域において、変換部
21及び取付け片28に対し良好な電気的接触を
する。
この発明では、フレアリング作業は2個の工具
35,35′にて行われる。すなわち、第1の工
具35は楕円形状の金属管15の長軸X−Xの両
端近傍の2つの領域A(第3図)にフレア16を
形成するために使用され、第2の工具35′は短
軸Y−Y両端近傍の2つの領域Bにフレア16を
形成するのに使用される。これら2つの工具3
5,35′は、後記する2つの違いを除けば、ほ
ぼ同一に構成されているため、一方の工具35の
基本的な構成のみを詳細に述べ、他方の工具3
5′については図面中において、符号にダツシユ
(′)を付して示すにとどめる。
35,35′にて行われる。すなわち、第1の工
具35は楕円形状の金属管15の長軸X−Xの両
端近傍の2つの領域A(第3図)にフレア16を
形成するために使用され、第2の工具35′は短
軸Y−Y両端近傍の2つの領域Bにフレア16を
形成するのに使用される。これら2つの工具3
5,35′は、後記する2つの違いを除けば、ほ
ぼ同一に構成されているため、一方の工具35の
基本的な構成のみを詳細に述べ、他方の工具3
5′については図面中において、符号にダツシユ
(′)を付して示すにとどめる。
第4図に示すように、工具35は鋼材よりなる
ほぼ矩形ブロツク状の工具本体36にて主要部が
構成されている。この工具本体36の後面中央部
にはキヤビテイー、すなわちポケツト37が形成
されている。同ポケツト37は工具本体36の前
面側において、工具本体36に一対のねじ39
(第11図)で留められた矩形状の閉塞板38に
て閉塞されている。これらのねじ39は工具本体
36の対角線上に配置され、それぞれが工具本体
36の後方に突出するピン状の端部40を有して
いる。
ほぼ矩形ブロツク状の工具本体36にて主要部が
構成されている。この工具本体36の後面中央部
にはキヤビテイー、すなわちポケツト37が形成
されている。同ポケツト37は工具本体36の前
面側において、工具本体36に一対のねじ39
(第11図)で留められた矩形状の閉塞板38に
て閉塞されている。これらのねじ39は工具本体
36の対角線上に配置され、それぞれが工具本体
36の後方に突出するピン状の端部40を有して
いる。
第4図に示すように、前記工具本体36のポケ
ツト37には2個のフレアリング用の突起42が
形成されている。これらの突起42は金属管15
の楕円形状断面の長軸X−Xに沿つて、互いに接
近する収縮位置から互いに離間する拡張位置に移
動し、楕円の長軸X−Xの両端近傍の2つの領域
Aに沿つて金属管15にフレア16を形成するよ
うになつている。第4図及び第7,8図に示す工
具35においてフレアリング用の突起42は半円
状をなし、両突起42が完全に収縮した位置にあ
るとき、両者42は1つの円を形成する。両突起
42は後方ほど広くなるように傾斜する円錐台形
状をなしている。
ツト37には2個のフレアリング用の突起42が
形成されている。これらの突起42は金属管15
の楕円形状断面の長軸X−Xに沿つて、互いに接
近する収縮位置から互いに離間する拡張位置に移
動し、楕円の長軸X−Xの両端近傍の2つの領域
Aに沿つて金属管15にフレア16を形成するよ
うになつている。第4図及び第7,8図に示す工
具35においてフレアリング用の突起42は半円
状をなし、両突起42が完全に収縮した位置にあ
るとき、両者42は1つの円を形成する。両突起
42は後方ほど広くなるように傾斜する円錐台形
状をなしている。
各突起42は隆起リブ44(第4図)に形成さ
れ、同リブ44は断面矩形状をなす取付け部材、
すなわちブロツク45の内端に一体的に設けられ
ている。各ブロツク45の外端部は、工具本体3
6と閉塞板38との間に形成した方形状のスロツ
ト46(第7,8図)内に摺動可能に案内され、
ポケツト37から工具本体36の外側へと楕円形
の長軸X−Xの方向に延びている。また、各ブロ
ツク45の外端にはストツパフランジ47が一体
的に形成され、同ストツパフランジ47が工具本
体36の外側面と係合することにより、ブロツク
45が工具本体の内方に移動しすぎることを規制
している。これら2個のストツパフランジ47
は、突起42が互いに係合する直前に、工具本体
36の外側面に当接するものである。
れ、同リブ44は断面矩形状をなす取付け部材、
すなわちブロツク45の内端に一体的に設けられ
ている。各ブロツク45の外端部は、工具本体3
6と閉塞板38との間に形成した方形状のスロツ
ト46(第7,8図)内に摺動可能に案内され、
ポケツト37から工具本体36の外側へと楕円形
の長軸X−Xの方向に延びている。また、各ブロ
ツク45の外端にはストツパフランジ47が一体
的に形成され、同ストツパフランジ47が工具本
体36の外側面と係合することにより、ブロツク
45が工具本体の内方に移動しすぎることを規制
している。これら2個のストツパフランジ47
は、突起42が互いに係合する直前に、工具本体
36の外側面に当接するものである。
両突起42を収縮位置から拡張位置に移動させ
るため、第4図に示すように、両ブロツク45と
工具本体36とを貫通して延びる細長い作動ねじ
部50が設けられている。同作動ねじ部50に
は、右周りのねじ山(right hand thread)51
と左周りのねじ山(left hand thread)53とが
螺刻されており、右周りのねじ山51は一方のブ
ロツク45に透設したねじ孔52に、左周りのね
じ山53は他方のブロツク45に透設したねじ孔
54に対してそれぞれ螺合されている。従つて、
作動ねじ部50が時計方向に回転されるとき、両
突起42は互いに離間して拡張方向に移動し、ま
た作動ねじ部50が半時計方向に回転されると
き、両突起42は互いに接近して収縮方向に移動
する。この作動ねじ部50の回転を促進するため
に、その一端には手動クランク55が設けられて
いる。
るため、第4図に示すように、両ブロツク45と
工具本体36とを貫通して延びる細長い作動ねじ
部50が設けられている。同作動ねじ部50に
は、右周りのねじ山(right hand thread)51
と左周りのねじ山(left hand thread)53とが
螺刻されており、右周りのねじ山51は一方のブ
ロツク45に透設したねじ孔52に、左周りのね
じ山53は他方のブロツク45に透設したねじ孔
54に対してそれぞれ螺合されている。従つて、
作動ねじ部50が時計方向に回転されるとき、両
突起42は互いに離間して拡張方向に移動し、ま
た作動ねじ部50が半時計方向に回転されると
き、両突起42は互いに接近して収縮方向に移動
する。この作動ねじ部50の回転を促進するため
に、その一端には手動クランク55が設けられて
いる。
なお、前記作動ねじ部50は単独で、両突起4
2を移動させるための移動手段を構成するもので
あるが、この移動手段は広義の意味においてブロ
ツク45、ストツパフランジ47、作動ねじ部5
0に形成した右回り並びに左回りのねじ山51,
53及び工具本体36のスロツト46を含むもの
とすることも可能である。
2を移動させるための移動手段を構成するもので
あるが、この移動手段は広義の意味においてブロ
ツク45、ストツパフランジ47、作動ねじ部5
0に形成した右回り並びに左回りのねじ山51,
53及び工具本体36のスロツト46を含むもの
とすることも可能である。
さらに、前記工具35には、工具35のもう一
方の対角線上に一対の取付けねじ56(第4図及
び第12図参照)が離間して配置されている。こ
れらの取付けねじ56はそれぞれ、ねじ山のない
軸部57とねじ山を有する端部59とからなり、
軸部57は工具本体36の透孔58と閉塞板38
に遊挿され、端部59は工具本体36から後方に
突出している。また、取付けねじ56の前端には
ノブ60が取り付けられ、同ノブ60にはローレ
ツト加工が施されて、取付けねじ56が回転し易
くなつている。
方の対角線上に一対の取付けねじ56(第4図及
び第12図参照)が離間して配置されている。こ
れらの取付けねじ56はそれぞれ、ねじ山のない
軸部57とねじ山を有する端部59とからなり、
軸部57は工具本体36の透孔58と閉塞板38
に遊挿され、端部59は工具本体36から後方に
突出している。また、取付けねじ56の前端には
ノブ60が取り付けられ、同ノブ60にはローレ
ツト加工が施されて、取付けねじ56が回転し易
くなつている。
なお、前記した取付けねじ56は環状ガスケツ
ト27及び取付け片28とともに、金属管15に
対して工具を固定するための固定手段を構成する
ものである。
ト27及び取付け片28とともに、金属管15に
対して工具を固定するための固定手段を構成する
ものである。
第5図及び第9,10図に示すように、金属管
15の楕円状断面の短軸Y−Yの端部近傍の2つ
の領域Bにフレア16を形成するのに使用される
第2の工具35′は、2つの基本的な差異を除け
ば、前記第1の工具35と同一な構成をなしてい
る。まず、第1の違いを述べると、第2の工具3
5′のブロツク45′と作動ねじ部50′とはそれ
ぞれ、前記第2の工具35のブロツク45及び作
動ねじ部50に対して、直交する方向に延びるよ
うに設けられている。従つて、ブロツク35′は
金属管15の断面の楕円の長軸X−Xではなく、
短軸Y−Yに沿つて移動する。
15の楕円状断面の短軸Y−Yの端部近傍の2つ
の領域Bにフレア16を形成するのに使用される
第2の工具35′は、2つの基本的な差異を除け
ば、前記第1の工具35と同一な構成をなしてい
る。まず、第1の違いを述べると、第2の工具3
5′のブロツク45′と作動ねじ部50′とはそれ
ぞれ、前記第2の工具35のブロツク45及び作
動ねじ部50に対して、直交する方向に延びるよ
うに設けられている。従つて、ブロツク35′は
金属管15の断面の楕円の長軸X−Xではなく、
短軸Y−Yに沿つて移動する。
次ぎに第2の違いについて述べると、第2の工
具35′のフレアリング用の突起42′は金属管1
5の断面の楕円の長軸X−X方向に延びるブロツ
ク状をなしている。これら一対の突起42′の両
端は円弧状に形成され、また、リブ44′の方向
ほど広くなる形状をなし、側面がテーパ状に形成
されている。これらの突起42′は金属管15の
断面の楕円の短軸Y−Yに沿つて拡張位置に移動
すると、金属管15の両領域A環に位置する2つ
の領域B(第3図)に沿つてフレア16を形成す
る。
具35′のフレアリング用の突起42′は金属管1
5の断面の楕円の長軸X−X方向に延びるブロツ
ク状をなしている。これら一対の突起42′の両
端は円弧状に形成され、また、リブ44′の方向
ほど広くなる形状をなし、側面がテーパ状に形成
されている。これらの突起42′は金属管15の
断面の楕円の短軸Y−Yに沿つて拡張位置に移動
すると、金属管15の両領域A環に位置する2つ
の領域B(第3図)に沿つてフレア16を形成す
る。
フレア加工を行うには、まず金属管15に対し
て圧縮リング24と取付け片28を固着する。な
お、この固着作業は金属管15が所定量だけ、圧
縮リング28から前方に突出した状態になるよう
に行われる。続いて、第6図に示すように、中央
に孔71が透設された板状の鋸ガイド70を圧縮
リング24のフランジ23の前面に対して密着さ
せて、前記孔71から金属管15を僅かに突出さ
せる。金属管15を切断する場合に、前記鋸ガイ
ド70の前面はガイド面を形成し、同ガイド面上
を鋸が移動して、金属管15を正確に切断し、同
金属管15を所定の長さだけ取付け片28の前面
の前方位置決め面73から前方に突出させること
ができ、この前方に突出した部分が最終的にフレ
ア16となる。また、第6図から明らかなよう
に、前方位置決め面7は圧縮リング24のフラン
ジ23の前面に対して僅かな距離だけ後方にずれ
た位置にある。
て圧縮リング24と取付け片28を固着する。な
お、この固着作業は金属管15が所定量だけ、圧
縮リング28から前方に突出した状態になるよう
に行われる。続いて、第6図に示すように、中央
に孔71が透設された板状の鋸ガイド70を圧縮
リング24のフランジ23の前面に対して密着さ
せて、前記孔71から金属管15を僅かに突出さ
せる。金属管15を切断する場合に、前記鋸ガイ
ド70の前面はガイド面を形成し、同ガイド面上
を鋸が移動して、金属管15を正確に切断し、同
金属管15を所定の長さだけ取付け片28の前面
の前方位置決め面73から前方に突出させること
ができ、この前方に突出した部分が最終的にフレ
ア16となる。また、第6図から明らかなよう
に、前方位置決め面7は圧縮リング24のフラン
ジ23の前面に対して僅かな距離だけ後方にずれ
た位置にある。
前記金属管15を正確に切断したのち、工具3
5を使用して2つの領域Aにフレア16を形成す
る。この目的を果たすため、フランジ23の2個
のねじ孔26内にねじ56を螺入することによつ
て、前記工具35を圧縮リング24のフランジ2
3に取付ける。この際、まず、ねじ39のピン状
端部を他の2個の孔26内に入れて、ねじ孔26
とねじ56とを予め整合させておく(第11,1
2図参照)。
5を使用して2つの領域Aにフレア16を形成す
る。この目的を果たすため、フランジ23の2個
のねじ孔26内にねじ56を螺入することによつ
て、前記工具35を圧縮リング24のフランジ2
3に取付ける。この際、まず、ねじ39のピン状
端部を他の2個の孔26内に入れて、ねじ孔26
とねじ56とを予め整合させておく(第11,1
2図参照)。
前記ねじ56を締めつけるにしたがつて、2つ
の隆起し、かつ高精度に機械化された位置決めパ
ツド75(第4図)が取付け片28の位置決め面
73に係合するまで、工具35がフランジ23側
へと引きつけられる。高精度の位置決めパツド7
5は、工具本体36の低精度の後面がフランジ2
3の低精度の前面に係合する前に、高精度の位置
決め面73に係合するため、突起42の後面は金
属管15の端部に対して軸方向に正確に位置決め
される。
の隆起し、かつ高精度に機械化された位置決めパ
ツド75(第4図)が取付け片28の位置決め面
73に係合するまで、工具35がフランジ23側
へと引きつけられる。高精度の位置決めパツド7
5は、工具本体36の低精度の後面がフランジ2
3の低精度の前面に係合する前に、高精度の位置
決め面73に係合するため、突起42の後面は金
属管15の端部に対して軸方向に正確に位置決め
される。
前記工具35を最初に圧縮リング24に対して
取付ける場合、フレアリング用の突起42は第
7,8図の仮想線及び第4図に示す収縮位置にあ
り、取付けが完了したとき、突起42は金属管1
5の端部内に短いが、正確に設定された距離だけ
入りこむ。前記ブロツク45は摺動可能にしてス
トツパフランジ47を備えているため、突起42
が収縮位置にあつて、金属管15内に入り込んで
いるときは、突起42は自動的にポケツト37内
の中心位置かつ第3図に示す縦軸76上の位置を
占める。突起42の内側面は楕円の短軸Y−Yに
沿つて延びるとともに、両突起42によつて形成
される円の直径は金属管15の短軸Y−Y側の内
径とほぼ等しくなる。
取付ける場合、フレアリング用の突起42は第
7,8図の仮想線及び第4図に示す収縮位置にあ
り、取付けが完了したとき、突起42は金属管1
5の端部内に短いが、正確に設定された距離だけ
入りこむ。前記ブロツク45は摺動可能にしてス
トツパフランジ47を備えているため、突起42
が収縮位置にあつて、金属管15内に入り込んで
いるときは、突起42は自動的にポケツト37内
の中心位置かつ第3図に示す縦軸76上の位置を
占める。突起42の内側面は楕円の短軸Y−Yに
沿つて延びるとともに、両突起42によつて形成
される円の直径は金属管15の短軸Y−Y側の内
径とほぼ等しくなる。
前記作動ねじ部50を時計方向に回すと、ブロ
ツク45はスロツト46内を外方に摺動し、両突
起42が収縮位置から拡張位置に移動する。両突
起42が拡張位置に移動すると、金属管15の領
域Aを擦つて、取付け片28の位置決め面73に
向かつて外方への力を加え、領域Aにフレア16
を形成する。
ツク45はスロツト46内を外方に摺動し、両突
起42が収縮位置から拡張位置に移動する。両突
起42が拡張位置に移動すると、金属管15の領
域Aを擦つて、取付け片28の位置決め面73に
向かつて外方への力を加え、領域Aにフレア16
を形成する。
なお、上記したスロツト46は、ブロツク45
が工具本体36に対し、金属管15の楕円形断面
の長軸に沿つて移動するときに案内をするガイド
手段を形成している。
が工具本体36に対し、金属管15の楕円形断面
の長軸に沿つて移動するときに案内をするガイド
手段を形成している。
前記金属管15の2つの領域Aにフレア16が
形成されると、両突起42は金属管15内におい
て別の2つの領域Bの近傍に係合し、同領域Bの
近傍部分が収縮したり、金属管15が内方に引つ
張られたりすることを防止する。また、フレアリ
ング用の両突起42の自己センタリング作用によ
つて、2つの突起42は金属管15の断面の楕円
の縦軸76から互いに等距離だけ離間して広が
り、2つの領域Aにほぼ等しい圧力を加える。こ
のように、両突起42は金属管15断面の全体形
状を変えることなく、2つの領域Aのみをほぼ均
等に押し広げる。
形成されると、両突起42は金属管15内におい
て別の2つの領域Bの近傍に係合し、同領域Bの
近傍部分が収縮したり、金属管15が内方に引つ
張られたりすることを防止する。また、フレアリ
ング用の両突起42の自己センタリング作用によ
つて、2つの突起42は金属管15の断面の楕円
の縦軸76から互いに等距離だけ離間して広が
り、2つの領域Aにほぼ等しい圧力を加える。こ
のように、両突起42は金属管15断面の全体形
状を変えることなく、2つの領域Aのみをほぼ均
等に押し広げる。
前記工具35の両リブ44の外側面がそれぞれ
ポケツト37の側面に係合するまで、両突起42
は外方へと移動される。このあと、両突起42を
内方へ若干移動させて、工具35を圧縮リング2
4から取り外す。
ポケツト37の側面に係合するまで、両突起42
は外方へと移動される。このあと、両突起42を
内方へ若干移動させて、工具35を圧縮リング2
4から取り外す。
次ぎに、短軸用のフレアリング用の工具35′
にて金属管15に対してフレアリング加工を行
う。すなわち、両突起42′を収縮位置に保持し
た状態で、ねじ56′にて工具35′を圧縮リング
24に取り付ける。ねじ56′を締付けるにした
がつて、両突起42′は金属管15内に嵌まり込
む。なお、両突起42′のそれぞれの端部はすで
にフレアリング加工が施された両領域Aに重なる
だけである。
にて金属管15に対してフレアリング加工を行
う。すなわち、両突起42′を収縮位置に保持し
た状態で、ねじ56′にて工具35′を圧縮リング
24に取り付ける。ねじ56′を締付けるにした
がつて、両突起42′は金属管15内に嵌まり込
む。なお、両突起42′のそれぞれの端部はすで
にフレアリング加工が施された両領域Aに重なる
だけである。
第5図に示すように、両突起42′が収縮位置
にあるときは、これらの突起42′の互いに対向
する真直ぐな面は楕円の長軸X−Xに沿つた位置
にある。
にあるときは、これらの突起42′の互いに対向
する真直ぐな面は楕円の長軸X−Xに沿つた位置
にある。
作動ねじ部50′を回すにしたがい、両突起4
2′は楕円の短軸Y−Yに沿つて、互いに離間す
る方向に移動し、両突起42′は拡張位置に達す
る。これにともなつて、両突起42′は金属管1
5の内周面の2つの領域Bをこすり、位置決め面
73の方向に働く力を金属管15に加えて、これ
を外方に広げ、金属管15の外周全体にわたつて
完全なフレア16を形成する。
2′は楕円の短軸Y−Yに沿つて、互いに離間す
る方向に移動し、両突起42′は拡張位置に達す
る。これにともなつて、両突起42′は金属管1
5の内周面の2つの領域Bをこすり、位置決め面
73の方向に働く力を金属管15に加えて、これ
を外方に広げ、金属管15の外周全体にわたつて
完全なフレア16を形成する。
このフレアリング動作の間、両突起42′の端
部は、金属管15の2つの領域Aにおいてすでに
形成したフレア16に対して面接触した状態にあ
るため、2つの領域Bが外方へと押し広げられる
とき、領域Aが内方に引かれて、先に形成したフ
レア16が変形することはない。
部は、金属管15の2つの領域Aにおいてすでに
形成したフレア16に対して面接触した状態にあ
るため、2つの領域Bが外方へと押し広げられる
とき、領域Aが内方に引かれて、先に形成したフ
レア16が変形することはない。
また、前記した金属管15の断面の楕円長軸用
の第1の工具35と同様に、この短軸用の第2の
工具35′においても両突起42′の自己センタリ
ング作用によつて、金属管15断面の楕円形状が
歪められることなく領域Bは押し広げられるもの
である。
の第1の工具35と同様に、この短軸用の第2の
工具35′においても両突起42′の自己センタリ
ング作用によつて、金属管15断面の楕円形状が
歪められることなく領域Bは押し広げられるもの
である。
なお、この発明は上述した実施例に拘束される
ものではなく、例えば、 2個の別々の工具35,35′に代えて、工
具35を1個のみ設け、同工具35の工具本体
36の一方の面に金属管断面の長軸部分の加工
を行う一対の突起42を形成するとともに、他
方の面には短軸部分の加工を行う別の一対の突
起42′を形成したり、 短形状又は他の非円形状の断面を有する金属
管15の端部にフレアリングを行うため、この
金属管15の断面形状に対応する形状に突起4
2,42′を形成する、 等、発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意
の変更は無論可能である。
ものではなく、例えば、 2個の別々の工具35,35′に代えて、工
具35を1個のみ設け、同工具35の工具本体
36の一方の面に金属管断面の長軸部分の加工
を行う一対の突起42を形成するとともに、他
方の面には短軸部分の加工を行う別の一対の突
起42′を形成したり、 短形状又は他の非円形状の断面を有する金属
管15の端部にフレアリングを行うため、この
金属管15の断面形状に対応する形状に突起4
2,42′を形成する、 等、発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意
の変更は無論可能である。
発明の効果
以上詳述したように、この発明は工具本体と、
同工具本体を金属管に着脱可能に固定するための
固定手段と、前記工具本体に支持されて、収縮位
置にあるとき少なくとも一部が前記金属管内に嵌
め込まれる形状と寸法をなす一対の突起と、これ
ら突起を金属管の断面を形成する楕円において交
差する一対の軸のいずれか1つに沿つて互いに反
対方向に移動させ、両突起を収縮位置から拡張位
置に移動させたときフレアを形成するための移動
手段を設ける構成を採用するとともに、 さらに、断面楕円形状をなし、かつ連結部材が
装着された金属管の端部に対して、第1の工具の
一対の突起の少なくとも一部が嵌入されように、
前記第1の工具を連結部材に固定する工程と、同
固定工程ののちに前記金属管内において、同金属
管の断面の長軸に沿つて、前記第1の工具の突起
を互いに離間させることにより、金属管の周面上
における2つの領域を外方に広げる工程と、この
拡径工程ののちに前記第1の工具を連結部材から
取り外す工程と、同取り外し工程ののちに前記金
属管の端部に対して、第2の工具の一対の突起の
少なくとも一部が嵌入されように、前記第2の工
具を連結部材に固定する工程と、この固定工程の
のちに前記金属管内において、同金属管の断面の
短軸に沿つて、前記第2の工具の突起を互いに離
間させることにより、金属管の周面上における残
りの2つの領域を外方に広げる工程とからなると
いう方法を採用ことによつて、金属管に対してフ
レアリング加工を施す場合に、低硬度かつ柔軟に
して金属管の全周にわたつてほぼ均一な厚さのフ
レアを形成することができるとともに、金属管の
所定の箇所に対して1回のみの作業でフレアを形
成することができ、従つて金属管がもろくなつて
クラツキングが生ずることが防止できるという優
れた効果を奏する。
同工具本体を金属管に着脱可能に固定するための
固定手段と、前記工具本体に支持されて、収縮位
置にあるとき少なくとも一部が前記金属管内に嵌
め込まれる形状と寸法をなす一対の突起と、これ
ら突起を金属管の断面を形成する楕円において交
差する一対の軸のいずれか1つに沿つて互いに反
対方向に移動させ、両突起を収縮位置から拡張位
置に移動させたときフレアを形成するための移動
手段を設ける構成を採用するとともに、 さらに、断面楕円形状をなし、かつ連結部材が
装着された金属管の端部に対して、第1の工具の
一対の突起の少なくとも一部が嵌入されように、
前記第1の工具を連結部材に固定する工程と、同
固定工程ののちに前記金属管内において、同金属
管の断面の長軸に沿つて、前記第1の工具の突起
を互いに離間させることにより、金属管の周面上
における2つの領域を外方に広げる工程と、この
拡径工程ののちに前記第1の工具を連結部材から
取り外す工程と、同取り外し工程ののちに前記金
属管の端部に対して、第2の工具の一対の突起の
少なくとも一部が嵌入されように、前記第2の工
具を連結部材に固定する工程と、この固定工程の
のちに前記金属管内において、同金属管の断面の
短軸に沿つて、前記第2の工具の突起を互いに離
間させることにより、金属管の周面上における残
りの2つの領域を外方に広げる工程とからなると
いう方法を採用ことによつて、金属管に対してフ
レアリング加工を施す場合に、低硬度かつ柔軟に
して金属管の全周にわたつてほぼ均一な厚さのフ
レアを形成することができるとともに、金属管の
所定の箇所に対して1回のみの作業でフレアを形
成することができ、従つて金属管がもろくなつて
クラツキングが生ずることが防止できるという優
れた効果を奏する。
第1図は端部にフレアリング加工が施された断
面楕円形状をなす導波管及びこの同導波管に接続
される導波管コネクターとを示す分解斜視図であ
り、第2図は第1図の2−2線における一部破断
拡大断面図であり、第3図は第2図の3−3線に
おける拡大断面図であり、第4図は金属管の楕円
形断面の長軸に沿つて、フレアリング加工を行う
ための工具を示す斜視図であり、第5図は金属管
の楕円形断面の短軸に沿つて、フレアリング加工
を行うための工具を示す斜視図であり、第6図は
前記導波管にフレアリング加工を施すに先立つ
て、この導波管を適切な長さに切断するために使
用される鋸ガイドを示す拡大断面図であり、第7
図は、一部を第8図の7−7線における断面にて
示し、かつ第4図に示した金属管の楕円の長軸に
フレアリングを行うための拡大底面図であり、第
8図は第7図の8−8線における一部破断断面図
であり、第9図は、一部を第10図の9−9線に
おける断面にて示し、かつ第5図に示した金属管
の断面の楕円の短軸にフレアリングを行うための
拡大底面図であり、第10図は第9図の10−1
0線における一部破断断面図であり、第11図及
び第12図はそれぞれ第7図の11−11線及び
12−12線における一部破断断面図である。 符号の説明、金属管……15、フレア……1
6、環状ガスケツト……27、取付け片……2
8、工具本体……36,36′、突起……42,
42′、移動手段としての作動ねじ部……50,
50′、取付けねじ……56,56′、〔なお、環
状ガスケツト27、取付け片28、取付けねじ5
6,56′の3者にて固定手段を構成している〕。
面楕円形状をなす導波管及びこの同導波管に接続
される導波管コネクターとを示す分解斜視図であ
り、第2図は第1図の2−2線における一部破断
拡大断面図であり、第3図は第2図の3−3線に
おける拡大断面図であり、第4図は金属管の楕円
形断面の長軸に沿つて、フレアリング加工を行う
ための工具を示す斜視図であり、第5図は金属管
の楕円形断面の短軸に沿つて、フレアリング加工
を行うための工具を示す斜視図であり、第6図は
前記導波管にフレアリング加工を施すに先立つ
て、この導波管を適切な長さに切断するために使
用される鋸ガイドを示す拡大断面図であり、第7
図は、一部を第8図の7−7線における断面にて
示し、かつ第4図に示した金属管の楕円の長軸に
フレアリングを行うための拡大底面図であり、第
8図は第7図の8−8線における一部破断断面図
であり、第9図は、一部を第10図の9−9線に
おける断面にて示し、かつ第5図に示した金属管
の断面の楕円の短軸にフレアリングを行うための
拡大底面図であり、第10図は第9図の10−1
0線における一部破断断面図であり、第11図及
び第12図はそれぞれ第7図の11−11線及び
12−12線における一部破断断面図である。 符号の説明、金属管……15、フレア……1
6、環状ガスケツト……27、取付け片……2
8、工具本体……36,36′、突起……42,
42′、移動手段としての作動ねじ部……50,
50′、取付けねじ……56,56′、〔なお、環
状ガスケツト27、取付け片28、取付けねじ5
6,56′の3者にて固定手段を構成している〕。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 工具本体36,36′と、同工具本体36,
36′を金属管15に着脱可能に固定するための
固定手段27,28,56,56′と、前記工具
本体36,36′に支持されて、収縮位置にある
とき少なくとも一部が前記金属管15内に嵌め込
まれる形状と寸法をなす一対の突起42,42′
と、これら突起42,42′を金属管15の楕円
状断面において交差する一対の軸のいずれか1つ
に沿つて互いに反対方向に移動させ、両突起4
2,42′を収縮位置から拡張位置に移動させた
ときフレア16を形成するための移動手段50,
50′を設けたことを特徴とする金属管端部の外
向きフレア成形工具。 2 前記移動手段を一方の突起42,42′に螺
合して連結される左回りのねじ山53,53′と、
他方の突起42,42′に螺合して連結される右
回りのねじ山51,51′とを有する作動ねじ部
50,50′にて構成したことを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の金属管端部の外向きフ
レア成形工具。 3 前記移動手段は、前記突起42,42′を支
持し、かつ作動ねじ部50,50′が螺合される
一対の取付け部材45,45′と、作動ねじ部5
0,50′に形成した前記両ねじ山51,53,
51′,53′と、取付け部材45,45′を工具
本体36,36′に対し、前記金属管15の断面
において交差する2軸のうちのいずれか一方の軸
に沿つて前後方向に摺動させるためのガイド手段
46とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
2項に記載の金属管端部の外向きフレア成形工
具。 4 前記移動手段は取付け部材45,45′上に
設けられ、かつ工具本体36,36′と係合して
取付け部材45,45′の移動を制限するための
複数個のストツパフランジ47,47′を含むこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の金
属管端部の外向きフレア成形工具。 5 前記工具本体36,36′には金属管15の
端部が嵌め込まれるポケツト37,37′を形成
し、同ポケツト37,37′内に突起42,4
2′を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の金属管端部の外向きフレア成形工
具。 6 前記工具本体36,36′には、突起42,
42′が金属管15に内嵌される範囲を制限する
ために連結部材20に対して係合し得る位置決め
面73,73′を設けたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載の金属管端部の外向きフレ
ア成形工具。 7 前記金属管15は断面ほぼ楕円形状をなし、
また一方の工具本体35の各突起42は半円状を
なし、両突起42が収縮位置にあるとき、両者4
2の真直ぐな側面は金属管15断面の短軸に沿つ
て延びながら、互いに対向するように配置され、
さらには前記移動手段50は金属管15の断面の
長軸に沿つて収縮位置と拡張位置との間において
両突起42を移動させるように、これらの突起4
2に連結されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の金属管端部の外向きフレア成
形工具。 8 前記金属管15は断面ほぼ楕円形状をなし、
また各突起42′は金属管15断面の長軸方向に
延びるブロツク45′よりなり、両突起42′が収
縮位置にあるとき、両者42′の側面は金属管1
5の断面の長軸に沿つて延びながら、互いに対向
するように配置され、さらには前記移動手段5
0′は金属管15の短軸に沿つて収縮位置と拡張
位置との間において両突起を移動させるように、
これらの突起に連結されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の金属管端部の外向
きフレア成形工具。 9 工具本体36,36′と、断面楕円形状の金
属管15に取付けた連結部材20に対して前記工
具本体36,36′を着脱可能に固定するための
固定手段と、前記工具本体36,36′に支持さ
れて、収縮位置にあるとき少なくとも一部が前記
金属管15内に嵌め込まれる形状と寸法をなす一
対の突起42,42′と、これら突起42,4
2′を金属管15の断面において交差する一対の
軸のいずれか1つに沿つて互いに反対方向に移動
させ、両突起42,42′を収縮位置から拡張位
置に移動させたときフレア16を形成するための
移動手段50を設けたことを特徴とする金属管端
部の外向きフレア成形工具。 10 断面楕円形状をなし、かつ連結部材20が
装着された金属管15の端部に対して、第1の工
具35の一対の突起42の少なくとも一部が嵌入
されように、前記第1の工具35を連結部材20
に固定する工程と、同固定工程ののちに前記金属
管15内において、同金属管15の断面の長軸に
沿つて、前記第1の工具35の突起42を互いに
離間させることにより、金属管15の周面上にお
ける2つの領域Aを外方に広げる工程と、同拡径
工程ののちに前記第1の工具35を連結部材20
から取り外す工程と、同取り外し工程ののちに前
記金属管15の端部に対して、第2の工具35′
の一対の突起42′の少なくとも一部が嵌入され
ように、前記第2の工具35′を連結部材20に
固定する工程と、同固定工程ののちに前記金属管
15内において、同金属管15の断面の短軸に沿
つて、前記第2の工具35′の突起42′を互いに
離間させることにより、金属管15の周面上にお
ける残りの2つの領域Bを外方に広げる工程とか
らなる金属管端部の外向きフレア成形方法。
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