JPH04177268A - 自動原稿送り装置付フルカラー複写機 - Google Patents

自動原稿送り装置付フルカラー複写機

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JPH04177268A
JPH04177268A JP2305487A JP30548790A JPH04177268A JP H04177268 A JPH04177268 A JP H04177268A JP 2305487 A JP2305487 A JP 2305487A JP 30548790 A JP30548790 A JP 30548790A JP H04177268 A JPH04177268 A JP H04177268A
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Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Hiroshi Kurosaki
浩 黒崎
Takeshi Miyamoto
剛 宮本
Masato Tokishige
正人 時重
Kazuyuki Onishi
一幸 大西
Kiyoshi Inamoto
稲本 潔
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、白黒原稿に対応した白黒複写とカラー原稿に
対応したカラー複写とを行い得るフルカラー複写機に関
し、特に、自動原稿送り装置(以下、A D F : 
automatic docuIIIent fead
erと称する)を備えた自動原稿送り装置付フルカラー
複写機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、白黒原稿の複写とカラー原稿の複写とを行イ得る
フルカラー複写機がある。このようなフルカラー複写機
において、カラー複写の際には、通常、光学系の露光ラ
ンプにより、カラー原稿に対して3回の走査が行われ、
各走査における原稿からの反射光が赤、緑および青の3
色の各フィルタを個別に透過して感光体を照射し、感光
体に静電潜像が形成される。そして、3回の露光によっ
て得られた各静電潜像が、現像装置のイエロー、マゼン
タおよびシアンの3色のカラートナーによって個別に現
像され、得られたトナー像が重ね合わされた状態で転写
紙に転写されることにより、1個のカラー画像が得られ
るようになっている。
また、白黒複写の際には、光学系による1回の走査によ
り感光体が露光され、その静電潜像が黒色トナーによっ
て現像されて転写紙に転写されることにより、白黒画像
が得られるようになっている。このように、フルカラー
複写機においては、カラー複写と白黒複写とで複写動作
が異なり、複写を行う場合、操作者は、カラー原稿ある
いは白黒原稿に応し、入カキ−の操作等によってカラー
モードあるいは白黒モードに設定している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、フルカラー複写機では、上記のように、カラ
ー原稿あるいは白黒原稿に応じ、入カキ−の操作等によ
って原稿色対応モードをカラーモードあるいは白黒モー
ドに設定する必要があるため、ADFを備えたフルカラ
ー複写機の場合には、カラー原稿と白黒原稿とが混ざっ
た状態で原稿をADFにセットして連続複写を行うこと
が困難であり、ADFを有効に利用することができない
という問題点を有している。
〔課題を解決するための手段〕
請求項第1項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、原稿セット
部に配された原稿を複写機本体の複写動作に対応して順
次複写機本体の原稿載置台上に搬送する動作、および原
稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作を行う自動原稿
送り装置と、光源によって原稿載置台上の原稿を走査し
、その反射光を色分解フィルタに選択的に通して感光体
に照射する露光光学系と、帯電器により感光体を均一に
帯電させ、露光光学系により照射されて感光体に形成さ
れた静電潜像を現像装置によって現像し、感光体に残留
する電荷を除電器によって除去する現像動作系とを備え
、原稿色対応モードが白黒原稿に対応した白黒モードま
たはカラー原稿に対応したカラーモードに設定されたと
きに、その原稿色対応モードに応した複写動作を行う自
動原稿送り装置付フルカラー複写機において、以下の手
段を講じている。
即ち、第1図に示すように、複写画像を得るための露光
動作に先立って、自動原稿送り装置により複写機本体の
原稿載置台上に配された原稿からの反射光を色分解フィ
ルタを通さずに感光体に照射して露光する第1予備露光
動作と原稿からの反射光を色分解フィルタを通して感光
体に照射して露光する第2予備露光動作とが各原稿毎に
行われるように、露光光学系と現像動作系とを制御する
予備露光動作制御手段と、感光体表面の電荷量を検出す
る電荷量検出手段と、上記の第1予備露光動作後と第2
予備露光動作後とに電荷量検出手段によって検出された
感光体表面の残留電荷量を積算し、第1予備露光動作に
対応する第1残留電荷量と第2予備露光動作に対応する
第2残留電荷量とを求める電荷量積算手段と、上記の第
1残留電荷量と第2残留電荷量とを記憶する電荷量記憶
手段と、上記の第1残留電荷量と第2残留電荷量との差
を求め、その差が、所定値以内であれば原稿色対応モー
ドを白黒モートに設定し、所定値を超える場合には原稿
色対応モードをカラーモードに設定する原稿色対応モー
ド設定手段とを備えている。
請求項第2項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、原稿セント
部に配された原稿を複写機本体の複写動作に対応して順
次複写機本体の原稿載置台上に搬送する動作、および原
稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作を行う自動原稿
送り装置と、光源によって原稿載置台上の原稿を走査し
、その反射光を色分解フィルタに選択的に通して感光体
に照射する露光光学系とを備え、原稿色対応モードが白
黒原稿に対応した白黒モードまたはカラー原稿に対応し
たカラーモードに設定されたときに、その原稿色対応モ
ードに応じた複写動作を行う自動原稿送り装置付フルカ
ラー複写機において、以下の手段を講じている。
即ち、第7図に示すように、光量検出手段と、原稿から
の反射光を案内して光量検出手段へ入射させる反射光案
内手段と、複写画像を得るための露光動作に先立って、
自動原稿送り装置により複写機本体の原稿載置台上に配
された原稿からの反射光を色分解フィルタを通さずに光
量検出手段へ入射させる第1予備原稿走査と原稿からの
反射光を色分解フィルタを通して光量検出手段へ入射さ
せる第2予備原稿走査とが行われるように、露光光学系
と反射光案内手段とを制御する予備走査制御手段と、上
記の第1予備原稿走査の隙の光量検出手段への入射光量
である第1光量と第2予備原稿走査の際の光量検出手段
への入射光量である第2光量とを光量検出手段の出力を
積算することにより求める光量積算手段と、上記の第1
光量と第2光量とを記憶する光量記憶手段と、第1光量
と第2光量との差が、所定値以内であれば原稿色対応モ
ードを白黒モードに設定し、所定値を超える場合にはカ
ラーモードに設定する原稿色対応モード設定手段とを備
えている。
請求項第3項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、原稿セット
部に配された原稿を複写機本体の複写動作に対応して順
次複写機本体の原稿載置台上に搬送する動作、および原
稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作を行う自動原稿
送り装置を備え、原稿色対応モードが白黒原稿に対応し
た白黒モードまたはカラー原稿に対応したカラーモード
に設定されたときに、その原稿色対応モードに応じた複
写動作を行う自動原稿送り装置付フルカラー複写機にお
いて、以下の手段を講じている。
即ち、第12図に示すように、自動原稿送り装置の原稿
搬送経路中の原稿を照射する原稿色判別用光源と、この
原稿色判別用光源によって照射された原稿からの反射光
を受光するカラーセンサと、このカラーセンサの出力か
ら原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判別し、白黒原稿と
判別したときには原稿色対応モードを白黒モードに設定
し、カラー原稿と判別したときには原稿色対応モードを
カラーモードに設定する原稿色対応モード設定手段とを
備えている。
請求項第4項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、原稿セント
部に配された原稿を複写機本体の複写動作に対応して順
次複写機本体の原稿載置台上に搬送する動作、原稿を反
転させて原稿載置台上に配する動作、および原稿載置台
上の原稿を外部へ排出する動作を行う自動原稿送り装置
を備え、原稿色対応モードが白黒原稿に対応した白黒モ
ードまたはカラー原稿に対応したカラーモードに設定さ
れたときに、その原稿色対応モードに応じた複写動作を
行う自動原稿送り装置付フルカラー複写機において、以
下の手段を講じている。
即ち、第43図に示すように、自動原稿送り装置の原稿
搬送経路中における原稿の一方の面を照射する第1原稿
色判別用光源、および他方の面を照射する第2原稿色判
別用光源と、これら第1原稿色判別用光源、第2原稿色
判別用光源に対応して設けられ、対応する光源によって
照射された原稿からの反射光を受光する第1および第2
カラーセンサと、これら第1および第2カラーセンサの
出力から原稿における表裏の各面毎に白黒原稿かカラー
原稿かを判別する原稿色判別手段と、原稿色判別手段の
判別結果を記憶する原稿色記憶手段と、この原稿色記憶
手段に記憶されている原稿色判別結果に基づき、自動原
稿送り装置により原稿載置台上に配された原稿の複写面
が、白黒原稿であるときには原稿色対応モードを白黒モ
ードに設定し、カラー原稿であるときには原稿色対応モ
ードをカラーモードに設定する原稿色対応モード設定手
段とを備えている。
請求項第5項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、請求項第3
項または第4項に記載の自動原稿送り装置付フルカラー
複写機において、以下の手段を講じている。
即ち、第13図に示すように、上記のカラーセンサは分
光感度特性の異なる複数のセンサからなり、自動原稿送
り装置の原稿搬送経路中の原稿色判別用光源による照射
位置に配された出力補正用反射部材と、カラーセンサの
出力を増幅して原稿色判別手段に供給するセンサ出力増
幅手段と、原稿色判別用光源が出力補正用反射部材を照
射したときに、出力補正用反射部材からの反射光を入射
した各カラーセンサのセンサ出力増幅手段を介して得ら
れる出力値が一定となるように、センサ出力増幅手段の
増幅率を調整するセンサ出力補正手段とを備えている。
請求項第6項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、請求項第1
項、第2項、第3項または第4項に記載の自動原稿送り
装置付フルカラー複写機において、以下の手段を講して
いる。
即ち、第14図に示すように、白黒複写用の用紙を収容
する白黒複写用紙カセットと、カラー複写用の用紙を収
容するカラー複写用紙カセットと、これら白黒複写用紙
カセットまたはカラー複写用紙カセットから用紙を送り
出す給紙装置と、原稿色対応モードが白黒モードに設定
されたときには白黒複写用紙カセットから給紙が行われ
、原稿色対応モードがカラーモードに設定されたときに
はカラー複写用紙カセットから給紙が行われるように、
給紙手段を制御する給紙制御手段とを備えている。
請求項第7項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、上記の課題を解決するために、請求項第1
項、第2項、第3項または第4項に記載の自動原稿送り
装置付フルカラー複写機において、以下の手段を講して
いる。
即ち、諧調性を重視するフォトモードと濃淡を重視する
グラフィックモードとの複写動作を選択可能であり、第
15図に示すように、原稿種類判別用予備走査時に原稿
からの反射光を受光して原稿画像の濃度を検出する画像
濃度検出手段と、原稿色対応モードがカラーモードに設
定されたときには、複写画像を得るための露光動作に先
立って、原稿種類判別用の予備走査が行われるように、
露光光学系を制御する原稿種類判別用予備走査制御手段
と、原稿種類判別用予備走査時に画像濃度検出手段にて
検出された画像濃度のデータを記憶する画像濃度記憶手
段と、画像濃度データにおける所定範囲の最大値と最小
値との差を求め、その差が所定値以上であれば原稿種類
対応モードをグラフィックモードに設定し、所定値未満
であればフォトモードに設定する原稿種類対応モード設
定手段とを備えている。
〔作 用〕
請求項第1項の構成によれば、自動原稿送り装置の動作
により、原稿が複写機本体の複写動作に対応して順次複
写機本体の原稿載置台上に搬送され、原稿載置台上の原
稿が外部へ排出される。また、予備露光動作制御手段に
制御される露光光学系と現像動作系との動作により、複
写画像を得るための露光動作に先立って、原稿からの反
射光を色分解フィルタを通さずに感光体に照射して露光
する第1予備露光動作と原稿からの反射光を色分解フィ
ルタを通して感光体に照射して露光する第2予備露光動
作とが各原稿毎に行われる。一方、電荷量積算手段は、
上記の第1予備露光動作後と第2予備露光動作後とに電
荷量検出手段によって検出された感光体表面の残留電荷
量を積算し、第1予備露光動作に対応する第1残留電荷
量と第2予備露光動作に対応する第2残留電荷量とを求
め、これら第1残留電荷量と第2残留電荷量とが電荷量
記憶手段に記憶される。原稿色対応モード設定手段は、
上記の第1残留電荷量と第2残留電荷量との差を求め、
その差が、所定値以内であれば原稿色対応モードを白黒
モードに設定し、所定値を超える場合には原稿色対応モ
ードをカラーモードに設定する。これにより、複写機本
体において、白黒モードあるいはカラーモードに応じた
複写動作が行われる。以上のような動作により、自動原
稿送り装置によって白黒原稿とカラー原稿とが混ざった
状態で順次送られる場合であっても、これら各原稿に応
じて自動的に白黒モードあるいはカラーモードによる複
写が行われる。
請求項第2項の構成によれば、自動原稿送り装置の動作
により、原稿が複写機本体の複写動作に対応して順次複
写機本体の原稿載置台上に搬送され、原稿載置台上の原
稿が外部へ排出される。また、予備走査制御手段により
制御される露光光学系と反射光案内手段との動作により
、複写画像を得るための露光動作に先立って、自動原稿
送り装置により複写機本体の原稿載置台上に配された原
稿からの反射光を色分解フィルタを通さずに光量検出手
段へ入射させる第1予備原稿走査と、原稿からの反射光
を色分解フィルタを通して光量検出手段へ入射させる第
2予備原稿走査とが各原稿毎に行われる。一方、光量積
算手段は、上記の第1予備原稿走査の際の光量検出手段
への入射光量である第1光量と第2予備原稿走査の際の
光量検出手段への入射光量である第2光量とを光量検出
手段の出力を積算することにより求め、これら第1光量
と第2光量とが光量記憶手段に記憶される。
複写モード設定手段は、第1光量と第2光量との差が、
所定値以内であれば原稿色対応モードを白黒モードに設
定し、所定値を超える場合にはカラーモードに設定する
。これにより、原稿色に応じて自動的に白黒モードある
いはカラーモードによる複写が行われる。
請求項第3項の構成によれば、原稿が、自動原稿送り装
置により原稿載置台上に搬送される経路中において原稿
色判別用光源にて照射され、その反射光がカラーセンサ
へ入射する。原稿色対応モード設定手段は、このカラー
センサの出力から原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判別
し、白黒原稿と判別したときには原稿色対応モードを白
黒モードに設定し、カラー原稿と判別したときには原稿
色対応モードをカラーモードに設定する。これにより、
自動的に白黒モードあるいはカラーモートによる複写が
行われる。また、原稿色の判別は、自動原稿送り装置に
よる原稿の搬送中に行うことができるので、速やかな複
写動作の開始が可能となる。
請求項第4項の構成によれば、原稿が、自動原稿送り装
置により原稿載置台上に搬送される経路中において第1
および第2原稿色判別用光源にて両面を照射され、各反
射光が第1および第2カラーセンサへ入射する。原稿色
判別手段は、これら第1および第2カラーセンサの出力
から原稿における表裏の各面毎に白黒原稿かカラー原稿
かを判別し、その判別結果が原稿色記憶手段に記憶され
る。原稿色対応モード設定手段は原稿色記憶手段に記憶
されている原稿色判別結果に基づき、自動原稿送り装置
により原稿載置台上に配された原稿の複写面が、白黒原
稿であるときには原稿色対応モードを白黒モードに設定
し、カラー原稿であるときには原稿色対応モードをカラ
ーモードに設定する。これにより、両面原稿に対し、表
裏の原稿色に応じて自動的に白黒モードあるいはカラー
モードによる複写が行われる。また、原稿色の判別は、
自動原稿送り装置による原稿の搬送中に行うことができ
るので、速やかな複写動作の開始が可能となる。
請求項第5項の構成によれば、分光感度特性の異なる各
カラーセンサの出力はセンサ出力増幅手段により増幅さ
れて原稿色対応モード設定手段あるいは原稿色判別手段
に供給される。また、センサ出力補正手段は、原稿色判
別用光源が出力補正用反射部材を照射したときに、出力
補正用反射部材からの反射光を入射した各カラーセンサ
のセンサ出力増幅手段を介して得られる出力値が一定と
なるように、センサ出力増幅手段の増幅率を調整する。
これにより、複写機の誤動作を防止することができる。
即ち、カラーセンサの汚れ、温度特性および光源の汚れ
等により、各カラーセンサの白色に対する信号レベルが
各カラーセンサ間でずれていると、原稿色判別動作に誤
りを生じることになる。そこで、センサ出力増幅手段の
増幅率を調整し、センサ出力増幅手段を介して得られる
各カラーセンサの出力値を一定にすることにより、正確
な判別動作が可能となり、複写機の誤動作が防止される
請求項第6項の構成によれば、給紙制御手段の制御動作
により、原稿色対応モードが白黒モードに設定されたと
きには白黒複写用紙カセットから給紙が行われ、原稿色
対応モードがカラーモードに設定されたときにはカラー
複写用紙カセットから給紙が行われる。これにより、白
黒原稿あるいはカラー原稿の複写の際には、その複写に
適した白黒複写用紙あるいはカラー複写用紙が自動的に
供給され、ADFを使用しての複写が可能となる。
即ち、現像剤であるトナーを使用してフルカラー複写が
行われた場合、第16図に示すように、トナー[71は
定着後に透明な膜となり、入射光がトナー層71を透過
して用紙72の表面で反射することにより、良好な色再
現性が得られるようになっている。このため、用紙72
の平滑度および白色度が画質に及ぼす影響は非常に大き
いものとなっている。例えば、用紙72表面の平滑度が
低いとき、この用紙72にフルカラー複写を行った場合
、トナー層表面71aは凹凸になり、この部位での光の
乱反射が多くなって鮮明な画像を得ることができない。
また、用紙72の白色度が低いとき、用紙表面72aで
の光の吸収が多くなり、やはり鮮明な画像を得ることが
できない。従って、フルカラー複写を含むカラー複写の
場合、用紙72には平滑度および白色度の高い良質で高
価なものが使用される。これに対し、白黒複写の場合、
用紙72の平滑度および白色度が画質に及ぼす影響は比
較的小さく、用紙72には上記のような高価なものを使
用する必要がない。つまり、カラー複写と白黒複写とで
は、紙質およびコストの面から複写に適した用紙72の
種類が異なり、それぞれに対応した用紙72を選択する
必要がある。この場合、従来の複写機においては、操作
者か用紙力セントを入れ換えること、あるいは操作者が
人力操作によって使用する用紙カセットを選択すること
により対応しているが、これではADFを使用しての自
動的な複写動作を行うとこができない。そこで、上記の
ように、設定された原稿色対応モードに応して自動的に
白黒複写用紙あるいはカラー複写用紙を給紙することよ
り、ADFを使用しての自動的な複写動作を可能にして
いる。
請求項第7項の構成によれば、原稿色対応モードがカラ
ーモードに設定されたときには、原稿種類判別用予備走
査制御手段にて制御される露光光学系により、複写画像
を得るための露光動作に先立って、原稿種類判別用の予
備走査が行われる。
このとき、画像濃度検出手段にて検出された画像濃度の
データが画像濃度記憶手段に記憶される。
原稿種類対応モード設定手段は、画像濃度記憶手段に記
憶された画像濃度データにおける所定範囲の最大値と最
小値との差を求め、その差が所定値以上であれば原稿種
類対応モードをグラフィックモードに設定し、所定値未
満であればフォトモードに設定する。これにより、AD
Fを使用しての、フォトモードまたはグラフインクモー
ドによる良好なカラー画像を得るための複写が可能とな
る。
即ち、電子写真方式による複写は、色再現性および諧調
再現性の点において垣根写真方式による複写に対して劣
るため、電子写真方式のフルカラー複写機では、良好な
画像を得るために、グラフ原稿等のように濃度を重視す
べき原稿に対応するグラフィックモードと、写真等のよ
うに諧調性を重視すべき原稿に対応するフォトモードと
による複写を行い得るものがある。濃度を重視するグラ
フィックモードの複写では、通常の複写が行われ、諧調
性を重視するフォトモードの複写では、重畳法やスクリ
ーン法、またはこれら両者を組み合わせた方法による複
写が行われている。また、フォトモードの複写では、グ
ラフィックモードの複写と比較して、複写速度が遅くか
つ複写コストが高いといった欠点がある。以上のような
ことから、カラー原稿の種類に応じて両モードを使い分
ける必要がある。この場合、従来の複写機においては、
操作者がカラー原稿の種類に応じて入力操作により、グ
ラフィックモードあるいはフォトモードに設定している
が、これではADFを使用しての自動的な複写動作を行
うことができない。そこで、上記のように、原稿色対応
モードがカラーモードに設定された場合、さらに画像濃
度に応じて原稿種類対応モードをフォトモードまたはグ
ラフインクモードに設定することにより、ADFを使用
してのフォトモードまたはグラフィックモードによる良
好なカラー画像を得るための自動的な複写動作を可能に
している。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて以下
に説明する。
本実施例に係る自動原稿送り装置付フルカラー複写機は
、第2図に示す複写機本体1の上に、第3図に示すAD
F41を備えている。複写機本体1は、上面に透明な原
稿載置台1aを有している。この原稿載置台1aの下方
には、原稿2を光走査して後述の感光体4を露光する露
光光学系3が配されている。この露光光学系3は、原稿
載置台1a上に載置される原稿2に光を照射する光源ラ
ンプ3aと、原稿2からの反射光を例えば図中−点鎖線
で示すように感光体4上に導く第1ないし第5反射鏡3
b、〜3bsと、赤、緑および青の3原色の色フィルタ
を有する色分解フィルタ3cと、上記反射光の光路中に
配設された結像レンズ3dとを備えている。
露光光学系3の下方にはヘルド状の感光体4が設けられ
ている。この感光体4は、一定間隔をもって配された2
つのローラ5・6に架は渡されて回転駆動されるように
なっている。感光体4におけるローラ6側周辺には、感
光体4を帯電させる帯電器7、感光体4上に残留するト
ナーを除去するクリーニング装置8、および感光体4表
面の電荷を除去する除電器31などが設けられている。
感光体4の上面側には、4つの現像槽9〜12を有する
現像装置13が感光体4と非接触状態に配されている。
この現像装置13において、現像槽9〜11には色分解
フィルタ3Cにおける各色フィルタの補色であるイエロ
ー、マゼンタおよびシアンのカラー現像剤が個別に収容
される一方、現像槽12には黒色の現像剤が収容されて
いる。
また、感光体4上における現像槽12の側方には、感光
体4の表面電位を検出する電荷量検出手段としての電位
センサ30が配されている。
感光体4の下方には、サイズ別の給紙カセット14・1
5が上下に配されており、この給紙カセット14・15
の出紙側には、それぞれ給紙ローラ16・17が設けら
れている。さらに、給紙カセット14・15の給紙方向
には、タイミングローラ18が設けられている。
また、感光体4におけるローラ5側には、転写装置19
が設けられている。この転写装置19は、感光体4に形
成されたトナー像を転写する転写ベルト20を有してい
る。この転写ヘルド20は、3つのローラ21〜23に
より駆動されている。この転写ヘルド20における感光
体4が圧接される部位の背面側には転写チャージャ24
が配され、転写ベルト20の下方側には、転写ヘルド2
0の転写面と対向するように、転写チャージ中25およ
び剥離チャージャ26が配されている。そして、転写ベ
ルト20におけるローラ21付近には、転写ベルト20
表面の残留トナーを除去するクリーニング装置27が設
けられている。転写ベルト20の出紙方向には、搬送ヘ
ルド28と定着処理を行う定着装置29とが設けられて
いる。
一方、ADF41は、第3図に示すように、原稿セット
部としての原稿トレイ52上に配された原稿2に当接し
てこれを取り込む呼込みローラ42、給紙ローラ43、
給紙ローラ43に対して逆転して二重送りを防止する分
離ローラ44、原稿載置台1a上に所定のタイミングで
原稿2を送り出すレジストローラ45、搬送ベルト48
を回転駆動させるベルト駆動ローラ46、このベルト駆
動ローラ46と共に搬送ベルト48を支持するベルト従
動ローラ47、原稿2を搬送する搬送ヘルド48、原稿
2を原稿載置台1aの所定位置に停止させるための回動
可能な原稿ストッパ49、搬送ローラ50、原稿2を排
紙トレイ上へ排出する排紙ローラ51、および排紙ロー
ラにより排出された原稿2を受ける排紙トレイ53を備
えている。上記の搬送ベルト48は繊維の表面に樹脂を
コートシたものからなる。そして、ADF41では、原
稿トレイ52上に配された原稿2が、呼込みローラ42
、給紙ローラ43、分離ローラ44、レジストローラ4
5および搬送ヘルド48によって送られ、原稿ストッパ
49に当接して原稿載置台1a上の所定位置に配される
ようになっている。また、原稿載置台1a上に既に配さ
れている原稿2は、上記のようにして次の原稿2が送ら
れて来るときに、搬送ヘルド48、搬送ローラ50およ
び排紙ローラ51によって排紙トレイ53上に排出され
るようになっている。
また、本フルカラー複写機は、第4図に示すように、複
写動作の開始を指令するためのコピースタートボタン3
3、電位センサ30、この電位センサ30の出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器34、露光光学系3
、現像動作系35、ADF41、CPU38の制御プロ
グラムを記憶するROM36、電荷量記憶手段としての
RAM37、予備露光動作制御手段と電荷量積算手段と
原稿色対応モード設定手段としてのCPtJ38、およ
び入出力(1/○)インタフェース39・40からなる
制御回路を備えている。
上記の現像動作系35は、感光体4、帯電器7、現像装
置13、クリーニング装置8および除電器31等からな
り、一連の現像動作を実行するためのものである。RA
M37は、電位センサ30によって検出されCPU3 
Bによって積算された電荷量を記憶するようになってい
る。CPO3Bは、第6図に示すように、電位センサ3
0の出力値を積算することにより、感光体4表面の総電
荷量を積算し、これによって原稿色を判別し、この判別
に基づいて、原稿色対応モードをカラーモードまたは白
黒モードに設定するようになっている。さらにCPU3
8は、設定された原稿色対応モードの複写動作が行われ
るように、複写機本体1の各手段を制御するようになっ
ている。
ここで、CPU38による原稿色の判別は以下のように
して行われる。
先ず、第1予備露光動作として、露光光学系3の光路上
に色分解フィルタ3cの何れのフィルタも配されていな
い状態で、光源ランプ3aにより、複写を行う場合と同
様にして原稿載置台1aに載置された原稿2を走査し、
その反射光によって予め所定の電位に帯電されている感
光体4に静電潜像を形成する。このとき、感光体4にお
ける光の当たった部分は電位が低下し、感光体4表面に
残留する電荷量は、原稿の濃度に応じて第5図に示す直
線Aのように変化する。
次に、感光体4の表面を除電して再度帯電させた後、第
2予備露光動作として、露光光学系3の光路上に色分解
フィルタ3Cの例えば赤(緑または青でもよい)フィル
タを配した状態で原稿2を走査し、その反射光によって
感光体4に静電潜像を形成する。このとき、原稿が白黒
原稿であれば、感光体4表面に残留する電荷量は、原稿
の濃度に応じて同図に示す直線Bのように変化し、この
直線Bが示す残留電荷量は、直線Aが示す残留電荷量に
対して、赤フィルタが有する光の全波長領域に対しての
損失特性に比例した差D1を有するものとなる。一方、
原稿がカラー原稿であれば、赤フィルタにより、長波長
領域以外の領域の光も遮断されるので、このときの残留
電荷量は直線Cのようになり、この直線Cが示す残留電
荷量と直tIAAが示す残留電荷量との差は、直、v!
Bが示す残留電荷量と直線Aが示す残留電荷量との差以
下となる。尚、直線Bと直線Cとの差D2は、赤フィル
タによりカラー原稿の反射光から遮断された長波長領域
以外の領域の光の損失分に相当するものである。
従って、色分解フィルタ3Cを配していない状態での露
光動作による感光体4の残留電荷量を電位センサ30に
て検出し、それをCPU3 Bによって積算して第1残
留電荷量である総電荷量Q。
を求め、また、例えば赤色の色分解フィルタ3cを配し
た状態での露光動作による感光体4の第2残留電荷量で
ある総電荷量Q2を同様にして求め、この総電荷量Q2
を総電荷量Q、と比較したときに、両者の間に、ある一
定値を超える差、即ち色分解フィルタ3Cによる全波長
領域に対しての光の損失分に比例した電荷量Q。を超え
る差がある場合には、原稿2をカラー原稿と判定する一
方、上記の差がない場合には白黒原稿と判定することが
できる。
上記の構成において、先ずCPU3Bによる制御動作を
第6図のフローチャートに基づいて説明する。
コピースタートボタン33がONされると(Sl)、A
DF41によって原稿2を原稿載置台1a上に配し、原
稿載置台1a上に残っている原稿2があればこれを排出
すると共に(32)、感光体4の表面を帯電器7にて均
一に帯電させる(S3)。次に、色分解フィルタ3cを
通さない状態で、露光光学系3の光源ランプ3aが原稿
載置台la上に載置された原稿2に光を照射して走査す
る。このとき、原稿2からの反射光は、第1ないし第5
反射鏡3b、〜3b5および結像レンズ3dを介して感
光体4上に照射され、これを露光する(S4)。これに
より、感光体4における露光された部分の電位が低下し
、原稿2の画像に対応した静電潜像が形成される。次に
、感光体4に残留している電荷量が電位センサ30によ
って検出され、この電荷量を積算して第1残留電荷量と
しての総電荷量Q1を求め、RAM37に記憶させる(
S5)。次に、除電器31によって感光体4を除電した
後、帯電器7によって均一に帯電させ(S6)、例えば
赤(緑または青でもよい)の色分解フィルタ3cを光路
上に配した状態で、再度、露光光学系3による原稿2の
走査を行い(S7)、感光体4に静電潜像を形成する。
その後、同様にして、感光体4の第2残留電荷量として
の総電荷量Q2を求め、RAM37に記憶させる(S8
)。そして、総電荷量Q、と総電荷量Q2との差を所定
の電荷量Q0と比較しくS9)、その差が所定の電荷量
Q0を超えるときには(S10)、原稿2をカラー原稿
と判定しで、原稿色対応モードをカラーモードに設定L
(Sll)、カラーモードによる複写動作を行う(S1
2)。一方、310において、総電荷量Q1と総電荷量
Q2との差が電荷量Q0以下であれば、原稿2を白黒原
稿と判定して、原稿色対応モードを白黒モードに設定し
く513)、白黒モードによる複写動作を行う (S1
4)。
その後、ADF41の原稿トレイ52上における原稿2
の有無を図示しない原稿デテクタで検知しく515)、
原稿があればS2へ移行しく516)、なければ原稿載
置台1a上の原稿を排出して(S17)、複写動作を終
了する。   “次に、本フルカラー複写機における複
写動作について説明する。
上記の原稿色対応モード設定動作によって、カラーモー
ドが設定された場合には、まず、光源ランプ3aが原稿
載置台1a上に載置された原稿2に光を照射することに
より、光走査が3回行われる。原稿2からの反射光は、
第1ないし第3反射鏡3 b +〜3bzを介して色分
解フィルタ3Cに入射し、この色分解フィルタ3Cで色
成分別に分解される。この光は、さらに、結像レンズ3
dを介して第4および第5反射鏡3b、  ・3bsに
より導かれ、帯電器7にて均一に帯電された感光体4上
に照射されてこれを露光する。これにより、感光体4に
は、原稿2の画像に対応した色成分別の静電潜像が形成
される。
上記の各静電潜像は、現像装置13により、色分解フィ
ルタ3Cにおける各色フィルタの補色であるイエロー、
マゼンタおよびシアンの各現像剤でそれぞれ現像されて
可視化され、トナー像となる。これらの各色成分別のト
ナー像は、転写装置19において、転写チャージャ24
により転写ベルト20へ順次転写され、各色成分別のト
ナー像を重ねることにより、完成した1つのカラートナ
ー像が形成される。
このようにして完成されたカラートナー像は、転写チャ
ージャ25により、給紙カセット14・15のいずれか
一方から供給された転写紙32に転写される。その後、
転写紙34は、剥離チャージャ26により転写ベルト2
0から剥離されて搬送ベルト28で定着装置29へ導入
され、ここで上記カラートナー像が転写紙32に定着さ
れる。
一方、上記の原稿色対応モード設定動作によって、白黒
モードが設定された場合には、原稿2の走査が1回行わ
れ、これによる原稿2からの反射光は、色分解フィルタ
3cを通さずに感光体4上に照射されてこれを露光する
。これによって形成された静電潜像は現像槽12の黒の
現像剤で現像されて可視化され、トナー像となって転写
ヘルド20へ転写され、転写紙32に転写された後、定
着装置29を介して出紙される。
〔実施例2〕 本発明の他の実施例を第3図および第8図ないし第1゛
1図に基づいて以下に説明する。尚、説明の便宜上、前
記の実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
本実施例に係る自動原稿送り装置付フルカラー複写機は
、第8図己こ示す複写機本体61の原稿載置台61aの
上に、第3図に示すADF41を備えている。複写機本
体61は、第8図に示すように、第1ないし第5反射鏡
3b、〜3bsによって原稿2からの反射光を感光体4
に導くようになっている。第5反射鏡3b、の近傍にお
ける感光体4の上方には、光量検出手段としての光セン
サアレイ69が設けられている。上記の第5反射鏡3b
sは、後述の反射鏡駆動手段62によって、同図に実線
で示すように、原稿2からの反射光を感光体4上に導く
露光位置と、同図に二点鎖線で示すように、原稿2から
の反射光を光センサアレイ69に導く光量検出位置とに
回動されるようになっている。そして、上記の第1ない
し第5反射鏡3b+〜3bsおよび反射鏡駆動手段62
によって反射光案内手段が構成されている。
また、本フルカラー複写機は、第9図に示すように、コ
ピースタートボタン33、光センサアレイ69、この光
センサアレイ69の出力をディジタル信号に変換するA
/D変換器63、露光光学系3、反射鏡駆動手段62、
CPU66の制御プログラムを記憶するROM64、光
量記憶手段としてのRAM65、予備走査制御手段、光
量積算手段および原稿色対応モード設定手段としてのC
PU66およびI10インタフェース67・68からな
る制御回路を備えている。
上記のRAM65は、光センサアレイ69によって検出
されCPU66によって積算された光量を記憶するよう
になっている。CPIJ66は、第11図に示すように
、光センサアレイ69の出力値を積算することにより、
光センサアレイ69への入射光量を積算し、これによっ
て原稿色を判別し、この判別に基づいて、原稿色対応モ
ードをカラーモードまたは白黒モードに設定するように
なっている。さらにCPU66は、設定された原稿色対
応モードの複写動作が行われるように、複写機本体61
の各手段を制御するようになっている。
ここで、CPU66による原稿色の判別は以下のように
して行われる。
先ず、第1予備原稿走査として、露光光学系3の光路上
に色分解フィルタ3cの何れのフィルタも配されていな
い状態で、光源ランプ3aにより原稿2を走査し、その
反射光を光センサアレイ69に入射させる。このとき、
光センサアレイ69の出力は、原稿の濃度に応じて第1
0図に示す直vAEのように変化する。次に、第2予備
原稿走査として、露光光学系3の光路上に例えば色分解
フィルタ3cの赤(緑または青でもよい)フィルタを配
した状態で原稿2を走査し、その反射光を光センサアレ
イ69に入射させる。このとき、原稿が白黒原稿であれ
ば、光センサアレイ69の出力は、同図に示す直線Fの
ように変化し、この直線Fが示す値は、直線Eが示す値
に対して、赤フィルタが有する光の全波長領域に対して
の損失特性に比例した差り、を有するものとなる。一方
、原稿がカラー原稿であれば、赤フィルタにより、長波
長領域以外の領域の光も遮断されるので、このときの光
センサアレイ69の出力は直線Gのよう、なり、この直
線Gが示す値と直線Eが示す値との差は、直線Fが示す
値と直線Eが示す値との差以上となる。尚、直線Fと直
wAGとの差D4は、赤フィルタによりカラー原稿の反
射光から遮断された長波長領域以外の領域の光の損失分
に相当するものである。
従って、色分解フィルタ3cを配していない状態で光セ
ンサアレイ69に入射する第1光量としての光量り、を
CPTJ66にて光センサアレイ69の出力を積算する
ことにより求め、また、例えば赤の色分解フィルタ3c
を配した状態で光センサアレイ69に入射する第2光量
としての光量L2を同様に求め、光量L2を光量り、と
比較したときに、両者の間に、ある一定値を超える差、
即ち色分解フィルタ3cによる全波長領域に対しての損
失分の光量り、を超える差がある場合には、原稿2をカ
ラー原稿と判定する一方、上記の差がない場合には白黒
原稿と判定することができる。
上記の構成において、CPU66による制御動作を第1
1図のフローチャートに基づいて説明する。
コピースタートボタン33がONされると(S31)、
ADF41によって原稿2を原稿載置台61a上に配し
、原稿載置台61a上に残っている原稿2があればこれ
を排出すると共に(S32)、反射鏡駆動手段62によ
って第5反射鏡3bsを光量検出位置に配する(S33
)。次に、色分解フィルタ3cを光路上に配さない状態
で、露光光学系3の光源ランプ3aが原稿2に光を照射
して走゛査する(S34)。これにより、原稿2からの
反射光は第1ないし第5反射鏡3b、〜3b。
を介して光センサアレイ69へ入射し、この光センサア
レイ69の出力を積算することにより、第1光量として
の光量L1を求め、RAM65に記憶させる(S35)
。次に、例えば赤(緑または青でもよい)の色分解フィ
ルタ3Cを光路上に配した状態で、再度、露光光学系3
による原稿2の走査を行い(S36)、同様にして、第
2光量としての光量L2を求め、RAM65に記憶させ
る(S37)。そして、光量L1と光量L2との差を所
定の光量り。と比較しく338)1.その差が所定の光
量L0を超えるときには(S39)、原稿2をカラー原
稿と判定して原稿色対応モードをカラーモードに設定し
く540)、カラーモートによる複写動作を行う(S4
1)。一方、S39において、光量り、と光量L2との
差が光量り。
以下であれば、原稿2を白黒原稿と判定して原稿色対応
モードを白黒モードに設定しく542)、白黒モードに
よる複写動作を行う(S43)。
その後、ADF41の原稿トレイ52上における原稿2
の有無を検知しく544)、原稿があればS32へ移行
’L(S45)、なければ原稿載置台61a上の原稿を
排出して(S46)、複写動作を終了する。
〔実施例3] 本発明の他の実施例を第17図ないし第42図に基づい
て以下に説明する。尚、説明の便宜上、前記の実施例の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材には同一の
符号を付記し、その説明を省略する。
本実施例に係る自動原稿送り装置付フルカラー複写機は
、第17図に示す複写機本体81の原稿載置台81aの
上に、第18図に示すADF82を備えている。複写機
本体81は、第17図および第18図に示すように、原
稿載置台81aにおけるADF82からの原稿入紙側端
部付近の下方に、露光光学系3の光源ランプ3aとは別
の原稿色判別用光源である光源ランプ83と、光源ラン
プ83によって照射された原稿2からの反射光を検出す
るカラーセンサ84とを備えた原稿色判別光学系97を
有している。上記の光源ランプ83は後述のCPU10
6によって点灯動作が制御されるようになっている。光
源ランプ83は、第19図に示すように、反射板85に
よって下面側が覆われている。反射板85には上記のカ
ラーセンサ84を収容したセンサ収容箱86が連結され
、このセンサ収容箱86には光源ランプ83から出射し
た光の反射光を入射させるための切欠き部86aが形成
されている。
上記のカラーセンサ84としては、例えばRGB(赤、
緑、青)の3個の色センサを有するものを使用すること
ができる。このようなカラーセンサ84としては、例え
ば第20図および第21図に示すシャープ■製のPD1
70V1がある。このカラーセンサ111は、RGB 
(赤、緑、青)に対応するフォトダイオード112〜1
14および図示しない色フィルタを有する3色センサに
よって構成され、4本の電極115・〜118および光
を入射するための受光窓119を有し、第22図に示す
分光感度特性を有している。尚、上記のフォトダイオー
ド112〜114には、正確な検出を行う上で、照射さ
れた原稿2の同一部分の反射光を入射するように設定さ
れるのがよい。
また、カラーセンサ84の他の例としては、第23図に
示す同じ(シャープ■製のPD152がある。このカラ
ーセンサ120は、3本の電極121〜123を有し、
第24図および第25図に示すように、電極121の上
にP層124とN層125とPji126と絶縁層12
7および電極122・123とがこの順に積層されるこ
とにより、一つの基板の中に2つのPN接合のフォトダ
イオード128・129が組み込まれたものとなってい
る。そして、シリコン層の厚さそのものを光学フィルタ
として利用し、浅い方のPN接合によるフォトダイオー
ド128は短波長感度が大きく、深い方のPN接合によ
るフォトダイオード129は長波長感度が大きくなって
いる。従って、このカラーセンサ120は第26図に示
すように、相互に異なる分光感度特性を有している。
一方、ADF82には、上記の光源ランプ83によって
照射される部位に出力補正用反射部材87が配されてい
る。この出力補正用反射部材87は、白色もしくは灰色
の板あるいはシートによって構成され、光源ランプ83
から出射した光を反射してカラーセンサ84へ入射させ
るようになっている。尚、出力補正用反射部材87は、
搬送ベルト48の表面を白色もしくは灰色にし、これに
よって代用することも可能である。
また、複写機本体81は、白黒複写用紙を収容する用紙
カセット88と、カラー複写用紙を収容する用紙カセッ
ト89とを備えている。白黒複写用紙は一般の汎用のも
のであり、カラー複写用紙は白黒複写用紙よりも平滑度
および白色度が高い良質のものである。上記の各用紙カ
セット88・89の用紙は、これら用紙カセット88・
89および給紙ローラ16・17を含む給紙装置98に
よってタイミングローラ18方向へ送り出されるように
なっている。
上記の用紙カセット88・89には、第27図に示すよ
うに、用紙サイズ検出用凹凸部9oと用紙種類検出用凹
凸部91とが形成されている。用紙サイズ検出用凹凸部
90は、凹部90a内のスライド板90bを矢印方向へ
摺動させて用紙サイズを示す所定位置に配するようにな
っている。用紙種類検出用凹凸部91は、凹部91a内
のスライド板91bを矢印方向へ摺動させて用紙カセッ
ト88・89内の用紙がカラー複写用紙か白黒複写用紙
かを示す所定位置に配するようになっている。例えば、
用紙カセット88・89内の用紙が、カラー複写用紙で
あれば、第28図に示すように、スライド板91bは向
かって右側に配され、白黒複写用紙であれば、第29図
に示すように、向かって左側に配される。これに対応し
て、複写機本体81には、例えば上記のスライド板90
b・91bによってONされるスイッチを有し、用紙カ
セント88・89が装着されたときに上記の用紙サイズ
検出用凹凸部90および用紙種類検出用凹凸部91によ
って用紙サイズおよび用紙の種類を検出する後述の用紙
サイズ検出部92および用紙種類検出部93が備えられ
ている。
また、露光光学系3の光源ランプ3aの近傍には、第3
0図に示すように、例えばフォトトランジスタからなり
、画像濃度を読み取る画像濃度検出手段としての画像濃
度センサ94が配されている。この画像濃度センサ94
は、光源ランプ3aと一体的に設けられ、光源ランプ3
aの周りに設けられた反射板3eに形成されているスリ
ット部3fを通じて、光源ランプ3aによる原稿2の走
査の際に、原稿2からの反射光の一部を受光するように
なっている。
上記の自動露光調整機能は以下のようなものである。即
ち、白黒モードにおいて鮮明な画像を得るためには、原
稿2が新聞等、文字の背景となる用紙が比較的暗いもの
である場合、光源ランプ3aの光度を高くして、用紙の
色が複写されないようにした方がよい。また、原稿2が
、白い紙に鉛筆で書かれたもの等、文字の背景となる用
紙が比較的明るいものである場合、光源ランプ3aの光
度を低くした方がよい。従って、原稿2からの反射光を
入射した画像濃度センサ94に基づき、光源ランプ3a
による原稿2の走査と同時に、第31図に示すように、
光源ランプ3aの出力を制御することにより、白黒原稿
の複写において、良好な画像を得るようになっている。
光源ランプ3aの制御は後述のCPU 106によって
行われる。
また、本フルカラー複写機は、第32図に示すように、
コピースタートボタン33、カラーセンサ84、このカ
ラーセンサ84の出力を増幅するセンサ出力増幅手段と
してのセンサアンプ101、A/D変換器102、CP
U106の制御信号に基づいてセンサアンプ101の増
幅率を制御する増幅率調整器103、用紙サイズ検出部
92、用紙種類検出部93、画像濃度センサ94、セン
サアンプ95、A/D変換器96、ADF82、露光光
学系3、原稿色判別光学系97のランプ駆動部99、給
紙装置98、ROM104、画像濃・度記憶手段として
のRAM105、CPU106およびI10インタフェ
ース107・108からなる制御回路を備えている。
CPU106は、第33図に示すように、原稿色判別光
学系97のカラーセンサ84の出力に基づいて原稿色を
判別し、この判別結果に基づいて、原稿色対応モードを
カラーモードまたは白黒モードに設定する原稿色対応モ
ード設定手段としての機能を備えている。原稿色判別光
学系97のカラーセンサ84と光源ランプ83とに対す
る制御は、例えば、レジストローラ45の回転開始後に
原稿2が原稿色判別光学系97との対応位置に搬送され
たとみなされる所定時間後に作動させるもの、あるいは
レジストローラ45と搬送ベルト48との間に設けられ
ている図示しないジャム検知用のスイッチによって原稿
2が検知された後の時間制御によって作動させるものと
することができる。また、CPU106は、第33図に
示すように、設定した原稿色対応モードに応じて、白黒
複写用紙またはカラー複写用紙が供給されるように給紙
装置98を!IJ御する給紙制御手段としての機能を備
えている。また、CPU106は、第34図に示すよう
に、原稿色対応モードをカラーモードに設定したときに
、原稿種類判別用の予備走査が行われるように露光光学
系3を制御する原稿種類判別用予備走査制御手段として
の機能と、RAM105に記憶されている画像濃度セン
サ94の出力値に基づいて、原稿種類対応モードをフォ
トモードまたはグラフィックモードに設定する原稿種類
対応モード設定手段としての機能とを備えている。また
、CPU106は、増幅率調整器103と共にセンサ出
力補正手段を構成し、出力補正用反射部材87からの反
射光を入射したカラーセンサ84からの入力値が一定と
なるように、増幅率調整器103の作動を制御して、セ
ンサアンプ101の増幅率を調整する機能を備えている
。さらに、CPU106は、設定された原稿色対応モー
ドの複写動作および原稿種類対応モードの複写動作が行
われるように、複写機本体81の各手段を制御するよう
になっている。
ここで、CPU106によるフォトモードとグラフィッ
クモードとの設定動作は以下のようにして行われる。
RAM 105には濃度サンプリングデータエリアが設
定されており、原稿2の画像濃度データは一定間隔(時
間)毎に区切ってサンプリングされ、それぞれ、ディジ
タルデータ化されて順に上記のエリアに記憶される。そ
れぞれのサンプリングデータには対応するフラグが設け
られている。このフラグはサンプリングされたデータの
有効/無効を示すものである。画像濃度の処理は以下の
ように行われる。原稿載置台81aに原稿2がセットさ
れ、コピースタートボタン33が操作されると、先ず原
稿2を予備走査する。このとき、画像濃度データを読み
取ってそのデータをサンプリングデータ記憶エリアに順
次記憶して行(。予備走査の後、サンプリングデータか
ら白データ(上限値を超えたデータ)および黒データ(
下限値を下回ったデータ)を検索し、このサンプリング
データおよびその前後60ms分のデータにフラグ“1
”をたてる。“1゛はこのデータが無効であることを示
す。次に、残りの集計データのうちから最大値や最小値
を求める。この最大値と最小値との差が大きいものは、
コントラストの高い原稿であるから、グラフィックモー
ドによる複写が適し、最大値と最小値との差が小さいも
のはフォトモードによる複写が適していると判断できる
。従って、 最大値−最小値≧nのときにはグラフィックモードに設
定し、 最大値−最小値〈nのときにはフォトモードに設定する
。尚、nは予め実験によって求められた適当な値である
また、本複写機では、グラフィックモードによる複写は
通常の複写動作によって行われる。一方、フォトモード
による複写は、露光光学系3の光路中に中間調の再現性
を高めるための図示しないスクリーンが配された状態で
行われる。上記のスクリーンを配した場合、中間調の再
現性は高められるが濃度がでないため、コントラストが
低下する。従って、この場合、グラフ等のようにコント
ラストが高い原稿2の複写には不向きなものとなる。
尚、フォトモードにおける露光量、即ち光源ランプ3a
の電圧、および感光体表面電位等のパラメータは、例え
ば、上記の無効なデータが除かれた残りのデータから以
下のようにして決定される。また、複写プロセス中にパ
ラメータは変更されず、これによって画像全体のバラン
スが保たれるようになっている。
表面電位=3.123 X (MAXF(i) −MI
NF(i) )−0,286 但し、Nは有効データ個数、F(i)はセンサ電圧であ
る。
上記の構成において、CPU106による制御動作を第
33図のフローチャートに基づいて説明する。
コピースタートボタン33がONされると(S51)、
ADF82によって原稿2を原稿載置台81a上に配し
、原稿載置台81a上に残っている原稿2があればこれ
を排出すると共に(S52)、原稿色判別光学系97を
作動させて、ADF82による搬送中の原稿2の原稿色
を検出する(S53)。これによって原稿2が白黒原稿
であると検出した場合には(S54)、原稿色対応モー
ドを白黒モードに設定しく555)、用紙カセット88
から白黒複写用紙を供給して(356)、白黒モードに
よる複写動作を行う(S57)。
一方、S54において原稿2がカラー原稿であれば、原
稿色対応モードをカラーモードに設定しく361)、用
紙カセット89からカラー複写用紙を供給して(S62
)、カラーモード、即ちフォトモードもしくはグラフィ
ックモードによる複写を行う(S63)。
その後、ADF82の原稿トレイ52上における原稿2
の有無を検知しく558)、原稿2があればS52へ移
行しく559)、なければ原稿載置台81a上の原稿2
を排出して(S60)、複写動作を終了する。
次に、上記のS63におけるCPU106の制御動作を
第34図のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、露光光学系3による原稿2の予備走査を開始しく
571)、一定時間毎に画像濃度センサ94から得られ
るデータをサンプリングする(S72)。このデータを
バッファ(サンプリングデータ記憶エリア)に記憶しく
573)、予備走査が終了するまで(S74)、S72
・S73の動作を繰り返す。予備走査が終了すると、バ
ッファリングしたデータを先頭からチエツク(データが
上限値〜下限値の間の有効範囲にあるか否かを判断)し
て行< (S75)。データが有効範囲から外れていれ
ば(S76)、そのデータおよびその前後60m5分の
データに無効フラグをセットする(S77)。データが
終了するまでこの動作を繰り返しく37B)、終了する
と有効なデータを集計して集計したデータから最大値と
最小値とを求める(S79)。次に、このようにして求
めた最大値と最小値との差を所定値nと比較しく580
)、その差がn以上であれば(S81)、原稿種類対応
モードをグラフィックモードに設定して(S82)、グ
ラフインクモードによる複写を行う(S83)。一方、
S81において差がn未満であれば、原稿種類対応モー
ドをフォトモードに設定して(S84)、フォトモード
による複写を行う (S85)。
次に、センサ出力補正機能についてに説明する。
カラーセンサ84における各センサの汚れ、温度特性あ
るいは光源ランプ83の汚れ等により、白色に対する信
号レベルが各センサ間でずれてくると、原稿色判別動作
に誤りを生じることになる。そこで、これを防止するた
めに、出力補正用反射部材87を照射した光源ランプ8
3の反射光をカラーセンサ84に入射させた状態で、カ
ラーセンサ84の出力を増幅するセンサアンプ101の
増幅率を調整し、センサアンプ101を介して得られる
各カラーセンサの出力を一定にする。
即ち、白、灰色ないし黒は、第35図に示すように、分
光反射率が各波長間で一定である。尚、何らかの色があ
る場合、例えば橙色では、第36図に示すように、分光
反射率が各波長間で一定ではない。そこで、例えば先述
のカラーセンサ120のように、分光感度特性が異なる
2個のセンサからなるカラーセンサ84において、各セ
ンサ間で、第37図および第38図に示すように、出力
に差を有する場合、基準色としての白ないし灰色(!!
Aの場合は出力が小さくなるので避ける)の出力補正用
反射部材87を使用して、第39図および第40図に示
すように、センサアンプ101の出力を調整しておくと
、センサアンプ101を介して得られる所定の色に対す
る出力は、上記のような原因によるセンサ出力の変動に
関わらず、第41図および第42図に示すように、一定
となる。この状態で原稿色を検出すると、原稿2が何ら
かの色を有する場合、各センサに対応するセンサアン7
”101の出力値がずれてくるので、白黒原稿かカラー
原稿かを判別することができる。従って、センサアンプ
101の出力に基づいて行う原稿色の判別動作を正確に
行うことができる。
尚、先述の原稿色対応モードを設定するための構成は、
本実施例に示した原稿色判別光学系97を使用して行う
構成に限定されることなく、実施例1・2に示した構成
、あるいは後述の実施例4に示される構成とすることも
可能である。
〔実施例4〕 本発明のその他の実施例を第44図ないし第50図に基
づいて以下に説明する。尚、説明の便宜上、前記の実施
例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材には同
一の符号を付記し、その説明を省略する。
本実施例に係る自動原稿送り装置付フルカラー複写機は
、第44図に示す複写機本体141の原稿載置台141
aの上に、自動両面原稿送り装置である第45図に示す
RA D F (recirculatingauto
matic document feader) 14
2を備えている。このRADF 142は、前記の第3
図に示したADF41と同様、原稿トレイ52、呼込み
ローラ42、給紙ローラ43、分離ローラ44、レジス
トローラ45、ベルト駆動ローラ46、ベルト従動ロー
ラ47、搬送ベルト48、原稿ストッパ49、搬送ロー
ラ50、排紙ローラ51、排紙トレイ53を備え、さら
に、原稿2を反転させるターンローラ143を備えてい
る。このRADFI42により、例えば5枚組の原稿2
・・・の両面複写を行う際には、No、 1〜No、 
5の原稿をNo、1の原稿2の表面が最下面となる状態
で、即ちNo、5の原稿2の裏面が最上面となる状態で
原稿トレイ52上に配する。そして、後述のコピースタ
ートボタン33がONされると、原稿トレイ52上のN
o、5の原稿2が、呼込みローラ42、給紙ローラ43
、分離ローラ44、レジストローラ45および搬送ベル
ト48によって原稿載置台141a上に搬送され、さら
に、第46図に示すように、搬送ベルト4日および搬送
ローラ50によって搬送され、ターンローラ143によ
って反転させられて原稿載置台141a上の原稿ストッ
パ49と当接する所定位置に配される。そして、この状
態で先ず裏面の複写が行われる。その後、No、5の原
稿は同様にしてターンローラ143によって反転させら
れて原稿載置台141a上の原稿ストッパ49と当接す
る所定位置に配されて表面の複写が行われる。その後、
No、5の原稿は、次のNo。
4の原稿2が原稿載置台141a上に搬送されて来ると
きに、第47図に示すように、搬送ベルト48、搬送ロ
ーラ50、ターンローラ143および排紙ローラ51に
より、表面を上にして排紙トレイ53上に排出されるよ
うになっている。
上記のRADFl 42における給紙ローラ43および
分離ローラ44とレジストローラ45との間には、第4
8図にも示すように、原稿色判別光学系144が設けら
れている。この原稿色判別光学系144は、この部位を
通過する原稿2の下面、即ち表面を照射する第1原稿色
判別用光源としての第1光源ランプ145と、この第1
光源ランプ145に照射された原稿2からの反射光を受
光する第1カラーセンサ146と、原稿2の上面、即ち
裏面を照射する第2原稿色判別用光源としての第2光源
ランプ147と、この第2光源ランプ147に照射され
た原稿2からの反射光を受光する第2カラーセンサ14
8とを備えている。これら第1および第2光源ランプ1
45・147と第1および第2カラーセンサ146・1
48とは例えば前述の第19図に示す構造によって支持
されている。第1および第2カラーセンサ146・14
日としては、例えば、前述の第20図に示したカラーセ
ンサ111、あるいは第23図に示したカラーセンサ1
20を使用することができる。また、第1および第2光
源ランプ145・147は後述のCPU15Bによって
点灯動作が制御されるようになっている。
また、本フルカラー複写機は、第49図に示すように、
コピースタートボタン33、第1カラーセンサ146、
第2カラーセンサ148、センサアンプ151・152
、A/D変換器153・154、RADF 142、原
稿色判別光学系144のランプ駆動部155、ROM1
56、原稿2の表面および裏面に対する原稿色の判別結
果を記憶する原稿色記憶手段としてのRAM157、C
PU158およびI10インタフェース159・160
からなる制御回路を備えている。
CPU158は、第50図に示すように、原稿色判別光
学系144の第1および第2カラーセンサ146・14
8の出力に基づいて原稿2における表面および裏面の原
稿色を判別する原稿色判別手段としての機能を備えてい
る。またCPU 158は、原稿色の判別結果をRAM
157に記憶させると共に、原稿2の表面複写および裏
面複写の場合に、その各面の原稿色に応じて、原稿色対
応モードをカラーモードまたは白黒モードに設定する原
稿色対応モード設定手段としての機能を備えている。さ
らにCPU15Bは、設定された原稿色対応モードの複
写動作が行われるように、複写機本体141の各手段を
制御するようになっている。また、CPU15Bの原稿
色判別光学系144に対する制御は、例えば、レジスト
ローラ45の回転開始後に原稿2が原稿色判別光学系1
44との対応位置に搬送されたとみなされる所定時間後
に作動させるもの、あるいはレジストローラ45と搬送
ベルト48との間に設けられている図示しないジャム検
知用のスイッチによって原稿2が検知された後の時間制
御によって作動させるものとすることができる。
上記の構成において、両面複写の場合におけるCPU1
5Bの制御動作を第50図のフローチャートに基づいて
説明する。
コピースタートボタン33がONされると(S101)
、RAM157によって原稿2を裏面を下にして原稿載
置台141a上に配し、原稿載置台141a上に残って
いる原稿2があればこれを排出すると共に(S102)
、原稿色判別光学系144を作動させて、RADFl 
42による搬送中の原稿2の表面および裏面の原稿色を
検出する(S103)。そして、検出した原稿2の両面
の原稿色をRAM157に記憶させる(S104)。
次に、先ず原稿載置台141aと対向して配された原稿
2の裏面が白黒原稿であれば(S 105)、原稿色対
応モードを白黒モードに設定しく5106)、白黒モー
ドによる複写を行う(S107)。また、5105にお
いて、原稿2の裏面がカラー原稿であれば、原稿色対応
モードをカラーモードに設定しく310B)、カラーモ
ードによる複写を行う(S109)。
その後、RADF 142によって原稿2を反転させ、
表面を下にして原稿2を原稿載置台141a上に配する
(Silo)、そして、同様に、原稿20表面が白黒原
稿であれば(Sill)、原稿色対応モードを白黒モー
ドに設定して(S112)、白黒モードによる複写を行
い(S113)、原稿20表面がカラー原稿であれば、
原稿色対応モードをカラーモードに設定して(S114
)、カラーモードによる複写を行う(S115)。
その後、RADF 142の原稿トレイ52上における
原稿2の有無を検知しく5116)、原稿2があれば5
102へ移行しく3117)、なければ原稿載置台14
1a上の原稿2を排出して(3118)、複写動作を終
了する。
尚、本実施例のフルカラー複写機は、原稿色判別光学系
144の第1光源ランプ145および第1カラーセンサ
146と、第2光源ランプ147および第2カラーセン
サ148との間に出力補正用反射部材87を設けると共
に、各センサアンプ151・152に増幅率調整器10
3を設けることにより、前記の実施例3に示した構成と
同様、センサ出力を調節する機能を備えたものとするこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
請求項第1項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、複写画像を得るための露光
動作に先立って、自動原稿送り装置により複写機本体の
原稿載置台上に配された原稿からの反射光を色分解フィ
ルタを通さずに感光体に照射して露光する第1予備露光
動作と原稿からの反射光を色分解フィルタを通して感光
体に照射して露光する第2予備露光動作とが各原稿毎に
行われるように、露光光学系と現像動作系とを制御する
予備露光動作制御手段と、感光体表面の電荷量を検出す
る電荷量検出手段と、上記の第1予備露光動作後と第2
予備露光動作後とに電荷量検出手段によって検出された
感光体表面の残留電荷量を積算し、第1予備露光動作に
対応する第1残留電荷量と第2予備露光動作に対応する
第2残留電荷量とを求める電荷量積算手段と、上記の第
1残留電荷量と第2残留電荷量とを記憶する電荷量記憶
手段と、上記の第1残留電荷量と第2残留電荷量との差
を求め、その差が、所定値以内であれば原稿色対応モー
ドを白黒モードに設定し、所定値を超える場合には原稿
色対応モードをカラーモードに設定する原稿色対応モー
ド設定手段とを備えている構成である。
これにより、自動原稿送り装置によって白黒原稿とカラ
ー原稿とが混ざった状態で順次送られる場合であっても
、これら各原稿に応じて自動的に白黒モードあるいはカ
ラーモードによる複写を行うことができる。従って、自
動原稿送り装置を使用しての自動的な複写動作が可能で
あるという効果を奏する。
請求項第2項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、光量検出手段と、原稿から
の反射光を案内して光量検出手段へ入射させる反射光案
内手段と、複写画像を得るための露光動作に先立って、
自動原稿送り装置により複写機本体の原稿載置台上に配
された原稿からの反射光を色分解フィルタを通さずに光
量検出手段へ入射させる第1予備原稿走査と原稿からの
反射光を色分解フィルタを通して光量検出手段へ入射さ
せる第2予備原稿走査とが行われるように、露光光学系
と反射光案内手段とを制御する予備走査制御手段と、上
記の第1予備原稿走査の際の光量検出手段への入射光量
である第1光量と第2予備原稿走査の際の光量検出手段
への入射光量である第2光量とを光量検出手段の出力を
積算することにより求める光量積算手段と、上記の第1
光量と第2光量とを記憶する光量記憶手段と、第1光量
と第2光量との差が、所定値以内であれば原稿色対応モ
ードを白黒モードに設定し、所定値を超える場合にはカ
ラーモードに設定する原稿色対応モード設定手段とを備
えている構成である。
これにより、請求項第1項の構成と同様、白黒原稿とカ
ラー原稿とが混ざった状態であっても、自動原稿送り装
置を使用しての自動的な複写動作が可能であるという効
果を奏する。
請求項第3項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、自動原稿送り装置の原稿搬
送経路中の原稿を照射する原稿色判別用光源と、この原
稿色判別用光源によって照射された原稿からの反射光を
受光するカラーセンサと、このカラーセンサの出力から
原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判別し、白黒原稿と判
別したときには原稿色対応モードを白黒モードに設定し
、カラー原稿と判別したときには原稿色対応モードをカ
ラーモードに設定する原稿色対応モード設定手段とを備
えている構成である。
これにより、請求項第1項の構成による効果に加えて、
原稿色の判別を自動原稿送り装置による原稿の搬送中に
行うことができるので、速やかな複写動作の開始が可能
となり、複写機全体としての処理速度を向上することが
できるという効果を奏する。
請求項第4項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、自動原稿送り装置の原稿搬
送経路中における原稿の一方の面を照射する第1原稿色
判別用光源、および他方の面を照射する第2原稿色判別
用光源と、これら第1原稿色判別用光源、第2原稿色判
別用光源に対応して設けられ、対応する光源によって照
射された原稿からの反射光を受光する第1および第2カ
ラーセンサと、これら第1および第2カラーセンサの出
力から原稿における表裏の各面毎に白黒原稿かカラー原
稿かを判別する原稿色判別手段と、原稿色判別手段の判
別結果を記憶する原稿色記憶手段と、この原稿色記憶手
段に記憶されている原稿色判別結果に基づき、自動原稿
送り装置により原稿載置台上に配された原稿の複写面が
、白黒原稿であるときには原稿色対応モードを白黒モー
ドに設定し、カラー原稿であるときには原稿色対応、モ
ードをカラーモードに設定する原稿色対応モード設定手
段とを備えている構成である。
これにより、請求項第1項の構成による効果に加えて、
両面原稿に対しても、原稿色の判別を自動原稿送り装置
による原稿の搬送中に行って、複写機全体としての処理
速度を向上することができるという効果を奏する。
請求項第5項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、請求項第3項または第4項
に記載の自動原稿送り装置付フルカラー複写機において
、カラーセンサは分光感度特性の異なる複数のセンサか
らなり、自動原稿送り装置の原稿搬送経路中の原稿色判
別用光源による照射位置に配された出力補正用反射部材
と、カラーセンサの出力を増幅するセンサ出力増幅手段
と、原稿色判別用光源が出力補正用反射部材を照射した
ときに、出力補正用反射部材からの反射光を入射した各
カラーセンサのセンサ出力増幅手段を介して得られる出
力値が一定となるように、センサ出力増幅手段の増幅率
を調整するセンサ出力補正手段とを備えている構成であ
る。
これにより、請求項第3項または第4項の構成による効
果に加えて、原稿色の正確な判別動作を維持することが
でき、複写機の誤動作を防止することができるという効
果を奏する。
請求項第6項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、請求項第1項、第2項、第
3項または第4項に記載の自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機において、白黒複写用の用紙を収容する白黒複
写用紙カセットと、カラー複写用の用紙を収容するカラ
ー複写用紙カセットと、これら白黒複写用紙カセットま
たはカラー複写用紙カセットから用紙を送り出す給紙装
置と、原稿色対応モードが白黒モードに設定されたとき
には白黒複写用紙カセットから給紙が行われ、原稿色対
応モードがカラーモードに設定されたときにはカラー複
写用紙カセットから給紙が行われるように、給紙手段を
制御する給紙制御手段とを備えている構成である。
これにより、白黒原稿あるいはカラー原稿に応じて、白
黒複写用紙あるいはカラー複写用紙を自動的に供給する
ことができるので、請求項第1項、第2項、第3項また
は第4項の構成による効果に加え、ADFを使用して、
白黒原稿あるいはカラー原稿に対応した複写用紙による
複写動作を自動的に行うことができるという効果を奏す
る。
請求項第7項の発明に係る自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機は、以上のように、請求項第1項、第2項、第
3項または第4項に記載の自動原稿送り装置付フルカラ
ー複写機において、諧調性を重視するフォトモードと濃
淡を重視するグラフィックモードとの複写動作を選択可
能であり、原稿種類判別用予備走査時に原稿からの反射
光を受光して原稿直像の濃度を検出する画像濃度検出手
段と、原稿色対応モードがカラーモードに設定されたと
きには、複写画像を得るための露光動作に先立って、原
稿種類判別用の予備走査が行われるように、露光光学系
を制御する原稿種類判別用予備走査制御手段と、原稿種
類判別用予備走査時に画像濃度検出手段にて検出された
画像濃度のデータを記憶する画像濃度記憶手段と、画像
濃度データにおける所定範囲の最大値と最小値との差を
求め、その差が所定値以上であれば原稿種類対応モード
をグラフインクモードに設定し、所定値未満であればフ
ォトモードに設定する原稿種類対応モード設定手段とを
備えている構成である。
これにより、請求項第1項、第2項、第3項または第4
項の構成による効果に加え、ADFを使用して、フォト
モードまたはグラフィックモードによる良好なカラー画
像を得るための複写を自動的に行うことができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲の請求項第1項の構成に対応す
るブロック図である。 第2図ないし第6図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第2図は複写機本体の全体構成図である。 第3図は自動原稿送り装置の全体構成図である。 第4図は複写機の制御回路を示すブロック図である。 第5図は色分解フィルタを通さずに露光した場合と、原
稿が白黒原稿であるときに色分解フィルタを通して露光
した場合と、原稿がカラー原稿であるときに色分解フィ
ルタを通して露光した場合とにおける感光体上の残留電
荷量と原稿濃度との関係を示すグラフである。 第6図は第4図に示したCPUの制御動作を示すフロー
チャートである。 第7図は特許請求の範囲の請求項第2項の構成に対応す
るブロック図である。 第8図ないし第11図は本発明の他の実施例を示すもの
である。 第8図は複写機本体の全体構成図である。 第9図は複写機の制御回路を示すブロック図である。 第10図は原稿からの反射光を色分解フィルタを通さず
に光センサアし・イヘ入射した場合と、原稿が白黒原稿
であるときに原稿からの反射光を色分解フィルタを通し
て光センサアレイへ入射した場合と、原稿がカラー原稿
であるときに原稿からの反射光を色分解フィルタを通し
て光センサアレイへ入射した場合とにおける光センサア
レイの出力と原稿濃度との関係を示すグラフである。 第11図は第9図に示したCPUの制御動作を示すフロ
ーチャートである。 第12、特許請求の範囲の請求項第3項の構成に対応す
るブロック図である。 第13図は特許請求の範囲の請求項第5項の構成に対応
するブロック図である。 第14図は特許請求の範囲の請求項第6項の構成に対応
するブロック図である。 第15図は特許請求の範囲の請求項第7項の構成に対応
するブロック図である。 第16図は用紙の平滑度および白色度が画質に及ぼす影
響の説明に供される説明図である。 第17図ないし第42図は本発明のその他の実施例を示
すものである。 第17図は複写機本体の全体構成図である。 第18図は自動原稿送り装置の全体構成図である。 第19図は第17図に示した原稿色判別光学系の構造を
示す斜視図である。 第20図はカラーセンサの一例を示す正面図である。 第21図は第20図に示したカラーセンサの回路図であ
る。 第22図は第20図に示したカラーセンサの分光感度特
性を示すグラフである。 第23図はカラーセンサの他の例を示す正面図である。 第24図は第23図に示したカラーセンサ素子の縦断面
図である。 第25図は第23図に示したカラーセンサの回路図であ
る。 第26図は第23図に示したカラーセンサの分光感度特
性を示すグラフである。 第27図は用紙カセットを示す概略の要部斜視図である
。 第28図は用紙カセットの用紙種類検出用凹凸部によっ
て カラー複写用紙カセットを示す場合のスライド板の
状態を示す正面図である。 第29図は用紙カセットの用紙種類検出用凹凸部によっ
て白黒複写用紙カセットを示す場合のスライド板の状態
を示す正面図である。 第30図は光源ランプ近傍に設けられた画像濃度センサ
を示す露光光学系の要部説明図である。 第31図は画像濃度センサ出力と光源ランプ駆動電圧と
の関係を示すグラフである。 第32図は複写機の制御回路を示すブロック図である。 第33図は第32図に示したCPUの制御動作を示すフ
ローチャートである。 第34図は第33図に示した363の具体的な動作を示
すフローチャートである。 第35図は白色、灰色および黒色の各画像に対する反射
エネルギーと波長との関係を示すグラフである。 第36図は橙色の画像に対する反射エネルギーと波長と
の関係を示すグラフである。 第37図ないし第42図は第18図に示したカラーセン
サを構成する2個のカラーセンサの各状態における相対
感度と波長との関係を示すものであって、第37図およ
び第38図はセンサ出力を未調整の状態、第39図およ
び第40図は灰色の出力補正用反射部材によるセンサ出
力調整時の状態、第41図および第42図はセンサ出力
調整後の状態を示すグラフである。 第43図は特許請求の範囲の請求項第4項の構成に対応
するブロック図である。 第44図ないし第50図は本発明のさらに他の実施例を
示すものである。 第44図は複写機本体の全体構成図である。 第45図は自動両面原稿送り装置を示す全体構成図であ
る。 第46図は自動両面原稿送り装置における原稿の反転動
作を示す説明図である。 第47図は自動両面原稿送り装置における原稿の排出動
作を示す説明図である。 第48図は自動原稿送り装置に設けられている原稿色判
別光学系を示す説明図である。 第49図は複写機の制御回路を示すブロック図である。 第50図は第49図に示したCPUの制御動作を示すフ
ローチャートである。 1−61・81−141は複写機本体、la・61a・
81a・141aは原稿載置台、2は原稿、3は露光光
学系、3aは光源ランプ、3b。 〜3bsは第1ないし第5反射鏡(反射光案内手段)、
3cは色分解フィルタ、4は感光体、7は帯電器、9〜
12は現像槽、13は現像装置、30は電位センサ(電
荷量検出手段)、31は除電器、35は現像動作系、3
7はRAM(電荷量記憶手段)、38はCPU (予備
露光動作WIIII手段、電荷量積算手段、原稿色対応
モード設定手段)、41・82は自動原稿送り装置、5
2は原稿トレイ(原稿セット部)、69は光センサアレ
イ(光量検出手段)、62は反射鏡駆動手段(反射光案
内手段)、65はRAM(光量記憶手段)、66はCP
U (予備走査制御手段、光量積算手段、原稿色対応モ
ード設定手段)、83は光源ランプ(原稿色判別用光源
)、84はカラーセンサ、87は出力補正用反射部材、
88は用紙カセット(白黒複写用紙カセット)、89は
用紙カセット(カラー複写用紙カセット)、94は画像
濃度センサ(画像濃度検出手段)、98は給紙装置、1
01はセンサアンプ(センサ出力増幅手段)、103は
増幅率調整器(センサ出力補正手段)、105はRAM
 (画像濃度記憶手段)、106はcpU(原稿色対応
モード設定手段、センサ出力補正手段、給紙制御手段、
原稿種類判別用予備走査制御手段、原稿種類対応モード
設定手段)、144は原稿色判別光学系、145は第1
光源ランプ(第1原稿色判別用光源)、146は第1カ
ラーセンサ、147は第2光源ランプ(第2原稿色判別
用光源)、14Bは第2カラーセンサ、157はRAM
(原稿色記憶手段)、158はCPU (原稿色判別手
段、原稿色対応モード設定手段)である。 特許出願人     シャープ 株式会社第 5 図 −A: フィL夕暦、し 第7図 第10図 −E: フィルタ魚し 濱−R1/lJ/’t      J 第12図 第13図 第14図 第16図 第20g!! 第27図 第28図 第29図 第301 第31図 面像1度センサ出力(V) 第33図 13711   ’     第38図第39図   
   第40図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原稿セット部に配された原稿を複写機本体の複写動
    作に対応して順次複写機本体の原稿載置台上に搬送する
    動作、および原稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作
    を行う自動原稿送り装置と、光源によって原稿載置台上
    の原稿を走査し、その反射光を色分解フィルタに選択的
    に通して感光体に照射する露光光学系と、帯電器により
    感光体を均一に帯電させ、露光光学系により照射されて
    感光体に形成された静電潜像を現像装置によって現像し
    、感光体に残留する電荷を除電器によって除去する現像
    動作系とを備え、原稿色対応モードが白黒原稿に対応し
    た白黒モードまたはカラー原稿に対応したカラーモード
    に設定されたときに、その原稿色対応モードに応じた複
    写動作を行う自動原稿送り装置付フルカラー複写機にお
    いて、複写画像を得るための露光動作に先立って、自動
    原稿送り装置により複写機本体の原稿載置台上に配され
    た原稿からの反射光を色分解フィルタを通さずに感光体
    に照射して露光する第1予備露光動作と原稿からの反射
    光を色分解フィルタを通して感光体に照射して露光する
    第2予備露光動作とが各原稿毎に行われるように、露光
    光学系と現像動作系とを制御する予備露光動作制御手段
    と、感光体表面の電荷量を検出する電荷量検出手段と、 上記の第1予備露光動作後と第2予備露光動作後とに電
    荷量検出手段によって検出された感光体表面の残留電荷
    量を積算し、第1予備露光動作に対応する第1残留電荷
    量と第2予備露光動作に対応する第2残留電荷量とを求
    める電荷量積算手段と、 上記の第1残留電荷量と第2残留電荷量とを記憶する電
    荷量記憶手段と、 上記の第1残留電荷量と第2残留電荷量との差を求め、
    その差が、所定値以内であれば原稿色対応モードを白黒
    モードに設定し、所定値を超える場合には原稿色対応モ
    ードをカラーモードに設定する原稿色対応モード設定手
    段とを備えていることを特徴とする自動原稿送り装置付
    フルカラー複写機。 2、原稿セット部に配された原稿を複写機本体の複写動
    作に対応して順次複写機本体の原稿載置台上に搬送する
    動作、および原稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作
    を行う自動原稿送り装置と、光源によって原稿載置台上
    の原稿を走査し、その反射光を色分解フィルタに選択的
    に通して感光体に照射する露光光学系とを備え、原稿色
    対応モードが白黒原稿に対応した白黒モードまたはカラ
    ー原稿に対応したカラーモードに設定されたときに、そ
    の原稿色対応モードに応じた複写動作を行う自動原稿送
    り装置付フルカラー複写機において、光量検出手段と、 原稿からの反射光を案内して光量検出手段へ入射させる
    反射光案内手段と、 複写画像を得るための露光動作に先立って、自動原稿送
    り装置により複写機本体の原稿載置台上に配された原稿
    からの反射光を色分解フィルタを通さずに光量検出手段
    へ入射させる第1予備原稿走査と原稿からの反射光を色
    分解フィルタを通して光量検出手段へ入射させる第2予
    備原稿走査とが行われるように、露光光学系と反射光案
    内手段とを制御する予備走査制御手段と、 上記の第1予備原稿走査の際の光量検出手段への入射光
    量である第1光量と第2予備原稿走査の際の光量検出手
    段への入射光量である第2光量とを光量検出手段の出力
    を積算することにより求める光量積算手段と、 上記の第1光量と第2光量とを記憶する光量記憶手段と
    、 第1光量と第2光量との差が、所定値以内であれば原稿
    色対応モードを白黒モードに設定し、所定値を超える場
    合にはカラーモードに設定する原稿色対応モード設定手
    段とを備えていることを特徴とする自動原稿送り装置付
    フルカラー複写機。 3、原稿セット部に配された原稿を複写機本体の複写動
    作に対応して順次複写機本体の原稿載置台上に搬送する
    動作、および原稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作
    を行う自動原稿送り装置を備え、原稿色対応モードが白
    黒原稿に対応した白黒モードまたはカラー原稿に対応し
    たカラーモードに設定されたときに、その原稿色対応モ
    ードに応じた複写動作を行う自動原稿送り装置付フルカ
    ラー複写機において、 自動原稿送り装置の原稿搬送経路中の原稿を照射する原
    稿色判別用光源と、 この原稿色判別用光源によって照射された原稿からの反
    射光を受光するカラーセンサと、このカラーセンサの出
    力から原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判別し、白黒原
    稿と判別したときには原稿色対応モードを白黒モードに
    設定し、カラー原稿と判別したときには原稿色対応モー
    ドをカラーモードに設定する原稿色対応モード設定手段
    とを備えていることを特徴とする自動原稿送り装置付フ
    ルカラー複写機。 4、原稿セット部に配された原稿を複写機本体の複写動
    作に対応して順次複写機本体の原稿載置台上に搬送する
    動作、原稿を反転させて原稿載置台上に配する動作、お
    よび原稿載置台上の原稿を外部へ排出する動作を行う自
    動原稿送り装置を備え、原稿色対応モードが白黒原稿に
    対応した白黒モードまたはカラー原稿に対応したカラー
    モードに設定されたときに、その原稿色対応モードに応
    じた複写動作を行う自動原稿送り装置付フルカラー複写
    機において、 自動原稿送り装置の原稿搬送経路中における原稿の一方
    の面を照射する第1原稿色判別用光源、および他方の面
    を照射する第2原稿色判別用光源と、 これら第1原稿色判別用光源、第2原稿色判別用光源に
    対応して設けられ、対応する光源によって照射された原
    稿からの反射光を受光する第1および第2カラーセンサ
    と、 これら第1および第2カラーセンサの出力から原稿にお
    ける表裏の各面毎に白黒原稿かカラー原稿かを判別する
    原稿色判別手段と、 原稿色判別手段の判別結果を記憶する原稿色記憶手段と
    、 この原稿色記憶手段に記憶されている原稿色判別結果に
    基づき、自動原稿送り装置により原稿載置台上に配され
    た原稿の複写面が、白黒原稿であるときには原稿色対応
    モードを白黒モードに設定し、カラー原稿であるときに
    は原稿色対応モードをカラーモードに設定する原稿色対
    応モード設定手段とを備えていることを特徴とする自動
    原稿送り装置付フルカラー複写機。 5、上記のカラーセンサは分光感度特性の異なる複数の
    センサからなり、 自動原稿送り装置の原稿搬送経路中の原稿色判別用光源
    による照射位置に配された出力補正用反射部材と、 カラーセンサの出力を増幅するセンサ出力増幅手段と、 原稿色判別用光源が出力補正用反射部材を照射したとき
    に、出力補正用反射部材からの反射光を入射した各カラ
    ーセンサのセンサ出力増幅手段を介して得られる出力値
    が一定となるように、センサ出力増幅手段の増幅率を調
    整するセンサ出力補正手段とを備えていることを特徴と
    する請求項第3項または第4項に記載の自動原稿送り装
    置付フルカラー複写機。 6、白黒複写用の用紙を収容する白黒複写用紙カセット
    と、 カラー複写用の用紙を収容するカラー複写用紙カセット
    と、 これら白黒複写用紙カセットまたはカラー複写用紙カセ
    ットから用紙を送り出す給紙装置と、原稿色対応モード
    が白黒モードに設定されたときには白黒複写用紙カセッ
    トから給紙が行われ、原稿色対応モードがカラーモード
    に設定されたときにはカラー複写用紙カセットから給紙
    が行われるように、給紙手段を制御する給紙制御手段と
    を備えていることを特徴とする請求項第1項、第2項、
    第3項または第4項に記載の自動原稿送り装置付フルカ
    ラー複写機。 7、諧調性を重視するフォトモードと濃淡を重視するグ
    ラフィックモードとの複写動作を選択可能であり、 原稿種類判別用予備走査時に原稿からの反射光を受光し
    て原稿画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、 原稿色対応モードがカラーモードに設定されたときには
    、複写画像を得るための露光動作に先立って、原稿種類
    判別用の予備走査が行われるように、露光光学系を制御
    する原稿種類判別用予備走査制御手段と、 原稿種類判別用予備走査時に画像濃度検出手段にて検出
    された画像濃度のデータを記憶する画像濃度記憶手段と
    、 画像濃度データにおける所定範囲の最大値と最小値との
    差を求め、その差が所定値以上であれば原稿種類対応モ
    ードをグラフィックモードに設定し、所定値未満であれ
    ばフォトモードに設定する原稿種類対応モード設定手段
    とを備えていることを特徴とする請求項第1項、第2項
    、第3項または第4項に記載の自動原稿送り装置付フル
    カラー複写機。
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