JPH10333416A - カラートナー濃度検知装置及びこのカラートナー濃度検知装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

カラートナー濃度検知装置及びこのカラートナー濃度検知装置を備えた画像形成装置

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JPH10333416A
JPH10333416A JP9140434A JP14043497A JPH10333416A JP H10333416 A JPH10333416 A JP H10333416A JP 9140434 A JP9140434 A JP 9140434A JP 14043497 A JP14043497 A JP 14043497A JP H10333416 A JPH10333416 A JP H10333416A
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light
toner
color
image
led
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JP9140434A
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Kazuto Hori
堀  和人
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー濃度が高いときでも精度良くカラーの
トナー濃度を検知する。 【解決手段】 トナー濃度センサ46は、青色LEDか
らなる短波長可視光LED91と、赤色LEDからなる
長波長LED92と、受光光量に比例した光電流を発生
するフォトダイオード93とを備えている。そして、シ
アンのトナー像に向けて短波長可視光LED91が発光
し、マゼンタ及びイエローのトナー像に向けて長波長L
ED92が発光して、各LED91,92の光が基準濃
度パターンで反射した拡散反射光を受光することによっ
て、制御部80によりトナー濃度が判別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の感
光体表面におけるカラーのトナー濃度を精度良く検知す
るためのカラートナー濃度検知装置及びこのカラートナ
ー濃度検知装置を備えた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、例えば特開平3
−184067号公報に記載されているように基準濃度
パターンの潜像を感光体上に形成し、現像して得られる
基準濃度パターン像のトナー濃度を濃度センサを用いて
検知し、このトナー濃度の検知結果に基づいてトナー補
給量等の画像形成条件の制御を行っている。
【0003】濃度センサとしては、一般に、反射型光セ
ンサが用いられている。この反射型光センサは、LED
等からなる発光素子とフォトトランジスタやフォトダイ
オード等からなる受光素子とから構成されるもので、発
光素子を感光体に向けて発光させ、感光体からの反射光
を受光素子で受光して、トナー濃度に比例して減衰する
受光光量を検出することによって、トナー濃度を検知す
るものである。
【0004】カラートナーは拡散反射成分が多いため
に、従来、発光素子からの入射光の鏡面反射方向と異な
る位置に受光素子を配置して、トナーからの反射光の内
の拡散反射成分を検出する拡散反射型がよく用いられて
いる。この場合、拡散反射光の光量はカラートナー濃度
の上昇に従って増加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
拡散反射型光センサを用いたカラートナー濃度検知装置
では、濃度が上昇して感光体からの拡散反射光の光量が
増大してくると、光センサからの出力値が飽和してしま
う。図9は従来の拡散反射型光センサを用いたカラート
ナー濃度検知装置の検知特性図で、同図における横軸は
トナー濃度ID=log(1/反射率)である。
【0006】図9に示すように、トナー濃度ID>1に
おいて濃度が変化してもセンサ出力が2V近辺で飽和し
ており、トナー濃度が高いときに濃度検知を精度良く行
うのが困難になっている。
【0007】特に、カラーの場合には、シアン、マゼン
タ、イエローの各カラートナーの濃度を高濃度領域まで
それぞれ精度良く検知し、この検知結果を用いて画像形
成条件の制御を行わないと、色ずれなどが生じる虞れが
ある。
【0008】本発明は、上記問題を解決するもので、ト
ナー濃度が高いときでも精度良くカラーのトナー濃度を
検知可能なカラートナー濃度検知装置を提供することを
目的とする。
【0009】また、本発明は、精度良く検知されたカラ
ーのトナー濃度に応じて画像形成条件が変更可能な画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体上に形
成された複数カラーのトナー像の濃度を検知するカラー
トナー濃度検知装置において、上記複数カラーのトナー
の分光反射率に応じて予め設定された少なくとも2種類
の波長の光を感光体上のトナー像に向けて発光可能な発
光手段と、この発光手段を制御して感光体上に形成され
たトナー像のカラーに応じた波長の光を選択的に発光さ
せる発光制御手段と、上記トナー像からの反射光を受光
して受光光量に応じたレベルの受光信号を出力する受光
手段と、上記受光信号に基づいて上記感光体上に形成さ
れたトナー濃度を判別する判別手段とを備えたものであ
る(請求項1)。
【0011】この構成によれば、複数カラーのトナーの
分光反射率に応じて予め設定された少なくとも2種類の
波長の光の内で、感光体上に形成されたトナー像のカラ
ーに応じた波長の光がトナー像に向けて発光され、トナ
ー像からの反射光を受光して受光光量に応じたレベルの
受光信号が出力され、この受光信号に基づいて感光体上
に形成されたトナー濃度が判別されることにより、各カ
ラーのトナー濃度が精度良く検知されることとなる。
【0012】また、請求項1記載のカラートナー濃度検
知装置において、上記複数カラーは、減法混色における
3原色のシアン、マゼンタ及びイエローである(請求項
2)。
【0013】この構成によれば、シアン、マゼンタ及び
イエローのトナーの分光反射率に応じて予め設定された
少なくとも2種類の波長の光の内で、感光体上に形成さ
れたトナー像のカラーに応じた波長の光がトナー像に向
けて発光され、トナー像からの反射光を受光して受光光
量に応じたレベルの受光信号が出力され、この受光信号
に基づいて感光体上に形成されたトナー濃度が判別され
ることにより、シアン、マゼンタ及びイエローのトナー
濃度が精度良く検知されることとなる。
【0014】また、請求項2記載のカラートナー濃度検
知装置において、上記発光手段は、シアントナーの分光
反射率に応じた短波長の可視光を発光する第1発光素子
と、イエロートナーの分光反射率に応じた長波長の光を
発光する第2発光素子とを備えたもので、上記発光制御
手段は、上記シアンのトナー像に向けて上記第1発光素
子を発光させ、上記マゼンタ及びイエローのトナー像に
向けて上記第2発光素子を発光させるものである(請求
項3)。
【0015】この構成によれば、シアンのトナー像に向
けてシアントナーの分光反射率に応じた短波長の可視光
を発光する第1発光素子が発光され、マゼンタ及びイエ
ローのトナー像に向けてイエロートナーの分光反射率に
応じた長波長の光を発光する第2発光素子が発光される
ことにより、受光手段の受光光量が増大し、これによっ
て、シアン、マゼンタ及びイエローのトナー濃度が精度
良く検知されることとなる。
【0016】また、請求項3記載のカラートナー濃度検
知装置において、上記第1発光素子として青色LEDを
備え、上記第2発光素子として赤色LEDを備えたもの
である(請求項4)。
【0017】この構成によれば、シアンのトナー像に向
けてシアントナーの反射率が高い波長域である青色の光
が発光され、マゼンタ及びイエローのトナー像に向けて
マゼンタ及びイエロートナーの反射率が高い波長域であ
る赤色の光が発光されることにより、受光手段の受光光
量が増大し、これによって、シアン、マゼンタ及びイエ
ローのトナー濃度が精度良く検知されることとなる。
【0018】また、上記請求項4の構成において、上記
第1発光素子として、青色LEDに代えて青緑色LED
を備えてもよい。この構成によれば、同様にシアンのト
ナー濃度が精度良く検知されることとなる。
【0019】また、上記請求項4の構成において、上記
第2発光素子として、赤色LEDに代えて赤外LEDを
備えてもよい。この構成によれば、同様にマゼンタ及び
イエローのトナー濃度が精度良く検知されることとな
る。
【0020】また、請求項1〜4のいずれかに記載のカ
ラートナー濃度検知装置と、判別されたトナー濃度に応
じて予め設定された画像形成条件を変更する制御手段と
を備えたものである(請求項5)。
【0021】この構成によれば、判別されたトナー濃度
に応じて予め設定された画像形成条件が変更されること
により、精度良く検知されたトナー濃度に基づいて画像
形成条件の変更が好適に行われることとなる。
【0022】上記請求項5の構成において、上記制御手
段は、感光体を帯電させる帯電手段を制御して感光体の
帯電電位を変更するものであってもよい。この構成によ
れば、トナー濃度に基づいて、画像形成条件として感光
体の帯電電位が好適に変更されることとなる。
【0023】また、上記請求項5の構成において、上記
制御手段は、感光体上に形成された静電潜像を現像する
現像手段を制御して現像バイアス電位を変更するもので
あってもよい。この構成によれば、トナー濃度に基づい
て、画像形成条件として現像手段の現像バイアス電位が
好適に変更されることとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】図8は本発明に係る画像形成装置
の一実施形態の内部構成図である。本実施形態はカラー
ディジタル複写機で、その装置本体1は、下部に配設さ
れた給紙部10と、その右上方に配設された像形成部3
0と、その左方に配設された用紙排出部60と、上部に
配設された画像読取部70と、制御部80とを備えると
ともに、上面中央に配設されたコンタクトガラス2と、
コンタクトガラス2上の原稿3を押える原稿押え4と、
コンタクトガラス2の左方、すなわちホームポジション
側に設けられた基準濃度パターン5と、上面適所に配設
された操作表示パネル6とを備えている。
【0025】この基準濃度パターン5は、ベタ画像パタ
ーンからなり、後述するように、原稿とは別に走査して
トナー濃度検知を行うためのものである。
【0026】操作表示パネル6は、複写部数を設定する
ためのテンキー、複写動作を開始させるためのプリント
キー等の操作スイッチ群を備えるとともに、複写条件等
を表示するための液晶表示部を備えている。
【0027】給紙部10は、転写紙を収納する給紙カセ
ット11,12と、この給紙カセット11,12の右端
部に配設された給紙ローラ13,14と、給紙カセット
11,12から像形成部50に転写紙を案内するガイド
板15〜18と、ガイド板15〜18の適宜の中間位置
に配設された搬送ローラ対19,20と、画像データ出
力部70と同期して駆動されるレジストローラ対21と
を備えており、給紙カセット11,12は、それぞれ上
方に付勢された用紙載置板を備え、この用紙載置板上に
転写紙が積層載置されるようになっている。
【0028】画像読取部70は、コンタクトガラス2上
の所定位置に載置された原稿3の画像情報を読み取るも
ので、露光ランプ71と、反射板72と、反射鏡73
a,73b,73cと、レンズ部74と、撮像部75と
を備え、撮像部75は、ラインセンサ76と、画像処理
回路77とを備えている。
【0029】露光ランプ71、反射板72及び反射鏡7
3aと、反射鏡73b,73cとはそれぞれ所定速度
V,V/2で図中、左右方向に往復移動するように構成
されており、この往動時に原稿画像の走査を行い、この
走査された画像がレンズ部74によってラインセンサ7
6上に結像するようになっている。
【0030】ラインセンサ76は、ライン状に配列され
た多数のCCDなどからなり、それぞれ露光ランプ71
により照明されたカラー原稿の微小領域(画素)からの反
射光を受光する光電変換素子と、上記反射光の光路上に
配設され、加法混色における3原色である赤(R)、緑
(G)、青(B)に色分解するR,G,Bフィルタと、A/
D変換器とを備え、赤(R)成分、緑(G)成分および青
(B)成分の光強度に比例した3原色のアナログカラー画
像信号に光電変換するとともに、このアナログカラー画
像信号を所定ビット数(例えば8ビット)のディジタルの
カラー画像データR,G,Bに変換するものである。
【0031】画像処理回路77は、4ページ分のページ
メモリを内蔵し、カラー画像データR,G,Bをそれぞ
れの補色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、すなわち減法混色における3原色の濃度に比例し
たカラー画像データC,M,Yに変換し、各カラー画像
データから黒の画像データ(K)を生成して各カラー画像
データC,M,Yを補正するなど所定の画像処理を施す
もので、得られた画像データC,M,Y,Kをそれぞれ
ページメモリに格納する。
【0032】像形成部30は、画像読取部70で読み取
られた原稿画像を転写紙に転写するもので、画像データ
出力部31と、図中、矢印方向に回転可能に支持された
感光体ドラム32及び転写ドラム33と、帯電装置34
と、現像装置35とを備えている。
【0033】画像データ出力部31は、レーザ発光器3
6と、ポリゴンミラー37と、反射鏡38とを備え、画
像読取部70からの画像データに応じてレーザ光を出力
することによって、感光体ドラム32上に静電潜像を形
成するものである。
【0034】レーザ発光器36は、上記各画像データ
C,M,Y,Kで変調されたレーザ光を出力するもの
で、ポリゴンミラー37は、この出力されたレーザ光を
主走査方向(レーザ光が感光体ドラム32の周面をドラ
ム軸と平行に走査する方向)に走査させるもので、反射
鏡38は、レーザ光を感光体ドラム32の露光位置に導
くものである。
【0035】感光体ドラム32は転写紙に転写すべき原
稿の画像を形成するもので、帯電装置34は感光体ドラ
ム32の表面を所定電位に帯電させるもので、現像装置
35は帯電した感光体ドラム32上に形成された原稿の
静電潜像にトナーを付着させて現像するものである。
【0036】転写ドラム33は、図略のギア機構によっ
て感光体ドラム32に同期して感光体ドラム32と等し
い周速で回転駆動されるように構成され、レジストロー
ラ対21によって2次給紙された転写紙を周面に静電吸
着した状態で感光体ドラム32に接した転写位置に搬送
するとともに、感光体ドラム32上に形成されたトナー
像を転写紙に転写させるものである。
【0037】また、像形成部30は、転写ドラム33の
内部であって感光体ドラム32の対向位置に配設され、
感光体ドラム32上のトナー像を転写紙に転写する転写
装置41と、この転写装置41より下流側であって転写
ドラム33の内部及び外部に配設され、転写後に転写紙
を分離する分離装置42と、この分離装置42の下流側
に転写ドラム33の外周面に近接して配設され、転写紙
を確実に分離させるための分離爪43と、感光体ドラム
32の転写位置より下流側の外周面に接して配設され、
残留トナーを除去するクリーニング装置44と、分離爪
43より下流側の転写ドラム33の外周面に接して配設
され、残留トナーを除去するクリーニング装置45とを
備えるとともに、感光体ドラム32の周面に対向する位
置であって現像装置35より下流側の適所(本実施形態
ではクリーニング装置44の直ぐ上流側)に配設された
トナー濃度センサ46(後述)を備えている。
【0038】現像装置35は、上下方向に配列された4
個の現像器51,52,53,54を備えており、各現
像器51〜54には、順にイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の現像剤が収
納されている。各現像器51〜54は、昇降機構55に
より昇降可能に配設された筐体56に固定されており、
この筐体56の昇降動作によって、各現像器51〜54
が順次感光体ドラム32に対向配置するように構成され
ている。
【0039】用紙排出部60は、右側(上流側)から順
に、転写後の転写紙を搬送する搬送ベルト61と、ヒー
タ62を内蔵する加熱ローラ63及び加熱ローラ63に
所要の圧力で付勢された加圧ローラ64からなり、転写
紙上のトナー像を転写紙に定着させつつ搬送する定着装
置65と、転写紙を排出トレイ66上に排出する排出ロ
ーラ対67とを備えている。
【0040】制御部80は、基準濃度パターン5によっ
て得られるトナー濃度の基準値や制御プログラムなどの
予め設定されたデータを記憶するROM81及びデータ
を一時的に保管するRAM82を備え、マイクロコンピ
ュータ等から構成され、このカラーディジタル複写機の
各部の動作を制御するもので、以下の〜の各機能を
有している。
【0041】操作表示パネル6の操作スイッチに対す
る操作を判別し、操作に応じて、その内容を表示させる
とともに、複写動作を行わせる機能。 画像読取部70により読み取られ、画像処理回路77
のページメモリに格納されている画像データに応じて、
像形成部30の各部を動作させる機能。
【0042】電源オン時又は一定の複写枚数毎に、基
準濃度パターン5によって得られるトナー像の濃度を判
別する機能。 判別したトナー濃度に基づいて、現像装置35の現像
バイアス電位、帯電装置34の帯電電位、画像処理回路
77の画像処理におけるパラメータの値等の画像形成条
件を変更する機能。
【0043】図2は上記トナー濃度センサ46を説明す
る図、図3〜図5はシアン、マゼンタ、イエローのトナ
ーの分光反射率特性図である。なお、図3〜図5中、破
線は各トナーの理想特性を示している。トナー濃度セン
サ46は、比較的短波長の可視光を発光する短波長可視
光LED91と、比較的長波長の光を発光する長波長L
ED92と、受光光量に比例した光電流を発生するフォ
トダイオード93とを備えている。
【0044】このトナー濃度センサ46は、図2に示す
ように、フォトダイオード93の受光面が感光体ドラム
32表面の法線に対して垂直になる向きに配置され、そ
の両側に短波長可視光LED91及び長波長LED92
が感光体ドラム32表面から同一距離の位置に配置され
て、各LED91,92からの光が感光体ドラム32の
表面で反射したときの拡散反射光がフォトダイオード9
3に受光されるように構成されている。
【0045】各トナーの反射率がピークとなる波長λ(n
m)は、図3に示すようにシアンが450≦λ≦500、図4に
示すようにマゼンタが620<λ、図5に示すようにイエ
ローが550<λになっている。
【0046】そこで、本実施形態では、短波長可視光L
ED91として、青色LED(例えば発光波長λ=450n
m)を採用し、長波長LED92として、赤色LED(例
えば発光波長λ=660nm)を採用している。
【0047】図1は本実施形態のトナー濃度検知におけ
る制御構成のブロック図で、トナー濃度センサ46、制
御部80、定電流回路83、信号処理回路84及びトラ
ンジスタQ1,Q2を備えている。
【0048】定電流回路83はLED91,92のアノ
ードにそれぞれ接続され、LED91のカソードはトラ
ンジスタQ1のコレクタに接続され、LED92のカソ
ードはトランジスタQ2のコレクタに接続されている。
トランジスタQ1のベースは制御部80の出力端子に接
続され、エミッタは接地されており、トランジスタQ2
のベースは制御部80の出力端子に接続され、エミッタ
は接地されている。
【0049】定電流回路83は、図略の電源回路の出力
電圧VCC(本実施形態では5V)から電力供給を受けて定
電流を生成するものである。信号処理回路84は、フォ
トダイオード93で発生する光電流を電圧に変換し、所
要のレベルに増幅し、ディジタル値にA/D変換して制
御部80に出力するものである。
【0050】制御部80は、トナー濃度の判別を行うべ
く、定電流回路83を動作させるとともに、トランジス
タQ1(Q2)のオンオフを制御してLED91(9
2)の発光を制御する。
【0051】次に、この構成におけるトナー濃度検知動
作について説明する。電源オン時又は一定の複写枚数毎
に、定電流回路83に制御信号が送出されて動作を開始
するとともに、画像読取部70により基準濃度パターン
5が走査され、得られた画像データに基づいて画像デー
タ出力部31によって感光体ドラム32上に形成される
静電潜像が、現像装置35によって現像されて基準濃度
パターン5に対応するトナー像が感光体ドラム32上に
形成される。
【0052】このとき、現像装置35の各現像器51〜
53により、順次イエロー、マゼンタ、シアンのトナー
像が感光体ドラム32上に形成され、各カラー毎に以下
のトナー濃度の判別が行われる。
【0053】すなわち、シアンのトナー像に向けて、ト
ランジスタQ1がオンにされることにより短波長可視光
LED91が発光する。また、マゼンタ及びイエローの
トナー像に向けて、トランジスタQ2がオンにされるこ
とにより長波長LED92が発光する。なお、各LED
91,92は、定電流が供給されることによって一定光
量で発光することとなる。
【0054】そして、各LED91,92の光が感光体
ドラム32上のトナー像で反射した拡散反射光をフォト
ダイオード93で受光することによってフォトダイオー
ド93に発生する光電流が電圧に変換され、所要レベル
に増幅され、ディジタル値に変換され、制御部80に入
力されて、この制御部80によりトナー濃度が判別され
る。
【0055】なお、このトナー濃度は、感光体ドラム3
2の表面にトナーが付着していないときに得られる値を
基準として判別される。
【0056】次いで、判別したトナー濃度に応じて画像
形成条件が制御される。例えば、判別したトナー濃度が
ROM71に記憶されている基準値より高いときは、感
光体ドラム32の帯電電位を上昇させ、又は現像装置3
5の各現像器51〜53の現像バイアス電位を低下させ
る。一方、判別したトナー濃度が基準値より低いとき
は、感光体ドラム32の帯電電位を低下させ、又は現像
装置35の各現像器51〜53の現像バイアス電位を上
昇させる。
【0057】また、判別したトナー濃度に応じて画像処
理回路77のパラメータの値が変更されることによっ
て、得られた画像データに対して、好適な画像処理が施
されることとなる。
【0058】図6は本実施形態によるシアンのトナー濃
度検知特性図で、感光体ドラム32上のトナー濃度ID
に対する制御部80のディジタル入力値を示している。
図7は図6の部分拡大図である。但し、ID=log(1/
R)、Rは感光体ドラム32表面における光の反射率で
ある。図6、図7において、本実施形態の短波長可視光
LED91による特性を実線で示し、比較のために従来
の赤外LEDによる特性を一点鎖線で示している。
【0059】本実施形態によれば、シアントナーの反射
率が高い波長域の光を発光する短波長可視光LED91
を採用することによって、図6、図7に示すように、I
D>1のトナー濃度が高いときでも、従来に比べてトナ
ー濃度の変化に伴うディジタル入力値の変化幅を増大す
ることができ、これによって、トナー濃度を高濃度領域
まで精度良く判別することができる。
【0060】また、マゼンタ及びイエローのトナーにつ
いても、各トナーの反射率が高い波長域の光を発光する
長波長LED92を採用することによって、同様の特性
を得ることができ、同様に、トナー濃度を高濃度領域ま
で精度良く判別することができる。
【0061】従って、精度良く判別されたトナー濃度に
基づいて、現像装置35の各現像器51〜53の現像バ
イアス電位、感光体ドラム32の帯電電位や、画像処理
回路77のパラメータの値等の画像形成条件を好適に変
更することができ、これによって画像品質を向上するこ
とができる。
【0062】また、従来のような赤外LEDを用いてい
ないので、特にAs2Se3系やアモルファスシリコン系の感
光体で問題となる赤外光による悪影響を除去することが
できる。
【0063】また、トナーの分光反射率特性に適合した
短波長可視光LED91及び長波長LED92を採用す
ることによって、各LEDの光に対するトナーの感度が
良好な分だけLEDの発光光量を低減することができ、
これによって感光体ドラム32の光疲労を低減すること
ができる。
【0064】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下の変形形態(1)〜(5)を採用することができ
る。 (1)短波長可視光LED91として、青色LEDに代え
て、青緑色LED(例えば発光波長λ=500nm)を採用し
てもよい。この形態によっても、上記実施形態と同様の
効果が得られる。
【0065】(2)長波長LED92として、赤色LED
に代えて、赤外LED(例えば発光波長λ=920nm)を採
用してもよい。この形態によっても、上記実施形態と同
様の効果が得られる。
【0066】(3)青色LEDの短波長可視光LED9
1、赤色LEDの長波長LED92に加えて、更に赤外
LEDを備え、シアントナーに向けて短波長可視光LE
D91を発光し、マゼンタトナーに向けて長波長LED
92を発光し、イエロートナーに向けて赤外LEDを発
光するようにしてもよい。この形態によっても、上記実
施形態と同様に、トナー濃度を精度良く判別することが
できる。
【0067】(4)基準濃度パターン5に代えて、予め設
定された強度のレーザ光をレーザ発光器36から発光さ
せ、これによって得られるトナー像の濃度を検知するよ
うにしてもよい。この場合には、レーザ光の設定強度を
ROM81に格納しておけばよい。この形態によれば、
基準濃度パターン5が不要になるので、その汚れなどの
虞れがなくなるとともに、ROM81に格納する設定強
度を調整するのみで、トナー濃度の判別に任意の濃度を
用いることができる。
【0068】(5)短波長可視光LED91及び長波長L
ED92に代えて、白色光を発光する発光手段と、青色
の光を透過する青色フィルタと、赤色の光を透過する赤
色フィルタとを備えるようにしてもよい。この形態によ
っても、上記実施形態と同様に、トナー濃度を精度良く
判別することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のカラートナーの分光反射率に応じて予め設定され
た少なくとも2種類の波長の光を感光体上のカラートナ
ー像に向けて発光し、感光体からの反射光を受光して受
光光量に応じたレベルの受光信号を出力し、この受光信
号に基づいて感光体上のトナー濃度を判別するようにし
たので、各カラーのトナー濃度を精度良く検知すること
ができる。
【0070】また、複数カラーとして減法混色における
3原色のシアン、マゼンタ及びイエローを採用すること
により、シアン、マゼンタ及びイエローのトナー濃度を
精度良く検知することができる。
【0071】また、シアンのトナー像に向けてシアント
ナーの分光反射率に応じた短波長の可視光を発光する第
1発光素子を発光させ、マゼンタ及びイエローのトナー
像に向けてイエロートナーの分光反射率に応じた長波長
の光を発光する第2発光素子を発光させることにより、
受光手段の受光光量を増大させることができ、これによ
って、シアン、マゼンタ及びイエローのトナー濃度を精
度良く検知することができる。
【0072】また、シアンのトナー像に向けてシアント
ナーの反射率が高い青色の光を発光させ、マゼンタ及び
イエローのトナー像に向けてマゼンタ及びイエロートナ
ーの反射率が高い赤色の光を発光させることにより、受
光手段の受光光量を増大させることができ、これによっ
て、シアン、マゼンタ及びイエローのトナー濃度を精度
良く検知することができる。
【0073】また、カラートナー濃度検知装置と、判別
されたトナー濃度に応じて予め設定された画像形成条件
を変更する制御手段とを備えることにより、精度良く検
知されたトナー濃度に基づいて画像形成条件の変更を好
適に行うことができ、これによって色ずれを防止するこ
とができ、画像品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態のトナ
ー濃度検知における制御構成のブロック図である。
【図2】トナー濃度センサを説明する図である。
【図3】シアントナーの分光反射率特性図である。
【図4】マゼンタトナーの分光反射率特性図である。
【図5】イエロートナーの分光反射率特性図である。
【図6】本実施形態によるシアンのトナー濃度検知特性
図である。
【図7】図6の部分拡大図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置の一実施形態の内部
構成図である。
【図9】従来のカラートナー濃度検知装置の検知特性図
である。
【符号の説明】
30 像形成部 31 画像データ出力部 32 感光体ドラム 34 帯電装置 35 現像装置 36 レーザ発光器 46 トナー濃度センサ 51〜54 現像器 77 画像処理回路 80 制御部(発光制御手段、判別手段、制御手段) 81 ROM 82 RAM 83 定電流回路 84 信号処理回路 91 短波長可視光LED(発光手段、第1発光素子) 92 長波長LED(発光手段、第2発光素子) 93 フォトダイオード(受光手段) Q1,Q2 トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された複数カラーのトナ
    ー像の濃度を検知するカラートナー濃度検知装置におい
    て、上記複数カラーのトナーの分光反射率に応じて予め
    設定された少なくとも2種類の波長の光を感光体上のト
    ナー像に向けて発光可能な発光手段と、この発光手段を
    制御して感光体上に形成されたトナー像のカラーに応じ
    た波長の光を選択的に発光させる発光制御手段と、上記
    トナー像からの反射光を受光して受光光量に応じたレベ
    ルの受光信号を出力する受光手段と、上記受光信号に基
    づいて上記感光体上に形成されたトナー濃度を判別する
    判別手段とを備えたことを特徴とするカラートナー濃度
    検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラートナー濃度検知装
    置において、上記複数カラーは、減法混色における3原
    色のシアン、マゼンタ及びイエローであることを特徴と
    するカラートナー濃度検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカラートナー濃度検知装
    置において、上記発光手段は、シアントナーの分光反射
    率に応じた短波長の可視光を発光する第1発光素子と、
    イエロートナーの分光反射率に応じた長波長の光を発光
    する第2発光素子とを備えたもので、上記発光制御手段
    は、上記シアンのトナー像に向けて上記第1発光素子を
    発光させ、上記マゼンタ及びイエローのトナー像に向け
    て上記第2発光素子を発光させるものであることを特徴
    とするカラートナー濃度検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のカラートナー濃度検知装
    置において、上記第1発光素子として青色LEDを備
    え、上記第2発光素子として赤色LEDを備えたことを
    特徴とするカラートナー濃度検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のカラー
    トナー濃度検知装置と、判別されたトナー濃度に応じて
    予め設定された画像形成条件を変更する制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
JP9140434A 1997-05-29 1997-05-29 カラートナー濃度検知装置及びこのカラートナー濃度検知装置を備えた画像形成装置 Pending JPH10333416A (ja)

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