JPS6391673A - 色分解機能を有する感光体を用いた複写機 - Google Patents

色分解機能を有する感光体を用いた複写機

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JPS6391673A
JPS6391673A JP23619186A JP23619186A JPS6391673A JP S6391673 A JPS6391673 A JP S6391673A JP 23619186 A JP23619186 A JP 23619186A JP 23619186 A JP23619186 A JP 23619186A JP S6391673 A JPS6391673 A JP S6391673A
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JP
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image
mode
color
toner
photoreceptor
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JP23619186A
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Satoru Haneda
羽根田 哲
Kunihisa Yoshino
吉野 邦久
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、色分解機能を有する感光体を用いた複写機に
関し、特に、感光体の特定の色分解機能部分には特定の
色トナーが付着するフルカラーモードと、特定の色分解
機能部分に前記特定の色トナー以外のトナーが付着する
高濃度モードとの画像形成工程を選択し得る複写機に関
する。
〔発明の背景〕
本発明者らは、先に上述のような複写機について種々の
発明を完成した(特願昭59−197680号。
同59−220385号、同60−224797号等)
。このような複写機は、原稿のフルカラー画像を複写す
るときは、フルカラーモードの画像形成工程を選択する
ことで色ずれのないカラー画像を再現することができ、
原稿の単色画像を複写するときは、高濃度モードの画像
形成工程を選択することで色分解機能を有しない感光体
を用いた複写機におけると同様の濃度、解像力の単色画
像を形成することができる。しかし、選択の切換を忘れ
て、フルカラー画像を高濃度モードで複写して単色画像
を記録したり、単色画像をフルカラーモードで複写して
濃度、解像力の劣る単色画像を記録したりすることが起
こる。
〔発明の目的〕
本発明は、上述のような複写機における問題を解消する
ためになされたものであり、原稿画像によって自動的に
画像形成工程のモードの切換がなされる色分解機能を有
する感光体を用いた複写機の提供を目的とする。
〔発明の構成〕
本発明は感光体の特定の色分解機能部分には特定の色ト
ナーが付着するフルカラーモードと、特定の色分解機能
部分に前記特定の色トナー以外のトナーが付着する高濃
度モードとの画像形成工程を選択し得る色分解機能を有
する感光体を用いた複写機において、原稿台上の原稿が
予めカラーセンサで走査され、その情報に基いて前記フ
ルカラーモードか高濃度モードかの画像形成工程が自動
的に選択されることを特徴とする複写機にあり、この構
成によって上記目的を達成する。
〔実施例〕
以下、本発明を図示例によって説明する。
第1図乃至第8図はそれぞれ本発明複写機に用いられる
感光体の層構成の例を模式的に示す部分断面図、第9図
乃至第11図はそれぞれ感光体の色分解機能素子の分布
形状の例を示す部分平面図、第12図は較発明複写機の
例を示す構成概要図、第13図は本発明↑へ写機の操作
パネルの例を示す部分平面図、第14図はフルカラーモ
ードの画像形成工程説明図、第15図はフルカラーモー
ドの画像形成工程における感光体表面の電位変化グラフ
、第16図は原稿台上の原稿をカラーセンサで走査する
例を示す原稿台部分平面図、第17図及び第18図はカ
ラーセンサ装置の例を示す側面図及び平面図、第19図
は本発明複写機に用いられる現像装置の例を示す概要構
成図、第20図及び第21図は現像バイアスの交流成分
の電圧及び周波数と現像濃度との関係を示すグラフ、第
22図は磁石体の回転速度と現像濃度との関係を示すグ
ラフ、第23図は本発明複写機の他の例を示す構成概要
図、第24図は第23図の複写機に用いられる特定光−
様露光装置の例を示す断面図である。
本発明複写機は、画像形成部が第1図乃至第8図に示し
たような層構成からなる感光体を用いる。
第1回乃至第5図の感光体は、アルミニウム。
鉄、ニッケル、銅等の金属あるいはそれらの合金等を用
いて円筒状、無端ベルト状等必要に応じて適宜の形状、
構造に形成され、接地電極とされる導電基体1上に、硫
黄、セレン、無定形シリコンまたは硫黄、セレン、テル
ル、ヒ素、アンチモン等を含有する合金等の光薄電体、
あるいは亜鉛。
アルミニウム、アンチモン、ビスマス、カドミウム、モ
リブデン等の金属の酸化物、ヨウ化物、硫化物、セレン
化物等の無機元厚電体、あるいはビニルカルバゾール、
アントラセンフタロシアニン。
トリニトロフルオレノン、ポリビニールカルバゾール、
ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン等の有機光
導電性物質をポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニ
ール、ポリカーボネート、アクリル樹脂、シリコン樹脂
、フッ素樹脂。
エポキシ樹脂等の絶縁性バインダ樹脂中に分散した有機
光導電体から成る光導電層、あるいは電荷発生層と電荷
移動層とからなる機能分離型の光導電層2を設け、その
上に色分解機能素子である青(B)、緑(G)、赤(R
)等のフィルタの分布層3aを含む透光性絶縁層3を設
けた構成からなる。そして、第1図の感光体は、光導電
層2上に直接、印刷、蒸着、フォトレジスト等の手段に
よって、それぞれ色分解フィルタを形成するための顔料
や染料等の着色剤を加えて着色した樹脂等の絶縁性物質
を第9図乃至第11図に示したようなパターンに付着さ
せて、フィルタ分布層3aから成る透光性絶縁層3を形
成したもの、第2図の感光体は、光導電層2上に、従来
の色分解機能を有しない三層構成の感光体と同様に、透
明絶縁層3bを形成して、その上に第1図の感光体と同
様にフィルタ分布層3aを形成したものであり、この場
合の透光性絶縁層3はフィルタ分布層3aと透明絶縁層
3bとから成る。第3図の感光体は、第2図の感光体の
上にさらに透明絶縁層3Cを設けること、あるいは、透
明な樹脂等の絶縁性フィルムに印刷や染着等の手段でフ
ィルタ分布層3aを設け、そのフィルムを透明な絶縁性
の接着剤または粘着剤により光導電層2上に貼り付ける
ことによって得られ、後者の方法によれば安価に製造さ
れる。この場合の透明絶縁層3Cは、フィルタ分布層3
aが画像形成工程で発生するオゾン等により劣化するこ
とを防止するための、保護層になって接着層になってい
る。第4図の感光体は、第1図の感光体の上に保護層と
しての透明絶縁層3Cを設けたものである。第2図や第
4図の感光体は、円筒状の場合、フィルタ分布層3aを
設けたフィルムを光導電層2上に巻き付けて機械的手段
で固定したものも含み、これによれば、フィルタ分布層
3aの交換を簡単に行うことができる。第5図の感光体
は、従来の色分解機能を有しないドラム状の三層構成の
感光体にフィルタ分布N3aを有する樹脂等から成るス
リーブを被せて一体化したようなものである。この場合
もフィルタ分布層3aの交換が簡単にできる。この場合
のスリーブと内部の感光体の間隙gは、フィルタセルの
像がぼけて透明絶縁層3bや光導電N2に投影されるこ
とがないように、狭くすることが好ましい。
以上の感光体は、帯電と像露光や特定光の一様露光等が
いずれもフィルタ分布層3aを含む透光性絶縁層30面
に対して行われるものであるが、第6図の感光体は、帯
電と露光とがそれぞれ反対面に対して行われるものであ
る。第6図の感光体は、光導電層2の一方の面に不透明
若しくは透明の絶縁層4を設け、他方の面に接地電極と
される透光性導電層1′とその上にフィルタ分布N3a
を含む透光性絶縁層3を設けたものであり、帯電は絶縁
層4の面に対して行われ、像露光や特定光の一様露光は
フィルタ分布N3 aを含む透光性絶縁層30面に対し
て行われる。透光性導電層1′は、例えば金属の蒸着に
よって形成される。7以上の感光体は、フィルタ分布1
3aによって色分解機能を有するが、第7図及び第8図
の感光体は、光導電層2が色分解機能を有するものであ
る。
第7図の感光体は、光導電N2が例えばそれぞれ青(B
)、緑(G)、赤(R)に特に感度を有すると言った分
光感度分布の異なる色分解セル2B、2G、2Rの第9
図乃至第11図に示したような分布から成り、その上に
透明絶縁層5が設けられたものであり、第8図の感光体
は、光導電層2が電荷発生層2aと電荷移動層2bの積
層により構成され、そのうちの電荷発生層2aが分光感
度分布の異なる色分解セル2B、2G、2Rの第9図乃
至第11図に示したような分布から成っていて、その上
に透明絶縁層5が設けられたものである。第7図、第8
図の感光体も第1図乃至第5図の感光体と同様、透明絶
縁層50面に対して帯電と露光が行われるものである。
色分解フィルタや光導電層の色分解セルの形状や配列は
特に限定されるものではないが、パターン形成が容易な
点で第9図に示したようなストライブ状分布が好ましく
、繊細な多色画像の再現が行われる点で第10図や第1
1図に示したようなモザイク状分布のものが好ましい。
そして、フィルタ等の配列の方向は、モザイク状分布の
ものは勿論のこと、ストライプ状分布のものも、感光体
の拡がり方向のどの方向を向いてもよい。即ち、例えば
、感光体が回転するドラム状感光体の場合に、ストライ
プの長さ方向が感光体の軸に平行でも、直角でも、ある
いはヘリカルでもよい。フィルタ等の個々のサイズは、
太き(なり過ぎると、画像の解像度や色再現性が低下し
て画質が劣化するし、反対に、小さくなり過ぎてトナー
粒子の粒径と同程度あるいはそれ以下になると、隣接し
た他の色部分の影密を受は易くなり、また、フィルタの
分布パターンの形成が困難になる。そのため、サイズは
、図にlで示した長さが10〜500 pmとなる幅あ
るいは大きさであることが好ましい。
第12図の複写機は、第1図乃至第5図あるいは第7図
または第8図のような層構成を有する′ドラム状の感光
体6を用いるものである。これに対し、第6図のような
感光体を用いる複写機は、以下述べる像露光や一様露光
等の露光を感光体の内側面に行うようにしている点が異
なるが、それ以外の画像形成や転写記録等が行われる状
況は変わらない。
第12図の複写機は、第13図に示したような操作パネ
ル7が設けられており、フルカラーボタンと高濃度モー
ドではそれぞれ青、緑、赤、黒。
Y、M、Cの単色モードがあって、操作パネル7でいず
れかの画像形成モードを指定して複写を行うことができ
、いずれのモードも指定しない場合は、原稿画像がフル
カラー画像か単色画像かによって自動的に適当な画像形
成モードを選択して複写を行う。
先ず、操作パネル7でフルカラーモードを指定した複写
について説明する。
共通の操作として、原稿を原稿台8上に所定の方法で載
置し、操作パネル7でコピー枚数指定を行い、必要に応
じて濃度つまみの位置を変える。
そして、フルカラーボタンを押し、コピースタートボタ
ンを押す。それによって感光体6が矢印方向に回転し、
帯電器9が感光体6の表面にコロナ放電を行って第14
図(1)に示したように帯電する。なお、第14図は、
感光体の光導電層2に硫化カドミウムのようなn型半導
体の光導電体が用いられており、したがって、帯電器9
のコロナ放電を正のコロナ放電とした例を示しているが
、光導電N2にセレン等のp型光導電体が用いられてい
る場合は、帯電等の正負の極性がすべて逆になるだけで
基本的な画像形成のプロセスは変わらない。また、感光
体6が第7,8図の感光体の場合も、第1〜6図の感光
体の場合と略同様に画像形成が行われるので、以下、透
光性絶縁層3を第7.8図の感光体の透明絶縁層5も含
める意味で単に絶縁N3として、感光体6が第1〜5図
の感光体の場合について述べる。
第14図〔1〕は、帯電器9の正のコロナ放電によって
感光体6の絶縁層3の表面に正電荷が与えられ、それに
伴って光導電層2と絶縁層3の境界面に負電荷が誘発さ
れて、その結果として感光体6の表面が電位Eのグラフ
に見るように一様の電位になることを示している。この
帯電において電荷の注入が困難であるような場合は、光
による一様照射を併用して電荷の注入を容易にすること
が行われる。
以上のように帯電した感光体6の表面に像露光装置10
が原稿0を白色光で走査露光した反射光を像露光Iとし
て入射し、それと同時に帯電器11が実質的に帯電器9
のコロナ放電と逆極性の交流もしくは直流のコロナ放電
を行い、さらに帯電器12が像露光Iの入射した面に帯
電器11と同様のコロナ放電を行う。これによって、感
光体6の帯電状態は第14図〔2〕に示したように変化
する。なお、第14図〔2〕は、像露光Iのうちの赤色
成分■8が入射したことによる変化を示している。すな
わち、赤色成分■えは絶縁層3のRフィルタ部分を透過
してその下方の光導電N2の部分を導電性にするから、
その部分においては、光導電層2の絶縁層3との境界面
の負電荷が消失する。これに対し、B、Gフィルタ部分
は赤色成分■8を透過しないから、その部分においては
光導電層2の負電荷はそのまま残留する。像露光Iの他
の色成分光についても同様である。このようにして絶縁
層3と光導電層2の境界面に各フィルタを透過した色成
分光の強弱に対応する電荷密度から成る一次潜像が形成
される。しかし、帯電器11のコロナ放電の作用により
、絶縁層3と光導電層2の境界面の電荷の多少にかかわ
らず、すなわち、像露光丁が入射されたか否かにかかわ
らず、感光体1の表面電位は電位Eのグラフに見るよう
に略零あるいは負電位の一定になる。これは、帯電器1
1のコロナ放電が感光体表面の電荷を境界面の電荷とバ
ランスさせるように帯電させるからであり、このままで
は−次潜像はトナーの付着する静電像としては機能しな
い。帯電器12はこの一次潜像形成面の電位をトナーの
付着しない電位に−層平滑化する。なお、像露光装置1
0は光学系または原稿台のいずれが往復動式であっても
、あるいは原稿通過式であってもよい。また、帯電器1
2を省略することもできる。
上述の一次潜像形成面に一様露光装置13Bが一様に青
色光L3を入射する。第14図〔3〕はこれによる電位
状態の変化を示している。すなわち、青色光LIIはR
,Gフィルタ部分は透過しないからそれらの部分には変
化を与えないが、Bフィルタ部分は通過してその下部の
光導電層2を導電性とし、それによってその部分の光導
電N2の上下界面における電荷が中和されて、その結果
Bフィルタ部分は絶縁層3の表面に先の像露光のうちの
青色の補色像を与える電位パターンすなわち静電像が電
位Eのグラフに見るように現れる。なお、−様露光装置
13Bは青色光の発光ランプを用いたものでも、白色光
ランプと白色光から青色光を選択的に透過するフィルタ
の組合せを用いたものでもよい。後述する一様露光装置
13Gや13Rも同様である。
青色光の一様露光で形成された静電像を負に摩擦帯電す
るイエロートナーを収納した現像装置14Yで現像する
。第14図〔4〕は現像した状態を示している。すなわ
ち、イエロートナ・−丁Yは、青色光り、による−様露
光によって電位が変化したBフィルタ部分にのみ付着し
、電位が変化しないR,Gフィルタ部分には付着しない
。これによって感光体60表面にはイエロートナー像が
形成される。なお、現像は、現像装置14Yに第19図
に示したような現像装置を用いて、−成分もしくは二成
分現像剤の層を葛スリーブ上に感光体の表面を摺擦しな
い層厚に形成し、バイアス電源からスリーブに交流成分
を含むバイアス電圧を印加することによって現像域Aに
生ずる振動電界により現像域Aにおいてスリーブ上の現
像剤層からトナーを飛翔させて感光体6の静電像に付着
させる非接触現像条件によることが好ましく、現像剤は
、非磁性または磁性体を些かに含有するトナーと磁性キ
ャリヤの混合から成る二成分現像剤が好ましい。後述す
る現像についても同様である。これによれば、スリーブ
を接地もしくはフローティング状態にすること、または
バイアス電圧をトナーの帯電と逆極性にすることによっ
て簡単に不作動状態になし得る。
イエロートナーTYが付着したBフィルタ部分の電位は
それによって多少下がるが、なお電位Eのグラフに見る
ように高く、次にまた現像が行われるとトナーが付着し
て混色が生ずるようになる。
この混色を防止するために、イエロートナー像を形成さ
れた感光体6の表面に、帯電器15Yが帯電器11と同
様のコロナ放電を行って、第14図〔5〕の特に電位E
グラフに見るように、Bフィルタ部分の電位を下げて表
面電位をトナーの付着しない電位に平滑化する。
表面電位を平滑化された感光体6の表面に、今度は一様
露光装置13Gが一様に緑色光LGを入射する。これに
より第14図〔6〕に見るように今度はGフィルタ部分
に電位パターンが現れる。この電位パターンをマゼンタ
トナーを収納する現像装W 14 Mによって現像する
と、マゼンタトナ4゜Gフィルタ部分にのみ付着して第
14図〔7〕に見るようにマゼンタトナー像が形成され
る。これによって2色のトナー像が感光体6上で合成さ
れる。さらに、この像形成面に帯電器15Mによってコ
ロナ放電を行い、第14図〔8〕に見るように表面電位
を平滑化する。続いてこの電位を平滑化された像形成面
に今度は一様露光装置13Rが一様に赤色光り、を入射
する。原稿画像がフルカラーの場合は、今度はRフィル
タ部に電位パターンが現れるから、この電位パターンを
シアントナーを収納する現像装置14Cで現像すると、
Rフィルタ部分のみに付着したシアントナーから成るシ
アントナー像が形成される。これによって、感光体6上
にイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像の合成からな
るフルカラー画像が色ずれや混色による色にごすな(形
成される。
第16図は、以上の工程における感光体6の表   ゛
面電位変化を示しており、横軸の符号は画像形成手段を
示し、電位変化曲線のB、G、R部分はそれぞれB、G
、Rフィルタ部分の表面電位変化を示している。
以上の画像形成工程において、原稿画像が赤色画像であ
り、したがって像露光Iが第14図〔2〕に例として示
したような赤色成分!、のみから成る場合は、赤色成分
1つの入射したRフィルタ部分には電位パターンは現れ
ず、したがって、現像装置14Cで現像してもシアント
ナーは付着しない。
すなわち、この場合は、イエロートナー像とマゼンタト
ナー像の合成からなる赤色画像が形成される。同様に、
像露光Iが緑色成分光または青色成分光のみから成る場
合は、それぞれ、シアントナー像とイエロートナー像の
合成からなる緑色画像またはシアントナー像とマゼンタ
トナー像の合成からなる青色画像が形成される。また、
原稿画像がイエロー、マゼンタ、シアンの単色画像の場
合は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像
から成る単色画像が形成される。
以上の画像形成工程による原稿画像の再現を第1表に纏
めて示す。第1表中符号r C:) Jは感光体の絶縁
N3と光導電層2の境界面に電荷密度の像パターンがで
きること、符号rOJは感光体表面に像状の電位パター
ンが現れること、符号「o」はトナー像が形成されるこ
とをそれぞれ示し、符号「↓」は上欄の状態がそのまま
維持されていること、空欄は像の存在しない状態を示し
ている。
また、付着トナー欄の「−」はトナーが付着していない
こと、Y、M、Cはそれぞれイエロートナー、マゼンタ
トナー、シアントナーが付着していることを示している
以上の工程で形成されたトナー像は、転写前帯電器16
によって転写し易くされ、給紙装置17から送り込まれ
て来る複写紙Pに転写r518によって転写される。こ
の場合、現像装W 14 Gと転写前帯電器1Gの間に
配置された画像形成手段は不作動状態の侭に置かれる。
転写以後の工程は各モードに共通で、トナー像を転写さ
れた複写紙Pは、分離器19によって感光体6から分離
され、搬送手段20によって定着器21に送られてトナ
ー像を定着され、機外に排出される。
トナー像を転写した感光体6の表面は、露光と放電とを
行う除電器22によって除電され、クリーニング装置2
3によって残留トナーを除去されて、再び次の像形成が
行われる状態に戻る。そして、コピー枚数が1枚の場合
は、クリーニングが完全に行われて、最初の始動時と同
一位相になっ成工程が行われると言った王台にコピー枚
数だけ繰返され、最後はコピー枚数が1枚の場合と同様
に感光体6が停止する。このように感光体6の停止位相
すなわち始動位相を一走屯たのは、色分解層がエンドレ
スでないから、その継目に画像形成が行われることを避
けるためであり、色分解層をエンドレスに形成すること
ができれば、始動位相を一定にする必要はなくなる。
以上がフルカラーモードによる複写であり、これによっ
て得られる単色画像は、白黒画像の場合はイエロー、マ
ゼンタ、シアンのトナーが黒トナ合は感光体6のB、G
、Rフィルタ部分のうちの2種または1種のフィルタ部
分に付着したトナーによるものであるため、濃度や解像
力の不足して見られるものとなる。そこで、単色画像を
記録する場合は、操作パネル7のフルカラーボタンを押
す代わりに、単色の所望の色ボタンを押して高濃度モー
ドによる複写を行う。なお、フルカラーモードの画像形
成工程を、現像装置14Cでシアントナー像を形成した
後、さらに帯電器15Cで帯電器15Yや15Mと同様
にトナー像形成面の電位の平滑化を行い、その平滑化面
に一様露光装置13にでB。
G、Rフィルタ部分を通過してその下方の光導電層2を
導電性にする白色光等を一様に入射し、それによって−
次潜像からB、G、Rフィルタ部分に引き出された電位
パターンを黒トナーを収納した現像装置14にで現像し
て、黒トナー像によりコントラストを高めたフルカラー
画像を形成するものにできる。帯電器15Cや一様露光
装置13には、このために設けられたようなものであり
、このようにしない場合は省略できる。このようなフル
カラーモードによって得られる単色画像も、濃度や解像
力が不足して見られるものであり、色の鮮明性が失われ
たものであったりする。
フルカラーボタンを押す代わりに、単色の黒またはCボ
タンを押してコピースタートボタンを押すと、−様露光
装置13Bの一様露光まではフルカラーモードと同様に
行われるが、現像装置14Y。
14Mや帯電器15Y、 15〜1が不作動状態に置か
れて、−次層像形成面にさらに一様露光装置13Gと1
3Rによる一様露光が行われる。これによって、−次潜
像から感光体6のB、G、Rフィルタ部分に電位パター
ンが引き出される。この電位パターンが、黒ボタンが押
された場合には現像装置14にで黒トナー像に現像され
、Cボタンが押された場合には現像装置14Cでシアン
トナー像に現像される。あとは、フルカラーモードの場
合と同様に、形成されたトナー像が複写紙Pに転写、定
着され、感光体6はクリーニングが完全に行われた段階
で停止する。これによって、色分解機能を有しない感光
体を用いた複写機におけると同様の濃度、解像力で白黒
画像またはシアン色画像が記録される。なお、黒ボタン
を押された場合は、−様露光装置13B、13G、13
R1現像装置14Y、14M、14C1帯電器15Y、
15M、15Cを不作動にして、−次層像形成面に一様
露光装置13Kによる一様露光を行い、それによってB
、G、Rフィルタ部分に生じた電位パターンを現像装置
14にで現像するようにしてもよい。また、Cボタンを
押された場合、あるいは黒ボタンを押された場合も、以
下述べる他の色ボタンを押した場合の高濃度モードの画
像形成と同様に、感光体6の2回転でトナー像を形成す
るようにしてもよい。
フルカラーボタンを押す代わりに、単色の青。
緑、赤、Y、Mのいずれかのボタンを押してコピーボタ
ンを押すと、黒、Cのボタンを押した場合と同様に、−
様露光装置13B、13G、13Rによる一様露光が行
われ、それによって感光体のB、G。
R部分に生じた電位パターンは、感光体6の2回転目に
おいて、青の場合は現像装置14Mと14Cで、緑の場
合は現像袋f14Yと140で、赤の場合は現像袋W1
4Yと14Mで、Yの場合は現像装置14Yのみで、M
の場合は現像装置14Mのみでそれぞれ現像される。こ
の場合、感光体6の1回転目は帯電器9から12までの
画像形成手段と一様露光装置13B、13G、13R以
外はすべて不作動状態に置かれ、感光体6の2回転目は
現像を行う現像装置と転写前帯電器16等の転写に関係
する手段や除電器22等のクリーニングに関係する手段
以外はすべて不作動状態に置かれる。そして現像によっ
て形成されたトナー像はフルカラーモードの場合と同様
に複写紙Pに転写、定着され、感光体6はクリーニング
が完全に行われた段階で停止する。すなわち、この高濃
度モードにおいては、これまでのフルカラーモードや高
濃度モードとは違って、感光体6の2回転で1回の画像
形成工程が行われる。この高濃度モードの複写で、色分
解機能を有しない感光体を用いた複写機におけると同様
の濃度、解像力の青、緑、赤、イエロー、マゼンタ単色
画像が記録できる。なお、この場合、−様露光装置13
B、13G、13Rによる一様露光の代わりに、−様露
光装置13Kによる一様露光を行うようにしてもよい。
第2表は、以上の高濃度モードのうちのY、 M。
C1黒の画像形成工程を示しており、第3表は青。
緑、赤の画像形成工程を示している。第2表、第3表に
おいても第1表と同一符号は同一の状態を示し、第2表
における付着トナー欄のKは黒トナーが付着しているこ
とを示している。
以上のように操作パネル7の画像形成モード指定ボタン
で画像形成モードの指定を行うときは、原稿のフルカラ
ー画像を単色画像または単色画像を異なる色の単色画像
として記録したりするようなこともできるが、一方、指
定のし忘れや誤うた旨定によって、フルカラー画像を単
色画像に記録−たり、濃度や解像力の劣った単色画像を
記録しtす、予期しない色の単色画像を記録したりする
二とが起こる。そこで、第12図の複写機は上述つ問題
を解消するために、フルカラーや単色ボタンを押しても
、所定時間内に複写を行わなかった〕、図示してない電
源スィッチをオフした場合は、画像形成モードの指定が
解除され、次にモード指ゼを行わずに複写を行った場合
は、前述の画像形成工程に先立って画像種類検出装置2
4が原稿台8上の原稿0を走査して画像情報をA/D変
換回路を介して中央処理袋WCPUに入力し、CPUが
その情報に基いてフルカラーモードかいずれかの単色モ
ードかを選択し、その選択にしたがって前述のいずれか
のモードの画像形成工程を制御して、複写が行われるよ
うにしている。
図示例の画像種類検出装置24は、第16図に示したよ
うに90°往復回動する揺動腕25の先端部に第17.
18図に示したように白色光の投光源26とその光の原
稿0からの反射光を受光するカラーセンサ27が設けら
れていて、モード指定が行われることなくコピースター
トボタンが押されると揺動腕25が第16図の実線位置
から往復回動し、その往動時または復動時に投光源26
が原稿Oを照射して、カラーセンサ27が原稿0の画像
情報を出力するものである。投光源26は白色光ランプ
26aと投光反射笠26bとから成っており、カラーセ
ンサ27はB、G、Rのフィルタ配列27aとそれに対
応した光電素子配列27bとがら成っていて、原稿0か
らの反射光はレンズ28を介してカラーセンサ27に入
射する。そして、カラーセンサ27は、原稿0の画像の
色に対応して、それぞれB、G、Hのフィルタを透過し
た光を受ける光電素子の出力V、、V。、■8のあり「
1」、なし「0」の組合せにより第4表に示したような
信号をCPUに与える。
第   4   表 こ\で、光電素子の出力V、、V、、VRの「1」か「
0」かの判定は、信号「0」〜「7」が原稿色に対応す
るように、適当なレベルと比較して行われることは言う
までもない。
CPUは、カラーセンサ27からイ言号「7」と「0」
〜「6」のうちのいずれか一つを受けたときは、原稿O
の画像が信号「0」〜「6」に対応した単色画像と判断
し、対応した単色モードを選択して画像形成工程を制御
する。また、カラーセンサ27から信号r7Jと「0」
〜「6」のうちのいずれか二つ以上を受けたときは、原
稿0の画像がフルカラー画像と判断し、フルカラーモー
ドを選択して画像形成工程を制御する。以上に対しか白
紙と判断して、図示していないが操作パネル7に表示を
行ったりする。そして、この場合は、更めてコピースタ
ートボタンが押されると、表示を消して、使用頻度の高
い単色黒モードまたはフルカラーモードで画像形成工程
を制御する。これに限らず、カラーセンサ27からの信
号が「7」のみの場合も、単色黒モードまたはフルカラ
ーモードと判断して画像形成工程を制御するものであっ
てもよい。
第12図の複写機においては、以上のように自動的に画
像形成モードの選択がなされるから、モード指定ボタン
を押す必要が減少し、不適当なモードで複写が行われる
ことが少なくなる。そして、この効果を一層高めるため
に、操作パネル7のモード指定ボタンの上に覆いの開閉
蓋を設けるようにしてもよい。
第13図の操作パネル7には、以上の操作ボタン、表示
部のほか、コピー枚数表示部と指定枚数より少ないコピ
ーが行われた段階で複写機を止めるストップボタンと、
コピー枚数及びモードの指定を解消するクリアボタンと
、イエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像の濃度を
それぞれ調節するY、M、C,にのスライドボタンが設
けられており、このスライドボタンによる?m度の調節
を第19図乃至第22図によって説明する。
第12図の複写機における現像装置14Y〜14Kには
、第19図に示したような現像装置が用いられている。
この現像装置は、スリーブ141と、スリーブ141の
内部の周面にN、S磁極を有する磁石体142のうち、
少なくとも一方が回転して、磁石体142の磁力によっ
て現像剤溜り143からスリーブ141の表面に吸着さ
れた現像剤を矢印方向に搬送する。そして、現像剤の搬
送途中で層厚規制ブレード144により層厚を規制して
感光体6の表面を摺擦しない厚さの現像剤層を形成する
。現像剤には二成分現像剤が用いられており、この現像
の静電像に付着し、現像を行う。そのために、スされる
。なお、現像を行わない現像装置は、スリーブ141を
接地もしくはフローティング状態にされるか、あるいは
バイアス電圧の交流成分をカットされるか、さらにはス
リーブ141にトナーの帯電と逆極性の直流バイアス電
圧を印加される。これによって、スリーブ141上の現
像剤層を除去しなくても、現像を行うことはなく、感光
体6に形成されているトナー像を乱すこともない、した
がって、非現像時もスリーブ141や磁石体142の現
像剤搬送回転を続けることができるが、通常は非現像時
は回転を停止するようにしている。以上のような制御は
、勿論、CPUによって行われる。
現像域を通過した現像剤層はクリーニングブレード14
5によってスリーブ141上から除かれて現像剤溜り1
43に還元され現像剤溜り143にはトナーホッパー1
47からトナー補給ローラ148によってトナーが補給
され、現像剤溜り143の現像剤は攪拌手段146によ
って均一に攪拌されてトナーに第14.15図の例では
負の摩擦帯電が与えられる。
現像装置は、上述のような非接触現像を行うものに限ら
ず、現像剤層で感光体6の表面を摺擦する所謂磁気ブラ
シ現像を行うものも用いられる。
しかし、それでは、非現像時、現像装置を感光体6から
離間させるようにしたり、スリーブ141上の現像剤層
を除去したりすることが必要となり、また、先に形成さ
れているトナー像を後の現像で乱し易く、かぶりを生ぜ
しめずに現像濃度を制御することも難しい。現像剤も二
成分現像剤に限らず、−成分現像剤を用いることもでき
る。しかし、その場合は、トナーに含まれる磁性体によ
って色の鮮明性が損なわれたり、トナーの帯電制御やさ
らにはかぶり等を生ぜしめずに十分な濃度の現像を行う
制御が難しくなる。
非接触現像においては、スリーブ141に印加するバイ
アス電圧の交流成分の電圧や周波数を変えることにより
第20図や第21図に見るように現像濃度や階調性を変
えることができ、磁石体142の回転数を変えることに
よっても第22図に見るように現像濃度を変えることが
できる。
第20図は、現像バイアスの直流成分の電圧■Ilcを
100 Vに、交流成分の周波数fAcを1.5kHz
にして、交流成分の電圧■1を変えた場合の現像濃度の
変化を感光体の表面電位V、とVDcの差について示し
、第21図は、vDCを100vに、vACを1kVに
して、facを変えた場合の現像濃度の変化を(VP 
 VDC)について示している。また、第22図は、ス
リーブ141の矢印方向の回転数R3を73rpm、現
像バイアスをvI、cが100V。
vACが1.5 kV、 faeが2kHz、感光体の
表面電位v2を600vにして、磁石体1420回転数
を変えた場合の現像濃度の変化を示している。すなわち
、現像バイアスの■1やfAclあるいは■。、を変え
ること、または磁石体の回転数を変えること、それらを
組合せて変えることによって、現像濃度やjWm性を十
分に変えることができる。このうちでは、現像バイアス
のVaCやfACを変えることの方が簡単で十分な濃度
調整ができるので好ましい。
このほか、バイアス電圧のデユーティ比、スリーブの回
転数、現像剤層のN厚、スリーブ141 と感光体6の
間隙を変えることによっても現像濃度を変えることがで
きる。
操作パネル7のY、M、C,にのスライドボタンは、右
の位置にあるほど現像バイアスのvACが高くなるか、
あるいはfACが低くなるかして第20図あるいは第2
1回に見るように現像濃度を調節するものであり、画像
形成モードを指定ボタンで指定した場合も、カラーセン
サ27の情報により自動選択した場合も、このY、M、
C,にのスライドボタン位置が与えるバイアス条件でそ
れぞれ現像装置14Y、14M、14C,14Kによる
現像が行われることになり、これによってフルカラー画
像のカラーバランスや、青、緑、赤単色画像の色調や、
Y、M、C黒単色画像の濃度9階調性等を適当に変える
ことができる。
第23図の複写機は、感光体6の1回転につき1色のト
ナー像または青、緑、赤のトナー像のような重ね合わせ
現像のトナー像を形成して、フルカラー画像は感光体6
の複数回転で形成するものであり、個々の一様露光装置
13B〜13Kを設ける代わりに切換によって青、緑、
赤色光をそれぞれ入射する第24図に示したような一様
露光装置13を設け、また帯電器15Y〜15Gを省略
して帯電器12または11で感光体6の現像後の表面電
位の平滑化を行うようにして、小型、軽量、低コスト化
を達成したものである。この複写機におけるフルカラー
モードの画像形成は、−次層像形成までは第12図の複
写機と同じに行われ、そこで第24図に示した一様露光
装置13がフィルタFlO前のシャッタSRを解放し他
のシャフタSc、Stを閉じて白色光ランプの光をフィ
ルタFmにより青色光として一次潜像形成面に一様に入
射し、それによって形成された静電像を現像装置14Y
が第12図の複写機と同様イエロートナー像に現像し、
その現像面の電位が帯電器12または11によって平滑
化され、その平滑化面に一様露光装置13が今度はシャ
ッタS8を閉じ、フィルタFr、の前のシャンクScを
開放してフィルタFGにより白色光から緑色光を一様に
入射し、それによって形成された静電像を現像装置14
Mがマゼンタトナー像に現像し、その現像面の電位が前
と同様に平滑化され、その平滑化面に一様露光装置13
が今度はシャフタSGを閉じフィルタFR前のシャフタ
SK1を開放してフィルタF、Iにより白色光から赤色
光を一様に入射し、それによって形成された静電像を現
像装置14Cでシアントナー像に現像することで行われ
る。コントラストを付けるために、さらに、シアントナ
ー像の現像面の電位を帯電器12または11によって平
滑化しその平滑化面に一様露光装置13が全部のシャッ
タSll、SG、SIIを開放して青、緑、赤の光を一
様に入射し、それによって形成された静電像を現像装置
14にで黒トナー像に現像するようにしてもよい。この
ように、フルカラーモードの画像形成は、感光体6の3
回転あるいは4回転によって行われる。これに対して、
高濃度モードの画像形成は、−次層像形成面に一様露光
装置13が全部のシャフタSm、SG。
S、lを開放して青、緑、赤の光を一様に入射し、それ
によって感光体6のB、G、Rフィルタ部分に生じた静
電像をそれぞれ現像装置14Mと14C214Yと14
C,14Yと14Mまたは14Y、14M、14Cで現
像して、青、緑、赤の単色画像またはイエロー、マゼン
タ、シアンのトナー像を形成することにより行われる。
すなわち、色分解m能を有しない感光体を用いた複写機
におけると同様の濃度。
解像力の単色画像は、感光体6の1回転内で形成される
第23図の複写機においても、フルカラーモードや各色
高濃度モードの指定あるいは自動選択は、第12図の複
写機と同様に行われる。第23図においても第12図と
同一符号は同一機能部材を示しており、感光体6に形成
されたフルカラー画像や単色画像が複写紙Pに転写、定
着されて、感光体6の表面がクリーニングされるのは第
12図の複写機と同様に行われる。また、例えば、現像
装置14Yで現像されて、その面の電位が帯電器12ま
たは11で平滑化されるまでの途中の像形成手段や転写
、クリーニング等の手段が不作動状態に置かれることは
言うまでもない。
以下さらに、本発明の具体的実施例を示す。
実施例1゜ 第12図の複写機における感光体6を、Niから成る導
電基体1上にTeをドーピングしたことにより表層のT
eのυ1合が20wt%である厚さ40μmの5eTe
光導電体から成る光導電層2を設け、その上に厚さ20
μmの透明絶縁性フィルムにB、 G。
Rフィルタを印刷により第10図に示したlが200μ
mのモザイク状分布で設けたフィルムを透明の絶縁性接
着剤を用いて貼り付けた、第3図の層構成の矢印方向に
120 w/secの周速で回転するものとした。帯電
器9.11.12.15Y、15Mにはいずれもスコロ
トロンコロナ放電器を用いて、帯電器9は感光体6の表
面を−2,5kVに帯電し、帯電器11. 12.15
Y、 15Mは像露光■の入射面あるいは現像面の電位
を+200 Vに帯電するものとした。像露光装置10
は、光学系往復動式で原稿0を露光走査するものとし、
画像種類検出装置24は、第16図乃至第18図に示し
た構成から成り、操作パネル7のモード指定ボタンが押
されずにコピースタートボタンが押されると、感光体6
の回転や像露光装置10の露光走査に先立って揺動腕2
5が90°往復回動し、カラーセンサ27が第4表に示
した信号をCPUに出力するものとした。CPUは、カ
ラーセンサ27からの信号によって、先に述べたように
フルカラーモードか、いずれかの単色高濃度モードか、
原稿が白紙かの決定を行い、その決定にしたがって画像
形成工程を制御する。原稿が白紙の決定を行ったときの
制御は、操作パネル7上に表示を行い、図示してない原
稿台カバーが開放されたときは表示を消し、原稿台カバ
ーが開放されることなくコピースタートボタンが再び押
されたときは黒の高濃度モードによる画像形成を行うも
のとした。
−様露光装置13B、13G、13Rは、それぞれ青。
緑、赤の一様露光によって、白地部電位+200 V。
色部電位+100vの電位パターンを一次潜像から引き
出すものとした。
現像装置14Y、 14M、 14C,14Kには第1
9図に示した現像装置を用い、いずれの現像装置も非磁
性ステンレス類のスリーブ141の外径3oin。
感光体6との表面間隙0.5B、矢印方向の回転数10
0 rpm s Gf4石体142の磁極数12.磁極
がスリーブ1410表面に与える磁束密度最大900 
G 、矢印方向の回転数1100Orp 、現像剤には
平均粒径が10μmの10〜20μC/gに正帯電する
トナーと平均粒径が25μmの磁性体分散樹脂から成る
抵抗率10′3 Ω・値以上のキャリヤのトナーとキャ
リヤの重量混合比2:8の二成分現像剤を用いて、スリ
ーブ141上に0.3fl厚の現像剤層を形成して現像
を行うものとした。そして、スリーブ141に印加する
現像バイアスは、操作パネル7のY−にの濃度調節用の
スライドボタンのすべての位置を中央に設定した状態で
、指定ボタンによる指定の場合も、CPUによる自動選
択の場合も、共に画像形成モードによって次の通りとし
た。
フルカラーモードの場合:現像装置14Y、14M。
14CともVAC2kV、 fA、 2kHz 、  
Voc+150 V @Y、M、C単色モードの場合:
現像装置14Y。
14M、14CのいずれにおイテもVac 1.75 
kV。
fAc 2kHz 、 VDC+100 V 。
黒単色モードの場合:現像装置14にのVAc 1.5
kV、 fAc 2kHz 、  Voc+100 V
 。
青、緑5赤単色モードの場合:最初に現像を行う現像装
置のVacl、5 kV、 fAc2kH2、Vnc 
+100V、次に現像を行う現像装置のVAC1,5k
V、 fAc2kHz l Vac+150 V @な
お、フルカラーモードはY、M、C)ナー像の合成を行
って、黒トナー像の形成を行わないものとし、したがっ
て、帯電器15Cと一様露光装置13には省略し、高濃
度モードは一様露光装置13B〜13Rの一様露光を行
った後に14Y−14にのいずれかの現像装置または1
4Y〜14Cのいずれか二つの現像装置で現像を行うも
のとしている。
転写、定着、クリーニング等の条件はそれぞれ適当に設
定した。
以上の条件により、モード指定を行わずに、原稿をフル
カラー画像と青、緑、赤シアン、マゼンタ、イエローの
単色画像のものに取り換えて複写を行ったところ、いず
れの画像についても濃度。
解像力の再現性に優れた複写画像が得られた。また、フ
ルカラー画像の原稿を単色モード指定で複写を行い、単
色画像の原稿を異なる色の単色モード指定で複写を行っ
たが、いずれの場合も濃度。
解像力に優れた指定色の単色画像を記録することができ
た。
本発明の複写機は、以上の例に限ら・ず、高濃度モード
が例えば白黒画像の形成のみであっても、イエロー、マ
ゼンタ、シアントナーの代わりに例えば青、緑、赤のト
ナーを用いるものであっても、白黒画像をイエロー、マ
ゼンタ、シアントナーによる重ね合わせ現像で形成する
ようなものであってもよい。白黒画像を重ね合わせ現像
で形成する場合は、青、緑、赤の単色モードに対して、
三番目に現像を行う現像装置の現像バイアスをその前に
現像を行う現像装置の現像バイアスよりも現像濃度が高
くなる条件にする。これは、青、緑、赤の単色モードの
重ね合わせ現像と同様、先に現像したトナーの色はど転
写後に目立ち易いためである。そして、現像濃度を高く
するのは、■。、を変えることによるのが好ましい。■
DCを変えた場合は、VACやfACを変えた場合に比
較すると、階調性が変わらずに現像濃度が変化する。
〔発明の効果〕
本発明の複写機によれば、特にモード指定を行わなくて
も、原稿のフルカラー画像や単色画像に合わせて常に再
現性に優れた濃度、解像力を複写画像が得られると言う
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図はそれぞれ本発明複写機に用いられる
感光体の層構成の例を模式的に示す部分断面図、第9図
乃至第11図はそれぞれ感光体の色分解機能素子の分布
形状の例を示す部分平面図、第12図は本発明複写機の
例を示す構成概要図、第13図は本発明複写機の操作パ
ネルの例を示す部分平面図、第14図はフルカラーモー
ドの画像形成工程説明図、第15図はフルカラーモード
の画像形成工程における感光体表面の電位変化グラフ、
第16図は原稿台上の原稿をカラーセンサで走査する例
を示す原稿台部分平面図、第17図及び第18図はカラ
ーセンサ装置の例を示す側面図及び平面図、第19図は
本発明複写機に用いられる現像装置の例を示す概要構成
図、第20図及び第21図は現像バイアスの交流成分の
電圧及び周波数と現像濃度との関係を示すグラフ、第2
2図は磁石体の回転速度と現像濃度との関係を示すグラ
フ、第23図は本発明複写機の他の例を示す構成概要図
、第24図は第23図の複写機に用いられる特定光−様
露光装置の例を示す断面図である。 1・・・導電基体、    1′・・・透光性導電層、
2・・・光導電層、     3・・−透光性絶縁層、
3a・・・フィルタ分布層、 3b、3c・・・透明絶縁層、 4・・・絶縁層、      5・・・透明絶縁層、6
・・・感光体、     7・・・操作パネル、8・・
・原稿台、 9、11.12.15Y、 15M、 15C・・・帯
電器、10・・・像露光装置、 13、13B、 13G、 13R,13K・・・−様
露光装置、14Y、14M、14C,14K・・・現像
装置、15Y、 15M、 15C・・・帯電器、16
・・・転写前帯電器、  17・・・給紙装置、18・
・・転写器、     19・・・分離器、22・・・
除電器、     23・・・クリーニング装置、24
・・・画像種類検出装置、25・・・揺動腕、26・・
・投光源、     27・・−力ラーセンサ。 特許出願人  小西六写真工業株式会社l++−ゝ 第1図 第2図 第4図 第5図 第6図 第7図 第6図 第9図 第10図 第11図 第13図 第15図 第16図 第17図 第19図 第20図 VP −Voc    (volt) VP −Voc       (volt )替埜禦褥
      −

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光体の特定の色分解機能部分には特定の色トナ
    ーが付着するフルカラーモードと、特定の色分解機能部
    分に前記特定の色トナー以外のトナーが付着する高濃度
    モードとの画像、形成工程を選択し得る色分解機能を有
    する感光体を用いた複写機において、原稿台上の原稿が
    予めカラーセンサで走査され、その情報に基いて前記フ
    ルカラーモードか高濃度モードかの画像形成工程が自動
    的に選択されることを特徴とする複写機。
  2. (2)前記高濃度モードには感光体のいずれの色分解機
    能部分にも前記特定の色トナーまたは黒トナーのうちの
    いずれか一種類のトナーが付着するモードと前記特定の
    色トナーのうちのいずれか二種類のトナーが付着するモ
    ードとが含まれていて、このうちのいずれかのモードが
    前記高濃度モードの自動的選択によって選択される特許
    請求の範囲第1項記載の複写機。
JP23619186A 1986-10-06 1986-10-06 色分解機能を有する感光体を用いた複写機 Pending JPS6391673A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0437953U (ja) * 1990-07-27 1992-03-31
JPH04177268A (ja) * 1990-11-09 1992-06-24 Sharp Corp 自動原稿送り装置付フルカラー複写機

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