JPS6250855A - 像形成方法及びその装置 - Google Patents

像形成方法及びその装置

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JPS6250855A
JPS6250855A JP60192392A JP19239285A JPS6250855A JP S6250855 A JPS6250855 A JP S6250855A JP 60192392 A JP60192392 A JP 60192392A JP 19239285 A JP19239285 A JP 19239285A JP S6250855 A JPS6250855 A JP S6250855A
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JP
Japan
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image
color
photoreceptor
toner
potential
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JP60192392A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
羽根田 哲
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は、像形成方法及びその装置に関し、特に電子写
真法を用いて多色画像を形成する像形成方法及びその装
置に関する。
口、従来技術 電子写真法を用いて多色画像を得ることを目的として従
来多くの方式及びそれに使用する装置が数多く提案され
ているが、一般的には次のように大別することができる
。その1つは、感光体を用いた分解色数に応じて潜像形
成及びカラートナーによる現像を繰り返し感光体上で色
を重ねたり、あるいは現像の都度転写材に転写して転写
材上で色重ねを行っていく方式である。また他の方式は
分解色数に応じた複数個の感光体を有する装置を用い、
各色の光像を同時に各感光体に露光し、各感光体上に形
成された潜像をカラートナーで現像し、順次転写材上に
転写し色を重ねて多色画像を得る方式である。
これらの多色画像形成にあって、同一の操作条件で像形
成を行っても、感光体の経年変化、トナーの劣化、温度
や湿度等の環境の変化によって、得られる画像の品質が
変化する。そのため、原稿台裏面にモノクロの基準パン
チを設け、露光系によって感光体上に基$潜像を形成し
、その電位を測ったり、現像後トナー像の反射濃度を測
定し、帯電電位、露光量、現像バイアス、更に二成分系
トナーの場合にはトナー濃度の制御にフィードバックす
ることにより、一定の画像品質が得られるようにしてい
る。
ところで、前記の第一の方式では複数個の潜像形成、現
像過程を繰り返さねばならず、画像記録に時間を要し、
その高速化が極めて難しいことが大きな欠点となってい
る。また、感光体上でトナー像を重ねるものにあっては
、先に現像されたトナー付着部分における電位低下が十
分でないために、後に現像するトナーが本来付着すべき
でない先に現像されたトナー付着部分に付着して色にご
りが生じ易いと言った欠点もある。
第二の方式では複数の感光体を併行的に使用するため高
速性の点では有利であるが、複数の感光体、光学系、現
像手段等を要するため装置が複雑、大型化し、高価格と
なるため実用性がとぼしいと言った欠点がある。
また両方式とも複数回にわたる画像形成、転写を繰り返
す際の画像の位置合わせが困難で画像の色ずれを完全に
防止することが出来ないという大きな欠点を有している
ハ0発明に至る過程 これらの問題を根本的に解決するために、本発明者は先
に、感光体上に1回の像露光を行って多色像を形成する
ことができる装置を発明した。その装置は、導電性部材
と、光導電層と、相異なる複数種のフィルタを含む層を
有する感光体を用いて以下のように多色画像形成を行う
。すなわち、成し、その像形成面に特定光で全面露光を
与えることにより前記感光体の該フィルタ部分に電位パ
ターンを形成し、その電位パターンを特定色のトナーを
収納している現像装置によって現像し、単色トナー像が
形成される。続いて前回とは異なるフィルタ部分を透過
する光による全面露光と前回とは異なる色のトナーを収
納する現像装置による現像とを行うことにより、感光体
上に2色目のトナー像が形成される。以下、必要回数だ
け全面露光と現像を繰り返す。この結果、感光体の各フ
ィルタ部分にそれぞれ異なる色のトナーが付着して多色
画像が形成される(特願昭59−83096号及び同5
9−187044号参照)。この多色画像形成装置によ
れば、像露光が1度で済むので色ずれが生ずる惧れは全
くない。
前記従来の多色画像形成方式では、像露光による潜像形
成と、この潜像の現像とを色毎に行うので、前述したモ
ノカラー基準パッチの露光によって意される像情報に基
く操作条件の制御も各色毎に行えば良い。
然し、上記特願昭59−83096号及び同59−18
7044号の多色画像形成装置では、像露光は感光体の
1回転中に1回行うだけであるので、上記従来の制御方
法を適用すると、各色毎の像情報が加算された状態でし
か得られず、これから各色毎の像情報を分離して取出す
ことが困難である。
本発明者は、上記の事情に鑑み、上記特願昭59−83
096号及び同59−187044号の多色画像形成装
置に適用できる操作条件制御の方法について研究を重ね
、本発明をなすに至った。
二0発明の目的 即ち、本発明は、上記特願昭59−83096号及び同
59−187044号の多色画像形成装置が有する利点
をその侭保有し、感光体の経年変化、トナーの劣化、温
度や湿度等の環境変化に影口されることなく、常に良好
な品質の像を形成することができる像形成方法及びその
装置を提供することを目的としている。
ホ0発明の構成 本発明の第一の発明は、表面絶忌層を有すると共に面内
に於いて色分解機能を有する感光体を露光して基準潜像
を形成し、この基準潜像に基く情報によって像形成条件
を制御する像形成方法に係る。
本発明の第二の発明は、表面絶縁層を有すると共に面内
に於いて色分解機能を有する感光体に対向して、像露光
手段と;全面露光手段と;前記怒光体のうち、色分解さ
れた色成分に対応する部分に形成される基準潜像に基く
情報を検知する検知手段と;現像手段とが配され、前記
検知手段の検知結果に基いて像形成条件を制御する制御
手段を備える像形成装置に係る。
へ、実施例 以下、図示例を参照して本発明を説明する。
なお、図示例は総べて、色分解フィルタ(特定波長領域
の光のみを透過させるフィルタ)としてそれぞれ赤色光
、緑色光、青色光を透過する赤、緑、青の3種類のフィ
ルタと、それに対応する3種類の色トナーを用いた例を
示しているが、本発明はこのような色の組合せ種類数に
限定されるものではない。
第6図乃至第11図、第15図及び第16図はそれぞれ
本発明に用いられる感光体の構成を模式的に示した断面
図、第12図乃至第14図はそれぞれ感光体の絶縁層に
おけるフィルタ分布層のフィルタ配列例を示す平面図、
第3図及び第4図は本発明の方法を実施する装置の例を
示す概要構成図、第17図は本発明の方法の工程図、第
18図は感光体の表面電位が工程に従って変化する状態
を時系列的に示したグラフである。
第6図乃至第9図において、■はアルミニウム、鉄、ニ
ッケル、銅等の金属あるいはそれらの合金等を用いて円
筒状、無端ベルト状等必要に応じて適宜の形状、構造に
形成した導電性基体、2は硫黄、セレン、無定形シリコ
ンまたは硫黄、セレン、テルル、ヒ素、アンチモン等を
含有する合金等の光導電体、あるいは亜鉛、アルミニウ
ム、アンチモン、ビスマス、カドミウム、モリブデン等
の金属の酸化物、ヨウ化物、硫化物、セレン化物等の無
機光導電体、あるいはビニルカルバゾール、アントラセ
ンフタロシアニン、トリニトロフルオレノン、ポリビニ
ールカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニ
ルピレン等の有機光導電性物質をポリエチレン、ポリエ
ステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ール、ポリ酢酸ビニール、ポリカーボネート、アクリル
樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂等の絶
縁性バインダ樹脂中に分散した有機光導電体から成る光
導電層あるいは電荷発生層と電荷移動層とからなる機能
分離型光導電層、3は各種のポリマー、樹脂等と染料等
の着色剤によって形成された赤(R)、緑(G)、青(
B)等の色分解フィルタの分布層3aを含む絶縁層であ
る。第6図の感光体における絶縁層3は、それぞれ色分
解フィルタを形成するための着色剤を加えて着色した樹
脂等の絶縁性物質を光導電層2上に印刷等の手段によっ
て所定のパターンに付着させて形成したもの、第7図の
感光体における絶縁層3は、先に光導電層2上に従来公
知の手段によって透明絶縁層3bを形成し、その表面に
着色剤や着色した樹脂等を印刷、蒸着等の手段によって
所定のパターンに付着させて形成したもの、第8図の感
光体における絶縁層3は、第7図の絶縁層3上にさらに
従来公知の手段によって透明絶縁層3bを設けて形成し
たもの、第9図の感光体における絶縁層3は、光導電層
2上に着色剤を直接印刷、蒸着フォトエツチング等の手
段により所定のパターンに付着させたその上に、または
第6図の絶縁層3の上に、第8図の絶縁層3におけると
同様、透明絶縁層3bを設けて形成したものである。絶
8i層3の形成は、以上の例に限らず、先に色分解フィ
ルタの分布層3aを着するようにしたものでもよい。
また、感光体を、先に本出願人が提案した(特願昭59
−199547号)ような構造とすることができる。例
えば第1θ図に示すように、光導電層2の一方の面にw
A縁層3Cを設け、他方の面に透光性導電層1−2と色
分解フィルタからなる絶縁層3aとを順次被着して積層
した構造とする。透光性導電層1−2は、例えば金属を
蒸着して形成する。
この構造の感光体では、後述する帯電は絶縁層3C側か
ら電荷を注入して行い、像露光及び全面露光は色分解フ
ィルタからなる絶縁層3a側から行う。
また、第11図に示すように、例えばドラム状感光体に
あっては、光導電層2上に透明絶縁層3bを設け、その
上に微少間隙mdをおいてR,G、Bのフィルタからな
る層(前記層3aと同様の層)3−2を同軸に設けるこ
ともできる。即ち、フィルタを有しないドラム状感光体
に、微少間隙mdをおいてR,G、Bフィルタからなる
円筒体3−2を同軸に外嵌して一体にする。このような
構造とすることにより、第12図、第13図及び第14
図(詳細は後述する。)の構造のフィルタ層から任意の
ものを選択、交換して使用することができる。但し、間
隙mdは、フィルタセルの像が甚しくぼけて絶縁層、光
導電層に投影されることのないよう、余り大きくはとら
ないようにする。また、透明絶縁層3bとフィルタ層3
−2とは、完全に隔っておらず、互いに接触していても
良い。
絶縁層3における着色剤や着色した樹脂等の付着によっ
て形成される色分解フィルタの分布層3aは、R,G、
B等の微細なフィルタの形状やプ状分布のものが好まし
く、繊細な多色画像の再モザイク状分布のものが好まし
い。R,G、B等のフィルタの配列の方向は、モザイク
状分布のものは勿論のこと、ストライプ状分布のものも
、感光体の拡がり方向のどの方向を向いてもよい。すな
わち、例えば感光体が回転するドラム状感光体の場合に
、ストライプの長さ方向が感光体の軸に平行でも直角で
も、あるいはらせん状でもよい。
フィルタの種類もR,G、Bの3種類に限られず、他の
色の3種類例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)であってもよいし、またフルカラーでなく
2色カラー等に使用する場合は白色光透過部分と特定色
光(例えば、赤)透過部分が分布する色分解フィルタで
あってもよい。R(赤)、G(緑)、B(青)等のフィ
ルタの個々り過ぎてトナー粒子の粒径と同程度あるいは
それ以下になっても、隣接した他の色部分の影客を受は
易くなったり、フィルタの分布パターンの形成が困難に
なったりするので、図示例のような3種類のフィルタの
分布の場合、繰り返し配列の1サイクルの長さlが30
〜300 μmとなる幅あるいは大きさであることが好
ましい。フィルタの種類の数が変われば上述の長さlの
好ましい範囲も変るようになるのは勿論である。
なお、各フィルタは高抵抗であることが好ましい。低抵
抗である場合は間隙を設けたり、絶縁物を介在させるこ
とにより電気的に互いに絶縁させる。
前記のような色分解フィルタからなる層3aを設けず、
色分解機能を光導電層に付与した感光体を用いることも
できる。第15図及び第16図は先に本出願人が提案し
た(特願昭59−20108号)感光体の例を示す。第
15図の感光体は、4電性基体1上に所要の分光感度分
布を有する光導電部2R12G、2B、例えば赤(R)
、緑(G)、青(B)に感度のある光導電部を多数含む
光導電層2−2が設けられ、その上に透明絶縁層3bが
設けられてなっている。第16図の感光体は、導電性基
体1上に電荷移動層2−3bを設け、その上に分光感度
分布を異にする部分2B、2R,2Gからなる電荷発生
層2−3aを設け、更にその上に透明絶縁N3bを設け
た構造としである。第16図の感光体では、電荷発生層
2−3aと電荷移動層2−3bとによって光感電層2−
3が構成される。第15図の光導電層2−2及び第16
図の電荷発生層2−3aの平面的構造は、前述の色分解
フィルタからなる絶縁層と同様に、第12図、第13図
又は第14図に示したと同様の平面的構造で良い。
第3図の画像形成装置は、以上のような感光体から成る
ドラム状の感光体(像担持体)4を用いて、本発明の方
法により多色画像を形成するものである。すなわち、感
光体4が矢印方向に回転し、その表面を帯電器5が一様
電位に帯電し、その帯電面に、像露光装置6が白色光で
原稿を走査した反射光あるいは透過光を、交流または帯
電器5とは反対符号のコロナ放電を行う帯電器16で帯
電を与えながら、帯電器16のスリットを通して入射さ
せることに像露光を行うとと共に感光体4の表面電位を
概ね均一にする。引続き帯電器16と同様の帯電器26
によって感光体4の表面電位を完全に平1■にする。な
お、帯電器26は像露光装置6の帯電器I6に隣接して
その下流側に設け、両者を一体にしても良い。
次いでその帯電面に色露光袋97Bが青色光L8を一様
に入射し、それによって前述の像露光面に青色の補色像
を与える静電潜像が形成され、その静電潜像を現像剤に
イエロートナーを用いている現像装置8Yが現像し、現
像後の感光体4に像露光装置6の帯電器と同様のコロナ
放電を行う帯電器9Yが放電して感光体4の電位を平滑
化し、その電位平滑面に色露光装置7Gが緑色光Lcを
一様に入射して緑色の補色像を与える静電潜像を形成し
、その静電潜像を現像剤にマゼンタトナーを用いている
現像装置8Mが現像し、現像後の感光体4に帯電器9Y
と同様の帯電器9Mがコロナ放電を行って感光体4の電
位を平滑化し、その平滑化面に色露光装置7Rが赤色光
り、を一様に入射して赤色の補色像を与える静電潜像を
形成し、その静電潜像を現像剤にシアントナーを用いて
いる現像装置8Cが現像し、それによって感光体面にイ
エロー、マゼンタ、シアンの3色トナー像の重多色像を
定着されて機外に排出される。多色像をによって残留ト
ナーを除去されて再び次の多色像形成が行われる状態に
戻る。
前記ランプ7B、7G、7Rは特定光を照射するランプ
であるか、これら各々は第21図のようにB、G、Rの
三つの組合わせから成っていてもよい。
以上のように第3図の装置によって行われる本発明多色
画像形成方法の各工程を第17図によって更に説明する
。なお、第17図は感光体4の光導電層2に硫化カドミ
ウムのようなn型半導体の光導電体が用いられている例
について示し、第17図においても第6図乃至第9図と
同一符号は同一機能部材を示している。
第17図〔1〕は感光体4が回転して帯電器5の正のコ
ロナ放電によって一様に帯電させられた状態を示し、絶
縁層30表面には正電荷が生し、それに対応して光導電
層2と絶縁層3の境界面には負電荷が誘発されて、その
結果感光体4の表面は電位Eのグラフに見るような一様
の電位を示す。
第17図〔2〕は像露光装置6が上述の帯電面に入射す
る原稿像露光のうちの赤色成分LRによる帯電面の変化
を示し、赤色成分り、は絶縁層3のRフィルタ部分を通
過してその下方の光導電層2の部分を導電性にするから
、その部分においては、光導電層2の絶縁層3との境界
面の負電荷が消失し、絶縁層3の表面の正電荷も像露光
装置6の帯電器16、更に帯電器26による放電によっ
て消去させられて、電荷が存在しなくなる(原理を説明
する上から、赤色成分り、の強い部分を取り上げて述べ
ている。)。これに対し、G、Bフィルタ部分は赤色成
分L8を通過しないから、その部分においては光導電層
2の負電荷はそのまま残留し、放電器による放電が行わ
れても像露光袋vi6の位置を通過した後には、絶縁層
3の表面に光導電層2の負電荷によって正電荷が残る。
しかし、電荷が消滅したRフィルタ部分はもとより、電
荷が残っているG、Bフィルタ部分も正負の電荷による
感光体4の表面電位はバランスして電位Eのグラフに見
るように帯電器16.26によって殆んどOとなる。第
17図には省略して示していないが、像露光の緑色成分
や青色成分も同様の結果を与え、それらの積算された状
態が像露光装置6によって像露光の行われた状態であり
、この状態は静電像としては機能しない1次潜像が形成
された状態である。
第17図〔3〕は色露光装置7Bによって青色光LII
が上述の像露光面に一様に入射された状態を示している
。青色光り、は、R,Gフィルタ部分は通過しないから
それらの部分には変化を与えないが、Bフィルタ部分は
通過してその下部の光導電層2を導電性となし、それに
よってその部分の光導電層2の上下界面における電荷が
中和されて、その結果Bフィルタ部分は絶縁層3の表面
に先の像露光によって形成されたBの補色像を与える電
位が電位Eのグラフに見るように現われるようになる。
第17図〔4〕は青色光Lmの全面露光によって形成さ
れた静電潜像を負に帯電したBの補色のイエロートナー
TYを現像剤に用いている現像装置8Yによって現像し
た状態を示している。イエロートナーTYは、電位を示
しているBフィルタ部分にのみ付着し、電位を示さない
R,Gフィルタ部分には付着しない。これによって像担
持体4の表面には色分解の1色のイエロートナー像が形
成される。Bフィルタ部分の電位はイエロートナーTY
の付着によって下がるが、なお電位Eのグラフに見るよ
うに残って、次の現像においてこの部分に別のトナーが
付着し、色にごりを生せしめることが起り得る。
第17図〔5〕は、Bフィルタ部分に別のトナーが付着
することを防止するために、現像装置8Yによって現像
された感光体4の表面に帯電器9Yによりコロナ放電を
行った状態を示している。この帯電器9Yによる放電は
、帯電器5による強い放電とは異なってR,Gフィルタ
部分には殆んど影音を与えず、主としてイエロートナー
TYが付着しているBフィルタ部分の電位を下げる。し
たがって、感光体4の表面電位は電位Eのグラフに見る
ように一様に殆んどOを示すようになる。これによって
、次の現像工程でイエロートナーTYの付着しているB
フィルタ部分に別のトナーが付着することが防止され、
色にごりの発生が防止される。
そこで、このイエロートナー像を形成された第17図〔
5〕の感光体4の表面に色露光装置7Gによって緑色光
L6による全面露光が行われると、第17図〔3〕で述
べたと同様に、今度はGフィルタ部分に像電位が現われ
る。この静電潜像をマゼンタトナーを現像剤に用いてい
る現像装置8Mに部分にのみ付着して第17図〔4〕と
同様にマゼンタトナー像が形成される。これによって2
色のトナー像が重ね合せられたことになる。この像形成
面にも帯電器9Mによってコロナ放電を行い、マゼンタ
トナーの付着したGフィルタ部分の電位を下げ、その部
分に別のトナーが付着することを防止するようにする。
さらに、2色のトナー像が形成された感光体4の表面に
色露光装置7Rによって赤色光LRの全面露光が行われ
ても、今度はRフィルタ部分に像電位が現われないから
、その静電潜像がシアントナーを現像剤に用いている現
像装置8Cによって現像されずシアントナー像が形成さ
れない。この結果、色ずれや色にごりのない鮮明なイエ
ローとマゼンタからなる赤画像が感光体4上に形成され
る(第17図〔6〕、〔7〕、〔8〕)。
以上の工程を完了した結果、色ずれや色にごりのない鮮
明なカラー画像が感光体4上に形成される。
以上のように行われる三色分解法を利用したイエロー、
マゼンタ、シアントナーによる原稿画像の再現を下記表
に纏めて示す。表中符号「・二ひ」は感光体の絶縁層3
と光導電層2の境界面に電荷密度の像パターンができる
こと、符号「○」は感光体表面に像状の電位パターンが
現われること、符号「@」はトナー像が形成されること
をそれぞれ示し、符号「↓」は上欄の状態がそのまま維
持されていること、空欄は像の存在しない状態を示して
いる。また、付着トナー欄の「−」はトナーが付着して
いないこと、Y、M、Cはそれぞれイエロートナー、マ
ゼンタトナー、シアントナーが付着していることを示し
ている。
(以下余白、次頁に続く) さらに、第18図は感光体の各フィルタ部分B、G、R
における表面電位が上述の像形成プロセスに従って変化
する状況を示しており、横軸の5.16.26.7B、
8Y、9Y、7G、8M、9M、7R,8Cはそれぞれ
第1図あるいは第13図の同一符号部材が感光体4に対
して作用する工程を示し、B、G、Rは各フィルタ部分
の最高あるいは最低電位を示す。(上記プロセス間例え
ば−次帯電と二次帯電との間や全面露光と現像までの間
等は省略しである。) 上述の第17図は感光体4の光導電層2にn型光半導体
が用いられている場合の例を示しているが、光導電層2
にセレン等のP型光半扉体を用いることは勿論可能であ
り、その場合は、電荷の正負符号が総べて逆になるだけ
で基本的なプロセスは総べて同じとなる。なお、帯電器
5による感光体4への電荷注入が困難である場合は、光
による一様照射を併用してもよい。また、第17図〔2
〕の帯電後の感光体4の表面電位を殆んど0としたが多
少圧あるいは負に偏倚していてもかまわない。
第4図の多色画像形成装置は、感光体4の1回転で1色
のトナー像が形成されるものであり、切換えて用いられ
るB、G、Rの組合わせからなるランプ7によって全面
露光を行い、像露光装置6の放電器16を利用して現像
後の感光体40表表面位を均一にするものである点が第
3図の多色画像形成装置と異なる。この多色画像形成装
置においても、第3図の多色画像形成装置と同様に、第
17図について述べたと同じ像形成動作が行われ、色ず
れのない多色像や画像濃度と解像力に優れた単色住を形
成することができる。すなわち、例えば3色像を形成す
る場合は、感光体4を帯電器5によって帯電し、帯電器
16によって像露光を行うとともに表面電位を概ね均一
にし、更に帯電器26によって表面電位が平坦化された
後、感光体4の表面に、ランプ7の青色光で全面露光を
行い、それによって形成された電位パターンを現像装置
8Yが現像してイエロートナー像を形成する。このトナ
ー像は現像装置8M、8C18K、転写前帯電+9 器10、転写器12、分離器13、クリーニング装置徐
および帯電器5の作用を受けずに通過する。トナー像が
形成された感光体4は、帯電器16、及び26の位置に
達したときにコロナ放電を受けて表面電位が均一となり
、ランプ7の緑色光を受け、電位パターンが形成される
。続いて、これは現像装置8Mによって現像され、マゼ
ンタトナー像が形成される。同様にして電位パターンの
形成と現像ス、装置8Cによる現像が行われて、3色ト
ナー像が得られる。
本発明の画像形成方法における現像は磁気ブラシ法によ
って行うのが好ましく、現像剤はトナーのみから成る所
謂−成分現像剤、トナーと磁性キャリアを用いる二成分
現像剤のいずれも使用することができる。現像に当って
は磁気ブラシで直接摺擦する方法を用いてもよいが、特
に第2の現像以後は形成されたトナー像のtU傷を避け
るため現像剤層が感光体面に接触しない現像方式例えば
米国特許3,893,418号明細書、特開昭55−1
8656号公報、特願昭58−57446号、特願昭5
8−238295号、特願昭58−238296号の各
明細書に記載されているような方式を用いることが特に
好ましい。これらの方式の中でも、彩色を自由に選べる
非磁性トナーを含んだ二成分現像剤を用い、現像域に交
番電場を形成し感光体と現像剤層を接触せずに現像を行
うものが好ましい。現像剤層を実質的に感光体に接触さ
せずに現像を行うのは、感光体と現像装置の現像剤層を
搬送する現像スリーブとの間隙を現像域に運ばれる現像
剤層の層厚よりも広く設定することによる。
現像に用いるカラートナーは、通常トナーに用いられる
公知の結着用樹脂、有機無機の顔料、染料等の各種有彩
色、無彩色の着色剤及び各種の磁性体添加剤等からなる
、公知技術によって作られた静電像現像用トナーを用い
ることができ、キャリアとしては通常静電像に用いられ
る鉄粉、フェライト粉、それらに樹脂被覆を施したもの
あるいは樹脂中に磁性体を分散したもの等の磁性キャリ
ヤ等各種公知のキャリヤを用いることができる。
また本件出願人が先に出願した特願昭58−24966
9号、同240066号各明細書に記載された現像方法
が用いられてもよい。
ブラシ現像装置が好ましく用いられる。
第5図の現像装置は、現像スリーブ81と、現像スリー
ブ81の内部の周囲にN、S磁極を有する磁石体82の
うち、少なくとも一方が回転して、磁石体82の磁力に
よって現像剤溜り83から現像スリーブ81の表面に吸
着された現像剤を矢印方向に搬送する。そして、現像剤
の搬送途中で層厚規制ブレード84により搬送量を規制
して現像剤層を形成し、その現像剤層が感光体4に現像
スリーブ81の対向する現像域において感光体4の電位
パターンに従って現像する。現像に際しては現像スリー
ブ81に交流電源80a、直流電源80bからなるバイ
アス電a!X80によって現像バイアス電圧が印加され
る。また必要に応じて現像を行わない場合にも現像スリ
ーブ81からトナーが感光体4に移行したり、感光体4
からトナーが現像スリーブ81に移行したりすることを
防止するために現像スリーブ81にバイアス電圧を印加
してもよい。なお現像のoff時には、現像時(on時
)の交流バイアス成分をカントして直流バイアス成分の
みとするか、フローティング状態とするか、接地するか
、トナーと同極性の直流バイアスを印加するかあるいは
現像装置を像形成体から離間する。又これらの処置を併
用することもできる。85は現像域を通過した現像剤層
を現像スリーブ81から除いて現像剤溜り83に還元す
るクリーニングブレード、86は現像剤溜り83の現像
剤を攪拌して均一化すると共にトナーを摩擦帯電せしめ
る攪拌手段、88はトナーホッパー87からトナーを現
像剤溜り83に補給するトナー補給ローラである。
ヤリャから成る二成分現像剤でもよい。現像に当っては
、現像剤層すなわち、磁気ブラシで感光体面を直接摺擦
する方法を用いてもよいが、特に第2の現像以後は形成
されたトナー像の損傷を避けるため現像剤層が感光体面
に接触しない現像方式、例えば米国特許3,893,4
18号明細凹、特開昭55−18656号公報、特に特
願昭58−57446号、特願昭58−238295号
、特願昭58−238296号の各明細四に記載されて
いるような方式を用いることが好ましい。これらの方式
は、彩色を自由に選べる非磁性トナーを含んだ一成分あ
るいは二成分現像剤を用い、現像域に交番電場を形成し
静電像支持体と現像剤層を接触せずに現像を行うもので
ある。この非接触現像は、現像スリーブと感光体表面の
間隙を現像スリーブ上の現像剤層の層厚よりも大きく(
但し、両者間に電位差がない状態において、)設定して
、この間隙、層厚で上述のような各種条件で現像を行う
ものである。
現像に用いるカラートナーは、通常トナーに用いられる
公知の結着用樹脂、有機無機の顔料、染料等の各種有彩
色、無彩色の着色剤及び各種の磁性体添加剤等からなる
、公知技術によって作られた静電現像用トナーを用いる
ことができ、キャリヤとしては通常静電像に用いられる
鉄粉、フェライト粉、それらに樹脂被覆を施したものあ
るいは樹脂中に磁性体を分散したもの等の磁性キャリヤ
等各種公知のキャリヤを用いることができる。
また本件出願人が先に出願した特願昭58−24966
9号、同240066号明細書に記載された現像方法が
用いられてもよい。
本発明において、像露光後毎回の全面露光の前に現像が
行われた感光体の面を帯電処理するための帯電器として
は、偏倚したもしくは偏倚してない交流コロナ放電を行
う帯電器、あるいは直流帯電器が用いられる。特に直流
帯電器の場合、帯電ワイヤのみのコロトロン帯電器より
も帯電電位制御可能なグリッドをもつスコロトロン帯電
器の方が好ましく、帯電電位としては二次帯電同時像露
光工程終了時とほぼ同電位であることが好ましい。
例えば二次帯電同時像露光工程の終了特約0■で、トナ
ー付着部の電位が正に偏っている場合は、スコロトロン
帯電器のグリッドをほぼQV(例えば接地する)にし帯
電ワイヤには負の電圧を印加すればよい。
以上のような帯電処理の効果としては、像露光ナーが付
着した部分の残留電位を十分に低下させて、同じ部分に
別のトナーが付着することを防止する効果のほか、光感
電層の電位暗減衰による像担持体表面の電位の上昇の防
止効果と、後にトナー像が良好に転写されるように十分
な電荷量をトナーに与えると言った効果も得られる。こ
れについては、第3図、第17図について述べた本発明
の実施例と比較するため、現像装置8Yと8Mの直後の
帯電器9Yと9Mを除いた以外は同し条件で3色画像の
形成を行ったところ、得られた記録画像は色合いが悪く
て、原稿画像に比較すると非常に劣ったものであった。
それに対して、前述の本発明の実施例によった場合は、
原稿画像と殆んど同じ色合いの鮮明な色彩をもった記録
画像が得られただけでなく、トナーの転写率も上って、
クリーニング装置13に回収されるトナーの量も少なく
なると言う効果も得られた。
以上から明らかなように、像露光後及び全面露光前の帯
電処理工程は良好な多色画像を得るために極めて重要で
ある。
本発明では感光体に基準潜像を形成し、この基準潜像の
情報にWいて装置の作動条件を制御する。
その方法としては次のように分類することができる。な
お、以下の説明では、第3図の多色画像形成装置につい
て説明しているが、第4図の装置でも同様である。
(1)基!!潜像を基f$潜像形成用標準濃度パターン
部からの露光によって形成する。
(1−i)基準潜像が一つであって、これを特定色光に
よりB、G、Hに分解する。
(1−i −a)原稿台裏面に貼付けられた白黒の基準
潜像形成用標準C度パターンを露光して第一次潜像を形
成し、特定色光の1色光(例えば青色光)で全面露光、
次いでこの特定色光と他の特定色光の合成光(例えば青
色光と緑色光)で全面露光、更に3色光の合成光(青色
光、緑色光及び赤色光とからなる白色光)で順次全面露
光して第二次潜像を形成する。この潜像の電位は、第1
9図に示すように、例えば青色光露光による電位、次に
青色光と緑色光とによる電位が加算された電位、次に青
、緑、赤色光による加算された電位のパターンとなる。
白地の部分の電位はブランク値、例えばOvである。こ
の電位パターンを表面電位計で検知する。第20図に示
すように、表面電位計31は全面露光装置7Bと現像装
置8Yとの間に設けである。同図中、51は原稿台53
の裏面に貼付けられた白黒基単潜像形成用標準濃度パタ
ーンである。全面露光装置7Bは、第21図に示すよう
に、白色光源71と、シャッタ73を順次間いて用いら
れるフィルタFm 1Fc 、FRとを備えた構造のも
のが好ましく用いられる。この方式では、表面電位計は
1個だけあれば良い。
(1−i−b)前記(1−i −a)の第一次潜像を第
21図の全面露光装置のシャッタ7sを順次切換えて3
色光による第二次潜像を別個に形成する。この第二次潜
像の電位パターンは第22図に示す通りである。この電
位パターンを第20図に示すように全面露光装置7Bと
現像装置8Yとの間に設けられた1個の表面電位計31
によって検知する。この方式でも表面電位計は1個であ
るが、個々のフィルタに対応する電位を測定するために
、SN比が高く、信頼性の点で有利である。
また、表面電位計の設置位置は、上記のほかに、転写前
帯電器10の前後でも良い。後の場合は、測定中転写前
帯電器を作動させない。
(1−i −c)  この方式は全面露光によって第二
次潜像を形成し、その電位パターンを検知してから除電
する操作を各色成分毎に行う方式である。
電位パターンを第23図に、表面電位計31の配置を第
24図に示す。
(1−i −d)  この方式は、前記(1i −b)
に於ける第二次潜像(第22図参照)を各現像装置8Y
、8M、8Cで現像し、第25図に示すように各色分解
フィルタ上にトナーを付着させ、これらトナーからの反
射光をフォトセンサで検知し、これを代用特性としてト
ナーの付着量を検知する方式である。第26図はフォト
センサ32の構造を示し、32aは発光ダイオード、3
2bはフォトトランジスタである。フォトセンサ32は
、第27図に示すように、現像装置8にと転写前帯電器
10との間に1ヶ設ける。あるいはフォトセンサ32の
設置位置は、上記に限らず、同図中に仮想線で示すよう
に、転写前帯電器10の下流であっても良い。また、各
現像装置8Y、8M、8C,8にの下流に夫々設けても
良い。
(1−i −e)  この方式は、前記(1−i −c
)に於ける第二次潜像(第23図参照)を各現像装置で
現像し、トナー付着量を検知する方式である。この方式
に使用する装置は、前記(1−i −d)の装置と同様
の第26図及び第27図の装置がその個使用できる。
(1ii)基準潜像をイエロー、マゼンタ、シアンの三
つとし、夫々別個に第二次潜像を形成する。
(1−1i−a)基準潜像形成用標準濃度パターンを白
、イエロー、マゼンタ、シアンを直列に並ヘタものとし
、全面露光装置は青、緑、赤の3色光を同時露光して3
色の第二次潜像を形成し、その電位パターンをフォトセ
ンサで測定する。その電位パターンを第28図に示す。
装置は前記(1−i −a)の第20図の装置を使用し
、標準濃度パターンは上白、イエロー、マゼンタ、シア
ンとし、全面露光装置は青、緑、赤と各標準濃度パター
ンに合わせて露光光を順次切換えて3色の第二次潜像を
形成する。その電位パターンは第28図に示したと同様
である。装置は第20図の装置を使用し、標準濃度パタ
ーンは上記の標準濃度パターン52に替える。
(1ii −c)前記(1−1i−b)の第二次潜像(
第28図)を現像し、前記(1−1−d)と同様にして
トナー濃度を検知する。装置は第27図に示した装置を
使用し、標【1ζ儂度パターンは上記の4色からなる標
1!濃度パターン52に替える。
(2)基準潜像形成用標i4!?Fti度パターンを設
けずに基準Wl(&を形成する。
(2−i)標準濃度パターンは設けず一次帯電後二次帯
電時像露光装置6から白色光を露光し、次いでこの露光
を一時停止し、再度白色光を露光する。次に青色光、緑
色光、赤色光で順次全面露光を施して第19図又は第2
2図に示す電位パターンの第二次潜像を形成する。この
電位パターンを第20図の表面電位計31で検知する。
この場合は、第20図の標準濃度パターン51.52は
設けない。その他第23図に示す電位パターンの第二次
潜像を形成し、第24図の表面電位計で検知してもよい
(2−ii)前記(2−i)の第22図、第23図の電
位パターンの第二次潜像を現像し、第27図の装置を使
用して、現像装置8にと転写前帯電器10との間に設け
たフォトセンサ32でトナーからの反射光を検知する。
上記のプロセスは、いずれも第3図、第4図の多色画像
形成装置のどちらにも適用可能である。
第4図の装置では、全面露光装置の露光光を感光体1回
転毎に切換えるようにすることもできる。
上記の検知結果は、第1図又は第2図に示すように、A
/D変換器に入力して制御に適する信号に変えられ、こ
の信号が中央処理袋Z(cpu)に入力し、予め設定さ
れた基準値との比較に基いて、第一次帯電器5、第二次
帯電器16、現像バイアス電源(現像バイアス電源はD
C電源とAC電源と込・らなり、AC電源は振幅周波数
が可能である。)の各部分が制御され、以降の画像形成
が最適条件で遂行されるようになり、常に良好な画質の
画像が形成される。
次に、前記のプロセスのうちのいくつかを、下記の標準
条件で像形成を行う多色画像形成装置に適用した例につ
いて説明する。
具体的に、第3図及び第4図(基準潜像の検知手段は図
示省略しである。)の画像形成装置において、感光体4
を第9図の層構成感光体から成り、光導電層3が層厚3
0μmのcdsから成っていて、絶縁層4が層厚20μ
mで、第13図のR,G、Bフィルタ部分の分布のlが
100μmであるフィルタ層4aを含み、直径が120
 mmで200 mm/secの表面速度で矢印方向に
回転するものとし、帯電器5をコロトロン帯電器で帯電
後に感光体4の表面電位が1.5 kVになるものとし
、像露光装置6の帯電器16と帯電器26をスコロトロ
ン帯電器で放電平滑後に感光体4の表面電位が一50V
になるものとし、各現像装置8Y〜8C(第5図参照)
を、非磁性ステンレス鋼から成る外径25mmの現像ス
リーブが100 rpmの回転速度で左回転し、内部の
磁石体が現像スリーブの表面に最大800Gの磁束密度
を与える磁極の8極を周方向に有して800 rpmの
回転速度で右回転して現像剤層を狛送する、磁気ブラシ
現像装置とし、感光体4と各現像装置8Y〜8Cの現像
スリーブとの表面間隙を11とし、各現像装置8Y〜8
Cには、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンの色の平
均粒径が10μm、J↑擦帯電囚が−10〜−20μC
/gのトナーと平均粒径が25μmで比抵抗が10′3
Ωcn+以上の磁性体を分散含有した樹脂から成るキャ
リアとが1=4の重量比で混合した現像剤を用い、各現
像装置8Y〜8Cの現像スリーブ上に形成する現像剤層
の層厚を0.8 mmとし、各現像装置8Y〜8Cがそ
れぞれ現像を行うときには現像スリーブに+50Vの直
流電圧と実効値がlkV、周波数が2 k Hzの交流
電圧を重畳した現像バイアスを印加するようにし、帯電
器9Y、9Mによる平滑化は、第一の例としてハックプ
レートに一50Vの直流電圧を印加し、帯電極に6kV
の交流電圧を印加する条件、第二の例としてハックプレ
ートを接地し、帯電極に−5,5kVの直流電圧を印加
して、グリッド電圧を一50Vとする条件でそれぞれ3
色カラー画像の複写を行う。
(1−i−b)のプロセス この例では第3図の多色画像形成装置を使用している。
原稿台53の端部裏面に白黒の基準潜像形成用標準濃度
パターン51を設ける。
光学系走査は標準濃度パターン位置から始まる。
走査と連動して一次、二次帯電が始まり、全面露光装置
7Bが露光光を青、緑、赤と切換えて、各色毎に第二次
潜像を形成する。
その表面電位を全面露光装置7Bと現像装置8Yとの間
に設置された表面電位計で読取る(第20図参照)。
白地の電位が基準値と異なる場合は、各現像バイアスの
直流成分の値を決定する。
各露光光によって生じた電位が各基準値と異なる場合は
、各現像バイアスの交流成分の電圧、周波数を濃度が保
証されるように決定する。
(1ii −a)のプロセス この例では第3図の多色画像形成装置を使用している。
原稿台53の端部裏面に白、イエロー、マゼンタ、シア
ンの基準潜像形成用標(V濃度パターン52を設ける。
光学系走査は標準濃度パターン位置から始まる。
走査と連動して一次、二次帯電が始まり、全面露光装置
7Bが青、緑、赤の3色光の同時露光して第二次潜像を
形成する。その表面電位を全面露光装置7Bと現像装置
8Yとの間に設置された表面電位計で読取る(第20図
参照)。
白地の電位が基準値と異なる場合は、像露光量又は現像
バイアス(直流成分が特に良い。)値を決定する。
(1ii −b)のプロセス この例では第4図の多色画像形成装置を使用している。
原f+Z台53の端部恵面に白、イエロー、マゼンタ、
シアンの基準潜像形成用標準深度パターン52を設ける
光学系走査は標準濃度パターン位置から始まる。
走査と連動して一次、二次帯電が始まり、感光体4の1
回転毎に全面露光装置7が露光光を青、緑、赤と切換え
て各色毎に第二次潜像を形成する。
その表面電位を全面露光装置7と現像装置8Yとの間に
設置された表面電位計31で読取る(第20図参照)。
白地の電位が基〈1鰐値と異なる場合は、像露光量又は
現像バイアス(直流成分が特に良い。)値を決定する。
各有彩色地の電位が各基準値と異なる場合は、各現像バ
イアス(特に交流成分の電圧、周波数)値を濃度が保証
されるように決定する。
(1ii −c)のプロセス この例では第4図の多色画像形成装置を使用している。
原稿台53の◇:j1部裏面に白、イエロー、マゼンタ
、シアンの基串潜像形成用標準孟度パターン52を設け
る。
光学系走査は標準濃度パターン位置から始まる。
走査と連動して一次、二次帯電が始まり、感光体4の1
回転毎に全面露光装置7が露光光を青、緑、赤と切換え
て各色毎に第二次潜像を形成する。
この第二次潜像を現像装置8Y、8M、8Cで現像し、
各色のトナーを現像装置8にと転写前帯電器10との間
に設けられた第26図のフォトセンサ32が反射光を検
知する(第27図参照)。
白地の濃度が基準値と異なる場合は、像露光量又は現像
バイアス(直流成分が特に良い。)値を決定する。
各有彩色地の各濃度が基準値と異なる場合は、各現像バ
イアス(特に交流成分の電圧及び周波数)値を濃度が保
証されるように決定する。
以上のようにして現像条件を制御してフルカラーの原稿
の複写を行ったところ、前記第1から第4の例のプロセ
スとのいずれの組合わせに於いても、色ずれが全くなく
、常に色再現の忠実な極めて鮮明な画像が安定して得ら
れた。
本発明において、基準潜像と像形成との関係は、基準潜
像形成に引き続き、原稿の走査による像形成を行なう場
合や、予め、基準潜像形成後(例えば基””lH度パタ
ーン部のみを走査した後)、その基準潜像の情報により
、潜像形成条件を決定して原稿を走査する方法を用いて
もよい。
上記の例は、いずれも正規現像のについての例であるが
、本発明は特1頭昭59−199547.59−201
084.59−201085.5’) −187045
にみられる色分解機能を有する感光体や反転画像形成方
法にも同様に適用できるのは言う迄もない。
また、以上の説明1よすべていわゆる3色分解フィルタ
と3原色トナーを用いたカラー複写機の例について述べ
たが、本発明は図示例に限定されるものではなく、分解
フィルタの種類の数や色及びそれに対応するトナーの色
の組合わせも目的に応じて任意に選択し得ることは言う
までもない。例えば2色の複写物を得るプロセスも考え
られる。
このようなプロセスとして、感光体としてGフィルタが
散在分布しているものを用い、原稿としては赤部分と黒
部分の2色からなっているものを用いた場合、前記と基
本的に同様のプロセス(但し全面露光はGとRあるいは
GとBで行なう)を用いると、複写物としては原稿の黒
部分に対しては環1−ナーと赤トナーからなるほぼ黒に
近い黒複写部分が得られ原稿の赤部分に対しては赤トナ
ーからなる赤部分が得られるようなプロセスがある。
従ってこれまでの説明における「複数種のフィルタ」の
分布層を有する感光体は(i【種の色分解フィルタとフ
ィルタのない部分(透明樹脂あるいは大気等であっても
よい)とでなる層をもつ感光体であってもよ(、この場
合のフィルタのない部分は透明フィルタとみなして複数
種のフィルタのうちに含まれるのである。
また、これまでの説明における「帯電」には、帯電を行
ったとき感光体の表面電位がOとなったり、表面の電荷
が消失するような場合も含むものである。
さらに、以上の説明では、全面露光用の光の分光特性は
、グリーン(G)、ブルー(B)、し、ド(R)のフィ
ルタを用いたもので得られるがフィルタ以外の手段によ
って得られるものでもよく、またその分光特性もG、B
、Rに限るものでなく、要は、。
特定光の全面露光によって感光体上の特定光に対応した
特定のフィルタ部(一種とは限らない)のみに潜像を形
成するような分光特性であればよい。
ト発明の詳細 な説明したように、本発明は、表面絶縁層を有すると共
に面内に於いて色分解機能を有する感光体に基t$潜像
を形成し、この基準潜像に基く情報によって像形成条件
を制御するように構成しているので、色ずれが全くない
上に、感光体の経年変化、トナーの劣化、温度や湿度の
環境の変化に対応して最適な条件で像形成を行うことが
できる。
その結果、常に色再現の忠実な極めて鮮明な像が安定し
て得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すものであって、 第1図及び第2図は像形成条件制御の概要を示すブロッ
ク図、 第3図及び第4図は像形成装置の内部概略図、第5図は
現像装置の断面図、 第6図、第7図、第8図、第9図、第10図、第11図
、第15図及び第16図は感光体の断面図、第12図、
第13図及び第14図は感光体の平面図、第17図は像
形成過程を説明するためのプロセスフロー図、 第18図は像形成過程の感光体表面電位の変化を示すグ
ラフ、 第19図、第22図、第23図及び第28図は基4(潜
像の表面電位を示すグラフ、 第20図、第24図及び第27図は像形成装置内の情報
検知手段の配置を示す内部概略図、 第21図は全面露光装置の断面図、 第25図は感光体上のトナー付着状態を示す断面図、 第26図はフォトセンサの断面図 である。 なお、図面に示された符号に於いて、 1−−−−−−−−−−〜導電性基体 2・−−−一−・・・・光導電層 3−・・−・−・・・−絶縁層 芭 G−・・−・・・−・・・緑色光分解フィルノ邑 R・−・・−赤色光分解フィルタ 4−・・−・感光体 5.16.26.9Y、9M、9C−−−−−−−−一
帯電器6−一一一一一−〜−−−像露光装置 7.7B、7G、7R−・−一−−−−−全面露光装置
FB、F、 、FR−−−・・フィルタ8Y、 8M、
8C,81t−・−・−・−現像装置10−−−・−転
写前帯電器 T、TV、TM、TC−−−−−−−−−)ナー31−
−−−−−−・−表面電位計 32−・−・−・フォトセンサ 32 a−−−−−−一発光ダイオード32 b−−−
−フォトトランジスタ 51.52−−−−〜−−基準潜像形成用標’c4J、
濃度パターン53−・−一一一−−−原稿台 80−−−−〜−−−−〜−バイアス電源80a・−−
−−−一交流電源 80 b −・−直流電源 である。 代理人 弁理士 逢 坂   宏 第1図 第2図 第6図 第10図 第11図 第12図 ゑt@電既電 第24図 第25図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、表面絶縁層を有すると共に面内に於いて色分解機能
    を有する感光体を露光して基準潜像を形成し、この基準
    潜像に基く情報によって像形成条件を制御する像形成方
    法。 2、表面絶縁層を有すると共に面内に於いて色分解機能
    を有する感光体に対向して、像露光手段と;全面露光手
    段と;前記感光体のうち、色分解された色成分に対応す
    る部分に形成される基準潜像に基く情報を検知する検知
    手段と;現像手段とが配され、前記検知手段の検知結果
    に基いて像形成条件を制御する制御手段を備える像形成
    装置。
JP60192392A 1985-08-30 1985-08-30 像形成方法及びその装置 Pending JPS6250855A (ja)

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JP (1) JPS6250855A (ja)

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