JPH04176762A

JPH04176762A - 洗車機のロッカーブラシ装置

Info

Publication number: JPH04176762A
Application number: JP30443290A
Authority: JP
Inventors: Junzo Ishikawa; 石川　順蔵
Original assignee: Daifuku Co Ltd
Current assignee: Daifuku Co Ltd
Priority date: 1990-11-09
Filing date: 1990-11-09
Publication date: 1992-06-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、洗車機においてロッカーブラシを作動させる
のに採用される洗車機のロッカーブラシ装置に関するも
のである。

従来の技術従来の洗車機では、たとえば実公昭６１−３４９１７号
公報に見られるように、左右一対の下部側面洗浄ブラシ
（ロッカーブラシ）は、アームを介して洗車機本体に取
付けられており、そしてアームに駆動用のモータを設け
るとともに、アームを介して互いに接近離間移動自在に
構成している。

発明か解決しようとする課題上記の従来形式において、左右一対のロッカーブラシは
、車輪を含めてロッカ一部から車体両側面の下半分を洗
浄し、車体の前後面については、左右一対の側面洗浄ブ
ラシを車体前後面に沿って接近離間動することにより洗
浄していた。このため、車体の前後面が傾斜しているも
のについては、側面洗浄ブラシが全面には当接せず、一
部に洗い残しが生じた。

また、上記ロッカーブラシにより車輪の洗浄を行ったと
き、第１１図に示すようにリム６０とホイールキャップ
６１が成すコーナ部６２で、特に回転方向６３側の部分
６２ａの洗浄が不充分となる。

本発明の目的とするところは、車体の前後面および車輪
を含む車体の両件側面下部の全域を充分に洗浄し得る洗
車機のロッカーブラシ装置を提供する点にある。

課題を解決するための手段上記目的を達成すべく本発明における洗車機のロッカー
ブラシ装置は、洗車機本体に、水平方向に回動自在な左
右一対の平行リンク機構と、作動装置とを設け、これら
平行リンク機構の遊端にそれぞれ保持アームを設け、こ
れら保持アームに、左右方向軸心の周りで揺動自在でか
つ相対向する揺動アームと揺動装置とを設け、前記揺動
アームに、左右方向軸心とは直交状の回転軸心の周りで
回転自在なロッカーブラシと回転装置とを設けている。

作用かかる本発明の構成によると、車体の前後面を洗浄する
場合は、自動車に対して洗車機本体を所定位置に停止し
た後、回転装置により左右一対のロッカーブラシを回転
軸心の周りで回転させた状態で、揺動装置により揺動ア
ームを左右方向軸心の周りに揺動させることで、前記ロ
ッカーブラシを車体の前面および後面の傾斜に沿わし、
この状態で、作動装置により平行リンク機構を水平方向
に回動させることで、前記ロッカーブラシを車体の前面
および後面の傾斜に沿わせて左右方向に接近離間動させ
得る。これにより、車体の前後面はロッカーブラシによ
り充分に洗浄され得る。

また車体の両側面を洗浄する場合は、回転装置によりロ
ッカーブラシを回転軸心の周りで回転させた状態で、作
動装置により平行リンク機構を水平方向に回動させるこ
とで、このロッカーブラシを車輪の外側面を含む車体の
両側面下部に当接させるとともに、洗車機本体を前後方
向に走行させることにより、通常の洗浄を行える。そし
て、ロッカーブラシが車輪の外側面に当接した状態で洗
車機本体を停止または微速させながら、揺動装置により
揺動アームを介してロッカーブラシを左右方向軸心の周
りに揺動させることで、このロッカーブラシの回転方向
側に生じる洗浄が不充分な部分を左右方向軸心の周りに
変位させ得、その結果、全域に亘って正規の洗浄を行え
ることになる。

実施例以下に本発明の一実施例を第１図〜第１０図に基づいて
説明する。

第２図に示すように、正面視において門型の洗車機本体
１は複数個の輪体２を介してレール３上に載置してあり
、走行駆動装置（図示せず）の作動により一定経路上を
往復走行自在となる。前記洗車機本体１には、第１洗浄
水アーチ４と、第１ワツクスアーチ５と、第２洗浄水ア
ー千６と、第２ワツクスアーチ７と、洗剤アーチ８とが
この順で配設され、そして第１洗浄水アーチ４の箇所に
乾燥用のトップノズル９ならびにサイドノズル１゜を設
けるとともに、トップブラシ１１とサイドブラシ１２と
を、それぞれ揺動自在なアーム１３．１４を介して取付
けている。そして洗車機本体１の両側下部には、それぞ
れ左右一対のロッカーブラシ１５が互いに接近離間自在
に設けられる。すなわち正面視において逆り字型の保持
アーム１６が左右一対に配設され、これら保持アーム１
６の上面に平行リンク機構１７の遊端が連結され、その
基端は洗車機本体１側に固定具２９を介して連結される
。第３図に示すように、上記平行リンク機構１７は支持
アーム１８とタイロッド１９から構成され、上記保持ア
ーム１６を支持するとともに、水平方向に回動自在であ
る。平行リンクｍ構１７を回動させるシリンダ装置２０
が洗車機本体１側に設けられ、そのピストンロッド２１
の先端は、上記支持アーム１８の基端部に貫設された支
軸２２の下部に固着したレバー２３の遊端に連結される
。これにより、支持アーム１８はレバー２３と一体動す
る。また上記シリンダ装置２０を作動させる作−動装置
２４が洗車機本体１側に設けられている。上記保持アー
ム１６の縦枠部２５の下部でかつ相対向する側面からは
、左右方向軸心２６の周りで回動自在な横軸２７が突設
されている。第１図、第４図に示すように、この横軸２
７は上記縦枠部内に配設した伝動装置２８を介して揺動
装置３０に連動連結している。なお揺動装置３０は電動
機やシリンダ装置などからなる。

第１図、第４図、および第５図に示すように、上記横軸
２７の内端にはＣ字型の揺動アーム３１が左右方向軸心
２６の周りに揺動自在に取付けられる。

すなわち揺動アーム３１の縦枠部３２の下部に上記横軸
２７の内端が嵌入され、揺動アーム３１はその上下横枠
部３３間が開口している側を相対向させて取付けられる
。さらに揺動アーム３１の内端には、上記左右方向軸心
２６とは直交状の回転軸心３５の周りで回転自在な回転
＠（縦軸）３６か、上下横枠部３３間に取付けられ、こ
の回転軸３６はブラシ軸３７と一体状になって、前記ロ
ッカーブラシ１５が取付けられる。そして回転軸３６は
伝動装置３８を介して電動機などの回転装置３９に連動
連結している。４０は自動車を示し、その車輪４１は、
ホイールキャップ４２、リム４３、タイヤ４４からなる
。４５は操作パネルを示す。

次に上記実施例の作用について説明する。

第６図、第７図に示すように、自動車４０を所定位置に
停車した後、洗車機本体１を所定位置まで走行させ停止
させる。そして回転装置３９を作動させ、ロッカーブラ
シ１５を回転軸心３５の周りで回転させる。この状態で
、揺動装置ｆｆｆ３０を作動させ、揺動アーム３１を左
右方向軸心２６の周りに揺動させ、上記ロッカーブラシ
１５が車体前面４６の傾斜に沿うまで、上記揺動アーム
３１を傾ける。そして作動装置２４を作動させることに
より、シリンタ装置２０のピストンロッド２１か伸縮動
し、これに連動して平行リンク機構１７が水平方向に回
動する。このとき、保持アーム１６は、平行リンク機構
１７か回動しても、常に同じ取付は姿勢を保ったまま移
動する。これにより、第３図の実線に示すように、ピス
トンロッド２１が伸展動した場合は、ロッカーブラシ１
５か互いに接近動し、また第３図の仮想線に示すように
、ピストンロッド２１が縮小動した場合は、ロッカーブ
ラシ１５が互いに離間動する。上述のように、左右一対
のロッカーブラシ１５を車体前面４６の傾斜に沿わせる
とともに、左右方向に接近離間動させることで、充分な
洗浄が行える。

上述のように車体前面４６の洗浄を行った後、洗車機本
体１を前後方向に往復走行させ、その際、第６図の一点
鎖線（イ）で示すように、ロッカーブラシ１５を離間状
態から接近動させ、車体のロッカ一部側外側面４７に当
接させて洗浄し、さらに第７図の（ロ）、（ハ）に示す
ように、車輪４１の外側面に当接させて、ホイールキャ
ップ４２やリム４３などの洗浄を行うと同時に、車体下
半分の洗浄を行える。

たとえば車輪４１の汚れがひどいときなど、上述のよう
な通常の洗浄においては第８図に示すように、リム４３
とホイールキャップ４２が成すコーナ部４８で、特にロ
ッカーブラシ１５の回転方向４９側の部分４８ａの洗浄
が不充分となる。このような事態を見込んで、あるいは
汚れに関係なく操作パネル４５の工程スイッチを入れて
おき、そして所期の洗車をスタートさせる。すると車輪
４１にロッカーブラシ１５が対向したときに洗車機本体
１が停止または微連動し、そして上述したような第６図
〜第８図に示す洗浄が行われる。そして工程に基づいて
揺動装置３０が作動され、伝動装置２８を介して横軸２
７が一方向に設定角度で回動される。これにより揺動ア
ーム３１を介してロッカーブラシ１５が左右方向軸心２
６の周りで一方向に揺動されることになり、以って第９
図に示すように、洗浄が不充分となる部分４８ａが一方
向に移動することになり、第８図の部分４８ａの多くが
正規の洗浄を受けることになる。さらに工程に基づいて
揺動装置３０か前述とは逆方向に作動され、ロッカーブ
ラシ１５を他方向に揺動させる。これにより第１０図に
示すように、洗浄が不充分となる部分４８ａが他方向に
移動することになり、以って第８図の部分４８ａの全て
が正規の洗浄を受けることになる。その後にロッカーブ
ラシ１５は第８図に示すように正規の姿勢に戻される。

また、第７図の（ニ）に示すように、車体のロッカ一部
側外側面４７を洗浄する際にも、上述した様にロッカー
ブラシ１５を左右方向軸心２６の周りに揺動させながら
洗浄を行うことにより、強い洗浄力を発揮し得る。

車体後面５０の洗浄は、上述した車体前面４６の洗浄と
同様で、第６図の二点鎖線（ホ）、および第７図に示す
ように、ロッカーブラシ１５を車体後面５０の傾斜に沿
わせた後、接近離間動させることにより、充分な洗浄が
行える。

上述のように、洗車機本体１を往復移動させつつ、ロッ
カーブラシ１５を用いて、自動車４０の前後面４６．５
０、両件側面４７の下部および車輪４１の外側面を洗浄
するとともに、第２図に示すように、各ブラシ１１．１
２の当接離間動、洗浄水アーチ４．６を介しての洗浄水
供給、ワックスアーチ５，７を介してそのワックス供給
、洗剤アーチ８を介しての洗剤供給とを適宜に組み合せ
て作動させることで所期の洗車を行える。

上記実施例では、平行リンク機構１７を水平方向に回動
自在に設けることで、洗車機本体１をコンパクトにして
いる。

発明の効果上記の本発明によると、ロッカーブラシを揺動させて、
車体前後面の傾斜に沿わせ、さらに接近離間動させるこ
とで、車体前後面を充分に洗浄し得る。

また、車体の両性側面下部に対しては、ロッカーブラシ
を揺動させながら洗浄することで、より一層強い洗浄力
が発揮でき、こびり付いた泥なども容易に落とし得る。

さらに、車輪の外側面に対する洗浄を、全域に亘って正
規にかつ充分に行うことができる。

上記のことから、洗車機の洗車効率が従来のものより向
上し、短時間で充分な洗車が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１０図は本発明の一実施例を示し、第１図は
ロッカーブラシ装置部の斜視図、第２図は洗車機の側面
図、第３図はロッカーブラシ装置部の平面図、第４図は
同正面図、第５図は同側面図、第６図はロッカーブラシ
の作動状態を示す概略平面図、第７図は同側面図、第８
図〜第１０図は車輪洗浄時におけるロッカーブラシの作
動状態を示す概略側面図、第１１図は車輪洗浄時におけ
る従来のロッカーブラシの作動状態を示す概略側面図で
ある。１・・・洗車機本体、１５・・・ロッカーブラシ、１６
・・・保持アーム、１７・・・平行リンクＩ！ｌＩ構、
１８・・・支持アーム、１９・・・タイロッド、２０・
・・シリンダ装置、２４・・・作動装置、２６・・・左
右方向軸心、２７・・・横軸、３０・・・揺動装置、３
１・・・揺動アーム、３５・・・回転軸心、３６・・・
回転軸、３９・・・回転装置、４０・・・自動車、４１
・・・車輪、４２・・・ホイールキャップ、４３・・・
リム、４６・・・車体前面、４７・・・外側面、４８・
・・コーナ部、４８ａ・・・部分、４９・・・回転方向
、５０・・・車体後面、６０・・・リム、６１・・・ホ
イールキャップ、６２・・・コーナ部、６２ａ・・・部
分、６３・・・回転方向。代理人　　　森　　本　　義　　弘第４図第５図第６図区　　　　　　　　　　　　　区ね　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＱＮ昧　　　
　　　　　　　　　　転区　　　　　　　　　　区［昧

Claims

【特許請求の範囲】

１、洗車機本体に、水平方向に回動自在な左右一対の平
行リンク機構と、作動装置とを設け、これら平行リンク
機構の遊端にそれぞれ保持アームを設け、これら保持ア
ームに、左右方向軸心の周りで揺動自在でかつ相対向す
る揺動アームと揺動装置とを設け、前記揺動アームに、
左右方向軸心とは直交状の回転軸心の周りで回転自在な
ロッカーブラシと回転装置とを設けたことを特徴とする
洗車機のロッカーブラシ装置。