JPS625410Y2 - - Google Patents

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JPS625410Y2
JPS625410Y2 JP18121981U JP18121981U JPS625410Y2 JP S625410 Y2 JPS625410 Y2 JP S625410Y2 JP 18121981 U JP18121981 U JP 18121981U JP 18121981 U JP18121981 U JP 18121981U JP S625410 Y2 JPS625410 Y2 JP S625410Y2
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JP
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frame
rotating brush
vehicle
rotating
brush
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JP18121981U
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌洗滌用回転ブラシ(以下回転ブ
ラシとのみいう。)の懸吊機構に係り、特に回転
ブラシが車輌外周面の前部及び後部と側面部等各
洗滌面に均一な圧接力で接触することにより、バ
ス、鉄道車輌等の大型車輌の洗滌を効率良く行な
うことのできる回転ブラシの懸吊機構に関する。
一般に、車輌の洗滌作業は、床面に立設された
門型走行フレームや鉤型走行フレーム、あるいは
天井に架設された案内レール等に回転ブラシを懸
吊させて、該回転ブラシを車輌の外周面に沿つて
周回移動させることにより行なつている。
しかしながら、車輌は前後部及び左右両側部に
おける傾斜が一様ではなく、また、車種によつて
は車体の大きさや形状も異なり、すみずみまでく
まなく完全に洗滌を行なうためには、少なくとも
回転ブラシの角度を頻繁に調節して車輌外周面の
傾斜と合致させつつ作業を行なわなければならな
いが、従来のものはこれに対応できず加えて側部
鏡、車輪、バンパ等の突出部があつても確実に洗
滌しうるものでなければならない。
すなわち、垂直にのみ懸吊されている回転ブラ
シは、傾斜した車輌外周面に対して角度のズレを
生ずるために均一な圧接力を加えることが不可能
となり、該外表面の上部あるいは下部はどうして
も洗滌できないものとなつてしまう。
よつて、回転ブラシを揺動自在に吊り下げて、
角度を自由に変化させ車輌外周面の傾斜に対応さ
せるべく形成しているが、理論的には効果的であ
ると思料されるも、実際上は洗滌する車体の大き
さや形状等が相違するため、回転ブラシと車輌外
周面との傾斜をどの場合も一致させることは困難
であつて、効果的な洗滌を行なうことができない
ものとなつている。
また、前記従前の構造では、回転ブラシが一方
向にしか揺動することができないために、例えば
前後面に揺動可能とした場合は、左右側面洗滌時
の揺動が不可能であり、したがつて左右側面は確
実に洗滌を行なうことは困難となつており、均一
な圧接力が得られず洗滌にムラを生ずる等種々な
不具合を有しており、これらの解決が強く要望さ
れている。
そこで本考案は、従前の回転ブラシの懸吊機構
に関し生じている上記欠点に鑑み、回転ブラシを
リンク機構によつて鉛鉛方向に揺動可能とし、か
つ、水平方向に回動可能として車輌の全周にわた
りつねに傾斜を一致させ、かつ、圧接力をも均一
に加えることにより、効率の極めて良い洗滌を行
なわしめることを目的として各種試作、研究を繰
り返して遂に完成させたものであつて、先ず本考
案の主旨について説明すると次のとおりである。
すなわち、本考案は走行あるいは定置式の本体
上部に架設された案内レールの軌道に沿つて往復
動可能な移動枠に懸吊してなる車輌洗滌用回転ブ
ラシの懸吊機構において、前記移動枠が上面フレ
ームの回転円板と下面フレームとを平行クランク
機構を呈すべくリンク結合して鉛直方向に揺動可
能ならしめるとともに、該回転円板を介して水平
方向に回動可能となつており、かつ、前記下面フ
レームに車輌洗滌用回転ブラシが回動自在に垂設
されてなることを要旨とする回転ブラシの懸吊機
構である。
以下引き続き、本考案の要旨をさらに明確にす
るため、本考案による回転ブラシの懸吊機構をバ
ス洗滌機に実施した一実施例を説明する。
第1図〜第3図は、本考案に係る回転ブラシの
懸吊機構を示したもので、図中1は案内レール
2,2に沿つて移動する移動枠であり、該移動枠
1は上面フレーム11、下面フレーム12及び連
結杆13a,13b,13c,13dとによつて
構成されていて、該上面フレーム11のフレーム
本体111両側面に車輪14を備え該車輪14を
介して前記案内レール2,2上に横架されるとと
もに、駆動機構15によりチエーン16を介して
車輪14を回転させて該案内レール2,2上を移
動可能としている。
上面フレーム11は方形状のフレーム本体11
1と、該フレーム本体111に後記の如く水平の
回動を可能に支持された回転円板112と、該回
転円板112を水平の回動を可能とすべくベルト
114を介して連結した駆動部113とからなつ
ている。
なお、回転円板112は、第4図に示す如く、
その外周縁の四点においてフレーム本体111に
立設した支持板115にボルト116を介して一
対ずつ配設されたボールベアリング117間で挾
持されるとともに、側板118を当接させて案内
すべく支持されている。
また、前記した方形状を呈せしめた下面フレー
ム12は、第2図、第3図に示す如く、四隅部に
上方へ向けて突成の支持部材に配設した枢支軸1
21,121aの一対と、該下面フレーム12の
上部に対設されている前記回転円板112に下方
へ向けて突成の部材に、前記枢支軸121,12
1a……と平行に配設された吊り下げ軸119
a,119b,119c,119dとの間を連結
杆13a,13b,13c,13dで連結して、
該吊り下げ軸119a,119b,119c,1
19d側を固定端とし鉛直面に対して揺動自在な
平行クランク機構となつていて、さらに、該二対
の平行クランク機構を垂設した該回転円板112
は、第1図〜第4図に示し前記した如く、フレー
ム本体111に設けた四対のボールベアリング1
17間に挾設されて、第1図に示す如く駆動部1
13で何れの方向へも回動自在となつている。
なお、前記移動枠1の中央部には、モータ31
によつてカツプリングケース32を介して回転す
る回転ブラシ3が、該カツプリングケース32の
両側部と下面フレーム12の下方へ向けて突成さ
れている支持部材122で回動自在に支持されて
いる。
さらに移動枠1は、回転ブラシ3やリンク結合
された連結杆13a,13b,13c,13dの
揺動運動や、移動枠1自体の移動によつて生ずる
慣性力などの影響を受けて振動したりすることを
防ぐとともに、洗滌面に一定の圧接力を賦与させ
るために付勢する油圧シリンダ等の緩衝部材4,
4a,5を、上面フレーム11と連結杆13c、
下面フレーム12とカツプリングケース32との
間にそれぞれ配設して、洗滌中つねに安定した圧
接力が得られるように配慮がなされているととも
に、下面フレーム12に立設された作動杆123
ならびに上面フレーム11に付設されている近接
スイツチ及び磁気スイツチよりなる感知機構12
4によつて、適宜揺動運動による移動枠1の傾き
状態をチエツクし、適切な位置に移動枠1を移動
させて修正を行なうものとなつている。
次に、洗滌要領について第5図に基づき説明す
る。
本実施例において前記案内レール2は、これと
直角に配設の走行レール6に沿つて移動する走行
フレーム7に設けられており、大型バスMを該走
行レール6と平行に駐車せしめ、移動枠1の移動
と走行フレーム7の移動とによつて回転ブラシ3
を大型バスMの外周面に当接させながら移動させ
て洗滌を行なうようになつている。
先ず走行フレーム7をバスMの前面Ma直前上
方に位置させ、移動枠1が該バスMの前面Maと
直角方向に揺動すべく回転円板112を回動さ
せ、次いで該移動枠1を案内レール2に沿つて矢
印A方向に移動させながら前面Maの洗滌を行な
う。
このようにして前面Maの洗滌完了後、次の右
側面Mbの洗滌を行なうに先立ち、回転円板11
2を時計方向に90゜回動させて、移動枠1が右側
面Mbに対して直角方向に揺動すべく方向変換を
行ない。走行フレーム7をバスMの長手方向に沿
い矢印B方向に移動させて、回転ブラシ3が右側
面Mbと接触しながら洗滌が行なわれる。
次に、再び移動枠1を時計方向に90゜回動させ
て後面Mcが回転ブラシ3の矢印C方向に移動す
ることにより洗滌される。
なお、左側面Mdは、前記回転ブラシ3とは別
体に設けられた回転ブラシ3aにより前記走行フ
レーム7の移動時に右側面Mbの洗滌と同時に行
なわれる。
以上の如く回転ブラシ3は、洗滌する際つねに
バスMの各外周面と直角方向に揺動すべく、移動
枠1が回転円板112の回動により方向変換を行
ないつつ移動するため、第6図ないし第9図に示
す如く移動枠1の揺動及び回転ブラシ3,3aの
回動とが効率良く組合わせられ、バスM外周面に
均一な圧接力を賦与し、確実な洗滌を可能ならし
めている。
上記のような回転ブラシの懸吊機構とすると、
この機構は次のような優れた効果を有するものと
なる。
(1) 回転ブラシ3,3aが揺動可能な移動枠1に
回動自在に枢支されているため、バスMの外周
面がどのようになつていても、自動的に全外周
面に均一な圧接力Pを賦与することができるの
で、確実な洗滌が行なえる。
例えば、被洗滌面が垂直面である場合は、第
6図の如く移動枠1、回転ブラシ3が垂下した
状態で洗滌されると、圧接力Pは被洗滌面に均
一に賦与され、確実な洗滌を可能とすることは
申すまでもない。
しかし、走行フレーム7の走行レール6上の
位置あるいは移動枠1の案内レール2上の位置
が適当でなく、したがつて回転ブラシ3の懸吊
中心と被洗滌面にズレxを生ずる場合、また
は、被洗滌面に凹凸がある場合でも、第7図に
示す如く、移動枠1のみが傾斜し、かつ、回転
ブラシ3が垂下できるため、これらに合わせ回
転ブラシ3の懸吊位置調整が、これらの揺動及
び回動のみによつてなされる。
さらに、前記油圧シリンダ等緩衝部材4,4
a,5のもどり付勢により回転ブラシ3を被洗
滌面に押し付けて圧接力Pを賦与させ確実な洗
滌作用をなすものとなつている。
また、被洗滌面が傾斜面である場合は、第8
図の如く回転ブラシ3の支持部材122を支点
とする回動のみでも、懸吊位置によつては全体
に均一な圧接力Pのかかる場合もあるが、通常
は第9図の如く移動枠1の揺動と、支持部材1
22を支点とする回動との相乗作用によつて、
確実な洗滌を可能とする。
すなわち、移動枠1のもどり付勢による支持
部材122を作用点とし、回転ブラシ3の重心
を支点とする回転モーメントと、回転ブラシ3
の支持部材122の回動付勢に伴なう回転ブラ
シ3の重心を作用点とし、支持部材122を支
点とする回転モーメントとにより、バスMの傾
斜面(傾斜角度α)に対しては、その全面にほ
ぼ均一な圧接力Pを賦与することができ、確実
な洗滌を可能とする。
(2) このように、移動枠1の揺動と、支持部材1
22を支点とする回動により、多少の凹凸や懸
吊位置のズレxに対処できるが、これがあまり
に著しい場合は、作動杆123の傾きを感知機
構124で検出して懸吊位置を調整し、第6図
あるいは第8図に示すような状態で洗滌させう
るよう、走行レール6あるいは案内レール2上
を移動させるので、さらに複雑な外形形状等の
バスに対しても著効である。
(3) 大型バスMの前面Ma、右側面Mb、後面Mc
それぞれの洗滌作業毎に、移動枠1を回動させ
て、つねにそれぞれの面と直角方向に揺動可能
としたため、全周にわたり回転ブラシ3の懸吊
位置及び傾斜角度調整が可能となるばかりか、
洗滌水の飛沫防止用ガードを備えた場合にも、
該回動によつて該ガードの位置が変化し、ガー
ドと各外周面とが接触することがないものとな
つている。
なお、本実施例では回転ブラシを正面、右側面
及び後面を洗滌するものと、左側面のみを洗滌す
るものとの二個懸吊する場合について説明した
が、本考案は実施例に限定されるものではなく、
例えば後面は特に排ガス等で汚れることが多いこ
とに鑑み、前面と後面洗滌用の回転ブラシを別々
として三個懸吊したり、あるいは回転ブラシを一
個懸吊し、全外周面を周回洗滌させるものとした
りしてもよく、また、移動枠の回動をベルト等を
介することなく、回転円板に直接モータを取り付
けて回動させてもよく、かつ、モータによらず案
内レール等に付設した任意のアタツチメントによ
り機械的に行なうものとしてもよく、さらには、
走行フレームを鉤型でなく門型フレームとした
り、あるいは走行フレームを移動させることなく
停止状態とし、車輌を移動させ洗滌する定置式の
ものなど、本考案において回転ブラシ、案内レー
ル、上面フレーム下面フレーム、移動枠及びリン
ク結合の形状、構造等は本考案の上記した目的と
作用及び後記する効果の達成される範囲内におい
て、それぞれ任意に定められてよく、これらの変
更はいずれも本考案の要旨を変更するものではな
いことは申すまでもない。
上述の説明によつて明白となるように、本考案
によれば従前の車輌の洗滌作業において生じてい
た既述の欠点が極めて簡易かつ効果的に改良され
るので、本考案によつてもたらされる実益は大き
いと申さねばならない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案車輌洗滌用回転ブ
ラシの懸吊機構の一実施例を示したもので、第1
図は平面図、第2図は正面図、第3図は左側面
図、第4図は第1図における−線端面図、第
5図は大型バスを洗滌する要領を示した説明図、
第6図ないし第9図は本実施例の懸吊機構により
回転ブラシがバス側面とあらゆる場合において均
一した圧接力を賦与することが可能であることを
説明したもので、第6図は理想的な当接状態の要
部を示す説明図、第7図はズレを生じている場合
の要部を示す説明図、第8図は傾斜を生じている
場合の要部を示す説明図、第9図はズレ及び傾斜
の両者を生じている場合の要部を示す説明図であ
る。 1……移動枠、2……案内レール、3,3a…
…回転ブラシ、11……上面フレーム、12……
下面フレーム、112……回転円板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行あるいは定置式の本体上部に架設された案
    内レールの軌道に沿つて往復動可能な移動枠に懸
    吊してなる車輌洗滌用回転ブラシの懸吊機構にお
    いて、前記移動枠が上面フレームの回転円板と下
    面フレームとを平行クランク機構を呈すべくリン
    ク結合して鉛直方向に揺動可能ならしめるととも
    に、該回転円板を介して水平方向に回動可能とな
    つており、かつ、前記下面フレームに車輌洗滌用
    回転ブラシが回動自在に垂設されてなることを特
    徴とする車輌洗滌用回転ブラシの懸吊機構。
JP18121981U 1981-12-04 1981-12-04 車輌洗滌用回転ブラシの懸吊機構 Granted JPS5886757U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18121981U JPS5886757U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 車輌洗滌用回転ブラシの懸吊機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18121981U JPS5886757U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 車輌洗滌用回転ブラシの懸吊機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5886757U JPS5886757U (ja) 1983-06-13
JPS625410Y2 true JPS625410Y2 (ja) 1987-02-06

Family

ID=29978498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18121981U Granted JPS5886757U (ja) 1981-12-04 1981-12-04 車輌洗滌用回転ブラシの懸吊機構

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JP (1) JPS5886757U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5886757U (ja) 1983-06-13

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