JPH04174188A - パネルシヤツター駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、建物の出入口や窓等のシャ・シタ−開閉用
開口を開閉するパネルの昇降駆動手段を改艮したパネル
シャンター駆動装置に関する。

【従来の技術】

従来のパネルシャッター装置として、例えば本出願人の
先願である実願平１−１０４４９９号明細書に開示のも
のがある。 この先願のパネルシャッター装置では、シャッター開閉
用開口の両側で起立する左右一対のガイドレールに沿っ
て上部のパネル収納部へ移行可能に昇降駆動すべき上下
複数段のパネルを、それぞれの両側上部と中間上部の３
点で、その３点位置に対応する３個のパネル駆動系スプ
ロケットに噛合した３本のチェーンによって連繋吊持し
た特徴構成としている。 そして、パネル収納時には、前記パネル収納部内に配置
された支持レールによって、前記各パネルを平行隣接状
態に折畳吊持するようにしている。 このように各パネルの上部を３本のチェーンで３点吊持
することによって、−船釣なパネルシャッター装置のよ
うに、各パネルの両側部のみを２本のチェーンで連繋吊
持した場合に比して、各パネルの自重による下方への撓
みを未然に防止でき、その撓みに起因した不都合を解消
できる等の効果を奏している。

【発明が解決しようとする課題】

従来例としての先願のパネルシャッター装置は以上のよ
うに構成され、各パネルの両側上部と中間上部の３点が
それぞれチェーンで連繋吊持されているので、前記各パ
ネルがパネル収納部内の支持レールで吊持され平行状態
に隣合って垂下した所謂パネル収納状態時において、前
記各パネルの両側上部を連繋しているサイドチェーンは
前記各パネルの両側面に沿って垂下するが、該パネルの
中間上部を連繋しているセンターチェーンは前記各パネ
ルの相互間に介入垂下し、これによって、パネルとセン
ターチェーンとが交互に垂下保持されたパネル収納状態
となる。このため、パネル収納時のパネル並びが前記セ
ンターチェーンで邪魔され、該センターチェーンの各パ
ネル間への垂下分だけ余分なスペースを必要とし、その
余分なスペースによってパネル収納部が大型化するため
、パネルをコンパクト収納するという点での課題が生じ
た。 この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、パネル収納時のパネル並びがチェーンで邪魔さ
れるようなことがなく、各パネル相互を隙間なくコンパ
クト収納することが可能で、パネル収納部の小型化が図
れ、しかも、パネル連繋チェーンの必要強度低下が図れ
ると共に、各パネルを安定昇降駆動できるパネルシャッ
ター駆動装置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

この発明の請求項１に係るパネルシャッター駆動装置は
、シャッター開閉用開口の両側で起立した左右一対のガ
イドレールに連なるパネル収納部内の上部に左右一対の
上部駆動スプロケットを配置し、これらの上部駆動スプ
ロケットに噛合したパネル上部連繋チェーンで、前記ガ
イドレールに沿ってパネル収納部へ移行可能に昇降駆動
すべき上下複数段のパネルの上部両側を連繋吊持し、且
つ、前記パネル収納部内には前記上部駆動スプロケット
をパネル収納方向側へ通過した前記パネルの上部両側を
支持するパネル上部支持レールを配置すると共に、前記
パネル収納部内の下部には、前記上部駆動スプロケット
と同期回転駆動される下部駆動スプロケットを配置し、
この下部駆動スプロケットに噛合したパネル下部連繋チ
ェーンで前記各パネルの下部中間部を連繋し、該パネル
の下部をパネル収納位置で支持するパネル下部支持レー
ルを設けたものである。 この発明の請求項２に係るパネルシャッター駆動装置は
、各パネルの両側上部をロングピンでパネル上部連繋チ
ェーンに回動自在に連結し、そのロングピンの外端部に
は、パネル上部支持レールに転動自在に支承させる上部
ガイドローラを回転自在に取付けると共に、前記各パネ
ルの下部中間部には、パネル収納部内でパネル収納方向
側に位置して下方に突出するピンブラケットを一体的に
設け、このピンブラケットには、前記パネル下部連繋チ
ェーンを貫通するロングピンを介して下部ガイドローラ
を回転自在に取付け、この下部ガイトローラをパネル収
納位置で前記パネル下部支持レールにより転動自在に支
持させるようにしたものである。

【作　用】

この発明の請求項１におけるパネルシャッター駆動装置
は、各パネルの上部両側が上部駆動スプロケットに噛合
したパネル上部連繋チェーンで、且つ、前記各パネルの
下部中間部が下部駆動スプロケットに噛合したパネル下
部連繋チェーンでそれぞれ連繋され、それらのチェーン
でパネル荷重を該パネルの両側上部と中間下部とで分担
支持しているので、パネル両側部のみを吊持していたチ
ェーンに比して前記各チェーンの必要強度を低下させる
ことが可能となるのみならず、前記上部駆動スプロケッ
トと前記下部駆動スプロケットの同期回転駆動によるパ
ネル昇降駆動時に、該パネルがガイドレール間で下方に
撓んだり振れたりするようなことがなく、該パネルの安
定昇降動作を得ることができる。しかも、パネル収納時
には、上部駆動スプロケットをパネル収納方向に通過し
た各パネルの上部両側がパネル上部支持レール上に移行
して吊持され、これによって、前記各パネル相互が平行
隣接した折畳収納状態に保持されるが、このとき、各パ
ネルの上部両側を連繋してパネル上部連繋チェーンは各
パネルの両側外方で垂下し、且つ、各パネルの下部中間
部を連繋しているパネル下部連繋チェーンは各パネルの
下方に垂下するので、そのパネル下部連繋チェーンがパ
ネル相互間に介入垂下するようなことがなくなる。この
ため、パネル収納時のパネル並びがチェーンで邪魔され
るようなことがなくなり、各パネル相互を隙間なくコン
パクト収納することが可能で、パネル収納部の小型化が
図れる。 この発明の請求項２におけるパネルシャッター駆動装置
は、パネル収納時において、各パネル両側の上部ガイド
ローラがパネル上部支持レールに支持されると同時に、
前記各パネルの下部中間部の下部ガイドローラがパネル
下部支持゛レールに支持され、もって、パネル荷重が前
記パネル上部支持レールとパネル下部支持レールとで支
えられる。

【実施例】

以下、この発明の一実施例を図について説明する。 第１図において、工はシャッター開閉用開口の両側に起
立配置された中空部材からなる左右一対のガイドレール
であり、これらの対向面部にはパネル昇降ガイド用の縦
長開口溝が設けられている。 また、前記ガイドレール１の上部には、パネル収納部を
形成するパネル収納用ブラケット２が配置されている。 このパネル収納用ブラケット２の上部対向位置には、第
２図および第３図に示すように、パネル駆動系の左右一
対の上部駆動スプロケット３が回転自在に軸支されてい
る。 これらの上部駆動スプロケット３は、それぞれの同軸上
に小径の伝動スプロケット３ａを一体に有している。 そして、前記各上部駆動スプロケット３には、前記各ガ
イドレール１内を昇降可能で且つ前記上部駆動スプロケ
ット３からパネル収納方向へ移行可能なパネル上部連繋
チェーン４が噛合している。 これらのパネル上部連繋チェーン４は、前記各ガイドレ
ールｌに沿って昇降可能な上下複数段のパネル５の上部
両側を回動自在に連繋吊持している。 その連繋手段として、前記各パネル上部連繋チェーン４
のパネル取付部には、そのチェーンリンクを貫通するロ
ングピンＰ１が設けられ、このロングピンＰ１によって
前記各パネル５の上部両側か回動自在に連結されている
。 また、前記ロングピンＰ１の外端部には、前記パネル収
納用ブラケット２に配置されたパネル上部支持レール６
上に転動移行可能な上部ガイドローラＲ１が回転自在に
取付けられている。 ここで、図示例の前記各パネル５は、第５図に示すよう
に、中間部で所定の角度に折曲形成され、前記ガイドレ
ール１間で例えば建物のコーナー開口部を開閉する形状
となっている。 また、パネル収納部において、前記パネル収納用ブラケ
ット２の相互間には、前記パネル上部支持レール６に支
持されて垂下するパネル５の中間下部近傍に位置する中
間ブラケット７が配置されている。 この中間ブラケット７には、パネル駆動系の下部駆動ス
プロケット８が回転自在に軸支され、該下部駆動スプロ
ケット８は前記上部駆動スプロケ、７ト３の場合と同様
に小径の伝動スプロケット８ａを同軸上で一体に有して
いる。 そして、前記下部駆動スプロケット８にはパネル下部連
繋チェーン９が噛合している。 このパネル下部連繋チェーン９には、前記各パネル５の
中間下部が連繋されている。 その連繋手段として、前記各パネル５の中間下部には、
パネル収納部内でパネル収納方向側に突出し且つ下方に
延びるピンブラケット１０が一体突設されている。そし
て、このピンブラケット１０には、前記パネル下部連繋
チェーン９のチェーンリンクを貫通するロングピンＰ２
が連結されている。このロングピンＰ２の先端部には下
部ガイドローラＲ２が回転自在に取付けられている。 また、前記中間ブラケット７ムこは、前記下部駆動スプ
ロケット８近傍よりパネル収納方向に向って横方向に延
び、前記下部ガイドローラＲ２を転動自在に支承するた
めのパネル下部支持レール１１が配置されている。 ここで、前記上部駆動スプロケット３と前記下部駆動ス
プロケット８とは同期して同一方向に回転駆動されるよ
うになっている。 その同期回転駆動手段として、前記パネル収納用ブラケ
ット２の下部には、前記上部駆動スプロケット３に対応
する左右の中間伝動スプロケット１２が同軸上で一体回
転自在に軸支され、また、その同軸上には前記下部駆動
スプロケット８に対応する中間伝動スプロケット１３（
この中間伝動スプロケット１３は左右の中間伝動スプロ
ケット１２に同軸上にあって該中間伝動スプロケット１
２で隠れているため図示されていない）が一体的に設け
られている。 そして、前記上部駆動スプロケット３の伝動スプロケッ
ト３ａと前記中間伝動スプロケット１２とに伝動チェー
ン１４が噛合巻回され、且つ、前記下部駆動スプロケッ
ト８の伝動スプロケット８ａとこれに対応する中間伝動
スプロケット１３とに伝動チェーン１５が噛合巻回され
ている。なお、前記中間伝動スプロケッ）１２．１３の
何れか一つは二段スプロケットから成ってギアードモー
タ等の開閉機（図示せず）に連動されている。 次に動作について説明する。 上部駆動スプロケット３と下部駆動スプロケット８がパ
ネル収納方向に同期回転駆動されると、それらに噛合し
たパネル上部連繋チェーン４とパネル下部連繋チェーン
９とで支持されている各パネル５がガイドレール１に沿
って上昇し、パネル収納用ブラケット２相互間（パネル
収納部）に進入してくる。 そして、パネル５の上部ガイドローラＲ１が上部駆動ス
プロケット３をパネル収納方向へ通過すると同時に、前
記パネル５の下部ガイドローラＲ２も下部駆動スプロケ
ット８をパネル収納方向へ通過する。 これにより、前記上部ガイドローラＲ１はパネル上部支
持レール６上に、且つ、前記下部ガイドローラＲ２はパ
ネル下部支持レールＩＩ上にそれぞれ移行する。 もって、前記上部駆動スプロケット３と前記下部駆動ス
プロケット８とをパネル収納方向に横送りされたパネル
５は、その両側上部がパネル上部支持レール６で、且つ
、中間下部がパネル下部支持レール１１で支持される。 このようにしてパネル上部支持レール６とパネル下部支
持レール１１とで支持されたパネル５は後続のパネルで
順次収納方向に押されて平行隣接状態に収納保持される
。 このとき、前記各パネル５の両側上部を連繋しているパ
ネル上部連繋チェーン４は各パネル５の両側部に沿って
垂下し、且つ、前記各パネル５の中間下部を連繋してい
るパネル下部連繋チェーン９は、各パネル５の下方に垂
下する。このため、前記パネル上部連繋チェーン４は元
より前記パネル下部連繋チェーン９がパネル５相互間に
介入垂下するようなことはない。従って、前記パネル上
部支持レール６とパネル下部支持レール１１とで支持さ
れたパネル５の並びがそれらの連繋チェーン４．９で邪
魔されるようなことがなく、各パネル５は殆ど隙間なく
コンパクト収納される。 なお、上記実施例において、パネル５は第５図に例示し
た形状のものに限定されるものではなく、通常の平板形
状のものであってもよい。また、上記実施例では、各パ
ネル５の中間下部の一個所をパネル下部連繋チェーン９
で連繋する場合について述べたが、前記各パネル５の両
側端間である中間下部の複数個所を複数のパネル下部連
繋チェーン９で連繋してもよく、この場合、そのパネル
下部連繋チェーン９の本数と同数の下部駆動スプロケッ
ト８を同軸上に設ければよい。更に、上部駆動スプロケ
ット３および下部駆動スプロケット８のそれぞれの近傍
には、それらのスプロケットからパネル連繋チェーン４
，９が離脱するのを防止し、且つ、該パネル連繋チェー
ン４，９を所定の移動方向に指向するためのチェーン押
え板を配置することが好ましい。

【発明の効果】

以上のように、この発明によれば、各パネルの上部両側
を上部駆動スプロケットに噛合したパネル上部連繋チェ
ーンで、且つ、前記各パネルの下部中間部を下部駆動ス
プロケットに噛合したパネル下部連繋チェーンでそれぞ
れ連繋したことにより、それらのチェーンでパネル荷重
を該パネルの両側上部と中間下部とで分担支持している
ので、パネル両側部のみを吊持していた従来のパネル連
繋チェーンに比して前記各チェーンの必要強度を低下さ
せることが可能となるのみならず、前記上部駆動スプロ
ケットと前記下部駆動スプロケットの同期回転駆動によ
るパネル昇降駆動時に、該パネルがガイドレール間で下
方に撓んだり振れたりするようなことがなく、該パネル
の安定昇降動作を得ることができる。しかも、パネル収
納時には、各パネルの上部両側を連繋してパネル上部連
繋チェーンが各パネルの両側外方で垂下し、且つ、各パ
ネルの下部中間部を連繋しているパネル下部連繋チェー
ンが各パネルの下方に垂下するので、そのパネル下部連
繋チェーンがパネル相互間に介入垂下するようなことが
なくなり、このため、パネル収納時のパネル並びがチェ
ーンで邪魔されるようなことがなく、各パネル相互を隙
間なくコンパクト収納することができ、パネル収納部の
小型化が図れる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるパネルシャッターの
正面図、第２図は第１図におけるパネル収納部の拡大断
面図、第３図は第２図の■−■線断面図、第４図は第３
図における下部駆動スプロケット部分の拡大断面図、第
５図はパネルの一例を示す平面図である。 １・・・ガイドレール、２・・・パネル収納用ブラケッ
ト（パネル収納部）、３・・・上部駆動スプロケット、
４・・・パネル上部連繋チェーン、５・・・パネル、６
・・・パネル上部支持レール、８・・・下部駆動スプロ
ケット、９・・・パネル下部連繋チェーン、１０・・・
ビンブラケット、１１・・・パネル下部支持レール、Ｐ
ｌ。 Ｒ２・・・ロングピン、Ｒ１・・・上部ガイドローラ、
Ｒ２・・・下部ガイドローラ。 特　許　出　願　人　　文化シャンク−株式会社同　　
　上　　　　ルミッター工業株式会社第１図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）シャッター開閉用開口の両側で起立する左右一対
   のガイドレールに沿ってそれらに連なるパネル収納部へ
   移行可能に昇降駆動すべき上下複数段のパネルを、パネ
   ル駆動系スプロケットに噛合したチェーンで連繋して昇
   降駆動するパネルシャッター駆動装置において、前記パ
   ネル収納部内の上部に配置された左右一対の上部駆動ス
   プロケットと、これらの上部駆動スプロケットに噛合し
   て前記各パネルの両側上部を連繋するパネル上部連繋チ
   ェーンと、前記パネル収納部内で前記上部駆動スプロケ
   ットをパネル収納方向側に通過した前記パネルの上部両
   側を支持するパネル上部支持レールと、前記パネル収納
   部内の下部に配置され、前記上部駆動スプロケットと同
   期回転駆動される下部駆動スプロケットと、この下部駆
   動スプロケットに噛合して前記各パネルの下部中間部を
   連繋するパネル下部連繋チェーンとを備えたパネルシャ
   ッター駆動装置。
2. （２）前記各パネルの両側上部はロングピンを介して前
   記パネル上部連繋チェーンに回動自在に連結され、且つ
   、前記ロングピンの外端部には、前記パネル上部支持レ
   ールに転動自在に支承させる上部ガイドローラが回転自
   在に取付けられ、また、前記各パネルの下部中間部には
   、パネル収納部内でパネル収納方向側に位置して下方に
   突出するピンブラケットが一体的に設けられ、このピン
   ブラケットには、前記パネル下部連繋チェーンを貫通す
   るロングピンを介して下部ガイドローラが回転自在に取
   付けられ、この下部ガイドローラがパネル収納位置で前
   記パネル下部支持レールにより転動自在に支持されるよ
   うになっていることを特徴とする請求項１記載のパネル
   シャッター駆動装置。