JPH04172957A - 面対向型モータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は面対向型モータに関し、詳しくは円板状のロー
タヨークを有し、該ヨークに固着された駆動用マグネッ
トと、別に固定された駆動用コイルとが平面的に対向す
る面対向型モータであって、ロータヨークの所定の回転
位相を磁気的に検出するインデックス検出機構を有した
面対向型モータに関するものである。

［従来の技術〕 磁気記録媒体としてのフレキシブルな磁気ディスク、い
わゆるフロッピーディスクに情報の磁気記録または再生
を行なうフロッピーディスクドライブ装置（以下、ＦＤ
Ｄと略称する）において、ディスクを回転駆動する駆動
源のディスク駆動モータに上記の面対向型モータが広（
用いられており、その場合に同モータにはロータヨーク
の所定の回転位相、即ちディスクの所定の回転位相を検
出するインデックス検出機構が設けられる。

第５図に従来のＦＤＤのディスク駆動モータの全体の断
面を示し、第６図に同モータのインデックス検出機構を
示しである。

第５図において符号１はロータヨークであり、強磁性体
から外周に低い縁を有した円板状に形成されている。ロ
ータヨーク１は、その下面の中心に植設されたンヤフト
５を回転中心として回転可能に、設けられており、シャ
フト５はモータの）＼ウジング７に嵌合されたベアリン
グ４と滑り軸受６により回転可能に軸受されている。

またロータヨーク１の下面には駆動用マグネット２が固
着されており、このマグネット２に平行に対向して駆動
用コイル３が設けられている。コイル３はハウジング７
に固定されたステータヨークＢ上に固定されており、コ
イル３上にはプリント基板１３が設けられている。

更に第６図にも示すように、ロータヨークｌ外周の所定
部位には上述のインデックス検出機構を構成する検出用
マグネットＩＯが固着されている。またロータヨーク１
外周の近傍の所定位置にはヨーク１１に検出用コイル１
２を巻回して構成された磁気センサが設けられており、
ロータヨーク１の所定の回転位相、即ち不図示のディス
クの所定の回転位相で検出用マグネット１０がヨーク１
１に近接して正対し、マグネット１０の磁束がコイル１
２に印加されるようになっている。

このような構成のもとにモータの駆動時には、駆動用コ
イル３の通電が切り換えられることにより、コイル３と
駆動用マグネット２間に作用する磁力でマグネット２と
共にロータヨークｌが第６図中矢印ａ方向に回転する。

この回転に伴なって検出用マグネット１０がヨーク１１
の前を横切るときに検出用コイル１２に印加される磁束
の量が急激に変化し、この磁束変化に応じて検出用コイ
ル１２にロータヨークｌの１回転につき１パルスのイン
デックス信号が発生し、モータの不図示の駆動制御回路
に出力される。

なおロータヨーク１の回転により、ロータヨークｌ上に
不図示のチャッキング機構を介して保持されるディスク
が回転する。また、このモータの近傍には一対の磁気ヘ
ッド１５がキャリッジ１６に搭載されて設けられており
、キャリッジ１６の駆動によりディスクの径方向に沿っ
て移動し、回転するディスク両面の任意のトラックに対
し摺動接触して記録、再生を行なうようになっている。

［発明が解決しようとしている課題］ しかしながら上記従来例では、ロータヨークＩの外周に
設けられた検出用マグネット１０がロータヨーク１の回
転に伴なって磁気ヘッド１５の前を横切る時、検出用マ
グネット１０からの漏洩磁束が磁気ヘッド１５に拾われ
、磁気ノイズとなってしまうという欠点があった。

そこで本発明の課題は、インデックス検出機構を有した
面対向型モータにおいて上記のような問題を防止できる
インデックス検出機構の構成を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するため本発明によれば、円板状のロ
ータヨークを有し、該ロータヨークの所定の回転位相を
磁気的に検出するインデックス検出機構を有した面対向
型モータにおいて、前記インデックス検出機構の構成部
材として、前記ロータヨーク外周の所定部位に固着され
た検出用ヨークと、前記ロータヨーク外周の近傍の所定
位置に固定された検出用マグネットと、該マグネットの
磁束が印加される検出用コイルが設けられ、前記ロータ
ヨークの所定の回転位相で前記検出用ヨークが前記検出
用マグネットから前記検出用コイルに印加される磁束の
通る磁気回路の一部となるようにした第１の構成、及び
、 前記インデックス検出機構の構成部材として、前記ロー
タヨーク外周の近傍の所定位置に固定された検出用マグ
ネットと、該マグネットの磁束が印加される検出用コイ
ルが設けられるとともに、前記ロータヨーク外周が前記
検出用マグネットから前記検出用コイルに印加される磁
束の通る磁気回路の一部となるように構成され、且つ該
ロータヨーク外周の所定部位に切り欠き部が形成され、
前記ロータヨークの所定の回転位相で前記切り欠き部に
より前記磁気回路の一部が遮断されるようにした第２の
構成を採用した。

［作　用］ 上記の第１の構成によれば、ロータヨークの所定の回転
位相で検出用ヨークが検出用マグネットから検出用コイ
ルに印加される磁束の通る磁気回路の一部となることに
より、検出用コイルに印加される磁束の量が急激に変化
（増加）し、前記所定回転位相の検出、即ちインデック
ス検出がなされる。

また第２の構成によれば、ロータヨークの所定の回転位
相でロータヨーク外周の切り欠き部により前記磁気回路
の一部が遮断されることにより、検出用コイルに印加さ
れる磁束の量が急激に変化（減少）し、インデックス検
出がなされる。

要するに本発明によれば、所定位置に固定された検出用
マグネットと検出用コイルにより、ロータヨーク外周の
所定部位に固着した検出用ヨーク、またはロータヨーク
外周の所定部位に形成した切り欠き部を磁気的に検出す
ることによりインデックス検出を行なう。

［実施例］ 以下、図を参照して本発明の実施例の詳細を説明する。

なお、ここでは面対向型モータの実施例としてＦＤＤの
ディスク駆動モータを例示しており、実施例を示す第１
図〜第４図において従来例の第５図および第６図中と共
通もしくは対応する部分には共通の符号が付してあり、
共通部分の説明は省略し、異なる部分のみ説明する。

第１実施例 第１図は本発明の第１実施例によるディスク駆動モータ
全体の構造を示し、第２図は同モータのインデックス検
出機構部を示している。

両図に示すように本実施例では、インデックス検出機構
の構成部材である検出用マグネット１０は、先述の従来
例と異なり、ロータヨーク１から離れてロータヨークエ
の磁気ヘッド１５側と反対側の外周近傍の所定位置に固
定して設けられている。検出用マグネット１０は略Ｃ字
形のヨーク１１の上端部に固着されており、このヨーク
１１の下端部には検出用コイル１２が巻回されている。

ヨーク１１は検出用マグネットＩＯから検出用コイル１
２に印加される磁束の通る磁気回路の一部を構成する。

一方、ロータヨーク１外周のインデックスに対応した所
定の回転位相の部位には、インデックス検出機構の他の
構成部材として検出用ヨーク９が固着されており、ロー
タヨークｌの所定の回転位相で検出用マグネット１０と
近接して正対するようになっている。

このような構成のもとに、第２図中矢印ａ方向に回転す
るロータヨーク１の回転位相により、検出用ヨーク９が
検出用マグネットｌＯと正対する時は、両部材９．１０
とヨーク１１によりリング状の磁気回路が形成され、検
出用マグネットｌＯからの磁束が前記磁気回路を介して
検出用コイル１２に多量に印加される。

またロータヨークｌの回転位相により検出用ヨーク９が
検出用マグネットｌＯと正対する位置から離れると、上
記リング状磁気回路の検出用ヨーク９部分が欠け、検出
用コイル１２に印加される検出用マグネットＩＯからの
磁束が急激に減少する。

このようにしてロータヨーク１の回転に伴なって検出用
ヨーク９が検出用マグネット１０の前を横切る時に検出
用コイル１２に印加される磁束が急激に変化（増加）し
、これに応じて検出用コイルＩ２にロータヨーク１の１
回転につき１パルスのインデックス信号が発生し、出力
される。

以上のような本実施例によれば、ロータヨーク１の外周
に固着した検出用ヨーク９を磁気的に検出してインデッ
クス検出を行なう構成であり、検出用マグネット１０は
所定位置に固定される構成である。そして検出用マグネ
ット１０はロータヨーク１の磁気ヘッド１５側と反対側
の外周近傍の所定位置で磁気ヘッド１５からかなり離れ
た位置に固定されるので、磁気ヘッド１５に達する検出
用マグネット】Ｏからの漏洩磁束は極めて少なく、それ
による磁気ノイズは殆ど無くなる。

第２実施例 次に第３図は本発明の第２実施例によるＦＤＤのディス
ク駆動モータ全体の構造を示し、第４図は同モータのイ
ンデックス検出機構部を示している。

本実施例では、第１実施例と同様のインデックス検出機
構を構成する検出用マグネットｌＯ、ヨーク１１．及び
検出用コイル１２からなるユニットがロータヨークｌの
磁気ヘッド１５側と反対側の外周近傍の所定位置に固定
されており、第１実施例の場合より検出用マグネット】
０がロータヨーク１外周に接近して設けられている。

一方、ロータヨーク１外周のインデックスに対応する所
定の回転位相の部位には切り欠き部Ｉ４が形成されてお
り、ロータヨーク１の所定の回転位相で検出用マグネッ
ト１０と正対する様になっている。

このような構成のもとに、第４図中矢印ａ方向に回転す
るロータヨーク１の回転位相により、ロータヨーク１の
切り欠き部１４が検出用マグネット１０と正対せず離れ
ている時は、ロータ。

ヨークｌの外周、検出用マグネット１０、及びヨーク１
１によりリング状の磁気回路が形成され、検出用マグネ
ット１０からの磁束が前記磁気回路を介して検出用コイ
ル１２に多量に印加される。

またロータヨーク１の回転位相により切り欠き部１４が
検出用マグネット１０と正対すると、上記リング状磁気
回路のロータヨーク１の外周部分が欠ける、即ち磁気回
路がそこで遮断されるので、検出用コイル１２に印加さ
れる検出用マグネット１０からの磁束が急激に減少する
。

このようにしてロータヨークｌの回転に伴なって切り欠
き部１４が検出用マグネット１０の前を横切る時に検出
用コイル１２に印加される磁束が急激に変化（減少）し
、検出用コイル１２にロータヨーク１の１回転につき１
パルスのインデックス信号が発生し、出力される。

以上のような本実施例によれば、ロータヨークｌ外周の
切り欠き部１４を磁気的に検出することによってインデ
ックス検出を行なう構成であり、第１実施例と同様に検
出用マグネット１０は磁気ヘッド１５からかなり離れた
所定位置に固定されるので、磁気ヘッド１５に対するマ
グネットｌ。

の漏洩磁束による磁気ノイズは殆ど無くなる。

なお以上のようなインデックス検出機構に関わる構成は
、ＦＤＤのディスク駆動モータとしての面対向型モータ
に限らず、他のダイレクトドライブモータに適用しても
良いことは勿論である。

［発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明の面対向型モー
タによれば、ロータヨーク外周の近傍の所定位置に固定
された検出用マグネットと、該マグネットの磁束が印加
される検出用コイルにより、ロータヨーク外周の所定部
位に固着した検出用ヨーク、またはロータヨーク外周の
所定部位に形成した切り欠き部を磁気的に検出してイン
デックス検出を行なう構成であり、検出用マグネットは
所定位置に固定され、移動されないので、従来のように
検出用マグネットが移動（回転）されることによる磁気
ノイズなどの問題を防止できるという優れた効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例によるＦＤＤのディスク駆
動モータの構造を示す断面図、第２図は同モータのイン
デックス検出機構部を示す斜視図、第３図は第２実施例
によるディスク駆動モー夕の断面図、第４図は同モータ
のインデックス検出機構部の斜視図、第５図は従来のデ
ィスク駆動モータの断面図、第６図は同モータのインデ
ックス検出機構部の斜視図である。 ■・・ロータヨーク　２・・・駆動用マグネット３・・
・駆動用コイル　４・・ベアリング５・・・シャフト　
　　６・・・滑り軸受７・・・ハウジング　　８・・・
ステータヨーク９・・・検出用ヨーク　ＩＯ・・・検出
用マグネット１１・・・ヨーク　　　１２・・・検出用
コイル１３・・・プリント基板 １４・・・切り欠き部　１５・・・磁気ヘッド特許出願
人　キャノン電子株式会社 ｃｎ’ｌＩ’９ｍ 第６図 ＱＱ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）円板状のロータヨークを有し、該ロータヨークの所
   定の回転位相を磁気的に検出するインデックス検出機構
   を有した面対向型モータにおいて、 前記インデックス検出機構の構成部材として、前記ロー
   タヨーク外周の所定部位に固着された検出用ヨークと、
   前記ロータヨーク外周の近傍の所定位置に固定された検
   出用マグネットと、該マグネットの磁束が印加される検
   出用コイルが設けられ、 前記ロータヨークの所定の回転位相で前記検出用ヨーク
   が前記検出用マグネットから前記検出用コイルに印加さ
   れる磁束の通る磁気回路の一部となるように構成された
   ことを特徴とする面対向型モータ。 ２）円板状のロータヨークを有し、該ロータヨークの所
   定の回転位相を磁気的に検出するインデックス検出機構
   を有した面対向型モータにおいて、 前記インデックス検出機構の構成部材として、前記ロー
   タヨーク外周の近傍の所定位置に固定された検出用マグ
   ネットと、該マグネットの磁束が印加される検出用コイ
   ルが設けられるとともに、前記ロータヨーク外周が前記
   検出用マグネットから前記検出用コイルに印加される磁
   束の通る磁気回路の一部となるように構成され、且つ該
   ロータヨーク外周の所定部位に切り欠き部が形成され、 前記ロータヨークの所定の回転位相で前記切り欠き部に
   より前記磁気回路の一部が遮断されるように構成された
   ことを特徴とする面対向型モータ。