JPH0511777U - ブラシレスモータのロータ装置 - Google Patents

ブラシレスモータのロータ装置

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JPH0511777U
JPH0511777U JP5807091U JP5807091U JPH0511777U JP H0511777 U JPH0511777 U JP H0511777U JP 5807091 U JP5807091 U JP 5807091U JP 5807091 U JP5807091 U JP 5807091U JP H0511777 U JPH0511777 U JP H0511777U
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JP
Japan
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magnet
rotor
motor
brushless motor
rotor frame
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好文 下垣
島田  秀樹
元善 川井
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTR,FDD等の駆動制御用に使用される
ブラシレスモータにおいて、モータの回転ムラ,漏洩磁
束,トルク特性を維持しつつモータの小型,薄型化を実
現できるブラシレスモータのロータ装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 ロータを構成するロータフレーム7におい
て、ロータフレーム開放端面をある曲率をもって折り返
し、フランジ部を構成しロータのイナーシャ効果をもた
せると同時に、周波数発電用マグネット11と位置検出
用マグネット8を一体化し、かつ磁気回路を構成するこ
とによりモータの回転ムラ,周囲への漏洩磁束,トルク
特性を維持しモータの小型,薄型化を図ることができる
ブラシレスモータのロータ装置が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフロッピーディスク用スピンドルモータ,VTR用シリンダードラム モータ等に使用されるブラシレスモータのロータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、OA機器,音響,映像機器における軽薄短小化が進み、駆動制御機構の 中枢部の構成部品であるモータの構造は小型,薄型化が要求されている。
【0003】 以下に従来のブラシレスモータのロータ装置について説明する。 図3は従来のブラシレスモータのロータ装置例としてフロッピーディスク用ス ピンドルモータの断面図を示すものである。図3において1はシャフト、2はス ピンドルハブ、3はハブマグネット、4は駆動ピン、5はリンク、6はリンク支 柱である。7はロータフレーム、8はロータの1回転につき1回のパルス信号( 以下PG信号と略記する)を発生させるためのマグネット(以下PGマグネット と略記する)、9は感磁素子(一般的にはホール素子,ホールIC)、10はメ インマグネット、11は周波数発電用マグネット(以下FGマグネットと略記す る)である。更に12は電機子コイル、13は電機子コア、14はステータ基板 、15はハウジングである。
【0004】 以上の様に構成されたブラシレスモータのロータ装置について、以下その動作 について説明する。まず、フロッピーディスク装置にディスクが挿入されるのに 伴ってディスクハブはハブマグネット3に磁気吸引され、モータが回転し始めロ ータが1回転する間に駆動ピン4がディスク挿入孔にチャッキングされ、モータ とディスクとが一体となって回転する。一方、ロータが回転し始めると、ロータ フレーム7の開放端面をほぼ直角に折り曲げたフランジ部に取り付けられたFG マグネット11とそれと対向して配置される発電線素とによりモータの回転速度 信号(以下FG信号と略記する)が得られ、モータの回転制御がなされると同時 にPGマグネット8とこれに対向した感磁素子9(一般的にはホール素子,ホー ルIC)によりロータが回転する度に磁束を検出し、1回転に1回のインデック スパルス信号(以下PG信号と略記する)を発生し、ディスク情報の読み出しあ るいはディスクへの書き込み位置の検出が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、FDDの薄型に伴ってモータの薄型を図る 中で1個のロータフレーム上にメインマグネット,FGマグネット,PGマグネ ットを配設するためにロータフレーム開放端面をほぼ直角に折り曲げフランジ部 を構成し、この部分にFGマグネット,PGマグネットを取り付けたためメイン マグネットがロータフレームから一部飛びだしメインマグネットの完全な磁気回 路を構成することが出来なくなり、モータのトルクの低下を招くことになる。ま たFGマグネットを薄型にし、かつPGマグネットを小型にせざるをえなくなり 、磁束密度低下に伴うFG信号出力,PG信号出力の低下、また、PGマグネッ ト露出による漏洩磁束の増大等の問題点を有していた。
【0006】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、モータの制御性能,トルク特性 ,漏洩磁束特性を維持しつつモータの薄型化を実現することのできるブラシレス モータのロータ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案のブラシレスモータのロータ装置は、カップ 状のロータフレームの開放端面を切断することなくロータフレームを連続的かつ ある曲率をもって外周面に沿って折り返し、開放端面と段差を設けてフランジ部 を形成し、このロータフレームにFGマグネット及びFGマグネットの1部に切 り欠き部を設け、PGマグネットを配設した構造を特徴とする。
【0008】
【作用】
この構成によってメインマグネットの完全な磁気回路が構成でき、かつFGマ グネットの厚みを増すことにより磁束を高め、このFGマグネットの1部に切欠 き部を設けPGマグネットを配設することにより、ロータのイナーシャの低下防 止,モータの制御性能,トルク特性,漏洩磁束特性を維持しつつモータの薄型が 可能となる。
【0009】
【実施例】
以上本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0010】 図1は本考案実施例におけるブラシレスモータのロータ装置例としてFDD用 スピンドルモータの断面図を示すものであり、図2(a)はロータ装置の断面図 、図2(b)はシャフト先端部から見たロータ平面図を示すものである。
【0011】 図1において1はシャフト、2はスピンドルハブ、3はハブマグネット、4は 駆動ピン、5はリンク、6は支柱である。7はロータフレーム、8はPGマグネ ット、9は感磁素子、10はメインマグネット、11はFGマグネットである。
【0012】 以上のように構成されたブラシレスモータのロータ装置について、以下にその 動作について説明する。まず、FDD装置にディスクが挿入されるのに伴ってデ ィスクハブはハブマグネット3に吸引され、モータが回転し始めロータが1回転 する間に駆動ピン4がディスク挿入孔にチャッキングされ、モータとロータとが 一体となって回転する。ロータが回転し始めると図2(a)に示すようにロータ フレーム開放端部7aから折り返して形成されているフランジ部7bに形成され たFGマグネット11とそれと対向して配置される発電素子とによりモータの回 転速度信号が得られ、また図2(b)のロータフレーム7のフランジ部7bの先 端部に突起部7cおよびFGマグネット切り欠き部11aに固着したPGマグネ ット8と感磁素子9によりロータ1回転に1回のPG信号を発生する。ちなみに 上記実施例において、ハブマグネット3およびFGマグネット11はゴムまたは 樹脂の磁性材料としロータフレーム7への固着は接着,粘着テープあるいは一体 成形等により行われるものとする。またPGマグネット8はロータフレーム突起 部7cとFGマグネットの切り欠き部11aに接着あるいは圧入固定するものと する。
【0013】 以上のように本実施例によれば、ロータフレーム開放端部7aを切断すること なく連続的かつある曲率をもってロータフレーム外周面に沿って折り返し、開放 端面と段差を設けてフランジ部7bを形成し、FGマグネット11とPGマグネ ット8を一体に形成すれば、ロータイナーシャの低下防止となりモータ制御性能 の維持,FGマグネット8の十分な体積確保によるFG信号のS/N比改善,ロ ータフレーム突起部7cによるPGマグネット8の漏洩磁束低減へのシールド効 果、更にはメインマグネット10の完全な磁気回路構成によるモータトルクの維 持等特性を悪化させることなくモータの薄型化を実現することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案はロータフレーム開放端部を切断することなくある曲率を もって形成し、かつこのロータフレーム開放端部の延長した面をロータフレーム 外周面に沿って折り返し、開放端面と段差を設けてフランジ面を構成し、この面 にFGマグネット,PGマグネットを構成することにより、従来のモータ制御性 能,トルク特性,漏洩磁束特性を維持しつつモータの薄型化を実現できるもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるブラシレスモータの
断面図
【図2】(a)本考案実施例におけるロータ装置の断面
図 (b)本考案実施例におけるロータ装置の平面図
【図3】従来のブラシレスモータの断面図
【符号の説明】
1 シャフト 2 スピンドルハブ 3 ハブマグネット 4 駆動ピン 5 リンク 6 支柱 7 ロータフレーム 7a ロータフレーム開放端部 7b ロータフレームフランジ部 7c ロータフレーム突起部 8 PGマグネット 9 感磁素子 10 メインマグネット 11 FGマグネット 11a FGマグネット切り欠き部 12 電機子コイル 13 電機子コア

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】カップ状のロータフレームと、このロータ
    フレームの内周面に装着された円筒状の界磁マグネット
    を有し、前記ロータフレームの開放端面の外周側に周波
    数発電用マグネットと位置検出用マグネットとを具備し
    てなるブラシレスモータのロータ装置において、前記ロ
    ータフレームの開放端面を切断することなく連続的かつ
    ある曲率をもってロータフレーム外周面に沿って折り返
    し、開放端面と段差を設けてフランジ部を構成し、この
    フランジ部に周波数発電用マグネットと位置検出用マグ
    ネットとを配設したことを特徴とするブラシレスモータ
    のロータ装置。
JP5807091U 1991-07-24 1991-07-24 ブラシレスモータのロータ装置 Expired - Lifetime JP2539861Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPH0511777U true JPH0511777U (ja) 1993-02-12
JP2539861Y2 JP2539861Y2 (ja) 1997-07-02

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001347477A (ja) * 2000-06-08 2001-12-18 Sanyo Denki Co Ltd 搬送用ロボット
JP2020162399A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 キヤノンプレシジョン株式会社 ブラシレスモータ
WO2021125620A1 (ko) * 2019-12-18 2021-06-24 엘지이노텍 주식회사 모터

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JP2020162399A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 キヤノンプレシジョン株式会社 ブラシレスモータ
WO2021125620A1 (ko) * 2019-12-18 2021-06-24 엘지이노텍 주식회사 모터

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JP2539861Y2 (ja) 1997-07-02

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